50CAlOCSPPアンプ - TOK2

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●平衡回路か平衡接続か どちらが有効かを検証 50CAlOCSPP はじめに CSPPアンプは躍動感と存在感, 空気感やキレとコクなどの点で他の 回路方式の追随を許さないたいへん 優れた回路だ と体験的に確信して いるので「もうこれ以上望むものは ない.あとは出力管やドライブ方式 の違い,アウトプット・トランス/ OPTの違いによる音の違いを楽し むしかないか」と思うこともしばし ばありました. しかし,最近報告させていただい たプレート・チョーク・ドライブと か,ドライブ段にブート・ストラッ プを掛けるとかのドライブ段の回路 方式の違いのおもしろさや,CSPP としてはかならずしもそのメリット が享受できないと考えている3樋田 118 カ管でも,CSPPらしさはキチンと 得られるばかりではなく,3極管な らではと思わせる滑らかさやマイル ドさから来る居心地のよさに心を奪 われることもしばしばで CSPPも まだまだ奥深いものだと認識を改め つつあったところ(特に,プレート・チ ョーク・ドライブによる躍動感や6A5G による滑らかさと輝きの増進は感動モノで した),このたびさらに「おっ,これ はl」という体験が加わりました それはCSPPの平衡アンプです. 6月の半ば筆者のアンプ師匠と 本誌でお馴染みの玉置浩氏が拙宅に 遊びに来られ お互いに持ち寄った アンプの試聴とオーディオ談義に花 を咲かせたのですが 玉置氏はかね て平衡アンプを何機か作られた経験 (本誌にも数検発表されています)から, の製作 そのえもいわれぬ空気感について落 雷を語られ 師匠は師匠で専門家と しての経験を話されたのですか成 行きから師匠自作の平衡出力のトラ ンス式USB・DACをしばらくお借 りすることになりました. それば筆者の作るCSPPアンプ の回路構成はそのほとんどが入力部 (入力端子から初段管のダ)ッドの間)と出 力部(OPTの2次卸出力だけが不平衡 ではあるものの,本体部分は平衡回 路となっていますので その気にな れば入出力部のみの改造だけで平野 アンプを試すことができるからで す. そこで今回は 既存機の改造から 得られた平衡アンプの音質的メリッ トと,それが普通的なものかを追試 するために製作した50CAlO・ CSPP平衡アンプについて報告した いと思います. 平衡〈バランス)回路, 平衡接続の試聴 一般に平衡回路とはオーディオ機 器間の接続(信号の受け渡し)を平衡で 行うことと,機器内の信号の流れ すなわち回蹴戌が平衡になってい るものの両方をいうようですが こでは あえて前者を“平衡接続”, 後者を“平衡回路着と狭義に定義し 園本来の目的は,録音現 でのマイクから録音機 や調整卓までの数十メートルにも及 ぶケーブルを通る音声信号や,アン ジオ技術

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