c a r avaggio - あべのハルカス美術館...I Caravaggio and other painters in Rome around 1600...

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主  催:あべのハルカス美術館、読売新聞社、読売テレビ  後  援:イタリア大使館、イタリア文化会館 協  賛:野崎印刷紙業、岩谷産業、きんでん、清水建設、大和ハウス工業、パナソニック、非破壊検査 協  力:アリタリア-イタリア航空、日本航空、日本通運  学術協力:メタモルフォジ財団 2019.12.26 2020.2.16 ハートフォードの画家/ ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(?) 花瓶の花、果物および野菜 1605‒06年頃より前 Before c.1605‒06 油彩/カンヴァス Oil on canvas ローマ、ボルゲーゼ美術館 Ministero per i beni e le attività culturali-Galleria Borghese, Roma Vase of Flowers, ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ Michelangelo Merisi da Caravaggio リュート弾き 1596‒97年頃 c.1596‒97 油彩/カンヴァス 個人蔵 Londra, Collezione privata ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ Michelangelo Merisi da Caravaggio 執筆する聖ヒエロニムス 1605‒06年 油彩/カンヴァス ローマ、ボルゲーゼ美術館 culturali-Galleria Borghese, Roma Saint Jerome Writing ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ Michelangelo Merisi da Caravaggio 悲嘆に暮れるマグダラのマリア 1605‒06年 油彩/カンヴァス Oil on canvas 個人蔵 Collezione privata Mary Magdalene Grieving 6 アンティヴェドゥート・グラマティカ 宝飾品を身につけた若い女性の半身像 油彩/カンヴァス 個人蔵 Bust of a Lady with Jewel 11 ジョヴァンニ・バリオーネ 聖ペテロの悔悛 1606年 油彩/カンヴァス Oil on canvas トリノ、サバウダ美術館 Torino‒Galleria Sabauda and Peter with the Rooster オラツィオ・ローミ・ジェンティレスキ 聖母子 (イエスを待ち受ける悲劇を感じとる聖母) 油彩/カンヴァス 個人蔵 Madonna with Child (Mary Reflecting on Her Son’ s Future Passion) 8 ジュゼッペ・チェーザリ  通称カヴァリエーレ・ダルピーノ 裸の男たちに助けられて急流を渡る ディアナとニンフたち 1621‒22年 油彩/板 Oil on wood panel 個人蔵 Diana and the Nymphs Transported by Naked Men through a Stream 10 1600年前後のローマにおけるカラヴァッジョと同時代の画家たち Caravaggio and other painters in Rome around 1600 I アンニーバレ・カラッチ 笑う若者の頭部 1580年代 油彩/カンヴァスに ローマ、ボルゲーゼ美術館 Head of a Young Man Laughing 7 1580s アンティヴェドゥート・グラマティカ 清純の寓意 油彩/カンヴァス Oil on canvas 個人蔵 1620年頃 c.1620 作家名 作品名 所蔵先 c a r avaggio ミラノを中心とするイタリア北西部の地方。16世紀に はミラノ、ブレーシャ、クレモナなどで写実主義の伝 統や明暗表現に特色を持つ画家たちが活動し、カラ ヴァッジョにも少なくない影響を与えたと思われる。 アドリア海に臨む港湾都市。15‒16世紀には華麗な 色彩表現を示す独自のルネサンス様式が確立され、 ジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレットなど多 くの優れた画家が活躍した。カラヴァッジョが修業期 かもしれない。 イタリア中北部の主要都市。中世にはロンバルディア 同盟に加わり、16世紀初頭からはローマ教皇領。16 世紀末にアカデミーを創設したカラッチらが推進して ボローニャ派を形成。この地は北部のミラノからロー マへ向かう経路にあり、カラヴァッジョもボローニャ の美術を目にしたかもしれない(あるいはジェノヴァ からの海路の可能性も)。 カラヴァッジョの生地。イタリア北部の主要都市とし て古代から発展。ルネサンス期にはレオナルド・ダ・ ヴィンチも訪れ、大作壁画《最後の晩餐》をのこしてい る。ミラノ大司教で対抗宗教改革の主導者の一人カ ルロ・ボッロメオの思想と行動もこの時代の人々に影 響を与えた。カラヴァッジョはこの地で画家修業を始 める。 ミラノの東約30km、聖母顕現の巡礼地としても知ら れる。両親はともにこの町の出身で、1576‒77年にミ ヴァッジョ(本名ミケランジェロ・メリージ)の名はこ の地に由来する。 ルネサンス美術の中心地。カラヴァッジョの庇護者と 家に仕え、トスカナ大公の外交大使として、ローマに 駐在していた。 通商や金融業で繁栄した港湾都市。1605年に傷害 れたが、断ったという。 イエス・キリストの生まれた家(サンタ・カーサ)が13 トの聖母》の制作依頼を受けたカラヴァッジョは、ロ レートからほど近いマルケ地方のトレンティーノを訪 れており、この聖地にも足を向けたことだろう。 ローマ南東の丘陵地帯の小都市。近くのザガローロ、 パリアーノとともに、ローマの名門貴族コロンナ家の 領地であった。1606年に殺人を犯して逃亡したカラ ヴァッジョは、これらの地を転々とする。幼少時からカ ラヴァッジョと縁のあった侯爵夫人コスタンツァ・コ ロンナの手配があったこともうかがわれる。 古代から繁栄したイタリア南部の最大都市。17世紀 大きな影響を与えた。1609年10月には市内で刺客に 襲われて重傷を負うが、郊外のコロンナ家の邸宅に かくまわれ、翌年そこからローマに向けて最期の旅に 出発する。 16世紀末のローマでは、教皇シクストゥス5世、クレメ ンス8世の治下、1600年の大聖年に向けて、教会な どの修復や装飾事業、都市の再整備と美化が大がか した。 イタリア本土と対面する港湾都市で、スペインの支配 下で栄えていた。ローマでのカラヴァッジョの友人ミ レージの出身地でもある。この地でのカラヴァッジョ 率していた教師に暴行した、などの逸話が伝わる。 マルタ島を本拠とする聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士 団)の首都。カラヴァッジョは騎士の称号を求めてマ ルタに渡り、大聖堂に大作《洗礼者聖ヨハネの斬首》 を制作。 「恩寵の騎士」に任ぜられるも、傷害事件を起 こして再び逃亡する。 当時スペイン領であったシチリア島(シチリア王国) の古都。ギリシア時代からの古代遺跡が多い。カラ ヴァッジョがマルタから逃れたこの地には、ローマで の旧友ミンニーティが帰郷し住んでいた。彼の世話で 聖堂の祭壇画《聖ルチアの埋葬》を描く。 ※出品番号は会場および図録に付した番号と一致します。 ※作品の展示順は、会場構成の都合により本リストと異なります。 ※展覧会図録に掲載した作品のうち、大阪会場に展示の作品を本リストに掲載しています。そのためNo.が連続しない箇所があります。 ※やむを得ない事情により、出品作品および展示期間が一部変更になる場合があります。 出品リスト パレルモ トリノ パルマ マントヴァ モデナ トレンティーノ アッシジ スペイン領 スペイン領 スペイン領 (トスカナ公国) マルタ島 シチリア島 (ティレニア海) (アドリア海) カラヴァッジョ カラヴァッジョ ヴェネツィア ジェノヴァ ジェノヴァ ボローニャ ボローニャ フィレンツェ フィレンツェ パレストリーナ ナポリ シラクーザ ヴァレッタ ロレート ロンバルディア ロンバルディア カラヴァッジョが めぐった イタリア 俺の足跡を たどってくれ! ミラノ パレストリーナ シラクーザ ローマ西方約40kmに位置する漁村。当時ローマの貴 族オデスカルキ家の要塞があった。1610年夏に船で ローマに向かったカラヴァッジョは、ここで一時下船 したところを要塞の守備隊長に逮捕される。 ローマの北西約120kmに位置する(パーロからも約 ヴァッジョ終焉の地となった。 ポルト・エルコレ ©ヤマザキマリ c a r avaggio ミラノを中心とするイタリア北西部の地方。16世紀に はミラノ、ブレーシャ、クレモナなどで写実主義の伝 統や明暗表現に特色を持つ画家たちが活動し、カラ ヴァッジョにも少なくない影響を与えたと思われる。 アドリア海に臨む港湾都市。15‒16世紀には華麗な 色彩表現を示す独自のルネサンス様式が確立され、 ジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレットなど多 くの優れた画家が活躍した。カラヴァッジョが修業期 あるいはその後にヴェネツィアを訪れたことがあった かもしれない。 イタリア中北部の主要都市。中世にはロンバルディア 同盟に加わり、16世紀初頭からはローマ教皇領。16 世紀末にアカデミーを創設したカラッチらが推進して ボローニャ派を形成。