82017vol.674が ん ば る ひ ょ う ご の 中 小 企 業 を 応 援 す る 月 刊 誌

信用保証協会ニュース

・ 当協会の業務運営にかかる透明性、客観性を高める取組として、　「外部評価委員会」を開催しました・ 地域経済の活性化に向け、　「県下市町商工主管課長会議」を開催しました・ 金融と経営の一体的支援を実施するため、　「兵庫県地域支援金融会議 担当者会議」を開催しました・ 金融機関の皆さまとの連携を強化するため、　「金融懇談会」を開催しました・ 「国際フロンティア産業メッセ2017」に出展します・ 「第2回女性創業セミナー」を開催しました・ 「創業フェアひょうご2017」を開催します・ 景気動向調査の結果をお知らせします

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発掘！ ひょうごの魅力再発見！！ 6

未来へフォーカス ひょうごのちからフラワーギャラリー花日和

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金融機関インタビューみなと銀行 三宮統括部

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保証状況 9

信用保証協会は、中小企業のみなさまが事業資金の融資を受けられる時に、公的な立場でバックアップいたします。

メールマガジンを配信しています！！配信をご希望される方は、左のQRコードから「メールマガジン申込」ページにアクセスしてください。

撮影協力／株式会社岸本吉二商店きちじ

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　6月26日、平成29年度の外部評価委員会を開催しました。　同委員会は、学識経験者など4名の委員により構成されており、当日は、平成28年度経営計画の評価や、コンプライアンス態勢および実施状況等について、委員の皆さまからご意見をいただきました。　今後、いただいた意見をもとに、さらなる業務の改善を進め、より一層、透明性、客観性の高い業務運営に取組んでまいります。　なお、平成28年度経営計画の評価につきましては、本誌9月号および当協会のホームページに掲載します。

当協会の業務運営にかかる透明性、客観性を高める取組として、「外部評価委員会」を開催しました当協「外部

　7月11日、兵庫県の中小企業支援ネットワークである「兵庫県地域支援金融会議　担当者会議」を開催しました。　同会議は、金融機関、支援機関（計21機関）の経営支援部門の担当者が参加しており、経営支援等にかかる実務に即した情報発信や事例報告等を行い、経営改善や再生支援についての目線合わせやスキルアップを図っています。　当日は、経営支援に関する取組状況の報告や、兵庫県中小企業再生支援協議会からの再生支援および経営改善計画策定支援等に関する報告などが行われました。また、本年11月に開催される「兵庫県地域支援金融会議」の場で経営支援等の優れた取組事例を顕彰する「ひょうご信用創生アワード」を併催することが提案され、その方向で検討を進めることが確認されました。今後も関係各機関との連携を強化し、中小企業・小規模事業者の皆さまに対する金融と経営の一体的支援を積極的に行ってまいります。

金融と経営の一体的支援を実施するため、「兵庫県地域支援金融会議 担当者会議」を開催しました金融「兵庫

信用保証協会ニュース

　6月30日、県下市町の商工主管課長（24市町、25名）にご出席いただき、商工主管課長会議を開催しました。　当日は、平成28年度事業概況の報告と平成29年度事業計画等の説明、中小企業・小規模事業者に対する効果的な支援策等について、情報交換を行いました。　地域創生が本格化する中、地域の経済において、各市町の果たす役割は、より一層大きくなっています。　今後とも同会議などを通じて県内の各市町と情報交換を行うことで、地域経済の活性化に向けた連携体制を強化してまいります。

地域経済の活性化に向け、「県下市町商工主管課長会議」を開催しました地域開催

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　7月21日、金融機関の役員の皆さまと当協会の役員・所属長が一堂に会し、金融懇談会を開催しました。当日は、信用保証の現状等について説明し、中小企業・小規模事業者の皆さまに対する資金繰り支援および経営支援のために、さらなる連携強化をお願いしました。　また、兵庫県立大学 地域創造機構教授の畑 正夫氏から、「地域創生における地域金融のあり方」と題した講演が行われ、地域の金融機関に求められる役割や地域社会の課題を俯瞰する必要性などについて、お話しいただきました。　今後とも各金融機関との連携を強化することによって、中小企業・小規模事業者の皆さまをよりきめ細やかにサポートしてまいります。

