広研塾(新谷)

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しんたにのカメラ講習

8月19日

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自己紹介社会学部 産業関係学科 3回生 新谷章太

ラーメンが大好きです。とくに、こってりしたラーメンが好き。「無鉄砲 本店」が個人的ベストラーメン屋。

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カメラとは

一般的なコンデジ・ミラーレスカメラの構造コンパクトデジカメやミラーレス一眼カメラの断面です。このようなカメラは、レンズを通った光がそのまま撮像素子(光を受けるフィルムの役目をする部分)に当たり、それをカメラに内蔵されたコンピュータが液晶画面へ画像を映し出す仕組みです。撮影者は液晶画面を見ながら撮影するという形式になります。

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続いてデジタル一眼レフカメラの構造です。デジタル一眼レフカメラは、カメラの中に反射する鏡が入っていて、ファインダーから見た画像がそのまま写真として写ります。液晶画面を見ながら撮影するのと違い、ピント合わせや構図の確認が容易で撮影にとても集中できます。 反射部にペンタプリズムやペンタミラーなど、プリズムや複数の鏡によってファインダーからはレンズの視点と全く同じように見ることができるわけです。

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写真が撮れるプロセス1. シャッターボタンを押す。2. ミラーが上がる。3. シャッターが開く。4. フィルムに露光する。 ( 下のイラストの状態 )5. シャッターが閉じる。6. ミラーが戻る。※ 露光とはイメージセンサー(フィルム)に光を当てる事です。

シャッターを押している間はミラーが上がっているためにファインダーが真っ暗になります。

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画質の良し悪しは画素数に関係していると思っている方が多いようですが、実は撮像素子が大きいほど高画質に撮影できます。

撮像素子って何?撮像素子(イメージセンサー)とはレンズに写った画像(つまり光)をデジタル信号に変換する部分・・・(簡単に言うとフィルムの役割)のことで、これが高性能かどうかで画質は左右されます。いわばデジカメで一番大事な部分でもあります。ちなみに、撮像素子が大きく高性能なほどデジカメの価格も高くなります。

撮像素子(イメージセンサー)

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※ CCDとはイメージセンサーの名称

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フルサイズ(35mm判サイズ)一番上の大きい35mmフィルム型の撮像素子はとても大きく、高画質撮影、低ノイズ撮影ができます。デジタルカメラが普及する前のいわゆる35mm判フィルムと同等の大きさです。この大きさの撮像素子を搭載した一眼レフカメラはハイアマチュアやプロ仕様のものが多く、値段も数十万円するものばかりです。超高画質でボケやすくなります。

APS-CサイズAPS-Cサイズの撮像素子は、中級機や入門機で一般的に出回っている一眼レフカメラの撮像素子です。 35mm版と比べると小さいですが、これでもかなりの高画質で撮影できます。広研カメラのセンサーサイズはこちらになります。

フォーサーズ・マイクロフォーサーズ最近人気のマイクロ一眼・ミラーレス一眼カメラに使われている撮像素子は、APS-Cよりひとまわり小さいフォーサーズやマイクロフォーサーズという規格サイズがあり、ミラーレス一眼カメラの撮像素子はこれくらいのものが多いです。

1/2.5型サイズ下の方の小さい撮像素子は、1~3万程度で売っている一般的なコンパクトデジカメなどに使われている撮像素子です。画素数が多いほど高画質と勘違いしている人も多いかと思いますが、5年前の500万画素の一眼レフと最新型1300万画素ぐらいの iPhoneのカメラでは、画質は一眼レフが圧倒的にきれいです。

これら以外にもいろいろなイメージセンサーのサイズがありますが、一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラに使われている撮像素子は大きいものが多く、高画質撮影が可能です。

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余談ですが、一眼レフは撮像素子が大きく、光を感じ取る能力が一般のコンパクトデジカメに比べると圧倒的に高いため、暗い場所でも高画質で撮影できるほか、 ISO感度を上げても画質が劣化しにくいため、暗い場所で感度を上げても高画質で撮影できます。

つまり、スマホのカメラなんて比になりません!!

