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Cisco Nexus 9000シリーズスイッチの

構築例と最適な 40G配線シナリオ

パンドウイットとシスコによる次世代データセンターネットワーク

アーキテクチャーの実装促進

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目次

本書の概要 .................................................................................................................................................. 3

はじめに ..................................................................................................................................................... 3

Cisco Nexus 9000シリーズスイッチ ........................................................................................................ 3

Cisco Nexus 9000の展開シナリオ ........................................................................................................ 4

シスコとパンドウイットの配線シナリオ .................................................................................................. 9

40GE QSFP SR4/CSR4光ケーブリングオプション .......................................................................... 10

Cisco 40GE QSFP BiDi光ケーブリングオプション............................................................................ 14

既存の 40GEトランシーバーに関する課題 ..................................................................................... 14

Cisco 40GE QSFP BiDiトランシーバー .......................................................................................... 15

ツイストペアケーブリングオプション ................................................................................................ 18

パンドウイットの統合物理インフラストラクチャーソリューション .................................................... 20

パンドウイットのキャビネットおよびケーブル管理ソリューション ................................................. 20

パンドウイットの高速データ転送ソリューション .............................................................................. 20

パンドウイットの運用管理ソリューション ......................................................................................... 21

結び ........................................................................................................................................................... 22

詳細について ............................................................................................................................................ 22

シスコについて ........................................................................................................................................ 23

パンドウイットについて .......................................................................................................................... 23

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本書の概要

仮想化およびクラウドテクノロジーにより、データセンターネットワークに求められる帯域幅ニーズが

拡大する状況の中で、時代を先取りしていくことが競争力の維持に極めて重要となっている。本書では、

こうしたニーズに応えるシスコとパンドウイットの製品を紹介する。また、論理設計を物理レイアウト

に対応させるとともに、これらの製品がデータセンターネットワーク内に展開される様子を示す。本書

の最初の項では、Cisco Nexus® 9000シリーズスイッチ、および標準的な展開シナリオとユースケース

を紹介する。次の項では、ケーブリングシナリオ、および両社の製品を連動させるために必要な光ファ

イバーについて説明する。最後に、パンドウイットの製品ラインナップと次のステップについての要約

を示す。

はじめに

データセンターの統合、仮想化、およびクラウドテクノロジーの進展に伴い、データセンターは大きな

変化を遂げつつあり、アプリケーションワークロードの拡張性と迅速性に対する要求も高まっている。

これらすべての要因によって、データセンターはあらゆる面において変化しており、データセンターの

トポロジーは従来のコア/アグリゲーション/アクセスという3層設計からスパイン/リーフという2層ア

ーキテクチャーにフラット化し、帯域幅容量はアクセスの1GEおよびアグリゲーションの10GEからリ

ーフの10GEおよびスパインの40GEに増加し、さらに運用モデルはボックス単位のCLIによる手動アプ

ローチからRestful APIによるシステムレベルの自動プロセスに変容している。性能、帯域幅、および遅

延時間が依然としてデータセンターネットワークにおける最も重要な要素である一方、データセンター

の設計者と操作者にとっては管理および運用の迅速性と簡素化が最優先事項となっている。

Cisco Nexus 9500および9300シリーズスイッチは、こうした変化をすべて乗り越え、さらにその先を行

くデータセンターネットワークの構築を目指す次世代製品である。これまでにない性能とポート密度に

より、従来の3層設計に適しているだけでなく、急速に増大するサーバー間トラフィックに対応する転

送容量を実現するスパイン/リーフ設計にも適している。また、データセンターネットワーク管理モデル

を変換する、比類のないプログラマビリティーと自動化機能も備えている。

Cisco Nexus 9000シリーズスイッチ

Cisco Nexus® 9000シリーズスイッチは、シスコの次世代データセンターソリューションの基盤である。

これらのスイッチは、ミッションクリティカルなデータセンターの要件を満たすように設計されており、

卓越した可用性、抜群のスケーラビリティー、および高度なCisco NX-OSソフトウェアデータセンター

のスイッチング機能セットを提供する。

Cisco Nexus 9000シリーズスイッチは、Cisco Nexusファミリーのモジュラースイッチの中でも最新の

拡張機能である。これには、Nexus 9500シリーズモジュラースイッチおよびNexus 9300シリーズ固定

ポートスイッチが包まれる。Cisco Nexus 9508、9396、および93128スイッチは、Cisco Nexus 9000

シリーズプラットフォームの最初のメンバーである。これらは高密度の10ギガビット、40ギガビット、

および次世代の100ギガビットイーサネットスイッチであり、広範囲の環境(物理コンピューティング、

仮想コンピューティング、ビッグデータアプリケーション、高性能コンピューティング(HPC)など)