金融機関の皆さまとの連携を強化するため、「金融懇談会」を開催しました

月 金

金融開催

　西日本最大規模の産業総合展示会となる「国際フロンティア産業メッセ」は、技術交流・ビジネスマッチングの場として毎年多くの方が来場されています（昨年度来場者29,875名）。　当協会の出展ブースでは、多くの方に信用保証協会を知っていただくため、信用保証の仕組みや各種保証制度をご案内します。また、当協会の出展ゾーンでは、当協会の他、公募により選定した県下の中小企業（14企業）が、グループ出展を行います。　ご来場の際はぜひお気軽にお立ち寄りください。詳細につきましては、経営支援室 創業・経営支援課（☎078-393-3920）までお問い合わせください。

「国際フロンティア産業メッセ2017」に出展します　西日本最大術交流・ビジネ

「国

昨年度の出展風景

主　　催 ● 国際フロンティア産業メッセ2017実行委員会

会 期 平成29年 9月7日（木）・8日（金）10：00～17：00

場　　所 ● 神戸国際展示場1・2号館（神戸ポートアイランド）※ 右地図参照

実施内容 ● 特別講演・基調講演、各種セミナー／出展者プレゼンテーション／ビジネスマッチング等

当協会の出展ゾーン

神戸国際会議場

ポートピアホテル

新神戸駅阪急神戸三宮駅

阪神神戸三宮駅

ポートライナー

JR神戸線市営地下鉄

山陽新幹線

阪神電鉄阪急電鉄 JR三ノ宮駅

会

開催要領入場無料

神戸国際展示場1・2号館

神戸国際展示場2号館1階グループ出展ゾーン

市民広場駅N

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信用保証協会ニュース

創業に興味のある方や創業後間もない方を応援します。

　7月8日（土）、神戸市中央区の神戸国際会館8階 セミナーハウスにて「第2回女性創業セミナー」を開催し、計41名の方にご参加いただきました。　キーノートスピーチでは、神戸商工会議所女性会元会長で昭和精機㈱の代表取締役会長である藤浪芳子氏にご講演いただきました。また、その後の交流会では活発な意見交換が行われ、個別相談会では参加者から多数の質問が出されるなど、盛況のうちに終了することができました。　参加者の方からは「様々な苦労を乗り越え、女性の経営者として一線で活躍されている藤浪さんの講演には、胸に響く言葉がたくさんあり、今後の活動に生かして、大切にしていきたいと思います。」「交流会では、楽しい雰囲気の中で多くの方と意見交換でき、とても良かったです。今後もぜひ実施してほしいと思います。」など、ご好評の声をいただきました。皆さまからいただいた貴重なご意見は、今後とも創業に関する支援充実のために活用してまいります。

「第2回女性創業セミナー」を開催しました

　創業をお考えの方や、創業して間もない方を応援する「創業フェア」を昨年度に引き続き開催します。　前回の創業フェアでは、「基調講演を聞いて、創業への意欲が高まった」「専門家との相談を通じて創業に関する悩みを解決することができた」など参加者の方々からご好評の声をいただきました。　当日は、創業に関する基調講演やトークセッションのほか、兵庫県内の金融機関や支援機関、さらには専門家（法律・税務・経営・労務）が一堂に集結し、創業に関する疑問や悩みに総合的かつワンストップで対応いたします。お気軽にご参加ください。

