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部品カタログ・テクニカルガイド CAL. 4R35B / 4R36A No. 4R35B 4R36A φ 27.4 mm φ 27.0 mm 5.25 mm 3針(時・分・秒) 21,600 振動/時 ●メカ時計 ●中3針 ●自動巻き手巻き ●日表示付き ●日修正機能付き ●秒針規正付き ●日表示付き ●日修正付き ●曜日付き ●曜修正機能付き ●秒針規正付き りゅうず操作 ●手巻き上げ(右回転) ●日修正(左回転) ●日修正(左回転) ●曜修正(右回転) ●針合わせ(右回転で時計方向、左回転で反時計方向)・秒規正 日差 + 45 秒〜−35 秒 23 石 24 石

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部品カタログ・テクニカルガイド

CAL. 4R35B / 4R36Aブ ラ ン ド

キ ャ リ バ ー N o . 4R35B 4R36A

ム ー ブ メ ン ト

機 械 寸 法

外 径 φ 27.4 mm

落 径 φ 27.0 mm

総 厚 5.25 mm

表 示 方 式 3針(時・分・秒)

振 動 数 21,600 振動/時

基 本 機 能●メカ時計●中3針●自動巻き手巻き

付 加 機 能

●日表示付き●日修正機能付き

●秒針規正付き

●日表示付き●日修正付き●曜日付き●曜修正機能付き●秒針規正付き

りゅうず操作

0 段 目 ●手巻き上げ(右回転)

1 段 目 ●日修正(左回転) ●日修正(左回転)●曜修正(右回転)

2 段 目 ●針合わせ(右回転で時計方向、左回転で反時計方向)・秒規正

精 度 日差 + 45 秒〜−35 秒

石 数 23 石 24 石

jcwa2014
タイプライターテキスト
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公表
jcwa2014
タイプライターテキスト
第58回 技能五輪全国大会 課題2 展開図
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長方形
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長方形
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部品カタログ Cal. 4R35B / 4R36A

4R35Aと4R35Bキャリバーとの異なる部品&相違点・ キャリバー4R35B はキャリバー4R35A を基礎として下記部品変更を行ったキャリバーです。・ 完成ムーブメントとしては互換性は有りますので、A キャリバーモデルへのムーブメント組込みは可

能です。

通し番号

分解・組立No.

部品名 4R35A 4R35B 相違点

1 6 日車押さえ 0808 060 0808 1832 5 日車押さえねじ B 0016 705 0012 354 日車押さえねじ A と兼用3 8 日ジャンパー 0810 030 0810 1834 10 カレンダー修正伝え車押さえねじ 0012 354 0012 4855 11 カレンダー修正伝え押さえ 0836 010 0836 1836 12 カレンダー修正伝え車 C 0962 024 0962 1857 14 カレンダー修正車 0737 300 0737 1838 15 筒車 0271 483 0273 1829 16 日の裏車 0261 006 0261 18310 18 日回し車 0802 300 0802 18311 22 自動巻輪列受 0191 032 0191 18312 23 二番伝え車 0514 010 0514 18313 32 一番受 0114 348 0114 18314 33 揺動丸穴ばね 0363 156 0363 18415 35 つめレバー 0831 077 0831 18316 42 香箱車 0201 267 0201 08317 46 二番車(筒かな付) 0224 086 0224 18318 49 かんぬき 0384 061 0384 18319 50 おしどり 0383 060 0383 18320 51 てんぷ規正レバー 0601 010 0601 18321 53 つづみ車 0282 040 0282 18322 55 カレンダー修正伝え車 A 0962 164 0962 18323 13 カレンダー修正伝え車 B — 0962 023 追加24 1 回転錘 0509 448 0509 451 マーク違い

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部品カタログ Cal. 4R35B / 4R36A

分解順序

組立順序

油種 AO3(メービスA)セイコーウオッチ油 S – 6セイコーウオッチ油 S – 4

多目

① → 55

55 → ①

油量

カレンダー機構部(1)

3 曜車 4R36A のみ

5 日車押さえねじ 0012 354

6 日車押さえ 0808 183

2 曜車止め座 0963 300 4R36A のみ

4 曜車伝え車 0989 070 4R36A のみ

7 日車

8 日ジャンパー 0810 183

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普通

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部品カタログ Cal. 4R35B / 4R36A

17 日回し中間車 0817 300

16 日の裏車 0261 183

9 カレンダー修正伝え車 E 0962 025

15 筒車 0273 182(Cal.4R35B) 0273 183(Cal.4R36A)

20 文字板止め座 4408 ***

10 カレンダー修正伝え車押さえねじ

0012 485

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カレンダー機構部(2)

