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アジアの石油化学工業 2021年版 重化学工業通信社 TOYOグループが建設したRAPIDのエチレンコンプレックス

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アジアの石油化学工業2021年版

重化学工業通信社

重化学工業通信社

2021年版

TOYOグループが建設したRAPIDのエチレンコンプレックス

ISBN978 4 88053 202 8 C2058 ¥37000E

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アジア諸国の経済成長

本書で扱うアジア22カ国・地域のうち、インドシナ半島以東のアジア諸国と日本を加えた11カ

国・地域の主要経済指標を次頁表に取りまとめた。この表の一人当たりのGDP(国内総生産)額

を見ることで石油化学製品の需要規模を想定することができ、経済成長率の推移を見ることで石

化製品需要を予測する材料にもできる。その際注意すべきことは、人口の大きい国は相対的に金

額が小さくなってしまうものの、都市部には相当数の中間所得層が集中しているため、国全体と

しては平均数千ドルでも都市部の人口に限れば1万ドル以上の収入層が多い。このため、人口が

2,000万人を超える北京や上海、1,000万人を超えるジャカルタ、今後1,000万人規模に近付いて

いくであろうバンコクなども1万ドル以上の収入層が多いと見なければならず、これら都市部を

対象とする市場調査では、国全体の需要規模とは別枠で考えねばならない。また中国の沿岸部都

市などは、見た目以上の高い所得層の人口を持つエリアとしてカウントする必要がある。

一方、自国の内需以上の生産能力を抱えている国は、輸出を前提とした需要規模になるため、

十分注意して見ていく必要がある。例えば台湾では、2019年における主要合成樹脂(ポリエチレ

ン、PP、PVC、PS、ABS樹脂)の需要量(国産量+輸入量-輸出量)は合計190万トンにな

り、これを2,360万人の人口で単純に割ると一人当たり81㎏となる。またエチレン系の誘導品需

要量をエチレン換算した必要エチレン量は291万トンに達し、同様に算出すると一人当たり123㎏

にもなる。これに対して、島内での一人当たりの石化製品年間消費量はエチレン換算で50数㎏と

いう調査データがあり、先の需要量の半分以下。従って、台湾の需要量には最終製品になってか

ら輸出される分が相当量含まれていると見なければならない。そうすると、それらを除外した台

湾の一人当たり年間プラスチック消費量もその半分以下になるとみられる。同様に計算すると、

韓国の2019年合成樹脂需要量は608万トンで、一人当たりのプラスチック消費量は118㎏、これか

ら最終製品の輸出分を除外すると、やはり半分以下に減ってしまうとみられる。

なお、日本プラスチック工業連盟と韓国プラスチック工業協同組合連合会、並びに台湾区プラ

スチック製品工業同業公会が情報交換し合った2019年のデータによると、一人当たりのプラスチ

ック使用量(韓国と台湾はエンプラを除く)は、日本の78㎏(前年も78㎏)に対して韓国は148㎏(同

154㎏)、台湾は113㎏(116㎏)とかなり高い。輸出比率も韓国は57%(55%)、台湾は70%(71%)を

占めるのに対して、日本は38%(37%)に留まっている。両国の高い輸出依存度が見て取れる。

各国のプラスチック消費量の差は、一人当たりのGDP額にほぼ相関しており、各国の石化品

購買力の差として現れることになる。そうすると、消費量が低い国々には、それだけ成長のポテ

ンシャルがあることを示しており、今後の経済成長に従ってGDP成長率以上の割合で石化製品

需要が伸びていくと期待できよう。中でも人口の大きい中国やインド、インドネシアなどは今後

も経済と人口が漸増していく見通しにあるため、相当巨大な市場になるはずである。

一人当たりのGDP額と産業構造との相間関係は、一般的に1,000ドル台超えで繊維・衣料産

業が急速に立ち上がり、2,000ドル台超えで家電製品、3,000ドル台超えではローンで自動車にも

手が届く。ベトナムが2014年以降一人当たり2,000ドル台に乗ったことにより、1万ドル未満だ

った東南アジア5カ国全てが第2ハードルを突破した。つまり家電製品や自動車の購入層が一段

と増えたわけで、中間層や高所得層、都市部住民など市場のターゲットとして設定できる購買層

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は、それより一層高い所得になったと判断できる。アジアは世界最大の市場といえる。