「創業フェアひょうご2017」を開催します

日　　時 平成29年 10月3日（火）　13:00～17:00会　　場 神戸サンボーホール１階

開催内容

小山 進 氏 （株式会社パティシエ エス コヤマ　代表取締役）　● 基調講演 （13：10～14：30）

● トークセッション （14：30～15：00）● 情報・相談コーナー （14：30～17：00）● 専門家相談会 （14：30～17：00）

1964年　京都生まれ。2003年　三田市に「パティシエ エス コヤマ」をオープンし、

「上質感のある普通味」を核にプロフェッショナルな味を展開し続けている。フランスの最も権威あるショコラ愛好会「C.C.C.」のコンクールでは、2011年の初出品以来、6年連続で最高位を獲得。その他様々な大会で多数の受賞歴を持つ、世界で活躍する日本人パティシエ／ショコラティエの一人。

参加無料

小山　進 氏　プロフィール

阪急神戸三宮駅

ポートライナー三宮駅

貿易センター駅

そごう神戸国際会館

市営地下鉄海岸線

国道2号線

阪神高速神戸線

至 明石 至 大阪

神戸市役所三宮・花時計前駅

JR三ノ宮駅

阪神神戸三宮駅

フラワーロード

N

神戸サンボーホール※ 事前申込みがなくても、当日ご参加いただけます。※ 創業フェアの詳細につきましては、8月中旬頃に当協会ホームページ（www.hosyokyokai-hyogo.or.jp）でご案内いたします。※ お問い合わせにつきましては、経営支援室 創業・経営支援課（☎078-393-3920）までお願いいたします。

申込方法当日の運営をスムーズに進めるため、事前にご希望の内容をＷＥＢにてお申込みください。

（ＷＥＢ） http://www.hosyokyokai-hyogo.or.jp

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　平成29年6月の調査結果がまとまりましたので、お知らせします。

景気動向調査の結果をお知らせします　　　～改善傾向ながら、先行きについては一部に慎重な見方～

平成29年6

景気　　

当期（4-6月）のＤＩ値は、すべての項目において、前回調査（1-3月）から改善しており、特に「生産・売上」については、22.2ポイントの大幅な改善となりました。次期（7-9月）の見込みについては、「生産・売上」「採算」の項目では、引き続き改善が期待されますが、「資金繰り」「借入難易感」の項目については、慎重な見方となっています。

経営上の課題は、46.8％が「売上・受注の減少」、38.8％が「人材・労働力の確保」となっています。次いで、「競争激化」「コスト高」「業界構造変化」の順となっています。

生産・売上

0 10025 50 75

26.7 41.1 32.2 0.0

0.0

当期（4－6月）

次期（7－9月）

（％）

前回調査時に比べＤＩ値は22.2ポイント改善

増加 変わらない 減少 無回答

0 10025 50 750 10025 50 75

18.0 54.3 27.8 0.0

21.3 56.8 21.9 0.0

当期（4－6月）

次期（7－9月）

（％）

採　　 算 前回調査時に比べＤＩ値は12.6ポイント改善

好転 変わらない 悪化 無回答

0 10025 50 750 10025 50 75

16.3 63.7 19.8 0.2

12.7 69.1 18.0 0.2

当期（4－6月）

次期（7－9月）

（％）

0 10025 50 750 10025 50 75

15.9 71.2 12.3 0.6

10.4 74.9 14.6 0.0

当期（4－6月）

次期（7－9月）

（％）

資 金 繰り 前回調査時に比べＤＩ値は7.0ポイント改善

好転 変わらない 悪化 無回答

借入難易感 前回調査時に比べＤＩ値は6.8ポイント改善

容易 変わらない 難しい 無回答

現在と今後の景況、借入難易感について

調査要領 ① ： 平成29年6月調 査 時 点 ② ： 無記名・郵送方式調 査 方 法③ ： 1,500事業者調 査 対 象 ④ ： 479（回答率31.9%）有効回答数※本調査は四半期ごとに当協会の保証利用企業を対象に実施しています。

ＤI値について 回答の各構成比を算出し、「増加」「好転」「容易」の項目割合から「減少」「悪化」「難しい」の割合を差し引いて算出しています。

0 10025 50 75

0月）

％）

32.6 44.1 23.4

景気動向調査にご協力いただいた皆さまに厚くお礼申し上げます。今後も引き続き、ご協力いただきますようお願い申し上げます。ご回答いただいた結果を踏まえ、信用保証制度の適切な運営に取組んでまいります。なお、調査内容の詳細につきましては、当協会のホームページにて公表しています。

