CLR/H in Tokyo 第 4 回 - あらためて Hyper-V 仮想マシンの BCP / DR...
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あらためて Hyper-V 仮想マシンのBCP / DR 対策について考える
CLR/H in Tokyo 第 4 回2014/09/06
Microsoft MVP - SCCDMこげさか
• 個人的視点 / 見解における内容 (2014/09/06 時点 ) となります• Preview 版から GA (Generally Available) 、アップデートなどの理
由により動作および操作方法が異なる場合があります• 所属している会社、および Microsoft 社の正式な回答 / 見解では
ありません
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このセッションについて
自己紹介
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• こげさか (kogesaka) • オンライン、 SNS で使用• 小賀坂 優 (Yu Kogasaka)
• Microsoft MVP• System Center Cloud and Datacenter Management
(Jan 2012 - Dec 2014)
• オンライン、 SNS• Blog: 焦げ log (http://kogelog.wordpress.com/)• Twitter: kogesaka (https://twitter.com/kogesaka/)• Facebook: kogesaka (http://www.facebook.com/kogesaka)
アジェンダ
• BCP / DR 対策とは• Hyper-V 仮想マシンの BCP / DR 対策で使用できる Microsoft
(Windows Server 2012 R2 / System Center 2012 R2 / Microsoft Azure) の機能• まとめ
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BCP / DR 対策とは
• BCP (Business Continuity Planning)• 日本語では「事業継続計画」• 緊急事態 ( 自然災害 / 大規模火災 / 疫病の流行 / 犯罪被害 /
社会的混乱など ) が発生した場合に、事業や業務 ( ビジネス ) が継続できるよう、また早急に復旧できるように策定される計画
• DR (Disaster Recovery)• 日本語では「災害復旧」• 緊急事態 ( 自然災害 / 大規模火災 / 疫病の流行 / 犯罪被害 /
社会的混乱など ) が発生した場合に、致命的な障害が発生したシステムを復旧 / 修復すること• 復旧 / 修復に備えた予防的措置や機能、システム、おおび運用体制など
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BCP / DR とは
• 大きな契機は、 2011/03/11 に発生した東日本大震災• 災害リスクを全く想定しない経営体制は、今や批判の対象となる状況
• 業務継続の障害となる事態の洗い出し、具体的な影響の分析、中核事業を継続あるいは早急に復旧するために優先的に維持 / 復旧すべき拠点や機能を定めていく必要がある• データの保護 / 回復• システムの多重化 / 冗長化• 障害発生時に遠方のデータセンター / クラウドへの切替
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なぜ BCP / DR 対策が必要か ?
• RTO (Recovery Time Objective 、目標復旧時間 )• WRT (Work Recovery Time 、作業復旧時間 )• MTD (Maximum Tolerable Downtime 、最大許容停止時間 )• RPO (Recovery Point Objective 、復旧時点目標 )
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BCP / DR 対策の課題
時間
業務再開回復ポイント取得
障害発生 回復、復旧
MTD
RPO WRTRTO
• システム構成• オンプレミス ( 物理 / 仮想化 )• クラウド ( プライベート / パブリック / ハイブリッド )• 多重化 / 冗長化• データの保護 / 回復 ( バックアップ / リストア )
• コスト• ハードウェア / ソフトウェア• 設計 / 構築• 運用
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BCP / DR 対策の課題
本セッションでは Hyper-V 仮想マシンに焦点を当ててご説明します
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Hyper-V 仮想マシンの BCP / DR 対策で使用できる
Microsoft (Windows Server 2012 R2 / System Center 2012 R2 / Microsoft Azure) の
機能
• 以下の機能を用いて BCP / DR 対策が可能• 仮想マシンのチェックポイント• 仮想マシンのエクスポート / インポート• WSB (Windows Server Backup) を用いたバックアップ• SC 2012 R2 - DPM (System Center 2012 R2 - Data Protection Manager)
を用いた保護• WSFC (Windows Server Failover Clustering)• Live Migration• Hyper-V Replica• Azure Site Recovery ( 旧 : Hyper-V Recovery Manager)
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Hyper-V 仮想マシンの BCP / DR 対策
• どの機能を選べればいいの ?
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機能は増えましたが…
※ 一応フィクションです
• どの機能を選べばよいか分からない• 機能の使い方が分からない• 機能を使用するときの最適な構成が
分からない• なるべくコストを掛けたくない
• 要件によって選択する機能、システム構成は変わってきます
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答えは… ?