に対応するように設計されている。

Cisco Nexus 9508(図 1)は、8個のラインカードスロットを備えた 13RU スイッチであり、モジュラ

ーラインカードの多様な選択が可能である。このスイッチは、最大で 1152個の 10ギガビットイーサネ

ットポートまたは 288 個の 40 ギガビットイーサネットポートを構成できるため、アクセスとアグリゲ

ーションの両方のレイヤーを展開するのに十分な容量を提供する。Cisco Nexus 9508には、初期提供と

して 3つのラインカードオプションがある。最初のオプションは 36ポート QSFP+ 40Gbpsラインカー

ドである。このカードは、フルラインレート 40Gbp の 36 ポートまたは 4x10 モードで 10Gbps の 144

ポートを処理できる。2番目のオプションには 10GBase-Tの 48ポートおよび QSFP+ 40Gbpsの 4ポ

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ートがある。3番目のオプションには SFP+ 10Gbpsの 48ポートおよび QSFP+ 40Gbpsの 4ポートが

ある。

Cisco Nexus9300シリーズスイッチは、1/10Gbpsおよび次世代のFCoEのサーバーアクセス接続を実現

するために構築された固定スイッチである。Cisco Nexus 9396(図2)は、10Gbps(SFP+)の48ポー

トおよび40Gbps(QSFP+)の12ポートを備えた2RU固定スイッチであり、ノンブロッキングスイッチ

アーキテクチャーとなっている。Cisco Nexus 93128(図3)は、10GBase-Tの96ポートおよび40Gbps

(QSFP+)の8ポートを備えた3RU固定スイッチである。Nexus 9396およびNexus 93128はいずれも、

Nexus 2000ファブリックエクステンダーで展開されている場合、Top-of-Rack(ToR)、End-of-Row

(EoR)、およびコラプス状態のアグリゲーションとアクセスに適している。

Cisco Nexus 9000の展開シナリオ

包括的な機能セットを含む統合型ラインレートレイヤー2とレイヤー3により、Cisco Nexus 9000スイッ

チは企業環境、サービスプロバイダー環境、および商用環境への展開に最適なものとなっている。

Cisco Nexus 9500シリーズスイッチは、EoRおよび MoRのいずれの設計でも Cisco Nexusファブリッ

クエクステンダーで展開できる。EoRまたはMoR の設計では、サーバーはラック内で ToRパッチパネ

ルへの標準 RJ-45 ケーブルを使用できる。各ラックからのツイストペアケーブルの束は、EoR または

MoR のネットワークラックにルーティングされ、図 4 に示す Cisco Nexus 親スイッチで適切な Cisco

Nexusスイッチまたは Cisco Nexusファブリックエクステンダーにルーティングされる。Cisco Nexus

9000シリーズスイッチからアグリゲーションレイヤーのCisco Nexus 9000シリーズスイッチへの接続

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は、光ファイバーケーブリング(OM3 や OM4)またはツイストペアケーブリング(RJ-45 やダイレク

トアタッチツイストペアケーブリング)によって可能である。

MoRの展開では、長いケーブルランの代わりにツイストペアケーブルが各サーバーラックから列の中央

で隣接するラックのペアにルーティングされる。このアプローチでは、EoRの設計によって遠端のサー

バーキャビネットからの最大ケーブル長が短くなる。EoRおよびMoRのいずれの設計でも、トランクと

ToRパネルがファイバーベースの場合は、ファイバーベースのファブリックエクステンダーを使用した

り、Cisco Nexus 9000シリーズスイッチに直接接続したりできる(図5)。

Cisco Nexus 9000シリーズをファブリックエクステンダーと併用するEoRまたはMoRの設計では、管理

対象のスイッチの数が少なくなり、設備投資(CapEx)が削減される。Cisco Nexus 2000シリーズファ

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ブリックエクステンダーはCisco Nexus 9000シリーズスイッチの一部として論理的に管理されるため、