この地は北部のミラノからロー マへ向かう経路にあり、カラヴァッジョもボローニャ の美術を目にしたかもしれない(あるいはジェノヴァ からの海路の可能性も)。 カラヴァッジョの生地。イタリア北部の主要都市とし て古代から発展。ルネサンス期にはレオナルド・ダ・ ヴィンチも訪れ、大作壁画《最後の晩餐》をのこしてい る。ミラノ大司教で対抗宗教改革の主導者の一人カ ルロ・ボッロメオの思想と行動もこの時代の人々に影 響を与えた。カラヴァッジョはこの地で画家修業を始 める。 ミラノの東約30km、聖母顕現の巡礼地としても知ら れる。両親はともにこの町の出身で、1576‒77年にミ ラノでペストが流行した際の疎開先となった。カラ ヴァッジョ(本名ミケランジェロ・メリージ)の名はこ の地に由来する。 ルネサンス美術の中心地。カラヴァッジョの庇護者と なったデル・モンテ枢機卿は、フィレンツェのメディチ 家に仕え、トスカナ大公の外交大使として、ローマに 駐在していた。 通商や金融業で繁栄した港湾都市。1605年に傷害 事件を起こして訴えられたカラヴァッジョは、ジェノ ヴァにひと月ほど逃亡。滞在中に高額の仕事を依頼さ れたが、断ったという。 イエス・キリストの生まれた家(サンタ・カーサ)が13 世紀にここに飛来したという伝説のある地。 《ロレー トの聖母》の制作依頼を受けたカラヴァッジョは、ロ レートからほど近いマルケ地方のトレンティーノを訪 れており、この聖地にも足を向けたことだろう。 ローマ南東の丘陵地帯の小都市。近くのザガローロ、 パリアーノとともに、ローマの名門貴族コロンナ家の 領地であった。1606年に殺人を犯して逃亡したカラ ヴァッジョは、これらの地を転々とする。幼少時からカ ラヴァッジョと縁のあった侯爵夫人コスタンツァ・コ ロンナの手配があったこともうかがわれる。 古代から繁栄したイタリア南部の最大都市。17世紀 にはスペイン領であった。カラヴァッジョは1606‒07 年、1609‒10年に各数か月滞在。ナポリの美術界に 大きな影響を与えた。1609年10月には市内で刺客に 襲われて重傷を負うが、郊外のコロンナ家の邸宅に かくまわれ、翌年そこからローマに向けて最期の旅に 出発する。 16世紀末のローマでは、教皇シクストゥス5世、クレメ ンス8世の治下、1600年の大聖年に向けて、教会な どの修復や装飾事業、都市の再整備と美化が大がか りに進められた。多くの画家がこの事業に参加すべく 各地から集まり、カラヴァッジョもまたローマをめざ した。 イタリア本土と対面する港湾都市で、スペインの支配 下で栄えていた。ローマでのカラヴァッジョの友人ミ レージの出身地でもある。この地でのカラヴァッジョ には、罪を清める聖水を必要ないと断った、児童を引 率していた教師に暴行した、などの逸話が伝わる。 マルタ島を本拠とする聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士 団)の首都。カラヴァッジョは騎士の称号を求めてマ ルタに渡り、大聖堂に大作《洗礼者聖ヨハネの斬首》 を制作。 「恩寵の騎士」に任ぜられるも、傷害事件を起 こして再び逃亡する。 当時スペイン領であったシチリア島(シチリア王国) の古都。ギリシア時代からの古代遺跡が多い。カラ ヴァッジョがマルタから逃れたこの地には、ローマで の旧友ミンニーティが帰郷し住んでいた。彼の世話で 聖堂の祭壇画《聖ルチアの埋葬》を描く。 パル ーノ トレンティー ーノ ーノ スペイン領 教皇領 (トスカナ公国) (ティレニア海) (アドリア海) ミラノ カラヴァッジョ カラヴァッジョ ヴェネツィア ヴェネツィア ジェノヴァ ジェノヴァ ボローニャ ボローニャ フィレンツェ フィレンツェ ローマ パレストリーナ ナポリ メッシーナ シラクーザ ヴァレッタ ロレート ロレート カラ ョが めぐった イタリア 俺の足跡を たどってく ミラノ パレストリーナ ナポリ ヴァレッタ シラクーザ メッシーナ ローマ西方約40kmに位置する漁村 当時ローマの貴 族オデスカルキ家の要塞があった 1610年夏に船で ローマに向かったカラヴァッジョは ここで一時下船 したところを要塞の守備隊長に逮捕され パーロ ローマの北西約120kmに位置する(パーロからも約 100km北方)、当時スペイン統治下の港湾都市。カラ ヴァッジョ終焉の地となった。 ポルト・エルコレ © ヤマザキマリ 主  催: あべのハルカ ス美術館、読売新聞社、読売 テレビ 後  援: イタリ ア大使館、 イタリ ア文化会館 協  賛:野崎印刷紙業、岩谷産業、きんでん、清水建設、大和 ハウ ス工業、 パナソニック 、非破壊検査 協  力: アリタリ ア- イタリ ア航空、日本航空、日本通運  学術協力: メタモルフォ ジ財団 2019.12.26 2020.2.16 ートフォードの画家/ ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(?) Master of Hartford/ Michelangelo Merisi da Caravaggio (?) 瓶の花、果物および野菜 1605 06年頃より前 Before c.1605‒06 彩/カンヴァス Oil on canvas ーマ、ボルゲーゼ美術館 Ministero per i beni e le attività culturali-Galleria Borghese, Roma Vase of Flowers, Fruit and Vegetables 1 ケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ Michelangelo Merisi da Caravaggio ュート弾き 1596 97年頃 c.1596‒97 彩/カンヴァス Oil on canvas 人蔵 Londra, Collezione privata Lute Player 3 ケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ Michelangelo Merisi da Caravaggio 筆する聖ヒエロニムス 1605 06年 彩/カンヴァス Oil on canvas ーマ、ボルゲーゼ美術館 Ministero per i beni e le attività culturali-Galleria Borghese, Roma Saint Jerome Writing 5 ケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ Michelangelo Merisi da Caravaggio 嘆に暮れるマグダラのマリア 1605 06年 彩/カンヴァス Oil on canvas 人蔵 Collezione privata Mary Magdalene Grieving 6 ンティヴェドゥート・グラマティカ Antiveduto Gramatica 飾品を身につけた若い女性の半身像 彩/カンヴァス Oil on canvas 人蔵 Collezione Biancamaria Verde Bust of a Lady with Jewel 11 ョヴァンニ・バリオーネ Giovanni Baglione ペテロの悔悛 1606年 彩/カンヴァス Oil on canvas リノ、サバウダ美術館 Musei Reali di Torino‒Galleria Sabauda Saints John the Evangelist and Peter with the Rooster 9 ラツィオ・ローミ・ジェンティレスキ Orazio Lomi Gentileschi 母子 (イエスを待ち受ける悲劇を感じとる聖母) 彩/カンヴァス Oil on canvas 人蔵 Collezione privata Madonna with Child (Mary Reflecting on Her Son’ s Future Passion) 8 ュゼッペ・チェーザリ  通称カヴァリエーレ・ダルピーノ Giuseppe Cesari, called Cavalier d’Arpino の男たちに助けられて急流を渡る ディアナとニンフたち 1621 22年 彩/板 Oil on wood panel 人蔵 Courtesy di Frascione Diana and the Nymphs Transported by Naked Men through a Stream 10 1600年前後のローマにおけるカラヴァッジョと同時代の画家たち Caravaggio and other painters in Rome around 1600 I ンニーバレ・カラッチ Annibale Carracci う若者の頭部 1580年代 彩/カンヴァスに 裏打ちされた紙 Oil on paper pasted on canvas ーマ、ボルゲーゼ美術館 Ministero per i beni e le attività culturali-Galleria Borghese, Roma Head of a Young Man Laughing 7 1580s ンティヴェドゥート・グラマティカ Antiveduto Gramatica 純の寓意 彩/カンヴァス Oil on canvas 人蔵 Collezione privata Allegory of Purity 12 1620年頃 c.1620 作家名 作品名 制作年 技法・材質 所蔵先 ※出品番号は会場および図録に付した番号と一致します。 ※作品の展示順は、会場構成の都合により本リストと異なります。 ※展覧会図録に掲載した作品のうち、大阪会場に展示の作品を本リストに掲載しています。そのためNo.が連続しない箇所があります。 ※やむを得ない事情により、出品作品および展示期間が一部変更になる場合があります。 出品リスト

