Cadena de valor de Pemex Gas y sus principales …...PEMEXにおける近年の変化 3...
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2014年11月
メキシコのエネルギー改革と生産性の高い 国営企業(PEMEX)としての今後の歩み
将来予想に関する記述と注記 差異について
特記ない場合は、比較は前年同期比となります。
端数処理について
端数処理により、各数値の総計は必ずしも総額と一致しない可能性があります。
財務情報 予算および数量情報を除くと、当該プレゼンテーションに含まれる財務情報は、2012年1月1日よりPEMEXが採用した国際会計基準審議会によって定められた国際財務報告基準(IFRS)に準拠した未監査の連結財務諸表に基づいています。過年度からの2012年の財務情報の一部は、IFRSに基づく未監査の連結財務情報との比較のために遡及的に調整されています。IFRSへの移行の詳細については、銀行監督局(CNBV)に提出された2012年度年次報告書および米国SECに提出された同年度20-Fに含まれる連結財務諸表の注記23を参照してください。またEBITDAは非IFRSベースの数値となっています。弊社は、2014年9月30日決算の附属書の表33に、当期純利益へのEBITDAの調整項目を示しています。また予算関連情報はメキシコ政府公会計に拠るものです。そのためPetróleos Mexicanosの子会社企業からの情報は含んでおりません。
外国為替換算について
メキシコペソ建数値の米ドルへの換算には、2014年9月30日現在の為替レート(1ドル=13.4541ペソ)を使用しています。これらの換算はペソ建数値がすべて先述の為替レートないし他のレートで米ドルに変換されているということを意味するものではありません。
財政制度
2006年1月1日以降、PEMEXは新たな財政制度に服しています。Pemex-Exploration and Production’s (PEP)は連邦税法に服す一方、他の子会社は引き続きメキシコ所得税法に服しています。PEPの支払う主要な租税は通常の炭化水素税(OHD)で、準営業利益を源泉とするものです。OHDの支払いに加えて、PEPはその他の租税も支
払っております。
炭化水素埋蔵量
2010年1月1日より、SECは規則を変更して石油ガス企業に対して、確認埋蔵量だけでなく推定埋蔵量、予想埋蔵量も開示を義務付けることとなりました。しかし、推定・予想埋蔵量の定義については、SECの定義する復元可能性の閾値と必ずしも一致しない可能性があります。投資家は当社のCNBVに提出されているAnnual Report および
SECに提出されている20-F開示を吟味することが求められます。
将来予想に関する記述
このレポートは、将来予想に関する記述が含まれています。弊社はまた、CNBV及びSECに対する定期開示や、Annual Report、募集書類や目論見書、プレスリリースやその他の書面、または弊社の役職員による口頭での将来予想に関する発表を行うことがあります。弊社はまた、下記に挙げる項目でも、将来の見通しに関しての発表
を行うことがあります
•探鉱、生産活動(掘削も含む)
•輸出、輸入、精製、石油化学、石油、天然ガス、石油製品の輸送に関連する活動
•予測される資本支出、費用、コミットメントおよび収入
•流動性および資金調達の源泉
実際の結果は、当社の予見を超え、様々な要因の結果として投影されて将来予想に関する記述のものとは異なる可能性があります。原因としては、これだけに限定されませんが下記が考えられます
•国際原油及び天然ガス価格の変動
•熟練した人材を雇用・確保する弊社の能力を含む、競争環境の弊社に与える影響
•競争力のある条件での資金調達源への弊社のアクセスの限度
•弊社の、新規埋蔵資源の発見、取得、開発に関わる能力
•最近発見された石油、天然ガスの埋蔵量を含む、予測行為に内在する不確実性。
•技術的な問題
•重要なグローバル経済の動向。
•メキシコで重大な政治情勢、エネルギー改革令の実施に関連した直近の動向(20-Fおよび年次報告書にも記載)
・エネルギー部門へ影響を与える諸動向
•税や環境規制などの規制環境、当社を取り巻く法体制の変化
PEMEXについて
PEMEXはメキシコの国営石油ガス公社で、1938年に設立された、メキシコの石油·ガス資源の主生産主体です。主要事業部門としてはPemex - Exploration and Production、 Pemex – Refining、 Pemex - Gas and Basic Petrochemicals、Pemex – Petrochemicalsが存在する他、主要子会社として、PMI Comercio Internacional, S.A. de C.V(国
