美術総合・京都芸大...

9
指導スタッフ 多方面の分野から集結したプロの美術家たちです。 確かな実績を元に皆さんの夢を全力でサポートします。 『 美 術 』へ の 道しるべ 。 美術を志そうとする人は、まず美術の幅をいろい ろと体験することです。その中で、さまざまなも のの観方や感じ方、捉え方や考え方、興味や探究 心が生まれ、そこから、自分が志す描き手やつく り手などの「美術の道」が見え始めるのです。 当専攻では、美術の共通基礎を学ぶと共に、絵画・ 彫刻・工芸・デザイン・映像など、すべての分野 が同居する中で、一人ひとりが可能性を探り、自 分の道に向かいます。 設置クラス 高卒生 高3生・高卒生 高3生・高卒生 高2生 高3生・高卒生 高2日曜専科(京都芸大コース) 月曜~水曜 月曜~水曜 月曜~水曜 日曜 日曜 9:30~16:30 17:30~20:30 17:30~20:30 9:30~18:00 9:30~18:00 日曜 日曜 9:30~18:00 9:30~18:00 美術総合・京都芸大 専攻 レギュラー講師 京都芸大美術卒 愛知芸大デザイン在籍 愛知芸大大学院彫刻修 愛知芸大大学院日本画修 井手窪 真季 河合 歩美 竹森 千晴 藤野 直也 京都芸大デザイン在籍 土屋 さおり 招待講師 愛知芸大彫刻在籍 愛知芸大彫刻在籍 愛知芸大デザイン在籍 佐久間 七海 鈴木 涼平 安田 圭 チューター (2019年12月現在・50音順) 76

Transcript of 美術総合・京都芸大...

指導スタッフ 多方面の分野から集結したプロの美術家たちです。確かな実績を元に皆さんの夢を全力でサポートします。

『美術』への道しるべ。美術を志そうとする人は、まず美術の幅をいろいろと体験することです。その中で、さまざまなものの観方や感じ方、捉え方や考え方、興味や探究心が生まれ、そこから、自分が志す描き手やつくり手などの「美術の道」が見え始めるのです。当専攻では、美術の共通基礎を学ぶと共に、絵画・彫刻・工芸・デザイン・映像など、すべての分野が同居する中で、一人ひとりが可能性を探り、自分の道に向かいます。

総合コース 京都芸大コース

● 入塾ガイダンス● 第1回全統共通テスト模試● 全体保護者会

● 保護者会(三者面談)● 塾生作品展● 大学入学共通テスト出願● 第3回全統共通テスト模試● 全統プレ共通テスト

年間カリキュラム

1学期

2学期夏期講習

● 大学入学共通テスト● 修了会

3学期

● 第2回全統共通テスト模試

● 京都芸大公開実技模試 冬期講習

春期講習

直前講習(高2日曜専科は除きます)

● 写生(植物・動物・風景)● デッサン基礎● 図学● 色彩学● 色彩構成基礎● 立体造形基礎

[基礎と体験学習]~全コース共通基礎課題~

● 写生(植物・動物・風景)● デッサン基礎● 図学● 色彩学● 色彩構成基礎● 立体造形基礎

[基礎と体験学習]~全コース共通基礎課題~

● 自由制作(塾生作品展)● 造形・表現研究● 人体クロッキー● 発想演習● 構成研究● 野外制作

[表現研究と入試対応]~共通実技と京都芸大対策強化~

● 自由制作(塾生作品展)● 造形・表現研究● 人体クロッキー● 発想演習● 構成研究● 野外制作

● 表現演習● 絵画・構図研究● フォルム研究● 素材・技法研究● 創作体験

● 表現演習● 絵画・構図研究● フォルム研究● 素材・技法研究● 創作体験

● 描写力強化● 色彩表現力強化● 立体造形力強化● 対応力強化● 併願大学入試対策

● デッサン力強化● 志望別実技力強化● 対応力強化● 学校推薦型選抜対策

[表現研究と入試対応]~共通実技と志望大学個別対策~

[志望校別対策]~対応力を身につけ、完成度を高める~入試に向けて、それぞれの志望大学に応じた課題の対策を行います。入試本番を間近に控え実践力を強化します。

デッサンの基礎として必要な形態理論による立体表現を、光の照射を使った実演を通じて学びます。

静物モチーフを対象にして、さまざまな描画材や表現技法の模索・実験を繰り返しながら描きます。

デッサンゼミ(形態理論)

