社会福祉学科の4年間 - meijigakuin.ac.jp · 社会福祉学科の4年間 社会福祉学科...

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社会福祉学科の4年間 明治学院 共通科目 H1 年次 Freshman 2 年次 Sophomore 1(基礎科目) 2(制度・ 政策) 3(対象者理解) 4(方法・ 技術) 5(分野) 6(特講) 7(実習・ 演習・ 卒論) 8(自由科目) ◎◯明治学院共通科目 1年次から始まる 少人数教育 1年次春学期「アカデミックリテラシー」 では、文献講読の技法、他者に報告する プレゼンテーションの方法を学習。秋学 期には「基礎演習」を開講し、実際の社 会問題に焦点をあてながら福祉につい て理解を深めます。 各人が関心分野や将来の進路を見据えた 上で、演習・実習を通し、より専門的な学びを 深めます。 将来に直結する 2つのコースから選択 実践で専門的な 学びを深める 大学の学びをサポートする 「アカデミックリテラシー」 「基礎演習」 2年次以降のコース選択のナビゲーション 「社会福祉学概論」 「ソーシャルワークコース」 福祉の現場に触れる「基礎実習」を実施。 2年次の段階で自分に合った分野を理解できることで、 3 4年次には、適性に合わせた専門演習・実習に取り組む。 「福祉開発コース」 2年次に「福祉開発フィールドワーク」を開講。 グローバル協働エリア:海外(欧州・アジア)の 福祉課題と取り組みを視察。 コミュニティ創生エリア:国内の限界集落などでの調査。 社会イノベーションエリア:NPONGOなどを訪問、 経営の実態を理解。 「ソーシャルワークコース」 専門的な実習と、それをサポートする演習を実施し、 実習体験の報告や事例研究を行う。卒業論文を完成。 「福祉開発コース」 専門的な調査・プロジェクトを実施。 ゼミナールで深く学び合い、卒業論文を完成。 ◎社会福祉学概論A B ソーシャルワークの理解 福祉開発の理解 社会保障論A B 社会福祉法制 社会政策論A B 公的扶助論A B 福祉行財政と福祉計画 国際社会保障論 共生社会の法と人権 ソーシャルインクルージョンの政策 Welfare States 権利擁護と成年後見制度 就労支援サービス 医学知識 臨床心理学A B 発達心理学(※開講予定) 精神保健A B 精神医学A B ○ソーシャルワーク1A ソーシャルワーク2A ソーシャルワーク3A 医療ソーシャルワーク論 介護概論 精神保健福祉援助技術総論 精神障害者の生活支援システム 社会福祉運営管理論A B 精神保健福祉援助技術各論A B 学校ソーシャルワーク論 ソーシャルワーク1B ソーシャルワーク2B ソーシャルワーク3B 高齢者福祉論B 精神保健福祉論B 医療福祉論 コミュニティ創生論A B 国際福祉論1 2 障害者福祉総論 共生社会の理解 児童福祉論A 高齢者福祉論A 身体障害者福祉論 知的障害者福祉論 精神保健福祉論A 家庭福祉論 女性福祉論 地域福祉論A B 精神科リハビリテーション学A B 司法福祉論 児童福祉論B 社会福祉学特講5A 5B 社会福祉学特講1 社会福祉学特講2 社会福祉学特講3 社会福祉学特講4 ソーシャルワーク基礎実習指導 福祉開発フィールドワーク ソーシャルワーク演習1A 1B 1C 精神保健福祉援助演習(基礎) 精神保健福祉援助演習(専門) A ボランティア実践指導 演習1 社会福祉調査実習 ソーシャルワーク実習指導A Hインターンシップ 精神保健福祉援助実習指導A ソーシャルワーク特別演習1 演習2 精神保健福祉援助演習(専門) B ソーシャルワーク演習2 ソーシャルワーク実習指導B ソーシャルワーク実習 精神保健福祉援助実習指導B C 精神保健福祉援助実習 ソーシャルワーク特別演習2 卒業論文 社会福祉調査 社会福祉史A B ○福祉開発概論 社会福祉の思想 社会人類学A B ソーシャルワークの基礎 アカデミックリテラシー 基礎演習 心理学概論 民法A B 憲法A B 障害児・者心理学概論A B 障害児医学総論A B 特別支援教育学総論A B 社会学特講 内なる国際化論A B 公共と市民 公共政策論 政府と企業 行政法A B 労働法1 2 福祉国家論A B 都市行政 都政研究 都市社会学 地域社会論 環境社会学 社会倫理学 文化社会論 技術と人間A B NPO社会起業論A B 専門外国書講読A B Social Welfare in English など 特別支援学校教育実習 入門経済史1 2 社会学概論 社会福祉学のための日本語A B *:外国人留学生のための科目です。) Current Affairs A B 経済学概論1 2 病弱教育総論 主な卒業論文テーマ Featured 1 Featured 3 ・高次脳機能障害者の自立支援 ・医療機関におけるMSWの退院 支援 ・児童養護施設における養育と自 立支援 ・高齢者の生きがい支援 ・児童虐待はなぜ起こるのか ・多文化共生と社会福祉 ・障害児者の兄弟への支援 ・ワークライフバランスの可能性 ・日本の男性の育児参加の現状と その対策 ・カンボジアにおける女子教育開 発の展望 Featured 2 3 4 年次 Junior, Senior 調査データの分析を体験する 実際の調査データの分析や、 フィールドワークでの調査経験を 通して、データの分析方法・収集 方法などの「技術」を習得します。