際貿易部門)があします。
本資料の英文版が原本となります。本資料の和訳版は、投資家様の便宜のため作成したものであり、その英文版との整合性が保証されているわけではありません。 1
目次
PEMEXの現状
エネルギー改革
PEMEXの新時代
財務状況
2
PEMEXにおける近年の変化
3
“ラウンド・ゼロ”により当社は改革前の埋蔵量を概ね確保
• 13.4MMM BOE相当の埋蔵量確保
• 低リプレースメント・コスト
1
更に健全で且つ独立したPEMEXへ向けての構造改革が実現へ向けて順調に推移中
価値連鎖に基づく万全な新規ビジネス開拓体制
新理事会構成によるコーポレート・ガバナンスの強化
新規開発案件におけるチャンスをつかむ為の当社体制も万全
2
3
4
5
2019年までに見込まれる法人税率低下(現状:70%⇒今後:65%)による負担軽減
商業化まであと3年間
現金及び緩やかに拡大している資本市場での調達による資本支出
政府との協動による年金負債改革
6
7
8
9
PEMEXの現状
石油天然ガスの探査および生産
• 原油生産量: 2,452 Mbd1
• 天然ガス生産量: 5,757 MMcfd1,3
• 原油生産の約75%は海洋にて実施
• 確認埋蔵量(1P)の可採年数: 10.1 年
• 生産品の内訳: 54% 重質原油; 35% 軽質原油; 11% 超軽質原油
下流部門
• 精製能力: 1,690 Mbd1
• 戦略的に設置されたインフラ
• メキシコ国内の主要石油化学及び天然ガス輸送機関とのJVやパートナーシップによる関係を維持
国際基準
• 石油生産量で世界第7位の規模2
• 原油輸出量: 1,122 Mbd1
• 対米石油輸出業者で世界第3位
• USGC(米精油業者)と良好な関係を長期的に維持
• 蘭シェルとのJVを米テキサス州ディアパーク市にて設立
87%
8% 2% 2% 1%
0% 南東油田
タンピコ・ミサントラ
ブルゴス
ベラクルス
大水深
サビナス
売上高1
10億USD 確認埋蔵量4
13.4 MMMboe
1. 2014年9月30日基準
2. 2013年度 PIW ランク.
3. 除く窒素
4. 2014年1月1日基準
45.7 55.3 55.7 66.6 69.6 70.9
37.4 48.0 55.2
59.4 52.6 50.6 0.4 0.4 0.4
0.6 0.8 0.7 83.5
103.8 111.4 126.6 123.0 122.2
2009 2010 2011 2012 2013 L12M
国内売上 輸出売上 サービス関連売上
4
ラウンド・ゼロにより当社は豊富な埋蔵量を概ね確保
60.2
5.2
55.0
52.0 18.2
33.8
112.2 23.4 88.8
合計 割当分 非割当分
在来型油田
非在来型油田
98%
2%
在来型油田 (除く大水深)
非在来型油田 (含む大水
深)
確認・推定埋蔵量(2P)
MMMboe
100% = 20.6
21% 79% 想定資源量の割合
(%)
合理性
現状の生産量を維持しつつも、将来の自立的成長に資する戦略的な探鉱資源を確保。
目的
PEMEXを更に強化し、メキシコ合衆国を長期的に最大限サポートする。
決議
PEMEX への割当:
• 2Pにおいては申請分の100%
• 想定資源量においては申請分の68%
総想定資源量
MMMboe
1 含む:南部、北部、及びブルゴス
2 含む:ペルディド及びホロックハン
注記: 埋蔵量は2014年1月1日基準
注記: 上記の内容はメキシコ政府のSENER(エネルギー省)による発表及び公表に基づき作成されたもの
5
57% 43%
在来型油田 (除く大水深)
非在来型油田 (含む大水
深)
想定資源量
MMMboe
100% = 23.4
83%
17%
申請且つ割当分
非割当分
確認・推定埋蔵量(2P)
MMMboe
100% = 24.8
11.27 12.48 13.24 16.13
13.77 14.91
2008 2009 2010 2011 2012 2013
低生産コスト及びリプレースメント・コスト
6
1. 出所: Annual Reports and SEC Reports 2013.
2. 予想値はJohn S. Herold, Operational Summary, Annual Report および SEC Reports 2013を参考に作成
3. Cambridge Energy Research Associates (CERA) 2013 による石油・ガス産業でのデフレーターデータに基づき実質予想値を公表
a) インフレ率を控除した実質データにて公表
b) 出所: 20-F Form 2013.
