AIDコミュニケーションクラス#03 (2013年7月22日)

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AIDコミュニケーションクラス

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第2回 7/8(月)

第3回 7/22(月)

ALSの《モノ・コト・ハコ・ヒト》の設計図について学ぶ

ヘルスケアビジネスの専門家が、ALSを事例に行政の動きなどを解説しながら、

ヘルスコミュニケーションの設計図を描く。 講師:西根英一

世界で世の中を変えたクリエイティブ事例の紹介

世の中を変えるまでのインパクトを持ったクリエイティブの事例を、各国から収集し、紹介する。

第4回 7/29(月) 世界を変えている事例「ブラインドサッカー」

目の不自由な人との社会の関わり方を変えたアイデアであるブラインドサッカー。

その成り立ちや、問題点を深く知ることで、障がいを持つ人に、

社会がどのようにアプローチしてきたかを学ぶ。講師:井口健司

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「失う」

ドイツのアルツハイマー認知拡大キャンペーン

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アイデア

思い出や友人・家族まで忘れてしまう「アルツハイマー」。

その病気の現実を分かってもらうために、

「思い出や友人・家族」が集まるFacebookタイムライン上の

情報全てが突然消えてしまう疑似体験キャンペーン。

「FACEBOOKでアルツハイマーになる」

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http://www.youtube.com/watch?v=g0cqxNwRkQY

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2012年9月21日、フェイスブック上である出来事が起こりました。

ユーザーが自分のページにログインすると、タイムラインが消えていたのです。 友達のページを見ても、 同じくタイムラインが消えていました。

サイトのシステム障害? それとも検閲?

いいえ、「世界アルツハイマーデー」の 一大キャンペーンの一環として、 ユーザーが自分のタイムラインを 失ったのです。

参加者に寄付用のアプリをダウンロードしてもらうため、ベルギーの有名女優の協力を得てバイラル・ビデオが制作されました。

その結果、たったの3日間で100万、 +65万人、+20.5万人と大勢の人々にリーチ。

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多数のユーザーが、記憶をなくすこの病の認知を広めるために、自分のタイムラインが消える体験に参加し、寄付を寄せました。

そして、家族や友達、会話等の記憶を一日消し去ることにより、アルツハイマーで苦しむ人々の日々の辛さを分かち合ったのです。

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「待つ」

ドイツの臓器ドナー登録促進キャンペーン

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アイデア

我々が日常生活の中で最も何かを「待つ」場所は駅のホーム。

「駅のホーム」に7年間も臓器移植を待っている人が立つキャンペーン。

「駅のホーム」

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http://www.youtube.com/watch?v=uxD9PMsXDWE

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待ち続けている。7年も。 人は待たされることを嫌う。特に駅で電車の到着を待つことを好きな人などいない。

臓器提供を待ち続ける人間にとって、

「待つ」ということがどれだけつらいことかを人々に実感してもらうには、駅は絶好の場ではないかと。

マイケル・スタッフ(27才)。生き永らえるための腎臓の提供を待ち続けてもう7年になる。

男性:「どこが悪いの?」 マイケル:「僕、腎臓がないんです。」

マイケル: 「待ち続けて、もう7年になるんです。」 女性:「なんてこと!」

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マイケルの話に、心打たれない人など いなかった。

バイラルドキュメンタリーフィルムを通じ、彼は一躍有名に。 ソーシャルメディア上で、マイケルは論議の中心に。

表示: 「もっと長い間待っている人がいる。 ドナーからの臓器提供を待つ人が。」

ドイツには、マイケルのように臓器提供を待ち続ける人が1万2千人もいる。

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オンラインPRが功を奏し、多くのテレビ番組が彼の話を取り上げた。

6週間にわたるキャンペーンで、 ウェブサイトへの訪問者数は33%増加。

しかし、何よりも重要なのは、1万6千枚も

の臓器提供者カードやアプリがダウンロードされたこと。

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「転ぶ」

アイアンマン・トライアスロン大会に

生まれたとある伝統

ALS認知拡大

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アイデア

トライアスロン選手のジョン。ALSを宣告された彼が選んだALSとの闘い方は、

レースに出場して、完走すること。一番過酷だと言われる「Ironman Kailua-Kona」を

ALS患者としては初めて完走した彼はフィニッシュラインを「転んで」通過した。

そして、それは大きなムーブメントとなった。

「ALS患者に捧げるゴール」

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非常に健康に見える「ジョン」。実は実質上の死刑宣告を受けています。ALSは既