※ 一応フィクションです
• 要件をはっきりしないことには、どの機能を選べば最善ということはない
• Bing れ、ググれ• だから要件がはっきりしないことには、
システム構成はこれだ ! 、とは言えない• コストうんぬんよりも、もっと考えない
といけないことが…
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ザ・逆ギレ
※ 一応フィクションです
( 'д'⊂彡☆ ))Д´) バカヤロー !!
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ザ・理不尽
※ 一応フィクションです
マジメニカンガエテモワカラナイノニ( 'д'⊂彡☆ ))Д´) マジメニカンガエルバカイルカヨ !!
• まずは各機能の概要、および構成を把握 / 理解しておくことで、要件に合わせた最適解を導き出すことが可能と考えます
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答えはありませんが…
• ある時点の仮想マシンの状態を採取• Windows Server 2012 までは「スナップショット」
• Windows Server の標準機能 (Hyper-V の機能 ) で利用可能• 仮想マシンの停止なしで取得可能• Windows Server 2012 R2 のみ
• 作成可能なチェックポイント数は「 50 」個まで• .avhdx / .avhd 形式 (差分形式の仮想ディスク ) が使用される• PowerShell コマンドレットでチェックポイントの操作が可能• CheckPoint-VM• Restore-VMSnapshot• Remove-VMSnapshot
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仮想マシンのチェックポイント
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仮想マシンのチェックポイント
①チェックポイントを取得する仮想マシンを選択
②[ チェックポイント ] をクリック
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仮想マシンのチェックポイント
②復元するチェックポイントを選択
③[ 適用… ] をクリック
①復元する仮想マシンを選択
④[ チェックポイントを作成して適用 ] 、もしくは[ 適用をクリック ]
• Windows Server の標準機能 (Hyper-V の機能 ) で利用可能• パススルー ディスクを用いた環境では使用不可
• チェックポイントの取得時、仮想マシンの停止なしで取得可能• Windows Server 2012 R2 のみ
• チェックポイントの適用時、適用が完了するまで使用不可• システム全体、アプリケーションの整合性までは考慮していない
• Windows Server 2008 R2 までは、ドメイン コントローラー非対応(Windows Server 2012 以降では、 VM-Generation ID により対応 )
• 複数のサーバーが存在する場合、同タイミングで取得 / 適用する必要がある• スケジューリングする場合は、タスク スケジューラーなどを使用する必要が
ある• チェックポイントの適用は、取得したサーバー上のみ
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仮想マシンのチェックポイント
• ある時点の仮想マシンの状態を他のフォルダにエクスポート、他の Hyper-V サーバーなどにインポート•Windows Server の標準機能 (Hyper-V の機能 ) で利用可能• 仮想マシンの停止なしでエクスポート可能
• Windows Server 2012 R2 のみ• スナップショットのエクスポートが可能
• 仮想マシン自体をエクスポートした際、その仮想マシンで採取したチェックポイント情報も含まれる
• PowerShell コマンドレットでエクスポート / インポートの操作が可能• Export-VM• Export-VMSnapshot• Import-VM
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仮想マシンのエクスポート / インポート
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仮想マシンのエクスポート / インポート
③エクスポート先を指定、[ エクスポート ] をクリック
①エクスポートする仮想マシンを選択
②[ エクスポート… ] をクリック
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仮想マシンのエクスポート / インポート
①[ 仮想マシンのインポート… ] をクリック
②[次へ ] をクリック
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仮想マシンのエクスポート / インポート
②[次へ ] をクリック
①インポート元のフォルダを選択
③[次へ ] をクリック
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仮想マシンのエクスポート / インポート
②[次へ ] をクリック
①項目を選択 ・ [ 仮想マシンをインプレースで登録する ]指定したフォルダーに存在する仮想マシンのファイルを直接使用
・仮想マシンを復元するGUID を変更なしで仮想マシンを登録、仮想マシンのファイルは指定したパスにコピーされる
・仮想マシンをコピーするGUID を新規に割り当てて仮想マシンを登録、仮想マシンのファイルは指定したパスにコピーされる
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仮想マシンのエクスポート / インポート
①仮想マシンの各定義ファイルを格納する場所を指定
※[ 仮想マシンをインプレースで登録する ] を選択した場合は表示されない
②[次へ ] をクリック
④[次へ ] をクリック
③保存場所を指定
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仮想マシンのエクスポート / インポート
①[完了 ] をクリック
②処理が開始される
③処理が完了したことを確認
