8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド -...

44
このドキュメントについて このドキュメントは、アジレント・テクノロジー ウェブサイトによって、お客様に製品のサポ ートをご提供するために公開しております。印刷が判読し難い箇所または古い情報が含 まれている場合がございますが、ご容赦いただけますようお願いいたします。 今後、新しいコピーが入手できた場合には、アジレント・テクノロジー ウェブサイトに追加 して参ります。 本製品のサポートについて この製品は、既に販売終了またはサポート終了とさせていただいている製品です。弊社 サービスセンターでは、この製品の校正は実施できる可能性があります(修理部品が不 要な場合など)が、その他のサポートはご提供いたしかねます。誠に恐縮ではございま すが、ご理解願います。 なお、この製品に関するその他の情報や、代替製品情報などは、弊社 電子計測 ウェブ サイト http://www.agilent.co.jp/find/tm にて、できるだけご提供しておりますので、ご利用 ください。 訂正のお願い 本文中に「HP」または「YHP」とある語句を、「Agilent」と読み替えてください。 また、「横河・ヒューレット・パッカード株式会社」、「日本ヒューレット・パッカード株式会 社」とある語句は、それぞれ、「アジレント・テクノロジー株式会社」と読み替えてください。 ヒューレット・パッカード社の電子計測、自動計測、半導体製品、ライフライフサイエンス のビジネス部門は、1999年11月に分離独立してアジレント・テクノロジー社となりました。 社名変更に伴うお客様の混乱を避けるため、製品番号の前に付されたブランドのみ HPからAgilent へと変更しております。 (例:旧製品名 HP 8648は、現在 Agilent 8648として販売いたしております。) sa

Transcript of 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド -...

Page 1: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

このドキュメントについて このドキュメントは、アジレント・テクノロジー ウェブサイトによって、お客様に製品のサポ

ートをご提供するために公開しております。印刷が判読し難い箇所または古い情報が含

まれている場合がございますが、ご容赦いただけますようお願いいたします。 今後、新しいコピーが入手できた場合には、アジレント・テクノロジー ウェブサイトに追加

して参ります。

本製品のサポートについて この製品は、既に販売終了またはサポート終了とさせていただいている製品です。弊社

サービスセンターでは、この製品の校正は実施できる可能性があります(修理部品が不

要な場合など)が、その他のサポートはご提供いたしかねます。誠に恐縮ではございま

すが、ご理解願います。 なお、この製品に関するその他の情報や、代替製品情報などは、弊社 電子計測 ウェブ

サイト http://www.agilent.co.jp/find/tm にて、できるだけご提供しておりますので、ご利用

ください。

訂正のお願い 本文中に「HP」または「YHP」とある語句を、「Agilent」と読み替えてください。

また、「横河・ヒューレット・パッカード株式会社」、「日本ヒューレット・パッカード株式会

社」とある語句は、それぞれ、「アジレント・テクノロジー株式会社」と読み替えてください。

ヒューレット・パッカード社の電子計測、自動計測、半導体製品、ライフライフサイエンス

のビジネス部門は、1999年11月に分離独立してアジレント・テクノロジー社となりました。

社名変更に伴うお客様の混乱を避けるため、製品番号の前に付されたブランドのみ

HPからAgilent へと変更しております。

(例:旧製品名 HP 8648は、現在 Agilent 8648として販売いたしております。)

sa

Page 2: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

。■部ぺL築製“鼠OCo8

NC8   ・

禅くヽヽ―コヽ、O中普RI

¨国OZく0く口L〓

・〓

。卜悩DRヨ)悩翌張8[゛桑N〓   一

ぶ澤眠。>0゛桑≧5‘田ば蓑ミ題

一一中響択翼一

0午

悩D製経押ヽヽ

マ‐トーロトO中蓑Rョ  卜くOJト

ホ、ヽく曖F¨国ζ

J・

0ト

悩二暖二ヽヽハーふKO卜いヽ

黙Ю卜製

君却♯Vc駆枷ヽ―日ヽ

ンIX

¨卜一〓コ

トoJL

。卜悩和)築NりЮ学杓悪颯

o6口枷題O黒瑯

眠ヽ、二κNぶ瑯眠ニーヽκ製D製経

¨L国国3∽

。■悩べ゛製魚里

【O象2 .単2

掏埋

卜、

―卜K堰響)

2十N8

。―キ堰響Oミ

てヽRヨヽ轟涎眠

¨卜の⊃「0く

0卜L〓く、C口∝」

。午椰二)民約籍朧築憮」―

口olいH

.憮ユーロ・ヽmヽヽヽトト・ミ

■ヽてく

。選択辻緊轟斗担 ¨ュー択oム●トミト

。卜)―十埋ぶO

欄 ヽ‐ l

埋 lト

ヽ `

0

mヽヽヽトト・ミゃ、てく

。埋耕

″( .ミてヽ代ョ

.黒騒眠

一一―十暉覇

⑩ ⑬⑬③

。■部D=震掏ヽ―卜O■製軽

 ∝く国Jo

。午悩和)■

司・Jヾ卜製経)ヽ”ヽヽヽトト・ミゃ、てく

。)製ミ型選轟ヾ和)製経)ミ特く旧枢 ¨JOL∽

。卜)ヽミ

、ト

・Kくヽく

〓8一壼賦訃

“午悩和)%眼掏ヽ

マトO赳蝋ヽmヽヽ太  ヽミマト・ハmハトヽ

「午)ヽミ

マト

榊織凛駐いい【oo壼賦訃

。午椰和)%増押ヽ

、ヽO撫螺ヽ”ヽ卜恭 ¨ヽミ、卜oハ田ハトヽ

。卜悩ぺL晏“鞭Oヽミ

、卜

・KK

・―口OS亜8

NN〓〓8

¨ヽミ、い・Кて

olロ

。■部和)裏ぺヽ鼠O

■に桑綽卜ヽヽ

マ‐トーロト枷ホ蓑択く

 卜くoJ」

。午悩0選螂押中撃R<

¨眸書択く

。■悩J終憮掏理製選出“鞭

N赳種製D製署二魯∩ooNく【口 ¨ヽ―ヽ0≦丘∽

(要ヽ押口暉製居中

)。午

悩3に枷製配中Oミてヽモト6

.zヽ∽

.▲てヽヽ0∩

.総卜も.∩くz】∽

.▲てヽヽ0く

¨卜Z国Σ国∝つのく国Σ

。卜悩二L押郵鼠

OK憮

z】日、oOコO咲理製罵

¨―十z一J>OJ

。卜悩学抑押晰憮

mO壼〉J´K憮ゞ輝午鞍二埋讐細

¨―十〇一卜く“

ミ善く

・ムハロト

。卜悩一K憮伸違尋Oミてヽ ¨串嚇=以尋ミて▲

一。卜悩3に押製経ヽヽヽ二30皿)

D女二一単Rく

。星分製OL)極“製経凝ロ

嘔押製一〇珊出

¨z〇一卜く∝口L0

〇一ヒ■20卜つく

。午悩3駆νDNIキ翠朴03

掏ヽ―卜

.9製⊃K暇押翠癬

 ―+量尋

O

。卜悩

日ロト鳴押堅題製罵

一一器囁=EE製薦

O O◎〇 〇

憮掏尋朴Oぶ瑯眠 一離囀=量升轟緊躍

。午椰DK憮枷L

ヽヽヽトト

・ミゃヽてく

、ユーロ

RくOrミーキ

・ヽ―卜

.星゛拘

憮押ミてヽ

.ぶ騒眠製D製罵 ・率囀畢

0ト

憮N製網OムヽヽヽヽヽヽOミて

てヽ代ヨ

¨∝OZ一 0卜LΣく.0卜LΣく

卜悩二に押K憮N製経Qムヽヽヽ

お眠N轟瑯眠

¨匡oz一 0国∝」.C国∝」

。卜悩二に掏K憮

瑯眠ヽ、4く

‘轟潜眠ューヽKO

志嘩ぶ騒眠

¨0国∝L

LO卜∽.卜匡く卜∽

。午悩

」―中壮緊●=゛ミ通事ミrロニ

中ヽ“【‐』〓

。―キ

・ミ代―口

¨JOJ

。■部コK

I卜KO辻緊ニー中ヽ ¨器晰畢m一‐a〓

OOO○

⑤ ⑬ ③ 0

O O O O O ③ 0Q

製JR

。卜悩

O

ぺ郵い

日 ・

O

掏K

悩二L

ヽ代ヨ

劇踊識

ф寡心

〈=轟eハヽそンヽ〉

Page 3: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

くパネルの概要(つづき)

リア ・パネル

① H P一 I Bコネクタ : H P― I Bコネクタ

を通 して,本 器をリモート操作することがで

きます。

② MO N I丁 E R : A Cレ ベル測定時は,入 力信号に相

当するスケー リングされた電圧を出力 します。

SINAD,ひ ずみさらにひずみレベル測定時

は,基 本波信号を除いた入力信号に相当する

スケー リングされた電圧を出力します。

出カインピーダンスは600Ω。

X AXIS:ス ター ト周波数を OV,ス トップ周波

数を 10Vに対数でスケーリングされた電圧を

出力します。出カインピーダンスは lkΩ。

Y AXIS:設 定した上限下限の規格に対し測定 し

た振幅をスケーリングした電圧を出力します。

下限がOV,上 限が 10V。 出 カインピーダン

スは lkΩ。

⑤ ヒューズ : 1.50A(100/120V)

240V)。 ・/→

⑥ 電源ライン・モジュール :

ます。

⑦ PEN LIF丁 : ベ ン・コントロールのための出力

端子 (TTLコ ンバチフル )。

シリアル 。ナンバー oプ レー ト : 製造番号が記載

されています。

Page 4: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く簡単な操作例〉

ォーディオ発振器

測 定

ワ|掃

周波数 :500Hzに 設定

回 □ □ □ 田レベル :3Vに 設定

回 □ □周波数インクリメント:ス テップ幅を 10Hzに 設定

囲 □ □ 田

レベル・インクリメント:ス テッ7m~を 200 mVに 設定

団 □ □ □ 田

ステップ。インクリメント:周波数を20Hz上 げる場合

回 困 困

スタート周波数 :100Hzに 設定

囲 □ □ □ 田ストップ周波数 :lo kHzに 設定 ・

囲 □ □ 日 ‐掃引スタート:上記設定周波数を掃引 します。

SWEEP

比表示とLOG/L!N

比が:ロニ¬0

LOG/LIN: ロ グ表示とリニア表示の 2通 りが選ベ

ます。

□(地

測定モー ドRAT!0ォ ン RA丁 !0オ フ

LIN LOG L!N LOG

ACレ ベル

DCレ ベル

SINAD

S/N

ひずみ

ひずみレベル

dB

dB

dB

dB

dB

dB

V,mV

V,mV

%

%

%V,mV

dBm(600Ω)dBm

(600Ω)dB

dB

dB

d B m(600Ω)

