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板橋区大原社会教育会館「男性たちのジレンマ」
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第2回「男性たちのジレンマ」
2013年10月27日
あづまこうじ
板橋区大原社会教育会館
働く!?育児!?我が家のワークライフスタイル
• 自己紹介、ファザーリング・ジャパン紹介• アイスブレイク:脳の体操• 第1回ふりかえり• イクメンもつらいよ• 男と女のちがい• 夫婦パートナーシップのコツ• してほしいこと/ほしくないこと 参加型の進め方で楽しく学びあいます
内容と進め方
自己紹介
東 浩司(あづまこうじ)
• 1971年2月生(42才)
• 妻(保育士)、娘(6才・2才)
• 名古屋出身、姉二人・妹
• 逗子在住、20代は板橋区に
• 株式会社ソラーレ代表
NPO法人ファザーリング・ジャパン理事
• 専修大非常勤講師、聖心女子大就職カウンセラー
職業:研修講師
「自分らしくいきいきと働く」をテーマにした研修セミナーを企業や組合、自治体で実施
専門:ワークライフバランス、メンタルヘルス、父親育児
本業は「パパ」
• もとは親になることに消極的だった
• 一人旅が好きな自由人ワーカホリック
• 転職6回、ブラック企業
• 長女の誕生をきっかけに働き方を見直し、独立
• 父親育児支援NPO入会
ペアワーク「脳の体操」
ペア(3人組も可)になって、自己紹介をしつつ次のテーマでお話しください この二週間でうれしかったこと、
楽しかったこと、ラッキーだったこと
2人(又は3人)合わせて 3分間
いい父親ではなく
笑っている父親になろう!
親が笑いながら生きている姿は、子どもたちが未来に明るい希望を抱くための大切なメッセージ
「プラス思考になろう!」とは思わない
意識すると逆にマイナス思考へ向かいます
プラスの言葉=「う・た・し・大」を口ぐせにする
うれしい・たのしい・しあわせ・大好き・大丈夫
脳にスイッチが押されてプラス思考の体質に
第1回『女性たちの葛藤』ふりかえり
<浮き彫りになった課題>
• 何のために働くのか。何を大切にしたいのか。
• 家事・育児はだれがやるのか。
• 仕事は二の次にしなければならないのか。
父親たちも悩んでいる
• 子どもが生まれてから夫婦関係が悪化した
• しつけや教育の方針が妻と合わない
• 仕事が忙しくて、育児に関わる時間がない
• オヤジの背中どころか、寝顔すら見せてない
• 育児のために定時退社すると評価が下がる
• 子どもが「ママ」ばかりで、自分になつかない
• 子どもと二人きりで何をしたらよいか分からない
イクメンは新しい時代の男の生き方
• イクメン=育児を主体的に行う男性
• 2010年の流行語大賞TOP10
• 男の育児は「国家事業」
• イクメンの反対語は?
カリキュラム
「父親」という生き方を楽しみたい方のための日本初の父親学校
〜いい父親ではなく、「笑っている父親」になろう!~
「本当の」パパ・スイッチを入れませんか?
期間限定の子育てを楽しむための育児のテクニックはもちろん
働き方を変え、愛する妻を支え、地域と関わる秘訣など
多様なカリキュラムから「知識」「スキル」「マインド」
を FJの各分野の専門家お伝えします。
主催:NPO法人ファザーリング・ジャパン 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町 3-21-1320 [email protected]
(受講者アンケートより一部抜粋)
■今後どういうパパになっていったらいいか、具体的にイメージできた。
■妻への心がけなど、身に染みる話ばかりで、ほんとうに勉強になった。よき仲間もたくさんでき、参加して本
当に良かった。放課後の飲み会も良かった。
■パパとして間違いなく成長できる講座でした。これからよりがんばろうという気持ちになった 8回でした。
成澤廣修氏
2013年 11月 27日〜3月 15日 隔週水曜 18:30-20:30全 8回 ※最終回のみ土曜開催
文京区長 地方自治体初の育休取得
2010年ベストマザー賞受賞
「トップが本気になれば、子育て環境は変わる!