素材・技法研究(絵画)

色彩に関する基礎知識を得るために、学問的に解析・分類された色の原理を講義を通じて学びます。

「生物」をテーマとした作品制作のために、水族館や動物園で、スケッチや写真撮影などを行います。

生物の取材(観察・スケッチ)

色彩ゼミ(色彩学の講義)自分なりの視点や美意識を養うために、広い野外の中、自分の感性で描く場所を探し、描きます。

人体から得た形を利用して、立体としての “良いフォルムとは何か?”を研究し、粘土で表現します。

フォルム研究(粘土塑造)

野外制作(風景写生)

設置クラス

高卒生

高3生・高卒生

高3生・高卒生

高2生

高3生・高卒生

本     科専     科平 日 専 科日 曜 専 科高2日曜専科(京都芸大コース)

月曜~水曜月曜~水曜月曜~水曜日曜日曜

9:30~16:3017:30~20:3017:30~20:30 9:30~18:00 9:30~18:00

日曜日曜

9:30~18:009:30~18:00

美術総合・京都芸大専攻

● レギュラー講師京都芸大美術卒

愛知芸大デザイン在籍

愛知芸大大学院彫刻修

愛知芸大大学院日本画修

井手窪 真季河合 歩美竹森 千晴藤野 直也

京都芸大デザイン在籍土屋 さおり● 招待講師

愛知芸大彫刻在籍

愛知芸大彫刻在籍

愛知芸大デザイン在籍

佐久間 七海鈴木 涼平安田 圭

● チューター

(2019年12月現在・50音順)

76

指導スタッフ 多方面の分野から集結したプロの美術家たちです。確かな実績を元に皆さんの夢を全力でサポートします。

『美術』への道しるべ。美術を志そうとする人は、まず美術の幅をいろいろと体験することです。その中で、さまざまなものの観方や感じ方、捉え方や考え方、興味や探究心が生まれ、そこから、自分が志す描き手やつくり手などの「美術の道」が見え始めるのです。当専攻では、美術の共通基礎を学ぶと共に、絵画・彫刻・工芸・デザイン・映像など、すべての分野が同居する中で、一人ひとりが可能性を探り、自分の道に向かいます。

総合コース 京都芸大コース

● 入塾ガイダンス● 第1回全統共通テスト模試● 全体保護者会

● 保護者会(三者面談)● 塾生作品展● 大学入学共通テスト出願● 第3回全統共通テスト模試● 全統プレ共通テスト

年間カリキュラム

1学期

2学期夏期講習

● 大学入学共通テスト● 修了会

3学期

● 第2回全統共通テスト模試

● 京都芸大公開実技模試 冬期講習

春期講習

直前講習(高2日曜専科は除きます)

● 写生(植物・動物・風景)● デッサン基礎● 図学● 色彩学● 色彩構成基礎● 立体造形基礎

[基礎と体験学習]~全コース共通基礎課題~

● 写生(植物・動物・風景)● デッサン基礎● 図学● 色彩学● 色彩構成基礎● 立体造形基礎

[基礎と体験学習]~全コース共通基礎課題~

● 自由制作(塾生作品展)● 造形・表現研究● 人体クロッキー● 発想演習● 構成研究● 野外制作

[表現研究と入試対応]~共通実技と京都芸大対策強化~

● 自由制作(塾生作品展)● 造形・表現研究● 人体クロッキー● 発想演習● 構成研究● 野外制作

● 表現演習● 絵画・構図研究● フォルム研究● 素材・技法研究● 創作体験

● 表現演習● 絵画・構図研究● フォルム研究● 素材・技法研究● 創作体験

● 描写力強化● 色彩表現力強化● 立体造形力強化● 対応力強化● 併願大学入試対策

● デッサン力強化● 志望別実技力強化● 対応力強化● 学校推薦型選抜対策

[表現研究と入試対応]~共通実技と志望大学個別対策~

[志望校別対策]~対応力を身につけ、完成度を高める~入試に向けて、それぞれの志望大学に応じた課題の対策を行います。入試本番を間近に控え実践力を強化します。

デッサンの基礎として必要な形態理論による立体表現を、光の照射を使った実演を通じて学びます。

静物モチーフを対象にして、さまざまな描画材や表現技法の模索・実験を繰り返しながら描きます。

デッサンゼミ(形態理論)