ACレ ベル測定

SINAD醍

ひずみ測定

DCレ ベル測定

S/N測 定

ひずみレベル

ACLEVEL

m

D‐STN同

□§ □§ □§

l ・ |OC

LEVEL

l ・ |S:Gノ

NOISE

l ・ lDiSTNLEVEL

フィルタ

CCITT評 価雑音フィルタ(オ プション装着時のみ)

CORRESPOND:NGF:LTER

L Pフ ィル タ : 3 0 k I・I z L P F

LOW PASS30 kHz

-4-

Page 5: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

要概

く簡単な操作例(つづき)〉

また,手 動入力されていた,ス ペ

オートマチック・オペレーション

[ly薔嶺↑耐8]キニは,本 器の設定を全て自動で設定することができます。

シャル ・ファンクションの解除を行います。

本器を自動設定 します。操 作 例

コメン ト

手 動 操 作

S1lRTAB£

cカログラム・コード)

AU丁

ファンクシ ョン

測定項目をlim択したのちこのキーを押すことによつて,入 力のアッテネータ・レンジや増幅器が入カレベルに

対して最適なレンジに自動的に設定されます。つまり入カレンジが固定されていた場合は,こ れがすべて解除

されます。 ・

スペシャル・ファンクション10.0(設定表示)を行っていた場合,本器はACレベル測定に戻ります。

オートマチ,ク ◆オペレーションは,ス ペシャル ・ファンクション9.0(設定ホールド)と逆の設定になりま

す(詳細は設定ホール ドの項を参照 )。

- 5 -

Page 6: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

要概

くォニディオ発振器〉

操作手順

操 作 例

プロ"ム ・

コード

コメン ト

周波数設定

本器は,周波数 "Hz~ 100kHzの低ひずみプログラマブル発振器を内蔵しています。周波数の設定は簡単に

行うことができます。

周波数の設定には,EFREQ]キ ー,数値キー,単位キーの順に入力します。一度EFREQ]キーを押せば,'次ロ

からの周波数設定は,数 値キーと単位キーだけで再設定できます。

周波数を500Hzに設定 します。

手 動 操 作

〆ファンクション、/ デ~夕

_/― 単位 ヽ

回 □ □ □‐囮

"げ nF7Aoコ ード)

FR500HZ

ファンクションーヨ「二II¬[ 単位

キープログラム0コー ド

"FREQ

Hz

kHz

FR

H・Z

KZ

[FREQ]キーを押すと本器は周波数設定モードになり,入 力する周波数は左側ディスプレイに表示されます。

この後,単位キーを押すと表示は測定モードに戻り:入 力周波数をカウントします。

[FREQ]キ _の みを押すと'現在設定されている周波数の確認が行えます。

周波数設定モー ドでは,設 定する周波数が左側ディスプレィに表示されます。このとき,入 力した周波数と実

際の周波数が若干異なる場合があります。これは,本 器がシンセサイザではないプログラマブル信号源である

ためです。しかし,そ の確度は±0.3%以 内におさまっています。

一不表

- 6 -

Page 7: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

要概

くオーディオ発損器(つづき)〉

レベル設定

本器は,プ ログラマブル低ひずみオーディオ信号源を内蔵しています。出カレベルの設定は,EAMPTD]キ ー

を使って簡単に行うことができます。出カレベルの単位はV,mv,も しくはdBm(O dBmと は,6∞ Ω 終

端でlmW,電 圧は 0。7746V)の どれかを選択できます。 . ■ 111ギゝノ

出カレベルは開放端によるレベルで設定します。出カインピーダンスは 600Ω と50Ωのあ 助 がゝ選択できます。

出カレベルの範囲は0. 6 m vから6Vで ,最大分解能は3%甘 。 _ _ _ 4す ミ繁

出カレベルを設定するには,EAMPTD]キ ー,数 値キー,単 位キーの順に押して下さい。一度 [AMPTD]キー

を押せば,次 回の設定は数値キーと単位キーだけで再設定ができます。

出カレベルを 1.5Vに 設定します。

手 動 操 作

/― ファンクションヘ / ァータ ヽ /~単 位 ヽ

団 □ □ □ 田

(-7A・ コード)

ANl。 5VL

ファンクション三コ

~II夕 ~L単

EAMPTD]キ ーを押すと本器はレベル設定モードになり,入 力する周波数は右側ディスプレイに表示されます。

データを入れた後,単位キーを押すと表示は測定モードに戻り,ア ナライザヘの入カレベルを表示します。

本器の電源投入直後は,出 力周波数 l kHz,出 カレベルはOVに 設定されています。

本器のレベル設定は,出 力開放端によるレベルを表示します`し たがって実際に出力するレベルとは異る場合

があります。例えば,出 カインピーダンスを 600Ωに設定し,出 力端子に 600Ωの終端抵抗を接続 した時,抵

抗の両端に現れる電圧は,表示されている出カレベルの約半分になります。詳しくは,出 カインピTダ ィ不の

項を参照して下さい。

EAMPTD]キ ーのみを押すと,現 在設定されてttる出カレベルの確認が行えます。

操作手順

操 作 例

コメン ト

一不表

I~fff号一―′ιtθ囁

f=塑=おJク?V、ζネン

θ、■ 2

, つこ こ

ノヽ`

ち 響 6_y

l`鶴r総

電食'nl■蠣

=一姜埼勢 ■―η

-7-

Page 8: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

くオ‐ディオ発振器(つづき)〉

要概

出カインピーダンス(ス ペシャル 0フ ァンクション47)

本器のオーディオ信号源の出カインピーダンスは,ス ペシャル ・

らかを選択できます (プログラミングで切り換えも可能です)。

ダンスが選択されています。

インピーダンスを変更するためにスペシャル ・ファンクション・

ファンクションにより50Ωと600Ωのどち

本器は,電 源投入直後 600Ω のインピー

コードを入力します。操作手順

インピーダンス スペシャル 。

ファンクション ・コー ドプログラム ・コード

"

600Ω から50Ωへの変更

50Ωから600Ω への変更

4 7 . l S P C L

4 7 . O S P C L

4 7 . l S P

4 7 . O S P

コメン ト 下 図は,出カインピーダンスと終端インピーダンスの組み合わせによる出カパワーの違ぃを示しています。

出カインピーダンス 5m,6000端 による最大出カパ ワー

ー 8-

OUTPUTIMPEDANCE

Vs=6V(11:大 )

■ = ・ L

VL=n/2°Vs t'||■

VL=3V I _‐

‰げ 4o10g襦抑∞鴇‐

PdBrn500 10 1og壺ギifi:旦PdBm500~+22.5 dBm

出カインピーダンス50Ω , 50Ω 終端による最大出カパワー

OUTPUTIMPEDANCESWITC

Vs=6V(最 大 )

VL 509 + 600Ω ・VS

VL=0° 923・ Vs

VL=5.54V

P d B m 6 0 0 0 = 1 0 b g

PdBm6009=+17 dBm

Page 9: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

<t -7<t* t r#(?rg) )

ヽ―

¢J

出カインピーダンス600Ω ,600Ω 終端による最大出カパワー

ヽl~・ プ

/

設 定 表 示

(スペシャル ・ファンクション10 )

ヽυ

要概 通常「信号源の周波数や出カレベルを設定 した場合 ,そ の設定時のみデータを表示 し,単 位キーを押すことに

よって測定モー ドに戻ってしまいます。 しかし,ス ペシャル・ファンクション10を 使えば,常 に信号源の設定

状態を表示することが可能になります。

出力周波数と出カレベルを表示させるにはスペシャル ・ファ ン10.0を入力します。

手 動 操 作

/ コー ド 、

□ □ □ □

′ フ ァンクションヘ

SPCL

(プ嗜層ム0■JD

10。OSP I ‐ ■|

コードーー」 可l―'チンクショシ

このスペシャル ・ファンクションを用ぃると設定されている周波数や出カレベルを表示 しますが,実 際に出力

されてぃる信号の周波数と出カレベルと異る場合があります(周波数設定,レ ベル設定の項を参照 )。周波

数の場合は0.3%の 確度内に,出カレベルの場合は接続インピーダンスによって設定されているデータと実際

に出力されているレベルが変わってきますので(出カインピーダンスの項を参照 )注意が必要です。

このファンクションの解除は,[棚 剛疑擬]キーを押します。

- 9 -

/

操 作 例

OUTPUTIMPEDANCE

VL600■ SWiTC

6 0 0ュLOAD

Vs=6V(1し た)

Ⅵ = V8 ´

V L‐ ・/ 2・V s

VL=3V

PdBm000。=10 1og曼)2÷600l m W

PdBm。00。

=+11.7 dBm

コメン ト

Page 10: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

要概

くオーディオ発振器(つづき)〉

操作手順

操 作 例

インクリメント

信号源の周波数と出カレベルは,イ ンクリメント・キー[「ミ5R],[A鵬 8P]を 使えば簡単に増減が行えま

す。この機能を使用することにより,周波数や出カレベルを一定間隔のステップで増減が行えるようります。

信号源の設定を変えるには,周波数の場合は [1鳳5R],出 カレベルの場合は[ANP]を 押します。 こ の

あと,増減のステップ幅をキー入力します。次にE含¶ , EC′ ]キーを使って増減を行います:さ らにE×

10],E÷ 10]キーを使えばステップ幅をそれぞれ 10倍, 10分の 1にすることができます。

出カレベルの増減ステップ幅を 1.5Vに 設定 します。

手 動 操 作

′ フ ァンクションヘ / アータ 、 /― 劇自1雌…

団 □ □ □ 田

(1月=たた、・コード)

ANl.5VL

ファンクション…三「,I夕¬E―単位

出カレベルを 1.5V増 加させます。

手 動 操 作

i - 7TYr 7a7 \

(フにじた列ヽ ・コード)

UP丁

7 7 i r . 7 s /

すでに設定済のステップ幅を10分の1に します。

手 動 操 作

/ - 77V? /s / -

"C― ‐ ・コード)

