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産業交通水道委員会資料 令和元年７月

産 業 観 光 局

京都伝統産業ふれあい館のリニューアルについて

本市では，伝統産業の普及・啓発施設として平成８年に京都伝統産業ふれあい館（以下

「ふれあい館」という。）を開設し，業界団体の協力の下，本市の伝統産業７４品目の体系

的な展示等を通じて，多くの人々に伝統産業の魅力を発信してきました。

近年では，世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」が発表する「無料観光スポ

ットランキング２０１７」において国内第５位，「トラベラーズチョイスアワード２０１８」

においても，人気の美術館・博物館部門で国内第５位に選ばれるなど，ふれあい館への関

心が高まってきています。

こうした中，今後もふれあい館が核となり，伝統産業業界全体の活性化につなげていく

ため，平成２９年度からリニューアル事業に取り組んでおり，本年３月に「京都伝統産業

ふれあい館展示改修実施設計」を取りまとめたところです。

この度，本実施設計に基づき，来年３月のリニューアルオープンを目指して，本年８月

から改修工事に着手してまいりますので，整備内容及び今後のスケジュール等について御

報告します。

１ リニューアルの目的

伝統産業業界全体の活性化に向け，ふれあい館の更なる魅力向上を図り，来館者の増

加につなげるため，二条通りからの視認性の向上など，誰もが気軽に立ち寄れる施設と

するとともに，現在の展示中心の「陳列公開型施設」から深化させ，人が集う「交流コ

ミュニケーション型施設」への転換を図ります。

２ リニューアルのコンセプト

伝統産業に関して知識をお持ちの方だけでなく，市民・観光客など幅広い皆様が，伝

統産業を楽しみながら学んでいただけるよう，お客様目線に立った分かりやすい空間・

展示とするため，３つのリニューアルコンセプトを設定しました。

（１）新しい世界に出会う

伝統的なものにあまり触れたことがない人たちが，見て触って体験して「新しい世

界に出会う」体験型の展示とします。

（２）より深い発見ができる

目の肥えた本物志向の人たちが，匠の技の素晴らしさに出会い「より深い発見がで

きる」空間を演出します。

<参考>ふれあい館の概要・所 在 地：京都市左京区岡崎成勝寺町９番地の１ 京都市勧業館みやこめっせ地下１階

・延べ面積：約１，３００㎡

・構 造：鉄筋コンクリート造

・開 館：平成８年７月１日

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（３）人と人がつながる

来館者がものづくりの根底にある歴史・伝統を学べるだけでなく，文化を共通言語に

「人と人がつながる」交流・創造の場とします。

３ 整備内容の概要

別紙参照

４ 改修経費（予算額）

２６５，０００千円

５ 名称の変更

京都伝統産業ミュージアム（英語名：Kyoto Museum of Crafts and Design）※変更前：京都伝統産業ふれあい館（英語名：Kyoto Museum of Traditional Crafts）

６ 今後の予定

時 期 内 容

令和元年 ８月中下旬 外構・光庭の改修工事開始

１０月 １日（火） ふれあい館休館，内装工事開始

令和２年 ２月末 改修工事完了

３月１４日（土） リニューアルオープン（予定）