素材・技法研究(絵画)

色彩に関する基礎知識を得るために、学問的に解析・分類された色の原理を講義を通じて学びます。

「生物」をテーマとした作品制作のために、水族館や動物園で、スケッチや写真撮影などを行います。

生物の取材(観察・スケッチ)

色彩ゼミ(色彩学の講義)自分なりの視点や美意識を養うために、広い野外の中、自分の感性で描く場所を探し、描きます。

人体から得た形を利用して、立体としての “良いフォルムとは何か?”を研究し、粘土で表現します。

フォルム研究(粘土塑造)

野外制作(風景写生)

設置クラス

高卒生

高3生・高卒生

高3生・高卒生

高2生

高3生・高卒生

本     科専     科平 日 専 科日 曜 専 科高2日曜専科(京都芸大コース)

月曜~水曜月曜~水曜月曜~水曜日曜日曜

9:30~16:3017:30~20:3017:30~20:30 9:30~18:00 9:30~18:00

日曜日曜

9:30~18:009:30~18:00

美術総合・京都芸大専攻

● レギュラー講師京都芸大美術卒

愛知芸大デザイン在籍

愛知芸大大学院彫刻修

愛知芸大大学院日本画修

井手窪 真季河合 歩美竹森 千晴藤野 直也

京都芸大デザイン在籍土屋 さおり● 招待講師

愛知芸大彫刻在籍

愛知芸大彫刻在籍

愛知芸大デザイン在籍

佐久間 七海鈴木 涼平安田 圭

● チューター

(2019年12月現在・50音順)

77

美術総合・京都芸大

明度対比 彩度対比 色相対比

1. 描写の基礎となる観察力を養う細密デッサンと、理論を把握するための基本形態演習です。[各5h・B3・デッサン]

2. 動植物の写生演習です。物に対する観察力を養い、日頃の考察資料として習慣づけます。[各2h・B3・観察スケッチ]

総合コース・京都芸大コース 共通課題

3. 色の三属性と色彩による図と地の反転方法を理解するための色彩基本演習と応用課題です。[各6h・B3・色彩構成]

9. 台上に組まれた基礎的なモチーフを、客観性に重点を置いて忠実に描いた描写作品です。[7h・A2・静物デッサン]

10. 海の生物の取材に行き、そのときのイメージやスケッチ、写真などをもとにして描いた作品です。[6h・B3・絵画]

11. 言葉をテーマにしたデザイン画です。発想、画面構成、配色に重点を置いて制作しています。[6h・B3・色彩構成]

12. 表現技法や描画素材の研究をしながら制作した絵画です。下の並びは技法一覧です。[17h・木炭紙大・静物画]

13. 穴あきパネルに掛けられたモチーフを、自分なりの構図に切り取り描きました。[17h・木炭紙大・情景デッサン]

14. 6種類の紙材を使って、紙の加工技術を研究しながら自由に造形したレリーフ作品です。[11h・B3・立体作品]

7. 各自が集めた廃材などを使って自由な発想で制作した立体作品です。この授業では美術の歴史を垣間見ながら作家的な創作体験を楽しみます。[7h・高16~23cm・アッサンブラージュ]

8. 広い床上に点在した多くのモチーフの中から自分なりの視点と感性で場所を選び描いた作品です。この課題を通じて個々の美意識を養います。[17h・木炭紙大・情景デッサン]

4. 描写基本演習と図学を交えた基礎知識を踏まえ、その応用を意図した発展課題です。[6h・B3・卓上構成デッサン]

5. 動植物の観察スケッチ資料と作家資料をもとにして、自由な発想で制作した平面作品です。[10h・B3・色彩表現]

6.「浮動」をテーマに、色と図形の活用効果を考えながら平面表現した色彩基礎課題です。[5h・B3・色彩幾何構成]

授業 Close Up 野外制作 〈海辺での空間造形〉

浜辺で拾い集めた物や砂を使ったインスタレーション体験です。毎年10月の祝日に行う恒例授業で、新舞子海岸に行き、海を背景とした広い空間の中、それぞれがその場で感じたこと、表現したいことを大切にしながら、3~ 4人のグループで制作しました。