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社会福祉学科の4年間

社会福祉学科 履修モデル(例) 3年次秋学期

私の祖父母はとても穏やかな人で、幼い頃から接する中で、介護や福祉という分野に興味を持つようになりました。また、両親が教師として働く姿を見ていたため、教員という職業にも魅力を感じていました。自分にとって、福祉と教員どちらの学びも深められる社会福祉学科はとても魅力的な学科です。授業で特に印象に残っているのは、ゼミの「福祉開発フィールドワーク」。LGBT

の方に実際にお話をうかがったのですが、自分の周りの人たちと違う部分を「個性として受け止めている」とおっしゃっていたのが、今でも強く心に残っています。大学卒業後、私は故郷の長野県で特別支援学校の教員として働きます。障害のある子どもたちへの支援の方法や、教員としての基本的な知識も大切ですが、子どもたち一人ひとりの「違い」を、「個性」として認識して触れ合っていくという考え方は、教員としてとても重要なものになると感じています。

社会学部 社会福祉学科4年次長野県 松商学園高等学校出身

幾嶋 航太 Ikushima Kota

私の学びMy Sty le

地域福祉論B

ソーシャルワーク1B

社会起業論B精神医学B

NPO論

生命の社会学

社会福祉学特講5B

1

2

3

4

5

6

Mon Tue Wed Thu Fri

児童福祉論B

ソーシャルワーク実習指導A

心理学概論

医療福祉論

社会福祉運営管理論B

福祉行財政と福祉計画

明治学院共通科目

社会福祉学科カリキュラム

◎必修 

○選択必修 

●選択 

Hヘボン・キャリアデザイン・プログラム

1年次Freshman

2年次Sophomore

第1群(基礎科目)

第2群(制度・政策)

第3群(対象者理解)

第4群(方法・技術)

第5群(分野)

第6群(特講)

第7群(実習・ 演習・ 卒論)

第8群(自由科目)

◎◯明治学院共通科目

1年次から始まる少人数教育

1年次春学期「アカデミックリテラシー」では、文献講読の技法、他者に報告するプレゼンテーションの方法を学習。秋学期には「基礎演習」を開講し、実際の社会問題に焦点をあてながら福祉について理解を深めます。

各人が関心分野や将来の進路を見据えた上で、演習・実習を通し、より専門的な学びを深めます。

将来に直結する2つのコースから選択

実践で専門的な学びを深める

大学の学びをサポートする「アカデミックリテラシー」「基礎演習」

2年次以降のコース選択のナビゲーション「社会福祉学概論」

「ソーシャルワークコース」 福祉の現場に触れる「基礎実習」を実施。2年次の段階で自分に合った分野を理解できることで、3・4年次には、適性に合わせた専門演習・実習に取り組む。

「福祉開発コース」 2年次に「福祉開発フィールドワーク」を開講。グローバル協働エリア: 海外(欧州・アジア)の

福祉課題と取り組みを視察。 コミュニティ創生エリア: 国内の限界集落などでの調査。 社会イノベーションエリア: NPO、NGOなどを訪問、

経営の実態を理解。

「ソーシャルワークコース」 専門的な実習と、それをサポートする演習を実施し、実習体験の報告や事例研究を行う。卒業論文を完成。

「福祉開発コース」 専門的な調査・プロジェクトを実施。ゼミナールで深く学び合い、卒業論文を完成。

◎社会福祉学概論A・B●ソーシャルワークの理解●福祉開発の理解

●社会保障論A・B●社会福祉法制●社会政策論A・B

●公的扶助論A・B●福祉行財政と福祉計画●国際社会保障論●共生社会の法と人権

●ソーシャルインクルージョンの政策●Welfare States●権利擁護と成年後見制度●就労支援サービス

●医学知識●臨床心理学A・B●発達心理学(※開講予定)