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カメラのシャッターボタンを半押しにすると、被写体にピントが合いますよね。これは AF (オートフォーカス)といって、カメラが自動でピントを合わせてくれます。このような機能はほとんどのカメラに搭載されていますが、一眼レフカメラは専用の AF センサーを搭載しているため、普通のコンパクトデジカメに比べて、とても早くピントを合わせることができます。

また、一眼レフカメラの高性能な AF センサーはピントがずれている距離も把握できるため、動いている被写体に対してもピントのずれを計算し、予測してピントを合わせ続けることも可能、このような機能は一眼レフカメラの得意分野です。

一眼レフのAF

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シャッター速度シャッター速度とは、光をイメージセンサーに当てる時間のことです。別名:露出時間とも言います。簡単に言うとシャッターが開いてる時間のことです。撮影をする上で、光を当てる時間と光を当てる量はとても重要で、時間と量との組み合わせによって写真の出来栄えが決まってしまいます。光を当てる時間はシャッター速度で調整、光を当てる量は絞りにて調整します。

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例えば、明るい日中の屋外での撮影と、薄暗い夕暮れ時の撮影とでは、明るさが全く異なります。これによりシャッター速度を調整して、常に適切な光の量をイメージセンサーに当てる必要があります。

明るい場所でシャッター速度が遅いと、光が入りすぎて撮った写真がまぶしく真っ白になってしまいます、逆に夜の暗い場所でシャッター速度が速いと、十分な光を取り込めず、真っ黒な写真になります。

ちょうどいい具合の写真にするには、このシャッター速度を調整する必要があります。

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明るい場所では、シャッターが開いている時間はほんの一瞬になります。数百分の 1秒、数千分の 1秒という世界。逆に暗い場所を撮影すればするほどシャッターが開いている時間は長くなり、夕暮れや室内では数十分の 1秒という世界になります。意図的にシャッター時間を長くする撮影・・・例えば滝などは数秒、夜景撮影ともなると 20秒や 30秒といった長時間シャッターを開くこともあります。

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シャッター速度速い

シャッター速度適正

シャッター速度遅い

・十分な光が取り込めていない ・光の量が適正 ・光を取り込みすぎている

同じ絞り値の場合、シャッター速度が写真の明るさの出来栄え(露出)に左右されます。

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この滝の写真は、水の流れを出すために意図的に、シャッター速度を少し遅くしています。シャッター速度を遅くすることによって、流れに流動感がでます。

シャッター速度1.5秒

この工場の夜景の写真では、周りが暗いため十分な光を取り込むために意図的にシャッター速度をとても遅くしています。※長時間露光は手ぶれします。三脚にカメラを固定しましょう。

シャッター速度20秒

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この幼女と噴水の写真では、噴水の水を静止したように写すためにシャッター速度を意図的に速くしています。

シャッター速度1 /4000秒

この花火での写真では、花火が爆発してから散るまでを写すためにシャッター速度を BULBモードによって任意で決めています。※BULBモードにするとシャッターボタンを押ししている間はシャッターが開き、露出をしています。シャッターボタンを離すと露出終了します。

シャッター速度4.2秒

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シャッター速度優先モードで撮影してみよう

広研カメラでは Tvの部分に合うようにダイヤルを回そう

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絞り写真というのは、レンズを通った光を一定時間イメージセンサーに当てることで出来上がります。

レンズには光の入り具合を調整できる機構があります。 これは猫の目のように大きくしたり小さくしたりすることができ、撮影する場所の明るさや条件などによって、開き具合などを調整しなくてはいけません。 この穴は絞り羽根という機構で大きくしたり小さくしたりできます。

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レンズを通った光は絞り羽根を通ることで光の量がコントロールされ、イメージセンサーに当たります。

この絞り穴を大きくすることを絞りを開けるといい、その逆、つまり穴を小さくしていくことを絞り込むと言います。

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羽根を全く使用していない状態を開放といい、そのレンズにおいて最大量の光を取り込むことができます。この開き具合は F 値という単位で表され、開き具合の指標として扱われます。

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• 絞り羽根が必要な理由はいくつかあります。

適正に露出させるため例えば日中の明るい屋外で撮影したらとても眩しいですね。そんな状態で絞りを開放したまま撮影したらイメージセンサーに光が当たりすぎて写真が真っ白になってしまいます。そんなときは程よく絞って光の入る量を調整しなくてはいけません。光の量をうまくコントロールして適切な写真ができるのです。