78

明度対比 彩度対比 色相対比

1. 描写の基礎となる観察力を養う細密デッサンと、理論を把握するための基本形態演習です。[各5h・B3・デッサン]

2. 動植物の写生演習です。物に対する観察力を養い、日頃の考察資料として習慣づけます。[各2h・B3・観察スケッチ]

総合コース・京都芸大コース 共通課題

3. 色の三属性と色彩による図と地の反転方法を理解するための色彩基本演習と応用課題です。[各6h・B3・色彩構成]

9. 台上に組まれた基礎的なモチーフを、客観性に重点を置いて忠実に描いた描写作品です。[7h・A2・静物デッサン]

10. 海の生物の取材に行き、そのときのイメージやスケッチ、写真などをもとにして描いた作品です。[6h・B3・絵画]

11. 言葉をテーマにしたデザイン画です。発想、画面構成、配色に重点を置いて制作しています。[6h・B3・色彩構成]

12. 表現技法や描画素材の研究をしながら制作した絵画です。下の並びは技法一覧です。[17h・木炭紙大・静物画]

13. 穴あきパネルに掛けられたモチーフを、自分なりの構図に切り取り描きました。[17h・木炭紙大・情景デッサン]

14. 6種類の紙材を使って、紙の加工技術を研究しながら自由に造形したレリーフ作品です。[11h・B3・立体作品]

7. 各自が集めた廃材などを使って自由な発想で制作した立体作品です。この授業では美術の歴史を垣間見ながら作家的な創作体験を楽しみます。[7h・高16~23cm・アッサンブラージュ]

8. 広い床上に点在した多くのモチーフの中から自分なりの視点と感性で場所を選び描いた作品です。この課題を通じて個々の美意識を養います。[17h・木炭紙大・情景デッサン]

4. 描写基本演習と図学を交えた基礎知識を踏まえ、その応用を意図した発展課題です。[6h・B3・卓上構成デッサン]

5. 動植物の観察スケッチ資料と作家資料をもとにして、自由な発想で制作した平面作品です。[10h・B3・色彩表現]

6.「浮動」をテーマに、色と図形の活用効果を考えながら平面表現した色彩基礎課題です。[5h・B3・色彩幾何構成]

授業 Close Up 野外制作 〈海辺での空間造形〉

浜辺で拾い集めた物や砂を使ったインスタレーション体験です。毎年10月の祝日に行う恒例授業で、新舞子海岸に行き、海を背景とした広い空間の中、それぞれがその場で感じたこと、表現したいことを大切にしながら、3~ 4人のグループで制作しました。

79

美術総合・京都芸大

総合コース 本科・専科・平日専科・日曜専科これから美術を初歩から始めようとしている人、今は何に向いているか分からず迷っている人、あるいは、やりたいことが複数だったり、美術全般を勉強したい人など幅広く対応していくコースです。志望分野や志望大学、年齢、実技経験の有無は問いません。まずは美術の体験と基礎学習を中心に、一人ひとりの個性や資質に合った目標づくりと受験対策を進めていきます。対象となる美術分野は、日本画、洋画、版画、彫刻、アニメーション、マンガ、デザイン、工芸、ファッション、建築、舞台美術、先端美術、こども美術、医療美術、修復美術などで、自己推薦入試や社会人入試、帰国子女入試などの特殊な入試対策も行います。授業では、美術を知ることを基盤として、各種講義とデッサン、着彩、色彩表現、立体造形などの実技を行っていきます。進路決定のための分野・大学紹介や、他専攻での体験授業も実施します。2 学期以降は、それぞれの志望に合わせた授業内容を個別に設定し、推薦型選抜、一般選抜に向かって対策を進めていきます。

合格者からのメッセージ

佐藤 志織さん美術総合・京都芸大 本科暁高校出身

武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科 京都美術工芸大学 工芸領域京都造形芸術大学 ビジュアルコミュニケーションデザインコース

この専攻はさまざまな志望分野の人たちが集まっているので自分の志望以外の分野から学べることがたくさんあります。個別の対策も先生方が真摯に対応してくださるし、他のクラスの人たちとは違った個性のある作品ができると思います。毎回、自分が納得できる作品をつくろう、制作を楽しもうという気持ちを忘れずに、第一志望合格に向けて頑張ってください!