このファンクションは,プログラミングで行えません。

注 意

上の例の[合 ]キーと[・ 10]キーは,こ の場合出カレベルの増減にのみ有効です。 こ

れは,前 に周波数設定モー ドになつているか出カレベル設定モー ドになっているかの違

いです。以前に[FREQ]キーか[「員5R]キ

ーが押されていれば,E雀 旧 と[÷ 10]キ ー

は周波数にのみ有効です。逆に以前,EAMPTD]キーもしくは [A鴻8P]キ

ーが押され

ていれば,出 カレベルにのみ有効になります。

コ メ ン ト 現 在設定されているインクリメント値を確認する場合は,E「民58]も しくは『鴇躍D]を

押します。

- 1 0 -

Page 11: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

要概

く測 定 〉

ACレ ベル

本器のACレ ベル計は,広 帯域の真の実効値応答形電圧計で,高 確度, 高 感度が特徴です。 ELE拓首L]キ~

を押すと,HIGH入 力とLOW入 力端子に印加 されているac電 圧の差が測定されます:例 えば,両 方の入力

端子に全 く同相の雑音等がある場合でも,そ の雑音成分は検出されません。

ACレ ベルを測定するには,ELE新 ≧]キ~を 押します。測定結果は,V,mV,dBm(6∞ Ω終端 ),Wの 他,

比測定など柔軟なデータ表示が可能です。電源投入時,本 器の ACレ ベル表示はmvも しくはV単 位に設定さ

れていますが,dBm(OdBmは 600Ω終端で lmw)表 示にする場合は [LOG/LIN]キーを押 します。 も う

一度押すと,mv表 示に戻 ります。比表示を行 う場合は,[RAT Ю ][LOG/L:N]キーを押します。

入力端子に印加されているACレ ベルを測定 します。

手 動 操 作

_測 定 _

ACLEVEL

「T ¬

,

(プゆ ム・コード)

Ⅲ丁離

ACレ ベル測定モードにすると,AC LEVELキ ーのLEDが 点灯しますb測 定結果は右側ディスプレイに表

示されます。左側ディスプレイに|よ,入力信号の周波数が表示されます。もし入力信号が微弱な場合,周波数

カウンタは0.000 kHzを表示します。

本器で ACレ ベル測定を行う場合のプロック図を下図に示します。本器の入力されたac信 号のレベルの大 き

さに したがって入カアッテネータや増幅器のゲインを自動的に設定 します。OUTPUT RMS/AVG検 波器

はac信号をdc信号に変換し,VOLTMETERで その電圧を測定 します。

ACレ ベル測定のプ ロック図

操作手順

操 作 例

コメン ト

COUNTER/LEFT 01SPLAV(FREOUENCY)

INPUTATTENUA10R

lNTERNALPLU6-INHP/BP

F:LTEnSOUTPUTRHSノAVGDETECTOn

VOLTHETERノnlGHT DISPLAY(AMPLITUDE)

LO‖―PASSFILTEnS

INPUTAMPLIFIER

PROGRAMABLE PROGRAMABLEGAIN AHPLIFIEn 6AIN AHPLIFIEn

一R¨

一TO¨

唾一H

-11-

Page 12: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く測定(つづき)〉

要概

電源投入時,ACレ ベル測定モードでは,80kHZローパス・フィルター(LPF)が 挿入されます。

注 意

入力には,300V以 上の電圧をかけないで下さい。本器を損障することがあります。入

力信号の最大許容電圧は,コ モソモー ド信号のレベルに対応 します。詳細はコモンモー

ドの項を参照して下さい。

検波器についての詳細は,検 波器選択の項を参照 して下さい。

コモン ・モー ド

コモン0モー ドとか,同 相除去比(CMRR)と は, 2つ の入力信号の振幅成分のうち,逆 相利得の同相利得に

対する比のことをぃいます。この場合の逆相利得とは,希 望信号に対する利得であり,同 相利得とは,希 望信

号の中に混 じった同相の雑音やハムといったものの利得をさします。 | ` ::‐ .

本器の入力部は,完 全なバランス入力とならており,HIGH入 力端子と LoW入 力端子に入力された同相成分

は除去されます (INPUT FLOATス イッチが FLOATに 切り換えられてぃる場合 )。 ACレ ベル測定の測

定範囲は,コ モン・モー ド信号のレベルに左右されます。

OVER―VOLTASEPnOTECT10N

H16H INPUT′ATTENUATOR

DIFFERENTIAL-10-SINGLE―ENDED CONVEnTER

H16HINPUT 10 PROGRAMMABLE

CAIN AMPLlFIER

OVER―VOLTACEPROTECT10N

LO■ lNPUTATTENUATOn

RANGINGDETECTOn

本器の入力部のプロック図

本器の入力のレンジ決めは,RANGING DETEO「 ORで 行っています。これは逆相成分のみを検出してぃる

ため,同 成分の電圧が大きい場合注意が必要です。

RANGING DETECTORは ,HIGH入 力とLOW入 力の逆相電圧でレンジを決定します。したがって逆相電

圧を測定 している時,同相成分は無視されます。OVER― VOLTAGE PROTECTION検 波器は,同 相と逆相

を含んだ電圧(3∞ V)で 入力部を保護します。.

三 12 -

Page 13: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

コメン ト

く測定 (つ づき )〉

次のグラフは,逆 相電圧に対する許容同相電圧のグラフです。これより許容同相電圧を越えた場合は誤差の原

因になります。また,こ れより入力信号の最大許容電圧が決定 されます。

Щぽ択く黒匡

50V 100V 200V1500,10甲 V

300V

逆相入力電圧

1.片 線接地における同相電圧の許容範囲

2.パ ランス入力における同相電圧の許容範囲

50V

20V

10V

5V

2 0V

2V

0 5V

CASE 2 .

Щ腰代く黒匡

50v loov 2oov I 5o0v looov300V

有効な測定範囲オー トマチ ック・オペ レ

ションにおいて )

逆相入力嘔圧

- 1 3 -

Page 14: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

要概

く測定(つづき)〉

操作手順

操 作 例

コメン ト

DCレ ベル

本器のDCレ ベル測定は,HIGH入 力と LOW入 力端子に印加されている dc電 圧の差が測定されます。した

がって,HlGH入 力とLOW入 力に印加されている信号が同じならば,測 定 されません。/

DCレ ベルを測定するには,ES][L[野 と]キーを押します。レベルの表示はVの他にdBm(OdBmは 600o

終端において lmW)も 選ぶことができます。dBm表 示による場合は[LOG/L:N]キーを押して下さい。 元

に戻すには ,も う一

度 [LOG/L:N]キーを押 します。 もし,DCレ ベルで比測定す る場合は,ERAT10][LOG

/LI咽キーを押します。

lNPUT端子に印カロしているDCレベルを測定します。

手 動 操 作t・jШ

S DCLEVEL

(ル ム0コード)

Sl丁離

DCレ ベル測定モードにすると,DC LEVELキーとS(シ フト)キ ーのLEDが 点灯し,測定結果が右側ディ

スプレイに表示されます。

本器でDCレ ベルをnll定する場合のプロック図を示します。入力されたdc信号はレベルの大きさに応じて,ア

ッテネータや増幅器のゲインが自動的に設定されて測定します。

INPUTATTENUATOn

lNPUTAMPLIFIEn

DCレ ベル測定のプロック図

注 意

入力には, 300V以 上の電圧をかけないで下さい。本器を損傷する場合があります。入

力信号の範囲は,コ モン0モー ド信号のレベルに対応 します。詳細はコモン。モー ドの

項を参照して下さい。

DCレ ベル測定モードにおいて,入 力信号のAC成 分のみがモニタ出力として裏面パネルから出力されます。

-14-

Page 15: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く測定(っづき)〉

ひ ず み・

ま 概 要 本 器はひずみを測定することができます。ひずみ測定は次式により導き出していま九

D(ひ ずみ)=雑音 +ひ ずみ

信号 +雑 音 +ひ ずみ

操作手順

ひずみの表示は%と dBで行ぃます。

% 表 示 =DXl∞ %

dB :麦澤:= 201og D

ERAT:qキ_を 用いれば,基 準値に対する比を測定結果として表示 します (詳 細はRAT10,LOG/LINを 参

照 )。

しひずみ測定の測定範囲は,20Hz~ 100Hz, 50mV~ 300Vです。

ひずみ測定を行うにはEDISTN]キニを押します。 も し,内 部信号源をテスト信号として用いる場合は,周 波

数と出カレベルも設定 します。また,フ ィルタを用いて電源によるハムやノイズなど帯域制限を行うこ:とも可

能です。本器は電源投入後80 kHzのローパス・フィルタカ:選択されています。

操 作 例 30 klLま での帯域に含まれるひずみを測定 します。

手 動 操 作

EUE _. , r7 4 tv l_L O W P A S S

3 0 k Hこ

(カ クに認ヽ ・コトード) 測定

M 3 L l

」 ¬E__フ″レタ

コメン ト ひず教測定モードにすると,本 器の入力減衰器や増幅器は,自 動的に設定されます。これ らの設定は,RAN―

GING RMS DETECTORが 信号の大きさに応 じてゲイン設定を行います。 INPUT D□ 陀 CTORは ,信

号+雑 音十ひずみを測定 します。OUTPUT DETECTORは ,ノ ッチフィルタで信号を除去 した信号,つ まり

雑音十ひずみを測定します。ノッチフィルタは,自 動的に入力信号に同調 し基本信号成分のみを除去 します。

VOLTMETERは ,この 2つ の信号レベルからD(ひ ずみ )を計算 します。

ひずみ測定モー ドでは,真 の実効値検波と平均値検波のいずれかを選択できます。

-15-

Page 16: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く測定(つづき)〉

操作手順

操 作 例

`要概

′ ひずみレベル

本器は,入 力信号より基本波を除いた信号,つ まり雑音とひずみのACレ がルを測定することができます。測

定結果はVま たはmvで 表示されま九 [LOG/L:N]キーを使ってdBm表 示させたり,ERAT10]キ

ーを使用

して比表示させることも可能です。

ひずみレベルnll定を行うためには,ES][PR眉』キーを押します。

30kHzま での帯域に含まれるひずみレベルを測定 します。

手 動 操 作

_測 定 、 ′ ―フィルタヽ

Ψtt LttSS3Ll

測定 」

~~Lフ

ィルタ

COuNTER/LEFT DISPLAY〔FREOUENCYl

FREOUENCY

n¨

7。¨

INPUTATTENUA10R

HP/8PFlLTEnS NOTCH

FILTER

OUTPUTRMS/AV6DETECTOn VOLTHETER/ RIGHT DISPLAY

GONTROLLER 〔AMPLITUDE〕LP

FILTER

INPUTAMPLIFIEn

OSCILLATOn OScILLATOnOUTPUT OUTPUT

AMPLIFIER ATTENUATOn

ru r . o t t ha ln t rn . l rou rc r l t op t ton r l .