管理ポイントが減少し、運用コスト(OpEx)の低減という付加的な利点が得られる。

ToRの設計では、Cisco Nexus 3000シリーズスイッチ、Cisco Nexus 2000シリーズファブリックエクス

テンダー、Cisco Nexus 9396や93128など、さまざまなデバイスを使用できる。ToRの設計では、コン

ピューターラック内のサーバーは、同じラック内のCisco Nexus 9396スイッチや93128スイッチまたは

Cisco Nexus 2000シリーズファブリックエクステンダーのいずれかに直接接続される。サーバーに対す

るすべてのケーブリングは、サーバーからToRネットワークデバイスへの短いパッチケーブル、Twinax

ケーブル、またはファイバーとしてラック内に格納されている。通常、ファイバーは各ラックからアグ

リゲーションスイッチに直接配線される。10メートル以内の比較的短い距離では、ToRとアグリゲーシ

ョンの間にパッシブまたはアクティブTwinaxケーブリングを使用することもできる。ToRの設計では、

ラック間およびデータセンター全体でより少量かつ安価なツイストペアケーブリングを利用できる。ツ

イストペアケーブリングが少なければ、エアーフローが遮断されなくなり、付加的な利点として、ネッ

トワーク内でパッチングとケーブル管理に必要なラックやインフラストラクチャーを減らすことがで

きる(図6)。

図 6に示す ToRの設計では、Cisco Nexus 2248はアグリゲーションレイヤー(Cisco Nexus 9508)の

親スイッチに接続されることになる。

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3つの展開シナリオすべてに関して、利用可能なCisco Nexus 2200プラットフォームファブリックエク

ステンダー、インターフェースタイプ、および速度オプションを表1に示す。

Cisco Nexus 9000シリーズのユースケース

Cisco Nexus 9000シリーズは、本項に示すデータセンターのユースケースに最適である。

従来の3層アーキテクチャー

従来のデータセンターネットワークでは、図7に示すように3層アーキテクチャー(データセンターコア、

データセンターアグリゲーション、およびデータセンターアクセス)でネットワークが展開されるのが

一般的である。Nexus 9000スイッチは、この設計(アグリゲーションレイヤーにはNexus 9500、アク

セスレイヤーにはNexus 9500またはNexus 9300を実装)に無理なく適合する。

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リーフ/スパイン型アーキテクチャーによる大規模ファブリック(レイヤー2および3)

今日のデータセンターでは、スケール、性能、および柔軟性に対する要求が高まりに応えるため、ネッ

トワーク設計はレイヤー2またはレイヤー3のネットワークで高密度スイッチと低遅延スイッチをリー

フとスパインとして使用し、アーキテクチャーをフラット化する傾向にある。リーフ/スパイン型アーキ

テクチャーを使用して構築されたネットワークでは、東西方向のトラフィックフローが多い数百のサー

バーから1万以上のサーバーまで接続を拡張できる。リーフ/スパイン型アーキテクチャーでは、パケッ

トが少数のホップでネットワークを通過するため、カットスルー転送による低遅延を実現できる。スパ

インスイッチにより、ノンブロッキングの低遅延ファブリックが構築され、リーフ間でパケットが転送

される。リーフスイッチにより、サーバーへの接続が可能になる。CLOSアーキテクチャーを使用する

と、障害発生時に顧客のトラフィックにほとんど影響を与えずに、考え得る最高のネットワーク可用性

を確保できる。図8のトポロジーでは、Cisco Nexus 9000シリーズがリーフ/スパイン型アーキテクチャ

ーで展開されており、Nexus 9500がスパインで、Nexus 9300または9500がリーフである。Nexus 2000

ファブリックエクステンダーは、Nexus 9300またはNexus 9500のいずれかに取り付けて、コスト効率

の良いサーバー接続(特に1Gbpsのサーバー接続)を提供できる。

ファブリックエクステンダーアーキテクチャー:高密度ファブリックエクステンダーアグリゲーター

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Cisco FEXテクノロジーは、新たなIEEE 802.1br規格に基づいている。Cisco FEXテクノロジーを使用