合格

磯野 貴一さん美術総合・京都芸大 本科春日井高校出身

金沢美術工芸大学 工芸科

美術総合では、基礎を叩き込まれました。受験でトリッキーな課題が出たとき、教えられた基礎をフル活用して合格できました。基礎があるかどうかで作品は大きく変わると思います。色の使い方、きれいで魅力的な構図、いろいろなことを教えてもらえるところが美術総合のいいところだと思います。あと、センター試験は死ぬほど大事です。

入試再現作品合格

授業作品

1. 海辺で拾い集めた物を画面内に配置して描きました。白地と黒地を併用した強い画面の中で、海中で長い時間を経た物々の克明な表情描写が魅力です。[11h・B3・構成細密描写]

2. 和の国・日本のイメージポスターです。日の丸、和文字、擬人化されたユニークな動物たち、大胆で繊細な中に古き良き日本の文化を感じさせます。[30h・B1・グラフィックデザイン]

3.「魚」をテーマに制作した平面構成です。ひれの長い魚のシルエットをうまく活用し、動きを感じる画面をつくっています。文字の使い方や色選びも巧みです。[6h・B3・色彩構成]

4. 西洋絵画の歴史の中で、印象派の画家達がこだわった光と物体色との関係や色の分析、現代の色彩学の基となる色の感じ方や表現を学びながら描いた作品です。[7h・B3・静物画]

5. 裸婦をクロッキーした後、作者が捉えた人体のふくよかな肉感や量感、動き、しぐさなどをイメージして造形したトルソーです。[11h・高30cm・粘土塑造]

6. 台上に組まれた大型モチーフの一部を切り取って描いたものですが、細部の描写力に優れ、白から黒の色幅や鉛筆の彩度の活用など、画面全体のトーンが美しい作品です。[17h・木炭紙大・静物デッサン]

7. 与えられた物を画面上で構成して描く課題です。個々の特徴がよく生きています。[6h・B3・構成デッサン]

8. 動物をモチーフにして自由に描いた作品です。動物たちの柄に遊び心を感じます。[11h・B3・デザイン画]

9. ケント紙とダンボール板を使った空間造形です。風を感じる美しい空間がつくられています。[6h・高35cm・立体造形]

80

総合コース 本科・専科・平日専科・日曜専科これから美術を初歩から始めようとしている人、今は何に向いているか分からず迷っている人、あるいは、やりたいことが複数だったり、美術全般を勉強したい人など幅広く対応していくコースです。志望分野や志望大学、年齢、実技経験の有無は問いません。まずは美術の体験と基礎学習を中心に、一人ひとりの個性や資質に合った目標づくりと受験対策を進めていきます。対象となる美術分野は、日本画、洋画、版画、彫刻、アニメーション、マンガ、デザイン、工芸、ファッション、建築、舞台美術、先端美術、こども美術、医療美術、修復美術などで、自己推薦入試や社会人入試、帰国子女入試などの特殊な入試対策も行います。授業では、美術を知ることを基盤として、各種講義とデッサン、着彩、色彩表現、立体造形などの実技を行っていきます。進路決定のための分野・大学紹介や、他専攻での体験授業も実施します。2 学期以降は、それぞれの志望に合わせた授業内容を個別に設定し、推薦型選抜、一般選抜に向かって対策を進めていきます。

合格者からのメッセージ

佐藤 志織さん美術総合・京都芸大 本科暁高校出身

武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科 京都美術工芸大学 工芸領域京都造形芸術大学 ビジュアルコミュニケーションデザインコース

この専攻はさまざまな志望分野の人たちが集まっているので自分の志望以外の分野から学べることがたくさんあります。個別の対策も先生方が真摯に対応してくださるし、他のクラスの人たちとは違った個性のある作品ができると思います。毎回、自分が納得できる作品をつくろう、制作を楽しもうという気持ちを忘れずに、第一志望合格に向けて頑張ってください!