●精神保健A・B●精神医学A・B

○ソーシャルワーク1A●ソーシャルワーク2A●ソーシャルワーク3A●医療ソーシャルワーク論●介護概論●精神保健福祉援助技術総論●精神障害者の生活支援システム

●社会福祉運営管理論A・B●精神保健福祉援助技術各論A・B●学校ソーシャルワーク論●ソーシャルワーク1B●ソーシャルワーク2B●ソーシャルワーク3B

●高齢者福祉論B●精神保健福祉論B●医療福祉論●コミュニティ創生論A・B●国際福祉論1・2

●障害者福祉総論●共生社会の理解●児童福祉論A●高齢者福祉論A●身体障害者福祉論●知的障害者福祉論●精神保健福祉論A

●家庭福祉論●女性福祉論●地域福祉論A・B●精神科リハビリテーション学A・B●司法福祉論●児童福祉論B

●社会福祉学特講5A・5B●社会福祉学特講1●社会福祉学特講2

●社会福祉学特講3●社会福祉学特講4

●ソーシャルワーク基礎実習指導●福祉開発フィールドワーク●ソーシャルワーク演習1A・1B・1C●精神保健福祉援助演習(基礎)●精神保健福祉援助演習(専門)A●ボランティア実践指導

●演習1●社会福祉調査実習●ソーシャルワーク実習指導AHインターンシップ●精神保健福祉援助実習指導A●ソーシャルワーク特別演習1

●演習2 ●精神保健福祉援助演習(専門)B●ソーシャルワーク演習2●ソーシャルワーク実習指導B●ソーシャルワーク実習●精神保健福祉援助実習指導B・C●精神保健福祉援助実習●ソーシャルワーク特別演習2●卒業論文

●社会福祉調査●社会福祉史A・B○福祉開発概論

●社会福祉の思想●社会人類学A・B

●ソーシャルワークの基礎

●アカデミックリテラシー●基礎演習

●心理学概論●民法A・B●憲法A・B●障害児・者心理学概論A・B●障害児医学総論A・B●特別支援教育学総論A・B●社会学特講 ●内なる国際化論A・B

●公共と市民●公共政策論●政府と企業●行政法A・B●労働法1・2●福祉国家論A・B●都市行政

●都政研究●都市社会学●地域社会論●環境社会学●社会倫理学●文化社会論●技術と人間A・B

●NPO論●社会起業論A・B●専門外国書講読A・B●Social Welfare in Englishなど

●特別支援学校教育実習●入門経済史1・2●社会学概論●社会福祉学のための日本語A・B(*注:外国人留学生のための科目です。)

●Current Affairs A・B

●経済学概論1・2●病弱教育総論

主な卒業論文テーマ

Featured 1

Featured 3

・高次脳機能障害者の自立支援・医療機関におけるMSWの退院支援・児童養護施設における養育と自立支援・高齢者の生きがい支援・児童虐待はなぜ起こるのか・多文化共生と社会福祉・障害児者の兄弟への支援・ワークライフバランスの可能性・日本の男性の育児参加の現状とその対策・カンボジアにおける女子教育開発の展望

Featured 2

Featured Courses 主な科目紹介

Featured 1

児童福祉論A

Featured 2

福祉開発概論

子どもがすごしやすい社会を築くために児童虐待、少子化をはじめとし、子育て支援の課題、子どもの貧困、実家庭で暮らせない子どもを養護する社会的養護など、現代日本が抱える子どもをめぐる課題について、広く学習します。

社会が直面する諸問題を考察日本の社会、国際社会が抱えている諸問題と、そうした問題への対策としての政策、プログラム、プロジェクトなどについてグループワークを交え学習します。

Featured 3

インターンシップ

共生社会に貢献する企業・NPOの実践を学ぶより暮らしやすい共生社会を目指すために活動する障害者雇用に力を入れる企業や、社会問題解決を目的とするNPOや社会的企業について、インターンシップで経験を積み、現場で学んだ取り組みを研究、報告会で発表します。

子どもたちの「違い」を「個性」として接する大切さ

3・4年次Junior, Senior

調査データの分析を体験する実際の調査データの分析や、フィールドワークでの調査経験を通して、データの分析方法・収集方法などの「技術」を習得します。

056 057MEIJI GAKUIN UNIVERSITY MEIJI GAKUIN UNIVERSITY

社会学部

社会福祉学科