してネットワークを設計すると、柔軟性が得られ、ケーブリングインフラストラクチャーが削減される。

また、単一の管理ポイントが提供され、顧客がネットワークを拡張する際に役立つ。その10Gbpsおよ

び40Gbpsの高いポート密度により、Cisco Nexus 9000シリーズスイッチは、Cisco Nexus 2200プラッ

トフォーム製品に対応する高密度ファブリックエクステンダーアグリゲーションとして使用できる。

Cisco Nexus 2000シリーズファブリックエクステンダーはラックの最上部に物理的に配置し、Cisco

Nexus 9000シリーズスイッチは列の中央または列の端に配置できる。この配置により、EoRネットワー

クの統合とToRケーブルリングの節減を同時に実現できる。Cisco Nexus 9000シリーズスイッチは、統

合トランシーバーおよびTwinaxケーブリングソリューションと互換性がある。これらは、ラックレベル

で1ギガビットまたは10ギガビットイーサネットに対応するコスト効率の良いサーバー接続を提供する

ため、高価な光トランシーバーは不要となる。

シスコとパンドウイットの配線シナリオ

本項のシナリオでは、前項で説明した3つのテクノロジーを使用しており、Cisco Nexus 9000シリーズ

に関する高度なケーブリングと光ファイバーの要件を示す。また、シスコとパンドウイットの製品を含

む標準的な配線ソリューションについて説明する。

本項で説明する配線シナリオは、Cisco Nexus 9000シリーズを展開する際に使用できる。

PanMPOコネクター

ここではPanMPOコネクターを紹介する。これは、ファイバーインフラストラクチャーへの投資を保護

し、運用効率を改善して時間と費用を節減するパンドウイットの革新的なMPOコネクターである。

PanMPOコネクターでは、ファイバーケーブルアセンブリーの極性とピンあり/ピンなしをその場で変更

できる。この特許も取得した独創的なコネクターを使用すると、10Gイーサネットから40Gイーサネッ

トへの移行が容易になると同時に、最適なシステム構築も維持される。

・ 規格に準拠した10Gまたは40G/100Gイーサネット実装時、ピンあり/ピンなしの変換およびキ

ーアップ極性とキーダウン極性の変換が容易に行える。

・ 必要に応じて、現場でコネクターに変更を加えることができる。

・ 適切なケーブルアセンブリーを常に確保しておくことができる。

・ トランク、ハーネス、インターコネクト、およびリファレンスコードで利用できる。

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40GE QSFP SR4/CSR4光ケーブリングオプション

QSFP+間のPanMPO接続によるCisco Nexus 9396や93128からCisco Nexus 9508シリーズへのマルチモード接続

このシナリオを図11に示す。

400メートル以内の距離では、ケーブリング方式としてPanMPOマルチモードファイバーケーブリング

を使用することが望ましい。図11は、PanMPOインターコネクトケーブルアセンブリーを使用して、

Cisco Nexus 9396をCisco Nexus 9508およびCisco Nexus 93128スイッチに接続する配線オプションを

示す。Cisco QSFP-40G-SR4光ファイバーでは、このシナリオはOM3ファイバーで最大100メートル、

OM4ファイバーで最大150メートルの距離に対応する。QSFP-40G-CSR4光ファイバーは、OM3ファイ

バーで最大300メートル、OM4ファイバーで最大400メートルの距離に使用できる。パンドウイットの

シグネチャーコアファイバーケーブリングでは、このシナリオは最大550メートルの距離に使用できる。

パンドウイットのシグネチャーコアは、マルチモード光ファイバーおよびマルチモード接続の次世代製

品である。これはマルチモードファイバーシステムの革新的な進歩を示すものであり、設計の柔軟性、

証明された光学性能、およびシグナルインテグリティーは究極のレベルに達し、必要とされる要件をは

るかに超えており、基幹システムの安定性能と信頼性の確保に貢献するものとなっている。

ピンなし

ピンなし

ピンあり

ピンあり

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QSFP-40G-SR4またはQSFP-40G-CSR4光ファイバーは、Cisco Nexus 9396ポートから光ファイバーア