合格

磯野 貴一さん美術総合・京都芸大 本科春日井高校出身

金沢美術工芸大学 工芸科

美術総合では、基礎を叩き込まれました。受験でトリッキーな課題が出たとき、教えられた基礎をフル活用して合格できました。基礎があるかどうかで作品は大きく変わると思います。色の使い方、きれいで魅力的な構図、いろいろなことを教えてもらえるところが美術総合のいいところだと思います。あと、センター試験は死ぬほど大事です。

入試再現作品合格

授業作品

1. 海辺で拾い集めた物を画面内に配置して描きました。白地と黒地を併用した強い画面の中で、海中で長い時間を経た物々の克明な表情描写が魅力です。[11h・B3・構成細密描写]

2. 和の国・日本のイメージポスターです。日の丸、和文字、擬人化されたユニークな動物たち、大胆で繊細な中に古き良き日本の文化を感じさせます。[30h・B1・グラフィックデザイン]

3.「魚」をテーマに制作した平面構成です。ひれの長い魚のシルエットをうまく活用し、動きを感じる画面をつくっています。文字の使い方や色選びも巧みです。[6h・B3・色彩構成]

4. 西洋絵画の歴史の中で、印象派の画家達がこだわった光と物体色との関係や色の分析、現代の色彩学の基となる色の感じ方や表現を学びながら描いた作品です。[7h・B3・静物画]

5. 裸婦をクロッキーした後、作者が捉えた人体のふくよかな肉感や量感、動き、しぐさなどをイメージして造形したトルソーです。[11h・高30cm・粘土塑造]

6. 台上に組まれた大型モチーフの一部を切り取って描いたものですが、細部の描写力に優れ、白から黒の色幅や鉛筆の彩度の活用など、画面全体のトーンが美しい作品です。[17h・木炭紙大・静物デッサン]

7. 与えられた物を画面上で構成して描く課題です。個々の特徴がよく生きています。[6h・B3・構成デッサン]

8. 動物をモチーフにして自由に描いた作品です。動物たちの柄に遊び心を感じます。[11h・B3・デザイン画]

9. ケント紙とダンボール板を使った空間造形です。風を感じる美しい空間がつくられています。[6h・高35cm・立体造形]

81

美術総合・京都芸大

京都芸大コース 本科・専科・平日専科・日曜専科・高2日曜専科京都市立芸術大学のすべての専攻を主にして京都の私立大学や他の併願大学も含めて入試対策を進めていくコースです。京都市立芸術大学は、美術学校として日本最古の長い歴史の中で豊富な経験と優れた実績を有しています。現在の美術学部は美術科(日本画、油画、彫刻、版画、構想設計)、デザイン科(ビジュアル・デザイン、環境デザイン、プロダクト・デザイン)、工芸科(陶磁器、漆工、染織)、総合芸術学科(総合芸術学)の4学科(12専攻)から成り立っていますが、専攻の選択は入学後2回生以降に行います。入試での実技課題は全科共通で「描写」「色彩」「立体」の3つです。入試の基盤となるのは「物をよく観て描く」「自由に色を使う」「自由に形をつくる」という最も基本的なものです。授業では、観察することを中心に、美術の知識や実技に関する各種講義、基本演習、表現体験などを通して基礎実技力と表現感覚を育て、入試に必要な実技力と対応力を幅広く養成していきます。

合格者からのメッセージ

鵜飼 紘基さん美術総合・京都芸大 専科多治見高校出身

京都市立芸術大学 美術科

画塾と言われると堅苦しく思われがちですが、河合塾美術研究所は先生と気軽に会話ができ、先輩・後輩の壁を越えてコミュニケーションがとれます。最初は友達ができるか心配でしたが、すぐにできて一緒に戦う仲間が心の支えになりました。それぞれの友達がそれぞれ独特な感性を持っているので毎日が発見の連続です。河合塾で本当に良かったです。

現役合格

中村 美月さん美術総合・京都芸大 専科春日井南高校出身

京都市立芸術大学 工芸科

形がとれなくて、ただひたすら形がとれなくて、最後まで形がとれなくて、試験の時も形がとれなかったけど、受かりました。皆さんも形がとれるように頑張ってください。私も形をとれるようにこれからも頑張ります。

授業作品

授業作品

現役合格

1. 水族館での観察からインスピレーションを受けて制作した作品です。さまざまな生き物が組み合わされ、新たに、楽しげでとても不思議な生き物が誕生しました。[8h・B3・色彩表現]

2. 常日頃から、らくがき感覚のドローイングをする中で、色彩や構成、表現の幅を研究し、その積み重ねがより質の高い作品制作へとつながります。[0.5h~1h・A6・色彩イメージ演習]