下表はアジア11カ国・地域の経済指標を並べてみたもので、一人当たりのGDP額ではシンガ

ポールと香港が94年に2万ドルを突破し、1万ドル突破は台湾が92年、韓国が95年だったが、韓

国はアジア通貨危機を経た97年以降1万ドルを割り込み、再び1万ドル台に復帰するのに2003年

までかかった。マレーシアは2012年から3年間だけ1万ドル台に乗り、2018年には再び1万ドル

に復帰、巨大な人口を抱える中国が2019年、ついに1万ドル台に乗った。かつてアジアのフォー

・ドラゴンと呼ばれたシンガポール、香港、韓国、台湾は全て2万ドル超えとなり、今や6万ド

ルをも乗り越えたシンガポールや5万ドル目前の香港のように、日本との差を広げる国が出現。

韓国は3万ドルを突破し、OECD調査による平均年収では日本を超えたというデータもある。

ASEAN10カ国(タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピン、インドネシア、ブルネイ、

ベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジア)を合わせた経済規模は、2019年統計で人口が6.6億

人、GDPが3.2兆ドルに達している。これに東アジア諸国を加えると、25兆ドルを超える超巨

大なマーケットが存在する。世界最大のアジア市場が世界経済を牽引し続ける訳である。

アジア諸国の主要経済指標比較

人 口 人口増加率 G D P 一人当たりGDP国 名

(2019年) (2019年) (2019年) (2018年) (2019年) (2018年)

日 本 12,619万人 ▲0.2% 51,545億$ 49,718億$ 40,847$ 39,304$

韓 国 5,171万人 0.2% 16,463億$ 17,252億$ 31,762$ 33,429$

台 湾 2,360万人 0.04% 6,109億$ 6,082億$ 25,893$ 24,971$

中 国 140,005万人 0.3% 147,318億$ 133,680億$ 10,522$ 9,580$

香 港 752万人 0.5% 3,730億$ 3,627億$ 49,334$ 48,451$

シンガポール 570万人 1.1% 3,628億$ 3,641億$ 63,987$ 64,579$

タ イ 6,963万人 0.3% 5,437億$ 5,065億$ 7,792$ 7,448$

マ レ ー シ ア 3,258万人 0.6% 3,650億$ 3,590億$ 11,198$ 11,080$

インドネシア 26,691万人 1.0% 11,120億$ 10,220億$ 4,164$ 3,871$

フ ィ リ ピ ン 10,729万人 0.6% 3,600億$ 3,310億$ 3,294$ 3,104$

ベ ト ナ ム 9,646万人 1.9% 2,619億$ 2,452億$ 2,715$ 2,570$

(出所)各種統計資料

アジア諸国の経済成長率(GDP)推移

国 名 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年

日 本 0.38% 1.22% 0.52% 2.17% 0.28% 0.67% -5.3% 2.3%

韓 国 3.3% 2.8% 2.9% 3.2% 2.9% 2.0% -1.9% 2.9%

台 湾 4.0% 0.8% 1.5% 3.3% 2.8% 2.7% 0.0% 3.2%

中 国 7.3% 6.9% 6.7% 6.9% 6.7% 6.1% 1.9% 8.2%

香 港 2.8% 2.4% 2.2% 3.8% 3.0% -1.2% -7.5% 3.7%

シンガポール 3.3% 2.0% 2.8% 3.7% 3.1% 0.7% -6.0% 5.0%

タ イ 1.0% 3.1% 3.4% 4.1% 4.2% 2.4% -7.1% 4.0%

マ レ ー シ ア 6.0% 5.1% 4.4% 5.7% 4.7% 4.3% -6.0% 7.8%

インドネシア 5.0% 4.9% 5.0% 5.1% 5.2% 5.0% -1.5% 6.1%

フ ィ リ ピ ン 6.1% 6.1% 6.9% 6.9% 6.3% 6.0% -8.3% 7.4%

ベ ト ナ ム 6.0% 6.7% 6.2% 6.8% 7.1% 7.0% 1.6% 6.7%

(出所)ADB(アジア開発銀行)やIMF、世界銀行および各国統計。2019~2021年見通しはIMF

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アジアの地域別・国別石化製品生産能力と新増設計画

(注:現有能力とは2020/秋時点の保有能力を指す)

東南アジアの主要石油化学製品国別生産体制 (単位:t/y)

