再生可能エネルギー(RE)の買取 マレーシアの事 ......

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  • 再生可能エネルギー(RE)の買取 ―マレーシアの事例―

    ハムダニ・サイディ教授 水素経済研究所(IHE)

    (www.staff.blog.utm.my/hamdani)

    および

    ホー・チン・シヨン教授 [email protected]

    マレーシア工科大学

    APN-IGES-兵庫県シンポジウム 再生可能エネルギー普及によるアジアにおける

    低炭素社会の実現

    2013年2月18日 日本・神戸

  • 目次 エネルギーミックス RE政策 太陽公発電 バイオマス 水力発電 固形廃棄物(MSW) バイオガス

  • マレーシアのエネルギー問題

    • 持続可能性 -天然ガスの枯渇 - 輸入石炭 -水力発電― 発電と需要のミスマッチ -再生可能資源の占める割合の小ささ

    • ビジネスモデル -助成金の多さ -持続不可能なIPP(独立系発電事業者)の契約

    • 損失 -発電、送電、利用 -需給管理(DSM) -設備容量予備率、効率性および蓄電

    • エネルギー安全保障 -輸入石炭、ガス枯渇、REの割合の小ささ

    • 環境 - CO2排出

  • エネルギーミックス

    ガス 6% 石炭 2%

    水力 4%

    石油 88%

    ガス 石炭 水力 石油

    ガス 石炭 水力 石油 RE

    石油 88%

    エネルギーミックス 1980年

    エネルギーミックス 2010年

    水力 9%

  • マレーシアの再生可能エネルギー源

    マレーシアは国内のRE源に恵まれている。RE源には 以下のものがある。

    (a) パーム油のバイオマス廃棄物(通常EFB およびPKS)及びパーム油廃液

    (b) マイクロ水力発電 (c) 太陽光発電 (d) 固形廃棄物および埋立地ガス (f) 農業関連工業*及び農業からの廃棄物および

    ガス

  • RE機会のための再戦略化

    (1) 適切で有効な規制枠組が無かったことによる再生可能エネル ギー市場の失敗に対処する (2) 中止と再開を繰り返す戦略を避け、長期にわたる持続可能性 を確保することで、十分な結果を出し、全ての利害関係者が確実 に参加するようにする (3) マレーシアの新成長産業を産出する (4) 環境が経済成長にとり重要であり、技術革新を加速させるた めに利用できるものであることを認識する (5) 効果的にRE技術を普及させることで、人的資本とその活用方 法を向上させる (6) 既存のRE政策との矛盾を回避し、あいまいなメッセージを送 らないようにすることで、絵ビジネス上の決定に影響を与えないよ うにする

  • エネルギー政策

    1. 1979年「国家エネルギー政策」 エネルギー安全保障の拡充 (供給力、利用しやすい料金、アクセスしやすさ、受容性)

    2. 1981年「4種燃料多様化政策」 -石油、水力、ガスおよび石炭 の燃料ミックス

    3. 2000年「5種燃料多様化政策」 - 5つ目の燃料としてREを追加 4. 「国家再生観桜エネルギー政策および行動計画」(2010年) 5. 「持続可能エネルギー開発法」(2011年)―政策、法律、規制 により推進

    - 国内エネルギーミックスにおけるREの割合を増加 - RE産業の成長を促進 - RE発電コストの規制 - 環境の保護 - REの役割に対する意識向上を図る

  • RE戦略の要旨

    戦略の要旨2: REを 促進するビジネス環境を 提供

    戦略の要旨3: 人的資本開発の強化

    戦略の要旨4: RE研究開発の拡大

    戦略の要旨5: 認知度向上&RE政策 推進 プログラムの創出

  • 要旨1: 適切な規制枠組の導入

    1) 適切で確固たる、効率的な規制枠組の導入により、市場の失敗に対 処し、RE発電市場に参入する企業へのインセンティブを提供する。

    2) RE発電事業の漸進的算入の触媒となり、またRE開発の関連するそ の他の側面を促進する固定価格買取(FiT)メカニズムを導入する。

    3) 政府(受領分は公債基金として納入される)。 このような規制枠組み がRE業界誕生の触媒としての機能を果たすため、結果として直接的 な波及効果があり、(例えば、ボイラー技術の向上などを通じ)RE技 術の研究開発と技術革新が可能となる。