に彼の手を不自由にしてますが、彼の努力は絶えません。

ジョン:“私は挑戦者なんです。常に障害を乗り越える。私はただそれをやる続けているだけです。”

ALSという死刑宣告を受けてから5か月後、ジョンは彼の初めてとなる、17時間強の

アイアンマン・トライアスロン大会に挑みました。

ジョン:“恐怖と向き合って、夢を生きる。 全てに対して、それは全てのチャンスとして 受け入れる。近づいて下さい。 何があっても全部撮影して下さい。”

365日後、ジョンは同じハワイのアイアンマン大会に戻ってきました。1年という時間の間に、ALSがどれだけ進むのかを見せるためでした。

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彼は今、車いすに座って、確かな死と 向き合っているところです。

ジョン:“私がこの大会に戻ってきた理由は、ALSに

終止符をつけるためです。まだたくさんの人が知っているわけではないALSという病気がどれだ

け残酷なのか。去年完走した私が今年は車いすに乗っていて、来年にはどこにもいないかも知れないという事実を伝えるためです。”

大会の参加者ブライアンは、ジョンのムーブメントに賛同し、何か手伝えないかとジョンとジョンのお父さんに尋ねました。

するとジョンのお父さんは、我々は100万ドルの寄付をお願いしているわけではない。ALSの認知が

必要で、この話を広めることに手伝ってほしいと言ってきたのです。

(ジョンに捧げるゴールでのマネは)ムーブメントになりつつあります。

ジョン:“人生にリハーサルなんてないんです。全てをやり切るしかない。ALSとの闘いにおい

て私にやり残したことはもうないかと思います。”

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「ベッド」 誰にでもできるDIYアイデア#2。

AIDコミュニケーション

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アイデア

外に出て、普通の12歳の少年のようにスケボーもバスケもやりたいけど、筋萎縮症のためにやりたいことができない少年ルカ。

しかし、想像力豊かな彼が自ら出したアイデアは、カメラの「アングル」を変えることだけで、現実を越える表現と作品になった。

「IMPOSSIBLE IS NOTHING」

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http://mate.1x.com/gallery/144270

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“想像の力を借りることによって、 ルカは、自分の障害のことを忘れることができるのです。” -精神病医、写真家 Matej Peljhan

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「ピンク!?」 NFLだから目立つ「ピンクリボン」の取り入れ方

“A Crucial Catch”

乳がんの認知&検査促進キャンペーン

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アイデア

毎年10月と指定されている 「乳がん月間」。ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は、乳がんの認知&検査促進のシンボル「ピンク色」を使って毎年10月キャンペーンを 実施しています。

選手も、コーチも、審判も、観客も、有名スポーツブランドもピンクに染まる。老若男女問わず物凄い視聴率を誇るスポーツだからこそできること。

http://www.nfl.com/pink

「ピンク・アメフト」

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「死」

オランダのALS認知拡大キャンペーン

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アイデア

誰にでもいきなり訪れる病気ALS。しかし、ALSの認知はまだ低く、 治療法への研究もなかなか進まないのが現実。 一日も早く治療法を見つけることを、 「実際の患者さん」たちが自分の言葉で伝えてくれました。

「I am already dead.」

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http://www.youtube.com/watch?v=lJgoByPlk9Q

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「ALS」や「ルー・ゲーリッグ病」の名で

知られる筋萎縮性側索硬化症は、全身の筋肉が徐々に機能停止していく病気です。現在、原因は不明で、治療法もありません。

患者は、発病後平均3年で死亡します。皮肉なことに、製薬業界がこの病気に研究費をかけないのもそのためです。オランダALS財団の理事を務めるこの男性も患者の一人です。

