秋芳から仙崎港へベルトコンベアーで石灰を 工事着手 山下清 ... · 2015. 3....

1

Transcript of 秋芳から仙崎港へベルトコンベアーで石灰を 工事着手 山下清 ... · 2015. 3....

  • 長 門 市 広 報 昭和39年3月6日 (金曜日)

    秋芳から

    三隅、仙崎港へ

    ベルトで石灰を

    明年四月運転目標に

    住友石炭が工事に着手

    昨年十月に作友石炭鉱業K

    K(本社東京)が、秋芳町入

    見台の石灰山を人手し、列車

    輸送が限度に来ている現在、

    ベルトコンベアーで仙崎港に

    送って、船で東北方面その他

    へ輸送する計画をし、このほ

    ど、一部の工事にとりかかり

    明四十年四月操業開始をめざ

    し工事が進められています。

    この計画によると、秋芳町

    入見台の石灰採石現場からべ

    ルトコンベアー約一七キロで

    仙崎湾に送るもので、ベルト

    コンベアーの巾三メートル、

    地上からの高さ五メートル、

    途中、荒ケ峠(真木)、二条

    窪、三隅(上ゲ)をとおり仙

    崎白潟江の川の貯鉱場(八千

    坪)へ毎日五千トン(トラッ

    クで約六11三十台分)を運こ

    ぼうとすろもの。

    現在までに自潟小浜市営住

    宅附近に変電所が完成、貯鉱

    場用地の交渉もおわり明年四

    月操業を目標に各個所で本格

    的工事がはじまりました。

    この工事は、全長一七キロ

    の三分の二がトンネルエ事と

    いう難工事で、工事施工者も

    、住友建設、大成建設、大林

    組、鹿島建設といった全国一

    流の業者があたっています。

    操業が開始されれば、七千

    トン級の貨物船が毎日約五千

    トンの石灰を東北方面その他

    に積出しすることになり、ミ

    ナト仙崎にも久し振りに活気

    に満ちた町にかえるものと予

    想されています。

    山下清さん

    齋木市長を訪問

    さる2月25

    日から3日間

    中央公民館で

    ひらかれた山

    下清滞欧作品

    展へ出席のた

    め、裸の大将

    こと山下清さ

    んは、前日の

    24口午前10時

    ごろ、ヒョッ

    コリ斎木市長

    を訪問しまし

    だ。市

    長室では

    早速名刺がわ

    りにと、色紙

    にマジックイ

    ンキで得意の

    絵を書き、市

    長をはじめ、

    三役におくり

    ました。

    山下清さんは「田舎の景色

    はとてもキレイだ。」と感心

    し、市長室の箱型の時計をめ

    ずらしそうにジツト見つめて

    いました。

    (写真は、市長を訪問した山

    下清さん)

