素形材産業の経営力分析...売上高営業利益率の推移 機密性...

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機密性○ 資料3 素形材産業の経営力分析 素形材産業の経営力分析 1

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機密性○資料3

素形材産業の経営力分析素形材産業の経営力分析

1

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機密性○売上高営業利益率の推移

●売上高営業利益率の推移をみると、2002年から08年まで微増・横ばいであった後、2009年に大きく下げている傾向が見られる。

●素形材産業は 2008年までは総じて製造業平均よりも高い水準を維持してい

(%) 製造業全体 銑鉄鋳物製造業売上高営業利益率の比較(業種別)

●素形材産業は、2008年までは総じて製造業平均よりも高い水準を維持していたものの、2009年以降では平均を下回る業種が多く見られる。

8.9 9.3 

10.7 

8 68.9 9.1

9.410.0 

12.0 (%) 製造業全体 銑鉄鋳物製造業

金型製造業 鍛工品製造業

金属プレス製造業 粉末冶金製造業

金属熱処理製造業

売上高営業利益率の比較(業種別)

4.85.35.5  5.0 5.0 

7.2

5.8

7.27.6

7.0 

6.3 6.0 

5.1 

8.6

5.5

7.3 7.1

6.0 

8.0 

1.42.3

3.1 3.0  2.8 2.92.4

0 7

1.9

1.2

3.7

1.8

4.8

4.1 4.2

3.2

1.5 

3.4 3.8 

2.4 2.2

4.5

2.7

3.4

1.4 

3.4 

2.3 

3.1  3.3  3.6 

2.5 2.0 

4.2 

3.0 

2.3

1.22.0 

4.0 

‐0.6

0.7

‐0.3‐0.6

0.1 

‐0.5

‐1.8

0.3 

‐0.2 

‐2.0 

0.0 

‐5.1 

‐3.5 

‐4.6

‐6.0 

‐4.0 

‐7.1 ‐8.0 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年

(備考)TKC経営指標より。

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機密性○営業利益と売上高の関係

●売上高と営業利益の関係を見ると、全体として2002年から2008年頃まで売上と共に営業利益も増加し、2009年に落ち込んだが、2010年から2011年にかけては 売上高 利益とも少し戻した なお 粉末冶金については 売上を増ては、売上高、利益とも少し戻した。なお、粉末冶金については、売上を増やしつつも、利益は横ばい。

05

06

07 08

25 

30 

35 

40 

製造業全体

銑鉄鋳物製造業

銑鉄鋳物製造業銑鉄鋳物製造業

売上高営業利益率

5%ライン

03

04

0506

07

085

10 

15 

製造業全体

金型製造業

金型製造業

03

04 05

06

07

08

2011年

売上高営業利益率

5%ライン

03

0506

07

08

25 

30 

35 

40 

製造業全体

鍛工品製造業

鍛工品製造業

売上高営業利益率

5%ライン

2002年

03

04

2011年

10 

15 

20 

営業

利益

[10億

円]

2002年

03

0405

06

07

08

10

2011年

2002年

08

10

2011年

‐5 

0  50  100  150  200  250  300  350  400 営

業利

益[10億

円]

2002年

09

10

2002年

04

2011年

10 

15 

20 

営業

利益

[10億

円]

2002年

03

0405

06

07

08

10

2011年

09

10

‐10 

‐5 

0 0  100  200  300  400  500  600  700  800 

売上高[10億円]

0910

09

‐15 

‐10 

売上高[10億円]

0910

‐10 

‐5 

0 0  100  200  300  400  500  600  700  800 

売上高[10億円]

09

10

金属プレス製品製造業 粉末冶金製造業50

金属熱処理

03

04

05

06

07

08

2011年

5

10 

15 

20 

億円]

製造業全体

金属プレス製品製造業

売上高営業利益率

5%ライン

2002年

03

04

06

07

08

10 2011年15 

20 

25 

30 

億円]

製造業全体

粉末冶金製造業売上高営業利益率

5%ライン

03

04

050607

08

2011年

20

30 

40 

50 

億円]