ダプターパネルの前面にあるPanMPOファイバーインターコネクトケーブルに接続される。光ファイバ

ーアダプターパネルはQuickNetパッチパネルに適合する。PanMPOファイバートランクケーブルは、前

面で使用されるインターコネクトケーブルに対応するポートを使用して、光ファイバーアダプターパネ

ルの背面に差し込まれる。遠端では、PanMPOファイバートランクケーブルは光ファイバーアダプター

パネルの背面に差し込まれる。PanMPOファイバーインターコネクトケーブルの一方はパネルの前面に

ある対応するポートに差し込まれ、もう一方はスイッチの光ファイバーに差し込まれる。

シナリオで使用されるPanMPOインターコネクトファイバーアセンブリーはピンなしPanMPO間のケ

ーブルであり、PanMPOトランクケーブルアセンブリーはピンありPanMPO間のケーブルである。この

ケーブリング方式の論拠は、IEEE規格によりスイッチやルーターのMPO光ファイバーが常にピンあり

コネクターであり、常にピンなしMPOコネクターに対応するので、インターコネクト(またはイントラ

キャビネット)ケーブルは常にピンなしとピンなしを接続するという点にある。また、トランクケーブ

リングは常にピンありPanMPO間のトランクケーブルである。このケーブリング方式をデータセンター

全体で使用すると、ケーブリングスキームを簡素化し、インターコネクトケーブリングとトランクケー

ブリングを即座に識別できる。

インターコネクトケーブルにピンなしPanMPO、トランクケーブルにピンありPanMPOを使用すること

に加え、インターコネクトケーブルとトランクケーブルの両方にメソッドB極性(キーアップ間)ケー

ブリングを使用する必要がある。このアプローチでは、データセンター全体で使用するケーブルのタイ

プが標準化されるため、インフラストラクチャーで他の極性メソッドを使用した場合に必要となるよう

な、複数の異なるタイプのインターコネクトケーブルが不要となる。

表2は、シスコとパンドウイットの光ファイバーとケーブリングオプション、およびQSFP+間のマルチ

モード接続に対応する部品番号を示す。PanMPOケーブリングシナリオを図12に示す。

* PanMPOケーブルアセンブリーは、必要に応じて極性とピンあり/ピンなしを変更できるが、実装を促

進するために必要な極性とピンあり/ピンなしの構成に基づいて順序付ける必要がある。

** 適切なパンドウイット製品番号に距離を付加する(例えば、1メートルのケーブルの場合、001つま

りFXTYP8E8EBAM001となる)。

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4 x 10ギガビットイーサネットによるQSFP+間の構成

Cisco Nexus 9500シリーズスイッチインターフェースは、40Gbpsモードまたは4 x 10ギガビットイーサ

ネットモードで動作できる。40Gbpsモードでは、各物理ポートは単一の40Gbpsポートであり、40Gbps

のフローをサポートできる。このインターフェースが4 x 10ギガビットイーサネットインターフェース

として論理的に構成されている場合、各ポートは4個の10Gbpsポートになる。Twinaxツイストペアケー

ブル、ファイバーヒドラケーブル、またはブレークアウトケーブルを使用すると、ポートをSFP+ポー

トに直接接続できる。ポートが4 x 10ギガビットイーサネットモードの場合、Cisco Nexus 9508のスイ

ッチ当たりの総容量は1,152個の10Gbpsインターフェースとなる。

PanMPOとLCブレークアウトケーブルを使用することで、Cisco Nexus 9500シリーズスイッチは

10Gbpsスイッチプラットフォーム(Nexus 5500スイッチなど)に接続したり、Cisco Nexus 2000シリ

ーズファブリックエクステンダーに直接接続したりできる。ここで必要なケーブルの一方はPanMPOで

あり、Cisco Nexus 9500シリーズスイッチのQSFP+光ファイバーに接続され、もう一方は4個のファイ

バーペアリンクになる。これらのブレークアウトケーブルはLCデュプレックスコネクターで終端する。

ブレークアウトケーブルによるQSFPとSFP+間の接続を使用したCisco Nexus 9508とCisco Nexus

5500シリーズまたはCisco Nexus 2200には、ここで示した光ファイバーオプションを選択できる。

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PanMPOと(4) LC間のヒドラケーブル

このシナリオを図13に示す。

このシナリオは、PanMPOと(4) LCデュプレックス間のヒドラケーブルアセンブリーを使用して、Cisco

Nexus 9508をCisco Nexus 5596に接続する配線オプションを示す。QSFP-40G-SR4光ファイバーでは、

このシナリオはOM3ファイバーで最大100メートルの距離に対応する。QSFP-40G-CSR4光ファイバー

では、このシナリオはOM3ファイバーで最大300メートルの距離に対応する。このシナリオでは、Cisco

Nexus 9508は、ピンなし間のPanMPOインターコネクトケーブルアセンブリーに接続される

QSFP-40G-SR4光ファイバーコネクターを備えている。ピンなし間のPanMPOインターコネクトケーブ

ルアセンブリーは、PanMPO光ファイバーアダプターパネルに対応するQuickNetパッチパネルの前面に

接続される。PanMPO光ファイバーアダプターパネルの背面では、ピンあり間のPanMPOトランクケー

ブルアセンブリーが対応するポートのパネルに接続される。遠端では、ピンあり間のPanMPOトランク

ケーブルアセンブリーがパネルの背面に接続され、ピンなしPanMPOと(4) LCデュプレックス間のヒド

ラケーブルアセンブリーがパネルの前面に接続される。ピンなしPanMPOと(4) LCデュプレックス間の

ヒドラケーブルアセンブリーは、LCデュプレックスプラグを使用するCisco Nexus 5596のSFP-10G-SR

光ファイバーでパネルの前面から対応する4個のSFP+ポートに接続される。

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* PanMPOケーブルアセンブリーは、必要に応じて極性とピンあり/ピンなしを変更できるが、実装を促

