療法士育成にタブレットを活用するための Wi-Fi環 …...2018/11/06  ·...

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療法士育成にタブレットを活用するための Wi-Fi環境を構築。 学校間、部門間の情報共有をリアルタイム で行える環境づくりを推進 学校業務全般における 情報共有のためのシステム構築 福岡保健学院では、学校間、部門間での情報共有 のリアルタイム化によるノウハウの共有などを目的 として、平成29年にICTシステム構築プロジェクト を設立。学校運営のICT強化も視野に入れたWi-Fi 導入計画を進めました。 「プロジェクトでは、授業の ICT化に限らず、学生募集、広報活動、学生個人 情報管理など、業務全般における情報共有のため のシステム構築を検討しています。その第1段階と して、授業へのタブレット活用を主目的としたWi-Fi 環境の構築を検討しました。」 (藤井氏) 「学生用タブレットの導入にあたっては、セルラー モデルの導入も検討しましたが、契約台数が多くな り、毎月多額の通信費がかかることがわかりました。 そのため、ブロードバンド回線1契約で運用できる Wi-Fiモデルを採用し、校舎の全フロアで快適に 通信できるWi-Fi環境を整備することにしました。」 航空レーダーによるDFS障害を回避 販売店として担当した、旭陽電気株式会社の山田 氏は、無線LANアクセスポイント、PoEスイッチに バッファロー製品を選びました。 「教室では1クラス 40名、講堂では100名ほどがタブレットを同時に 使用されるということでしたので、トライバンドと 公平通信制御で多台数同時接続に強い『WAPM- 2133TR』をお勧めしました。また、本校と同時に 福岡和白リハビリテーション学院でもWi-Fiを導入 したのですが、福岡和白の校舎は福岡空港から約 12kmと近く、さらに隣接している福岡和白病院に は救急搬送用のヘリポートもあるため、航空レー ダーによるDFS障害が懸念されました。本製品は、 『DFS障害回避機能』を搭載していますので、その点 でも安心して提案できました。」 (山田氏) 「WAPM-2133TR」には、DFSによる無線LAN 停止を回避するため、レーダー監視専用のアンテナ が搭載されています。これを使用して干渉しない周 波数を常に監視・把握 し、レーダー波を検知し た際に瞬時に干渉しな い周波数へと自動で切 り替える仕組みが「DFS 障害回避機能」です。 ハイパワータイプ のPoEスイッチを 採用 小倉リハビリテーショ ン学院では、4階建ての 校舎の各フロアに3~8 台の 「WAPM-2133TR」 を設置。給電用のPoEスイッチには、ハイパワータイ プの「BS-GS2016P/HP」を採用、スイッチの台数 を最小限に抑えることができたと言います。「トラ イバンド仕様の『WAPM-2133TR』は、使用する バンド数が多い上に多機能なため、最大消費電力が 25.5Wと比較的高めです。 『BS-GS2016P/HP』 は、各ポート最大30W、合計384Wの給電が可能 で、今回の導入計画に最適でした。スイッチの台数 を1フロアに1台、計4台に抑えることができ、施工・ 管理がしやすく、機器収納ボックスにすっきりと 収めることができました。」(山田氏) アプリや撮影機能の活用で、 受け身の授業から学生主体の授業に 小倉リハビリテーション学院では、平成30年7月 にWi-Fi導入工事を完了。次年度の運用開始に向 けて、タブレットを活用した授業の準備を進めてい ます。「来年度から、3D人体解剖学アプリを授業に 活用する予定です。3次元の人体模型を使い、自分 で操作しながら学習することで、講義形式の授業 と比べて、格段に理解がしやすくなります。実技の 授業では、タブレットの撮影機能を活用し、自分の 技術レベルを客観的に確認できるようになります。 これまで受け身だった授業が学生主体に変わるこ とで、学生のモチベーションが上がり、学習意欲も 高まると期待しています。」 (藤井氏) 系列7校へのWi-Fi導入により、 学校運営のICT強化を推進 ICTシステム構築プロジェクトでは、今回のWi-Fi 導入を、学校業務全般にも活かしていきたいと考え ています。 「Wi-Fiを活用することで、学校間、部門間 の情報共有をリアルタイムに行えるようになります。 また会議にタブレットを使うことで、書類のペーパー レス化も可能です。今後は当学院が運営する7校 すべてにWi-Fiを導入し、学校運営全体のICT強化 を進めていきたいと想います。」 (藤井氏) 学校法人 福岡保健学院 様 学校法人 福岡保健学院(以下、福岡保健学院)では、3D人体解 剖学アプリなどの活用で学習の質を高めることを目指し、平成 31年4月から小倉リハビリテーション学院の学生全員にiPadを 提供することを決定。その運用に最適なWi-Fi環境の構築に、 バッファローの無線LANアクセスポイント「WAPM-2133TR」を 採用しました。同時に、福岡和白リハビリテーション学院にも 同設備を導入。今後は運営する7校すべてに導入し、学校間、 部門間の情報共有などに活用。授業への活用のみならず学校 運営全体のICT強化を計画しています。 ピックアップ導入事例 学校法人 福岡保健学院 小倉リハビリテー ション学院 理学療法学科 教務副主任 藤井 弘通氏(左 以下、藤井氏)、旭陽電気株式会 社 ソリューション営業部 部長 山田英弘氏 (右 以下、山田氏) エアステーションプロ インテリジェントモデル 11ac/n/a & 11n/g/b 同時使用 法人向け 無線LANアクセスポイント WAPM-2133TR レイヤー2 Giga PoEスイッチ ハイパワーモデル BS-GS2016P/HP インター ネット WAPM-2133TR ×7台 WAPM-2133TR ×3台 WAPM-2133TR ×3台 第2学生サロン前 普通教室 7 普通教室 8 普通教室 4 普通教室 5 普通教室 6 ADL室 普通教室 9 基礎医学自習室 普通教室 1 普通教室 2 普通教室 3 面談室 職員室 治療室前 5F 講堂(下) 5F 講堂(上) 5F 学生サロン 装具加工室 木工・金工陶芸室 コンピューター室 4F 3F 2F 1F モデム / ルーター PoE対応スイッチ BS-GS2016P/HP PoE対応スイッチ BS-GS2016P/HP PoE対応スイッチ BS-GS2016P/HP PoE対応スイッチ BS-GS2016P/HP WAPM-2133TR ×8台 0041 buffalo.jp/jirei

