BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに...

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BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語 A G activity アクティビティ WBSを構成する作業であり、インップトから中間成果物または要素成 果物としてのアウトプットを生成する。 GUTSY-4WBSとして、5桁の番号が付いたアクティビティを各 フェーズにおいて定義している。たとえば、フェーズⅠのWBS106 は、8個のアクティビティから構成されている。 B BABOK Business analysis Body of Knowledge カナダのIIBAInternational Institute of Business Analysis)が開発 したビジネスアナリスト(Business analyst)のための知識体系。 B BPM Business Process Management 経営目標を達成するために、ビジネスプロセスの可視化と設計・開発 (Plan)、実行(Do)、モニタリング(Check)、改善・再構築(Action)PDCAサイクルにより、ビジネスプロセスを構築・改善する経営手 B BPMS Business Process Management Suite or System BPMにおいて利用されるソフトウェア群であり、プロセスモデリン グ、プロセス実行、モニタリングなどの機能を持つ。 C CCB Change Control Boad ベースライン(スコープ、スケジュール、コスト、品質)を初めとするプロジェクト への変更をレビュー、評価、承認・却下・保留し、その決定を記録・伝達するこ とに責任を持つ認可されたグループ組織。 変更管理員会 C CEO chief executive officer 最高経営責任者のこと。企業戦略の策定、経営方針の決定といった長 期的な経営事項に関わる責任を負う。 C CFO Chief Financial Officer 最高財務責任者のこと。 企業の資金調達・運用といった財務面と経理 面に関わる責任を持つ。 C CIO chief information officer 最高情報責任者のこと。経営戦略に沿った情報戦略やIT投資計画の策 定などに責任を持つ。 C CMMI Capability Maturity Model Integration 米カーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が公表したソフト ウェア開発プロセスの改善モデルとアセスメント手法であるCMM Capability Maturity Model)に、有識者の意見や多くのプロセス改 善事例を反映させて作成された新しい能力成熟度モデルのこと。 C CMO Chief Marketing Officer 最高マーケティング責任者のこと。マーケティングに関する全社的な 責任を持つ。 C COO chief operating office 最高執行責任者のこと。CEOによって決められた戦略などを実施する ことに責任を持つ。 C CSF critical success factors 目標・目的を達成する上で決定的な影響を与える要因のこと。 主要成功要因 C CO chief technology officer 最高技術責任者のこと。 自社の技術戦略や研究開発方針を立案、実施 することに責任を持つ。 E ERP Enterprise Resource Planning 企業統合資源管理のこと。企業にあるヒト・モノ・カネ・情報といっ た経営資源を有効に活用し、企業の経営をより効率的に行うこと。 E ERPパッケージ ERPを実現するための統合型パッケージソフトウェアのことであり、 財務、人事、生産、調達、在庫、販売などの業務を統合している。 E EVM Earned Value Management 予算および予定の観点からプロジェクトがどのように遂行されつつあるかを定 量的に評価し、コスト効率と進捗率を一度に把握するためのプロジェクト管理 の技法 [Wiki]。 80 EVMアーンドバ リューマネジメント アーンドバリューマネジメ ント IG IT環境 IT資源、データ、そしてITサービスの開発体制や運用・提供体制[IT コーディネータ協会の定義]I IT系プロセス IT process or IT- related process ビジネプロセスのうち、業務専用のITシステムを利用するもの。 システム系プロセス I G ITサービス ユーザがビジネスプロセスを実行する際に、ITシステムがその構成要 素を組み合わせて提供するサービス。ITサービスは自動化と情報化に 大別できる。 I G IT資源 ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、設備、ソリューション (アプリケーションソフトウェア)など、ITシステムを構成する資源 [ITコーディネータ協会の定義]ITインフラストラク チャー I G ITシステム IT環境とユーザへのITサービスから構成され、ユーザがビジネスプロ セスを実するに、これを支援するIT仕組み。 情報システム ITモデル I G ITシステム課題 現状のIT環境やITサービスに関する課題。これらは、情報システム部 門において実行されるビジネスプロセスによって把握されていなけれ ばならない。 GUTSY-4での定義 一般的用語と異なる場合だけ 1 / 14 All Rights Reserved , Copyright© process-design-engineering, Inc

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BA用語集 2019/12/24ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。

区 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語A G activity アクティビティ WBSを構成する作業であり、インップトから中間成果物または要素成

果物としてのアウトプットを生成する。GUTSY-4はWBSとして、5桁の番号が付いたアクティビティを各

フェーズにおいて定義している。たとえば、フェーズⅠのWBS106は、8個のアクティビティから構成されている。

B BABOK ● Business analysisBody of Knowledge

カナダのIIBA(International Institute of Business Analysis)が開発

したビジネスアナリスト(Business analyst)のための知識体系。

B BPM ● Business ProcessManagement

経営目標を達成するために、ビジネスプロセスの可視化と設計・開発(Plan)、実行(Do)、モニタリング(Check)、改善・再構築(Action)のPDCAサイクルにより、ビジネスプロセスを構築・改善する経営手法

B BPMS ● Business ProcessManagement Suite orSystem

BPMにおいて利用されるソフトウェア群であり、プロセスモデリング、プロセス実行、モニタリングなどの機能を持つ。

C CCB Change Control Boad ベースライン(スコープ、スケジュール、コスト、品質)を初めとするプロジェクトへの変更をレビュー、評価、承認・却下・保留し、その決定を記録・伝達することに責任を持つ認可されたグループ組織。

変更管理員会

C CEO chief executive officer 最高経営責任者のこと。企業戦略の策定、経営方針の決定といった長期的な経営事項に関わる責任を負う。

C CFO Chief FinancialOfficer

最高財務責任者のこと。 企業の資金調達・運用といった財務面と経理面に関わる責任を持つ。

C CIO chief informationofficer

最高情報責任者のこと。経営戦略に沿った情報戦略やIT投資計画の策定などに責任を持つ。

C CMMI Capability MaturityModel Integration

米カーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が公表したソフトウェア開発プロセスの改善モデルとアセスメント手法であるCMM(Capability Maturity Model)に、有識者の意見や多くのプロセス改善事例を反映させて作成された新しい能力成熟度モデルのこと。

C CMO Chief MarketingOfficer

最高マーケティング責任者のこと。マーケティングに関する全社的な責任を持つ。

C COO chief operating office 最高執行責任者のこと。CEOによって決められた戦略などを実施することに責任を持つ。

C CSF ● critical success factors 目標・目的を達成する上で決定的な影響を与える要因のこと。 主要成功要因

C CTO chief technologyofficer

最高技術責任者のこと。 自社の技術戦略や研究開発方針を立案、実施することに責任を持つ。

E ERP Enterprise ResourcePlanning

企業統合資源管理のこと。企業にあるヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源を有効に活用し、企業の経営をより効率的に行うこと。

E ERPパッケージ ERPを実現するための統合型パッケージソフトウェアのことであり、財務、人事、生産、調達、在庫、販売などの業務を統合している。

E EVM Earned ValueManagement

予算および予定の観点からプロジェクトがどのように遂行されつつあるかを定量的に評価し、コスト効率と進捗率を一度に把握するためのプロジェクト管理の技法 [Wiki]。

80 EVMアーンドバリューマネジメント

アーンドバリューマネジメント

I G IT環境 ○ IT資源、データ、そしてITサービスの開発体制や運用・提供体制[ITコーディネータ協会の定義]。

I IT系プロセス IT process or IT-related process

ビジネプロセスのうち、業務専用のITシステムを利用するもの。 システム系プロセス

I G ITサービス ○ ユーザがビジネスプロセスを実行する際に、ITシステムがその構成要

素を組み合わせて提供するサービス。ITサービスは自動化と情報化に大別できる。

I G IT資源 ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、設備、ソリューション(アプリケーションソフトウェア)など、ITシステムを構成する資源