• Windows Server の標準機能 (Hyper-V の機能 ) で利用可能• パススルー ディスクや仮想マシンに接続された iSCSI 接続ディスクなどを
用いた環境では使用不可
• インポート時、処理が完了するまで使用不可• スケジューリングする場合は、タスク スケジューラーなどを使用する
必要がある
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仮想マシンのエクスポート / インポート
• エクスポート時、仮想マシンの停止なしで取得可能• Windows Server 2012 R2 のみ• 他のサーバーに適用する際は注意が必要
• リモート共有フォルダーに対するアクセス権
• CPU (同一ベンダ ) の種類が異なる場合、互換性を設定
• CPU (別ベンダ ) の種類が異なる場合、オフラインの状態でエクスポートする必要がある
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仮想マシンのエクスポート / インポート
• Windows Server の標準機能• Windows Server バックアップの機能を追加
• Microsoft Azure Backup を用いることでクラウド上へのバックアップが可能• Azure Backup エージェント (Azure アカウント含む )• 証明書 (資格情報コンテナーの作成、構成、キーの取得など )
•ホスト OS から仮想マシンのバックアップ、リストアが可能• バックアップのスケジュールが可能• PowerShell コマンドレットでバックアップ / リストアの操作が可能
• Start-WBBackup• Set-WBSchedule• Start-WBHyperVRecovery 、など
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WSB を用いたバックアップ
•ホスト OS から仮想マシンのバックアップ / リストアが可能• 仮想マシン内のフォルダー、ファイル単位でのバックアップ / リストア不可• オンライン バックアップには、
仮想マシンに統合コンポーネントがインストールされている必要がある• VSS を使用• パススルー ディスクや仮想マシンに接続された iSCSI 接続ディスクなどを用いた環境では使用不可• 仮想ネットワーク スイッチの設定は、ホスト OS のシステム状態に保存されている
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ホスト OS 上での WSB
Hyper-V の設定、および仮想 SAN ファイバーチャネルの設定
• バックアップできるファイルシステム• NTFS 形式• ReFS 形式• CSVFS 形式
• バックアップの保存先• 外付け、もしくは内蔵のディスク• リモート共有フォルダー
• 既存のバックアップは上書きされる
• リモート共有フォルダー上で動作する仮想マシンのバックアップ不可
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ホスト OS 上での WSB
• 仮想マシンのオンラインバックアップの制限• 仮想マシンに統合サービスがインストールされている
• [ バックアップ (ボリューム チェックポイント )] が有効• 仮想マシン内の「 Hyper-V Volume Shadow
Copy Requestor 」サービスが有効• 仮想マシン内のディスクはベーシック ディスク
• NTFS 形式• ReFS 形式
• 仮想マシン上の VSS の記憶域は、設定するボリューム上に配置されている必要がある
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ホスト OS 上での WSB
• Windows Server の標準機能• Windows Server バックアップの機能を追加
• Microsoft Azure Backup を用いることでクラウド上へのバックアップが可能• Azure Backup エージェント (Azure アカウント含む )• 証明書
• 物理サーバーと同様のバックアップ• フォルダー• ファイル• システム状態
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ゲスト OS 上での WSB
• バックアップできるファイルシステム• NTFS 形式• ReFS 形式• CSVFS 形式
• バックアップの保存先• 外付け、もしくは内蔵のディスク• リモート共有フォルダー
• 既存のバックアップは上書きされる
• 仮想マシンごとに設定する必要がある
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ゲスト OS 上での WSB
• データ保護管理を行うバックアップ / リカバリー製品• ネットワークを利用した、ディスク ベースでのデータ保護および回復を高速に実現
• 保護するデータの種類を問わず一貫性のある管理画面• アプリケーション、物理・仮想環境、サーバー、クライアントの
データをディスクやテープ、クラウドへの保護 / 回復•単一および複数の DPM サーバーをリモートで管理することが可能• DPMDB に対する SQL Server クラスターのサポート• 仮想化された DPM サーバーの展開• Linux 仮想マシンのオンライン バックアップ対応• Microsoft Azure Backup との統合
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SC 2012 R2 – DPM を用いた保護 / 回復
• System Center 2012 R2 – Data Protection Manager を用いて Hyper-V 仮想マシンの保護 / 回復を行う• Active Directory ドメイン環境• DPM サーバー• DPM エージェント• WSB ( システム状態を保護する場合 )
• テープへのバックアップが可能• USB 接続は不可
• Microsoft Azure Backup を用いることでクラウド上へのバックアップが可能• Azure Backup エージェント
(Azure アカウント含む )• 証明書
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SC 2012 R2 – DPM を用いた保護 / 回復