製造業全体

金属熱処理

売上高営業利益率

5%ライン2002年

10

10

‐5 

0  100  200  300  400 営業

利益

[10億 05

090 

10 

0  100  200  300  400  500  600 

営業

利益

[10億

2002年

03

04 05

06

07

08

09

10

2011年2002年

10

10

10 

20 

0  100  200  300  400  500  600 

営業

利益

[10億

2002年

03

04 0506

07

08

0910

2011年

5%ライン

(備考)TKC経営指標より。図.営業利益と売上高の関係(業種別)

09

‐15 

‐10 

売上高[10億円]‐10 

‐5 

売上高[10億円]

09

‐20 

‐10 

売上高[10億円]

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機密性○設備投資の動向

●有形固定資産の増減(設備投資額の増減)を見ると、鋳造、金属プレス、粉末冶金では比較的増加している傾向が見られる。

● 方 鍛造 金型 金属プ は 設備投資額が減少し る企業の割合が●一方、鍛造、金型、金属プレスは、設備投資額が減少している企業の割合が多い。金属プレスは、増加している企業もあり、二極化している。

35.2% 7.6% 8.8% 5.2% 9.2% 16.0% 18.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

合計

(n=250)

30.0%

30.0%

5.0%

13.3%

8.7%

13.3%

6.3%

3.3%

8.7%

3.3%

17.5%

23.3%

23.7%

13.3%

鋳造

ダイカスト

(n=80)

(n=30)

減少

46.7%

31.4% 14.3%

6.7%

14.3% 5.7%

20.0%

14.3%

6.7%

11.4%

20.0%

8.6%

鍛造

金型

(n=15)

=35)

減少 増加

42.9%

38 5%

4.8%

3 8% 7 7%

4.8%

7 7%

19.0%

7 7%

9.5%

15 4%

19.0%

19 2%

金属プレス

金属熱処理

(n(n

=21)

26)

38.5%

28.6%

3.8% 7.7%

14.3%

7.7% 7.7%

14.3%

15.4%

28.6%

19.2%

14.3%

金属熱処理

粉末冶金

(n=2

(n=7)

△1千万円未満 △1千万円~0円未満 0円~3百万円未満 3百万円~1千万円未満 1千万円~3千万円未満 3千万円~1億円未満 1億円以上△1千万円未満 △1千万円~0円未満 0円~3百万円未満 3百万円~1千万円未満 1千万円~3千万円未満 3千万円~1億円未満 1億円以上

図.有形固定資産(設備投資額)増減 (2011年度期末-2010年度期末)

(備考)素形材産業室によるWebアンケート調査結果より作成。

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機密性○設備投資と営業利益

●リーマンショック前は 鍛工品 粉末冶金以外は 設備投資とともに営業利益●リ マンショック前は、鍛工品、粉末冶金以外は、設備投資とともに営業利益も増加している。

●リーマンショック後は、鍛工品、金属プレス、粉末冶金は設備投資を増加しているものの 利益の増加につなが ていない また 金型 銑鉄鋳物 金属熱いるものの、利益の増加につながっていない。また、金型、銑鉄鋳物、金属熱処理は、設備投資を減らし、営業利益も減少している。

50,000 営業利益(千円) リーマンショック前(2002年~2007年) リーマンショック後(2008年~2011年)

2007

40,000 

45,000 

2008

(千円) リーマンショック前(2002年~2007年) リーマンショック後(2008年~2011年)

200730,000 

35,000 

2008

2008

2007

2002200720,000 

25,000 

2008

2011

2008

2011

2007

2002

2007 

200210,000 

15,000 

2011

2011

2008

2011

2002 2002 

2002

2007

2002

2002

5,000 2008

2008

2011

2008

2011

0  5,000  10,000  15,000  20,000  25,000  30,000  35,000  40,000 

全製造業 銑鉄鋳物製造業 金型 鍛工品 金属プレス 粉末冶金 金属熱処理

0  5,000  10,000  15,000  20,000  25,000  30,000 

図.営業利益と減価償却費の推移 (備考)TKC経営指標より作成。

減価償却費(千円)

