Aさん(89歳)・女性 転倒の多いご入居者様の事故原因の究明 … ·...
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転倒の多いご入居者様の事故原因の究明転倒の多いご入居者様の事故原因の究明~Aさんの転倒が減りました!!~~Aさんの転倒が減りました!!~
社会福祉法人 駿河厚生会 ケアハウス岡宮グリーンヒル 介護員 土屋 絵莉香
Aさん(89歳)・女性
軽度の認知症
心疾患あり
歩けないのに、歩けると思い1人で歩いてしまう
車椅子のブレーキ操作がわからない
コールボタンを押すように声かけの徹底
☆声かけをすることで、ご本人の注意力を喚起することができる。
車椅子のブレーキ操作の確認
☆夜間を中心に巡視ごとに車椅子のブレーキがかかっているか確認し、1人で移乗しても事故にならないようにする。
しかし、『もしかしたら歩けるかもしれない』という思いが強くなり、しかし、『もしかしたら歩けるかもしれない』という思いが強くなり、車椅子を使用せず、歩いてしまうことが続いてしまう。車椅子を使用せず、歩いてしまうことが続いてしまう。
体調の変化で立ち上がりが困難な日が多くなる
L字バー設置の検討機能訓練の実施
☆体調の良い日には、立ち上がり訓練・歩行訓練をし、下肢筋力の強化をする。
そこで・・・
☆立ち上がり動作がしやすくなり、車椅子への移乗がスムーズにできるようになる
☆コールマットを使用し、1人で歩いてしまう前に対応ができるようになる
夜間のみコールマットを使用
L字バーの代わりに『たちあっぷ』を設置
コールマットを外し、転倒予防マットになるコールマットを外し、転倒予防マットになる
約1カ月半、様々な防止策を実施し、
下肢筋力が回復
車椅子への移乗が失敗することなくできるようになる
自分でやろうという意欲が出てくる
毎日、排便が少しずつでもあるように、排便コントロール毎日、排便が少しずつでもあるように、排便コントロールをしたところ、体調低下の状態が減り、事故のリスクも低をしたところ、体調低下の状態が減り、事故のリスクも低下した。下した。
根本的な事故原因を究明!!
定期的な排便がなく、いっぺんに排便をすると、血圧が下がり、体調が悪くなり、下肢にも力が入らなくなり、事故のリスクが高くなってしまう。
今回の取り組みを通して今回の取り組みを通して
Aさんの意欲を引き出すことで、事故のリスク低下に繋げることができた。
排便コントロールをするという根本的な原因を究明することができた。
今後の課題 今後の課題
以前と比べ、車椅子を自走することが多くなり、ブレーキのかけ忘れなど、依然として転倒のリスクがある。
現在も継続使用中の転倒防止マットを外せるように取り組んでいきたい。
ご清聴ありがとうございました。