c) PEMEX推計:過去3年の平均値
d) 含む間接的な一般管理費
6.44 5.09 5.38 6.12 6.84
7.91
2008 2009 2010 2011 2012 2013
生産コストa,b
USD @ 2013 / boe
生産コスト1
USD @ 2013 / boe
7.91
8.51
9.24
11.48
12.19
12.35
13.16
14.35
17.1
17.22
PEMEX
スタトイル
トタル
エクソン
エニ
コノコ
BP
シェル
シェブロン
ペトロブラス
探査及び開発コストc,d
USD @ 2013 / boe
探査及び開発コスト2,3
USD @ 2013 / boe
14.91
15.76
18.34
18.56
20.83
22.10
24.56
26.31
26.67
33.59
PEMEX
BP
エクソン
コノコ
エニ
シェブロン
ペトロブラス
スタトイル
シェル
トタル
16,800
9,975
8,357
3,691
2,097 1,815
820 184 75
パイプラインネットワーク内訳 (km)
既存インフラをベースに更なる改革を実施
精製所
石油化学事業所
パイプライン
営業所
ガス処理所
生産ゾーン
航行ルート
カデレイタ
モンテレイ
マデロ
テューラ
パハリトス モレロス
ミナティトラン
カクタス
サリナ・クルス
シウダード・ペメックス
サラマンカ
グアダラハラ
シウダード・メヒコ
カマルゴ
レイノサ
ポサ・リカ
カングレヘラ
コソレアカケ N. ペメックス
サン・マルティン ラ・ベンタ
マタピオンチェ
アレンケ
ブルゴス
生産能力
• 精製能力
• 常圧蒸留方法による生産能力 1,690 Mbd
• ガス
• サワーガス 4.5 Bcf
• 極低温ガス 5.9 Bcf
• コンデンセートスイートニング 144 Mbd
• 精留 568 Mbd
• 硫黄回収 3,256 t/d
• 石油化学製品
• 13.55 MMt / 名目年間
インフラ
• 精製
• 精製所:6
• タンカー:21
• 精製済み製品の保管能力:13.5 MMb
• パイプライン:14,176 km
• ガス
• 11か所にあるガス処理センターにて70プラント
• パイプライン:12,678 km
• 石油化学
• 石油化学工場:8
7
天然ガス
石油
精製及び石油化学製品
石油及びガス
石油化学製品
液化石油ガス
ガソリン
燃料油
ジェット燃料
目次
PEMEXの現状
エネルギー改革
PEMEXの新時代
財務状況
8
エネルギー革命におけるマイルストーン
9 1 The Ministry of Energy (SENER).
2 The National Hydrocarbons Commission (CNH).
3 PEMEXは、この24か月の間、任務・契約に取り組むことができる.
生産的な国有事業としてのPEMEXへ3
• エネルギー省1はPEMEXの要求を優先し、PEMEXが保持する探査ブロック・生産油田の扱いを決定
2014年
3月21日 – 8月13日 ラウンドゼロと 決議
二次立法
2014年
8月11日
• 9の新法案、12の現行法修正に対する承認
• 責任配分の詳細
• 請負契約の形態とプロセス
見込みのある協業合意
(転貸、合弁)
2014年
8月13日 • 協業合意受入可能な区域については、PEMEXが定義
(転貸、合弁など)
ラウンドワン • エネルギー省と国家炭化水素委員会2 によるラウンドワン対象の探査ブロックの視察
2014年10月
2014年
8月13日
• 10月7日、理事会の新規設立
• 10月14日、各委員会の設立 (監査、人事・報酬、戦略・投資、買収・賃貸・事業・サービス)
最長24ヶ月 2015年12月21日
2014年12月31日
憲法改正 (2013年12月20日)
旧式エネルギーモデルの更新
10
ANSIPA3
規制団体
事業会社
CENAGAS5
事業団体
明確な役割分担
所有者、規制当局、 事業団体、事業会社
エネルギー省はエネルギー政策を決定し、
エネルギー部門協議会を通じて規制団体と連携
財務省は財務管理、実務面での条件管理、及び資源探査・生産管理をMexican Petroleum
Fund for Stabilization and Development
(メキシコ石油ファンド)を通じて実施
1. 国家炭化水素委員会 (Comisión Nacional de Hidrocarburos).
2. エネルギー管理委員会 (Comisión Reguladora de Energía).
3. 国家産業安全機関及び炭化水素セクターにおける環境保護法
(Agencia Nacional de Seguridad Industrial y de Protección al Medio Ambiente del Sector Hidrocarburos).
4. 大統領による国家エネルギー管理機関 (Centro Nacional de Control de Energía).
5. 国家ガス管理機関 (Centro Nacional de Control de Gas Natural).
6. メキシコ連邦電力庁 (Comisión Federal de Electricidad).