ホームページアドレス http://www.hosyokyokai-hyogo.or.jp

※構成比の数値は、小数点第2位を四捨五入したものです。そのため、個々の構成比の合計が100％にならない場合があります。

経営上の課題 （複数回答） 46.8

38.8

21.5 18.4

12.3 10.4 9.4 8.4

2.9 2.5 2.3 1.5

売上・受注の減少

競争激化

業界構造変化

人材・労働力の確保

借入過多

後継者難

資金調達

設備投資

技術・商品開発

取引条件の悪化

過剰在庫

為替

海外景気の減速

その他

消費者ニーズの多様化

（％）

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

コスト高

28.824.2

16.1 13.4

今後の展開についてお聞かせください。

　三宮統括部は、みなと銀行の本店所在地である神戸市中央区で営業しています。今後も、信用保証協会と連携を図りながら、お客様の役に立つ提案を行い、地域経済の活性化に貢献したいと思います。

貴店の強みについて教えてください。

　当統括部は、他店でさまざまな経験を積んだ、若く、優秀な行員が揃っていることが大きな強みです。法人に特化した統括部ということもあり、お客様からいただいた課題やご要望などに、極めて迅速に対応できる体制が整っていることも強みです。　また、地域交流にも力を入れており、毎年、5月に開催される神戸まつりでは、みなと銀行各店から募った有志で結成した吹奏楽団が演奏を披露したり、統括部として誘導ボランティアを積極的に行っています。

保証付融資を推進する際に活用している商品を教えてください。

　「ひょうご発展支援保証 リード」と「短期継続保証 たんけい」を積極的に活用しています。　「リード」は、無担保で大口資金が調達でき、最長10年の長期一括返済ができることが魅力です。また「たんけい」は、短期資金の継続利用で安定した資金繰りが実現でき、「一括返済のため、一年間の資金繰りが見える。5年間継続できるのも魅力」とお客様からも好評です。

　みなと銀行は、「地域のみなさまとともに歩みます。金融・情報

サービスの提供を通じて、地域に貢献します」を経営理念として

掲げています。さらに、平成29年4月から平成32年3月までの

3年間の中期経営計画のスローガンを「みなと3First Plan」とし

て、「地域First／地域活性化への持続的貢献」「お客さまFirst／

お客さま本位のコンサルティング機能の発揮」「クオリティFirst

／筋肉質な経営基盤の確立」の3つのファーストプランを打

ち出しています。三宮統括部では、この「みなと3First Plan」を

スローガンとして掲げています。

貴店のモットーを教えてください。

三宮統括部統括部長

梶本 隆介 様

〒650-0021神戸市中央区三宮町1-10-1☎ 078-393-2767

みなと銀行三宮統括部

　当統括部は、JR三ノ宮駅に直結している交通センタービルにあります。周辺には商業施設やオフィスビルが建ち並び、神戸の中心地として賑わっているエリアで、地場産業としては、真珠加工業やアパレル関連などがあります。また、当統括部は、みなと銀行三宮支店、北野坂支店、水道筋支店、春日野支店、六甲道支店の法人顧客を集約して、平成28年5月から、これらの支店の統括部として営業をしています。

神戸神戸☎

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スリーファーストプラン

スリーファーストプラン

かつて、阪神工業地帯の中核を担う工業都市として「工都」と称され、ものづくりのまちとして知られている尼崎市。そんな尼崎市はまた、「工場夜景が美しいまち」としても知られるようになりました。川崎市や四日市市、周南市など、全国に工場夜景の美しいまちは数多くありますが、尼崎市の工場夜景には見る人と工場の距離が近いという特徴があります。平成26年度、尼崎市は全国の都市が参加して開催する「全国夜景サミット」に正式に参加。翌年には尼崎市が開催地となり、全国から工場夜景ファンが集まりました。

