私立大学キャンパスシステム研究会 · 2016. 4. 25. ·...

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私立大学キャンパスシステム研究会 Campus System Research Group of Private Universities

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私立大学キャンパスシステム研究会

Campus System Research Group of Private Universities

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ご挨拶

私立大学キャンパスシステム研究会会長 阪井 和男

(明治大学 法学部 教授)

私立大学キャンパスシステム研究会(略称:CS研)は、大学の枠を超える「知の共鳴場」とし

て私たちの未来を拓くパワーを生み出すことができるものです。たとえば、明治大学リバティタ

ワーは9,000名の学生収容力を誇る先進の情報インフラを備えた教育棟として1998年秋に第1期工

事が竣工しましたが、この情報環境の構築においてCS研の活動は決定的に重要な役割を果たしま

した。100年先まで見通した一般教室と情報インフラのビジョンはCS研の海外視察によって得ら

れた洞察でしたし、学内の多くの部署や十数社を超える企業群と連携しつつ複雑なプロジェクト

を教職員一体となって運営するノウハウはCS研分科会活動から得られたものでした。

CS研の発足は、私立大学の富士通ユーザー会が設立された1985年11月にさかのぼりますが、

2014年度には全国100機関(関東・東海・関西地区を中心に正会員72大学、賛助会員28社)に成

長しました。研究会活動の主軸をなす分科会は、「教育・研究」、「事務利用」、「システム運用管理」、

「図書・学術情報」、「大学経営と情報化戦略」の5分科会に加え、関西地区の大学を中心とした「教

育モデルと情報基盤」分科会が発足し6分科会体制となり、年間30回ほどの活動をしています。こ

れに加え、最新技術セミナーや技術講習会などの「トピックス企画」を通した最新情報や新技術

の獲得、ホームページやメーリングリスト、Facebookを利用した会員相互の情報共有などにも

取り組んでいます。そして、夏には合宿形式で分科会合同の研修会を開催し、分科会の枠を超え

たより幅広い情報交換を実施しています。さらに、文教関連の他の研究会―サイエンティフィッ

クシステム研究会(SS研)および国公立大学情報システム研究会(IS研)―とともに後援する「情

報戦略フォーラム」(主催富士通)は今年で第6回を迎えます。今回は話題のオープンエデュケーショ

ンに注目し「オープンエデュケーションが大学教育をどう変えていくのか?」をテーマに、大学

の教育や経営にどのような影響を及ぼすのかを考えます。

CS研は、大学における教育研究環境を向上させることを目的とし、キャンパスシステムに関す

る諸問題を大学間および大学と富士通間相互で解決するなど、会員相互の情報交換と親睦の場と

し発展してきました。これらの活動によりCS研の目標である「ヒューマンネットワークの充実」

そして「相互利益の向上」を図ってまいります。さらに、研究会自体が一層進化し活性化するた

めの方策を模索しつつ、会員の皆様の期待に沿えるような企画と運営を試みております。

皆様方のCS研へのご参画とご協力をお願いいたします。

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■ 組織&活動

■ 総会 私立大学キャンパスシステム研究会の意思決定機関として、以下に関する審議・決定を行います。開催時期は通常、毎年6月の第一金曜日を原則としています。

①事業に関する計画や立案、及び実施に関する承認②予算・決算の承認③会員の入退会④役員の任免⑤本研究会会則の改正

■ メディアコミュニケーション局 運営委員会 CS研Webサーバ及び公開サイト、Facebookの管理運営を行い、マルチメディアを活用した分科会活動の推進や研究活動の公開、情報の共有化、そしてCS研が持つヒューマンネットワークの活性化を目的とします。

私立大学キャンパスシステム研究会とは

私立大学キャンパスシステム運営は

私立大学にとって、その建学の精神、教育環境の相違はあっても、教育・研究、経営、業務の全分野でコンピュータが重要な役割を果たしていることは共通の事実です。このような状況に対応し、大学におけるコンピュータの有効利用についての研究を行うため1985年に私立大学の教職員によって設けられたのが、私立大学キャンパスシステム研究会(略称:CS研)です。

CS研は、キャンパスシステムのあらゆる分野で大学の垣根を越えた共同研究や調査などを行っています。またセミナーやイベントの企画・開催を行うなど、会員大学の相互利益とヒューマンネットワークの充実を求めて多彩な活動を続けています。

会議体 トピックス企画

役員会 第一分科会運営委員会 第一分科会 技術講習会

運営調整会議 第二分科会運営委員会 第二分科会 最新技術セミナー

総会 メディアコミュニケーション局運営委員会 第三分科会運営委員会 第三分科会 管理職セミナー

事務局

分科会

テーマ別WG

海外セミナー

第六分科会第六分科会運営委員会

第四分科会第四分科会運営委員会賛助会員情報交換会特別企画

第五分科会第五分科会運営委員会

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合同研修会

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私立大学キャンパスシステムの事業毎年、研究会としての共通テーマを設定し、活動の軸となる『分科会活動』、分科会の枠にとらわれない