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療法士育成にタブレットを活用するためのWi-Fi環境を構築。学校間、部門間の情報共有をリアルタイムで行える環境づくりを推進

学校業務全般における情報共有のためのシステム構築 福岡保健学院では、学校間、部門間での情報共有のリアルタイム化によるノウハウの共有などを目的として、平成29年にICTシステム構築プロジェクトを設立。学校運営のICT強化も視野に入れたWi-Fi導入計画を進めました。「プロジェクトでは、授業のICT化に限らず、学生募集、広報活動、学生個人情報管理など、業務全般における情報共有のためのシステム構築を検討しています。その第1段階として、授業へのタブレット活用を主目的としたWi-Fi環境の構築を検討しました。」(藤井氏) 「学生用タブレットの導入にあたっては、セルラーモデルの導入も検討しましたが、契約台数が多くなり、毎月多額の通信費がかかることがわかりました。そのため、ブロードバンド回線1契約で運用できるWi-Fiモデルを採用し、校舎の全フロアで快適に通信できるWi-Fi環境を整備することにしました。」

航空レーダーによるDFS障害を回避 販売店として担当した、旭陽電気株式会社の山田氏は、無線LANアクセスポイント、PoEスイッチにバッファロー製品を選びました。「教室では1クラス40名、講堂では100名ほどがタブレットを同時に使用されるということでしたので、トライバンドと公平通信制御で多台数同時接続に強い『WAPM-2133TR』をお勧めしました。また、本校と同時に福岡和白リハビリテーション学院でもWi-Fiを導入したのですが、福岡和白の校舎は福岡空港から約12kmと近く、さらに隣接している福岡和白病院には救急搬送用のヘリポートもあるため、航空レーダーによるDFS障害が懸念されました。本製品は、『DFS障害回避機能』を搭載していますので、その点でも安心して提案できました。」(山田氏) 「WAPM-2133TR」には、DFSによる無線LAN停止を回避するため、レーダー監視専用のアンテナが搭載されています。これを使用して干渉しない周

