cloudpack night #2 実践VPC
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実践VPC実践VPCISOBE Kazuhiko (cloudpack)
cloudpack night #2 2012-03-23
提供
この発表はcloudpackの提供でお送りいたします
01 26
自己紹介
Twitter: muramasa64
cloudpackでAWSで提案・設計・運用最近VPCを使う案件が多いです
好きなAWSサービス: API
02 26
VPCはパラダイムシフト
従来のAWSのシステム設計とは方法論を変えなければならない
もちろんオンプレミスとも違う
03 26
VPCを使って分かったこと
これまでVPCの設計をしてきて、ある程度固まってきた使い方について紹介
04 26
サブネット
サブネットをどう分割するか
05 26
サブネット単位でできること
ネットワークACL
ルーティング
どこかのAZに所属AZをまたげない
06 26
サブネットの分け方
ルーティング単位で分けるInternetと通信する
VPNの接続拠点に直接アクセスする
NATインスタンスを使ってる
07 26
サブネットの分け方
ELB専用サブネットを作る(推奨)
RDSは専用でなくてもよさそう?
08 26
セキュリティグループ
セキュリティグループはEC2稼働中に付け替えられて便利
この機能を前提とすると、従来とは違った使い方のほうがすっきるする
09 26
従来のやりかた
defaultセキュリティグループはすべてにつける
サーバ間の通信をすべて許可する設定
全てに共通な設定(管理サーバからのアクセスなど)を設定
10 26
従来のやりかた
サーバのカテゴリごとにつけるWebサーバなら、web、DBサーバならDBというグループを作ってつける
同じカテゴリなら、同じルールの設定が必要になるため
11 26
従来のやりかたの課題
同じIPアドレスからの許可を、複数のグループに設定が必要だったりして面倒
このIPアドレスって、どこのIPアドレスだっけ?
12 26
VPCでの考え方
下記のようなグループ分けをする領域別グループ
機能別グループ
利用者別グループ
13 26
領域別グループ
通信を許可する領域別につくる
internetからのアクセス、VPC内部のアクセス
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機能別グループ
サーバのもつ機能ごとに設定する
Webサーバ、DBサーバ、NATインスタンス
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利用者別グループ
cloudpack、お客さま、開発会社など
グループ単位で追加・変更・削除すると管理しやすい
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ネットワークACL
サブネット単位複数AZはまたげない
Denyルールが使える
ステートレス設定がやや面倒
サブネット内の通信は影響なし17 26
ネットワークACLの使い所
通常のFW的使い方は、セキュリティグループでやる
Denyルールを活用するサブネット間で通信させたくないとき
特定のIPアドレスから攻撃があった時にブロックする
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VPCの設計での事例
とりあえずVPCを使うのは決まっていた
VPCのCIDRは、192.168.0.0/24という顧客の要望
/24だと、AZを複数作るとカツカツ192.168.0.0/25, 192.168.0.128/25の2つ
ここまでは良かった…19 26
あっ、サブネットが足りない
えっ、ELB使うの?
ELBは、IPアドレスが123個以上無いと作れない
もうサブネットは追加できないし…
VPN接続の設定はしちゃったのでCIDRを増やして作り直しもNG
20 26
とりあえずの解決策
/25ならELBをひとつ作ることはできる
まず、/25のサブネットを作る
そこにELBを入れる
その後にEC2を立ち上げる
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問題点
ELBを複数作ることができない消して作りなおしもできない
Amazonの推奨ではないELBは専用のサブネットが望ましい
でも、123個必要って、ちょっと制限がきついのでは…
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今後の対策
最初にしっかりとシステム構成を定義しましょう
ELBを後から追加したいとかは厳しい
最初に定義できない場合は、VPCは広く確保しておく
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ちなみに
Virtual Private Gatewayは別のVPCにアタッチし直せる
別のVPCを作ってアタッチし直すという技が使える
今回も検討したけど事情があり使えなかった
システムのリプレースに便利かも24 26
まとめ
VPCは便利だけど使い方が難しい
ちゃんと設計してから構築しましょう
ご意見募集!
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ご静聴ありがとうございました
26 26