[ITコーディネータ協会の定義]。

ITインフラストラクチャー

I G ITシステム ○ IT環境とユーザへのITサービスから構成され、ユーザがビジネスプロ

セスを実行する際に、これを支援するITの仕組み。

情報システムITモデル

I G ITシステム課題 現状のIT環境やITサービスに関する課題。これらは、情報システム部門において実行されるビジネスプロセスによって把握されていなければならない。

GUTSY-4での定義  一般的用語と異なる場合だけ

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BA用語集 2019/12/24ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。

区 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語GUTSY-4での定義  一般的用語と異なる場合だけI G ITシステム戦略 IT Strategy ビジネスモデルを実現するためなど、ITシステムの整備や利用に関す

る中長期的な方針のこと。

情報システム戦略

I G ITシステム化方針 IT環境(IT資源、データ、ITサービスの開発体制や運用・提供体制)に関する方針であり、企業の標準としての方針、および個別プロジェクトとしての方針がある。これには、プラットフォーム構成、セキュリティ管理、ソフトウェア開発・導入、運用・保守、ユーザ教育、マスタ・データ移行、各種テスト、業務移行、ユーザ利活用、などに関する方針がある。

I G ITシステム戦略企画書 ○ 新IT環境案と新ITサービス案の実現について、目的、ITへのビジネ

ス要求(詳細)、ロードマップ、概算レベルの見積精度(精度±10~20%)での費用・効果、この実現のためのプログラム計画や個別プロジェクト計画を取りまとめたもの。

I G ITシステム戦略構想書 ○ ITへのビジネス要求(概要)の実現について、そのロードマップや超概

算レベルの見積精度(精度±20~30%)での費用・効果をしめしたも

I G ITシステム導入計画書 ○ IT要求モデル(概要レベル)の定義について、そのプロジェクト計

画、詳細レベルの見積精度(精度±5~10%)での費用見積を含む。

I G ITシステム導入実行計画書

○ IT要求モデル(詳細レベル)の定義について、そのプロジェクト計

画、ベースライン見積精度(精度±5%)の費用見積を含む。

I ITシステム分析 ○ IT system analysis ITシステム開発・導入の最上流の工程で要件定義とも呼ばれる。その

前半はIT要求を確認するという「要求分析」、後半はそのIT要求から

の「ソフトウェア要求仕様の定義」となる。後半ではITソリューションに対する実現方式を分析する

要件定義

I ITソリューション ○ IT solutions ITへの要求に対する技術やソフトウェアなどの実現方法。例)個別開発、パッケージ導入。RFPを発行して、ITベンダーからのITソリューションに関する提案を評価して 最適な実現方法を選定する

I G ITビジネス要求定義 GUTSY-4では、プロセス改革要求の一環としてITビジネス要求を定義する。

I IT要求 ビジネスプロセスに対して、ITによって支援して欲しい機能。「IT要求定義」工程において、定義できる。

ITへの要求

I G IT要求(概要レベル) ○ ITシステム調達のための「粗過ぎず、細か過ぎない」要求モデルのこと。フェーズⅢにおいて、レベル4ビジネスプロセスから定義して、RFPに記載してITベンダーからの詳細レベル(精度±5~10%)の見積りを得る。

概要レベルのIT要求モデル

I G IT要求(詳細レベル) ○ IT導入のための「ある程度、詳細な」要求モデルのこと。フェーズⅣ

において、概要レベルのIT要求モデル、またはレベル5ビジネスプロ

セスから定義して、IT導入実行計画書のためのベースライン見積り

(精度±5%以下)を得る。

詳細レベルのIT要求モデル

I IT要求スコープ どこまでのIT要求を調達、開発・導入に含めるかの範囲。

I IT要求モデル ビジネスプロセスからITシステムへのITサービスへの要求を定義し、モデル化したもの。

GUTSY-4では、次の4種類がある。

・レベル2 ITビジネス要求(概要)・レベル3 ITビジネス要求(詳細)・レベル4 ITユーザ要求(概要レベル)

・レベル5 ITユーザ要求(詳細レベル)I ITビジネス要求 ● business requirements

for ITビジネスモデル(事業戦略)の実現や業務課題の解決などのための、経営面からのITへの要求。構想レベルのものと、企画レベルのものとがある。

GUTSY-4では、ITビジネス要求について、概要と詳細の2種類を定

義する。ITビジネス要求(概要)は、事業戦略の一環としてITシステ

ム戦略を策定しようという場合に定義する。そして、ITビジネス要求

(詳細)からはITシステム企画を立案する。

ITへのビジネス要求

I ITユーザ要求 ● →ユーザ要求 GUTSY-4では、ITユーザ要求について、概要レベルと詳細レベルの2種類を定義する。

ITへのユーザ要求

I G ITモデル IT models コンピュータとネットワーク関係のインフラ、データベース等のコンテンツ、アプリケーションシステムによるITサービス含めた総称。

ITシステム

M MDA model drivenarchitecture

モデル駆動開発のこと。CIMとPIMによって定義されたモデルをイン

プットとしてPSMによって、プラットフォームに沿ったソフトウェアを自動生成する

M MECEミッシー

● Mutually Exclusiveand CollectivelyExhaustive

もれず重複しない論理的思考法のこと。もれると的外れになり、重複すると非効率になる。このため、マーケティングの4P、PPM、などの定評あるフレームワークやプロセス参照モデルを利用する。

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BA用語集 2019/12/24ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。

区 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語GUTSY-4での定義  一般的用語と異なる場合だけO OBS Organization

Breakdown Structureプロジェクトにおいて、どの組織がどのワークパッケージに責任を持つかを記述したもの。たとえば、ITや調達などの業務部門では、OBSを参照することで、自部門の果たすべき責任を確認できる。

P PMBOK Project ManagementBody of Knowledge

米国PMI(Project Management Institute)が開発した一般的なプロジェ

クトマネジメントのための知識体系。2017年に第6版。

10個の知識エリアがある。①プロジェクト統合マネジメント②プロジェクトスコープマネジメント③プロジェクトタイムマネジメント④プロジェクトコストマネジメント⑤プロジェクト品質マネジメント⑥プロジェクト人的資源マネジメント⑦プロジェクトコミュニケーションマネジメント⑧プロジェクトリスクマネジメント⑨プロジェクト調達マネジメント⑩プロジェクトステークホルダーマネジメント

P PMO Project ManagementOffice

組織内を同時並行的に流れる複数のプロジェクトを円滑に遂行させることによって、組織の全体最適化を実現するために設置される組織。プロジェクト間の利害に関わる調整を行う役割と権限を持つ。3タイプ:支援型、コントロール型、直接指揮型

R RFI(情報提供依頼書) Request forInformation

ユーザ企業からITベンダーに対して、提供可能なITソリューションに関する情報を提供してくれるよう要請する書面。

R RFP(提案依頼書) Request for Proposal ユーザ企業からITベンダーに対してITソリューションを提案するよう

要請する書面。RFPには、レベル4要求(ビジネス要求とユーザ要求)をもとにした、ユーザ企業としての様々な要求が記述されてい

S SCOR Supply ChainOperation ReferenceModel

米国サプライチェーンカウンシルが発表しているサプライチェーンの計画、調達、生産、出荷に関する標準的なプロセスモデルのこと。

S SoE Systems ofEngagement

2014年にガートナー社が提唱したITシステム分類のうちの「繋がりのシステム」であり、「顧客と自社社内」、あるいは「自社の社内同志」とをどのように繋いでいくかという点を重視するITシステム。す

なわち、日々変化する意思決定系のITシステムであり、迅速性や柔軟性、スケーラビリティが重視される。日本でいう「攻めのIT」に該当する。当然の前提として、標準化された「組織のプロセス」の存在。

S SoR Systems of Record 2014年にガートナー社が提唱してたITシステム分類のうちの「記録のシステム」であり、社内情報を安全に管理し、それを適切にアウトプットできる点を重視する基幹系のITシステム。すなわち、正確にデータを管理することを重視し、初期の設計段階から大きく変更することがない。日本でいう「守りのIT」に該当する。最低限として、標準化された「記録するプロセス」があれば良い。