進するために必要な極性とピンあり/ピンなしの構成に基づいて順序付ける必要がある。

** 適切なパンドウイット製品番号に距離を付加する(例えば、1メートルのケーブルの場合、001つま

りFX8HP5NLSQNM001となる)。

図14は、PanMPOとLC間のヒドラケーブリングによるCisco Nexus 9508とCisco Nexus 5596の接続を

示す。

Cisco 40GE QSFP BiDi光ケーブリングオプション

既存の40GEトランシーバーに関する課題

QSFPフォームファクター(QSFP SR4、QSFP CSR4など)の40GEに対応する既存の短距離トランシ

ーバーでは、トランスミッターとレシーバーの区域が明確に独立しており、トランスミッターとレシー

バーはそれぞれ並行する4本のファイバーストランドを備えている。デュプレックス40G接続には8本の

ファイバーストランドが必要である。QSFP SR4およびQSFP CRS4はいずれもMPO 12ファイバーコネ

クターを使用する。結果として、各コネクターにある4本のファイバーストランドは不要になる。

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図15は、既存の短距離40GE QSFPソリューションの概念図である。

既存のQSFPトランシーバーでは、2台のデバイス間の直接接続にはMPO間の12ファイバーケーブルが

必要である。パッチパネルとファイバートランクによる構造化ケーブリングの場合、40GE接続に必要

となるのは、デバイスとパッチパネルを接続するMPO間ファイバー、およびファイバートランクにおけ

る4本のデュプレックスMMFファイバーである。

現在のデータセンターネットワークでは、ほとんどの場合、アグリゲーションファイバーインフラスト

ラクチャーは10GE接続用に構築され、10GE接続ごとにファイバートランクで1本のデュプレックス

MMFファイバーが提供される。10GE接続では、LC間ファイバーでデバイス間の直接接続をサポートす

るか、あるいはLC間ファイバーを使用してデバイスをパッチパネルに取り付ける。

40GE接続では、直接接続のLC間ファイバーを再利用することはできない。また、40GE接続当たり4本

のファイバーという要件を満たすためには、ファイバートランクの大幅な拡張が必要である。こうした

相違点により、顧客にとって10GEから40GEへの移行には大きな費用が必要となる。

Cisco 40GE QSFP BiDiトランシーバー

QSFP BiDiトランシーバーは、LCコネクターを持つ1本のデュプレックスMMFファイバーでフルデュプ

レックス40GEを伝送する機能を提供することにより、前述のファイバーインフラストラクチャーの課

題に対処する。つまり、QSFP BiDiトランシーバーを使用すると、既存の直接接続10GEファイバーお

よび既存のファイバートランクを40GE接続で再利用できるため、新たにファイバーを追加する必要は

ない。

QSFP BiDi(Bi-Directional(双方向))は、OM3またはOM4マルチモードファイバーで40GEを実現す

る短距離光トランシーバーである。これはMSAに準拠している。図16は、QSFP BiDiトランシーバーの

外観写真である。

QSFP BiDiトランシーバーには20Gのチャネルが2個あり、単一のマルチモードファイバーストランドに

より、それぞれ2つの波長で同時に送受信が行われる。その結果、デュプレックスマルチモードファイ

バーによるアグリゲートされたデュプレックス40GEリンクとなる。QSFP BiDiはデュプレックスLCコ

ネクターを使用する。接続到達距離は、OM3マルチモードファイバーで100メートル、OM4マルチモー

ドファイバーで125メートルである。QSFP BiDiトランシーバーのCisco PIDはQSFP-40G-SR-BDである。

図17は、QSFP BiDiトランシーバーの概念図である。

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図18は、PanMPOインターコネクトケーブルアセンブリーを使用して、Cisco Nexus 9396をCisco Nexus

