Aras PLM Software
Transcript of Aras PLM Software
An Aras Community Case Study
グローバルな設計コラボレーション
を、急ピッチで進めることができま
した。
株式会社ジャムコ
技術本部技術業務計画グループ 課長
桜井 浩 氏
Jamco、製品設計の一元化とマルチ CAD環境におけるコラボレーションのために
Aras を選択
東京に本社を置き、1955年に設立した株式会社ジャムコ(以下、ジャムコ)は、航空機内
装品やその他の備品を製造する世界的なリーディングカンパニーです。長年に亘って、ギャレーやラ
バトリーから、航空機シートやシートコンソール、航空機用炭素繊維構造部材まで複雑さを増しな
がら製品の領域を広げ成長させてきました。加えて、機体、客室、装備品などのメンテナンス、修
理、改造といったあらゆるサービスを展開しています。
詳細は同社のウェブサイトをご覧ください。https://www.jamco.co.jp
グローバルの製品設計を統一させる必要性
提供する製品が多様化するとともに、社内の様々なエンジニア設計チームは
何年にもおよび複数の CAD ツールを採用してきました。そして、CATIA V5、
NX、Brics CAD、Solid Works の強みを適切に活用することで業界の製品
のイノベーションを先導してきました。
しかしツール毎に運用ルールやデータベースが存在し、ジャムコには CAD デー
タを管理しそのまわりのデータとコラボレーションをさせる共通の方法もありません
でした。「海外への拡大やグローバルでの運用を可能にするためには、全設計
情報との統一が必要でした。」と技術本部技術業務計画グループの課長であ
る桜井浩氏は述べています。
ジャムコ
Arasでグローバル・プロダクト・デザインの効率化を実現
Aras Innovator活用のメリット:
マルチ CAD環境での、グローバルで統一された製
品設計
ワークフロー下流の技術系でないユーザーへの単一
の BOM提供
新製品への取り組みに既存の設計データを流用す
る時間の短縮化
An Aras Community Case Study 020118
「それはつまり、定められたプロセスやワークフローを介して誰も
がアクセスできる CAD 情報の単一の共有データベースの構築
を意味していました。」
しかし残念ながら、ジャムコが使用するふたつの異なる PDM
システム─ Enovia Matrix と自社開発の PDM ─は、デー
タのシェアやワークフローで一緒に使うことができないので、その
ような一元的なコラボレーションは不可能でした。「私たちは、
異なる CAD ツールのデータをそれぞれ異なる方法で管理して
いました。」桜井氏はこう語ります。
「CAD データを流用するときは常に、既存データや以前の設
計ナレッジを新しいプロジェクトとして別のデータベースに新たに
登録するという、時間のかかる面倒なプロセスを踏まなければ
なりませんでした。」
ふたつの PDM システムを利用することによるさらなる問題は、
ジャムコの設計者が、必要とする様々な部門と BOM を共有
できないことでした。それによって、流用設計の幅が狭まり、同
じ物を再度設計するなどの弊害も出ていました。
桜井氏のリーダーシップにより技術本部はそのふたつの PDM
システムを、海外も含め複数のジャムコの拠点にまたがって、プ
ラットフォームに依存せずデータをシェアできる、より新しくフレキ
シブルでオープンなアーキテクチャのシステムにリプレースすること
を決めました。
Aras Innovator という選択
桜井氏をはじめとしてジャムコは、彼らの PDM システムに代
わる先進的なシステムを探しました。そして、オープンなアーキテ
クチャこそが、コラボレーションという自分たちのニーズを最も満た
すことができると即座に意思を固めました。そのシステムに必要
な要件として、以下のコア機能を挙げました。
1. マルチ CAD環境に柔軟に対応できること
2. CAD だけでなく、技術関連のデータをすべて統合管理
できること
3. 複数かつグローバルの拠点間で使用できること
4. Web ベースで動き、技術系でない人々も利用できる
システムにできること
Aras Innovatorの即効性 わずか 10 カ月でジャムコは Aras Innovator を導入し、
アメリカの子会社や 3 カ所の日本拠点の製品設計にかかわ
る人をひとつにまとめました。各部門が様々なシステムから
CAD データを移行させると、部品、文書、ファイル、設計変
更指示や各製品の設計履歴に関連する情報を含む数百
万もの CAD データを統合できる Aras の柔軟なアーキテク
チャを活用できるようになりました。
「グローバルな設計コラボレーションを急ピッチで進めることが
できました」と桜井氏は述べました。
今日、ジャムコには 700名を超える Aras Innovator
のユーザーがいます。以前よりもかなり速いスピードで革新的
かつ新しい設計を市場に展開するため、日本とアメリカで何
百万もの製品部品をコラボレートさせています。
CAD: CATIA V5、NX、Brics、 Solid Works
ERP: Infor LN / BAAN
カスタマイズされたプロセス: BOM管理、文書管理
管理するコンテンツ: 100万点以上の製品データ
部署: 技術、資材
‘‘
Aras Innovatorがあれば私たちは、すべ
てをワークフローやプロセスにのせることがで
きます。
株式会社ジャムコ
技術本部技術業務計画グループ 課長
桜井 浩 氏
An Aras Community Case Study 020118
300 Brickstone Square Andover, MA 01810
USA [978] 691-8900 Phone
[978] 794-9826 Fax [email protected] www.aras.com
Aras について
Arasは、複雑な製品・プロセス構造に悩むグローバル企業
にベストなプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソフト
ウェアを提供しています。高い拡張性、柔軟性、アップグレード
性を備えたそのレジリエント(しなやか)なプラットフォーム技術
は世界の大手企業に採用されています。
PLM の設計手段を再考することにより、Arasは Business
of Engineering(ものづくりのビジネス全体を最適化)を中
心とした根本的に異なるアプローチをとっています。Aras のソリュ
ーションは、グローバルな製品開発、システムズエンジニアリング、
複数拠点での製造、サプライチェーン、品質管理、などのプロセ
スをサポートします。
Airbus、Boeing、GE、日立、川崎重工業、Magna、マイ
クロソフト、モトローラ、ゼロックス、アメリカ陸軍など、世界中で
多数の顧客が Aras を採用しています。
© 2017 Aras Corporation. All rights reserved. This case study is for informational purposes only. Aras and Aras Innovator are either registered trademarks or trademarks of Aras Corporation in the United States and/or other countries. The names of actual companies and products mentioned herein may be the trademarks of their respective owners.
Arasで実現する、継続的な製品開発改善 ジャムコの技術業務計画グループはすでに Aras
Innovator を広い範囲で利用し始めています。桜井氏は、
「Aras Innovator があれば私たちは、すべてをワークフローや
プロセスにのせることができます。」と述べています。
つまり、ジャムコにとって重要な新しい製品設計についても、
各チームはグローバル規模でその業務プロセスを Aras PLM プ
ラットフォームに組み込むことができると確信しています。