OUTPUT

OSCILLATOn■

ひずみ測定のプロック図

-16-

Page 17: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く測定(つづき)〉

S/N測 定では,本 器の内蔵発振器とひずみ率計との連動で測定されます。この場合,内 蔵発振器は信号をオ

ン・オフして切り換えながら測定を行います。したがって,他 の発振器を使用しての S/N測 定モードは無効

になります。測定は次の値を測定することで与えられます。

信号 +雑 音D =

S/Nの表示は%とdBでなされます。

% 表 示 =D× 100%

dB表 示 =201og D

ERAT:0]キーを用いれば, 基 準値に対する比を測定結果として表示します (詳細はレシオ表示とLOG/

LINを 参照 )。

S/N測 定の測定範囲は, 50Hz~ 100 kHz,50mV~ 300Vで す。

S/N測 定を行う前に,ま ず内蔵発振器を設定します。それからES]キー・[鳥 %E]キ

~を押してS/N

測定を行います。

レベル lV,周 波数 lkHzに おける S/Nを 測定 します。

N

要概

・聾

・一一一一・・・..・

操作手順

操 作 例

手 動 操 作

/― ファイクションー、 ″ データー\ /― 単位 ヽ

日 □ 田

/― ファンクション、、/―データー、 /― 単位 、

回 □ □

~ 測定 \

t・りt_三二_リS S:G'~ NOISE

"(ブロF7A・ コード)

APlVLFRl KZS2ファンクシl TE三メ定

ファンクション

S/N測 定 モー ドにすると,本 器の入力減衰器や増幅器は自動的に設定されます。これらの設定は,OUTPUT

DETECTORが 信号の大きさに応 じて適当な値にゲイン設定されます。さらに,測 定は内蔵発振器の出力をオ

ン。オフさせながら検波器で検波させ,そ れぞれの 2信号 (信号+雑 音と雑音 )を測定 します。 CONTRO―

LLERで この 2信号の比をとつたあと,声側 ディスプレイに結果を表示させます。

でl‐/   ヽ一〓

轟一一■・ ‘

コメン ト

-17-

Page 18: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く測定(つづき)〉

COUNTERノLEFT DISPLAV〔FREOUENCY)

FREOUENCV

INTERNALPLU6‐INHP/BP

FILTEnS

[IdIDE]

INPUTATTENUATOn

N O T C HF l L T E R L P

F I L T E R

OUTPUTRMS/AVGDETECTOR vOLTHElERノ n16Hl DlSPLAY

00NTROLLER (AMPLITUDE〕

INPUTAMPLIFIEn

OSCILLA100 0SCILLA10ROUTPUT OUTPUT

AHPLIFIER ATTENUATOn

r f h f C o n t r o l l t r ! l t t r n l t r l y t u r n t t h r o t c l l l l t o ro n r n d o t f t o r f t c h r o v l r r n t .

OSCILLATOn■

要概

S/N測 定のプロック図

′ S:NAD

本器は,下式により,SINAD測 定を行うことができます。

S =信号 +雑 音 +ひ ずみ

雑音 +ひ ずみ

SINADの 表示は%と dBで なされます。

%表 示 =S× 100%

dBラ浸カミ== 201og S

SINAD nll定は,20Hz~ 100kHz,50mV~ 300Vの 信号で測定することができます。この測定モー ドでは,

ノッチ・フィルタは内蔵発振器の周波数に粗調されます。それは, SINADが 受信機つ感度試験などのときは

12dB, 2信 号選択度試験などのときは 6dBに もなり,入 力信号からその基本波周波数を測定 し,そ の周波

数にノッチ ・フィルタが同調するということができないからです。もしI SINAD測 定モー ドで内蔵発振器が

使えない場合は,内蔵発振器の周波数を入力信号の基本波周波数の5%以内に設定しておく必要があります。

粗調されたノッチ・フィルタは,回 路内のフィード0バック機能により微調がおこなわれます。

まず始めに,測定したい周波数に内蔵発振器を設定します(周波数設定の項を参照 )。 次にESiNAD]キーを

押して測定を行います。測定結果は右側ディスプレイとメータで表示されます。スペシャル・ファンクション

を使えば, SINADメータのレンジ変更ができます。

操作手順

-18-

Page 19: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

コメン ト

く測定(つづき)〉

操 作 例 周波数 lkHzに おけるSINAD測 定を行ぃます。

外部信号源を使う場合,その信号源の周波数を内部発振器の周波数の5%以内に調整しなければなりません。

SINAD測 定では,検 波器のレスポンスが必ずスローになります。

検波器選択(ス ペシャル ・ファンクション5)

操 作手順

本器は,広域帯の真の実効値応答形検波器,平 均値応答形検波器,さ らに準尖頭値応答形検波器の3つの検波

器を持つ,高感度,高 確度電圧計を備えています。準尖頭値応答形検波器はCCIR468-3に 準拠しています。

それぞれの検波器を選択するには,ス ペシャル・フランクション・コ‐ドを用いて行います。実効値応答形検

波器 (rms)を 選択するには5.OSPCL,平 均値応答形検波器 CAVOを 選択するには5。2SPCL,準 尖頭値

応答形検波器 QDを 選択するには5.7SPCLを 入力します。 「

操 作 例検波器のレスポンス スペシャル ・ファンクション 0コー ド

実効値応答形検波器 (ファースト)

平均値応答形検波器 (ファース ト)

準尖頭値応答形検波器

5.O SPCL

5。2 SPCL

5.7 SPCL

コメン ト 測定する信号が複雑な信号であったり,雑音であったりする場合,真 の実効値応答(Ims)検 波器はより高確

度のレベル測定を行うことができま‐九 平均値応答形 (Average)検 波器は正弦減で校正されてありますが,雑

音などの測定を行った場合誤差が生じてしまいます。準尖頭値応答形検波器は他の検波器に比べて応答の立ち

上がりが速く,イ ンパルス状の信号測定で用います。

実効値応答形と平均値応答形の検波器は,フ ァーストとスローのレスポンス 。モードがあります (ポスト・ノ

ッチ検波器レスポンスを参照)。 、

手 動 操 作

/― ファンクションヽ ノ~デ~夕

` ″ 単位 ヽ

回 □ □

/ 測 定_

「.1

(-7AOコ ード)

FRlKZM2ファンクI,二,IIIIII~[二理島

- 1 9 -

Page 20: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

|フイルタ〉

操作手順

操 作 例

カ グラム・

コ ー ド

フ ィル タ

要 オ ーディオの試験を行う場合,標 準装備のローパス・フィルタ(LPF)も しくは,オ プションで指定したフィ

ルタを使用することができます。オプションで指定したハイパス・フィルタ(HPF)や バンドバス・フィルタ

(BPF)は ,ノ ッチ 。フィルタ(ノ ッチ ・フィルタ同調を参照 )の前段に挿入されます。標準装備のLPFは ,

ノッチ ・フィルタの後段に挿入されます。

測定要求に応じて適当なフィルタ0キーを押します。オプション0フィルタとLPFは ,共に1個ずつのみ選

択できます。フィルタをオフするには,同 じキーを押すか,同 じグループの他のキーを押します。

オプション・フィルタと30kHz LPFを 入れます。

手 動 操 作

″ ハイ′くス/バンドパス・フィルターヽ

HIGH PASSノBANDPASS

/~F~パ ス ・フイルターヽ

LOW PASS30 kH2

(-7A・ コード)

H l L l

品たPフルタ三ヨ「I口_パス.フ″レタ

HP/BPフ イルタプログラム・コー ド

LPフ ィルタプログラム0コー ド

両方オフ 1

HP/BPフ ィルタ(左側 )

HP/BPフ ィルタ(右側 )

H0

Hl

H2

両方オフ(750kHz LPF)

30 kHzローバス 。フィルタ

80 kHzローパス ・フィルタ

L 0

L l

L 2

コメン ト 本 器のオーディオ。フィルタには次のようなものがあります。

標準装備のフィルタ

● 30 kHzローバス ・フィルタ

●80 kHzロ ーパス ・フィルタ

オプション装備のフィルタ

● 400Hzハ イノくス・フィルタ

●諭 雑音フィルタ

o CCITT評 価i雑音フィルタ

o CCIR評 価雑音フィルタ

OC一 メッセージ評価雑音フ

o CCIR/ARM評 価雑音フィ

o"A"評 価雑音フィルタ

帯域外の不要な信号や雑音を除去します。

帯域外の不要な信号や雑音を除去 します。

電源によるノイズや トーン・スケルチ信号の除去に用います。

各種の標準に合致した評価雑音フィルタです。

ィルタ

ルタ

CCITr勧 告P53に 合致したフィルタです。

CCIR勧 告 468-2に合致したフィルタです。

BSTR Pub.41004/41∞ 9に基づくフィルタです。

CCIR勧 告 486-2,average― responding―meter,Dolby Labs

Bulletin No.19/4に 合致 しているフィルタです。

IEC勧 告 179およびANSI Sl.4,wpe l SOund― level―meter

に合致するフィルタで洗 これは JIS A評 価雑音フィルタと同じ

特性です。

-20-

Page 21: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

コメン ト

操作手順

要概

くフィルタ(つ づき )〉

本器には,標 準で装備 されてぃる2つ の LPFの 他に 2つの評価雑音フィルタをオプション装備することがで

きます。下のグラフは各フィルタの周波数特性です。

注 意 :

オブジLン 装着のハイパス/バ ン ドバス 。フィルタは, 2個 まで同時装着できますが,

3個 以上注文されたフィルタの交換はお客様自身が行えます。ただし,フ ィルタの交換

頻度は 2~ 3回 /年 程度です。

ノッチ ・フィルタ同調

(スペシャル ・ファンクション6)

ひずみ測定やひずみレベル測定を行う場合,本器は自動的に入力信号にノッチ 。フィルタ同調をとります。

SINAD測 定を行う場合,本 器は低周波発振器の信号にノッチ・フィルタ同調をとります。ここで,ス ペシャ

ル ・ファンクション。キーを使えば,そ の時点で同調している周波数でノッチ ・フィルタが固定されます。

ノッチ ・フィルタを固定するために6.l SPCLと入力します。自動ノッチ 。フィルタ同調モードに戻すには,

E咎毛R瞥 お£]キーもしくは6.O SPCLを キー入力します。

ノ ッ チ 同 調スペシャル ・

ファンクシ ョン ・コー ド

プログラム ・コー ド

自動同調

ノッチ ・ホール ド

6.OS P C L

6 . l S P C L

6.OsPも しくは NO

6。l S Pも しくはNl

lo

(口こ攀やヽミN一

周波餞

(●こ攀●ヽミN一

(●こ攀tヽミミ¨

^ J

ヽ 19リド:

- 2 t -

Page 22: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

くフィルタ(つづき)〉

コメント

操作手順

コメン ト

要概

本器は,電 源投入直後,オ ー トマチック・オペレーションが選択されています。また,ひ ずみ測定 も自動同調

モー ドが選択されています。

自動ノッチ 。フィルタ同調モードの場合 ,本 器は入力信号を周波数カウィタで測定し,そ の周波数にノッチ ・

フィルタを粗同調します。粗調されたノッチ 。フィルタは,回 路内のフィー ド・バック動作によって微調がお

こなわれます。固定ノッチ同調モー ドの場合,粗 調が行なわれずアィー ド・バック動作による微調のみがおこ

なわれます。 したがって,こ のモー ドではあらかじめノッチさせる信号の周波数の約 5%以 内に手動同調させ

る必要があります。

ポス ト・ノッチ検波器レスポンス (SINAD測 定を除く)

(スペシャル ・ファンクション5)

本器でオーディオ測定を行っている場合,検 波器のレスポンス・モニ ドは通常 ファース ト0モ ー ドが選択され

てぃます。しかし,信 号が不安定であったり雑音性の信号を測定すると表示がちらつ く場合があります。この

ため,ス ペシャル 0フ ァンクションを用いて検波器をスロー。モードに選択することにより安定した測定が行

えるようになります。

検波器のレスポンス 。モードを変更するために,次 のスペシャル ・ファンクション・コー ドを入力 します。

検波器の

レスポンス ・モード

スペシャル ・

ファンクシ ョン 。コー ド

プログラム ・コー ド

実効値応答 (フ ァースト)′

実効値応答 (ス ロー)

平均値応答 (フ ァースト)

平均値応答 (ス ロー)

5.OSPCL

5。l SPCL

5.2 SPCL

5。3 SPCL

5 . O S P

5。l S P

5。2 S P

5。3 s P

電源投入時,本 器はオートマチック。オペレーションになっており,検波器のレスポンスはファーストが選択

されています。

SINAD測 定の場合は,自 動的にスロー・モードが選択されます。スペシャル0フ ァンクションではファース

トにできません。

- 2 2 -

Page 23: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

要概

く掃引とX―Yレコーダ〉

規 格 線

PLOT LIMIT,UPPER LIMIT,LOWER LIMITと 数値キーを用いて規格線を設定できます6上限と下

限の規格線は,X一Yレコーダにデータを出力させる際のグラフの上限,下 限に相当します(詳 しくはX一 Yレコニダの項を参照 )。Y軸 の規格は,測定デ‐夕より決定し入力します。

上限下限を入力するには[計 謡l]キーを押し,次 に規格のデータを入力します。 上 限と下限を続けて入力す

ることも可能ですし,そ れぞれ個別の入力も可能です。すでに入力されている規格データの確認は[]謡 l]キーを押せば,デ ィスプレイ右側には上限,左側には下限が表示されます` i

上限を20,下 限を-10に 設定 します。

手 動 操 作

_フ ァンクションヽ _データー /―――単位_

UpPER LimiT

田 □ □ 田

/ データ 、 /―

――単位_

LOWER LiM:T

□ □ □ 囮

C力 つリム・コード) ・‐。LL性ン 一ア

シクンアフ

操作手順

操 作 例

コメン ト 本器の電源を投入直後,上 限下限はそれぞれ 100と -100に 設定 されています。 一 ´

それぞれの規格データは-1099か ら+1099ま で 0.001ステップにて入力することができます。 これらの数値に

は単位がありません。規格のデータは測定時における単位が適用されます。例えば,上 限が20,下 限が-10

の時,測 定時の単位がdBな ら20 dBと-10 dBと なりますし,%で あれば 20%と -10%と なります。

規格データに有効な単位はV,dB,dBmそ して%のいずれかになります。

もし,上限と下限の値が等しい場合ESWEEP]キーを押した時にエラー25が表示されますも下限の値が上限の

値より大きい場合は,エ ラーは表示されませんが,X― Yレ コーダに出力させた時の表示が上下逆になります。

- 2 3 -

Page 24: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く掃引とX―Yレコーダ(つづき)〉

操 作 手 順

操 作 例

弓|

要概 本器の内蔵発振器は,周 波数の掃引を行うことができます。掃引幅は 20Hzか ら100 kHzまでの任意の 2点間

をあるポイント数でディジタル対数掃引をします。掃引のポイント数は,掃 引幅 (ス トップ周波数とスタート

周波数の比 )と掃引分解能より決定されます。最大ポイント数は255ポ イントまでです (詳細は,掃 引分解能

の項を参照 )。 この掃引機能を使うことにより,測 定物の周波数特性を容易に測定することができます。得ら

れたデータは,X― Yレ コーダにて即座にグラフにすることができま九

掃引幅設定 [哺 礎U]キーと[P188]キ

ーを使って掃引幅を設定 します。各々のキーを押したのち,数 値を

入力し,単 位キー (例 えば[kVZ」 )を入力します。また,す でに入力されている掃引幅を確認する場合 も

[璃醍U]キーや[躍198]キ

ーを押せば,ディスプレイに表示されます。

掃引 掃引を開始させるには,ESWEEP]キーを押します。途中で掃引を止める場合はECLEAR]キ

ーを押 し

ます。 次に ESWEEP]キーを押すと,ス ター ト周波数からの再スター トとなります。 掃 引を止めた周波数か

らの再掃引は行えません。

スター ト周波数を 100Hz,ス トップ周波数を25 kHzに設定 します。

手 動 操 作

′ ファンクションヽ

/ -7~夕 、

□ □ □

□ □

′‐単位ヽ

田:□

"Cたタラム・コード)

FA100HZFB25KZWlT0

ファンクション データ

コメン ト 本 器の電源投入直後,ス タート周波数とストップ周波数はそれぞれ20Hz~ 20 kHzに設定されています。

周波数のリバース掃引は,ス タート周波数とストップ周波数を逆に設定することで可能になります。

Page 25: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

要概

く掃引とX―Yレコーダ(つづき)〉

掃引分解能

(ス ペシャル ・ファンクション 17)

本器の電源を投入した直後,掃 引分解能は 10ポイン ト/デ ィケー ドに設定されてぃます。 ス ペシャル・ファ

ンクションを使用 して 1~ 500ポイント/デ ィケー ドに設定することも可能です。

掃引分解能は下表のスペシャル ・ファンクションで設定できます。

最大掃引ポイント数は 255ポ イントです。 したがって500ポ イント/デ ィケー ドを選択するためには,約 0.5

ディケー ドでなければなりません。 |

掃引中のポイント周波数は次式で与えられます。

周波数 =ス ター ト周波数 × 10±n/k

ただし+n:ポ イント周波数ナンバー(n=0,ス ター ト周波数 )一n:リ バース掃引時のポイント周波数ナンバー

k:掃 引分解能 (ポ イント/デ ィケー ド)

計算例

掃引周波数 50Hz~ 30 kHz,掃引ポイントは, 5ポ イント/デ ォケー ド(17.3 SPCLを 用いて )に おいて,

操作手順

コメン ト

1.掃 引レンジを求めます。

掃引レンジ(デ ィケー ド)ス トップ周波数

= b g = b g半

=2。 78デ ィケー ド

2.ト ータル掃引ポイント数を求めます。

トータル掃引ポイント数 =ポ イント/デ ィケード×掃引レンジ

=5ポ イント/デ ィケード× 2.78ディケード

=13 . 8 9ポ イント

したがって, トータル掃引ポイント数は 14ポイント。

掃 引 分 解 能スペシャル ・

ファンクション ・コー ド

プログラム 0コ ード

1 0ポイント/ディケード

1ポイント/ディケード

2ポイソト/ディケード

5ポイント/ディケード

10ポイント/ディケード

20ポイソト/デ ィケード

50ポイント/ディケード

100ポイソト/デ ィケード

200ポイント/デ ィケード

500ポイント/デ ィケード

17.O SPCL

17.l SPCL

17.2 SPCL

17.3 SPCL

17.4 SPCL

17.5 SPCL

17.6 SPCL

17.7 SPCL″

17.8 SPCL

17.9 SPCL

1 7 . O S P

1 7 . l S P

1 7 . 2 S P

1 7 . 3 s P

1 7 . 4 S P

1 7 . 5 S P

1 7 . 6 S P

1 7 . 7 s P

1 7 . 8 S P

1 7 . 9 S P

- 2 5 -

Page 26: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く掃引とX―Yレコーダ(つづき)〉

3.ポ イント周波数を求めます。ポイント周波数のnに対 し,n=o(ス ター ト周波数 )か ら上式で求めた トータル掃引ポイント数 (ス トップ周波数,例 では 14)を代入 します。ただし,計 算で求めたス トップ周波

数は,設 定したス トップ周波数と必ずしも同じにな りません。ス トップ周波数は,必 ず設定したス トップ

周波数になります。

下表は,こ の例による周波数ポイントの計算例です。 |

ポイン ト数

(n )

ポイン ト周波数

f=50Hz X 10

ポイン ト数

( n )

ポイン ト周波数

f==50Hz x lo

50.000Hz

79。245Hz

125.59Hz

199.05Hz

315。48Hz

500.00Hz

792.45Hz

1255。9Hz

8

9

10

11

12

13

14

1990.5 Hz

3154.8 Hz

5000.0 Hz

7924.5H2

12.559 kHz

19.905 kllz

31.548 kHz *

*ストップ周波数は,設 定された周波数(30kHz)に なり,計 算によるス トップ周波数(31.548 kHz)には

なりません。

操作手順

測 定 間 隔(ス ペシャル ・ファンクション14)

スペシャル・ファンクション14を使用して, 演J定間隔に 1秒追加することができるようになります。これは,

比較的遅い X一Yレ コーダで掃引測定する場合に有効です。また,測 定するデバイスによつて,測定間隔を遅

らせて測定することもできます。

スペシャル ・ファンクション・コー ドを入力 して測定間隔を一秒遅らせます。

測 定 間 隔スペシャル ・

フアンクション oコー ド

プログラム ・コー ド

最 少

さらに 1秒追加

14.O SPCL

14。l SPCL

1 4 . O S P

1 4。l S P

要概

- 2 6 -

Page 27: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

要概

く掃引とX―Yレコーダ(つづき)〉

X― Yレ コーダ

本器の掃引機能を利用し, X一 Yレ コーダを接続することによって測定物の周波数特性を容易に測定すること

ができます。X―Yレ コーダ用出力は,本 器リア・パネルにX AXIS,Y AXISそ してPEN LIFTの 3端

子が用意されています。

X AXISと Y AXISの 出力は,0~ 10Vで スケーリングされ,出カインピーダンスは lkΩ です。X軸 用に

出力される電圧は,ス タート,ス トップ周波数に相当し,ス タート周波数では OVが 出力されストップ周波数

では 10Vが出力されます。また,そ のレンジ間の電圧は各ポイント周波数と同様,対 数で出力されます。Y軸

用に出力され電圧は,上限下限の規格線データに相当し,上限時に10Vが出力され,下限時には OVが 出力され

ます。

PEN LIFT出 力は TTLレ ベルで出力され,ハ イ・レベルの時はベン・アップ,ロ ー・レベルの時はベン0

ダウンとなります。掃引が行われている場合,こ の端子は常にロー・レベルとなり,掃 引が終了すれ|ボハイ・

レベルとなります。

以下にX―Yレ コーダを使った周波数特性測定の手順を示します。

1..下図は増幅器の周波数特性測定をする場合のセット・アップ図です。図のように接続 し,測 定モードを選

択します。

X―Y

レコーダPEN LIFT

X AX!S

ill

出力 入 力

8 9 0 3 Bオーディオ・アナライザ

l(DUT)