新たな観光スポットになった尼崎市の工場夜景

　伊丹や灘は、江戸時代から酒の銘醸地として知られていました。菰樽は、酒を運ぶための樽で、初期の頃は二つの二斗樽を馬の背に振り分けて乗せて運んでいました。海上輸送が主流になった頃は、船に積み込む際は大きな四斗樽を藁の菰でくるみ「菰冠り」と称していました。酒の銘柄を区別するために、樽に商標を焼き付けたのはこの頃とされています。尼崎市の地場産業として菰樽づくりが盛んになったのは、伊丹や灘など、日本屈指の酒どころに囲まれた地の利と、農家の冬場の仕事に最適という条件があったからです。今でも全国の酒造会社で使用する菰樽の大半が、尼崎市でつくられています。最近は、社名を入れたり、さまざまなフィールドで活躍するデザイナーとのコラボで､斬新な菰樽もあり、人気を博しています。

尼崎市 地場産業の尼崎市の地場産業

のひとつ、

「菰樽」について

私がご紹介します。

公共下水道から発生する汚泥を流域下水道の汚泥と集約して、処理を行う施設。SF映画のワンシーンを思わせる風情が魅力。

兵庫東スラッジセンター さまざまな梱包材に使用される段ボールの原紙を製造するレンゴー株式会社尼崎工場も、夜景の美しい工場としてファンが急増しています。

西淀川からの尼崎の眺め西淀川の川面に映る夜景が、美しさを倍増させています。

尼崎市

かつてい川崎に工りまる人があ全国国夜にはら工

新

業のひとつ、

公共下行う施

兵庫

ものづくりのまち

尼崎市ならではの工場夜景

阪神事務所保証相談一課

浦松 あゆみ撮影協力／株式会社岸本吉二商店

レンゴー株式会社

6

こも だる

こもだる

こもだる

こもだる

こもだる

こもかぶ

7

フラワーデザイナーにできること。

それは、花のある豊かな暮らしと

花を贈る喜びを広げること。

　花は、言葉ではなく、その姿で私たちに大切なことを語りかけてくれる。そんな花に癒やされたり、励まされたり、ときには嬉しい気持ちが何倍にもなった経験は誰にでもあるだろう。養父市でいち早く、フラワーデザイナーとして活動を始めたフラワーギャラリー花日和代表の竹藤誠氏は、技術とセンスを活かしたフラワーギフトを提案することで知られている。竹藤氏に、現状の思いや今後の展開について伺った。

〒667-0021 養父市八鹿町八鹿1847-1 ☎ 079-662-3250

フラワーギャラリー花日和

竹藤 誠 氏代 表

はな び より

ひょうごのちから

フラワーギャラリー花日和

8

　フラワーギャラリー花日和の前身となる生花店がオープンしたのは昭和57年のこと。開業したのは竹藤氏の母であった。当時は仏花を中心に扱っており、もともと竹藤氏の母が勤務していた生花店が移転することになり、店舗を譲り受けたことに端を発する。当時、竹藤氏は、実業高校の機械科で学ぶ、機械いじりが好きな高校生だった。高校卒業後、尼崎市にある大手メーカーに就職し、製造機械のメンテナンスを担当する部署で、日々、仕事に励んでいた竹藤氏であったが「自分で商売をしてみたい」という気持ちがわき起こり、休日に買い物などに出かけたときなどは､ディスプレイを観察していたという。　「次第に商売をしてみたいという気持ちが抑えられなくなって母に相談したところ、『それなら生花店を継いで欲しい』と言われました。そういう考え方もあるなと、約3年勤務した会社を退職して、21歳で養父市に戻り、生花店を手伝うようになりました。」　実は、竹藤氏と花との縁は、これが初めてではない。竹藤氏の父は、華道の師範として自宅で教室を開いていたのだ。「子どもの頃は、家に帰るといつも父がいて、花を扱っている姿を見ていました。ですので、仕事が工場勤務から花屋になっても、自分にとっては、自然なことでした。」　竹藤氏は、母が営む生花店を手伝いながら、自分にしかできないことを模索し始めた。その答えとして、頭に浮かんだのは「フラワーデザイン」だったという。　「フラワーデザイン」は、今ではすっかり浸透しているが、昭和60年代前半頃は、知る人の少なかった時代だ。早速、大阪で活動するフラワーデザイナーに弟子入りをして、毎月2回、養父市から片道2時間半掛けて通い、腕を磨いた。「教室に約10年間通いました。阪急17番街のディスプレイやさまざまなイベント会場の飾り付けなど、お手伝いさせていただくこともあり、これが勉強になったと感じます。」　そんな竹藤氏が、母から正式に店を譲り受けたのは平成19年のことだった。