S SoW Statement of Work 調達品目としてプロダクト、サービス、所産(ソフトウェアや文書)を供給する能力としての作業を記述したもの。

W WBS work breakdownstructure

WBSとは、プロジェクトの目標を達成するために、要素成果物を構成要素に細分化して、詳細な要素成果物とそのための作業にブレークダウンしたもの。基本的には定常的なビジネスプロセスと同じであるが、WBSはプロジェクトとしてアドホックな特徴がある。

WBSの種類⇒C90-20-01

GUTSY-4はWBSとして、3桁の番号が付いたワークパッケージを各

フェーズにおいて定義している。たとえば、フェーズⅠは、19個のワークパッケージから構成されている。

W work paccage package 階層化しているWBSの最下層の具体的な作業工程のこと。WPでは・最終的なインプットやアウトプットを明確化・これに必要な工数や日程スケジュールが割り当てられ、プロジェクトの作業の枠組みが形作られる。WPの実施が近づくと、ローリングウェーブ計画法によってアクティビティに分解される。・これに必要な中間的なアウトプットとその作成を明確化・これらを作成する全ての作業を明確化

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BA用語集 2019/12/24ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。

区 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語GUTSY-4での定義  一般的用語と異なる場合だけい 移行要求 現在の状態から、企業の望む未来の状態への移行を円滑に進めるため

に、ソリューションが備えておくべき能力を記述した要求。この能力は、移行の完了後には不要となる。[BABOK]

う 受入適合規準 prequalificationguideline

IT要求が実際に満たされたかどうかをユーザーが受入れ検証するための客観的な基準のこと。これは、ユーザーによる運用テストにおけるテスト仕様の大元、すなわち検収基準となる。

⇒C70-01-47 受入適合規準とは

か 会議の種類 形態別の種類・「区切る」:決起会、キックオフミーティング、中間報告会、成果報告会・「発散する」:ブレーンストーミング、アイデア出し会、ネタだし、ワイガヤ・「教える」:トレーニング、勉強会、研修、説明会・「整理する」:連絡会、協議会、スケジューリング会・「共有する」:報告会、連絡会、確認会議、営業会議・「決定する」:経営会議、役員会議目的別の種類①報告や連絡をするための会議、②アイデアを出す会議、③問題を発見するための会議、④問題を解決するため(含む合意形成)の会議、⑤コーチング型会議

か 階層性 ● 全ての人工物(書籍、プロジェクト、組織、ビジネスプロセス、建造物など)は階層性の構造を持っている。

開発アプローチの種類 〇 PMBOK⑥では、

・予測型→予測型LC 例.ウォーターフォール型開発

・反復型→反復型LC 例.RAD・漸進型LC        例.インクリメンタル型開発

・適応型LC 例.アジャイル型開発・ハイブリッド型:

か G 概要レベルIT要求 レベル4プロセスからITユーザ要求を引き出したもの。したがって、

レベル5ITユーザ要求よりも概要的になっている。さらに通常は、こ

のレベル4プロセスには ITビジネス要求が反映している

概要レベルITユーザ要求レベル4IT要求

か 課題 これによる悪影響がまだ顕在化はしていないが、将来的に解決しなければならないテーマ。従って、どの位先の将来かによって、課題は異なってくる。

き 機能要求 機能的なITサービスへの要求のこと。たとえば、インプットデータのチェックや業務ルール適用の自動化など。

き G 技法 techniques GUTSY-4のWBS・アクティビティに備わっている説明、技法、ツール、リファレンス、事例の総称。

き G 業務改革構想書 フェーズⅠのアウトプット。業務改革モデルの実現について、目的、業務改革後のレベル2ビジネスプロセス、ロードマップ、超概算レベル(精度±20~30%)の費用・効果をしめしたもの。

業務プロセス改革構想書

き G 業務改革モデル business processreform model

フェーズⅠのアウトプット。業務システム改革モデルを実現するために、業務要求と業務課題から業務機能のあるべき姿(To-Be)をしめしたモデルのこと。ビジネスモデルの最下のサブモデルであり、ビジネスプロセスモデルの最上位のプロセス改革モデルへのインプットとな

業務システム改革モデル

き G 業務改革実現要求 フェーズⅡのレベル2プロセス分析において、業務改革モデルの実現のためのCSFや根本原因を特定した後、レベル3プロセス設計において、その解決策を設計したもの。

き G 業務改革実現モデル ビジネスプロセスモデルの最上位のサブモデル。レベル2プロセス(業務機能)単位に、業務改革実現要求を集約したもの。これがこれがビジネスプロセスモデルの最上位のサブモデルとなる。業務改革モデルとの違いは、共通管理・支援のためのEnableプロセスも意識したものであること。

き G 業務改革施策 業務要求と業務課題、即ち、業務改革モデルの実現案を集約したもの。まだプロセス分析とプロセス設計を完了していない構想レベルのもの。業務改革構想書には、この業務改革施策を記述して、そのイメージをしめす。

き 業務課題 business challenges 業務上の解決すべき課題のこと。戦術レベル(レベル2)、およびプロセスレベル(レベル3)、アクティビティレベル(レベル4)の3種類がある

GUTSY-4では、戦術レベルの業務課題の引き出しのための業務課題インタビューシートがある。

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BA用語集 2019/12/24ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。

区 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語GUTSY-4での定義  一般的用語と異なる場合だけき 業務機能ドメイン business functional

domain経営機能ドメイン内の業務機能領域をしめしたもの。プロセス階層レベルでは、戦術レベル(レベル2)に位置する。たとえば、見込生産と受注生産は、生産として同一経営機能ドメインではあるが、業務機能ドメインとしては別々のものになる。

き 業務システム 業務システムは、経営システムの中核に位置づけられ、「人・組織」、「業務プロセス」、「ITシステム」が有機的で密接な関係をもつ三位一体の仕組み。

き 業務シナリオ ⇒C60-10-30:業務の特定の目的を達成するための業務のパターン。複数の業務プロセスを一連の手順としてくくった業務フローとして詳細が記述され、かつ実施される。

き 業務フロー 業務シナリオの実施の手順を図で示して、実施すべき業務プロセスを「目で見える」ようにしたもの。

プロセス図

き 業務プロセス →ビジネスプロセス ビジネスプロセス

き 業務要求 →ITビジネス要求 ITビジネス要求き 金メッキ要求 業務上それほど重要でないユーザ要求。

く クロスファンクショナルチーム

PM Cross FunctionalTeam

プロジェクトが部門や組織機能の境界を超えたチームメンバによって組織化されること。 例.TQM⇒01 PM

C90-30-11 クロスファンクショナルチーム等での「抵抗」(例)C90-30-12 クロスファンクショナルチーム等での「葛藤」(例)

CFT

け 経営機能ドメイン managementfunctional domain

生産、販売・マーケティングなどの経営機能の領域をしめしたもの。M.ポーターのバリューチェーンの例がある。プロセス階層レベルでは、経営機能レベル(レベル1)に位置する。

け 経営機能別戦略 managementfunctional strategy

個別の経営機能ドメイン(レベル1)における戦略。例)物流戦略、生産戦略事業戦略(レベル0)は複数の経営機能別戦略(レベル1)に構造化できる

け 経営システム 経営目標を達成する経営を行う仕組みの全体であり、企業の外部環境と密接な関係を持つ。

け 現状の調査・記述 モデリングの対象について、その現状を調査して、メタモデルに沿って抽象化して、正確にもれなく記述すること。「現状の調査・記述」によって作成するモデルを現状記述モデルという。

こ 構造化 ● structuring 階層構造を持つシステムにおいて、構造化とは、上位の機能を下位の機能にもれなく要素分解するだけなく、その機能をより詳細化して十分なものにすること。この構造化をMECEに行わないと、上位階層のモデルが途中で途切れてしまい、下位階層のモデルに展開できないことになる

構造化技法①プロセス:レベル0~5②Why-What-How

C20-01-06

こ 構造化技法 一般的には、建造物やプロジェクトWBSは、上位から下位へと構造化する。・建造物:各部分、各作業工区、各対象物、作業要素、作業・プロジェクトWBS:フェーズ、ワークパッケージ、アクティビティ、タスクプラント会社は、構造化のための標準テンプレートを持つ。