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Page 1: c a r avaggio - あべのハルカス美術館...I Caravaggio and other painters in Rome around 1600 アンニーバレ・カラッチ Annibale Carracci 笑う若者の頭部 1580年代

主  催:あべのハルカス美術館、読売新聞社、読売テレビ 後  援:イタリア大使館、イタリア文化会館協  賛:野崎印刷紙業、岩谷産業、きんでん、清水建設、大和ハウス工業、パナソニック、非破壊検査協  力:アリタリア-イタリア航空、日本航空、日本通運 学術協力:メタモルフォジ財団

2019.12.26 2020.2.16

ハートフォードの画家/ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(?)Master of Hartford/ Michelangelo Merisi da Caravaggio (?)

花瓶の花、果物および野菜 1605‒06年頃より前Before c.1605‒06

油彩/カンヴァスOil on canvas

ローマ、ボルゲーゼ美術館Ministero per i beni e le attività culturali-Galleria Borghese, Roma

Vase of Flowers, Fruit and Vegetables

1

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

リュート弾き 1596‒97年頃c.1596‒97

油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Londra, Collezione privataLute Player

3

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

執筆する聖ヒエロニムス 1605‒06年 油彩/カンヴァスOil on canvas

ローマ、ボルゲーゼ美術館Ministero per i beni e le attività culturali-Galleria Borghese, Roma

Saint Jerome Writing5

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

悲嘆に暮れるマグダラのマリア 1605‒06年 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataMary Magdalene Grieving

6

アンティヴェドゥート・グラマティカAntiveduto Gramatica

宝飾品を身につけた若い女性の半身像 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione Biancamaria VerdeBust of a Lady with Jewel

11

ジョヴァンニ・バリオーネGiovanni Baglione

聖ペテロの悔悛 1606年 油彩/カンヴァスOil on canvas

トリノ、サバウダ美術館Musei Reali di Torino‒Galleria Sabauda

Saints John the Evangelist and Peter with the Rooster

9

オラツィオ・ローミ・ジェンティレスキOrazio Lomi Gentileschi

聖母子(イエスを待ち受ける悲劇を感じとる聖母)

