1

Legal Tech for LitigationResponding to Corporate Discovery and Document Request ;

Electronic Discovery

デジタル・フォレンジック・コミュニティ2008

2008年12月16日

NPOデジタル・フォレンジック研究会理事

守本正宏

米国e-Discovery業界の最新事情紹介

2

ee--DiscoveryDiscoveryとリーガルテクノロジーとリーガルテクノロジー

提訴 訴答 ディスカバリ 事実審理 判決

• Deposition （証言録取）

• Interrogatory （質問書）

• Request for Production

被告 原告

相互開示

事実発見の手続き事実発見の手続き

ディスカバリ制度とは？

誠実に、正確に、期限内に

不誠実（隠蔽・遅延）な対応は制裁の原因

提訴 訴答準備書面の交換

証人尋問

最終準備書面

公判 判決

日本の場合

• PC

• Servers

• Electronic Devices

証拠として適切

開示するべき

証拠として不適切

開示するべきでない

証拠開示のポイント

不用意な開示(証拠性・適正）

期限に間に合わない。不利な推定

ジャッジ

見つける。

開示するために自分の証拠をよく精査する必要あり。

5

データの選択

保全した全データのレビューは、量的・技術的に非常に困難・費用も高い保全した全データのレビューは、量的・技術的に非常に困難・費用も高い

適切に抽出すれば容易に閲覧可能となり、費用も節約適切に抽出すれば容易に閲覧可能となり、費用も節約

法律事務所の支援体制

Litigation Support Team

Legal Technologyを駆使して弁護士の訴訟対応を支援する。

ベンダーマネジメントも主要な業務の一つ。

米国法律事務所 Discovery企業日本企業

訴訟提起

訴訟支援依頼 入札開始

訴訟可能性相談 リファレンス提出依頼

作業開始 データ移動 データ移動

e-Discoveryに関する米国でのベンダー選定の動き（例）

下請けベンダー

ベンダー利益相反確認

（参考）

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

2005年 2006年 2007年 2008年

売上

高（

百万

円）

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

件数

売上高

件数

実績 予測

米国e-Discovery市場（億円）

【出所】 Socha Consulting

e-Discovery 2011年予想市場規模

約5,200億円【出所】 Forｒester

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年

実績 予測

UBIC e-Discovery業績推移

特許侵害訴訟 50％（ＩＴＣ訴訟含む）

カルテル 30％

ＰＬ及びその他 20％

e-Discovery市場状況

米国ベンダー 500社

日本ベンダー 1社

日本企業関連 e-Discovery市場

2007年 売上 約400億円

件数 約550件

9

■ 北米現地法人UBIC North America, Inc.

北米におけるUBIC訴訟支援事業の展開

10

UBICによるe-Discovery支援

UBIC UBICNorth America , inc

UBICによるワンストップ支援

International e-Discovery Support (Since 2005)

[More than 5050 projects, 1,000PC1,000PC collection in FY2007]

Fraud Investigation & Computer Forensics (Since 2003)

[More than 120120 Projects/Year]

Types of Matters: Patent Infringement, Product Liability, Government Requests/Investigations, Anti-trust, Securities, Litigation

11

DiscoveryDiscovery作業概要作業概要

12

データマッピングの例

データ量・範囲の確認

データの種類（保存形式、保存媒体）の確認

リストア手法・保全方法を検討

電子データ

テープ

書類

13

Data Collection• Hard Drive to Hard Drive

• Mail Server / File Server

• Various Media (USB Memory, CD, DVD, PDA)

Data can be preserved from various kinds of storage and media

while maintaining data integrity (Chain of Custody)

Restore•Various type of tapes (Open reel MT, CMT,SuperDLT,DLT,LTO,AIT,DDS,8mm,QIC)

14

UBIC Workflow for e-Discovery

Preservation

Forensic collection of digital data from current and legacy systems.

Production

Various formats

TIFF

• Convert file format

• Export metadata

• Data production

Analysis

Restoration of deleted data

Database creation

Review

UBIC provides complete e-Discovery processing

3rd Party Review Tool

OR

Online Reviewer

15

UBIC Workflow for Paper Discovery

Paper documents

Scanning to TIFF or PDF

OCR

UBIC provides complete Paper Discovery processing

Onsite or Scanning Center

Preservation

Production

Various formats

TIFF

•Export metadata

• Data production

Review

OR

E-Document creation

Searching Exporting

Database creation

Online Reviewer

3rd Party Review Tool

16

オンライン閲覧システム （Online Reviewer )

Online Server

企業の訴訟担当者様

法律事務所

e-DiscoveryやComputer Forensicsプロセスにおいて絞りこんだデータをお客様と弁護士間で共有し、閲覧や再検索、コメント入力などをインターネットを通じて行い、解決までの時間、コストを削減します

17

DiscoveryDiscoveryにおける問題点における問題点

データの安全性データの安全性

（海外ベンダーの危険性）（海外ベンダーの危険性）

コストコスト

18

DiscoveryDiscoveryにおける問題点における問題点

データの安全性データの安全性

（海外ベンダーの危険性）（海外ベンダーの危険性）

コストコスト

Privilege

ディスカバリ作業ロケーション証拠保全

電子データ•フォレンジックコピー

閲覧検索

トレードシークレット

人事情報

OS

重複ファイル

証拠ファイル

削除ファイル

Privilege

データ解析

•実ファイルの抽出

•重複ファイルの除外

•OS等システムファイルの除外

•削除ファイル復元

フィルタリング

トレードシークレット

人事情報

OS

重複ファイル

証拠ファイル

削除ファイル

弁護士

証拠ファイル

閲覧サーバへアップロード

•キーワード検索

証拠ファイル

Privilege

トレードシークレット

人事情報

UBIC フォレンジックラボでワンストップ作業

UBIC フォレンジックラボ

お客様オフィス

米国日本

提出するデータはお客様・弁護士提出するデータはお客様・弁護士

にご確認いただきます。にご確認いただきます。

お客様・弁護士

証拠ファイル

日本企業の重要データの複製が日本国外に存在

データの安全性

Duplication

日本語解析の困難

複雑な文字コード

単語の区切りが判別困難

Netscape

Notes

さまざまなメールソフトが混在Outlook

ShurikenBecky!