GUTSY-4が利用している構造化技法

①事業戦略:KGI-CSF-KPI(QCTS)②プロセス機能:レベル0~4(プロセス参照モデル)

こ コミュニケーション PMBOK⑥では、次の2つに分類。・正式:情報共有。・略式:新しい知識の創造、多様なステークホルダ全体での知識統合。

正式コミュニケーション略式コミュニケーション

こ コンフィギュレーション管理 ⇒業務用語集こ コンフリクト conflict 相反する意見、態度、要求などが存在し、互いに譲らずに緊張状態が生じる

こと。 対立、軋轢。C90-30-02 ステークホルダ間のコンフ

こ コンフリクト管理 コンフリクトが発生している状況を、「組織の活性化や成長の機会」と捉え、積極的に受け入れて問題解決を図ろうとする考え方。

C90-30-03 コンフリクトマネジメント

こ コンピテンシー PM competency ⇒業務用語集PMスキルでは、①PM技術、②リーダーシップ、③戦略・ビジネスのマネジメント

ステークホルダ間のコンフリクトをマネジメントする。⇒C90-30-02

し システム思考 system thinking 対象を一つのシステムとして捉えて、全体の中の部分の相互関係性を把握しながら思考すること。これに対して、部分だけを捉えて思考することをスナップショット思考という。

し 事業戦略 business strategy 事業戦略は事業目標を達成するために選定された手段となる。事業戦略は複数の経営機能別戦略の組合せとなる。

し 事業目標 business goal 事業として達成すべき目標。上位、中位、下位目標というように構造化できる。

GUTSY-4では、サプライチェーンに関する事業目標は、SCORメトリクス(パフォーマンス評価指標)によって、レベル1から3に構造

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BA用語集 2019/12/24ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。

区 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語GUTSY-4での定義  一般的用語と異なる場合だけし 事業目標モデル business goal model 事業目標を記述、分析、設計、すなわち定義するのが、事業目標モデ

リングであり、記述されたものが事業目標モデル。

し 自動化 ● automation 従来は人間が行っていたビジネスプロセスについて、これを自動化して省力化・効率化しようという目的によるITシステムの利用方法。そ

の効果は「効率化」と表現される。初期のITシステムの多くは、自動化を目的として導入された

し G 詳細レベルIT要求 レベル5プロセスからITユーザ要求を引き出したもの。したがって、

概要レベルIT要求よりも詳細になっている。

詳細レベルITユーザ要求レベル5IT要求

し 情報化 ● informatization 意思決定のアウトプットを効果的なものにするために、有益な情報を提供しようという目的によるITシステムの利用方法。

し G 情報エンティティモデリング

情報エンティティをモデリング、定義すること。GUTSY-4では、フェーズⅢにおいて、モデリングの結果をインプット・アウトプットに作成し、フェーズⅣで詳細設計の結果から情報エンティティ定義書に作成する。

し G 職務記述書 ビジネスプロセスを職務でくくって、特定の要員が担当し遂行できるように、これに必要な能力を記述したもの。

し G 主要課題 key businesschallenges

業務要求および多くの部門から出た業務課題、あるいは複数の業務課題の原因となっている業務課題。フェーズⅠでは、フィージビリティスタディを短期間で行うため、主要課題に絞ってプロセス改革の構想を作成する。

し 詳細化 対象を構成している個々の要素について、さらに詳細にしていく作業のこと。プロジェクトWBSでは、組織や作業者単位にマッピングする。

GUTSY-4が利用している詳細化技法

①業務改革、プロセス改革:5~6個のプロセス改革区分

②IT要求:5W2H、8W3H③ルールや情報エンティティ:メタモデルに沿って

す (プロジェクト)ステークホルダ

Stakeholder ステークホルダ登録簿:ステークホルダ関与度マトリクス

す ステークホルダ要求 ● 企業を構成する特定のステークホルダーや特定のステークホルダーのクラスのニーズについて表現した要求。そのステークホルダーにどんなニーズがあり、ソリューションとどのように関わるかを記述。[BABOK]。

GUTSY-4でいうと、プロセス改革要求(詳細)に該当する。

せ 制約条件 プロジェクトの実行に制約を及ぼす条件。POMBOK「組織体の環境要因」のようにプロジェクト外からの制約も多くある。

せ G セキュリティ管理方針 セキュリティ管理に関するITシステム化方針。

せ 責任分担マトリクス ⇒業務用語集、ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集せ 設計 根本的なCSFの実現策、および根本的な原因の解決策を設計するこ

と。「設計」によって作成されるモデルを設計モデルという。せ 戦術 ○ tactics 戦術は、戦略に対する実現手段を指す。すなわち、企業ならば、経営

リソースをどのように運用して戦略を実現していくかとなる。プロセス階層では、レベル2に位置する。

せ 漸進型LC 〇 Incremantal LifeCycle

決められた時間枠内で、一連の反復を行って継続的に機能追加して成果物を生成する。例:ERPでのプロトタイプ開発

せ 前提条件 Assumption プロジェクト計画を立案するのに、絶対的な真実・現実・確実と見なせる要因。

せ 戦略 ○ strategy 企業が外部環境にどのように働きかけ、競争に打ち勝っていくかを決定すること。マクロ経済動向、人口統計動向、法制度・規制の動向などのマクロ環境とは異なり、ターゲット市場、商品・サービス、販売チャネルなどのタスク環境は、企業の戦略によってある程度のコントロールができる。プロセス階層では、レベル0に位置する複合的な戦略、およびレベル1に位置する経営機能別戦略とがある。

せ 戦略課題 ○ strategic challenges 事業戦略において、経営機能ドメインごとのCSFのこと。経営機能別戦略は、経営機能ドメイン上の複数の戦略課題を集約したもの。

そ 組織 ○ 一定の目的をはたすために編成された、人と他の経営リソースの特定の集合体のこと。組織は、たとえば営業本部、営業1部や営業管理部、営業1課、営業1課受注係のように階層的な構造を持っている。

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Page 7: BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに …process-design-eng.com/contents/library/img/03... · 2019. 12. 24. · BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集

BA用語集 2019/12/24ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。

区 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語GUTSY-4での定義  一般的用語と異なる場合だけそ G 組織改革企画書 組織改革について、目的、ロードマップ、改革後の組織モデル(概要

レベル)、概算レベル(精度±10~20%)の費用・効果、この実現のためのプログラム計画、チェンジマネジメント計画や個別プロジェクト計画を取りまとめたもの

そ G 組織改革計画書 組織モデル(詳細レベル)の定義に関するプロジェクト計画。これには、詳細レベル(精度±5~10%)の費用の見積を含む。

そ G 組織改革構想書 構想レベルの組織モデルを実現するための構想書。

そ 組織体の環境要因 EEF プロジェクトに影響する組織体に関する内部環境と外部環境。プロジェクトのコントロールが及ばない制約条件や前提条件となる。例. 組織文化、組織構造、ガバンナンス

詳細⇒「04 PM統合マネジメント」P1そ 組織のプロセス資産 OPA PMBOKやBABOKにおいて前提としている組織内部の知識リポジトリ。即

ち、母体組織が持つプロセス・方針・手続・知識ベースを有効利用すること。例. 変更管理手順、WBSテンプレート、教訓リポジトリ

詳細⇒「04 PM統合マネジメント」P1そ 組織モデル ○ 組織を目的、責任・権限や機能として抽象化したもの。 GUTSY-4では、組織モデルのメタモデルとして、目的、責任、権

限、業務機能、業績評価指標、組織形態などを定義している。

そ 組織モデルのメタモデル M800-102 組織のメタモデル M800-102

そ G 組織モデル(構想レベル) 本部や部といった、大きな単位の組織モデル。階層レベルでは、レベル2に位置する。

構想レベルの組織モデル

そ G 組織モデル(概要レベル) 課といった単位の組織モデル。階層レベルでは、レベル3に位置する。

概要レベルの組織モデル

そ G 組織モデル(詳細レベル)