油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privata

Madonna with Child (Mary Reflecting on Her Son’s Future Passion)

8

ジュゼッペ・チェーザリ 通称カヴァリエーレ・ダルピーノGiuseppe Cesari, called Cavalier d’Arpino

裸の男たちに助けられて急流を渡るディアナとニンフたち

1621‒22年 油彩/板Oil on wood panel

個人蔵Courtesy di Frascione

Diana and the Nymphs Transported by Naked Men through a Stream

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1600年前後のローマにおけるカラヴァッジョと同時代の画家たちCaravaggio and other painters in Rome around 1600I

アンニーバレ・カラッチAnnibale Carracci

笑う若者の頭部 1580年代 油彩/カンヴァスに裏打ちされた紙Oil on paperpasted on canvas

ローマ、ボルゲーゼ美術館Ministero per i beni e le attività culturali-Galleria Borghese, Roma

Head of a Young Man Laughing7

1580s

アンティヴェドゥート・グラマティカAntiveduto Gramatica

清純の寓意 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataAllegory of Purity

12 1620年頃c.1620

№ 作家名 作品名 制作年 技法・材質 所蔵先

c a r a v a g g i o

ミラノを中心とするイタリア北西部の地方。16世紀にはミラノ、ブレーシャ、クレモナなどで写実主義の伝統や明暗表現に特色を持つ画家たちが活動し、カラヴァッジョにも少なくない影響を与えたと思われる。

アドリア海に臨む港湾都市。15‒16世紀には華麗な色彩表現を示す独自のルネサンス様式が確立され、ジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレットなど多くの優れた画家が活躍した。カラヴァッジョが修業期あるいはその後にヴェネツィアを訪れたことがあったかもしれない。

イタリア中北部の主要都市。中世にはロンバルディア同盟に加わり、16世紀初頭からはローマ教皇領。16世紀末にアカデミーを創設したカラッチらが推進してボローニャ派を形成。この地は北部のミラノからローマへ向かう経路にあり、カラヴァッジョもボローニャの美術を目にしたかもしれない(あるいはジェノヴァからの海路の可能性も)。

カラヴァッジョの生地。イタリア北部の主要都市として古代から発展。ルネサンス期にはレオナルド・ダ・ヴィンチも訪れ、大作壁画《最後の晩餐》をのこしている。ミラノ大司教で対抗宗教改革の主導者の一人カルロ・ボッロメオの思想と行動もこの時代の人々に影響を与えた。カラヴァッジョはこの地で画家修業を始める。

ミラノの東約30km、聖母顕現の巡礼地としても知られる。両親はともにこの町の出身で、1576‒77年にミラノでペストが流行した際の疎開先となった。カラヴァッジョ(本名ミケランジェロ・メリージ)の名はこの地に由来する。

ルネサンス美術の中心地。カラヴァッジョの庇護者となったデル・モンテ枢機卿は、フィレンツェのメディチ家に仕え、トスカナ大公の外交大使として、ローマに駐在していた。

通商や金融業で繁栄した港湾都市。1605年に傷害事件を起こして訴えられたカラヴァッジョは、ジェノヴァにひと月ほど逃亡。滞在中に高額の仕事を依頼されたが、断ったという。

イエス・キリストの生まれた家(サンタ・カーサ)が13世紀にここに飛来したという伝説のある地。《ロレートの聖母》の制作依頼を受けたカラヴァッジョは、ロレートからほど近いマルケ地方のトレンティーノを訪れており、この聖地にも足を向けたことだろう。

ローマ南東の丘陵地帯の小都市。近くのザガローロ、パリアーノとともに、ローマの名門貴族コロンナ家の領地であった。1606年に殺人を犯して逃亡したカラヴァッジョは、これらの地を転 と々する。幼少時からカラヴァッジョと縁のあった侯爵夫人コスタンツァ・コロンナの手配があったこともうかがわれる。

古代から繁栄したイタリア南部の最大都市。17世紀にはスペイン領であった。カラヴァッジョは1606‒07年、1609‒10年に各数か月滞在。ナポリの美術界に大きな影響を与えた。1609年10月には市内で刺客に襲われて重傷を負うが、郊外のコロンナ家の邸宅にかくまわれ、翌年そこからローマに向けて最期の旅に出発する。

16世紀末のローマでは、教皇シクストゥス5世、クレメンス8世の治下、1600年の大聖年に向けて、教会などの修復や装飾事業、都市の再整備と美化が大がかりに進められた。多くの画家がこの事業に参加すべく各地から集まり、カラヴァッジョもまたローマをめざした。

イタリア本土と対面する港湾都市で、スペインの支配下で栄えていた。ローマでのカラヴァッジョの友人ミレージの出身地でもある。この地でのカラヴァッジョには、罪を清める聖水を必要ないと断った、児童を引率していた教師に暴行した、などの逸話が伝わる。

マルタ島を本拠とする聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)の首都。カラヴァッジョは騎士の称号を求めてマルタに渡り、大聖堂に大作《洗礼者聖ヨハネの斬首》を制作。「恩寵の騎士」に任ぜられるも、傷害事件を起こして再び逃亡する。

当時スペイン領であったシチリア島(シチリア王国)の古都。ギリシア時代からの古代遺跡が多い。カラヴァッジョがマルタから逃れたこの地には、ローマでの旧友ミンニーティが帰郷し住んでいた。彼の世話で聖堂の祭壇画《聖ルチアの埋葬》を描く。

※出品番号は会場および図録に付した番号と一致します。 ※作品の展示順は、会場構成の都合により本リストと異なります。 ※展覧会図録に掲載した作品のうち、大阪会場に展示の作品を本リストに掲載しています。そのためNo.が連続しない箇所があります。※やむを得ない事情により、出品作品および展示期間が一部変更になる場合があります。

出品リスト

パレルモ

トリノ

パルママントヴァ

モデナ

トレンティーノアッシジ

スペイン領

スペイン領

スペイン領

教皇領

(トスカナ公国)

マルタ島

シチリア島

(ティレニア海)

(アドリア海)