波数を常に監視・把握し、レーダー波を検知した際に瞬時に干渉しない周波数へと自動で切り替える仕組みが「DFS障害回避機能」です。 ハイパワータイプのPoEスイッチを採用 小倉リハビリテーション学院では、4階建ての校舎の各フロアに3~8台の「WAPM-2133TR」

を設置。給電用のPoEスイッチには、ハイパワータイプの「BS-GS2016P/HP」を採用、スイッチの台数を最小限に抑えることができたと言います。「トライバンド仕様の『WAPM-2133TR』は、使用するバンド数が多い上に多機能なため、最大消費電力が25.5Wと比較的高めです。『BS-GS2016P/HP』は、各ポート最大30W、合計384Wの給電が可能で、今回の導入計画に最適でした。スイッチの台数を1フロアに1台、計4台に抑えることができ、施工・管理がしやすく、機器収納ボックスにすっきりと収めることができました。」(山田氏)

アプリや撮影機能の活用で、受け身の授業から学生主体の授業に 小倉リハビリテーション学院では、平成30年7月にWi-Fi導入工事を完了。次年度の運用開始に向けて、タブレットを活用した授業の準備を進めています。「来年度から、3D人体解剖学アプリを授業に活用する予定です。3次元の人体模型を使い、自分で操作しながら学習することで、講義形式の授業と比べて、格段に理解がしやすくなります。実技の授業では、タブレットの撮影機能を活用し、自分の技術レベルを客観的に確認できるようになります。これまで受け身だった授業が学生主体に変わることで、学生のモチベーションが上がり、学習意欲も高まると期待しています。」(藤井氏)

系列7校へのWi-Fi導入により、学校運営のICT強化を推進 ICTシステム構築プロジェクトでは、今回のWi-Fi導入を、学校業務全般にも活かしていきたいと考えています。「Wi-Fiを活用することで、学校間、部門間の情報共有をリアルタイムに行えるようになります。また会議にタブレットを使うことで、書類のペーパーレス化も可能です。今後は当学院が運営する7校すべてにWi-Fiを導入し、学校運営全体のICT強化を進めていきたいと想います。」(藤井氏)

学校法人 福岡保健学院 様学校法人 福岡保健学院(以下、福岡保健学院)では、3D人体解剖学アプリなどの活用で学習の質を高めることを目指し、平成31年4月から小倉リハビリテーション学院の学生全員にiPadを提供することを決定。その運用に最適なWi-Fi環境の構築に、バッファローの無線LANアクセスポイント「WAPM-2133TR」を採用しました。同時に、福岡和白リハビリテーション学院にも同設備を導入。今後は運営する7校すべてに導入し、学校間、部門間の情報共有などに活用。授業への活用のみならず学校運営全体のICT強化を計画しています。

ピックアップ導入事例

学校法人 福岡保健学院 小倉リハビリテーション学院 理学療法学科 教務副主任 藤井弘通氏(左 以下、藤井氏)、旭陽電気株式会社 ソリューション営業部 部長 山田英弘氏(右 以下、山田氏)

導入製品

エアステーションプロ インテリジェントモデル11ac/n/a & 11n/g/b 同時使用法人向け 無線LANアクセスポイント

WAPM-2133TR

レイヤー2 Giga PoEスイッチハイパワーモデル

BS-GS2016P/HP

インターネット

WAPM-2133TR ×7台

WAPM-2133TR ×3台

WAPM-2133TR ×3台

第2学生サロン前 普通教室 7 普通教室 8 普通教室 4 普通教室 5 普通教室 6 ADL室

普通教室 9 基礎医学自習室 普通教室 1 普通教室 2 普通教室 3

面談室 職員室 治療室前

5F 講堂(下) 5F 講堂(上) 5F 学生サロン

装具加工室 木工・金工陶芸室

コンピューター室

4F

3F

2F

1F

モデム / ルーター

PoE対応スイッチBS-GS2016P/HP

PoE対応スイッチBS-GS2016P/HP

PoE対応スイッチBS-GS2016P/HP

PoE対応スイッチBS-GS2016P/HP

WAPM-2133TR ×8台

0041buffalo.jp/jirei