4 1 2
その他の参加者 6
憲法改正 二次立法
メキシコにおける新たなエネルギー業界概況
産業転換
(下流部門と石油化学)
精製 天然ガス 輸送・貯蔵・配分
国家ガス管理機関1
許認可
(エネルギー省)
許認可
(エネルギー省)
探査・生産
割り当て
契約
1. 生産分与
2. 利益分配
3. ライセンス
4. サービス
+ 第三者
第三者
移行
• PEMEXに対する直接的な任務割り当ての可能性
• 政府関与 (20%以上)
• 国際条約への準拠
越境
炭化水素
貯留
エネルギー省と、国家炭化
水素委員会による規制
PEMEXは
今後3年にわたって
商業化を継続
その後は民間企業に門戸開放
許認可
(エネルギー管理委員会2)
11
エネルギー省と、エネルギー
管理委員会による規制
1 Centro Nacional de Control del Gas Natural (National Center for Natural Gas Control).
2 輸送・貯蔵・配分(但しパイプラインと液化天然ガスの小売を除く)についての規制と許認可を、 2015年12月31日までエネルギー省から認められている
財務管理体制
割り当て
(ラウンド・ゼロ)
契約
契約金 • 探査期間契約料
• 特許料
• 営業利益、或いは、炭化水素契約価額に対応する補償料
ライセンス
生産分与契約
或いは
利益分配契約
所得税
炭化水素歳入法 所得税法
産業転換 探査・生産
移行
PEMEX新財務体制
石油基金
財務省1
12 1 SHCP
目次
PEMEXの現状
エネルギー改革
PEMEXの新時代
財務状況
13
コーポレート・ガバナンスと管理体制
10 名
強化されたガバナンス体制
SENER
(エネルギー省) SHCP
(財務省)
新会社体制
事業部の統合
財務
調達
その他
1 現状政治活動を行っていないものも含む 14
政府代表1 独立メンバー
• 私法の原則に基づく柔軟な法的枠組み
• 特別管理体制:買収及び調達、報酬、予算、負債、子会社及び関連会社
委員会
監査 人事・報酬
戦略・投資 買収・賃貸・事業・
サービス
上流部門 下流部門
掘削 コジェネレーション ロジスティックス
人事
税
財務体制
1 Enhanced Oil Recovery(石油増進回収設備) 15
付加税と ロイヤルティ
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019 年度
以降
70.00% 68.75% 67.50% 66.25% 65.00%
炭化水素探査/採掘税 1平方キロメートル当たりの探査固定税額 + 1平方キロメートル当たりの採掘固定税額
所得税(ISR) 控除可能額:
投資額の100%: 探査、 EOR1 や資本性資産のメンテナンス
投資額の25%: 採掘、採油開発
投資額の10%: 貯蔵・輸送インフラ
炭化水素採掘税 (ロイヤルティ) 採掘された炭化水素の価値に対する割合 (%炭化水素の価格に基づく)
炭化水素探査税 1平方キロメートル 当たりの固定額(時間により額が増加)
利益配分税
採掘された
炭化水素の
価値 控除可能額 税率 X -
1. 簡素化
2. 代表的税制スキーム へ類似化
3. 財務負担の段階的削減
• コスト意識の醸成・強化
• 利益配分税の減少
キーポイント
2P可採埋蔵量
(MMboe)1 予定投資額
(十億米ドル) 地域
第一ステージ:
22の既存契約
第一ブロック 569 2.6 ポサリカ-アルタミラとブルゴスの資源 2014年
第二ブロック 1,639 32.7 ATG と ブルゴスの資源
2015年 第二ステージ:
ファーム・アウト
成熟油田 248 1.7 ロダドール、オガリオ、 カルデナス・モーラ (オンショア)
350 6.3 ボロンティク, シナーン & エク (オフショア)
超重質原油 747 6.2 アヤツィル-テケル-ウツィル
大水深
(天然ガス) 212 6.8 クナ・ ピクリス
ペルディドエリア 5392 11.2 トリオンおよびエクスポラタス
合計 4,304 67.5
契約移行: 探査&生産での新パートナーシップ
1 MMboe – million barrels of oil equivalent
2 3P reserves 16
エグゼキューション能力と投資の拡大
8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014年8月/12月
2014年11月/2015年12月
2014年 2015年
CIEP契約 & COPF契約の 契約移行 (第一ブロック)
PEMEX- ファーム・アウト
2015年1月/6月 CIEP契約& COPF契約- 第二ブロック
メキシコの次世代生産フロンティア
17
アメリカ合衆国
メキシコ キューバ
メキシコ湾
大水深インフラ1
1 Source: National Geographic.
2 Source: CNH with information from North Dakota Department of Mineral Resources, Oklahoma Geological Survey, Texas Railroad Commission, Bureau of Ocean Energy Management, Oil &Gas Journal
Well Forecast for 2013.