①ミラノ②カラヴァッジョ

②カラヴァッジョ

④ヴェネツィア

④ヴェネツィア

⑦ジェノヴァ

⑦ジェノヴァ

⑤ボローニャ

⑤ボローニャ

⑥フィレンツェ

⑥フィレンツェ

⑧ローマ

パレストリーナ

⑪ナポリ

⑭メッシーナ

⑬シラクーザ

⑫ヴァレッタ

⑨ロレート

⑨ロレート

③ロンバルディア

③ロンバルディア

コルシ

カラヴァッジョがめぐったイタリア

俺の足跡を

たどってくれ

①ミラノ

⑩パレストリーナ

⑪ナポリ

⑫ヴァレッタ

⑬シラクーザ

⑭メッシーナ

ローマ西方約40kmに位置する漁村。当時ローマの貴族オデスカルキ家の要塞があった。1610年夏に船でローマに向かったカラヴァッジョは、ここで一時下船したところを要塞の守備隊長に逮捕される。

⑮パーロ

ローマの北西約120kmに位置する(パーロからも約100km北方)、当時スペイン統治下の港湾都市。カラヴァッジョ終焉の地となった。

⑯ポルト・エルコレ

©ヤマザキマリ

c a r a v a g g i o

ミラノを中心とするイタリア北西部の地方。16世紀にはミラノ、ブレーシャ、クレモナなどで写実主義の伝統や明暗表現に特色を持つ画家たちが活動し、カラヴァッジョにも少なくない影響を与えたと思われる。

アドリア海に臨む港湾都市。15‒16世紀には華麗な色彩表現を示す独自のルネサンス様式が確立され、ジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレットなど多くの優れた画家が活躍した。カラヴァッジョが修業期あるいはその後にヴェネツィアを訪れたことがあったかもしれない。

イタリア中北部の主要都市。中世にはロンバルディア同盟に加わり、16世紀初頭からはローマ教皇領。16世紀末にアカデミーを創設したカラッチらが推進してボローニャ派を形成。この地は北部のミラノからローマへ向かう経路にあり、カラヴァッジョもボローニャの美術を目にしたかもしれない(あるいはジェノヴァからの海路の可能性も)。

カラヴァッジョの生地。イタリア北部の主要都市として古代から発展。ルネサンス期にはレオナルド・ダ・ヴィンチも訪れ、大作壁画《最後の晩餐》をのこしている。ミラノ大司教で対抗宗教改革の主導者の一人カルロ・ボッロメオの思想と行動もこの時代の人々に影響を与えた。カラヴァッジョはこの地で画家修業を始める。

ミラノの東約30km、聖母顕現の巡礼地としても知られる。両親はともにこの町の出身で、1576‒77年にミラノでペストが流行した際の疎開先となった。カラヴァッジョ(本名ミケランジェロ・メリージ)の名はこの地に由来する。

ルネサンス美術の中心地。カラヴァッジョの庇護者となったデル・モンテ枢機卿は、フィレンツェのメディチ家に仕え、トスカナ大公の外交大使として、ローマに駐在していた。

通商や金融業で繁栄した港湾都市。1605年に傷害事件を起こして訴えられたカラヴァッジョは、ジェノヴァにひと月ほど逃亡。滞在中に高額の仕事を依頼されたが、断ったという。

イエス・キリストの生まれた家(サンタ・カーサ)が13世紀にここに飛来したという伝説のある地。《ロレートの聖母》の制作依頼を受けたカラヴァッジョは、ロレートからほど近いマルケ地方のトレンティーノを訪れており、この聖地にも足を向けたことだろう。

ローマ南東の丘陵地帯の小都市。近くのザガローロ、パリアーノとともに、ローマの名門貴族コロンナ家の領地であった。1606年に殺人を犯して逃亡したカラヴァッジョは、これらの地を転 と々する。幼少時からカラヴァッジョと縁のあった侯爵夫人コスタンツァ・コロンナの手配があったこともうかがわれる。

古代から繁栄したイタリア南部の最大都市。17世紀にはスペイン領であった。カラヴァッジョは1606‒07年、1609‒10年に各数か月滞在。ナポリの美術界に大きな影響を与えた。1609年10月には市内で刺客に襲われて重傷を負うが、郊外のコロンナ家の邸宅にかくまわれ、翌年そこからローマに向けて最期の旅に出発する。

16世紀末のローマでは、教皇シクストゥス5世、クレメンス8世の治下、1600年の大聖年に向けて、教会などの修復や装飾事業、都市の再整備と美化が大がかりに進められた。多くの画家がこの事業に参加すべく各地から集まり、カラヴァッジョもまたローマをめざした。

イタリア本土と対面する港湾都市で、スペインの支配下で栄えていた。ローマでのカラヴァッジョの友人ミレージの出身地でもある。この地でのカラヴァッジョには、罪を清める聖水を必要ないと断った、児童を引率していた教師に暴行した、などの逸話が伝わる。

マルタ島を本拠とする聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)の首都。カラヴァッジョは騎士の称号を求めてマルタに渡り、大聖堂に大作《洗礼者聖ヨハネの斬首》を制作。「恩寵の騎士」に任ぜられるも、傷害事件を起こして再び逃亡する。

当時スペイン領であったシチリア島(シチリア王国)の古都。ギリシア時代からの古代遺跡が多い。カラヴァッジョがマルタから逃れたこの地には、ローマでの旧友ミンニーティが帰郷し住んでいた。彼の世話で聖堂の祭壇画《聖ルチアの埋葬》を描く。

パレルモ

トリノ

パルママントヴァァァァァ

モデナ

トレンティーノトレンティーノトレンティーノトレンティーノトレンティーノアッシジ

スペイン領

スペイン領

スペイン領

教皇領

(トスカナ公国)

マルタ島

シチリア島

(ティレニア海)

(アドリア海)

①①ミラノ②②カラヴァッジョ

②②カラヴァッジョ

④④ヴェネツィア

④④ヴェネツィア

⑦⑦ジェノヴァ

⑦⑦ジェノヴァ

⑤⑤ボローニャ

⑤⑤ボローニャ

⑥⑥フィレンツェ

⑥⑥フィレンツェ

⑧⑧ローマ

パレストリーナ

⑪⑪ナポリ

⑭⑭メッシーナ

⑬⑬シラクーザ

⑫⑫ヴァレッタ

⑨⑨⑨ロレート

⑨⑨ロレート

③③③③③ロンバルディディデ ア

③③ロンバルディディデ ア

コルシ

カラヴァッジョがめぐったイタリアイタリア

俺の足跡を

たどってく

たどってくれ

①①ミラノ

⑩⑩パレストリーナ

⑪⑪ナポリ

⑫⑫ヴァレッタ

⑬⑬シラクーザ

⑭⑭メッシーナ

ローマ西方約40kmに位置する漁村。当時ローマの貴族オデスカルキ家の要塞があった。1610年夏に船でローマに向かったカラヴァッジョは、ここで一時下船したところを要塞の守備隊長に逮捕される。