6. サザエをモチーフに外観を大胆にシンプル化し、流線的な造形と角の特徴である細かい造形をマッチさせた美しい立体です。 [6h・高25cm・立体造形]

5. 一つ一つのモチーフの明確な描き込みと、明暗の工夫がされた構図や手前の見せ場づくりによって見応えのあるデッサンになりました。画面からそれぞれの質感や重量感まで伝わってきます。[6h・B3・鉛筆描写]

3. 京都芸大の過去問に近いモチーフです。光側と陰側の印象の違いやそれぞれの質感が魅力的に描かれており、作者の感性の良さがうかがえるデッサンです。[6h・B3・鉛筆描写]

4. 直線的な素材である割り箸を折り曲げてつなげていくことで、テーマである「動感」を勢いよく表現しています。立ち上がりも空間的で美しい作品です。[6h・高35cm・立体造形]

7. 海辺で拾った物が絶妙なバランスで構成されており、高い描写力から臨場感が伝わります。 [12h・B3・構成描写]

8. モチーフのシルエットで構成し、観察した要素と自分の感性を併合させて作品にしました。[6h・B3・色彩表現]

9. 画面の上下で対比を効かせながら、テーマである「上昇」を円の動きによって表現しています。 [6h・B3・色彩構成]

82

京都芸大コース 本科・専科・平日専科・日曜専科・高2日曜専科京都市立芸術大学のすべての専攻を主にして京都の私立大学や他の併願大学も含めて入試対策を進めていくコースです。京都市立芸術大学は、美術学校として日本最古の長い歴史の中で豊富な経験と優れた実績を有しています。現在の美術学部は美術科(日本画、油画、彫刻、版画、構想設計)、デザイン科(ビジュアル・デザイン、環境デザイン、プロダクト・デザイン)、工芸科(陶磁器、漆工、染織)、総合芸術学科(総合芸術学)の4学科(12専攻)から成り立っていますが、専攻の選択は入学後2回生以降に行います。入試での実技課題は全科共通で「描写」「色彩」「立体」の3つです。入試の基盤となるのは「物をよく観て描く」「自由に色を使う」「自由に形をつくる」という最も基本的なものです。授業では、観察することを中心に、美術の知識や実技に関する各種講義、基本演習、表現体験などを通して基礎実技力と表現感覚を育て、入試に必要な実技力と対応力を幅広く養成していきます。

合格者からのメッセージ

鵜飼 紘基さん美術総合・京都芸大 専科多治見高校出身

京都市立芸術大学 美術科

画塾と言われると堅苦しく思われがちですが、河合塾美術研究所は先生と気軽に会話ができ、先輩・後輩の壁を越えてコミュニケーションがとれます。最初は友達ができるか心配でしたが、すぐにできて一緒に戦う仲間が心の支えになりました。それぞれの友達がそれぞれ独特な感性を持っているので毎日が発見の連続です。河合塾で本当に良かったです。

現役合格

中村 美月さん美術総合・京都芸大 専科春日井南高校出身

京都市立芸術大学 工芸科

形がとれなくて、ただひたすら形がとれなくて、最後まで形がとれなくて、試験の時も形がとれなかったけど、受かりました。皆さんも形がとれるように頑張ってください。私も形をとれるようにこれからも頑張ります。

授業作品

授業作品

現役合格

1. 水族館での観察からインスピレーションを受けて制作した作品です。さまざまな生き物が組み合わされ、新たに、楽しげでとても不思議な生き物が誕生しました。[8h・B3・色彩表現]

2. 常日頃から、らくがき感覚のドローイングをする中で、色彩や構成、表現の幅を研究し、その積み重ねがより質の高い作品制作へとつながります。[0.5h~1h・A6・色彩イメージ演習]

6. サザエをモチーフに外観を大胆にシンプル化し、流線的な造形と角の特徴である細かい造形をマッチさせた美しい立体です。 [6h・高25cm・立体造形]

5. 一つ一つのモチーフの明確な描き込みと、明暗の工夫がされた構図や手前の見せ場づくりによって見応えのあるデッサンになりました。画面からそれぞれの質感や重量感まで伝わってきます。[6h・B3・鉛筆描写]

3. 京都芸大の過去問に近いモチーフです。光側と陰側の印象の違いやそれぞれの質感が魅力的に描かれており、作者の感性の良さがうかがえるデッサンです。[6h・B3・鉛筆描写]