製 品 国 名 現有能力 新増設計画 完 成 備 考

エチレン 韓 国 10,030,000 3,725,000 2020年~ YNCC、ハンファ、LG、現代、GS、SO

台 湾 4,005,000 高雄の№5(50万t)が2014/7停止

中 国(ナフサ系) 27,280,000 20,900,000 2020年~ 19工場の新増設計画、エタン系を含む

〃 (CTO/MTO) 14,252,000 3,970,000 2020年~ 8工場の新増設計画

シンガポール 3,960,000 2015/1にシェルが16万t増強

タ イ 4,609,000 710,000 2020年~ PTTGCとMOCが増設

マレーシア 3,143,000 2019年ペンゲランRC129万t稼働後事故

インドネシア 900,000 4,200,000 2024年~ CAP、ロッテ、ロスネフチ、台湾中油

フィリピン 320,000 160,000 2020年 JGサミットが増強を計画

ベトナム 1,200,000 2023/央 ロンソン・ペトロケミカル計画

68,499,000 34,865,000

LDPE(EV 韓 国 1,562,000 300,000 2021/末 EVA53万tを含む、現代ケミカル

Aを含む) 台 湾 555,000

中 国 6,258,000 970,000 2021年~ うちLDPE67万t/EVA30万t

シンガポール 255,000 150,000 未 定 TPCがEVAを増設

タ イ 708,000

インドネシア 300,000 2024年 CAPの新設計画

マレーシア 485,000

9,823,000 1,720,000

LLDPE 韓 国 1,666,000 450,000 2021年~ LG化学が増設、現代ケミカルが新設

台 湾 324,000

中 国 5,720,000 1,460,000 2023年~ 恵州のEMが120万t、青海で26万t

シンガポール 300,000 2015/夏 HAO-LLDPE、「プライムエボリュー」

タ イ 1,170,000

マレーシア 470,000 2019/3QPRPCポリマーズが35万t新設

フィリピン 110,000 2014/初 JGサミットの計画

ベトナム 500,000 2023年 ロンソン・ペトロケミカル計画

9,760,000 2,410,000

LL/HDPE 中 国 5,580,000 2,600,000 2021年~ 新疆、楡林、掲揚、鎮海、包頭での計画

シンガポール 1,900,000 エクソンモービルが2013年130万t増設

タ イ 580,000 TPEがLL/MDPE5割増強

マレーシア (538,000) 内訳LL12万t+HDPE41.8万t

インドネシア 1,050,000 CAPの40万tが2019/8完成

フィリピン 485,000

9,595,000 2,600,000

HDPE 韓 国 2,785,000 1,300,000 2021年~ LG、現代ケミカル、GSカルテックス

台 湾 666,000 FPCが2010/央3.6万t増強

中 国 5,514,000 3,050,000 2020年~ 中韓(武漢)石化、山東、江蘇、広東、陝西他

シンガポール 390,000

タ イ 1,860,000

マレーシア 933,000 2019/3QPRPCポリマーズが40万t新設

インドネシア 136,000 450,000 2024年 チャンドラアスリ・ペトロケミカル

フィリピン 250,000 2020年 JGサミットが新設

ベトナム 450,000 2023年 ロンソン・ペトロケミカル計画

12,284,000 5,500,000

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アジアの地域別・国別製油所能力と新増設計画東南アジアの石油精製能力と新増設計画 (単位:バレル/日)

国名・会社・製油所名 会社・工場数 現有処理能力 新増設計画 完 成 備 考

SKエナジー 蔚 山 840,000 96/6に20万b増設〃 仁 川 275,000 96/央に5万b増設、SKの傘下入

SK仁川石油化学 仁 川 100,000 2014/7GSカルテックス 麗 水 790,000 96/9に22万b増設+3万b+14万b増エスオイル 温 山 669,000 2011/4に8.9万b増強

現代オイルバンク 大 山 650,000 2016/11に11万b、更に15万b増設ハンファ・トタル 大 山 180,000 2014/7 2017/7に3万b増強