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機密性○研究開発投資と人材投資の状況

●素形材企業の 人当たり研究開発投資額を見ると 特に金属プレスでは他に比べ●素形材企業の一人当たり研究開発投資額を見ると、特に金属プレスでは他に比べて大きく、装置関連の研究開発をしていると考えられる。他方、ダイカスト、金型、金属熱処理は、研究開発投資をしていない企業が半数近くに上る。

● 人当たり人材育成投資額を見ると 10 円 上 大きな投資をし る企業が●一人当たり人材育成投資額を見ると、10万円以上の大きな投資をしている企業が多いのは鋳造で、OJT以外の人材育成スキームが比較的充実していると考えられる。他方、金型は人材育成投資を全く行っていない企業がかなりの割合を占めており、OJT主体の人材育成になっていると考えられる。

0% 20% 40% 60% 80% 100%

87)

0% 20% 40% 60% 80% 100%

68)

35.3%

34.4%

27.8%

39.1%

26.2%

17.2%

6.4%

6.3%

4.3%

3.1%

合計

鋳造

(n=1

8(n

=64)

19.0%

17.2%

73.2%

69.0%

7.1%

13.8%

合計

鋳造

(n=1

6(n

=58)

54.2% 20.8% 16.7% 8.3%ダイカスト

((n

=24)

)

13.6% 86.4%ダイカスト

(n=2

2)4)

46.4%

23.5%

17.9%

29.4%

28.6%

35.3%

7.1%

5.9% 5.9%

金型

金属プレス

(n=2

8n=

17)

37.5%

20.0%

54.2%

73.3%

8.3%

6.7%

金型

金属プレス

(n=2

4(n

=15)

50.0% 11.1% 27.8% 11.1%金属熱処理

(n(n

=18)

0円 0円超10万円未満 10万円以上50万円未満 50万円以上100万円未満 100万円以上

11.1% 88.9%金属熱処理

((n

=18)

0円 0円超10万円未満 10万円以上50万円未満 50万円以上0円 0円超10万円未満 10万円以上50万円未満 50万円以上100万円未満 100万円以上

図1.一人当たり研究開発投資額

0円 0円超10万円未満 10万円以上50万円未満 50万円以上

図2.一人当たり人材育成投資額

(備考)1.素形材産業室のWebアンケート調査結果による。2.一人当たり研究開発投資額は、製造業平均で134万円/人(資本金一千万~一億円:9万円/人)(「平成23年科学技術研究調査」、社内使用研究費 (費用額)÷従業者総数 )3.一人当たり人材育成投資額は、製造業平均で14196円/人(「平成23年就労条件総合調査」 、常用労働者1人1か月平均労働費用のうち教育訓練費 ×12ヶ月)

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機密性○営業費用の内訳

●営業費用に占める費用項目の構成を見ると、金型、金属熱処理で人件費の割合が高い。金型は仕上げなどにおいて人手のかかる作業が必要なためと推測される。

●また、原材料費については、特殊鋼など良質の材料を必要とする鍛造で割合が高

素形材産業全体

、原材料費 、特殊鋼 良質 材料を 要 す 鍛 高い。エネルギー多消費産業の金属熱処理は光熱費の割合が高い。

鍛造 金型鋳造業

人件費

26.4 その他

38.3

人件費15.7その他

29.8 その他40.9

人件費36.8

人件費23.0その他

35.6

原材料

30.4

光熱費 4.5 原材料50.1 原材料

18.7光熱費 3.7光熱費 5.8

原材料35.6

35.6

光熱費

4.9

粉末冶金金属プレス 金属熱処理

その他37.1

人件費27.7その他

39.1

人件費24.0 人件費

33.9その他35.4

原材料30.0

光熱費 5.2

原材料35.0

光熱費 1.9 光熱費 9.5

原材料21.1

(備考)1.素形材産業室によるWebアンケート調査結果による。2.「その他」の内容として、外注加工費、運送費、減価償却費、消耗品費、修繕費、賃借料 等が、回答者から挙げられた。

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機密性○財務状況の変化(2002年と2011年の比較)