　フラワーギャラリー花日和の人気商品は、竹藤氏がつくり出すフラワーギフトだ。花を贈る人の立場に立って、誰に、どんな思いを、どのように伝えたいのかを丁寧に聴き取ることから仕事が始まるという。　「贈る相手の好きな花や色を聞き出して、その方が喜ぶ顔を想像しながら花束をつくります。できあがった花束を取りに来てくださったお客様の笑顔を見ると、この仕事を選んで良かったと思います。」と竹藤氏。　ここ数年は、生花だけでなく、生花に小さなぬいぐるみやバルーンを加えたり、花を色鮮やかなまま乾燥させるプリザーブドフラワーのギフトなども人気を呼んでいる。さらに、他業種とのコラボでギフト商品の開発にも取組んでいるという。　「約5年前から、近隣の菓子店とコラボして、お菓子のギフトボックスにプリザーブドフラワーを入れたギフトセットを扱っています。この商品を見て、他の菓子店から母の日のギフトにカーネーションのプリザーブドフラワーの花束をつくって欲しいと注文を受けたり、イベント用のギフトを考えて欲しいといった依頼を受けるなど、少しずつですが仕事の幅が広がっています。」　竹藤氏に今後の目標を伺った。「商売を考えるとき、今やインターネットを外せなくなっています。HPを通じて、関西圏外からの注文を受けることもあるのですが、今のところプリザーブドフラワーのギフトに限っています。インターネットで生花の注文を受けるとしたら、傷み防止などいろいろとクリアしなければならない課題があるのですが、私なりの答えを出したいと思っています。」　優しく語る竹藤氏の傍らのショーケースの中で、色とりどりの花たちが美しさを競うように咲いている。その姿は、今か今かと出番を待っているように見えた。

機械分野から生花店へ転向。 養父市でいち早く、フラワーデザイナーとして活動。

生花だけでなく、小物やプリザーブドフラワーを使ったフラワーギフトが人気のフラワーギャラリー花日和

コラム

店頭での販売だけでなく、近隣のスーパーマーケットの花売り場用に、生花の卸もしています。お盆の時期は、大量に仏花の卸をしなければならないのですが、入金と仕入れのサイクルにズレがあり困っていました。銀行の担当者に相談したところ、保証料率が20％割引で利用できる兵庫県中小企業融資制度の「事業応援貸付」を紹介されました。信用保証協会の保証付融資は、私の代になって何度か利用していますが、とても助かっています。

近隣の菓子店とのコラボで誕生したギフトセット。菓子の詰め合わせにプリザーブドフラワーが入っている。

フラワーギャラリー花日和代表の竹藤 誠様は、平成28年7月、事業発展にかかる資金調達をバックアップする、兵庫県中小企業融資制度「事業応援貸付」を活用されました。

9

6月の保証状況平成29年

❶ 保証承諾 6月の保証承諾は2,899件（前年同月比113.5％）、48,154百万円（同108.2％）となり、前年同月と比べ、件数で345件、金額で 3,667百万円上回った。 また、保証申込は2,903件（同112.7％）、48,432百万円（同105.7％）となり、前年同月と比べ、件数、金額ともに上回った。