    4) この要旨の目に見える成果としては、RE使用率の増加、従来型発電 用の化石燃料消割合の減少(もしくは増加ストップ)及びCO2排出量 の削減などがある。

  • 要旨2: REビジネスを促進する環境を提供

    1) REビジネスは、RE発電とRE業界の発展に尽力 2) RE発電には、発電、配電、売電を含む 3) RE業界には、RE部品(例:効率的なボイラーやタービン、太陽光発電モ ジュールなど)の製造を含む 4) REサポート業界 –例:組立、圧力容器 5) REサービス提供業者 –例:技術者、コンサルタント、エンジニア、組立作 業者等 6) 優遇策 - 「グリーン技術基金」、政府による買取、FIT(固定価格買取制 度) 7) REビジネス環境に取り重要なのは、熟練した労働者、市場、財政、規制

  • 要旨3: 人的資本開発の強化

    1) 高等教育機関、大学および学校の全ての段階に おいて、REに対する意識向上プログラム

    2) エンジニア、技術者、マネジャーなどの再訓練 3) RE事業のリスクに関する新規コース/プログラムの 提供

    4) 研究開発を通じて能力開発を促進 5) 応急処置として、海外からの知識労働者の誘致

  • 1) 研究開発では、迅速な商業化を可能とし、REビジネスを創設するための 技術革新に集中的に取り組む。例えば、独立型発電システムとして、太陽光 発電、バッテリーと管理システムをシステム統合するなど。 2) RE関連事業の研究開発向けの特別基金を創設。 3) REの特定研究分野。例えば、太陽光発電、ミニ水力発電、バイオガス、都 市固形廃棄物、バイオマス等。 4) 国内で入手可能な原料と専門的人材を活用することにより、コストが削減 され、業界にとり受容しやすいものとなる。 5) 研究開発機関と業界の強力な共同作業により、プロトタイプの試験を行う。

    要旨4: RE研究開発の拡充

  • 要旨5: RE推進プログラムの設計と実施

    1) 全ての利害関係者の間で、RE利用とRE事業参入に よる利点に関する意識を高める

    2) 利害関係者ごとに応じた、特定の目標と結果に応える プログラムを設計。例えば、投資家向けに政府の長期 支援を強調した推進プログラムなど

    3) 電力消費者向けに、環境美化と安定した電力供給確 保の必要性に焦点をあてた推進プログラム

  • RE容量目標

    バイオガス 小規模 水力発電

    バイオマス 11.2%

    太陽光発電(陸上)

    太陽光発電(非陸上)

    許可申請分 2012年

    バイオガス

    バイオマス

    小規模 水力発電

    太陽光発電 (非陸上)

    太陽光発電 (陸上) 10.6,3%

    許可出力 2012年

  • REの長期目標

    太陽光発電

    固形廃棄物

    ミニ水力発電

    バイオガス

    バイオマス

    年度

    出典:Wee Nee Chin,「RE Status in Malaysia」, SEDA 2012年

  • パーム工場からのバイオマス

    表5.2:パーム工場から排出されるバイオマス総量

  • ミニ水力発電

    表5.3:マレーシアのミニ水力発電所の設備容量

    クダ州

    ペラ州

    トレンガヌ州

    クランタン州

    パハン州

    小計

    サバ州

    サラワク州

    マレーシア半島部

    マレーシア東部

    総計

    州 設備容量(MW)

    出典:「National Energy Balance 2007」

  • SWM廃棄物総量

    表5.6:マレーシアで排出される廃棄物総量

  • 終了年度

    目標 - マレーシアの再生可能エネルギー

    長期RE割合目標

    バイオマス 積算量 (MW)

    バイオガス 積算量 (MW)

    ミニ水力発電 積算量 (MW)

    太陽光発電 積算量 (MW)

    固形廃棄物 積算量 (MW)

    RE総積算量 (MW)

    出典:「National Renewal Energy Policy and Action Plan」KETTHA 2009年

  • RE政策の結果

    表(ii):RE政策の結果予定

    終了年度

  • 固定価格買取

    再生可能資源 容量 (MW) 固定価格買取 (リンギット/kWhr) 契約期間

    バイオガス

    バイオマス*

    ミニ水力発電

    太陽光発電

  • FITの資金

    財源 2011年 –電気使用量から 上乗料金を徴収 -RE用に100リンギット/月ごとに 1リ