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CHALLENGE 住まい 暮 らし 戦略ドメイン Vol.1

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— 成 長 事 例 対 談 集 —

C H A L L E N G E

住まい と暮らし編戦略ドメイン

Vol.1

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110100

01 CHALLENGE

私たちは、

「1— ————ファーストコール」「10————経常利益率10%」「100———100年発展」を目指す為に様々な活動を続けています。

社会構造や世帯構成の変化に伴い、住まいや暮らしに対する価値観もめまぐるしく変化しています。その潮流の中で、躍進し続ける企業はどのような成長戦略を推進しているのでしょうか?

タナベ経営が開催する「住まいと暮らしビジネス成長戦略研究会」は、顧客に一番に選ばれる企業(ファーストコールカンパニー)へのヒントをどのようにつかみ、また、いかなる手法や取り組みでその実現に近づくのかについて、日本全国の優秀企業・成長企業の視察や講義から、そのビジネスモデルを体感していただけます。

私たちは、変化の激しい潮流の中にこそ、ビジネスチャンスが数多く滞在していると考えています。

今回は、私たちの活動の一部を、「CHALLENGE」として、ダイジェスト版に編集しました。

是非ご一読頂き、自社の成長へのステップとしてご活用下さい。

敬具㈱タナベ経営 住まいと暮らしチーム一同

目指すのは、100年先も1番に選ばれる会社

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目次 02

成長事例対談 03

暮らしの提案で新しいリフォーム需要を起こす 03ホームテック株式会社 × タナベ経営

3事業で住まいのトータルな安全・安心を提供 09株式会社タカカツホールディングス × タナベ経営

“グリーン コンストラクションカンパニー”で 15 次の100年の礎を築く株式会社亀井組 × タナベ経営

— 成 長 事 例 対 談 集 —

C H A L L E N G E

住まい と 暮らし 編戦 略ド メ イ ン

戦略ドメイン & マネジメント研究会 21

住まいと暮らしビジネス研究会 21

開催要項 23

タナベ経営コンサルタント紹介 24

今期の視察先 25

過去の視察先紹介 27

Vol.1

会社概要 29全国拠点一覧 29

会社概要・申込書 30

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暮らしの提案で

新しいリフォーム需要を起こす

専務取締役

長尾 吉邦

代表取締役社長

髙橋 久明 氏

東京本部 副本部長

齋藤 正淑

常務取締役

天野 厚 氏

株式会社

タナベ経営

ホームテック株式会社

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ホームテック株式会社 04

上場を目指して 4人の仲間で創業

長尾 タナベ経営の人材育成などをご活用いただき、ありがとうございます。髙橋社長はホームテックの創業者ですが、創業の経緯をお教えください。髙橋 当社の創業は1991年です。大学時代に、いつか自分の会社を上場したいと思い、就職先として未上場企業を探しました。そして大手住宅メーカー系列のリフォーム会社に就職。そこを選んだのは、当時の副社長が憧れの経営者だったからです。ところが入社7年目のころ、その方が他社へ移ってしまわれました。それを残念に思い、会社を辞めようと思ったのが、独立の直接のきっかけです。長尾 学生時代から、会社を上場したいと真剣に考える人はあまりいません。その志は、どこからきているのですか?髙橋 大学生のころ、リュックを背負って米国を歩きました。サンフランシスコに行ったとき、山の上に建つ高級マンションで暮らす富裕層のカップルを見かけました。私が山頂から見た風景は確かにきれいでしたが、「彼らの部屋の窓から見える風景はもっと素晴らしいだろう」と思ったことですね(笑)。

長尾 志が高い、意志が強いというのは、経営者として重要なことです。上場はゴールではありませんが、創業時から上場を目指すと宣言されている髙橋社長に敬意を表します。4人の仲間で創業されたのですね。髙橋 私と常務取締役の天野、岡澤、取締役部長の石原の4人で会社をスタートしました。私が脱サラするとき、天野たちを誘ったのです。長尾 天野常務、その時はどんな気持ちでしたか?天野 実は一度、誘いを断りました。私は上昇志向ではなく、安定した生活ができればよいと思っていたので、大手企業の関連会社に入社できて満足でした。ところが、私たちが務めていた拠点を、利益を出しているうちに他社へ売却するとのうわさを聞き、考えが変わりました。そうした仕組みなら、会社にしがみついても安定や安心は確保できない。ならば、独立してもいいかなと(笑)。 独立に当たって4人で約束をしました。独立後1~2年すると仲間が分裂してしまう事例を数多く見てきましたから、「5年間は何があっても一緒にやろう」と強く言いました。長尾 その誓いがあったからこそ、今も共に上場を目指して取り組んでおられるのですね。

ホームテック株式会社

業界に新風を巻き起こし、楽しく働く会社を実現

東京の多摩エリアを中心に、リフォーム専門の大型ショップ「リフォームプライス」を展開する

のがホームテックだ。同社は、髙橋社長の感性豊かな発案力を基軸に、社員のやる気を引き

出す組織力の養成に注力。築20年が過ぎても必要最低限の工事しか施さない人が7割という

「リフォーム後進国・日本」に新風を吹き込んでいる。

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05 CHALLENGE

を上げたポイントは、どこにあると思われますか?髙橋 私や役員、社員が、たゆまぬ情熱を持って事業に邁進してきたことです。加えて、お客さまからの「見え方」を意識したことでしょうか。「良いものをつくれば売れる」という一方的な感覚になってはいけないと自らを戒めています。長尾 顧客視点でどう映るかを意識されていますね。たびたびテレビ番組で取り上げられ、髙橋社長は書籍も著されています。展示会に積極的に参加し、「テッキー」というイメージキャラクターも展開。この意識は、社長のセンスでもありますね。多摩地区ではナンバーワンという状況ですか?髙橋 当社のリフォーム専門大型ショップ

「リフォームプライス」の知名度はわりと高く、規模も大きい方だと思います。長尾 今後の成長ビジョンをどう描かれていますか?髙橋 お客さまからもっと評価されることに関しては、「アウターブランディング」に興味があります。日本では、チャリティーとマーケティング

難しいリフォーム分野で 着実な成長を続ける

長尾 リフォーム分野は、毎年ゼロからのスタートになってしまうため、固定費がかさんで赤字化するリスクの高い事業です。差別化も難しい。事業としてかなり難しい分野といえます。それでもホームテックは順調に成長してこられました。現在の業績を教えてください。髙橋 創業して24期目ですが、私の個人会社だった2年間があるので、実質的には22期目です。前期の売上高は55億3000万円。着工件数は1万8000件に達しました。売上げは毎年少しずつ伸びています。長尾 リフォーム市場は伸びていますが、顧客から見て業界の信頼感は決して高くありません。企業側も、多くの固定費を抱えながら毎年ゼロスタートを余儀なくされるので、経営が安定しない。一時は創業10年、20年の会社が次々に倒産しました。その中でホームテックが業績

これからは

市場獲得型ではなく、

市場創造型の

マーケティングが大切。