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第一話 はじめのはじめ

絵：大西美和子文：小笠原薫

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はじめのはじめ。

神さまはひとりぼっちでした。

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神さまは愛する子供たちとくらしたいと思いました。

そこでご自身に似た人間たちを、創る準備をはじめました。

4

明るい光があふれだしました。

まばゆいばかりです。

5

たくさんの水は大雨となり、海となってうねりました。

地がかわき、陸がもちあがりました。

6

昼の空には太陽がかがやきました。

夜の空には月と星がまたたきました。

7

緑の草木が地面をおおい、

きれいな花が咲きました。

8

海には魚たちが、

空には鳥たちが、

陸には動物たちが住んでいます。

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お父さんとお母さんが

赤ちゃんのために全てをそろえるように、

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神さまは人間たちのために、

宇宙全てを準備されました。

それは、どれほど楽しみだったでしょう。

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神さまは最後に男の子と女の子を創りました。

二人は神さまに似ていたので、神さまはとても喜び、

二人をアダム・エバと名づけました。

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神さまが準備したエデンの園で、

アダムとエバはすくすくと育ちました。

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世界を愛しなさい。

そして３つの祝福をくださいました。

りっぱな人になりなさい。

しあわせな家庭をつくりなさい。