9508およびCisco Nexus 93128スイッチに接続する配線オプションを示す。Cisco QSFP-40G-SR-BD光

ファイバーでは、このシナリオはOM3ファイバーで最大100メートル、OM4ファイバーで最大125メー

トルの距離に対応する。

QSFP-40G-SR-BD光ファイバーは、Cisco Nexus 9396ポートからLC光ファイバーカセットの前面にあ

るLCデュプレックスファイバーインターコネクトケーブルに接続される。LC光ファイバーカセットは

QuickNetパッチパネルに適合する。PanMPOファイバートランクケーブルはLC光ファイバーカセット

の背面に差し込まれる。遠端では、PanMPOファイバートランクケーブルはLC光ファイバーカセットの

背面に差し込まれる。LCデュプレックスファイバーインターコネクトケーブルの一方はLC光ファイバ

ーカセットの前面に差し込まれ、もう一方はスイッチの光ファイバーに差し込まれる。

Cisco BiDiをグリーンフィールド展開する場合、パンドウイットでは、実装を簡素化できるメソッドB

極性の使用を推奨している。そのためには2つの異なるタイプのカセット(B1とB2)を順序付けて実装

する必要はあるが、接続の一方でLCペアを反転させる必要はない(メソッドA極性では必要である)。

実装を容易にするために、B1カセットとB2カセットの配置を標準化することを推奨する。例えば、B1

カセットはスパインまたはネットワークのスイッチキャビネットに実装し、B2カセットはリーフまたは

サーバー側のスイッチキャビネットに実装する。他のシナリオと同様に、PanMPOトランクはピンあり

PanMPO間のメソッドBに従って順序付ける必要がある。

10Gネットワークを40G Cisco BiDiにアップグレードするブラウンフィールド展開を行う場合、顧客が

行うべき作業は、実装されたファイバータイプ(OM3またはOM4)に応じて、既存の各10Gリンクを40G

Cisco BiDi光ファイバーの範囲内に確実に納めることだけである。それ以外にケーブリングの変更など

は一切必要ない。10Gで接続を運用していた場合、40Gで運用することになる。

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表4は、シスコとパンドウイットの光ファイバーとケーブリングオプション、およびBiDiのマルチモード

接続に対応する部品番号を示す。BiDiケーブリングシナリオを図19に示す。

* PanMPOケーブルアセンブリーは、必要に応じて極性とピンあり/ピンなしを変更できるが、実装を促

進するために必要な極性とピンあり/ピンなしの構成に基づいて順序付ける必要がある。

** 適切なパンドウイット製品番号に距離を付加する(例えば、1メートルのケーブルの場合、001つま

りFZTYP8E8EBAM001となる)。

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ツイストペアケーブリングオプション

QSFP+ダイレクトアタッチツイストペアケーブリング

図20は、QSFP+ダイレクトアタッチツイストペアケーブルアセンブリーを使用して、Cisco Nexus 9396

をCisco Nexus 93128およびCisco Nexus 9508に接続する配線オプションを示す。パンドウイットの

QSFP+ダイレクトアタッチツイストペアケーブルアセンブリーでは、このシナリオは最大7メートルの

距離に対応する。

1 今後のリリースでサポートされる予定である。

* 適切なパンドウイット製品番号に距離を付加する(例えば、1メートルのケーブルの場合、001つまり

PSF1PXA1MBU001となる)。

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QSFP+と(4) SFP+間のヒドラケーブルアセンブリー

このシナリオを図21に示す。

このシナリオは、QSFP+と4本のツイストペア間のヒドラケーブルアセンブリーを使用して、Cisco

Nexus 9000シリーズスイッチをCisco Nexus 2232に接続する配線オプションを示す。パッシブツイス

トペアケーブルを使用すると、最大5メートルの長さになる。アクティブツイストペアケーブルを使用

すると、最大10メートルの接続が可能になる。この接続オプションは、ToR、MoR、およびEoRの展開

(スイッチ間の距離が10メートル以内)では一般的である。

表6は、シスコとパンドウイットのケーブリングオプション、およびQSFP+と(4) SFP+間のヒドラケー

ブルアセンブリーに対応する部品番号を示す。

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パンドウイットの統合物理インフラストラクチャーソリューション

パンドウイットは、シスコの10/40/100Gbpsスイッチングプラットフォームをサポートするインフラス

トラクチャーの完全なソリューションを提供する。

パンドウイットのキャビネットおよびケーブル管理ソリューション

パンドウイットのキャビネットおよびケーブル管理ソリューションにより、10、40、および100ギガビ

ットイーサネットスイッチングプラットフォーム(Cisco Nexus 9000シリーズなど)を利用できるよう

になる。パンドウイットのキャビネットおよびラックソリューションは、42RU~52RUの範囲のサイズ

で2ポストと4ポストの両方のアプリケーションをサポートする。また、キャビネットソリューションに

は、キャビネット内外のケーブル管理と熱管理も含まれる。パンドウイットの熱対策ダクトソリューシ

ョンは、Cisco Nexus 9000シリーズの展開に使用する機器の操作専用に設計されている。パンドウイッ

トの事前構成インフラストラクチャーソリューションは、展開を簡素化・促進し、熱性能を向上させ、

エネルギー消費を削減する。図22は、パンドウイットのキャビネットおよびケーブル管理ソリューショ

ンを構成するコンポーネントオプションの機能の一部を示す。

パンドウイットの高速データ伝送ソリューション

10、40、および100ギガビットイーサネットに対応するパンドウイットの光ファイバーおよびツイスト

ペアケーブリングソリューションは、スイッチングプラットフォーム(Cisco Nexus 9000シリーズなど)