日本独自のメールソフト

メールの取り扱いが複雑

meeting

22

日本語検索能力がない。

検索処理が適切にできないと結局レビューする対象は検索処理が適切にできないと結局レビューする対象は減らない。減らない。

ゴミヒットが多く、シュリンクできない。ゴミヒットが多く、シュリンクできない。検索ヒットできない。検索ヒットできない。+ + 文字化け文字化け((MojibakeMojibake))

23

DiscoveryDiscoveryにおける問題点における問題点

データの安全性データの安全性

（海外ベンダーの危険性）（海外ベンダーの危険性）

コストコスト

国際訴訟コストストラクチャ

データハンドリング費用※

純粋な弁護士費用

※証拠閲覧サービス費用除く

60％－70％

25％－30％

5％－10％

証拠閲覧サービス費用

証拠保全

ディスカバリ費用（データハンドリング分）ストラクチャ

プロダクション

プロセス① オンライン証拠閲覧

ホスティングサービス② 証拠閲覧サービス

レビュー

1 15 5 5

7070

証拠保全 プロダクションプロセス ① オンライン証拠閲覧

ホスティングサービス

② 証拠閲覧サービス

サンプル対象 ：PSTファイル 30 ファイル、15 GB メッセージファイル及び添付ファイル数 13万ファイル ( 35 GB )

想定 ：300 キーワードの単独検索を実施。

PSTファイル処理における社内作業と専門業者作業比較

手法１

お客様が社内作業でOutlook内で

検索を行う場合

手法２

お客様が社内作業でOutlookからMSGをエクスポートしてWINDOWS内で検索を行う場合

必要作業 （１） 検索できるような前処理

（２） 検索（添付ファイル及びメタデータも対象）

（３） リスト作成（検索結果、フルパス表示、添付ファイルとのリンク、重複ファイルの削除、メタデータ）

手法３

UBICのe-Discovery専用システム

で処理する場合。

合計作業時間：6120時間 合計作業時間：34時間合計作業時間：1554時間

本文検索 ○重複処理 ×メタデータ処理 ×データベース作成 ×

①検索前準備 0.5 0.5時間

②検索作業 3060 3060時間

③リスト作成 3060 3060時間

合計(時間) 6120.5 6120時間

①検索前準備 0.5 0.5時間

②検索作業 300 300時間

③リスト作成 1080 1080時間

合計(時間) 1380.5 1380時間

①検索前準備 30 30時間

②検索作業 2 2時間

③リスト作成 2 2時間

合計(時間) 34 34時間

e-Discoveryの専用システムと熟練技術者による作業無しでは大幅な時間と労力が必要 社内社業だけではディスカバリでは使えないので米国でベンダーが2重に処理している。 社内作業はコストリダクションにならない！

本文検索 ○重複処理 ×メタデータ処理 ×データベース作成 ×

本文検索 ○重複処理 ○メタデータ処理 ○データベース作成 ○

0

40

80

120

160

200

UBIC 日本語処理 by 海外ベンダ

訴訟

費用

弁護士費用

レビュー費用

データハンドリング費用

訴訟コストとディスカバリベンダー依存による訴訟費用比較

データ処理○ データ処理×

データハンドリングを正確に行うことはレビュー費用及び弁護士費用の削

減になり全体費用を大幅に削減することが可能

① ＞ ②

① ＜ ②①

①

②

②

① 法律事務所依存費用：

弁護士費用

② ベンダー依存費用：

レビュー費用

データハンドリング費用

コストリダクションのポイント

日本語の問題点日本語の問題点

日本語を読めるレビュー要員が少ない。人件費と翻訳による高コスト

レビューコスト削減のポイントレビューコスト削減のポイント

① レビューコスト自体を削減

② レビュー用データを正確に作成

UBICの日本語解析技術を利用した正確な処理

日本でネイティブによるUBICレビューサービスの活用

ソリューション

レビューコストの削減インパクト大

29

ディスカバリ対応システム

UBICコンピュータフォレンジックラボ

世界最高水準の証拠作成技術

安全な環境で大量の電子データを証拠化することが可能。

アジア最大規模の処理能力（当社調べ）

31

e-Discovery対応システム

e-Discovery支援サービス

証拠保全取得

トレードシークレット

人事情報

OS

重複ファイル

証拠ファイル

Privilege

Filtering

トレードシークレット

人事情報

証拠ファイル

Privilege

証拠ファイル

キーワード投入

電子データ投入

Ｌ

Ｌ

証拠ファイル

メタデータリスト

解析

閲覧

e-Discovery用文書解析システム

オンラインレビューアーUBICの経験と実績による、

プロフェッショナルツール

効率的な閲覧を実現したe-Discovery対応レビューアー

証拠ファイル

フォレンジックコピー&消去

お客様・弁護士

提出

ま と め

33

リーガルテクノロジーの活用

電子証拠のIntegrityの保持

コストセービング

利便性

安全性

いい専門家・ベンダーを選ぶ

作業・コスト構造・リーガルテック業界の状況を知る。