AO3(メービスA)セイコーウオッチ油 S – 6セイコーウオッチ油 S – 4

油種

18 日回し車 0802 183

19 筒かな 0225 414

*3

*3

27-5 耐振下押さえばね

0014 577

27-6 耐振下受石 0011 220

27-7 耐振下穴石枠 0014 295

11 カレンダー修正伝え車押さえ

0836 183

12 カレンダー修正伝え車 C

0962 185

13 カレンダー修正伝え車 B

0962 023

14 カレンダー修正車

0737 183

* 1

* 2

* 1

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部品カタログ Cal. 4R35B / 4R36A

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26 てんぷ受ねじ 0012 420

21 自動巻輪列受ねじ 0012 354

22 自動巻輪列受 0191 183

27 てんぷ受(一式) 0171 353

25 角穴車 0285 051

28 アンクル受ねじ 0012 354

29 アンクル受 0161 300

30 アンクル 0301 009

表輪列機構部(1)AO3(メービスA)セイコーウオッチ油 S – 6セイコーウオッチ油 S – 4

油種

1 回転錘 050 ****

27-4 耐振上穴石

27-3 耐振上受石

27-2 耐振上押さえばね

27-1 てんぷ 0310 197

24 角穴ねじ 0012 919

23 二番伝え車 0514 183

* 2

*1

*2

*3

*1

*3

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Cal. 4R35B / 4R36A

表輪列機構部(2)

36 1番伝え車 31 1番受ねじ0511 010 0012 100

32-1 押さえばね0015 703

受石35 爪レバー 0011 221

0831 183

33 揺動丸穴ばね0363 184

32 1番受0114 183

伝え押さえ 37 1番受下座0836 002 0436 164

38 1番受下座止めねじ4番車 0012 354

40 3番車0231 070

41 こはぜ0381 004

42 香箱車0201 083

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0241 010

32-2

部品カタログ

34

39

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*1

*1

油種AO-3 (メービス A)セイコーウォッチ油 S-6セイコーウォッチ油 S-4

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表輪列機構部(3)切り替え機構部

43 2番受ねじ0012 354

44 2番受0122 302

45 がんぎ車0251 300

46 2番車0224 183

47 かんぬき押さえねじ0012 168

48 かんぬき押さえ0388 177

49 かんぬき0384 183

50 おしどり0383 183

51 てんぷ規正レバー0601 183

つづみ車0282 183

Winding pinion0283 020

55 カレンダ修正伝え車A

巻真地板 0351 200

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部品カタログ Cal.4R35B/4R36A

53

54

0962 183

7/16

52

*1*1

*2

*2

*3

*3

*4

*4

*5

*5

油種AO-3 (メービス A)セイコーウォッチ油 S-6セイコーウォッチ油 S-4

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部品カタログ Cal. 4R35B / 4R36A

外装モデルによって異なる部品

・ 上記事例の曜車はりゅうず位置(3H /文字色(3色)/下地色(白)仕様の曜車です。・ 曜車注文の際には曜車に印刷されています「番号(部品コード)」を明記して注文してください。

識別マーク(○ 凹) 20 文字板止め座

1 回転錘

3 曜車(Cal.4R36)

部品コード りゅうず位置 窓枠位置 文字色 下地色

0160 242 3時 3時MON-FRI :  黒SAT    : 青SUN    : 赤

※ 外装モデルによって使用される「回転錘」が異なります。 「セイコーウオッチサービスサイト パーツカタログ」をご参照ください。

7 日車

※ 外装モデルによって使用される「日車」が異なります。 「セイコーウオッチサービスサイト パーツカタログ」をご参照ください。

52 巻真

※ 外装モデルによって使用される「巻真」が異なります。 「セイコーウオッチサービスサイト パーツカタログ」をご参照ください。

4408 170 4408 171

※ 文字板止め座はダイバータイプモデルに識別マークがあります。

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部品カタログ Cal. 4R35B / 4R36A

車、ねじ部品コードと形状

ねじ

No. Cal. 部品コード 部品名  部品形状

4R35B 0273 182

筒車

4R36 0273 183

0012 354

5 日車押さえねじ(4本)21 自動巻き輪列受ねじ(2本)28 アンクル受ねじ(2本)38 1番受下座止めねじ(1本)43 2番受ねじ

0012 168

47 かんぬき押さえねじ(2本)

0012 485

10 カレンダー修正伝え車押さえねじ(2本)

0012 919

24 角穴ねじ(1本)

0012 420

26 てんぷ受ねじ(1本)31 1番受ねじ(3本)

15

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テクニカルガイド Cal. 4R35B / 4R36A

りゅうず0段目位置で、左図 A(おしどり尾部)をピンセット等でおしながら、巻真を引き抜く。

巻真外し方法●

50 おしどり

52 巻真

A

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テクニカルガイド Cal. 4R35B / 4R36A

てんぷ分解・組立●

○外し方 ○セット方法1. 初期・「地板」に「ひげ付きてんぷ」をセットする。

1. 初期・新規「ひげ持ち付きてんぷ」を「地板」にセットする。

2. 「てんぷ受」をセットし「てんぷ受ねじ」を締める。2. 「ひげ持ち受」を「てんぷ受側」に当たるまで動かす。*「外端ひげ位置」が「緩急計」から外れない位置で「ひげ持ち受」を動かす。