    ヘルメット

    をかぶろう

    交通事故死の七割

    が頭部負傷が原因

    交通事故による死亡者の死

    因を調べてみますと、その大

    半が頭部負傷になっています

    県下で起った昨年の例をみ

    ても、死者二〇八名中の七二

    %にあたる一五〇名が頭部負

    傷で死亡しています。

    とくにバイク、オートバイ

    などの二輪車に乗車中の事故

    死者七五名申の六四名までが

    頭部負傷による死亡となって

    います。その他死亡までには

    至らなくても後遺症によって

    長い間苦しんでいる人もいま

    す。交

    通安全山口県対策協議会

    、山口県警察本部、山口県交

    通安全協会が共同で、原動付

    自転車、軽二輪車、自動二輪

    車を運転する人と、それに同

    乗する人を対象に、安全帽(

    ヘルメット)をつける運動を

    はじめることになりました。

    みなさんも、ヘルメットを

    かぶり、安全運転に気をつけ

    ましよう。

    目の不自由な

    お子さんのご両親へ

    県立盲学校入学案内

    山口県立盲学校(下関市東

    大坪町)は、普通の小、中、

    高校と同じように、小学部、

    中学部、高等部がありさらに

    高等部の上に専攻科がある総

    合学園です。

    教育方法は

    小学部 中学部とも義務制

    で普通小、一中学校と同じよう

    に教育しています。また高等

    部は、理療科専問課程で、専

    攻軻は高等部卒業後さらに高

    度な教育をほどこしています

    入学資格は

    小学、中学、湍等の各部を

    通じて視力〇、三未満の人

    で、小学校や中学校からの

    転校もできます。

    また、家庭の事情に応じ

    て学資、過学費、食費、給

    食費などの大巾な補助があ

    ります。

    くわしいことは、市教育

    委員会か直接学校へご相談

    ください。

    新入学児の学用

    品をえらぶには

    小学校へ入学するお子さま

    をお持ちの家庭では、学用品

    をととのえるのに、いろいろ

    と気をつかわれることでしよ

    学用品の選定については、

    案外に、判断に迷うものであ

    ります。また子どもが使うも

    のだからというわけで、安直

    な選び方をする場合もありま

    す。こういうことのないよう

    、たとえ鉛筆一本でも、むや

    みに高価なものを避け、外見

    K左右されないよう実質的な

    良い品を選ぶことです。

    しかも新入学の児童は、学

    用品の使い方にはなれていま

    せんので、使用方法の簡単な

    ものを選ぶことも大切であり

    ます。それにJIS(ジス)

    マークのある品を選び、ノー

    トは文部省の基準にあったも

    のにしたほうがよいでしょう

    以上のような点に心を配っ

    ても、なお迴ぶ場合、判断に

    迷うときは、入学予定の学校

    と相談されるのがよいでしょ

    う。そうすれば、あとから無

    駄なものまで買い入れたとい

    うわけで、悔むことがないで

    しょう。 お

    とうさんのない子の

    中卒者を激働

    白菊会のおばさんたちが

    長門市白菊会(会

    長中谷ウメさん)は

    父親のない母子世帯

    で今春中学校を巣立

    つ子どもを激励する

    会をさる二月二十二

    日午後二時から市役

    所大会議室でひらき

    ました。

    この日あつまつだ

    生徒は、約百名で、

    白菊会からおくられ

    た記念品を手に、お

    菓子をたべながら、

    来賓のかくし芸に目

    を見張りながら、た

    のしいひとときをす

    ごしました。

    生徒を代表し福田

    純子(仙中3年)さ

    んが「白菊会のおば

    さんをはじめ、来賓のみなさ

    んにこのようなおもてなしを

    していただき、ほんとうにあ

    りがいとう。

    わたしたちは、みなさんの

    ご厚情を無駄にすることなく

    、強く生きぬく覚悟です、父

    も草場のかげでさぞよろこん

    でいることと思います。ほん

    とうにありがとう」。

    とお礼の言葉をのべました。

    (写真は、お礼の言葉をいう

    福田純子さん)

    春の防犯はお互いが協力して

    春の訪れ

    とともに楽

    しい行楽の

    時期を迎え

    ますが、一

    方、すりや

    かっぱらい

    暴力犯罪な

    ども多くな

    るのが毎年

    の例です。

    そこで行楽

    地などではお互いに次のよう

    なことに注意したいものです

    ①酔っぱらいによる迷惑行為

    と小暴力をしめだそう。

    ▲飲みすぎて他人に迷惑を

    かけない。

    ▲飲っぱらいに近寄らず、

    たとえからまれても相手

    にならない。

    ▲盛り場や行楽地でぐれん

    隊のたむろしているよう

    なところには近寄らず、

    いんねんをつけられても

    相手にならず逃げる。

    ▲どんな小さな暴力や迷惑

    行為も見逃さない態度で

    みんなが協力し、他人が

    暴行などされたらすぐ警

    察にとどけ出る。

    ②あきすなど盗犯を防ぐ

    ▲外出するときは留守番を

    おくか、それができない

    ときは、わずかな間でも

    必らず厳重に戸締まりを

    し、隣り近所にも留守を

    頼希でおく。

    ▲大金を家におかないこと

    やむを得ずおく際は、現

    金や預金通帳、印鑑など

    は分散してしまづておく

    ▲万一被害を受けた時は、

    現場をそのままにしてす

    ぐ警察に届け出る。

    page1