両フロンティアでの相当な潜在可能性
シェールガスの潜在力2
アメリカ合衆国
メキシコ
モントレー
バーネット
ハンスビル
ウッドフォード
チワワ
イーグルフォード
メキシコ湾
サビナス
ブルゴス
タンピコ ミサンラ
盆地
ベラクルス
資源豊富なエリア
ベイジン
下流部門のビジネスポートフォリオ: メインプロジェクト
18
チャレンジ メインプロジェクト
ガス精製 • ガスパイプラインの拡張
• 取引機会の捕捉
• ロス・ラモネスプロジェクトの完成
• プロパン、天然ガス、精製品の大洋間
プロジェクト
石油精製
• オペレーションの効率化
• 良質な燃料を生産するためのインフラ
• 供給インフラへの投資
(Gulf-Centerプロジェクト)
• 精製施設再構成
• クリーンエネルギープロジェクト
石油化学 • バリューチェーンの統合:
エタン、メタン、芳香族炭化水素
• 肥料会社に関する戦略
• エチレンオキシドおよびモノエチレン・グリコールプロジェクト
• 芳香族炭化水素用貨車の先進化
コジェネレーション • PEMEXがもつコジェネレー
ションの潜在能力を発揮する • コジェネレーションプロジェクト
19
トゥーラ
サリナ・クルス
サラマンカ
目的:
• 高付加価値な製油を増産するため変換効率の高い施設へ投資
• 重質油(マヤ原油)の処理に適応した精製能力の拡大
• 市場需給調整のための残渣燃料油の戦略的削減
2018年にトゥーラおよびサラマンカでプロジェクト開始, 2020年にはサリナ・クルスで開始。
Pemexの精製施設改修
石油精製: クリーンエネルギープロジェクト
20
メキシコ市場の需要に沿い、超低硫黄軽油 (ULS)の製品条件変更に対応するため、一連のプロジェクトは6つの国営石油精製システムにある以下のプラントや投資を視野に展開されている:
サラマンカ精製所
ガソリン ディーゼル
1つの新プラント
触媒によるガソリンの事後処理
•HDS1 ディーゼル向けに1つの新施設
•HDS DI向けに3つの施設改修
キャデラヤ精製所 (2015)
ガソリン ディーゼル
1つの新プラント
触媒によるガソリンの事後処理
•HDS1 ディーゼル向けに1つの新施設
•HDS DI向けに3つの施設改修
トゥーラ精製所
ガソリン ディーゼル
1つの新プラント
触媒によるガソリンの事後処理
•HDS DI向けに5つの施設改修
サリナ・クルス精製所
ガソリン ディーゼル
2つの新プラント
触媒によるガソリンの事後処理
•HDS DI向けに4つの施設改修
マデロ精製所
ガソリン ディーゼル
2つの新プラント
触媒によるガソリンの事後処理
•HDS1 ディーゼル向けに2つの新施設
•HDS DI向けに1つの施設改修
ミナティトラン精製所
ガソリン ディーゼル
1つの新プラント
触媒によるガソリンの事後処理
•HDS1 ディーゼル向けに1つの新施設
•HDS DI向けに1つの施設改修
• ガソリン施設 (8の新プラント)の プロジェクトは進行中、2015年までに完了
• ディーゼル 施設(5 の新プラント, 17のプラント改修) は2018年までに完了
1. HDS: 水素化脱硫処理プラント
ロス・ラモネス プロジェクト フェーズ I および Ⅱ: 成功事例
21
• PEMEX Gasは Gasoductos del Noreste社と長期輸送
サービス契約を締結。
• 米国との国境からロス・ラモネスまでの115kmに及ぶパイプ
ラインの建設スピードが加速。
• オペレーション開始: 2014年12月
• 最大輸送能力: 2,100 百万立方フィート
• ロス・ラモネスからメキシコ中西部までの738 kmのパイプラインが延長
• オペレーション開始:2015年12月
• 追加最大輸送能力: 1,430百万立方フィート
ロス・ラモネスプロジェクト フェーズI
ロス・ラモネスプロジェクト フェーズII
• Pemexガスとの戦略的アライアンスの下、Gasoductos del Noreste社によるロス・ラモネスプロジェクト フェーズIが進行中
• ロス・ラモネスプロジェクト フェーズIIは Pemex Gasの関連会社であるMex Gas Supply社、Mex Gas Enterprise社が株式保有する Tag
Pipelines社によって展開
• ロス・ラモネスのパイプラインには、アグア・ドゥルセ、テキサスからメキシコ国境まで続く新しいパイプラインによって天然ガスが供給される予定; NET Midstream社との戦略的アライアンスにより建設中
Tag Pipelines 社 の子会社の強み:
• インフラプロジェクトに対する分析・開発に柔軟性と機敏な対応力をもつ
• プロジェクト実行上の時間・コスト削減
• プロジェクトの開発とオーナーシップは第三者との合弁事業により 効率化
スキーム
貿易機会: 太平洋市場における主要プレイヤーとしてのPEMEX (大洋間プロジェクト)
22
PEMEXは米湾岸から太平洋市場へと商品を輸送する機会を見い出した
• テワンテペク地峡を経由し湾岸から太平洋市場に炭化水素を輸送する際、メキシコは地理的に優位