周波数特性測定のセツト・アップ

スター ト周波数とス トップ周波数を設定すると,X一 Yレ コーダのプロッティング ・エリアを決定 します。

騨 蠅 拗 、篠 Wキ主猟 tlI宝 毬 iち 慮翼 麟 ■ ,7ま ずえ 雑

ペンがくるようにします。同様に,EP醍 掲]キーを押すと,X AXISと Y AXISは 10Vに な ります の

で,X一 Yレ コーダのパーニアを調節して右上の点にペンが移動するよう調整を行います。

操作手順

- 2 7 -

Page 28: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く掃引とX―Yレコーダ(つづき)〉

3.Y軸 に相当する単位は,測定時の単位が用いられます。Y軸のスケールを決定するのは,上限下限の規陥

データです。

X軸 は,掃引周波数に相当し,対数でスケーリングされます。 ■

ESWEE咽 を押して測定を開始 します。掃引のポイント数は,掃引幅と掃引分解能で決定されます(詳

細は,掃引と掃引分解能の項を参照)。

操 作 例 下表の例は, EQア ンプのRIAA(Record lndustry Association of America)理 論特性 (ゲインvs

周波数 )を示します。この表より,グ ラフにしたものを次ベージに示します。この図の上に, EQア ンプの特

性を重ね描きすれば,RIAAカ ーブと直接比較することができます。

RIAAス タンダー ド特性

周波数 (H z ) 相対利得 (dB) 周 波数 (H z ) 相対利得 (dB)

20

30

40

50

60

80

100

150

200

300

400

500

119。27

■-18.59

+17.79

■ 16。95

116.10

+14.51

1-13.09

■ 10。27

+ 8。2 2

+ 5。4 8

+ 3 . 7 8

■‐2.65

800

1 000ホ

1 500

2 0∞

3 000

4000

5 0∞

6 000

8 0∞

10 000

15000

20000

+0。 75

0.00

-1.40

-2.59

- 4.74

- 6 . 6 1

- 8 . 2 1

-9。60

- 11.90

- 13.74

- 17.16

-‐19。62

*基準周波数

- 2 8 -

Page 29: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く掃引とX―Yレコーダ(つづき)〉

トー択縄劇くく圧

(mO)0熙女翼

一“+

- 2 9 -

Page 30: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く掃引とX―Yレコーダ(つづき)〉

1.周 波数特性測定のセ,卜 ・アップ図にしたがつて接続を行 って下さい。

2風Al畔3:IIλれIttI君F聾|[慮ふミ総l記 `.窯聯霧「革士

を押してペンを右上に移動させ,パ ーニアで調整を行います(この点で20kHz,+30dBの 点です )。も

し必要なら,も う一度スタート点での調整を行います。

手 動 操 作 囲 囲

3.AC nll定 モードに設定します。

4.掃 引周波数を20Hzから20 kHzに設定 します。 (本器は,・電源を入れた時の掃引周波数が20Hzから20

kHzと なつています。 )

手 動 操 作 囲 □ □ 田 囲 □ □ 田

臥 規 格の上限下限をそれぞれ, 30,-30に 設定 します。

手 動 操 作 囲 □ □U,PEn LI“ :7

日 □ □ □LOWER LOMIT

6。掃引分解能を設定 します(初期設定時の掃引分解能は 10ポイン

引分解能を設定するスペシャル0ファンクション17を用います。

/デ ィケード(デ ィケード=10g20000/20=3)で す。

卜/ディケー ドに設定されています)。 掃

この例での最大ポイントは50ポイント

“」EVEL〔[手 動 操 作

- 3 0 -

Page 31: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く掃引とX―Yレコーダ_(つづき)〉

7。 測定にあたつて l kHzを OdBと し,そ こを基準とします。

手 動 操 作 回 □ 田 口…

8.[SWEEP]を 押 して測定を開始 します。 (もし,ス ペシャル・ファンクション13。1が指定されている

場合,X― Yレ コーダはプロットを行わないので, 13.OSPCLを入力して下さい。 )

コメン ト 本 器にX―Yレ コーダを接続してぃる場合,常に掃引モードで作図を行います。スペシャノレ・ファンク

13でX一Yレ コーダの作図のオン/オフを行うことができます。

もし,掃引が速すぎる場合は,ス ペシャル・ファンクション14。1を入力すればポイント間の掃引に1秒遅く掃

引させることができます(測定間隔の項を参照 )。

- 3 1 -

Page 32: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

くデータ換算〉

操作手順

操 作 例 入 力信号のレベル表示を, 16Ωのスピーカを接続した時のW表示に換算します。

W表 示

(スペシャル・ファンクション19)

要 ス ペシャル・ファンクション19を使って,測定結果をW表示させることができます。入力可能な終端インピー

ダンスは, 1~999Ωです。

ACレ ベルをW表示させるには,スペシャル0ファンクショ

カします。

コー ド19の 後,終 端インピーダンスをキー入

手 動 操 作

コー ド 、 ′ ファンクションヽ

SPCL

□□□□□ □

(1カ彰たアヽ ・コード)

19。16SP

コ_ド‐ Lフ ァンクション

表 示

コメン ト

コード入力が終わると,右側のディスプレイに4桁のW表示がなされます。ただし,単位表示はされません。

入力できる終端インピーダンスは正の自然数に限ります(例えば, 5。8Ω といった小数点を含むインピーダン

スの入力はできません)。

終端インピーダンスの入力は,必 ず3桁にする必要はありません。つまり, 19.1や19.01もしくは, 19.001

と入力しても,こ れら全てが lΩ終端のことになりますももちろん, 19.1と19。10, 19。100はそれぞれlΩ,

100,100Ω のことをさします。 8Ω終端の場合も,19.と 19.0さらに 19.8は全て同じことを意味します。

比表示やLOG表 示に戻すには[RAT10]キーもしくは[LOG/LIN]キ

ーを押します。

比表示やLOG表 示では,こ のスペシャル ・ファンクションは使えません。

インピーダンス

(Ω)スペシャル ・フアンクション・コー ド

プログラム ・コー ド

8

1~ 999

19。OSPCL

19。NNN SPCL(NNNは ,終 端インピーダンスに

相当する値 (Ω)を入力します。 )

19.O SP

19。NNN SP

- 3 2 -

Page 33: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

くデータ換諄(つづき)〉

レシオ表示とLOG/L!N

(スペシャル ・ファンクション11)

要 ERAT:qキ_は ,さ まざまな測定 (周波数測定とパワー測定は除 く)において,レ シオ基準値に対するull定

を行 うことができます。レシオ基準値は,先 に測定 した測定デ▼夕もしくは,フ ロント・パネルよリキー入力

したものを用います。ELOG/LiN](ロ グ/リ ニア)キーは,測定結果のログ表示,

択できます。次の表は,各測定におけるそれぞれの単位を示 してぃます。′

リニア表示のどちらかを選

|

操作手順

測定モー ドRA丁 10オ ン RA丁 10オ フ

LIN LOG LIN LOG

ACレ ^しレ

DCレ ^しレ

SINAD

S/N

ひずみ

ひずみレベル

dB

dB

dB

dB

dB

dB

Vも しくはmv

Vも しくはmv

% ‐

%

%Vも しくはmv

dBm(600Ω )

dBm(6∞ Ω)

dB

dB

dB

dBm(600Ω )

比測定に用いられるレシオ基準値は,一回のみに有効です。もし比測定を行っている途中で別の測定項目を選

んだ場合,比測定は行いません。

以前の測定モードに戻り,再度同じレシオ基準値を使って比測定を行う場合,ス ペシャル ・ファンクション

11.0を入力します。 ま た,以 前の基準値はスペシャル・ファンクション40rを 使って確認することができ

ます。 ||ヽ `

[RAT Ю ]キーを使ってレシオ基準値を設定 します。 レシオ基準値の設定は,現 在表示しているデータをそ

のまま基準とするか,数 値キーを入力することによってレシオ基準を設定するかのどちら力に なります。数値

でレシオ基準値を入力する場合,現 在表示の単位で入力します (例 えば,表 示単位がVの 場合,レ シオ基準値

を60 mVに するのであれ`ボ0.06[RAT:0]と 入力します )。 レシオ基準値を入力するとすぐ右側ディスプレイ

は比測定を行います。単位は[LOG/LiN]を 使って変更できます (前表を参照 )。 ,

すでに入力したレシオ基準値を確認 したり,再 度入力する場合は次のスペシャル ・ファンク ンを用います。

コメン ト スペシャル ・ファンクションプログラム・コード

前レシオ基準の再入力

レシオ基準の表示

11.O SPCL

ll.1′SPCL

1 1 . O S P

l l . l S P

- 3 3 -

Page 34: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

くデータ換算くつづき)〉

操 作 例

コメン ト

操作手順

要概

現在の測定データをレシオ基準値として用いるには,た だ単に[RAT10]キーを押します。 例えば,現在の測

定結果が100mVの 場合,[RAT,0]キーを押すだけでレシオ基準値は 100mVに なります。

現在のnll定結果が0.100Vの時, 2Vを レシオ基準値として入力します。

手 動 操 作

″ データーヽ /― レシオ 、

□ □ 晏・0

(プログラム・コード)

2 R l

デL夕…」~Lレ

シオ

レシオ測定は,周波数測定では使えません。

基準として表示します。

また,負 のレシオ基準値を入力 した場合,そ のデータの絶対値を

小数 点 固定 `

(スペシャル ・ファンクション4)