課の中の係といった単位の組織モデル。階層レベルでは、レベル3に位置する。

詳細レベルの組織モデル

そ G ソフトウェア開発・導入方針

ソフトウェア開発・導入に関するITシステム化方針。これには、シス

テム開発・導入形態(所有方式、調達方式)、システム開発方法論、開発体制方針、開発環境と支援ツール、開発標準・開発規約などを含

そ ソフトウェア品質属性要求

非機能要求の一部となる、ソフトウェアの品質属性に関する要求。可用性、効率性、柔軟性、完全性、相互接続性、信頼性、堅牢性、使用性などの特性がある。

そ G ソフトウェアモデル フェーズⅣにおいて構築されたITシステムを広義のソフトウェアモデルという。

そ ソフトウェア要求仕様 ○ software requirementsspecifications

IT要求を具体的にどのようにソフトウェアで実現するかを決定した仕様であり、ソフトウェアモデルの一番最初のモデルとなる。しばしばシステム要件と呼ばれる。この定義は、選定したITソリューションに依存するITシステム分析(要件定義)の工程で行われる。

システム要件

そ ソリューションアプローチ

○ solution approach ビジネスニーズを満たすため新しい能力を獲得・創出するためのアプローチ。ソリューションコンポーネント単位に、該当ソリューションンのデリバリー方法を記述する。同時に、前提条件、制約条件、実現可能性も明確にする。

プロセス改革要求(概要、レベル2)やプロセス改革要求(詳細、レベル3)のこと。

そ ソリューションコンポーネント

○ solution component ソリューションコンポーネントの例:ソフトウェアアプリケーション、Webサービス、ビジネスプロセス、ビジネスルール、ITアプリケーション、アウトソーシング、インソーシング、組織改正、職務の見直しなど

プロセス改革区分の考え方と同じ。

そ ソリューション要求 ● ビジネス要求とステークホルダー要求に適合するソリューションの特徴についての記述。機能要求と非機能要求がある。ソリューションコンポーネント:ビジネスプロセス、ビジネスルール、組織改正、職務の見直し、ITアプリケーション、Webサービスな

ど [BABOK]。

GUTSY-4では、プロセス改革要求(詳細)が構造化された、アク

ティビティレベルのビジネスプロセスモデルに対する要求。ITとは直

接に関係のない非IT、およびITに対するものとがある。

ち 抽象化 ● 『対象のある側面・性質を抽き離して、把握すること』 。この際に、その他の側面・性質を排除することを捨象という。 抽象化(モデリング)の際に作成されるのがモデルである。ある側面・性質を規定するのがメタモデルとなる。

モデリング

ち 超高速開発ツール プログラミングにおいてコーディング作業を省略するためのツール。たとえば、PEXA、GeneXus、Wagbyなど。①コード生成型、②実行エンジン型、③業務モデル型、の3つに層別できる。

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Page 8: BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに …process-design-eng.com/contents/library/img/03... · 2019. 12. 24. · BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集

BA用語集 2019/12/24ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。

区 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語GUTSY-4での定義  一般的用語と異なる場合だけて テーラリング Tailoring そもそもは、(洋服の)仕立て、仕立て直し、という意味の英単語。IT

の分野では、業務プロセスやシステム開発プロセスなどについて、一般的あるいは全社的な標準を元に、個別の部署やプロジェクトに合った具体的な標準(作業手順・成果物テンプレート・ツール・部品)としてカスタマイズすること。そもそも組織としては、テーラリングが少なくて済む標準を開発すべき(ビジネスアナリシス標準、プロジェクト標準、CMMIなど)という考え方から。

GUTSY-4のWBSは、個別プロジェクトのWBSテンプレートとなる。

て 定義 モデルについて、現状を調査・記述し、CSFや根本原因を分析し、最終的に解決策を設計する、この全体ステップを「定義する」という。

て 定型的ビジネスプロセス typical, or routine 処理手順やルール、アウトプットや終了条件が予め固定されているビジネスプロセス。たとえば、売上や売上原価など財務報告に関係するビジネスプロセス。

て 適応型LC 〇 Adaptive Life Cycle 反復ごとに、要求定義、スコープ定義、WBS作成を繰り返していく。これによって、環境変化によるヘイレベルの変更に対しても適応していく。例:アジャイル開発例:ERPでの重要シナリオ順でのイテレーション開発

と トレーサビリティマトリクス traceability matrix 上位要求と下位要求、要求と要件、これらの追跡可能性や、要件と下流の作業成果物との追跡可能性を格子表(マトリクス)に整理したもの。トレーサビリティ・マトリクスを要件の追加変更に併せて常に更新していく作業は結構手間とコストが掛かるので、ITツールを導入する場合が多い。

C70-10-40 IT要求

のトレーサビリ

ティ

C70-10-41 IT要求

のトレーサビリ

テ (例)に トップダウンアプローチ ○ top-down approach 上位の目的や機能を段階的に下位階層に落とし込んで設計していく手法。

に 人間系プロセス human prccess orhuman-related process

業務プロセスのうち、業務特有のITを利用しないもの。電子メールやインターネットなど共通的なITは利用する。

は 反復型開発LC 〇 Iterative Life Cycle プロジェクトスコープは初期に決定されるが、成果物への理解が深まっていくと、時間・コストの見積は定期的に修正される。例:予測型を小規模に何度も繰り返すスパイラル型開発

ひ ピアレビュー 各WBSで生成される成果物について、作成者以外の同僚やチームメンバーがレビューすること、あるいはそのための手法の総称。手法例として、ウォークスルーやインスペクション

M900-231 ウォークスルー

M900-232 インスペクション

ひ 非機能要求 機能以外に必要とされる、性能目標、可用性、セキュリティなどの特性。また、ソフトウェアによって実現される使用性(ユーザビリティ)などの特性もある。

ひ ビジネスアナリシス ● business analysis BABOK3.0での定義:「ニーズを定義し、価値のあるソリューションをステークホルダーに推奨し、組織変革を可能にする実践」

事業戦略を実現し、課題を解決すること。アウトプットは、プロセス、ルール、組織、人、ナレッジなど。

ひ ビジネスアナリスト ● business analyst ビジネスアナリシスを実践する人達。IIBAでは、4つのレベルに区分。

①エントリーレベルBA、②ジュニアBA、③インターミディエイト

BA(CCBA)、④シニアBA(CBAP)

BA

ひ ビジネスプロセス ● business processes モノや情報からなる入力に対して、資源(モノ、情報、知識)を利用して価値を付加して、モノや情報からなる出力を生成する活動のこと。基本的にはWBSと同じであるが、ビジネスプロセスは定常的であることの特徴がある。ビジネスプロセスは階層構造を持つ。

業務プロセス

ひ ビジネスプロセスモデリング

business processesmodeling

ビジネスプロセスを調査・記述、分析、設計する、すなわち抽象化して定義することがビジネスプロセスモデリングであり、記述されたものがビジネスプロセスモデルとなる。

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Page 9: BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに …process-design-eng.com/contents/library/img/03... · 2019. 12. 24. · BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集

BA用語集 2019/12/24ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。

区 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語GUTSY-4での定義  一般的用語と異なる場合だけひ ビジネスプロセスモデル business processes

modelsビジネスプロセスをモデリングしたもの。 GUTSY-4では、①レベル2の業務改革実現モデル、②レベル3のプ

ロセス改革モデル(プロセス)、③レベル4のプロセス改善モデル(アクティビティ)、④レベル5のプロセス実行モデル(タスク)、という4つの階層のサブモデルがある。

ひ ビジネスプロセスモデルのメタモデル

ビジネスプロセスモデルについてのメタモデル。このメタモデルにしたがって、個々のビジネスプロセスモデルの機能を記述する。たとえば、ミドルレベルのビジネスプロセスモデルでは、プロセス構成要素がメタモデルとなる。

⇒M800-101 ビジネスプロセスモデルのメタモデル

ひ ビジネスモデリング business medeling ビジネスモデルを調査・記述、分析、設計する、すなわち抽象化して定義することがビジネスモデリングであり、記述されたものがビジネスモデルとなる。