• 両岸の距離は300 km (約186マイル)あり、PEMEXは両岸にて稼働中のインフラ設備を有する
• 現行のインフラ設備を拡充することにより、パナマ運河ルート対比PEMEXは米湾岸から太平洋市場への輸送コストを抑え且つ輸送時間を短縮できることに加え、輸送タンカーのルートを最適化
• 太平洋市場に輸送される商品には天然ガス、原油、プロパンガス、ナフサ、ディーゼル及びガソリンが含まれる
石油化学:カングレヘーラP.C.の芳香族トレーンの近代化及び 拡大
23
カングレヘーラ
概要
• 芳香族チェーンの近代化
• 技術向上
• 事業柔軟性の向上
• エネルギー消費量及び全体生産コストの削減
• 原材料消費量の低下
• 環境への影響の最小化
• 国内市場向けパラキシレン供給の増加
• パラキシレン生産能力を448 Kt/aに増強
• 輸入の減少
• 余剰ベンジンを活用
• 2020年に始動
出所: PEMEX Business Plan 2015-2019
PEMEXの熱電併給発電ポテンシャル
24
精製所
ガス生産プラント
PEMEXの工場
プロジェクト エネルギー生成量
(MW)
カクタス 560
サリナ・クルス 690
トゥーラ 640
ミナティトラン 690
カデレイタ 390
合計 2,970
サリナ・クルス
カクタス
ミナティトラン トゥーラ
カデレイタ
• PEMEXの生産過程において、多大なエネルギーを消費する
• 熱電併給発電のポテンシャルの利点を活用する戦略 (PEMEXのビジネスプラン)
• 2013年4月にCPGヌエボPEMEX熱電併給プロジェクト (300 MW
および550 t/h スチーム)が開始された
• 2,970 MWのエネルギーを5つのプロジェクトで生成している
目次
PEMEXの現状
エネルギー改革
PEMEXの新時代
財務状況
25
損益計算書の変遷
• 2007年から2012年の間、税金が営業利益の119%、税引前利益の120%を占めた
• 2013年は、税金が営業利益および税引前利益のそれぞれ119%および125%を占めた
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0
20
40
60
80
100
120
140
2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 Last 12Months
損益計算書
USD 十億
54.7%
32.0%
10.9%
2.4%
E&P
Refining
Gas
Petrochemical
売上高 2007-3Q14
126.4%
-24.1%
0.1%
-2.4%
E&P
Refining
Gas
Petrochemical
営業利益 2007-3Q14
103.8%
-4.8%
1.5%
-0.4%
E&P
Refining
Gas
Petrochemical
EBITDA 2007-3Q14
税金
売上高
EBITDA
税引前利益
石油化学
ガス
精製
探査および生産
石油化学
ガス
精製
探査および生産
石油化学
ガス
精製
探査および生産
直近12カ月
バランスシートの変遷
• 内部キャッシュフローに加え、PEMEXは投資プロジェクトのための資金を金融市場から調整
• 年金債務はコストを発生し、財務諸表を歪ませている
• ネガティブエクイティは累積債務および年金債務による歪みによるものである
27
5 2 (5) (9) 7
(21) (14) (25)
46 43 48 54 56 60 64 74
49 37
44 54
62 99 86
87 23
9 15
15
17
17 21
18
2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 3Q14
債務および資本プロフィール
USD 十億
Mkt Debt Pension Liability Other Liabilities Equity債券 年金債務 その他債務 資本
PEMEX 最も収益性の高い企業(2013年)
7.44 7.97 9.23 14.79 16.96
22.36
43.27
Shell BP Petrobras Exxon Chevron Statoil PEMEX
税引前利益率
50.36 49.38
23.34 15.87 15.44 14.13 13.93
Statoil PEMEX Petrobras Chevron Shell Exxon BP
売上総利益率
45.27
25.09
12.86 10.91 10.33 5.95 4.16
PEMEX Statoil Chevron Petrobras Exxon Shell BP
営業利益率
7.72 10.72 14.73
19.56 20.25
36.78
61.74
BP Shell Exxon Chevron Petrobras Statoil PEMEX
EBITDA マージン
(%)
出所: Bloomberg, PEMEX 2013年未監査財務諸表 28