3. 「ひげ持ち」を「ひげ持ち受」に仮セット。「ひげ」は「緩急計のひげ棒」外側を通過させる。*「ひげ」を変形させないように注意。

3. 「ひげ持ち」を矢印方向から外側に押し「ひげ持ち受」から外す。( 腰の強いピンセットで矢印方向から押して外す)

4. 「ひげ持ち」を「ひげ持ち受」にセットし押し込む。( 腰の強いピンセットで矢印方向から押し込む)。

「外端ひげ部」は「緩急計のひげ棒間」に通す。*「ひげ」を変形させないように注意。 

5. てんぷ受を外し、ひげ持ちてんぷ交換を行う。

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テクニカルガイド Cal. 4R35B / 4R36A

・分解

1番伝え車押さえ●

・ 回転錘を取り付ける際に効率よくぜんまいが巻き上がるため、下図位置にセットする。

① 1番伝え車の穴部がてんぷ受ガイドピンと直線となる位置になるようにピンセットなどで1番伝え車を回し調整する。

② 1番伝え車の位置調整済み後に、回転錘を回転錘中心部が巻真位置方向位置にセットし、ねじ締めする。

回転錘取付位置●

・組立36 1番伝え車

34 伝え押さえ32 1番受

回転錘セット位置(中心部が巻真方向)

てんぷ受ガイドピン 36 1番伝え車

36 1番伝え車

34 伝え押さえ

拡大図

32 1番受

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テクニカルガイド Cal. 4R35B / 4R36A

32 1番受注油

1番受準備●

裏側

注油後、1番受下座をセットし1番下受座止めねじを締める。37 1番受下座

38 1番受下座止めねじ

注油後、1番伝え車と爪レバーと伝え押さえを1番受にセットする。

36 1番伝え車36 1番伝え車

35 爪レバー

34 伝え押さえ

拡大図

拡大図

*1

* 3* 2

*1

* 4* 3

* 2

* 2

* 4

AO3(メービスA)セイコーウオッチ油 S – 6セイコーウオッチ油 S – 4

油種

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テクニカルガイド Cal. 4R35B / 4R36A

1番受から揺動丸穴ばねのフックを外す

てんぷ規正レバーセット位置と注油位置●

てんぷ規正レバー

地板 地板と規正レバーの接触部

・分解 ・組立33 揺動丸穴ばね

32 1番受拡大図

揺動丸穴ばねのフックを1番受に引っ掛ける。

PUSH

拡大図

拡大図

揺動丸穴ばねの分解組立方法●

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テクニカルガイド Cal. 4R35B / 4R36A

※3:ひげ持ち アオリ調整(両アオリ・

片アオリ等)

部品名と機能●

※2:ひげ持ち受

※1:緩急針

※2:ひげ持ち受け ひげ持ち受けを回転させ「片振り幅」を正常

幅に調整する。

※1:緩急針 緩急針を回転させ瞬間歩度を

適正値に追い込む。

※4:ひげ棒 アオリ幅調整※3:ひげ持ち

アオリ調整(両アオリ・片アオリ等)

※1:緩急針

※4:ひげ棒 アオリ幅調整

(+) 側へ

(-) 側へ

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テクニカルガイド Cal. 4R35B / 4R36A

2012年 2月発行©2012 by

・ このキャリバーは等時性の微調整がし易い、エタクロン機構を採用しています。・ 一般的にてんぷの振幅が弱くなると(振角が小さくなると)時計は遅れてきま

すが、アオリ量を調整することで進み状態に調整が可能です。

アオリ調整方法●

(1)ひげ棒① ひげ棒(※4)を回転させ緩急計と垂直位置(アオリ量最大位置)にします。② ひげ持ち(※3)を回転させ、ひげぜんまい外端部をひげ棒のスリット

中心位置に調整します。 ひげ棒側面から覗き、ひげ持ちを回転させひげ棒スリットの中心位置に

ひげぜんまいを微調整。

(2)ひげ棒調整前後の位置: 下図の様にひげ棒(※4)を回転させて、等時性を測定し適正等時性位置を決めます。

(3)ひげ棒回転方向注意(左回転 OK /逆回転は不可)

ひげ棒回転方向(OK) ひげ棒回転方向(不可 )Counterclockwise rotation No clockwise rotation

① (ひげ棒初期位置) ② ひげぜんまい外端位置調整

(ひげ棒表部)

アオリ調整前 アオリ調整後

(ひげ棒裏部)