ひ ビジネスモデル business medel 事業戦略のように、顧客にどのような価値を提供して、競争相手に打ち勝つかを記述した対外的なモデル。そして、これを企業としてどう実現するかの対内部のモデルがある。

GUTSY-4では、①事業戦略という顧客価値提供モデル、②経営機能に対する戦略課題からなる業務システム改革モデル、③業務機能に対する業務要求という業務改革モデルの3種類を定義する。

ひ ビジネスモデルのメタモデル

ビジネスモデルについてのメタモデル。 ⇒M800-100 ビジネスモデルのメタモデル

ひ ビジネス要求 ● business requirements 企業の目的および目標またはニーズを概要レベルで表現した要求。プロジェクトを開始した理由、プロジェクトが達成しようとする目標、成功度を測定するメトリクスなどを記述。[BABOK]。

GUTSY-4でいうと、事業戦略が構造化された業務要求に該当する。 業務要求

ひ ビジネスルール ● business relues ビジネス活動の中で、組織や個人が意思決定を行うために準拠する基準や制約。基準としては、形式知もあれば暗黙知も含まれる。・意思決定の種類⇒業務ルールの目的別タイプ C・準拠する⇒業務ルールの構造タイプ C

ビジネスプロセスが満たすべき定義要件や制約条件のことで、ビジネスプロセスモデルのメタモデル(プロセス構成要素)の一つ。ビジネスルールが変わると、それに伴いビジネスプロセスはダイナミックな動きをする。ビジネスルールには暗黙的になっているものがある。C60-10-60 ビジネスルールとは

C60-10-61 階層構造と目的別タイプ

業務ルール

ひ ビジネスルールのメタモデル

⇒M800-103 業務ルールのメタモデル(含む例)

ひ ビジネスルールモデリング

business reluesmodeling

ビジネスルールをモデリング、定義すること。 GUTSY-4では、フェーズⅢにおいて、モデリングの結果を業務ルール説明書に作成し、フェーズⅣで詳細設計の結果から業務ルール定義書に作成する。

業務ルール定義

ひ 非定型的ビジネスプロセス

atypical, ornonroutine

処理手順やルール、アウトプットや終了条件が予め固定されておらず、柔らかく柔軟なビジネスプロセス。たとえば、意思決定に関するビジネスプロセス。

ひ 人 人は、それが持つ能力を提供してビジネスプロセスを実行するという、組織を構成する最も重要な要素である。

ひ 人の能力 対象ドメインに対する「人の能力」は、個人が持つ経験、適性、訓練などによるスキル、およびそのスキルレベルによって表現できる。・経験:実務に従事した経験によって得られた知識や技能のこと。・適性 性格や性質が対象ドメインに適していること。

・訓練 対象ドメインについて、教育し、継続的に練習させ、習得させること

ひ 標準化 ○ standardization ビジネスプロセスを実行する個人によってばらつきが出ないように、その処理手順、インプットやアウトプット、業務ルールなどを統一化、単純化、秩序化すること。

ふ ファシリテーション ○ facilitation 人の思考などを容易にすること。すなわち、問題の特定、問題の解決策、これらへの合意形成を「促進」すること。

ふ ファシリテータ ⇒ C10-70-02 ファシリテータとは

ふ フェーズ phase プロジェクト全体を構成する各段階や工程を呼んだもの。ふ フェーズゲート PM フェーズの最後のレビューポイント。ここで、次フェーズに移って良

いかを評価する。例) C50-10-66 3M社のNTI,NPIプロセスでのRWWゲート

フェーズⅠ:業務改革構想書【190】、フェーズⅡ:プロセス改革企

画書【290】、フェーズⅢ:プロジェクト詳細計画の完成【380】、

フェーズⅣ:本稼働判定【499】、フェーズⅤ:業務パフォーマンス

報告【581】ふ G フェーズⅠ

戦略要素の構造化による業務改革構想フェーズ

Process reformconception phase bystructuring strategic

フェーズⅠとフェーズⅡでもって、JUASでいう「源流」を構成する。

別名称:「ビジネスモデリング」成果物:「業務改革施策」を含む「業務改革構想書」

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Page 10: BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに …process-design-eng.com/contents/library/img/03... · 2019. 12. 24. · BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集

BA用語集 2019/12/24ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。

区 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語GUTSY-4での定義  一般的用語と異なる場合だけふ G フェーズⅡ

プロセス上位設計によるプロセス改革企画フェーズ

Process reformprogram phase bydesigning upperprocesses

フェーズⅠとフェーズⅡでもって、JUASでいう「源流」を構成する。

別名称:「ビジネスプロセスモデリング(上位)」成果物:「プロセス改革要求」を含む「プロセス改革プログラム計画書」

ふ G フェーズⅢプロセス中位設計によるプロセス改革計画フェーズ

Process reform planphase by designingmiddle processes

フェーズⅠとフェーズⅡでもって、JUASでいう「超上流」に該当する。

別名称:「ビジネスプロセスモデリング(中位)」成果物:ITへのレベル4要求含む「プロセス改革プロジェクト計画書」

ふ G フェーズⅣプロセス下位設計によるプロセス改革実施フェーズ

Process reformexecution phase bydesigning lowerprocesses

ITではITシステムの詳細要求定義、システム分析、、概要設計以下のシステ

ム構築となる。GUTSY-4のフェーズⅤでは、様々な開発

別名称:「ビジネスプロセスモデリング(下位)」と「ソフトウェアモデリング」成果物:ITへのレベル5要求を含む「プロセス改革プロジェクト計画書(ベースライン)」、ソフトウェアモデリングによるソフトウェアモデル

ふ G フェーズⅤ業務システムの運用・活用フェーズ

業務システム(プロセス・ルール、組織・人、ITシステム)を運用・活用して、計画した戦略や業務改革、プロセス改革を実現するフェーズ。

ふ G プラットフォーム構成方針

プラットフォーム(IT資源)に関するITシステム化方針。これには、所有方式、処理方式、技術標準などを含む。

ふ フレームワーク 先人のナレッジが入ったMECE(だぶらず、もれず)な論理思考ツール。例)マーケティングの4P、8W2H

GUTSY-4には様々なフレームワークFWを利用した技法・ツールを

内蔵している。FWが一つだと、品質は1σ=68.26%。二つ組み合わ

せると、品質は2σ=95 46%に大きく向上する。ふ プログラム program 全体の目的を達成するため、これを複数のプロジェクトに分割し、そ

の関係や結合を最適化しようという活動。これには複数のプロジェクトを含む。

ふ G プログラム計画書 program plan プロセス改革要求を実現するために、複数のプロジェクト計画書を含むものがプログラム計画書。結果的に、プロセス改革ロードマップをより詳細化したものになる。

ふ プロジェクト PM project 3大特性のもとに目指す活動:①特定目的:特定テーマの問題解決、②有期性:一定の期間、③不確実性、即ちリスク

ふ プロジェクト教訓登録簿 lessons learned PMBOK⑥から登場、プロジェクト実施中に収集・登録。・発信者、連絡先情報・課題・問題、確認されたリスクと好機、詳細・教訓からの提案内容教訓を保管する場所を「教訓リポジトリ」という。

ふ プロジェクト憲章 project chater ビジネスニーズ、新しいプロダクト、要求事項を満たす所産などを文書化するプロセス。通常はプロジェクト外部でプロジェクト憲章が作成される(4.1)。

構成:①目的、②ビジネスニーズ、③ステークホルダのニーズ・期待、影響、④アウトプット、⑤アウトプットの特性、⑥成果物と要素成果物[M800-212A]、詳細は[M800-212B]

M800-212AGUTSY-4のプロジェクトライフサイクル

ふ プロジェクトチーム憲章 当該プロジェクトの価値観、合意、業務上のガイドラインを確立するための文書。内容は、チームの価値観、コミュニケーションのガイドライン、意思決定の基準とプロセス、コンフリクトの解決プロセス、会議のガイドライン、・チーム合意、行動規範など。