⑮⑮パーロ

ローマの北西約120kmに位置する(パーロからも約100km北方)、当時スペイン統治下の港湾都市。カラヴァッジョ終焉の地となった。

⑯⑯ポルト・エルコレ

©ヤマザキマリ

主  催:あべのハルカス美術館、読売新聞社、読売テレビ後  援:イタリア大使館、イタリア文化会館協  賛:野崎印刷紙業、岩谷産業、きんでん、清水建設、大和ハウス工業、パナソニック、非破壊検査協  力:アリタリア-イタリア航空、日本航空、日本通運 学術協力:メタモルフォジ財団

2019.12.26 2020.2.16

ハートフォードの画家/ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(?)Master of Hartford/ Michelangelo Merisi da Caravaggio (?)

花瓶の花、果物および野菜 1605‒06年頃より前Before c.1605‒06

油彩/カンヴァスOil on canvas

ローマ、ボルゲーゼ美術館Ministero per i beni e le attività culturali-Galleria Borghese, Roma

Vase of Flowers, Fruit and Vegetables

1

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

リュート弾き 1596‒97年頃c.1596‒97

油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Londra, Collezione privataLute Player

3

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

執筆する聖ヒエロニムス 1605‒06年 油彩/カンヴァスOil on canvas

ローマ、ボルゲーゼ美術館Ministero per i beni e le attività culturali-Galleria Borghese, Roma

Saint Jerome Writing5

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

悲嘆に暮れるマグダラのマリア 1605‒06年 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataMary Magdalene Grieving

6

アンティヴェドゥート・グラマティカAntiveduto Gramatica

宝飾品を身につけた若い女性の半身像 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione Biancamaria VerdeBust of a Lady with Jewel

11

ジョヴァンニ・バリオーネGiovanni Baglione

聖ペテロの悔悛 1606年 油彩/カンヴァスOil on canvas

トリノ、サバウダ美術館Musei Reali di Torino‒Galleria Sabauda

Saints John the Evangelist and Peter with the Rooster

9

オラツィオ・ローミ・ジェンティレスキOrazio Lomi Gentileschi

聖母子(イエスを待ち受ける悲劇を感じとる聖母)

油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privata

Madonna with Child (Mary Reflecting on Her Son’s Future Passion)

8

ジュゼッペ・チェーザリ 通称カヴァリエーレ・ダルピーノGiuseppe Cesari, called Cavalier d’Arpino

裸の男たちに助けられて急流を渡るディアナとニンフたち

1621‒22年 油彩/板Oil on wood panel

個人蔵Courtesy di Frascione

Diana and the Nymphs Transported by Naked Men through a Stream

10

1600年前後のローマにおけるカラヴァッジョと同時代の画家たちCaravaggio and other painters in Rome around 1600I

アンニーバレ・カラッチAnnibale Carracci

笑う若者の頭部 1580年代 油彩/カンヴァスに裏打ちされた紙Oil on paperpasted on canvas

ローマ、ボルゲーゼ美術館Ministero per i beni e le attività culturali-Galleria Borghese, Roma

Head of a Young Man Laughing7

1580s

アンティヴェドゥート・グラマティカAntiveduto Gramatica

清純の寓意 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataAllegory of Purity

12 1620年頃c.1620

№ 作家名 作品名 制作年 技法・材質 所蔵先

※出品番号は会場および図録に付した番号と一致します。 ※作品の展示順は、会場構成の都合により本リストと異なります。 ※展覧会図録に掲載した作品のうち、大阪会場に展示の作品を本リストに掲載しています。そのためNo.が連続しない箇所があります。※やむを得ない事情により、出品作品および展示期間が一部変更になる場合があります。

出品リスト

Page 2: c a r avaggio - あべのハルカス美術館...I Caravaggio and other painters in Rome around 1600 アンニーバレ・カラッチ Annibale Carracci 笑う若者の頭部 1580年代

グイド・レーニGuido Reni

ルクレティア 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataLucretia

14 ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

洗礼者聖ヨハネ 油彩/カンヴァスOil on canvas

ローマ、ボルゲーゼ美術館Ministero per i beni e le attività culturali-Galleria Borghese, Roma

Saint John the Baptist1609‒10年30

バルトロメオ・マンフレーディBartolomeo Manfredi

荒野の洗礼者聖ヨハネ 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataSaint John the Baptist in the Desert

1608‒12年頃c.1608‒12

34

オラツィオ・リミナルディOrazio Riminaldi

イカロスに翼を取り付けるダイダロス 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Milano, Collezione Giorgio BarattiDaedalus Adjusting the Wings for Icarus

42

オラツィオ・リミナルディOrazio Riminaldi

ゴリアテの首を持つダヴィデ 油彩/カンヴァスOil on canvas

トリノ、サバウダ美術館Musei Reali di Torino‒Galleria Sabauda

David with the Head of Goliath1615‒20年頃c.1615‒20

41

ニコラ・レニエNicolas Régnier

紳士の肖像 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataPortrait of a Gentleman

37

バルトロメオ・マンフレーディBartolomeo Manfredi

カインとアベル 油彩/カンヴァスOil on canvas

フィレンツェ、ウフィツィ美術館群パラティーナ美術館Firenze, Gallerie degli Uffizi, Galleria Palatina

Cain and Abel1620年頃c.1620

35

バルトロメオ・マンフレーディ周辺の画家Master around Bartolomeo Manfredi

荊冠のキリスト 油彩/カンヴァスOil on canvas

トリノ、サバウダ美術館Musei Reali di Torino‒Galleria Sabauda

The Crowning with Thorns1610‒20年頃c.1610‒20

36

ニコラ・トゥルニエNicolas Tournier

フィアスコから飲む若者 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Sabbio Chiese (Brescia), Galleria Antichità La Pieve

Young Drinker with Fiasco39

ジョヴァンニ・フランチェスコ・グエリエーリGiovanni Francesco Guerrieri

ロトと娘たち 油彩/カンヴァスOil on canvas

ローマ、ボルゲーゼ美術館Ministero per i beni e le attività culturali-Galleria Borghese, Roma

Lot and His Daughters1617年38

作者不詳Anonymous

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョの肖像

油彩/カンヴァスOil on canvas

ローマ、サン・ルカ国立アカデミーRoma, Accademia Nazionale di San LucaPortrait of Michelangelo Merisi

da Caravaggio

1617年頃c.1617

43

パオロ・グイドッティPaolo Guidotti

ゴリアテの首を持つダヴィデ 油彩/カンヴァスOil on canvas

ローマ、サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂Roma, Basilica Papale e Abbazia di San Paolo fuori le Mura

David with the Head of Goliath1608年33

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(?)Michelangelo Merisi da Caravaggio (?)