スペシャル 0フ ァンクション4を使用して,右 側ディスプレイの表示の小数点を任意に設定,固 定することが

可能です

下表のスペシャル ・ファンクション・コー ドを入力すれば,任 意に小数点の固定ができます。

小数点固定の位置スペシ ャル

ファンクシ ョン ・コー ド

プログラム ・コニ ド

自 動 設 定

DDDDoVレ ンジ串

DDD.DVレ ンジ

DD.DDVレ ンジ

D.DDDVレ ンジ

0.DDDD Vレ ンジネ*

DD.DD mVレ ンジ

D.DDDmVレ ンジ

0。DDDD mVレ ンジネ*

4.O SPCL

4.l SPCL

4.2 SPCL

4。3 sPCL

4。4 SPCL

4.5 SPCL

4.6 SPCL

4.7 SPCL

4.8 SPCL

4 . O S P

4 . l S P

4。2SP

4 . 3 S P

4 . 4 S P

4 . 5 S P

4 . 6 S P

4 . 7 S P

4 . 8 S P

*小 数点は表示されません。

**0は 表示されません。

ヽ\

Page 35: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

要概

く入出力〉

フ ロ ー ト

グランド・ループによる測定誤差を最小にするために,発 振器出力とアナライザ入力をフロートすることがで

きます。フロー トをすることにより,低 周波の除去とコモン。モード信号(例えば,電 源ラインによるハムゃ

ノイズ)の除去といった改善が得られます。フロント・パネルのF LOATス イッチにより,入 出力回路のフロートと片線接地のどちらかが選択できます。アナライザ側の入力端子がフロートになつている場合,入 力は完

全にバランス入力になります。

入出力に対応する[FLOAT]スィッチをFLOAT側 に切り換えます。フロート0モードにすると, LOW側 のセ

ンター・ピンは,シ ャーシ・グランドに対してフローティングされます。片線接地モード(FLOATス イラチ

は GNDの 位置にある場合 )の ときは, LOW側 のセンター・ピンはシャーシ・グランドに結線されます。

入力と出力の BNCコ ネクタには,電 磁波妨害 (EMI)を 最少に抑えられるシール ド・ヶ―プルを接続します。

特に本器を送信機のすぐそばで使用される時に注意が必要です。

89038 SOuRCE 09038 :NPUT

DEVICE

グラン ド・ループによる影響 (片線接地 )

本器の内蔵発振器の出力もフロー トされています。発振器の出力回路は一種の合成回路になっており,HIGH

側もしくはLOW側 端子に外部発振器から信号 (acも しくはdc)を 加えることによって,信号の合成ができま九

注 意

OUTPUT LOW端 子とOUTPUT HIGH端 子には±10V(ac tt dc)以 上の電圧を加

えないで下さい。本器の出力部が損傷する場合があります。

操作手順

コメン ト

- 3 5 -

Page 36: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く入出力(つづき)〉

プロック図

タモ

要概 本器裏パネルにあるMONITOR出 力は,検波器に加わる前のac信号が出力されます。入カレンジが自動的に

設定されてぃるので,出 力には0,3V~ 3Vrmsの 電圧が入力信号に応じてスケーリングされた電圧が出力さ

れます。ACレ ベル測定と,DCレ ベル測定時には,入力信号の 五c成 分が出力されます。 SINAD測 定,ひ

ずみ測定,ひずみレベル測定では,基 本波が取 り除かれた入力信号が出力されます。出力端子は,イ ンピーダ

ンス600Ωの dc結 合による出力が得られます。この出力は,オ シロスコープやウェープ。アナライザ,さ らに

スペクトラム・アナライザといつた他の測定器に接続することができます。

本器の入力回路のプロック図を下図に示します。入力端子に印加された信号は,プ ログラマブルの入カアッテ

ネータ,フ ィルタ,プ ログラマブル増幅器を経てモニタ出力されます。

モニタ出カプロツク図

モニタ出力の増幅度は,入 力段の増幅度とノッチ 。フィルタ後の増幅度で決定されます。 これらの増幅度は,

スペシャル ・ファンクション表示 (スペシャル・ファンクションの項を参照 )を使って確認することができます。

次表は,本器の入カレンジの設定状態での増幅度を示 したものです。

コメン ト

″ INPUT STAGE 6AIN_

lNPUlATTENUATOn

_PoST NOTCH 6AIN― ‐‐‐‐‐ロロ、

lNTEnNALPLU6‐INHPノBP

FlLTERS PROGRA‖ ABLECAIN AMPLIFIEn

PROSRA‖ABLECAIN AHPLIFIERNOTCH

F=LTEn

INPUTA"PLIFIEn

LO■―PASSFlLTERS

OUTPUTRHS/AV6DETECTOn

R一

一1〇

一嘔”H一

- 3 6 -

Page 37: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く入出力(つづき)》

入力段の増幅度 (dcを 除く)

[SPCL]ESPCL]表 示ホ

1。NN

入カレベル

レンジ

増 幅 度

LOG(dB) L!N(僣 1)

1 . 1 ´

1。2

1 . 3

1 . 4

1 . 5

1 . 6

1 . 7

1 . 8

1 . 9

1 . 1 0

1 . 1 1

1.12

1.13

1 . 1 4

1 . 1 5

1.16

1 . 1 7

1。1 8

1。1 9

300V

189V

H9V

75.4V

47.6V

30.OV

18。9V

ll.9V

7.54V

4.76V

3.00V

l.89V

l.19V

O.754V

O.476V

O.300V

O。189V i?qh′

0。119V l14崎′

0.0754V lも、4ぃ・

―-40

-36

--32

--28

-24

-20

- 1 6

- 1 2

-8

-4

0

+4

+8

+ 1 2

+ 1 6

→‐20

■・24

+ 2 8

1‐32

0.0100

0 . 0 1 5 8

0.0251

0.0398

0.0631

0。1000

0。1585

0。2 5 1 2

0。3981

0.6310

1.00

1.58

2 . 5 1

3.98

6 . 3 1

10.00

15。85

25。12

39.81

ポス ト・ノッチ増幅度

ESPCL][SPCL]表 示*

3。N

増 幅 度

LOG(dB) LIN(倍 )

3 . 1

3 . 2

3 . 3

3 . 4

0

+20

+ 40

+60

1

10

100

1000

*ESPCL][SPCL]表 示とはSPCLキ ーを 2度 押した時に表示されるコー ド(

項を参照 )。

測定系の トータルの増幅度は, 2つの増幅度の合計になります。

つまり,

増幅度 (LOG)=入 力段増幅度 (LOG)+ポ スト・ノッチ増幅度(LOG)

もしくは,

増幅度 (LIN)=入 力段増幅度 (LIN)× ポス ト・ノッチ増幅度 (LIN)

モニタ出力にあらわれるac電 圧は,次式で計算することができます。

Vout=V in× 増幅度 (LIN)

- 3 7 -

Page 38: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

く入出力(つづき)〉

SINAD, ひ ずみ,ひ ずみレベルの各測定では,基本信号が80dB以 上減衰 します。ノッチ・フィルタを通っ

たあとの信号は,高 調波や雑音,ハ ムやスプリアスといった信号が出て出力されます。これらの信号が増幅さ

)他 の解析を行うことができます。れてモニタ出力に出力されるため1

下式は,各 測定から得られたデータで,モ ニタ出力に出力される電圧の計算式です。

ひずみ測定

L“ = へ t銀

Vout= 10{表示データ(dB)/20}×

v in× 増幅度 (LIN)

ひずみレベル測定

Voit=表 示データ(V)X増 幅度 も しくは,

V out = 10{表示データ(dBm)/20}×

増幅度 (LIN)

SINAD測 定

100x vin ×増幅度(LIN) も しくは,V°ut=表

示データ(%)

V out=10~(表ガ ータ(dB)/20)×

v in× 増幅度 くLIN)

` S/N測 定の場合,内蔵発振器がオン/オフをくり返すため,モニタ出力も同期してレベルが変動します。dcレベル測定を行っている時「モニタ出力には何も出力されません。しかし,入力信号にac成分がある場

合は,そ のac成分のみが出力されます。

- 3 8 -

Page 39: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

概 要

操作手順

コメン ト

設定したスペシャル・ファンクション(1~8)は ,単に

ESPC咽 キーを押すことにより確認できます。

ESPc咽 キーを続けて 2回 押すと,現 在の設定状態 (1~8)

が表示されます。

サフィックス ー→

/ t )7tv27 + I

( z < l r t L - 7 r 2 j ! . > )

スペシャル ・ファンクション (一覧表 )

スペシャル ・ファンクションは,本 器の基本ファンクションにさらに追加されている機能です。

スペシャル ・ファンクションの設定は,下 表のスペシャル・ファンクション・コー ド(数値キー)と ESPCL]キーを押して行ぃます。

a^y + )v . 7 z / 2 .t = /affiW,ttl, t8tsERXf,tdfr] +- t/:tt, A<t+ )v . 7 t ./I ンで行いま九

同国

J ]「′

J ∂θ6

スペシャル ・ファンクションコ メ ン ト

名 称 コード

入 カ レ ベ ル ・レ ン ジ( D C ´ヽ レo■■ ドを除く)

1 . 01 . 1

1 . 21 . 31 . 41 . 51 . 61 . 71 . 81 . 91 . 1 01 . 1 11 . 1 21 . 1 31 . 1 41 . 1 51 . 1 61 . 1 71 . 1 81 . 1 9

自動選択3∞Vレ ンジ189Vレ ンジ119Vレ ンジ75.4Vレ ンジ47.6Vレ ンジ30.OVレ ンジ18.9Vレ ンジH.9Vレ ンジ7.54Vレ ンジ4.76Vレ ンジ3.00Vレ ンジ1.89Vレ ンジ1.19Vレ ンジ0.754Vレ ンジ0.476Vレ ンジ0.300Vレ ソジ0.189Vレ ンジ0.■9Vレ ンジ0.0754Vレ ンジ

ンヽ′

一椰レ

C力ω

入 2 . 02 . 12 . 22 . 32 . 4

自動選択300Vレ ンジ64Vレ ンジ16Vレ ンジ4Vレ ンジ

朱スト・ノッチ・ゲイン

(後 段 増幅 器利得)

3 . 03 . 13 . 23 . 33 . 4

自動選択OdB利 得

/

20dB ttlle40dB利得6 0 d B利得

固“点新数醐4 . 04 . 14 . 24 . 34 . 44 . 54 . 64 . 74 . 8

自動選択DDDD。 レンジ(Dは 各桁を意味する)DDD.Dレ ンジDDoDDレ ンジD.DDDレ ンジ0.DDDDレ ンジDD.DDmVレ ンジD.DDDmvレ ンジ0.DDDDmVレ ンジ

ポス ト・ノッチ検波器の

レスポンス

(S:NADモ ードではスロー検波器 )