●売上高営業利益率を見ると、銑鉄鋳物、鍛工品、金属熱処理は改善している。これは、材料費等の製造に直接かかる費用の圧縮に加え、販管費が圧縮されたことが改善要因となっている。されたことが改善要因となっている。

●一方、売上高営業利益率が悪化した金型と粉末冶金は、材料費等のコストの増加に加え、販管費の増加が収益の悪化要因となっている。

売上高営業利益率

粗利率材料費/売上高

労務費/売上高

外注加工費/売上高

減価償却費(生産管理分)

/売上高

その他の経費/売上高

販管費/粗利益 販売費

/粗利益一般管理費/粗利益

減価償却費(販売管理分)

/粗利益/粗利益

製造業全体 △ △ × △ ○ △ △ △ △ ○ △

銑鉄鋳物 ○ × × ○ △ △ △ ○ × ○ △銑鉄鋳物製造業 ○ × × ○ △ △ △ ○ × ○ △

金型製造業 × × × △ △ △ △ × × × △

鍛工品製造業 ○ ○ ○ △ △ △ △ ○ ○ × △

金属プレス製造業 △ × × ○ △ △ △ ○ △ △ △製造業 ○ ○

粉末冶金製造業 × × × ○ × × × × △ × △

金属熱処理金属熱処理業 ○ ○ ○ × × × △ ○ ○ ○ △

○:改善、△:横ばい、×:悪化

(備考)TKC経営指標より作成。

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機密性○株主の集中度

●第一位~第三位の株主の占めるシェアを見ると、その3者で8割以上のシェアを占める企業が多い業種は、金型、鋳造となっている。オーナー企業が多いためと推測される。推測される。

●株主が分散している企業が多い業種は鍛造、金属プレス、粉末冶金となっている。これは、企業規模が大きい企業が多いためと推測される。

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

24.1% 28.3% 11.3% 36.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体

(n=3

11)

1)

22.8%

34.3%

23.8%

25.7%

5.0%

20.0%

48.5%

20.0%

鋳造

ダイカスト

(n=1

0(n

=35)

20.0%

9.3%

46.7%

27.9%

6.7%

16.3%

26.7%

46.5%

鍛造

金型

(n=1

5)=4

3)

9.3%

33.3%

27.9%

33.3%

16.3%

8.3%

46.5%

25.0%

金型

金属プレス

(n=

(n=2

4))

17.1%

50.0%

40.0%

20.0%

22.9% 20.0%

30.0%

金属熱処理

粉末冶金

(n=3

5)(n

=10)

図.株主(第1~3位合計)のシェア(備考)素形材産業室によるWebアンケート調査結果。

(

0~50%未満 50~80%未満 80~90%未満 90%以上

9

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機密性○株主の集中度と企業規模

●売上や国内従業員の規模と比較して第一位~第三位の株主の占めるシェアを見ると、売上規模や国内従業員規模が大きくなるほど株式の集中度が低くなり 分散する傾向が見られる

0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100%

り、分散する傾向が見られる。

16.7%

8 3%

13.3%

8 3%

16.7%

16 7%

53.3%

66 7%

3億円未満

3億円~5億円未満

(n=30)

24)

4 5% 18 2% 27 3%

100.0%

50 0%

1~9人

10~19人

(n=5

)22

)

8.3%

7.7%

8.3%

41.0%

16.7%

12.8%

66.7%

38.5%

3億円~5億円未満

5億円~10億円未満

(n=

(n=39)

4.5%

11.1%

18.2%

16.7%

27.3%

11.1%

50.0%

61.1%

10~19人

20~29人

(n=2

(n=1

8)

16.5% 33.0% 16.5% 34.1%10億円~30億円未満

(n=91)

8)

7.3% 26.8% 12.2% 53.7%30~49人

(n=4

1)3)

35.7%

19.5%

32.1%

43.9%

7.1% 25.0%

36.6%

30億円~50億円未満

50億円~100億円未満

(n=28

(n=41)

16.4%

23.3%

39.7%

35.6%

16.4%

8.9%

27.4%

32.2%

50~99人

100~299人(n

=73

n=90

)