横たわる洗礼者聖ヨハネ 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataSaint John the Baptist Reclining

32

トンマーゾ・サリーニTommaso Salini

羊に乗る子どもと婦人 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataWoman and Child Riding on a Ram

15

II カラヴァッジョと17世紀のナポリ画壇Caravaggio's sojourn in Naples and the influence of his painting on local artists

カラヴァッジョ様式の拡がりCaravaggio's radiance of his subject matters and painterly style within and beyond Italy in the XⅦ century

オラツィオ・ボルジャンニOrazio Borgianni

自画像 油彩/カンヴァスOil on canvas

ローマ、サン・ルカ国立アカデミーRoma, Accademia Nazionale di San Luca

Selfportrait13 1607‒10年頃

c.1607‒10

17世紀前半の不詳画家Anonymous of the first half of the 17th century

聖トマスの不信(カラヴァッジョ作品からの模写)

油彩/カンヴァスOil on canvas

フィレンツェ、ウフィツィ美術館Firenze, Gallerie degli Uffizi, Galleria delle Statue e delle PittureIncredulity of Saint Thomas

(Copy after Caravaggio)

16 1610頃‒66年c.1610‒66

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

法悦のマグダラのマリア 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataMary Magdalene in Ecstasy

17 1606年

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

聖セバスティアヌス 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Roma, Collezione privataSaint Sebastian

19 1606年

バッティステッロ・カラッチョロ(本名ジョヴァン・バッティスタ・カラッチョロ)Battistello Caracciolo

キリストの洗礼 油彩/カンヴァスOil on canvas

ナポリ、ジロラミーニ教会絵画館Napoli, Polo Museale della Campania-Quadreria dei Girolamini

Baptism of Christ21 1610年頃

c.1610

バッティステッロ・カラッチョロ(本名ジョヴァン・バッティスタ・カラッチョロ)Battistello Caracciolo

子どもの顔あるいは幼い洗礼者聖ヨハネ 油彩/カンヴァスOil on canvas

ナポリ、市立フィランジェリ美術館Napoli, Museo FilangieriHead of a Boy or Young Saint John

the Baptist

22 1607‒10年頃c.1607‒10

ジョヴァンニ・フランチェスコ・バルビエーリ通称グエルチーノGiovanni Francesco Barbieri, called Guercino

聖アンデレ 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Sent (CH), Gian Enzo SperoneSaint Andrew

40

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

歯を抜く人 油彩/カンヴァスOil on canvas

フィレンツェ、ウフィツィ美術館群パラティーナ美術館Firenze, Gallerie degli Uffizi, Galleria Palatina

Toothpuller20 1608‒10年頃

c.1606‒09ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

聖アガピトゥスの殉教 油彩/カンヴァスOil on canvas

パレストリーナ(ローマ)、司教区博物館Palestrina (Roma), Museo Diocesano di Arte Sacra. Direzione Centrale per l’Amministrazione del Fondo Edifici di Culto del Ministero dell’Interno

Martyrdom of Saint Agapitus18 1606‒09年頃

c.1608‒10

ルイ・フィンソンLouis Finson

聖セバスティアヌス 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Courtesy di FrascioneSaint Sebastian

23 1606‒07年頃c.1606‒07

フィリッポ・ヴィターレFilippo Vitale

ホロフェルネスの首を斬るユディト 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataJudith Beheading Holofernes

24 1635年頃c.1635

ジュゼペ・デ・リベーラJusepe de Ribera

聖アグネスの殉教 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Milano, Collezione Giorgio BarattiMartyrdom of Saint Agnes

28

アルテミジア・ジェンティレスキArtemisia Gentileschi

スザンナと長老たち 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataSusanna and the Elders

29

ジュゼペ・デ・リベーラJusepe de Ribera

会則を受け取る聖ブルーノ 油彩/銅板Oil on copper panel

ナポリ、サン・マルティーノ修道院・美術館Napoli, Polo Museale della Campania-Certosa e Museo di San Martino

Saint Bruno Receiving the Rule25 1643年

ジュゼペ・デ・リベーラJusepe de Ribera

洗礼者聖ヨハネの首 油彩/カンヴァスOil on canvas

ナポリ、市立フィランジェリ美術館Napoli, Museo FilangieriHead of Saint John the Baptist

26 1646年

ジュゼペ・デ・リベーラJusepe de Ribera

聖ヒエロニムス 油彩/カンヴァスOil on canvas

ナポリ、サン・マルティーノ修道院・美術館Napoli, Polo Museale della Campania-Certosa e Museo di San Martino

Saint Jerome27 1651年

№ 作家名 作品名 制作年 技法・材質 所蔵先 № 作家名 作品名 制作年 技法・材質 所蔵先

IIIグイド・レーニGuido Reni

ルクレティア 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataLucretia

14

トンマーゾ・サリーニTommaso Salini

羊に乗る子どもと婦人 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataWoman and Child Riding on a Ram

15

IIIII カラヴァッジョと17世紀のナポリ画壇Caravaggio's sojourn in Naples and the influence of his painting on local artists

オラツィオ・ボルジャンニOrazio Borgianni

自画像 油彩/カンヴァスOil on canvas

ローマ、サン・ルカ国立アカデミーRoma, Accademia Nazionale di San Luca

Selfportrait13 1607‒1607‒1607 10年頃

c.1607‒c.1607‒c.1607 10

17世紀前半の不詳画家Anonymous of the first half of the 17th century

聖トマスの不信(カラヴァッジョ作品からの模写)

油彩/カンヴァスOil on canvas

フィレンツェ、ウフィツィ美術館Firenze, Gallerie degli Uffizi, Galleria delle Statue e delle PittureIncredulity of Saint Thomas

(Copy after Caravaggio)

16 1610頃‒66年c.1610‒66

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

法悦のマグダラのマリア 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataMary Magdalene in Ecstasy

17 1606年

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

聖セバスティアヌス 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Roma, Collezione privataSaint Sebastian