6月の金融機関群別保証承諾の状況は、地方銀行4,575百万円（前年同月比127.0％）、信用金庫 27,556百万円（同117.2％）で前年同月を上回り、第二地方銀行8,034百万円（同99.8％）、都市銀行 4,566百万円（同94.3％）、信用組合 3,392百万円（同80.1％）等で前年同月を下回った。

保証承諾（前年比較）（単位：百万円）

10,000

0

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

平成28年 平成29年

6月

48,154

44,487

平成28年 平成29年

5月

37,81033,272

平成28年 平成29年

4月

26,59027,071

平成28年 平成29年

3月

47,74846,215

平成28年 平成29年

2月

30,91431,069

平成28年 平成29年

1月

25,30423,277

平成27年 平成28年

12月

40,41841,574

1,076,086

6月の保証概況

2,903

2,899

－

151

112.7

113.5

－

82.5

48,432

48,154

－

1,435

105.7

108.2

－

66.6

7,284

7,133

91,818

406

114.5

114.6

98.3

82.7

115,098

112,554

1,079,839

4,682

106.4

107.4

100.9

75.8

保 証 申 込

保 証 承 諾

保証債務残高

代位弁済（元利）

件　数 金　額前年比 前年比 件　数 金　額前年比 前年比

（単位：件、百万円、%）

6月の保証承諾のうち、運転資金は45,797百万円（前年同月比109.8％）、設備資金は968百万円（同69.8％）となり、前年同月と比べ、運転資金は上回り、設備資金は下回った。

資 金 使 途 別

6月の業種別保証承諾の状況は、飲食店1,344百万円（前年同月比135.4％）、不動産業2,579百万円（同126.9％）、製造業9,728百万円（同118.9％）、小売業5,675百万円（同112.6％）、建設業12,187百万円（同110.0％）等で前年同月を上回り、運送・倉庫業2,670百万円（同99.8％）、卸売業7,432百万円（同97.3％）、サービス業5,859百万円（同94.1％）で前年同月を下回った。

業 種 別

金融機関群別

843

10

❷ 保証債務　 残高

6月末の保証債務残高は、91,818件（前年同月比98.3％）、1,079,839百万円（同100.9％）となり、前年同月と比べ、件数は下回り、金額は上回った。

（単位：百万円）

1,050,000

1,100,000

1,090,000

1,080,000

1,070,000

1,060,000

7月平成28年 平成29年

6月

1,070,215

1,079,839

平成28年 平成29年

5月

1,066,430

1,071,944

平成28年 平成29年

4月

1,070,4911,073,877

平成28年 平成29年

3月

1,075,7651,074,418

平成28年 平成29年

2月

1,072,0541,072,575

平成28年 平成29年

1月

1,076,0861,076,0861,076,0861,074,673

平成27年 平成28年

12月

1,083,9171,082,347

❸ 事故報告 6月の事故報告受付は、258件（前年同月比106.2％）、2,456百万円（同99.9％）となり、前年同月と比べ、件数は15件の増加、金額は3百万円の減少となった。 事故報告残高については、6月末で820件（同91.9％）、8,008百万円（同83.6％）となり、件数、金額ともに前年同月を下回った。