2年前、彼はある秘密のプロジェクトに参加しました。家族や友人たちに見守られながら、他8人の患者と共にALSの啓蒙キャンペーンに参加したのです。

今日のニュースです。不治の病であるALSの啓蒙キャンペーンがスタート

しました。すでに命を失った患者を起用するという衝撃的な内容のものです。

「この病に苦しむ全ての人のためにALS財

団を支援してください。私のためではありません。私は、もうこの世にはいないので」同日の夜、オランダ最大のトーク番組でもメインテーマとして取り上げられました。

「この鮮烈なキャンペーンに今週お父様が出演する訳ですが、参加するにあたって、もちろん家族で話し合いはありましたよね?」

「はい。でも、父が強く希望したので、反対はありませんでした」

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その後、キャンペーンは、起用された患者とその家族と共に、更に多くのテレビや主要紙に取り上げられ、広告予算がなかったにも関わらず、屋外ポスターやインターネット、テレビやラジオ…

「私のためではありません。私は、もうこの世にはいないので」

…バナーやソーシャルメディア、プリン

ト等、様々なメディアに露出されました。その結果、3カ月後には、募金が500%アップ。キャンペーンが続く限り、更に多くの献金が期待されます。

ALS患者のユープ・コッベンは、2011年11月14日に亡くなりました。その2週間後に、彼の出演する広告がSPS全国ニュースで初披露されました。「私はオランダ、ルールモント出身のユープ・コッベンです。2009年9月1日にALSと診断されました。 それはまさに死刑宣告。全身の筋肉が徐々に機能停止するこの病の原因は未だ解明されていません。オランダALS財団を通じて、この容赦ない病との戦いを支援してください。私のためではありません。私は、もうこの世にはいないので」

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「Film」 ALS患者が、自らを題材にインディ映画を制作

ALS認知キャンペーン

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アイデア

実質上「死刑宣告」であるALS。

ALS宣告されたベンは、自らを題材にして映画を作りました。この映画の完成

を望む人立ちによるファンドも自発的に立ち上がりました。

映画全編:http://www.youtube.com/watch?v=v5R5v91k8TQ

「INDESTRUCTIBLE(不滅)」

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http://www.youtube.com/watch?v=y5FHdZNvFYw

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インフルエンザの治療法は多数あるのに、ALSの治療法は未だ確立されていないという今の現状。

ALS患者のベン・バイヤーは、自らの病気を題材としてドキュメンタリー映画を製作しました。 ベン:“僕はALS患者。医師からは余命5年と宣告されている。”

インタビュアー:“今、やりたいこと? 君みたいに歩きたいよ。”

医者:“この手法は、ALSを治すことはでき

ませんが、寿命を延ばすことはできると我々は考えます。”

“人生は、様々な変化と冒険に満ちているのです。”

字幕:「そこで僕はドキュメンタリー映画を作ろうと思った」 あえて“INDESTRUCTIBLE(不滅)”という題

名がつけられたこの映画は、様々な実験的治療法を試しながら、ALSと闘うベンの姿が描かれています。

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ベンのお母さん:“息子の姿を見てどうのということはありません。とってもいい顔をしていると思います。ただ、先が見えないことが怖いだけなんです。”

ベン:“4人の医者に、あと2~5年生きる確率が90%と言われたら、一日一日が大切に感じるよ。”

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「40セント」

アフリカのエイズ患者サポートプログラム

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アイデア

今では「付き合って生きていける」病気になっているエイズ。 一日40セントの費用で薬が買えて生きつづけることができます。 アフリカのエイズ患者にその費用を調達するために、日常生活の中で行う 「消費」からその費用を生み出すブランディング活動。

(RED)

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http://www.youtube.com/watch?v=us8_tyLG0hg

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10年余り前のアフリカでは、HIVと診断

されることは死の宣告を受けるのと同じことだった。患者が生き続けるための薬は先進諸国にはあったが、アフリカの人々にまで行き渡っていなかった。

(RED)は、2006年にU2のボノと、国際NGOであるDATAのボビー・シュライ

バーが、アフリカのエイズ・プログラムと世界基金の支援のために立ち上げた仕組み。

消費者が、パートナー企業から(RED)ブ

ランドの商品を購入すると、収益の一部が世界基金に寄付される。諸経費はひかれず全額アフリカのエイズ・プログラム支援に充てられる。

アフリカのHIV患者が生き延びるのに必要なのは、1日たった2錠の薬。1日わずか40セント。

(RED)ブランドの商品を購入するということは、 誰かを死の淵から救い出し、元気を 取り戻させるための貢献ができるということ。

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HIVをもって生まれた生後数か月の女

の子。衰弱が進みそのまま死んでしまうと思われた。幸い、薬を手に入れることができ、90日後には健康で元気いっぱいに。

ガーナの医師: “HIVは、以前言われていた「死の宣

告」ではなく、治療可能で一生付き合っていける「慢性疾患」になった。”