〜元祖イクメン首長が語るパパ育児論」
開催概要
11月 27日(水)基調講演
・会場:日本興亜スマイルキッズ江戸川橋保育園
文京区関口 1-45-15、地下鉄有楽町線江戸川橋駅 1b 出口徒歩 1 分
・対象/定員:育児に意欲のある父親およびプレパパ / 20名
・受講料:29,400円 ※紹介割引制度あり、単科受講可(4,200 円)、託児あり(要事前届、1人1回あたり 1,000 円)
・申込:WEBにて事前申込必要。「ファザーリング・スクール」と検索の上、
ファザーリング・スクール公式サイト(http://fathering.jp/school)よりお申込みください
12 月 11 日 園代表が教える子どもとの関わり方 内山恵介(スマイルキッズ江戸川保育園 園代表)
12 月 25 日 ポジティブ子育て講座 高祖常子(育児情報誌『miku』編集長)
&子育てソングミニライブ &西村直人(NPO えほんうた・あそびうた代表)
1 月 8 日 シュフ男子の家事講座 FJ シュフ男子チーム(堀込、ムーチョ、三木)
1 月 22 日 パパの働き方革命 塚越学(ダイバーシティ&WLBコンサルタント)
2 月 5 日 ママを愛するパートナーシップ 林田香織(パートナーシップ・アドバイザー)
2 月 19 日 パパが考える家族の危機管理 亀山恒夫(まちづくりプランナー)
3 月 15 日 ファザーリング最終講義&修了式 安藤哲也(FJ創立者、スクール校長)
(最終講義は 16:00-18:00、ご家族での参加を歓迎します!)
NHK「おはよう日本」 「クローズアップ現代」「50ボイス」「朝イチ!」 「知る楽」「視点論点」 、テレビ朝日「SmaSTAION!」、テレビ東京「ガイアの夜明け」、 TBS「はなまるマーケット」「イブニングワイド」、フジテレビ「めざましどようび」「FNNニューススピーク」、日本テレビ「ズームインSUPER」「news every」「ご存じですか」、読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」、名古屋テレビ「UP!」、朝日・読売・日経・産経新聞、ひよたまクラブ、DIME、メンズLEE、婦人公論、 日経トレンディ、CNN、アルジャジーラ、ブラジル放送、韓国KBS、他
イクメンブームでメディアが殺到!
<答>
男の育児が当たり前の社会へ
なぜ「イクメン」がニュースになるのか?
育児する父親が 珍しい から母親が育児しても話題にすらなりません
高校の教科書で「ファザーリング」
35歳前後を境に男性の家事に対する意識が異なる理由
月
日、学研教育出版
発刊
『新しいパパの教科書』目次
1. パパ育児のススメ
2. パートナーシップ
3. パパのための子育て基礎知識
4. 育児・家事のパパテクニック
5. パパとしてのワーク・ライフ・バランス
6. “イクメン”から“イキメン”へ
頑固カミナリ親父時代 (~1950年)
・家父長制、上げ膳据え膳、封建的な振る舞い ・背中で語る、『巨人の星』星一徹
モーレツ・サラリーマン時代 (~1990)
・高度成長期~バブル期、企業戦士と銃後の妻 ・24時間働けますか?亭主元気で留守がいい
イクメン時代 (~現在)
・仕事と子育ての両立、育休(さんきゅーパパ)
男のあるべき生き方が変わった
子育ては働き方と生き方を変える大チャンス!
OSをバージョンアップしよう!
オムツを替えてオツムも変える
子育ては 乳がなくても 父育つ
仕事と育児
どちらが困難ですか?
(大変そうに感じますか?)
楽な仕事に逃げていませんか?
育児を楽しめる期間は、ほんの数年・・女の子は10才、男の子は高校生まで
⇒夫婦でこのプロジェクトを楽しもう!
<プロジェクトⅩにハマるツボ>
l 事業が困難であるほど(富士山頂にレーダー設置、等) 達成したときの歓びと感動がある
l 一人で成し遂げても感動はしない 助け合う仲間の存在が不可欠である
l 当時の経験がハードであるほど、ふりかえると美談に
子育ては期間限定のプロジェクトX
4つの育‘ジ’
①育児:わが子の子育て=イクメン
②育自:自分が成長=親育ち・共育
③育地:地域を育てる=イキメン
④育次:次世代を育てる=コヂカラ
パパのミッションは「孤育て」からの解放
• 孤独・孤立な育児を強いられるために児童虐待、育児放棄、、
• 密室で行われる育児は行き詰まりがちで育児ストレス、育児不安、産後うつ、、
⇒父親が育児に積極的にコミットすれば 母親を「孤育て」から解放できるはず!
1.
2.
3.
上司になること
社長になること
親になること⇒そのココロは、
ままならないものを相手にする
人が鍛えられる三つのきっかけ
会社 自分
<組織の論理>
• 成果、スピード• 人間関係、調整• チームワーク、など
<パパの想い>
• 子どもとの時間• パートナーの関係• 趣味,友人,夢,など
ママならないものから逃げず、向き合おう!