ふ G プロジェクト詳細計画書 detailed project plan プログラム計画書の中のプロジェクト計画書について、フェーズⅢにおいて、選定したITソリューションをベースとして詳細化したもの。

ふ プロジェクトマネジャー PM project manager プロジェクトの母体組織によって、任命された人で、チームを率いてプロジェクト目標を達成する責任を負う[PMBOK⑥]。

ふ プロジェクトログ PMBOKに出現するログには、以下の種類がある。・前提・制約条件ログ・課題ログ:タイプ、提起者・日、内容、優先順位、責任者、解決日 (4.3)・変更ログ:受付、承認or非承認(変更管理委員会)、実施 (4.3)

・ステークホルダ登録簿・リスク登録簿・プロジェクト教訓登録簿

ふ プロジェクトマネジメント情報システム

PM PMIS プロジェクトマネジメントのプロセスから産みだされるアウトプットを収集・統合・配布するためのツールと技法からなる情報システム。例) MS-Projectによる

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Page 11: BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに …process-design-eng.com/contents/library/img/03... · 2019. 12. 24. · BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集

BA用語集 2019/12/24ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。

区 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語GUTSY-4での定義  一般的用語と異なる場合だけふ プロジェクトライフサイ

クル(PLC)○ project life cycle 大規模プロジェクトを複数のフェーズに分割して、「投資と効果の見

積精度を段階的に向上させ、リスクを減少させる」というNASAの経

験則を説明したもの[参考:C90-01-01]。プロジェクト計画の段階的詳細化は、プロジェクトライフサイクルによって実現される。予測型では、構想、基本計画(企画)、実行計画(計画)、開発・導入、運用というプロジェクトフェーズに分割される

GUTSY-4のプロジェクトライフサイクルは、フェーズⅠ(構想)、フェーズⅡ(企画)、フェーズⅢ(計画)、フェーズⅣ(開発・導入)となる。フェーズⅠではフェーズⅡの、フェーズⅡではフェーズⅢの、フェーズⅢではフェーズⅣのプロジェクト憲章のベースを作成することになる[M800-212A]。

ふ プロジェクトライフサイクル(PLC)の種類

PM 以下の種類のライフサイクルがある。・予測型 上記・反復型 スパイラル型、ファーズⅣが繰り返される・漸進型 継続的に機能追加される、フェーズⅢ・Ⅳの繰返し・適応型 アジャイル型・ハイブリッド型 予測型+適応型

ふ プロセス processes プロセスは、①組織的に実施するpublicなもの、②個人的に実施する

individualなもの、2種類がある。①は、よくビジネスプロセスと呼

ばれる。②は、よくWBSと呼ばれる。

PMBOK記述での「プロセス」は②であるが、そこで参照する「組織のプロセス資産」は、多くは①を指しておりこの存在を前提としている

ビジネスプロセス

ふ G プロセス改革課題 レベル3プロセス分析において、レベル3プロセス上にマッピングされたレベル3業務課題のこと。この解決策を設計したものがプロセス改革要求となる。

レベル3業務課題

ふ G プロセス改革企画書 フェーズⅡのアウトプット。プロセス改革要求の実現について、目的、ロードマップ、プロセス改革後のレベル3ビジネスプロセス、概算レベル(精度±10~20%)の費用・効果、この実現のためのプログラム計画や個別プロジェクト計画を取りまとめたもの。

業務プロセス改革企画書

ふ G プロセス改革計画書 フェーズⅢのアウトプット。プロセス改革要求を反映したレベル4ビジネスプロセスについて、そのプロジェクト計画、詳細レベル(精度±5~10%)の費用・効果をしめしたもの。

業務プロセス改革計画書

ふ G プロセス改革区分 processreform category

プロセス改革をより具体化して明確に設計するための区分(レベル3プロセス設計で検討)。6つの改革区分:設備・プロダクト、組織、業務ルール、業務プロセス機能、人、情報とITシステム。

BABOKにおける「 ソリューションコンポーネント」に該当する。ふ G プロセス改革要求 process reform

requirementsフェーズⅡのアウトプット。レベル3プロセス分析によるプロセス改革課題について、レベル3プロセス設計において、その解決についてプロセス改革区分間の整合性が取れるように設計したもの。

業務プロセス改革要求

ふ G プロセス改革モデル process reform model フェーズⅡのアウトプット。ビジネスプロセスモデルのサブモデル。プロセス改革要求をレベル3プロセス単位に集約したもの。

ふ G プロセス改革ロードマップ

process reform roadmap

プロセス改革モデルの実現について、複数年にわたる段階的なプロセス改革のステージとして取りまとめたもの。

ふ G プロセス改善課題 レベル4プロセス改善課題の抽出において定義されたもの。 レベル4プロセス改善課題

ふ G プロセス改善区分 processimprovemenntcategory

プロセス改善をより具体化して明確に設計するための区分(レベル4プロセス設計で検討)。7つの改善区分:単一プロセス①業務ルール、②情報エンティティ、③プラクティス(業務ルールと情報エンティティの組み合わせ):複数プロセスにまたがる業務シナリオ単位、④プロセス管理(レベル5機能定義、意思決定の場、プロセス連

携)、⑤パフォーマンス管理(業務シナリオ単位の進捗等)、⑥ロール管理 ⑦業務定義

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Page 12: BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに …process-design-eng.com/contents/library/img/03... · 2019. 12. 24. · BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集

BA用語集 2019/12/24ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。

区 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語GUTSY-4での定義  一般的用語と異なる場合だけふ プロセス階層レベル ● process hierarchical

levelもともとはプロセス参照モデルのプロセス階層レベルのことであるが、ISO CIMモデルではこれを拡張してレベル0~7までを定義。プロセスにマッピングされる要求や課題は、階層レベルが上位なほど大きい。

GUTSY-4では、プロセス階層レベルをプロセス粒度として利用する。 ・レベル0 事業戦略 ・レベル1 経営機能別(戦略課題) ・レベル2 戦術(業務要求、業務課題) ・レベル3 ハイレベル(上位)プロセス(単にプロセスともいう)

・レベル4 ミドルレベル(中位)プロセス       (アクティビティともいう) ・レベル5 ローレベル(下位)プロセス(タスクともいう)

       IT系の場合は、トランザクション ・レベル6 アクションともいう       IT系の場合は、コンポーネント (各画面)

・レベル7 人の動作

階層レベル業務プロセス階層レベル

ふ G プロセス構成要素 ○ process components プロセスを定義するための要素、すなわちメタモデル。GUTSY-4では5種類:プロセス機能、インプット、アウトプット、コントロール、担当組織。・インプット1:プロセスへの指示となる情報エンティティ・インプット2:プロセスへの制約となるエンティティ(情報、プロダクト、リソース)・アウトプット1:プロセスの成果物となる情報エンティティ・アウトプット2:プロセスにて生成・消費したエンティティ(プロダクト、リソース)

業務プロセス構成要素

ふ プロセス参照モデル ○ process referencemodel

ビジネスプロセスを記述、分析、設計する際に参照するための標準的なモデル。サプライチェーンに関してはSCORとESCORTがある。プロセス参照モデルは、・ビジネスプロセスに関する世界のナレッジを集めたもの・ビジネスプロセスの共通的なプロセス機能、インプットやアウトプット、業務ルールなどを階層的に定義したもの・ビジネスプロセスの調査や分析をする際に、仮説や「鏡」として利用

業務プロセス参照モデル

ふ G プロセス詳細記述書 プロセスの機能について、定められたプロセス構成要素に沿って詳細に記述したもの。

ふ プロセスフロー business process flow ビジネスプロセスモデル(業務プロセス)の順序関係をフロー図でしめしたもの。プロセス図ともいう。階層レベル別のビジネスプロセスモデルに対応したプロセスフローが作成される。しかし、個々の業務プロセスの機能を記述したものではない。

