MRI Imaging of the brain: MRI - 断層映像研究会1 6) 断層映像研究会雑誌第28巻第4号 特集脳の画像診断ー各種モダりティにおける画像診断の進歩一
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画像診断
*肝細胞(胆汁を産⽣する)ががん化、多くは慢性肝炎・肝硬変から発⽣。
*C型肝炎:70〜80%無治療では10年~30年で3~4割が肝硬変になる。ほとんどの場合で肝硬変を経て発がん。発がん率は年7〜8%、6年から7年で50%が発がん。
*B型肝炎:10%〜20%肝硬変へ⾄る前の慢性肝炎から発症することも多い。
*アルコール性肝障害*その他(脂肪肝等アルコール以外の肝障害、アフラトキシン等の有害物質等)
*早期発⾒、早期治療が重要。*肝臓がん⾃体の症状は初期にはみられない。*腫瘍マーカーも初期では陰性のことも多い。→⾼リスク群(B型、C型肝炎、肝硬変)の定期的な画像診断検査が必要。
・ CT, MRI,エコー(超⾳波検査)
多段階発がん説
コンセンサス癌治療 VOL.8 NO.3 肝細胞がんの治療 p123 より引⽤
*正常肝細胞とがん細胞の違いを⾒つけて、可視化する。
1. ⾎流2. 機能
*正常肝細胞動脈⾎ -2割⾨脈⾎(腸管の栄養を集める)-8割
*肝細胞癌肝動脈から栄養され、⾨脈⾎は関与しない。
*造影剤→影を造る薬剤。CTで⽩くうつる。病変の可視化。
肝細胞がんの画像診断と造影剤
早期相
後期相
MRI
US
*正常肝細胞とがん細胞の違いを⾒つけて、可視化する。
1. ⾎流2. 機能
*細胞には様々な機能。がんになるとその機能が失われる。
*クッパー細胞(マクロファージ)
→造影エコー(ソナゾイド)
*アニオントランスポーター→造影MRI(EOB)
B mode 約20分後(クッパー細胞相)
早期相約20分後(肝細胞相)
*簡便、スクリーニングとして最も⼀般的。⼩病変の描出にも優れる。
*造影剤(ソナゾイド®)を⽤いた造影エコーも⾏える(クッパー細胞相)。
*1.5cmを超える腫瘤は、造影CTやMRIで評価。*体格、腸管ガス、肝臓の形態の個⼈差などにより観察ができないことも。
*空間分解能にすぐれる(よく⾒える)。*短時間(約3分)で検査が終了する。
*X線被ばくがある。*腎機能低下例では禁忌。
*⾼い診断率。*T2強調画像や、拡散強調像などによりエコー/CTでは得られない情報が得られる。
*造影20分後(肝細胞相)撮影は前癌病変の検出に優れる。
*最も⾼価、時間もかかる(40分位)。*体内⾦属(ペースメーカー、マグネット式インプラント)、閉所恐怖症の⽅では施⾏困難。
拡散強調像細胞密度を反映
脂肪抑制T2強調像⾎管の多さを反映
*エコー/CTでは得られない情報が得られる
20分後(肝細胞相)
早期相
後期相
CT 後期相
*前癌病変の検出に優れる
2cm以上、早期相で造影→がんとして治療開始
⻑所 短所
エコー
・低侵襲、簡便、安い・クッパー細胞相(肝細胞の機能)・腎機能不良例にも造影可能・造影剤アレルギーは⾮常に稀(たまご)
・条件(体格、腸管ガスなど)により観察ができないことも・ある程度時間はかかる
CT・空間分解能がよい・短時間の検査
・X線被ばく・腎機能低下例は禁忌・造影剤アレルギー(時に、喘息の患者は禁忌)
MRI
・エコー、CTでは得られない情報が得られる・前癌病変の評価に優れる(肝細胞相)
・コスト(時間、⾦額)・腎機能低下例は禁忌・造影剤アレルギー(時に、喘息の患者は禁忌)・体内⾦属、閉所恐怖症の⽅では施⾏困難
肝臓がんの検査にはエコー(超⾳波)、CT、 MRIがあり、それぞれ⻑所、短所があります。患者さんごとの状態に合わせて、これらをうまく組み合わせることで早期発⾒を⽬指します。