55.2% 6.9% 22.4%100億円以上

((n

=58)

60.0% 15.0% 3.3% 21.7%300人以上

(n(n

=60)

(備考)素形材産業室によるWebアンケート調査結果。

0~50%未満 50~80%未満 80~90%未満 90%以上

図1.株主(第1~3位合計)のシェア(売上規模別)

0~50%未満 50~80%未満 80~90%未満 90%以上

図2.株主(第1~3位合計)のシェア(国内従業員規模別) 10

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機密性○国内取引先

●取引先(第1位~3位合計)の売上全体に占める割合を見ると、8割以上これに依存している企業が、金属プレス(37.5%)、金型(37.0%)に多い。4割未満に抑えているのは金属熱処理業(60.6%)で、多様な取引先を持っている。満 抑 る 属熱処 業( ) 、多様な取引先を持 る。

●海外展開している企業は、していない企業に比べて、特定の取引相手に依存しない傾向が見られる。

0% 20% 40% 60% 80% 100%

7.8% 23.0% 24.0% 25.7% 19.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

合計

(n=2

96)

0) 78 3% 50 7% 39 4% 48 0% 37 9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

している12.0%

2.9%

18.0%

17.6%

23.0%

35.3%

27.0%

29.4%

20.0%

14.7%

鋳造

ダイカスト

(n=1

0(n

=34)

78.3% 50.7% 39.4% 48.0% 37.9%している

4.3%

20.0%

13.0%

20.0%

10.9%

46.7%

34.8%

13.3%

37.0%

鍛造

金型

(n=1

5)=4

6)

4.3% 10.4% 4.2% 10.7% 5.2%検討中

4.3%13.0%

12.5%

10.9%

16.7%

34.8%

33.3%

37.0%

37.5%

金型

金属プレス

(n=

(n=2

4))

17.4% 38.8% 56.3% 41.3% 56.9%検討していない

9.1%

11.1%

51.5%

11.1%

27.3%

66.7%

3.0%

11.1%

9.1%金属熱処理

粉末冶金

(n=3

3(n

=9) (n=23) 0~20%未満 (n=67) 20~40%未満 (n=71) 40~60%未満

(n=75) 60~80%未満 (n=58) 80%以上

図1.取引先(第1~3位合計)の占める割合(業種別)

図2.取引先(第1~3位合計)の占める割合(海外展開の有無別)

(備考)素形材産業室によるWebアンケート調査結果。

0~20%未満 20~40%未満 40~60%未満 60~80%未満 80%以上

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機密性○素形材産業従事者の年齢構成

●製造業全体(男)の従業者数は大きく減少しているが、その年齢構成を見ると、30代までの若手層が減少し、55歳以上の壮年層が増加。

●しかし素形材産業では 中核的な役割を果たす中堅層が急減しており 現場●しかし素形材産業では、中核的な役割を果たす中堅層が急減しており、現場の運営、若手層への技能継承などで人手不足に陥っている。

図 労働者数の年齢別構成(製造業・男) (鋳物工・男)図.労働者数の年齢別構成(製造業・男) (鋳物工・男)

97010509

98020610

~19歳

20~24歳

25~29歳

30~34歳

35~39歳

40~44歳

若手

壮年層

(年)

中堅

(年)

0% 20% 40% 60% 80% 100%

81858993

0% 20% 40% 60% 80% 100%

82869094 40~44歳

45~49歳

50~54歳

55~59歳

60~64歳

65歳~(金属プレス 男) (型鍛造 男)

手層

層堅層

97

02

07

(金属プレス工・男)

97

02

07

(型鍛造工・男)(年) (年)

0% 20% 40% 60% 80% 100%

82

87

92

0% 20% 40% 60% 80% 100%

82

87

92

(旋盤 男) ( ライス盤 男)

970207

(旋盤工・男)

970207

(フライス盤工・男)(年) (年)

(備考)厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より作成。0% 20% 40% 60% 80% 100%

828792

0% 20% 40% 60% 80% 100%

828792

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