イクメンはつらいよ
パパの育児は「ママのケア」を 優先
NHKあさイチ 2013年4月17日放送より
パパの極意は「妻のケア」
<仕事で忙しいパパが見極めるべきポイント>
自分が仕事で不在のときに、
ママ(妻)がパパのことを
子どもにどう説明しているか?
ワーク・ライフ・バランスより ワーク「ワイフ」バランスが重要
0
20
40
60
80
100(%)
仕事
趣味
彼氏・夫
その他
子ども
この時期が重要。
回復グループ
低迷グループ
作成:東レ経営研究所 渥美由喜�
20年先を見越した離婚防止のリスクヘッジ
(女性の愛情曲線)
「手伝う」ではなく、シェアする参加者気分ではなく、コミット
<NGワード>
ü 手伝おうか? 手伝ってあげる・・「育児は自分の仕事ではない」と考えている
ü 育児に「参加」 家事に「協力」・・「参加」に前向きさは伝わるが、主体性はない
ホーム(家庭)をアウェイにしない
さらば「家族サービス」
• 「サービス」は通常お客様に対して使う用語家族は奉仕をする対象ではない
• 「家族サービス」を口にする父親にとって家族は「週末のお客様」になっている
• 運転手や撮影係ではなく、一緒に遊ぶ
定年やリストラで職場というホームグラウンドを失ったら、オールアウェイ化して大変なことに!
夫をイクメンに!
ü 基本は「ほめて育てる」・新入社員を育てるのと同じスタンスで
ü 夫育てをあきらめない・夫が育たないと、もう一人の長男を世話する羽目に
ü 門番にならない ×洗濯ものはパンパンして干して!
日々の育児や家事は職場のルーティンワークと同じ
パパは、妻からの評価を求めずクールに決めよう!
6歳児未満の子をもつ男性の育児・家事時間(一日平均)
どれくらい育児家事をしていますか?
28
17
11
8 6
3 3 1
2時間 3時間 1時間30分 6時間 5時間 4時間30分 8時間 4時間
育児家事に費やしている時間
一日平均 3時間35分
イクメンパパ、192人(イクジ)にアンケート
イクメンパパが グローバルスタンダード ・・育児は質より量(時間)
「男は仕事、女は家庭」は根強い
「男は仕事、女は家庭」に賛成51.6%〜3年前より10%増
教育や健康の分野で男女間格差はほとんどないが、 経済の分野で賃金や管理職への登用の面で格差が大きく、政治の分野でも女性議員が減っているなどと指摘された
日本は男女格差が酷い国
(対象:136か国) 1位 アイスランド 2位 フィンランド 5位 フィリピン
105位 日本
前年より順位を4つ落とす
※「男尊女卑」が顕著な業界 ①政治家(代議士) ②テレビ局 ③新聞社
女性の社会進出は夫の「家庭進出」が鍵
✓ 女性に家庭責任を負わせたまま働かせても 「仕事・育児・家事」の三重苦+介護で四重苦!
✓ 長時間労働を前提とした働き方の職場では、 女性は管理職になれない(なろうと思えない)
⇒欧米はハウス・ハズバンドの育児家事で女性も昇進 アジアの女性は家事をメイドに任せてキャリアアップ
メイド・イン・ジャパンのファザーリングが必要!
男と女のちがい
こう想像してみよう。もともと 男は火星人、女は金星人だった
ジョン・グレイ『ベスト・パートナーになるために』
「男性性」と「女性性」のちがい
n 男性脳と女性脳
女性は右脳と左脳をつなげる
脳梁が20%太い♀同時進行型⇔♂集中型
・・職場で女性が話しながら
急に泣いてしまう理由
n 優位な部位のちがい
♀言語・記憶
♂空間把握
「男性性」と「女性性」のちがい
n ホルモン
♂テストステロン:闘争本能、性的衝動
♀エストロゲン、オキシトシン:協調性、母性本能
n 原始時代の役割分担 ♂狩猟 ♀採集、子育て
n 遺伝子プログラム
・・娘が年頃になると父親を遠ざける理由
ü 性差よりも個体差の方が大きいので言い切れない
ü 職場では男女の差以上に、ジェネレーションギャップが大きい(モーレツ管理職 vs. ゆとり世代社員)
例えば、シャツを買い換えるためにデパートに出かけたとき
Q.どれくらい時間をかけて買い物しますか?
…何軒ぐらいのお店をチェックしますか?