スタトイル シェブロン エクソン シェル ペトロブラス スタトイル
スタトイル スタトイル
シェブロン
シェブロン シェル
シェル
シェル シェブロン
ペトロブラス
ペトロブラス ペトロブラス エクソン エクソン
エクソン
長期目標に向けた投資
2.0% Pemex- ガス & 基礎石油化学
11% Pemex-精製
4.0% Pemex-石油化学
Pemex- 探査 & 生産 82%
29
78.7%
21.3%
CAPEX 配分 2015-2019
(USD 十億)
Upstream Downstream下流部門
1.4% Pemex-コーポレート
端末処理のため、内訳が合計に一致しない場合がある
上流部門(Upstream)メンテナンス支出を含む
“E” は、見込値
上流部門
19.1
24.0 25.5
27.3
33.4 34.7 33.8
32.5
27.3
2011 2012 2013 2014E 2015E 2016E 2017E 2018E 2019E
USD 十億
CAPEX 調達
30 * Estimated
Source: PEMEX Financial Statements
$5.14 $5.32 $1.59 $3.41 $4.75
$10.67
$19.29 $21.73 $19.10 $23.98 $25.51 $27.27
26.66% 24.49% 8.35% 14.20% 18.62%
39.11%
2009 2010 2011 2012 2013 2014*
純債務
(USD 十億)
Net indebtedness
CAPEX
2014年9月現在の総負債はUSD740億となり、売上高の0.61倍
かつ EBITDAの1.08倍の水準
原油生産は安定的
Mbd
0
1,000
2,000
3,000
Jan-04 Jan-07 Jan-10 Jan-13
インフラの近代化 採掘活動への投資
トゥーラ サリナ・クルス
サラマンカ
ミナティトラン
カデレイタ
マデロ
0%
50%
100%
2005 2008 2011 2014
リザーブリプレースメントレシオ 1P
3年平均
純債務
2015年資金調達計画
31
2015年度資金調達計画
100% = USD 185億
34.7%
42.2%
13.0%
8.1% 2.0%
国際市場 国内市場 ローン ECAs その他
資金調達源 調達予定
USD 十億
国内市場 6.0 – 8.0
国際市場 5.0 – 7.0
ローン 2.0 – 3.0
輸出信用機関(ECAs) 1.0 – 2.0
その他 0.2 – 0.5
資金調達額合計 18.5
債務償還額合計 3.5
ネット資金調達額 15.0
20151年度 資金調達・使途計画
価格: 79.0 USD/b
為替レート: MXN 13.40/USD
原油生産量: 2,400 Mbd
2.3 15.8
18.5
36.6 27.3
3.5 5.8
期首現預金 営業活動 資金調達 計 CAPEX 債務償還 期末現預金
調達
USD 十億
使途
USD 十億
32
ネット債務: USD 150億
• 内部: USD 85億
• 外部: USD 65億
1.暫定予算
新たな調達手段
33
31%
10% 50%
9%
石油・ガス業界の資金調達1
USD 十億
社債 プロジェクトファイナンス 銀行ローン エクィティ
1 Source: ThomsonONE
1. 新たな財務柔軟性
2. PEMEX は同業他社が既に有している新たな調達手段を追求
PEMEXの2015年調達計画
100% = USD 185億
85%
2% 13%
社債(国内、海外、ECAs)
プロジェクトファイナンス
銀行ローン
• 国際市場: 34.7%
• 国内市場: 42.2%
• ECAs: 8.1%
財務戦略オプション 国際市場での調達
• 裁定機会のある効率的かつ深みのある市場における資金調達の多様化 (日本、中東)
• 継続的な発行(10億ドル相当を目標) • 金利カーブの流動性・効率性を維持するための債務管理
メキシコペソでの調達
• メキシコペソは、米ドルと比べ、調達コスト面では効率的であるが、市場の深みという面では劣後
• MXNの流動性、ターム、ボリューム拡大に寄与するメカニズムの使用:
• 予見可能なフリークエントイシュアー
• 多様な投資家層
• リオープン債の発行
• マーケットメーカープログラム
輸出信用機関 (ECAs)
• ECAsは他の調達源とは競合せず、魅力的な条件・コストでの調達が可能
• アメリカ合衆国輸出入銀行保証債の発行継続
• 中国輸出入銀行及び韓国輸出入銀行と融資枠供与に合意
• PEMEXと現在ビジネス関係がない企業との輸出信用機関を利用した資金調達の模索
銀行ローン
• リボルビング融資枠の増額
• 必要に応じて、資金調達計画を達成するため、バンクローンによる調達
新しいストラクチャー
• Development Capital Certificates (ストラクチャード商品)
34
PEMEXの特徴