被写界深度のコントロール難しい言葉ですが、簡単に説明するとピントが合って見える範囲のコントロールができるということになります。後に説明します。絞りを開くとピントが合って見える範囲が狭くなり、逆に絞り込むと範囲が広くなります。一眼レフ特有の「ボケ」の強い写真に仕上げる場合はできるだけ開放で撮影し、景色など全体的にピントが合ったシャープな写真に仕上げたい時は絞り込んで撮影したりします。

絞りとは光の通り具合を調節するものと簡単に覚えておきましょう。

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F 値は数値が大きいほど絞り込む(光の通る穴が小さく)状態となります。数値が小さいほど絞りを開放する状態となります。

F 値が小さいとたくさんの光を取り込めるため、速いシャッター速度で撮影ができます、また背景のボケ方も強くなります。

逆に絞り込んでいくと穴が小さくなるので、シャッター速度を遅くしなくてはいけませんが、全体的にシャープな写真に仕上がります。

F値

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F 値 1.4 での写真 背景がよくボケています。

F 値 16 で撮影 全体的にピントが合ってシャープに仕上がっています。

F 値を操作することで、被写体だけをキリっと写すこともできますし、全体的にピントが合った図にすることもできます。

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開放 F 値とは、そのレンズで絞りを目いっぱい開いた状態の明るさのことをいいます。一般的にはそのレンズの明るさを示す指標にも使われていて、レンズ本体やカタログなどにも記載されている F 値というのも、この開放 F 値が記載されています。

広研カメラのレンズに以下のように記載されています。AF 18 55‐ ㎜ F3.5 5.6‐このレンズは 18~ 55mm で焦点距離が可変できるズームレンズですが、 F 値が 3.5~ 5.6 と記載されています。つまり広角側では F3.5 が開放 F 値となり、望遠側では F5.6 が開放 F 値となります。

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一般的に開放 F 値が小さいレンズほど明るいレンズと言われています。逆に開放 F 値が大きいレンズほど暗いレンズになります。

広研カメラのズームレンズは AF 18 55‐ ㎜ F3.5 5.6‐ となっており、どちらかと言えば暗いレンズとなっています。

F 値 2.8以下のレンズが一般的に明るいレンズと言われています。

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被写界深度先ほど出てきた難しい言葉ですが、簡単にいうと「ピントが合っている範囲」のことを言います。 厳密に言うとピントが合う部分は範囲ではなく線になりますが、人間の目から見てくっきりしている範囲が被写界深度となります。

言葉で説明しても難しいので、図と写真でご説明していきましょう。

左の図のように一味、缶コーヒー、缶ビール、芳香剤を縦一列に並べます。

それからカメラを構えて、缶ビールにピントを合わせた状態でシャッターを切ります。

絞り( F 値)のみをいろいろ変えた写真を紹介します。

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絞り( F 値) 5 の写真

一味唐辛子がとてもボケています。

絞り( F 値) 10 の写真

一味唐辛子が少しボケています。

絞り( F 値) 29 の写真

一味唐辛子がくっきりしています。

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F 値を小さく(開放する)とピントが合って見える範囲は狭まり、F 値を大きく(絞る)とピントが合って見える範囲は広がります。

F5 の場合は缶ビール付近しかピントが合いませんが、F29 では全体にピントが合って見えます。

このように範囲が狭いものを被写界深度が浅い、範囲が広いものを被写界深度が深い、と言います。

つまり、ピントの合っていない部分はボケる!

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被写界深度は「絞り」「焦点距離」「撮影距離」で変わる• これがデジタル一眼レフカメラを使う大きな特徴でもあります。ボケ

を大きくするには、絞りをなるべく開けて、 レンズも望遠側で撮影し、且つ対象物に近づけば近づくほど周りとのボケ差が大きくなります。

• 風景など写真全体にメリハリのあるシャープな写真に仕上げたい場合は、被写界深度を深くして撮影します。

• 逆に花の接写や人物の撮影などには、被写界深度を浅くして背景をボカすのが上手に撮影するコツです

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風景などを撮影する場合は被写界深度をなるべく深くするために、広角側で F 値を絞って撮影します。

なるべくボケを強くしたい場合は、 F 値を開放して撮影すると、被写界深度が浅くなり背景をボカして撮影します。ズームレンズの場合はできるだけ被写体に近づいて望遠側で撮影すると効果的です。