・男性の傾向:求める商品がある売り場へ一直線 吟味はするが基本的にはその場で判断
・女性の傾向:気に入るシャツを求めて何軒も回り、 「また今度来たら買おう!」
「女はフロアを一周してから目的の売り場に向かう」 by 県庁の星
男女のちがいを感じるシーン(買い物編)
「仕事で嫌なことがあったの」と言う妻が求めている返事は
共感してほしい!私の感情を分かちあってほしい!
○「それは大変だったね」「なにがあったの?教えて」
△夫が犯すミス
「嫌なら仕事辞めれば?」「オレの方がもっと大変だよ」 「もっとポジティブに生きなきゃ!」「・・・(さわらぬ神に)」
男性は「問題解決」、女性は「共感」
夫婦の会話で解決策やアドバイスは不要
妻が望むのは「受容」「自己重要感」
私の話しを目をみながら(スマホを見ながらではなく)
黙って(余計な口をはさまず)、 後まで聴いてほしい
カウンセリングを学んで何より役に立ったのは、妻の話しを黙って聴けるようになったことだ
カウンセラーA氏
・パートナーの自己重要感を満たす働きかけをする (例)記念日にプレゼントを贈る、人前で妻のことをほめる
ママのコップが水漏れする会話
p 「だからさあ、それは◯○っていうことじゃないの?」
→ママ目線で要点を繰り返す。「君は◯◯って思うんだね。」
p 「それは、◯○すれば済むってことでしょ?」
→ママがどうしたいかを伝える。「君は◯◯したいんだね。」
p 「結局大丈夫だったんだ。よかったじゃん。」
→過程や苦労をねぎらう。「でも君は大変だったんだね。」
p 「結局、俺にどうして欲しいの?」
→自分ができることを提案。「じゃあ、俺が◯○しようか。」
68
パパのコップが決壊する一言
ü 男のくせに!
ü だから言ってじゃないの!
ü あなたは昔からそうだった!!
ü 私のことを何も分かってくれない!男性の「プライド」を否定する言葉⇒キレるorひきこもる
ü 己の欲せざる所、人に施すことなかれ (孔子) ü 自分がしてもらいたいように他人にしなさい (キリスト)
・家族や職場の同僚など身近になるほど我がままが出たり 依存的になりやすく、人間関係が難しくなる
⇒「付き合い方が難しくなってきた」と感じるのは親密になった証拠
人間関係を円滑にする極意
・宗教の黄金律(ゴールデンルール)は違うかもしれない
■自分と相手は違う人間であることを前提に付き合う
■女性は、ストレスが溜まるほど、おしゃべりになる
友人に話しているうちに前向きな気分になってくる
□男性は、ストレスがきつくなるほど無口になる
一人きりになって問題解決を考えることに集中したい
・「つらそうにしている女性」をみた男性は、「そっとしておこう」と判断する →女性はさらに落ち込む
・「一人で考え事をしている男性」をみた女性は、心配になってあれこれ話しかける →男性は逆ギレする
ストレス対処のちがい
男性がしてほしくないこと
• ちょっとしたミスを大げさに責め立てられる
• 結論のない話しを延々とされる
• 道に迷ったときに文句を言われる
• 考え事をしている最中に話しかけられる
女性がしてほしいこと/してほしくないこと
• 誕生日や記念日を決して忘れない
• 小さなことでも認めてほしい、ほめてほしい
• 「今日はどんな一日だった?」と質問してほしい
• 髪型に変えたのに気づいてもらえない
• 私の気持ちをないがしろにされる
• 無視される、名前で呼ばれない
男女のしてほしいこと/してほしくないこと
男性の機嫌がよくなる声かけ
• すごいですね!さすがですね! • これもみなパパ(○○さん)のおかげです! • 頼りにしています! 頼りになります!
女性の気持ちが高まる声かけ • (何かをしてくれたら、すかさず)ありがとう! • がんばっているね!(×がんばってね) • いつも本当に助かっています • 君のためなら、喜んでそうするよ! • ○○さんがいてくれてヨカッタ!!
<グループ話し合い>
私が(パートナーに)してもらいたいこと してもらいたくないこと
ü 電気がつくことに、ありがとうü 生んでくれて、ありがとうü 妻に、夫に、ありがとう
感謝の反対語をご存知ですか?
まずは家族に
「ありがとう」と伝えよう
出発点は「感謝」
• やりたいことを十回言うと実現します
「口」+「十」= 「叶」う
• ただし、十一回言ってはいけない、、
「吐」く
⇒マイナス言葉をなくせば「叶」う
夢を十回口にしていると叶う話し
自分が起点になって太陽になろう!
周りを暗いと嘆くのではなく、自分が太陽になって輝けばいい
<ステップ1>自分が太陽になる
<ステップ2>周りの人と照らし合う