強み • 人的資源
• エグゼキューションの柔軟性
• 新規プロジェクトへの選択的参加
• コーポレート・ガバナンス、社会・環境への責任を通じたサステナビリティ・マンデート
• コラボレーションによる効率性の改善
• 多様な埋蔵ポートフォリオ(地域・技術) • 技術展開のオポテュニティ
• 経済的自立と新しい財政制度
対処すべき課題
• 生産量の安定化
• 生産・加工における更に高い効率性の追求
• 労働安全の確保
• 資金需要の増加
• 人員削減
• 年金債務
35
新しい年金スキームにおける潜在的な コスト削減
36 1 出所:2013年財務諸表
1,119.2
102
195.2
375.2
445.5
924.0
年金 医療サービス 累積債務
累積債務1
MXN 十億
2013年12月31日
現状の年金
資格なし
資格あり 従業員9,513名
現世代477.2
改定目標
団体協約の変更の結果、政府はPEMEXの年金債務の削減幅に比例した資金の提供を提案した
団体協約の好ましい変更に伴い、以下のような点が期待される: • 確定給付制度から確定拠出制度への年金スキームの変更
• 現在所属する従業員の 年金パラメータを段階的に調整
• 新規従業員への個人型年金口座制度の導入
• 生物多様性保全プロジェクト
• PEMEX -SSPA (安全・健康・環境保護)
• 人権尊重
• 先住民コミュニティ
• 地域参加型プロジェクト
• 現地調達と産業育成
• PEMEX大学
• 復興努力
• 気候変動適応策、変動低減プロジェクト
• その他産廃および排出削減プログラム
• 違法採油に対する取締り当局との連携および監視団支援、SCADAシステムへの投資
• グローバルアライアンスおよびイニシアチブ
PEMEXの持続可能性に向けた取り組み
持続可能性
オペレーション
環境 社会
37
ラウンド・ワン
1 想定資源量
2 2P埋蔵量(確認+推定埋蔵量)
3 国家炭化水素委員会 (Comisión Nacional de Hidrocarburos)
年間投資見込額
(2015-2018): 85億米ドル
38
埋蔵量
(MMboe) 鉱区
大水深 1,5911 ペルディド エリア
3,2221 南部
チコンテペック &
非在来型
2,6782 アセイテ・テルシアリオ・デル・ゴルフォ鉱区
8,9271
陸上, 浅海 & 超重質原油 1,1042
ピット、ポープ、アラク、カチュ&カステラン 7241
非在来型ガス 1421 サビナス海盆
2014年8月 / 11月
2014年11月 / 2015年1月
2014年8月 / 11月
2014年8月 / 11月
2014年8月 / 2015年1月
2014年10月 / 2015年1月
2015年5月 / 9月
対象エリアに対するフィードバック募集
条件に対するフィードバック募集
契約タイプ、条件決定
財務条件、入札後の評価基準決定
データルーム開設
社会的影響の分析
2015年2月 / 4月 入札
落札
CNH3
SENER4
SHCP5
8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014 2015
4. エネルギー省 (Secretaría de Energía)
5. 財務省 (Secretaría de Hacienda y Crédito Público)
注記: 当スライドはエネルギー省による発表・レポートを基に作成
多様で分散の効いた債務ストラクチャー
発行通貨別1 金利タイプ別1 債務種類別1 通貨変動リスク別1
64%
9%
4%
1%
1% 20% 1%
米ドル ユーロ メキシコUDIS 英ポンド 日本円 メキシコペソ スイスフラン
4.3 5.5
6.3 5.1 5.7 6.2
5.2 5.5 3.5 2.9
6.0
1.3 2.1 0.3 0.3
13.1
2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029 ---
債務償還スケジュール – 連結ベース2
2014年9月30日時点、単位: 10億米ドル
74%
26%
固定 変動
60% 20%
7%
10% 1% 2%
外債 国内優先債
輸出信用機関 国際銀行ローン
国内銀行ローン その他
76.2%
22.7%
1.1% 0.0%
米ドル メキシコペソ メキシコUDI ユーロ
39 1 2014年9月30日時点。端末処理のため、合計が一致しない場合がある。
2 未収利息は含まない
投資機会
探査 & 生産
• 採集率:
• 二次採集
• 増進回復法
• 新生産分野のフロンティアとして
• 超重質原油
• 大水深
• 非在来型エネルギー資源
輸送&物流
• 追加インフラ開発に合わせた経済的インセンティブ
産業転換
• 国内の石油精製市場製品分野での長期的な魅力
• 更なる効率化
• インフラの現代化
PEMEX は
メキシコのリーディングカンパニーであり続ける
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