19 1606年

バッティステッロ・カラッチョロ(本名ジョヴァン・バッティスタ・カラッチョロ)Battistello Caracciolo

キリストの洗礼 油彩/カンヴァスOil on canvas

ナポリ、ジロラミーニ教会絵画館Napoli, Polo Museale della Campania-Quadreria dei Girolamini

Baptism of Christ21 1610年頃

c.1610

バッティステッロ・カラッチョロ(本名ジョヴァン・バッティスタ・カラッチョロ)Battistello Caracciolo

子どもの顔あるいは幼い洗礼者聖ヨハネ 油彩/カンヴァスOil on canvas

ナポリ、市立フィランジェリ美術館Napoli, Museo FilangieriHead of a Boy or Young Saint John

the Baptist

22 1607‒1607‒1607 10年頃c.1607‒c.1607‒c.1607 10

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

歯を抜く人 油彩/カンヴァスOil on canvas

フィレンツェ、ウフィツィ美術館群パラティーナ美術館Firenze, Gallerie degli Uffizi, Galleria Palatina

Toothpuller20 1608‒10年頃

c.1606‒09ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

聖アガピトゥスの殉教 油彩/カンヴァスOil on canvas

パレストリーナ(ローマ)、司教区博物館Palestrina (Roma), Museo Diocesano di Arte Sacra. Direzione Centrale per l’Amministrazione del Fondo Edifici di Culto del Ministero dell’Interno

Martyrdom of Saint Agapitus18 1606‒09年頃

c.1608‒10

ルイ・フィンソンLouis Finson

聖セバスティアヌス 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Courtesy di FrascioneSaint Sebastian

23 1606‒07年頃c.1606‒07

フィリッポ・ヴィターレFilippo Vitale

ホロフェルネスの首を斬るユディト 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataJudith Beheading Holofernes

24 1635年頃c.1635

ジュゼペ・デ・リベーラJusepe de Ribera

聖アグネスの殉教 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Milano, Collezione Giorgio BarattiMartyrdom of Saint Agnes

28

アルテミジア・ジェンティレスキアルテミジア・ジェンティレスキアArtemisia Gentileschi

スザンナと長老たち 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataSusanna and the Elders

29

ジュゼペ・デ・リベーラJusepe de Ribera

会則を受け取る聖ブルーノ 油彩/銅板Oil on copper panel

ナポリ、サン・マルティーノ修道院・美術館Napoli, Polo Museale della Campania-Certosa e Museo di San Martino

Saint Bruno Receiving the Rule25 1643年

ジュゼペ・デ・リベーラJusepe de Ribera

洗礼者聖ヨハネの首 油彩/カンヴァスOil on canvas

ナポリ、市立フィランジェリ美術館Napoli, Museo FilangieriHead of Saint John the Baptist

26 1646年

ジュゼペ・デ・リベーラJusepe de Ribera

聖ヒエロニムス 油彩/カンヴァスOil on canvas

ナポリ、サン・マルティーノ修道院・美術館Napoli, Polo Museale della Campania-Certosa e Museo di San Martino

Saint Jerome27 1651年

№ 作家名 作品名 制作年 技法・材質 所蔵先

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio

洗礼者聖ヨハネ 油彩/カンヴァスOil on canvas

ローマ、ボルゲーゼ美術館Ministero per i beni e le attività culturali-Galleria Borghese, Roma

Saint John the Baptist1609‒10年30

バルトロメオ・マンフレーディBartolomeo Manfredi

荒野の洗礼者聖ヨハネ 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataSaint John the Baptist in the Desert

1608‒12年頃c.1608‒12

34

オラツィオ・リミナルディOrazio Riminaldi

イカロスに翼を取り付けるダイダロス 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Milano, Collezione Giorgio BarattiDaedalus Adjusting the Wings for Icarus

42

オラツィオ・リミナルディOrazio Riminaldi

ゴリアテの首を持つダヴィデ 油彩/カンヴァスOil on canvas

トリノ、サバウダ美術館Musei Reali di Torino‒Galleria Sabauda

David with the Head of Goliath1615‒20年頃c.1615‒20

41

ニコラ・レニエNicolas Régnier

紳士の肖像 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataPortrait of a Gentleman

37

バルトロメオ・マンフレーディBartolomeo Manfredi

カインとアベル 油彩/カンヴァスOil on canvas

フィレンツェ、ウフィツィ美術館群パラティーナ美術館Firenze, Gallerie degli Uffizi, Galleria Palatina

Cain and Abel1620年頃c.1620

35

バルトロメオ・マンフレーディ周辺の画家Master around Bartolomeo Manfredi

荊冠のキリスト 油彩/カンヴァスOil on canvas

トリノ、サバウダ美術館Musei Reali di Torino‒Galleria Sabauda

The Crowning with Thorns1610‒20年頃c.1610‒20

36

ニコラ・トゥルニエNicolas Tournier

フィアスコから飲む若者 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Sabbio Chiese (Brescia), Galleria Antichità La Pieve

Young Drinker with Fiasco39

ジョヴァンニ・フランチェスコ・グエリエーリGiovanni Francesco Guerrieri

ロトと娘たち 油彩/カンヴァスOil on canvas

ローマ、ボルゲーゼ美術館Ministero per i beni e le attività culturali-Galleria Borghese, Roma

Lot and His Daughters1617年38

作者不詳Anonymous

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョの肖像

油彩/カンヴァスOil on canvas

ローマ、サン・ルカ国立アカデミーRoma, Accademia Nazionale di San LucaPortrait of Michelangelo Merisi

da Caravaggio

1617年頃c.1617

43

パオロ・グイドッティPaolo Guidotti

ゴリアテの首を持つダヴィデ 油彩/カンヴァスOil on canvas

ローマ、サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂Roma, Basilica Papale e Abbazia di San Paolo fuori le Mura

David with the Head of Goliath1608年33

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(?)Michelangelo Merisi da Caravaggio (?)

横たわる洗礼者聖ヨハネ 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Collezione privataSaint John the Baptist Reclining

32

カラヴァッジョ様式の拡がりCaravaggio's radiance of his subject matters and painterly style within and beyond Italy in the XⅦ century

ジョヴァンニ・フランチェスコ・バルビエーリ通称グエルチーノGiovanni Francesco Barbieri, called Guercino

聖アンデレ 油彩/カンヴァスOil on canvas

個人蔵Sent (CH), Gian Enzo SperoneSaint Andrew

40

№ 作家名 作品名 制作年 技法・材質 所蔵先

IIIII IIII