韓国計 6社・7工場 3,504,000

台湾中油 大 林 450,000 93年10万b+2015年15万b増設桃 園 200,000 93年に7万b増設、直脱3万bも

台塑石化 麦 寮 540,000 2006/1Qに9万b増強

台湾計 2社・3工場 1,190,000

大慶石油化工 黒龍江省大慶 200,000 2012年に8万b増設ハルビン煉油廠 黒龍江省 60,000 40,000 未 定吉林化学工業 吉林省・吉林 200,000 2010/10に6万b増設~露原油長嶺 吉林省・長嶺 230,000 中国石化の傘下錦州石油化工 遼寧省・錦州 110,000 10,000 未 定遼陽石油化繊 遼寧省・遼陽 200,000 2010/末12万b増設~ロシア原油錦西煉油化工総廠 遼寧省・錦西 60,000 60,000 未 定撫順石油化工 遼寧省・撫順 230,000 2009/10に16万b増設北方華錦化工集団 遼寧省・盤錦 200,000 2009/10に倍増設、盤錦エチレンへ遼河石油化工 遼寧省・盤錦 180,000 2012年に5万b増設盤錦北方瀝青燃料 遼寧省・盤錦 140,000 宝来ライオンデルバセルに供給華錦阿美石油化工 遼寧省・盤錦 300,000 2024年 中国兵器/アラムコ/盤錦誠実業大連石油化工 大 連 410,000 200,000 未 定 2008/8に倍増設恒力石化(大連)煉化 大連・長興島 400,000 2019/5 操開、2015/12着工~2018/末完成天津石油化工 天 津 276,000 2009/9に15万b増設ロスネフチ/中国石油 天 津 260,000 2012/秋 ロシアが原油の7割を供給、$50億華北石化 河北省・任丘 200,000 2018/央 倍増後20万b、2019/5から増産開始石家荘煉油廠 河北・石家荘 200,000 中国石化の傘下河北中捷石油化工 河北省・滄州 200,000 2007/10CNOOC買収、10年倍増北京燕山石油化工 北 京・燕山 220,000洛陽石化総廠 河南省・洛陽 200,000 中国石化の傘下済南煉油廠 山東省・済南 160,000 80,000 未 定斉魯石油化工 山東省・斉魯 280,000 98/11に4万b増設完了中化弘潤石油化工 山東省・・坊 150,000 重質油分解装置100万t/y等併設中国海洋石油 山東省・東営 200,000 未 定 エチレン100万t併設、トタル参画山東裕竜石化 山東省・煙台 400,000 2023年 山東煉化能源/万華/南山、石化も青島石油化工総廠 山東省・青島 240,000 2008/5に20万b増設~$12億金陵石油化工 江蘇省・金陵 420,000 2012年に10万b増設揚子石油化工 江蘇省・揚子 280,000 240,000 2022年 2014/4Qに9万b+2015/3Qに3万b増盛虹石油精製化工 江蘇省連雲港 320,000 2021/6 稼働は年末、エチレン110万t併設上海石油化工 上 海・漕渓 320,000 190,000 2022年 2012年に5万b増設高橋石油化工 上 海・浦東 260,000鎮海煉油化工 浙江省・寧波 460,000 300,000 2021/12 2006/央に14万b増設寧波大石化 浙江省・寧波 160,000 中海石油/利万集団浙江石油化工 浙江省・舟山 400,000 400,000 2022年 2020/上稼働、C2140万tも2期倍増中国石油/QPI/シェル 浙江省・台州 400,000 未 定 カタール石油等、エチレン120万t荊門石油化工総廠 湖北省・荊門 100,000 60,000 未 定武漢分公司 湖北省・武漢 170,000 30,000 未 定 2013年倍増、19/下中韓石化傘下へ福建煉油化工 福建省・泉州 80,000 98年に3万b/d増設福建連合石化 福建省・泉州 200,000 200,000 2024年 09/5完成、16年4万b増、EM/Aramco中化泉州煉油化工 福建省・泉州 240,000 60,000 2021年 2014/7完成、中化集団初の製油所古雷聯合石油化工 福建省・漳州 320,000 2025年 台湾7社/中国石化合弁~石化も広州石油化工総廠 広東省・広州 264,000 98年5.6万b+2006年8万b増設中科(広東)煉化 広東省・湛江 200,000 2019/12 クウェート石油と東海島で$60億茂名石油化工 広東省・茂名 470,000 2006年12万b増設+2012/秋20万b増

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マレーシア

マレーシアの石化コンプレックス(単位:t/y)