• Hyper-V ホストに DPM エージェントをインストール• Hyper-V ホスト上の仮想マシンには
DPM エージェントのインストールは必要なし• 保護の指定は仮想マシン単位• 項目レベルの回復 (ILR) を行いたい場合は、
Hyper-V の役割を DPM サーバーにインストールする必要がある
• 仮想マシンに DPM エージェントをインストール• 保護の指定は物理マシンと同様に項目 ( フォルダー、ファイル ) 単位• 回復の指定も物理マシンと同様• 個別にエージェントをインストールする必要がある
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SC 2012 R2 – DPM を用いた保護 / 回復
実際はインストールしなくても利用可能
•共有ディスクを用いて複数のサーバー ( クラスター ) で冗長化を行う• 障害発生した際に、自動的に他のサーバーへの切り替えが発生する
• Windows Server の標準機能• Active Directory ドメイン環境• フェールオーバー クラスタリングの機能を追加
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WSFC
• ハードウェア• 共有ディスク
• SAS• ファイバー チャネル• FcoE (Fibre Channel over Ethernet)• iSCSI
• ハートビート用、 iSCSI 接続用、 CSV 記憶域用、など追加ネットワーク アダプター (GbE 以上 )• 同一製造元のプロセッサ
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WSFC
• ホスト クラスタリング• Hyper-V ホスト上に WSFC を構
成• 仮想マシン単位での
フェールオーバー
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WSFC
• ゲスト クラスタリング• 仮想サーバー上に WSFC を構成• アプリケーション単位での
フェールオーバー
Hyper-V ホスト
共有ストレージ
ゲスト OS
Hyper-V ホスト
ゲスト OS
Hyper-V ホスト
共有ストレージ
ゲスト OS
Hyper-V ホスト
ゲスト OS
アプリ アプリ
• Hyper-V ホスト上に WSFC を構成• 共有ディスクの構成
• SAS• ファイバー チャネル• FcoE (Fibre Channel over Ethernet)• iSCSI
• 仮想マシン単位でのフェールオーバー• 仮想マシン上のアプリケーションが WSFC に対応していない場合に有効
• クラスタリング設定 / 管理は、ゲスト クラスタリングと比較して容易
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ホスト クラスタリング
• フェールオーバー条件• Hyper-V ホストの障害• 仮想マシンに接続されたネットワークの障害
• Windows Server 2012 R2 Hyper-V のみ• ゲスト OS の障害 (BSOD)• ゲスト OS 上のアプリケーションのサービス障害
• ゲスト OS が Windows Server 2012 以降
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ホスト クラスタリング
• 仮想サーバー上に WSFC を構成• 共有ディスクの構成
• iSCSI• 仮想ファイバー チャネル
(Windows Server 2012 以降の Hyper-V)• 仮想ハードディスク共有
(Windows Server 2012 R2 の Hyper-V のみ )
• アプリケーション単位でのフェールオーバー• 仮想マシン上のアプリケーションが WSFC に対応している必要がある
• クラスタリング設定 / 管理は、クラスターを構成するゲスト OS ごとに設定する必要がある
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ゲスト クラスタリング
• フェールオーバー条件• Hyper-V ホストの障害• 仮想マシンに接続されたネットワークの障害• ゲスト OS の障害 (BSOD)• ゲスト OS の起動障害• ゲスト OS 上のアプリケーションのサービス レベルの障害• ゲスト OS 上のアプリケーションのプロセス レベルの障害
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ゲスト クラスタリング
•共有ディスク (もしくはローカル ディスク ) を用いて複数のサーバー で冗長化を行う• 仮想マシンを実行したまま別の Hyper-V ホストに移動
• ハードウェアの保守• Hyper-V ホストのセキュリティ パッチの適用など
•記憶域 Live Migration• 仮想マシンの構成ファイル、および仮想ハードディスクを別の場所に移動
•無共有型 Live Migration• クラスター共有ディスクを使用しないマイグレーション
•共有型 Live Migration• クラスター共有ディスクを使用したマイグレーション
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Live Migration
• ハードウェア• 同一製造元のプロセッサを使用• 同じ Active Directory ドメイン環境、もしくは相互に信頼関係のあるドメイ
ンに所属• 仮想マシンはパススルー ディスクに接続されていないこと
47
Live Migration
• 仮想マシンの構成ファイル、および仮想ハードディスクを別の場所に移動• ストレージのメンテナンス• 容量の大きいストレージに移行
• Windows Server 2012 以降の Hyper-V で対応•ローカル ディスク以外にもネットワーク上の共有ディスクにも転送可能• バックグラウンド ( ネットワーク ) の負荷大
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記憶域 Live Migration
Hyper-V ホスト
ゲスト OS
ストレージ A ストレージ B
転送
• クラスター共有ディスクを使用しないマイグレーション• 仮想マシンを構成するすべてのファイル