（単位：百万円）

2,000

3,000

1,000

0

4,000

平成28年 平成29年

6月

2,459 2,456

平成28年 平成29年

5月

2,5292,117

平成28年 平成29年

4月

2,3082,767

平成28年 平成29年

2月

2,4392,258

平成28年 平成29年

3月

2,712

2,062

平成28年 平成29年

1月

2,5142,112

平成27年 平成28年

12月

3,345

1,906

事故報告受付（前年比較）

❹ 代位弁済　 （元利）

6月の代位弁済は、151件（前年同月比82.5％）、1,435百万円（同66.6％）となり、前年同月と比べ、件数は32件、金額は721百万円の減少となった。

（単位：百万円）

1,000

0

2,000

3,000

平成28年 平成29年

6月

2,156

1,435

平成28年 平成29年

5月

2,035

1,608

平成28年 平成29年

4月

1,987

1,639

平成28年 平成29年

2月

1,290 1,260

平成28年 平成29年

3月

1,640 1,701

平成28年 平成29年

1月

843843843

1,720

平成27年 平成28年

12月

1,717

707

代位弁済（前年比較）

保証債務残高（前年比較）

[

保証時報]　第674号　

編集●兵庫県信用保証協会総務企画部企画調整課　

発行●兵庫県信用保証協会

信用保証をご利用できる方

※ 自動車または航空機用タイヤ及びチューブ製造業並びに工業用ベルト製造業を除きます。

業　種 資本金 従業員数3億円以下3億円以下1億円以下

5,000万円以下5,000万円以下

5,000万円以下

3億円以下

製造業等

卸売業小売業・飲食業サービス業

医療法人等

ゴム製品製造業 ※

ソフトウェア業情報処理サービス業旅館業

300人以下900人以下100人以下50人以下100人以下

200人以下300人以下

300人以下

国家戦略特区において商工業とともに農業を営む方も信用保証をご利用いただけます。

◎お客様総合相談室（中小企業融資よろず相談窓口）小 柳 室 長

堀 口 次 長TEL 078-393-3905

◎本所・事務所・支所のお客様総合相談窓口

中 川 副 室 長 TEL 078-393-3920

TEL 078-393-3909

TEL 078-393-3915

TEL 06-6411-4133

TEL 079-289-3611

TEL 0796-22-5171

TEL 0799-22-4493

TEL 0795-22-6775

TEL 079-424-1105

嶋 田 副 所 長

大 瀧 副 所 長

山 根 次 長

按 田 次 長

藤 田 次 長

藤 岡 副 所 長

斎 藤 副 所 長（保証相談一課、二課、三課）

垰 副 所 長（調整相談一課、二課）

◎代位弁済後のご返済等に関するお客様総合相談窓口

※本所大 禮 副 部 長

TEL 078-393-3914

TEL 079-289-3615

※本所

戸 田 副 部 長（管理相談一課、二課）

※姫路事務所駐在

岡 本 課 長（管理相談三課）

管 理 部

ご希望の方に保証時報を毎月送付いたします（送料は当協会が負担）。ご希望の方は総務企画部企画調整課（TEL 078-393-3922）までお申し出ください。

保証時報の送付について

各事務所、支所に「女性企業家支援チーム」を設置しています。お気軽にご相談ください。

女性企業家のみなさまへ

以下①～④のいずれにも該当している事業者の方が信用保証をご利用できます。

業種・営業形態などにより、ご利用いただけない場合もございます。詳しくは、当協会窓口までお問い合わせください。

①資本金または従業員数のいずれかが、右表の企業基準に該当していること。　特定非営利活動法人（NPO法人）の場合は、従業員数（製造業等：300人以下、卸売業・　サービス業：100人以下、小売業・飲食業：50人以下）が該当していること。②個人の場合は、兵庫県内に住居、事務所または営業所を有し、事業を営んでいること。　法人の場合は、兵庫県内に本店または事業所を有し、事業を営んでいること。③許認可等を必要とする事業の場合は、当該事業に係る許認可等を申込人名義で　受けていること。④事業上必要とする運転資金または設備資金であること。

兵庫県信用保証協会のネットワーク

関西アーバン銀行 みずほ銀行

但陽信用金庫

播州信用金庫

788

撮影協力／株式会社岸本吉二商店

〒661-0001 尼崎市塚口本町2丁目8-25　TEL.06-6421-4454

尼崎市

お祝い事やお慶びのとき、晴れの日などに、菰樽の

上蓋を割って酒を振る舞う「鏡開き」は、日本の大切な

風習として今に伝えられています。菰樽は、無骨な

職人の手によって､丁寧に力強く、一つ一つつくり上げ

られています。

表紙写真

ひょうごの地場産業

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