実は、今、重要な局面にさしかかっている。同じ薬に、HIVを持つ妊婦がお

なかの赤ちゃんにウィルス感染を防ぐ効果があることが分かったからだ。

二児の母:

“二人目は男の子で、名前はMoeketsi。自宅ではなく、病院で出産しました。彼は、健康、HIV陰性です。”

母になる女性への薬の提供を続けることにより、いずれ初めてエイズのない世代が生まれるかもしれない。そしてそれがエイズ撲滅の始まりである。

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http://www.youtube.com/watch?v=gKrtG724Cek

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「40セントで僕は卵を買った」 「私はガム」 「俺はヘアネット」

「おもちゃの笛」 「キャンディーのネックレス」 「オレンジ」

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「バンドエイド」 「私はこれ」 「このイケてる帽子」

「歌を半分」 「追加マヨネーズ」 「切手」

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「ヘリウム」 「ちょっとしたジュエリー」 「フライドポテト」

「風船の犬」 「柔軟剤」 「カクテルのチェリーだけ」

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「つけヒゲ」 「15分間の駐車。駐車違反の切符つき」 「口紅」

「HIV患者に必要な薬は、一日分たったの40セントで買うことができます」

「たかが40セント。それでも思っていた以上のものが買える」

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「クラウドソーシング」

シンガポールのスマホアプリ

視覚障害者支援

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アイデア

参加へのハードルを低くし、多くの人からのボランティア活動を寄せる。 その「クラウドソーシングの力」で問題解決を行うアプローチから最近注目を 集めている「マイクロボランティア」。 スマホアプリで、視覚障がい者とマイクロボランティアを繋ぐ。

「第三の目」

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シンガポールには、現在740万人のモバイルユーザーがいます。

そのうちの100人に1人だけでも、一日の数秒を人のために使ったら…

クラウドソーシングで、1日200時間のボランティア活動が行えます。

クラウドソーシングを活用して、視覚障害者に“目”を提供する、“THIRD EYE(第三の目)”という名のモバイルアプリ。

このアプリは、一人一人の負担がとても軽い「マイクロボランティア」という形でボランティアを視覚障害者とつなぎます。

まず、スマホを使って写真を撮ってもらいます。

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このアプリでは、視覚障害者がiPhone

やアンドロイド携帯を使って簡単に写真が撮れるようになっています。

撮影された写真はリアルタイムでボランティアたちにシェアされます。

ボランティアは、写真に何が写っているかを自分の言葉で短く表現します。どこからでも、写真を見て説明を送ることができます。

「目の前に小川が見える」 「左側に赤いチューリップが咲いている」

「そばに準備運動をしているランナーたちがいる」

様々なボランティアから届いた返信は、アプリの読み上げ機能で音声として伝えられます。現在、写真がシェアされてから20秒後に、平均3.7通の返信が届いています。

「これは、人の人生を変えられるアプリ。人の目を開くだけでなく、心も開くことができる」 ---シンガポール視覚障害者協会、マイケル・タン

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誰にでもできるDIYアイデア。

車いすの子供たちの社会参加

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「車いす姿」が恥ずかしくて外に出たくない、

人に会いたくないと思う子供たちのためにご両親たちが

やってあげた小さな、でも、ものすごくパワフルなアイデア。

子供たちだけではなくて、彼らのまわりの全ての人の接し方も

変えて近づきやすくすることができた。

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第3回 7/22(月) 世界で世の中を変えたクリエイティブ事例の紹介

世の中を変えるまでのインパクトを持ったクリエイティブの事例を、各国から収集し、紹介する。

第4回 7/29(月) 世界を変えている事例「ブラインドサッカー」

目の不自由な人との社会の関わり方を変えたアイデアであるブラインドサッカー。

その成り立ちや、問題点を深く知ることで、障がいを持つ人に、

社会がどのようにアプローチしてきたかを学ぶ。講師:井口健司

第5回 8/5(月) ALSを世の中に伝えよう

課題の発表。

「ALSをコミュニケーション力で世の中に広めるためのアイデアとは?」。

また、プレゼンテーションの方法を紹介する。