第7章 20歳代から60歳代の職業適性の変化-中高年 …...第7章 20歳代から60歳代の職業適性の変化-中高年齢者の職業能力に注目して- 7-1
28歳からのプログラマー
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28歳からのプログラマー
似非原重雄
この発表をなぜやるの?
● 正直、28歳からプログラマーになるとするっていう事例は誰か言ったりしているの?
● 探す→見つからない● たいていは「高校生」とか「20代前半」とか、そう
いう若い人向け● プログラマー35歳定年説
この手の話は大抵
若い人に向けられている
ぶっちゃけた話若い人に
気に入られたい若い人に取り入れられたいと思ったら
「老」に入っているかもしれません
アホか!
なので、28歳から
プログラマーをやり始めた俺が
恥を忍んで話します
お前誰だ
Esehara shigeo(29)言語:PythonOS:Ubuntu
実はプログラムを触る趣味はあった
●最初はMSX BASIC●Perlの掲示板を改造●Javaの学校に行ってた●Visual Basicで壮大なゲームを考案し未完成
●Rubyでゲームみたいなものを作ったりした
じゃあ別に28歳から
プログラムを覚えたわけじゃ
ないじゃん
アホか!
業務と趣味で書く
アプリは違います
趣味
とりあえず動けばいい
仕事
できるだけ綺麗にできるだけ早く
例えば?
● フレームワークを理解して迅速にアプリケーションを立ち上げる
● 複雑なソースの森を分け入ってソースを読む
● リソースや処理のバランスを考えながらコーディングする
● それ、ユーザーに親切じゃないよね
俺はもうだめだ!
もう一度
俺はもうだめだ!
どうやって勉強しましたか?
知り合いと勉強を始める
優秀なエンジニアに助言してもらう
とりあえず作りたいものを作ってみる
作りたいものを作ってみる
「一ヶ月間、毎日」何かを作ってみる
and
恥ずかしいけどそれを公開する
一ヶ月やると、適性もわかります
これは綺麗な学習方法です
上から目線駆動学習
上から目線駆動学習
● とにかく汚いコードを読んでバカにする→しかし、バカにするならちゃんと理由づけ、解決方法を理解すること(自分がその罠にハマると限らない。あと自分と無関係じゃないと辛い)
●酷い環境を知ってバカにする→しかし、お前が仕事をするところはそれと同じレベルの可能性がある(その環境を変えるための方法を知る)
重要なのはなぜそれがダメなのか?
そして、俺でもなんとか出来るという自己暗示
完璧な職場はたぶん無い
● それなりに勉強すると、それなりに提案できる部分もあったりする(ドックイヤー問題、忙しくてできない)
● 採用されなくても採用されてもバンバンアイデアを出す
● 自分の場合は下のような感じ
→Jenkinsがなかったので導入
→ファイルが変更されるたびにテストが走るようなスクリプトを書く
→テスト駆動でリファクタリングが楽に!(ヤッタネ)
処世術
● 若い人にちゃんと頭を垂れましょう
→若い人で飲み込みも早くセンスのある人間は、明らかに自分の範囲を超えた見識を持っています。意固地にならずにちゃんと教えを請うようにしましょう(謙虚さを大切に)
→覚えたものは、覚えた時点からどんどんレガシーになる
● 間違いは間違いとして前向きにFixしましょう
→たまにきついことを言われますが、体育会と一緒で言葉がきついだけなので、そこはバッサリと割り切って、間違えを間違えとして受け入れましょう(前向きな修正)
これは綺麗な処世術です
汚い処世術
● SHIKATAGA-NAIの精神
→ベストを尽くしたとしても、上手くいくとは限らないし、違和感があったとしても、それが解消されるとは限らない。なのでZENの態度を取り入れる(諸行無常、達観、出家、悟りにチャレンジ)
● SINUWAKE-JA-NAIの精神
→死ぬわけではないし、「死ぬかもしれない」ことは死ぬのでどうしようもない。(俺、この案件終わったら……やるんだ)
私たちはどうしても
人を裏切ってしまう
だから
考えるのをやめろ
良心を捨てろ
もう一度
考えるのをやめろ
良心を捨てろ
日本の三大美徳
MOTTAINAIIKA-SHIKATA-NAIDOUSHIYOUMO-NAI
※ノーベル平和賞候補になる予定です
いまちょっとずつやってること
● ソースを読む→オープンソースや、他言語は普通に実装のヒントになることが多い
● デザインをかじる→デザインを完全に理解する必要は無いが、どういうことを考えているのかは、ヒントとして理解したい
● 業務とは関係ない個人プロジェクトをやる→趣味=最新版(Fedora的なアレ)、業務=安定版(Ubuntu的なアレ)。
自分戦略(笑)
● サービスが作れるのは当たり前になりつつある
→むしろ、どういう風に表現するか、どういう形でパッケージングするか、という問題のほうが重要になるだろう
● 「優秀な技術者」という括りの優劣は気にしない
→単純にこの業界に入ってくるのが遅かったので
→「技術者」に「優秀」以外の付加価値が必要● 「普通のエンジニア」になる
気楽にやっていきます
質疑応答