5 . 05 . 15 . 25 . 35 . 7

ファースト実効値応答検波器スロー実効値応答検波器ファース ト平均値応答検波器スロー平均値応答検波器準尖頭値応答形検波器

ノッチ ・フ ィル タ同日 自動同調同調ホール ド

スペシャル ・ファンクションコ メ ン ト

名 称 コード

S!NADメ ータ ・レンジ 7 . 07 . 1

0~約 18 dBレシジ0~約 24d Bレンジ

エ ラ ー 打 消 し 8 . 08 . 18 . 28 . 3

全エラー打消 し

轟働 1蠍:靴設 定 ホ ー ル ド

発 撮 書 設 定 饉 の 表 示

9 . 0

1 0 . 0

現在の設定にホール ド

左表示に周波数 ′右表示に振幅の設定値を表示

レシオ基準の呼出しと入力 1 1 . 01 1 . 1 りじ′塞詈旨嚢禁と新

レオ基準の入力

SノN測 定時のディレイ 1 2 . 01 2 . 11 2 . 21 2 . 31 2 . 41 2 . 51 2 . 61 2 . 71 2 . 81 2 . 9

自動選択200msディレイ400msディレイ600msディレイ800msディレイ10oomsディレイ1200msディレイ1400msディレイ160omsディレィ1800msディレイ

X― Yレ コ ー ダ プロット有効プロット無効

測 定 間 隔 最 少さらに 1秒追加

S:NAD, S/N表 示分解能 1 6 . 0

1 6 . 1 多;鱒:ボα∝dB'25dB以

L■ 5感ン訂掃]背1 7 . 01 7 . 11 7 . 21 7 . 31 7 . 41 7 . 51 7 . 61 7 . 71 7 . 81 7 . 9

一 一 二

 二

 一 一 一 一

一ア一アデ

‐0125Ю20Ю則知印

レベ ル の ワ ッ ト表 示 19.019.NNト織練:癬瞥書hぎ

表示の HP― lB饉 み取 り 20” 菫妻飛肇食最:

H P ― i B ア ドレ ス 表 示 21.0

2 1 . 1

奎禁寵ζ7ヽヒヂη勇4ι調ン・オンリ!s:サ=ビス・リクエスト)10進法によるHP-lBア ドレス表示

サー ビス ・リクエ ス ト 22.N NIま1(データ・レディ),2(HP― IBエラー),4(測 定器のエラー)の合計

インピーダ ンスの変 更 47.047.1 出魂1じ喜1多負6::R■6:38

- 3 9 -

Page 40: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

要概

( z<y r ) b - 7 222 ! =2 (2 ' 3> >

操 作手順

入カレベル `レンジ(DCレ ベルを除く)(スペシャル ・ファンクション1)

入カレベルのレンジ設定は,手 動操作で設定することができます。下記の設定は,DCレ ベル測定を除 く全て

の測定に適用されます。本器の入力部は,プ ログラマブル・アッテネータと2つの増幅器より構成されており,

自動設定 (オートマティック・オペレニション)では,入 力信号に応じて入カレンジが自動的に設定されます。

入カレベル ・レンジは,下表のスペシャル・ファンクションで設定できます。

入カレベル ・レンジ

(フ ル 0ス ケール )

スペシャル ・ファンクション

コー ド

プログラム ・コード

自 動 設 定

300V

189V

l19V

75。4V

47.6V

30.OV

18。9V

H。9 V

7.54V

4.76V

3.00V

l.89V

l.19V

O.754V

O.476V

O . 3∞V

O。189V

O . H 9 V

O.0754V

1.O SPCL

l.l SPCL

l.2 sPCL

l.3 SPCL

l.4 SPCL

l.・5 SPCL

l.6 SPCL

l.7 SPCL

l.8 SPCL

l.9 SPCL

l.10 SPCL

l.1l SPCL

l。12 SPCL

l.13 SPCL

l.14 SPCL

l.15 SPCL

l。16 SPCL

l.17 SPCL

l.18 SPCL

l。19 SPCL

1 . O S P

l。l S P

l . 2 S P

l . 3 S P

l . 4 S P

l . 5 S P

l . 6 S P

l . 7 s P

l . 8 S P

l . 9 S P

l . 1 0 S P

l . 1 l S P

l . 1 2 S P

l . 1 3 S P

l . 1 4 S P

l。15 S P

l . 1 6 S P

l . 1 7 s P

l . 1 8 S P

l。19 S P

入カレベル・レンジの手動設定は,設定誤差やエラーを引き起こす原因にもなります。入カレベル・レンジが

手動で設定されている場合,必 ずしも入カレベルに対して適切な設定とはぃえず,測定の確度が低下してしま

います。

- 4 0 -

Page 41: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

要概

くスペシャル・ファンクション(つづき)

入カレベル・レンジ(DCレ ベル)(ス ペシャル ・ファンクション2)

本器の入カレベル・レンジは,ス ペシャル ・ファンクション2。Nで手動固定することができます。ただし,こ

のファンクションは,DCレ ベル測定のみに有効です。DCレ ベル以外の入カレベル・レンジは,スペシャル0

ファンクション1を参照。

スペシャル ・ファンクション・コードを入力して,入 カレベル・レンジを設定 します。

入 カレベル ・レンジ

(フ ル ・スケール )入 力 減 衰 量

スペシャル 0フアンクシ ョン

コー ド

プログラム ・コー ド

自 動 設 定

3 0 0 Vレ ンジ

6 4 Vレ ンジ

1 6 Vレ ンジ

4 Vレ ンジ

40 dB

24 dB

12 dB

O dB

2.O SPCL

2.l SPCL

2.2 SPCL

2.3 SPCL

′2.4 SPCL

2 . O S P

2 . l S P

2 . 2 S P

2 . 3 S P

2 . 4 S P

入カレベル0レンジの手動設定は,測定誤差やエラーを引き起こす原因にもなります。入カレベル・レンジが

手動で設定されている場合,必ずしも入カレベルに対して適切な設定とはぃえず,測定の確度が低下してしま

ぃます。

ポス ト0ノッチ 0ゲイン

(スペシャル ・ファンクション3)

操作手順

コメン ト

操作手順

要概 スペシャル ・ファンクショ

0~ 6 0 d Bを 2 0 d Bステッ

スペシャル ・ファンクショ

ンを用いて,ポ スト・ノッチ・アンプのゲインをコントロールできます。ゲインは

プで可変できます。

ン・コードを用いて,ゲ インを設定します。

ポス ト・ノッチ ・ゲインスペシャル ・ファンクション

コー ド

プログラム ・コード

"

自 動 選 択

O dBゲイン

20 dBゲイン

40 dBゲイン

60 dBゲイン

3.O SPCL

3。l SPCL

3.2 SPCL

3.3 SPCL

3.4 SPCL

3 . O S P

3 . l S P

3 . 2 s P

3 . 3 S P

3 . 4 S P

ポス ト・ノッチ ・ゲインの設定が適当でない場合,オーバー ・ロー ドする場合があります。また,そ れは,誤

差やエラーの原因になりますのでご注意が必要です。

コメン ト

- 4 1 -

Page 42: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

( z xy r ) b - 2 222 ! zv ( 2J *> >

エラー打ち消し

(スペシャル ・ファンクション8)

概 1要 エ ラー打ち消しファンクション・コー ドは,エ ラー・メッセージを打ち消すために用います。このファンクシ

ョン・コードは,ア ナライザのエラーもしくは信号源のエラー,さ らにアナライザと信号源のエラーの両方を打ち消します。

操 作手 順 エ ラーを打ち消すには次のスペシャル ・ファンクション・コードをキー入力します。エラーを打ち消すには次のスペシャル ・ファンクション・コードをキー入力します。

スペシャル ・ファッション

コー ド

全てのエラー打ち消し

アナライザのエラー打ち消し(Error 12~

信号源のエラー打ち消し(Error 18, 19)

アナライザと信号源のエラー打ち消し

96

8.O SPCL

8.l SPCL

8.2 SPCL

8.3 SPCL

操 作 例 信号源に関するエラー打ち消し

/ コード 、 ′ フ ァンクションヽ

手 動 操 作

□ □ □聾□

設定ホール ド

(スペシャル0ファンクション9)

操 作 例

設定ホール ド・スペシャル ・ファンクションは,現 在設定されている状態を固定します。設定が固定されてい

るのは,入 カレベル ・レンジ,ポ スト・ノッチ ・ゲイン,小 数点さらにノッチ 。フィルタ同調です。

設定を固定するために,9.OSPCLを 押します。

手 動 操 作

-コード 、

□ □

/― ファンクションヽ

SPCL

□□

(″ ム・コード)

9。OSP

コ_ド 」 I_フ ァンクション

ファンクション9は,

入カレベル・レンジ(

入カ レベル ・レンジ(

ポス ト・ノッチ ・ゲイ

小数点固定

ホール ド・ノッチ ・フ

要概

スペシャル ・

1。N

2 . N

3 . N

4 . N

6 . 1

次の全操作を行うことと同等です。

DD測 定を除 く)

DC測 定のみ )

ィルタ同調

-42-

コメン ト

Page 43: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

グ'

操 作 例

橿

くスペシャル・フアンクション(つづき)〉

スペシャル ・ファンクション1~ 4は ,現 在設定されている状態に固定されます。設定状態は, ESPCL]

[SPCL]を 使って確認することができます (ス ペシャル ・ファンクションの項を参照 )。

一度,このスペシャル・ファンクションを入力した場合,解除するためには各々をオー トマチック。モードに

するか[棚 剛疑橋]キーを押す必要があります。例えば,固定されているノッチ同調を解除するために,

6。O SPCLを入力します。

HP― :Bア ドレス

(スペシャル ・ファンクション21 )

要 ス ペシャル ・ファンクション21を使用 して,本 器のHP一 IBア ドレスを表示させることができます。 21.0

SPCLを 入力すると,左側ディスプレイにア ドレス(2進 数 )が表示され,右側ディスプレイには トーク・オ

ンリやリスン・オンリさらにサービス・リクエストが表示されます。

21、lSPCLを 入力すると,右側ディスプレイにアドレス(10進数 )が表示されます。

本器の工場出荷時のア ドレスは28に設定されています。

シフトELCL]を押してもアドレスを表示できます。

21.O ESPCL]を押 して 2進 数でア ドレスを表示させます。

t - 1 . , ' - / - 7 7 Y r 7 r 7 \

手 動 操 作

□ □ □ □聾□

表示例

| ア ドレス ( 2進 ) 」サービス ・リクエス ト

N O rリ スン。オンリ

ク・オンリ

J同脚

′~」

L′向け

同U

|IJI」|

NOTト ー

Page 44: 8903B オーディオ・アナライザ 操作ガイド - Octliterature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08903-90074.pdf① HP一 IBコネクタ : HP―IBコネクタ を通して,本器をリモート操作することがで

ヽo

@j! ffi iE.Ez- v vts ! rvr.- ts ffi ile?t

PART No. 08903‐90074 if._j)E口昂1:Oct.1988

①H