をサポートする。パンドウイットのシグネチャーコア光ファイバーケーブリングシステムは、パンドウ

イットの新たな革新的高性能ファイバーであり、モード分散と色分散の両方を調和させ、その範囲を標

準的な要件を超えて拡大できる。パンドウイットは、この新たなテクノロジーを利用して顧客の期待要

件をさらに高めるために、関連する標準化団体を主導している。パンドウイットのシグネチャーコアは

顧客の実装要件に応じて、ファイバーネットワークの範囲を拡大する。

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パンドウイットのツイストペアケーブリングテクノロジーは、SFP+ 10Gbpsダイレクトアタッチツイス

トペア(DAC)ケーブルアセンブリーおよび10GBASE-T用のTX6A 10GigとTX6A-SD 10Gig UTPツイ

ストペアケーブルに組み込まれ、高度な性能特性を提供する。ツイストペアとファイバーの両製品は、

工場で終端処理された試験済みのケーブルアセンブリーを備えたパンドウイットのQuickNetケーブリ

ングシステムに組み込むことができる。この機能により、ソリューションの展開が大幅に加速し、期待

性能を確保できる。

図23は、Cisco 9000シリーズスイッチに対応するパンドウイットの高速データ伝送(HSDT)ソリュー

ションに使用できる製品オプションの一部を示す。

パンドウイットの運用管理ソリューション

パンドウイットの運用管理ソリューションにより、Cisco 9000シリーズの10、40、および100ギガビッ

トイーサネットスイッチングプラットフォームなどの新たなテクノロジーを利用できるようになる。こ

のテクノロジーには、製品、実装ツール、およびパンドウイットの物理インフラストラクチャーマネー

ジャー(PIM)のソフトウェアと機器を接地、識別、およびラベリングする機能が含まれる。パンドウ

イットのアドバイザリーサービスでは、広範囲にわたる評価および最適化のサービスを提供し、パンド

ウイットの物理インフラストラクチャーソリューションの評価と展開に関して顧客を支援する(図24)。

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結び

仮想化環境を採用する企業が増えるに連れ、ネットワークインフラストラクチャーへの期待感が高まり、

データセンターのステークホルダーは使用するネットワークアーキテクチャーについて今後も検討を

続けていくことになるだろう。Cisco Nexus 9000シリーズが作成された目的は、ネットワーク性能を最

適化することにより、従来のネットワークアーキテクチャーにあるような制約に縛られずに仮想化環境

を運用できるようにすることである。Cisco Nexus 9000シリーズスイッチングプラットフォームネット

ワークを最高レベルで運用するには、優れた性能を確保できるように物理インフラストラクチャーを構

築する必要がある。パンドウイットの物理インフラストラクチャーソリューションにより、制約のない

運用に必要な性能、柔軟性、および信頼性がシスコ製品にもたらされるのである。

詳細について

詳細については、シスコ(http://www.cisco.com)またはパンドウイット(http://www.panduit.com)ま

でお問い合わせのこと。

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シスコについて

シスコは、ネットワーク分野における世界的リーダーとして、人間同士のつながり、コミュニケーショ

ン、およびコラボレーションの方法を変革することに力を注いでいます。シスコに関する情報は、

http://www.cisco.com で確認することができます。現在進行中の新しい情報については

http://newsroom.cisco.com にアクセスしてください。

パンドウイットについて

パンドウイットは、簡素化、迅速性、運用効率の観点から、物理インフラストラクチャの最適化を支援

する世界レベルの最先端のソリューションを開発、提供しています。パンドウイットのUnified Physical

InfrastructureSM(UPI)ソリューションは、お客様が、より洗練されたビジネスの統合基盤を確立する

事を目指し、コミュニケーション、コンピューティング、電力、制御、セキュリティ・システムの接続、

管理、自動化の実現を支援します。各テクノロジー毎に業界をリードする企業との強いパートナーシッ

プと、それを補完するグローバルスタッフ、そして比類なきサービスとサポートが、パンドウイットが

有益で信頼できるパートナーであることの証です。詳細については http://www.panduit.co.jp をご覧く

ださい。

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