( 仮想ハードディスク、構成情報など ) が SMB 共有に格納されている• SMB 共有のアクセス許可が、 Hyper-V を実行しているすべてのサーバーのコンピューター アカウントへのアクセスを許可するように構成• 障害が発生した際の
自動フェールオーバー不可
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無共有型 Live Migration
Hyper-V ホスト
リモート共有フォルダー上の
仮想ハードディスク
Hyper-V ホスト
ゲスト OS
メモリ内データ
構成情報
ゲスト OS
• クラスター共有ディスクを使用したマイグレーション• フェールオーバー クラスタリングの機能を追加、構成• クラスター内のクラスターの共有ボリューム (CSV) 記憶域が有効• 障害が発生した際の自動フェールオーバー• ハートビート用、 CSV 記憶域用、
など追加ネットワーク アダプター (GbE 以上 )
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共有型 Live Migration
Hyper-V ホスト
共有ストレージ(CSV 記憶域 )
Hyper-V ホスト
ゲスト OS
メモリ内データ
ゲスト OS
• Hyper-V 仮想マシンを LAN / WAN 経由で定期的にレプリケーションを実施、レプリカ側にフェールオーバーすることが可能• 仮想マシン単位で、バックアップサイトに複製を作成• レプリケーション元と異なる構成 ( クラスター ) でも対応可能• 回復ポイントを構成することで、複数世代の仮想マシンを履歴として保存可能
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Hyper-V Replica
セカンダリ サイトプライマリ サイト
レプリケーション
仮想マシン(稼働 )
仮想マシン( スタンバイ )Hyper-V Hyper-V
仮想マシン( スタンバイ )Hyper-V
拡張レプリケーション
• Windows Server の標準機能 (Hyper-V の機能 ) で利用可能• ファイアウォール規則の追加• Kerberos 認証を使用
• Hyper-V レプリカ HTTP リスナー (TCP 受信 )
• 証明書ベースの認証を使用• Hyper-V レプリカ HTTPS リスナー (TCP 受信 )
•ワークグループ環境でも構成可能• 証明書ベースの認証 (HTTPS 通信 )
• 自己署名証明書を使用する場合は、失効確認を無効化する必要があるreg add "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Virtualization\FailoverReplication" /v DisableCertRevocationCheck /d 1 /t REG_DWORD /f
• SCVMM を用いた Hyper-V Replica の構成不可52
Hyper-V Replica
• 障害発生時のフェールオーバーの操作はセカンダリ サーバー側で実施• 計画フェールオーバーの場合、操作はプライマリ サーバー側で実施• テスト フェールオーバーの場合、操作はセカンダリ サーバー側で実施
• SCVMM を用いた Hyper-V Replica の構成不可
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Hyper-V Replica
• SCVMM が動作しているプライベート クラウドを他のサイトにレプリケーションの管理が可能
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Azure Site Recovery
ReplicationOrchestration
ReplicationOrchestration
プライマリ サイト
SCVMM
Compute
Storage Networks
DRP
Extensible Data Channel (Hyper-V Replica, SQL
Always-ON)セカンダリ サイト
Microsoft Azure
Azure Site Recovery
SCVMM
Compute
Storage Networks
DRP
Microsoft Azure
Compute
Storage Networks
• オンプレミスの Hyper-V クラウド (SCVMM) 間レプリケーションが可能• オンプレミスの Hyper-V クラウド (SCVMM) と Microsoft Azure 間
のレプリケーションが可能 (Preview 版 )• 日本リージョン ( 東日本、西日本 ) で利用可能
• 必要な機能• SCVMM 2012 R2• オンプレミスに構成している Hyper-V が Windows Server 2012 R2• Microsoft Azure アカウント
• Azure Site Recovery Provider• Azure Recovery Services Agent• 証明書 (資格情報コンテナーの作成、構成、キーの取得など )
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Azure Site Recovery
・ Hyper-V レプリカと Azure Site Recovery による DR対策 http://www.slideshare.net/wintechq/nchikita-1406292・Microsoft Azure の最新機能を速攻レビュー!: Azure Site Recovery は災害対策の“切り札”となるか? (1/5) - @IT http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1406/30/news020.html
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まとめ
• BCP / DR 対策について• 災害リスクを考慮する必要がある
• Hyper-V 仮想マシンの BCP / DR 対策で使用できる Microsoft (Windows Server 2012 R2 / System Center 2012 R2 / Microsoft Azure) の機能• 各機能の概要、構成について、それそれの特徴 / 構成があります• 必要なライセンスについては、本セッションには含めていません• 要件に合わせた機能の選択、組み合わせを行うことで BCP / DR 対策を実施 !!