4. 直線的な素材である割り箸を折り曲げてつなげていくことで、テーマである「動感」を勢いよく表現しています。立ち上がりも空間的で美しい作品です。[6h・高35cm・立体造形]

7. 海辺で拾った物が絶妙なバランスで構成されており、高い描写力から臨場感が伝わります。 [12h・B3・構成描写]

8. モチーフのシルエットで構成し、観察した要素と自分の感性を併合させて作品にしました。[6h・B3・色彩表現]

9. 画面の上下で対比を効かせながら、テーマである「上昇」を円の動きによって表現しています。 [6h・B3・色彩構成]

83

美術総合・京都芸大

「まだやれる」と意識を持つための大切な指標京都市立芸術大学 構想設計専攻卒業2014年度 京都芸大専科旭丘高校出身

小笠原 理惠さんゲームデザイナー・イラストレーター

自分のアイデアを広げる大きな糧京都市立芸術大学 プロダクト・デザイン専攻4年2014年度 基礎高1・2年専科/2015年度 京都芸大専科桜台高校出身

土屋 さおりさん

1. 芸祭ファッションショーの作品

2. アプリケーションのUIデザインの提案

1. 卒業制作 アニメーション作品 2. ボードゲーム 駒用イラスト3. イラスト作品(二点)

プロダクトデザイン専攻では家具や日用品などモノのデザインを中心に学びます。私はそこで服飾やUIデザインの研究をしています。プロダクトデザインというカテゴリーを越え、やりたいデザイン領域を研究できる環境があるのは京芸の魅力の一つです。 また、芸祭ではファッションショーに参加したり、音楽学部とミュー

ジカルをつくり上げたりと専攻や学部をこえて制作をすることができます。考えも学んでいることも異なる人と一緒に制作することは自分のデザインのアイデアを広げる大きな糧となりました。 デザイナーとしての基礎を学べた日々と、切磋琢磨した仲間は今でも私の宝物です。

21

2

3

1

構想設計専攻では従来の芸術のジャンルとはまた違った手段で、ヒトとのかかわり、そして社会、自然などを拾い上げて表現してゆく、といったことを研究しています。その中で、私は手描きアニメーションで「記憶という情報」を中心にした作品づくりをしていました。さまざまなことに挑戦したいと思える環境下だったので、在学中にイラストである賞をいただいてから、書籍などのイラストレーターのお仕事もフリーでやり始め、今はまたそれとも別のゲーム会社に就職して、3Dやゲームエンジンをいじったりしています。ご覧の通り好き勝手やっている感じです。 ただそんな私も受験時代はすごく思考や行動が固く、なかなか惹かれるものを見つけ出せずにいました。そこへ「もっと挑戦していい」と感じられたのは、河合塾の京都芸大コースでたくさんの人や幅広い作品たちに触れ合って、揉まれてからなのかもしれません。また、そのときの貪欲に理想を探した経験は、いまだに「まだやれる」と意識を持つための大切な指標になっているのだと思います。

OB・OGからのメッセージ

大 学 生 活 紹 介総合コース・京都芸大コース 共通課題 自由制作(塾生作品展出品作品)

2.タイトル 『 巣 』 「彼らは暗闇に巣をつくり子を育てる。幼虫のうちは親が食料を運ぶため、巣を出ることも無く、目も無い。成長して初めて彼らは “見る” ことを知る。外の世界を見たとき、彼らは一体何を感じるのだろうか。」…作者より。[80h・幅2m・空間造形]

1.タイトル 『 ながいの、まるいの、しかくいの 』 世の中のいろんな形のものを集めて、ポップで可愛いデザインにしました。 [35h・各50×65cm・テキスタイル画]

3.タイトル 『 箱ニ和 』 朽ちてゆくもの、古びてゆくもの、そんな “はかなさ” にも美しさや価値を感じるのが日本の美意識のひとつ “わびさび” の精神性です。その美を表現するために枯山水の様式に触れ、自分なりの「和」の世界をつくりました。[80h・幅1.1m・箱庭]

4.タイトル 『 Place of life 』 不思議さに囲まれた生活の場所。角度を変えて覗いてみると新しい発見に出会えます。[70h・高1m・立体アート]

84