『トピックス企画』 など会員の多様な参加目的に対応する様々な事業を実施しております。

■ 分科会活動内容 活動の軸となるのは分科会活動です。現在、6つの分科会が設置されており、事例研究・発表、ソフトウェアの調査・開発などの活動を行い、その成果を報告書にまとめて発表しています。

■ 第一分科会【教育・研究】 教育・研究の面から新しい情報教育のあり方について議論を重ねています。各大学が行っている特色ある教育・研究・学生サポート面に関して調査・見学・実習・討議を行っていきます。

 参加メンバーは教員、および教育・研究担当のセンター職員を中心に構成されています。

 【最近の活動テーマ】  ■ 聞くだけの授業は終わり? ―深化する大学授業に学ぶ―  ■ 魅力あふれる授業に学ぶ  ■ キャンパスの力を活かす!  ■ 教育の源を探る  ■ 元気の源を探る

■ 第二分科会【事務利用】 「大学における事務システムの研究」をメインテーマとし、毎年、サブテーマを設け参加大学の運用事例を交えながら討議したり、訪問した大学のシステムや施設を見学させていただいております。また、最新システムの事例紹介なども行います。

 参加メンバーは各部署で事務を担当している職員およびシステム部門の職員を中心に構成されています。

 【最近の活動テーマ】  ■ グローバル化とダイバーシティ(多様性)の推進へ!    ―グローバル人材の育成と多様な学生が集う大学の役割を考える―  ■ キャンパスの明日をつくるために、今大学職員にできること     ―業務改善の主役になる!<実践編>―  ■ キャンパスの明日をつくるために、今大学職員にできること     ―業務改善の主役になる!―  ■ 活気ある学生生活を支援する事務職員の役割、取り組み  ■ 閉塞感からの脱却    ―活気ある学生生活を支援する事務職員の役割・取組み―

■ 第三分科会【システム運用管理】 情報システム運用管理部門(主に教育研究系)が抱える問題解決の一助となる活動をめざし、情報システムの構築や運用の事例発表と検討、最新技術の紹介や実習を行っています。

 参加メンバーは情報システム運用管理部門(主に教育研究系)に携わる教職員を中心に構成されています。

 【最近の活動テーマ】  ■ グローバルな学びを育むキャンパスを目指して    ―グローバルな学びを支えるICT環境を探る!―  ■ 明日をつくる最新技術!  ■ みんな元気 最新システム!  ■ クラウドで晴ればれ!

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■ 分科会活動内容 活動の軸となるのは分科会活動です。現在、6つの分科会が設置されており、事例研究・発表、ソフトウェアの調査・開発などの活動を行い、その成果を報告書にまとめて発表しています。

■ 第四分科会【図書・学術情報】 富士通の図書館システムや学術情報を研究テーマの中心に捉え、各大学の運用事例発表やメーカーへの要望を取りまとめる一方で、他社の図書館システムを調査比較したり、先進技術設備の見学なども行っています。

 参加メンバーは大学図書館職員を中心として、学術情報に携わる方で構成されています。

 【最近の活動テーマ】  ■ グローバルな学びを育む図書館を目指して  ■ キャンパスの明日をつくる ―学習支援と図書館―  ■ キャンパスの明日をつくる学術情報基盤  ■ ソーシャルメディア時代の図書館を考える  ■ みんなつながる

■ 第五分科会【大学経営と情報化戦略】 「情報基盤整備に携わる」更には「経営や教学の立場でそれらを評価する」実務管理層を対象とし、「大学の経営戦略の一環としての情報戦略を立案、推進、評価できる人材」の育成を目指すことを目的とし、テーマに沿った講演、事例紹介や討議を中心とした活動を行っています。

 参加メンバーは情報部門・学事部門(教務、庶務など)あるいは法人部門(財務、総務、施設・管財、監査など)に所属する教職員にて構成されています。

 【最近の活動テーマ】  ■ グローバル化時代の大学に求められるモノとコトを探る    ―私立大学に求められる施策とは―  ■ MOOC ってなんだ? ―大学経営に与えるMOOCの影響を考える―  ■ 大学経営戦略策定の視点からみた     SWOT分析手法を用いた自大学分析の実践  ■ 大学におけるIRを考える

■ 第六分科会【教育モデルと情報基盤】 スマートデバイスやソーシャルメディアの台頭による、学習環境の変化。PBL(Project Based Learning)等に代表される教育形態の変化。増え続ける各種情報を教育の質向上に如何に活用するか。これらの動向や背景を踏まえて、中央教育審議会が重要な課題として捉えている「教育の質保証」をはじめとした「教育モデル」とそれに関連する「情報基盤」を中心にその方向を多方面から探ります。

 なお、西日本地域の大学の皆様にもご参加が容易となるよう、関西地区を中心に分科会活動を行います。

 【最近の活動テーマ】  ■ 果たして大学の○○はクラウドで実現できるのか?  ■ タブレットを中心としたこれからのキャンパスライフを考える  ■ クラウドコンピューティングの共同利用&     大学に最適な情報端末を考える  ■ 教育改善、学士力の向上について考える

