要求開発マスター認定制度への提案

セントラルソフト　林　栄一

自己紹介電子楽器メーカー　5年陶磁器関連営業　２年鉄道関係の研究開発　２年ＩＴ業界　14年ほどオブジェクト指向　１５年ほど設計、ＰＭ、営業、教育のプランニングとか。アフリカの太鼓とかライブとかもやってます。最近のテーマ：太鼓でチームビルディング。アジャイル２００８トロントに行きます！

結論要求開発マスター認定制度を作って広めよう。

CReDM ( Certified Requirement Development Master )

どうしてそう思ったのか。

スクラムマスターセミナーを受講しました。

スクラムマスターか！そうか！では、要求開発マスターだ！　

安易

スクラムとは？

アジャイルな管理手法の一つ。

•スプリント 　一ヶ月のイテレーション

• デイリースクラム 　毎日定時に15分間のミーティング、朝会

• プロダクトバックログ 　 業務視点で優先順位付けされたリスト

• スプリントバックログ 　スプリント（イテレーション）で実現する作業リスト

• スプリント計画ミーティング

　スプリントバックログを作成するミーティング

• スプリントレビュー

　スプリントの終了時に行う振り返り

スクラムに登場するロール。

• スクラムマスター 外部との折衝 　ミーティングをファシリテート スクラム推進のキーパーソン • プロダクトオーナー

業務レベルの視点で、プロダクトバックログを管理

• スクラムチーム 　開発を行う。スプリントにコミットする。

要求開発に登場するロール。（こたつモデル）

※　要求開発入門 Version 1.0 β1

• ビジネスオーナー 業務理念をもつ • システム開発者

技術の可能性を知っている

• 業務担当者 　　 業務をじっさいに遂行する

要求開発を推進するのは

だれ？

新・こたつモデル

要求開発マスター

ファシリテート

新コタツモデル

• 要求開発マスター 　要求開発を推進するファシリテーター• ビジネスオーナー 業務理念をもつ

• システム開発者 技術の可能性を知っている

• 業務担当者 　 業務を実際に遂行する

要求開発マスターとは、奥様　役

おじいちゃんのお墓どうしようかとか、親戚たちが来たときに、こたつの外で、お酌したりする感じ。

こたつの中• ビジネスオーナー • システム開発者 • 業務担当者 こたつの外• 要求開発マスター こたつの外からファシリテートする中立な奥様

「要求開発推進者に　ロール名と認定　による権威を。」

Naming and conquer

効果

•現場での要求開発の推進がしやすくなる。•認知度を上げられる。

たとえば！

利害関係のある人が要求開発を推進するときには、「要求開発マスターとして話します」というだけで、中立な立場からの発言として認めてもらえる。

要求開発マスターに必要なスキル

現状の分析力手法を適切に適用する能力ファシリテーション力

奥様力！

現状の分析力奥様力！

現状の分析力　→お酒足りてるかしら？

奥様力！

現状の分析力　→お酒足りてるかしら？

手法を適切に適用する能力

奥様力！

現状の分析力　→お酒足りてるかしら？

手法を適切に適用する能力　→適切なタイミングでおつまみを提供

奥様力！

現状の分析力　→お酒足りてるかしら？

手法を適切に適用する能力　→適切なタイミングでおつまみを提供

ファシリテーション力

奥様力！

現状の分析力　→お酒足りてるかしら？

手法を適切に適用する能力　→適切なタイミングでおつまみを提供

ファシリテーション力　→奥様の笑顔が場を作る

奥様力！

そもそも、手法の適用とはどういうことなのか？

手法とは、

「すごくできる人の暗黙知を、他の人がつかえるように形式知に変換したもの」

しかし、

形式知になったものは、ほんの一部にしかにすぎない。

その背景となる思想や考え方が手法の行間に（そこはかとなく）隠れている。

実は「そこはかとない」部分が重要！

だれでもできる手法適用だけでの成功は４０％（目標値）

銀の弾丸はどこにもない。

手法の適用と、その人の能力とが合わさって初めてプロジェクトが成功できる。

要求開発マスターの成長モデル

１，無意識的無能手法すら知らず行き当たりばったり2，意識的無能形式知を習得、手法を形式的に使用。40％3，意識的有能手法の行間を読めるようになる。60%４，無意識的有能手法を忘れその場の状況から臨機応変に対応する。悟りの境地。　８０％以上

奥様の成長モデル

余談ですが、、、

１，新妻

2，普通の奥様

3，ご近所の人気者、井戸端会議　　ファシリテーター奥様

４，カリスマ奥様

3，意識的有能手法の行間を読めるようになる。60%

要求開発マスターの認定レベル

3，ご近所の人気者、井戸端会議　　ファシリテーター奥様

奥様では。余談ですが、、、

課題•要求開発をマネジメントメソッドとして強化したい• どういう会議体をどうファシリテートするのか

•コタツの３種類の参加者もロールとして固有名詞化したい

•認定制度どうする？ 標準セミナー受講＋検定•セミナーリーダーの認定をどうするか

再度結論

•要求開発マスター認定制度を作って広めよう。•要求開発には奥様力が必要である。

ご静聴ありがとうございました。