業務プロセスフロープロセス図

ふ プロセス粒度 process granularity →プロセス階層レベル プロセス階層レベル

ふ 分析 何が根本的なCSFや原因であるかを特定すること。「分析」のために作成するモデルを分析モデルという。

へ ベースライン baseline 基準線、プロジェクト管理でよく使用される。承認済みのものであり、この変更は正式な変更管理手続きを必要とする。スコープベースライン、スケジュールベースライン、コストベースラインなど。

ほ ボトムアップアプローチ ○ bottom-up approach 下位階層の課題を発見、それを設計、改善することで、上位の目的や機能を達成しようという手法のこと。下位レベルの改善に留まりがちとなる。

ま マイルストーン Milestone 物事の進捗を管理するために途中で設ける節目として、「大きな節目」「経過点」「中間目標点」など。

み 見積精度 GUTSY-4では、プロセス分析・設計からの見積精度について、そのプロセス階層レベルに応じて以下のように定める。・フェーズⅠ:超概算レベル・フェーズⅡ:概算レベル・フェーズⅢ:詳細レベル・フェーズⅣ:ベースライン

め メタモデル ○ meta-model メタモデルとは、『モデルを記述するモデル』、『モデル構成要素』、『モデルを規定するためのモデル』。たとえば、ビジネスプロセスモデルに対するメタモデルはプロセス構成要素となる。メタモデルが不足すると記述されたモデルが不十分なものになってしまう。

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Page 13: BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに …process-design-eng.com/contents/library/img/03... · 2019. 12. 24. · BA用語集 2019/12/24 ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集

BA用語集 2019/12/24ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。

区 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語GUTSY-4での定義  一般的用語と異なる場合だけも モデリング ○ modeling 対象をメタモデルに沿って記述すること。たとえば、ビジネスモデリ

ング、ビジネスプロセスモデリング、IT要求モデリング、データモデリング。現状の調査・記述、分析、設計というステップがある。ただし、現状プロセスを調査・記述するだけの場合でも、ビジネスプロセスモデリングという場合があるので、注意されたい。

定義

も モデル ● model モデルとは対象を抽象化して表現したもの。対象の種類によって、ビジネスプロセスモデル(業務プロセス)、要求モデル、ソフトウェア要求仕様モデル、データモデルなどがある。また、目的によって、記述モデル、分析モデル、設計モデル、合意形成モデルなどがある。

も 問題 ○ それによる悪影響が現在に顕在化しているところのテーマ。悪影響がまだ顕在化していないものは課題という。

課題

ゆ ユーザ ○ user ITシステムを利用する業務担当者とマネジメント層。ユーザは、情報参照ユーザやパワーユーザなどの複数のユーザクラスに分類される。ユーザ要求定義はこのユーザクラスごとに行う。

ユーザー

ゆ ユーザクラス ITシステムのユーザーを使用目的や頻度でグループ化したもの。ユー

ザークラスによって、ITへのユーザ要求は異なってくる。

ユーザークラス

ゆ ユーザ要求 ○ user requirements forIT

利用者が実際にITを利用して行う必要がある業務機能のこと。 ITユーザ要求

ITへのユーザ要求ゆ ユーザ要求(概要) ● ITシステム調達のための「粗過ぎず、細か過ぎない」要求モデルのこ

と。これをRFPに記載してITベンダーからの詳細レベル(精度±5~10%)の見積りを得る

GUTSY-4では、フェーズⅢにおいて、レベル4ビジネスプロセス(アクティビティ)から定義する。

概要レベルのIT要求モデル

ゆ ユーザ要求(詳細) ● ITシステム導入のための「ある程度、詳細な」要求モデルのこと。こ

れより、IT導入実行計画書のためのベースライン見積り(精度±5%以

下)を得る

GUTSY-4では、フェーズⅣにおいて、概要レベルのIT要求モデル、またはレベル5ビジネスプロセス(タスク)から定義する。

詳細レベルのIT要求モデル

ゆ ユーザー要求の引き出し 要求工学では、要求はヒアリングでなく、質問や観察によって引き出すという立場を取る。

ITへのユーザー要求の引き出し

ゆ ユーザ要求の優先順位 priority of userrequirements

全てのユーザ要求について、たとえばビジネス要求との関連度など、一定の評価基準によって優先順位を付ける。この優先順位(含む優先順位付けルール)によって、ユーザ要求のスコープコントロールが可能になる。

よ G 要員能力開発計画 組織改革計画に基づいて、人の職務能力や技術・技能の向上のための教育・訓練を具体的に計画したもの。

よ 要求アナリスト requirements analyst 要求工学において、ユーザーでない第3者として、要求定義プラクティスを担当する者。

よ 要求工学 RequirementsEngineering

ITへの要求について、科学的に定義するためのプロセス。要求開発(要求定義プラクティス)と要求管理から構成される。

よ G 要求定義書 requirementsdefinition documents

定義したIT要求、ビジネス要求やユーザー要求、機能要求や非機能要求だけでなく、要求の発生源、要求の優先順位や受入適合基準などを整理、記述したもの。・レベル4:最初に定義される要求定義書。・レベル5:レベル4要求定義書を構造化したもの。

IT要求定義書

よ 要求定義プラクティス 要求工学では、ユーザの代表者から要求を引き出して、そして分析、仕様作成、妥当性確認というフェーズによって要求定義を行う。

よ 要素分解 decomposition 対象を構成している要素を分解していく作業のこと。プロジェクトWBSでは、各要素成果物をそれを構成する要素に分解していく。

GUTSY-4が利用している要素分解技法①プロセス機能:プロセス参照モデル(レベル1から4へ)②業務イベント分解:業務イベント法(レベル4から5へ)③IT要求:Why(目的)-What(IT要求)-How(IT要求仕様)

よ 予測型LC 〇 Predictive Life Cycle プロジェクトスコープ、タイム、コストを早期に決定できる。例. ウォーターフォールによる直線的開発

り リポジトリ repository 仕様・デザイン・ソースコード・テスト情報・インシデント情報など、ITシステムの開発プロジェクトに関連するデータの一元的な貯蔵庫を意味する。

れ G レベル2プロセスモデル 階層レベル2で記述されたビジネスプロセスモデルの最上位のサブモデル。これは複数のレベル3ビジネスプロセスを包含する。

業務改革実現モデル

れ G レベル3プロセスモデル 階層レベル3で記述されたビジネスプロセスモデルのサブモデル。これは複数のレベル4ビジネスプロセスモデル包含する。

プロセス改革モデル

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BA用語集 2019/12/24ビジネスアナリシス・GUTSY-4用語集 ここに無い場合、「業務用語集」を参照のこと。

区 用語 W (英語/日本語では) 一般用語定義 BABOK、PMBOK他 同義語GUTSY-4での定義  一般的用語と異なる場合だけれ G レベル4プロセスモデル 階層レベル4で記述されたビジネスプロセスモデルのサブモデル。こ

れは複数のレベル5ビジネスプロセスモデルを包含する。プロセス改善モデル

れ G レベル5プロセスモデル 階層レベル5で記述されたビジネスプロセスモデルのサブモデル。 プロセス実行モデル

れ G レベル4IT要求 level-4 ITrequirements

階層化しているWBSの最下層の具体的な作業工程のこと。WPでは

・最終的なインプットやアウトプットを明確化

・これに必要な工数や日程スケジュールが割り当てられ、プロジェク

トの作業の枠組みが形作られる。

WPの実施が近づくと、ローリングウェーブ計画法によってアクティ

ビティに分解される。

・これに必要な中間的なアウトプットとその作成を明確化

・これらを作成する全ての作業を明確化

レベル4プロセスに構造化されたビジネス要求、および引き出したユーザ要求を合わせたもの。これがIT要求(概要レベル)となる。

概要レベルITユーザ要求

れ G レベル5IT要求 level-5 ITrequirements

レベル4IT要求をレベル5プロセス上のITへの要求に構造化したも

の。これがIT要求(詳細レベル)となる。

詳細レベルITユーザ要求

ろ ローリングウェーブ計画法 反復計画法の一つの段階的詳細化の一つの形態。早期に完了しなければならない作業は詳細に、将来の作業はより粗く計画する。

段階的詳細化

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