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絞り優先モードで撮影してみよう

広研カメラでは Av に合うようにダイヤルを回そう

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ISO感度ISO感度とは感光部が光を感じる感度の良さを数値化したものです。

光の当たり具合を調整するのに、シャッター速度が重要ですが、ISO感度を調整することで早いシャッター速度でも十分に露出させることができます。 簡単に説明すると、 ISO感度を上げることによって暗い場所でも明るく、手振れが少なく撮影できます。

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ISO感度は数値化されていて、 ISO100 、 ISO400 というように数字で表現されます。一般的に ISO100程度が最も低感度で 200 ・ 400 ・ 800 ・・・・と上がっていきます。

ISO感度は上げれば上げるほどノイズが多くなり画質が悪くなるという副作用があるため、画質にこだわる場合には上げすぎは禁物です。

夜間の撮影などでどうしても手振れが気になる・・・と言う場合は ISO1600 くらいで撮影すれば、 許容範囲の画質で撮ることもできます。三脚などを使えば、 ISO感度を下げて、シャッター速度をゆっくりにして高画質撮影も可能です。

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ISO感度を上げるとノイズが出やすくなりますが、明るい場所ではさほど目立ちにくく、暗い場所ほどノイズが目立つ傾向にあります。

明るい場所での高速シャッターが必要な場合は、 ISO感度を上げるだけで十分使えます。

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ここで紹介したシャッター速度・絞り・ISO感度に関しての基礎知識を習得すれば、あとは実践あるのみ!他にも色々な知識がありますが今回は割愛!

構図に関しては撮れば撮るほど上手くなります。プロカメラマンの写真などを見て感覚を掴んでください!

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マニュアルモードで撮影してみよう

広研カメラでは M に合うようにダイヤルを回そう

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初心者におすすめ一眼レフ

ニコンD7100このカメラはニコンのAPS‐C機の中で最も、ハイスペックになっている。AF51点のため色々な構図を作ることができる。ローパスレス機のため、風景などを繊細に撮ることが可能です。

画素数: 2471 万画素 (総画素 )/2410 万画素 (有効画素 ) 撮像素子: APS-C/23.5mm×15.6mm/CMOS 連写撮影: 7 コマ /秒 重量: 675g

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ニコンD5200こちらのカメラはD7100に次ぐ初心者用のカメラ。AF点も多く、使いやすい。高画素なところも特徴。値段も落ちてきているのでねらい目。

画素数: 2471 万画素 (総画素 )/2410 万画素 (有効画素 ) 撮像素子: APS-C/23.5mm×15.6mm/CMOS 連写撮影: 5 コマ /秒 重量: 505g

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ペンタックスK‐30こちらのカメラは防塵・防滴に優れた、いわば男のカメラ。風景などの撮影に優れています。K‐50が発売されたため値段が下がっています。ねらい目。

画素数: 1649 万画素 (総画素 )/1628 万画素 (有効画素 ) 撮像素子: APS-C/23.7mm×15.7mm/CMOS 連写撮影: 6 コマ /秒 重量: 590g

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ペンタックスK‐5Ⅱsこちらのカメラはペンタックスが出す、APS‐C機のフラッグシップ機。防塵・防滴はもちろん、非常に暗所にも強く、高感度である。ローパスレス機でもあるので、繊細な写真を生み出します。

画素数: 1693 万画素 (総画素 )/1628 万画素 (有効画素 ) 撮像素子: APS-C/23.7mm×15.7mm/CMOS 連写撮影: 7 コマ /秒 重量: 680g

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キヤノンEOS KISS X7こちらのカメラは、世界最小・最軽量の一眼レフ。とにかく軽い!重い一眼は嫌だという女の子におすすめ。スペックはごくごく一般的。タッチパネルを搭載。

画素数: 1800 万画素 (有効画素 ) 撮像素子: APS-C/22.3mm×14.9mm/CMOS 連写撮影: 4 コマ /秒 重量: 370g

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みんな一眼レフ買おうぜ!ミラーレスや、コンデジでは味わえないカメラの楽しみが一眼レフには詰まっています!一生モノの趣味になりますよ。

そして、9月の沖縄合宿での最高の思い出を「写真」という形で残しましょう!

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ご傾聴、誠にありがとうございました。