製 品 会 社 名 サ イ ト 生産能力 完 成 備 考

エ チ レ ン ロッテケミカル・タイ パシール 280,000 93/末 S&W-ARS法/日揮、2005/末3万t増強タン ・グダン 532,000 99/8 2号機、2005/末3万t+2018/上9.2万t増強ペトロナス・ケミカル ケルテ 440,000 95/4Q ルーマス法、TEC/三井物産施工、97/3Qズ・エチレン 〃 <110,000> <未 定> 8万t+2010年に4万t増強ペトロナス・ケミカル ケルテ 600,000 2002/初 リンデ技術、2018/3ペトロナス100%出資ズ・オレフィンズ に改組ペンゲランRC ペンゲラン 1,291,000 2020/1Q RAPID~本格稼働は2021年へ

合 計 3,143,000

プロピレン ロッテケミカル・タイ パシール 195,000 93/4Q 2005/末7.5万t増強、全量PP向けに供給タン ・グダン 355,000 99/8 2号機、2005/末8.6万t+18/上5.5万t増強

〃 〃 230,000 2008/2Q ルーマス法メタセシス装置、2018/上倍増ペトロナス・ケミカル クアンタン 80,000 92/末 UOP/IFP(脱水素化)法、2.65億$ズMTBE ゲベン 300,000 2001/7 UOP/S&W 三菱重工/ニチメンペトロナス・ケミカル ケルテ 95,000 2002/初 リンデ技術、ペトロナス100%出資に改組ズ・オレフィンズペンゲランRC ペンゲラン 630,000 2020/1Q RAPID~本格稼働は2021年へ

〃 〃 600,000 〃 同上~RFCCからの回収プロピレン山東恒源石化 ポートデ 140,000 99/2Q 製油所のRFCCプロピレン

ィクソン

合 計 2,625,000

ブタジエン ロッテケミカル・タイタン パシール 100,000 2008/2Q BASF/CTCI、抽出残はOCUに

ベ ン ゼ ン 〃 ・グダン 100,000 99/8 トルエン5.5万tを併産

B R ロッテ・ウベ・シンセ 〃 50,000 2015/6 ロッテケミカルと宇部興産が各40%、ロ

ティック・ラバー <22,000> 2021/春 ッテCタイタンと三菱商事が各10%出資

T B A ロッテケミカル・タイタン 〃 44,000 2018/上 NCC増強の一環で事業化

NBRラテックス ペトロナス/LG化学 ペンゲラン <200,000> 2023年 RAPIDのブタジエン誘導品計画

M T B E PC・MTBE クアンタン 330,000 92/9 倍増設計画は棚上げ、2009/上3万t増強

M E G PRPCグリコールズ ペンゲラン 808,000 2020/1Q シェル技術OMEGA法/サムスンEngi

LLDPE ロッテケミカル・タイ パシール 220,000 93/末 LL/HD併産UCC法、韓国・ロッテケ/HDPE タン ・グダン ミカル傘下企業、三菱重工/商事施工L D P E 〃 〃④ 200,000 99/8 2期エチレンの川下設備、エクソン技術EVA 〃 〃 30,000 2000/12 〃 、LD能力の外数H D P E 〃 〃 115,000 2000/11 〃 、三井化学技術LLDPE ペトロナス・ケミカル ケルテ 250,000 95/5 BP資本撤退でペトロナス100%子会社/HDPE ズ・ポリエチレン +68,000 手直増強 に改組、BP技術気相法/仏テクニップL D P E 同LDPE ケルテ 255,000 2002/8 DSM技術、ペトロナス/SABIC合弁LLDPE PRPCポリマーズ ペンゲラン 350,000 2020/1Q イネオス技術気相流動床法イノビーンGH D P E 〃 〃 400,000 〃 ライオンデルバセル技術ホスタレン法