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まとめ
参考 URL
•サーバーおよびクラウド ソリューション - クラウド コンピューティングの利点• http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/default.aspx
• Windows Server 2012 R2• http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/products/windows-server-2012-r2/
• System Center 2012 R2 によるクラウド OS の統合管理• http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/products/system-center-2012-r2/
• Windows Server | 2012 、 2008 R2 、 2008 、 2003 、 WSUS 、 Active Directory 、グループ ポリシー | TechNet• http://technet.microsoft.com/ja-jp/windowsserver/
• System Center テクニカル リソース• http://technet.microsoft.com/ja-jp/systemcenter/
58
参考 URL
• Windows Server 2012 R2 の Hyper-V の新機能• http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn282278.aspx
• Deploy Hyper-V Replica• http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj134207.aspx
• 仮想化とプライベート クラウド 関連ドキュメント | サーバー統合、仮想化技術 | TechNet• http://technet.microsoft.com/ja-jp/virtualization/dd297510.aspx
59
参考 URL
• Azure: Microsoft のクラウド プラットフォーム | クラウド ホスティング | クラウド サービス• http://azure.microsoft.com/ja-jp/
• Azure Backup ( バックアップ ) の機能と特徴• http://azure.microsoft.com/ja-jp/services/backup/
• Site Recovery• http://azure.microsoft.com/ja-jp/services/site-recovery/
• Azure Site Recovery に InMage Scout の機能を追加 : 物理 / 仮想環境での障害復旧対応を加速 - Microsoft Azure Japan Team Blog ( ブログ )• http://
blogs.msdn.com/b/windowsazurej/archive/2014/07/25/blog-azure-site-recovery-now-offers-disaster-recovery-for-any-physical-or-virtualized-it-environment-with-inmage-scout.aspx
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製品評価版
•評価版のダウンロード : Windows Server 2012 R2• http://technet.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/dn205286.aspx
•評価版のダウンロード : Microsoft System Center 2012 R2• http://technet.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/dn205295.aspx
•評価版のダウンロード : Microsoft System Center 2012 R2 Configuration Manager および Endpoint Protection• http://technet.microsoft.com/ja-JP/evalcenter/dn205297.aspx
• Windows Azure 無料評価版• http://www.windowsazure.com/ja-jp/pricing/free-trial/
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おすすめの書籍
•ひと目でわかる Hyper-V Windows Server 2012 R2 版http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P98320.html
• [改訂新版 ] Microsoft Windows Server 2012 R2 Hyper-V 仮想化技術活用ガイド• http://gihyo.jp/book/2014/978-4-7741-6571-4
• Windows Server 2012 R2 Hyper-V システム設計ガイド• http://www.impressjapan.jp/books/1113101064
• Windows Server 2012 R2 Hyper-V 実践ガイドブック• http://www.sbcr.jp/products/4797372144.html
• Windows Server 2012 & クラウドで実現する耐障害性対策・ BCP 対策• http://ascii.asciimw.jp/books/books/detail/978-4-04-891885-5.shtml
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ご清聴ありがとうございました (・ Θ・ )ノ
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