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■ 合同研修会 年に一度、全分科会合同で行われる宿泊型の研修会です。メンバー各自の知識や技能の向上を図ると共に、全分科会のメンバーが一同に会する機会を持つことで、日頃の研究活動の相互理解を深め、メンバー間のヒューマンネットワークを広げることを目的としています。 開催時期は8月の最終週を原則としています。

● 実施内容 講演テーマ  ■ これからの大学を考える  ■ 大学におけるビッグデータの活用について考える  ■ 大学におけるソーシャルメディアの活用と事例  ■ 「はやぶさ」と日本の矜持  ■ クラウドコンピューティングの全面適用とその効果 討議テーマ  ■ ソーシャルメディアと大学  ■ 震災に対して大学が為すべきこと  ■ 大学でクラウドは何に使えるか?

■ トピックス企画 役員会により企画・実施されるイベントです。CS研会員校に属する全ての教職員を対象として、メンバーの多様なニーズ、要望により企画・実施されます。

● 過去に取り上げたテーマ 技術講習会

 大学の実用的な業務を例題として取り上げながら、技術及びノウハウの習得を図り、より実践的な活用方法を習得します。

  ■ 情報技術(IT)の基礎知識  ■ 業務効率化のためのExcel活用講座  ■ PowerPoint活用講座  ■ 動画コンテンツ制作技術研修

 最新技術セミナー 最新技術についての見識を広めるために、最新技術の紹介、最新技術に取り組んでいる企業・団体等の施設及び設備等の見学会を開催しています。

  ■ 富士通テクノロジホール・富士通研究所の見学/人工頭脳プロジェクト ―ロボットは東大に入れるか―  ■ 独立行政法人海洋研究開発機構の見学  ■ 富士通「館林システムセンター 新棟」の見学  ■ 富士通研究所/グリーンIT技術、環境への取組み

 管理職セミナー 大学におけるIT技術の利用等をテーマとして講演や事例発表を行い、討議を通して新しい動向等を模索いたします。

  ■ 大学の未来を創造するための管理職の役割とは ~組織連携を中心として~  ■ ワールド・カフェ活用講座  ■ 経営視点からみた情報システム監査(評価・検証)について

■ 海外セミナー 海外の代表的な大学におけるIT利用事情や利用技術の交流を行い、国際化に向けた私立大学の情報化の方向性を見いだすとともに、会員校教職員の視野と研鑽を深め時代を担う教職員の養成を図ることを目的としています。※2015年度に設立30周年を記念して実施予定です。実施内容については調整中です。

● 実施内容  ■ フィンランド教育事情視察 フィンランド(2011年度)  ■ 韓国先進大学システム視察 韓国(2005年度)  ■ アジア諸国との連携と貢献 日本(1998年度)  ■ アジアのコンピュータ事情視察 シンガポール/タイ(1997年度)  ■ 米国大学先進システム視察 アメリカ(1990,1996年度)  ■ 中国-日本キャンパスシステム研究会 中国(1995年度)

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Q&A

Q1. 入会の申込方法を教えてください。

A1. 入会ご希望の場合は、先ず事務局へご連絡下さい。必要書類を送付いたします。

主な記入事項は、

(1)貴学代表者

(2)事務連絡総括者

上記提出後、分科会(第一分科会~第六分科会)登録の方法をご案内いたします。

分科会登録人数は何人でも結構です。

なお、総会での審議を経て正式入会となります。

Q2. 私立大学キャンパスシステム研究会の運営費はどうしていますか?

A2. 会員からの会費で運営されています。

負担金による年間の収入・支出については総会で予算・決議を報告し、審議します。

Q3. 分科会の運営について教えてください。

A3. 現在、分科会は第一分科会から第六分科会まであります。その運営は、各分科会の運営委員長と運営委員で

年間の活動方針を立案し、計画から実施までを自主的に行っています。従って、年度始めにテーマを決めて

分科会活動に入りますので、毎年テーマが変わります。

●総会

●分科会

●海外セミナー

●合同研修会

●分科会

●トピックス企画

●合同研修会

●分科会

●25周年企画

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名称 私立大学キャンパスシステム研究会(略称:CS研)

住所 〒105-7123 東京都港区東新橋1-5-2(汐留シティセンター)

富士通株式会社

 文教ビジネス推進統括部 大学ビジネス推進部

電話 03-6252-2565

e-mail [email protected]

CS研ホームページURL  http://www.csken.or.jp

CS研会員からの声

名古屋外国語大学 望月様より

入会前は富士通主導のユーザ会だと思っていたのですが、実態は会員大学の皆様が手弁当で運営されていると知り、私も運営に係わらせていただきました。

「ギブ・アンド・テイク」と「ヒューマンネットワーク」という理念が行き届いた、私立大学仲間の素敵な集まりです。

東京都市大学 平森様より

CS研は、参加者に対してお互いのコミュニケーションがとりやすい環境を提供してくれるだけではなく、興味があれば他の分科会へ参加もできる!これが一番の特徴でしょうか?だから参加者にとっては居心地がいい会なのかもしれないですね。

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