L D P E 485,000 EVA3万tを含む

LLDPE 合 計 470,000 LLDPE/HDPE合計能力53.8万t

H D P E 933,000 うち11.5万tと40万tはHDPE専用系列

エチルベン イデミツSMマレーシ パシール 270,000 97/3 2003年に5万t増強

ゼン ア ・グダン 出光70%/ペトロナス30%の合弁事業

S M 〃 〃 240,000 97/3 96/11完成~97/3稼働、2003年4万t増強

P S ペトロケミカルズ・マ 〃 60,000 94/2 全量HIPS、4月から操業開始

レーシア 50,000 95/11 出光技術/三井造船、合計11万t

S P S 出光アドバンスドマテ 〃 <9,000> 2022/4 出光技術の高結晶性シンジオタクチック

リアルズ(マレーシア) PS『ザレック』商業運転開始は2022/8

P P ロッテケミカル・タイ パシール 440,000 91/末 SPHERIPOL 法/日揮、1号13万tは92/央稼

タン ・グダン 200,000 2018/9 働、2号26万tは99/8稼働、増設後64万t

PRPCポリマーズ ペンゲラン 900,000 2020/1Q 45万t×2系列~本格稼働は2021年へ

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マレーシア

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マレーシア

ックが過酸化水素25万トンやイソノナノール22万トン、11万トンのブテン-1事業化計画を表明

したものの、これも2016年10月に撤退が決まった。その一方で、2012年11月にはLLDPE35万

トン設備にイネオスのイノビーンG技術を、12月にはPP90万トン設備にライオンデルバセルの

スフェリポールPP技術を導入。ペトロナスは2014年4月に最終投資決定し、7月からEPCC

を次々に発注した。2017年8月にはイソノナノール25万トン設備にBASF技術の導入を決め、

プラント発注した。なお、伊ベルサリスとS-SBRやEPゴムを含むエラストマー事業を合弁

で行うことが2012年7月に決まり、2013年11月にはペトロナス60%/ベルサリス40%出資の合弁

会社設立契約を交わしたが、これも2016年4月に断念した。行き場がなくなった原料のブタジエ

ンは、その後LG化学との合弁事業となるNBRラテックス向けに消化されることになった。

サウジアラムコはPRPC(ペトロナス・リファイナリー&ペトロケミカル)への参画を決定し、

2017年3月に50%の株式譲受契約を締結、2018年3月に総額70億ドルを出資した。同5月には製

油所とクラッカー回りの基礎原料部門を運営するペンゲラン・リファイニング・カンパニーとポ

リオレフィンやMEG部門を運営するペンゲラン・ペトロケミカル・カンパニーを設立。

ペトロナスの特定目的子会社だったPRPCリファイナリー・アンド・クラッカーは原油蒸留

装置やナフサクラッカーなど中核部門のプラントを8月までに発注。ガソリンやディーゼル燃料

などの石油製品はユーロⅤ基準をクリアできる品質で、川下の石化部門には、最大消費国の中国

向け輸出を当て込んだPRPCポリマーズのポリオレフィンプラント群やPRPCグリコールズ

の大型MEGプラントが組み込まれた。それぞれ下表の通り各エンジニアリング企業が施工し、

2016年11月に山九がクラッカーの現地据え付け工事を開始、2019年春までに完成した。ところが、

試運転を始めた2019年4月に精製部門の重油直脱装置等で火災事故があり破損、その後修復して

同9月にはユーロⅤのディーゼル油やジェット燃料、PP、LLDPE、MEGがペンゲランか

ら出荷された。しかし、2020年3月にも大規模な火災事故で死傷者も発生したため、原因究明と

修復作業が進められているが、製油所や石化設備の本格稼働は2021年に繰り越された。

PRPC(PETRONAS REFINERY AND PETROCHEMICAL CORPORATION SDN BHD)のプラント概要■ペンゲラン・リファイニング・カンパニー

石油精製(常圧蒸留装置) 30万b/d FEED+PMC~仏テクニップ/EPCC~シノペックエンジニアリング

常圧残油脱硫装置、水素貯蔵・供給装置他 :受注額13.29億$

RFCC装置 14万b/d 残油流動接触分解装置のEPCC~台CTCI/千代田化工建設

(プロピレン回収60万t→) 6.5万b/d LPG・プロピレン処理ユニット :受注額1,300億円

ハイドロトリーター 34.45万 ディーゼル・ハイドロ・トリーターのEPCC~西テクニカス・レウニダス

(ハイドロリフォーマー) N /h ディーゼル油水素化精製、接触改質、水素製造装置他:受注額15億$

硫黄回収装置他 n.a. FEED~Jacobs Engineering/EPCC~Petrofac :受注額5億$

エチレン 129.1万t/y FEED+EPC~米CB&Iルーマス/東洋エンジニアリンググループ

プロピレン 63万t/y ナフサクラッカーによるC3留分回収精製      :受注額2,400億円

ブタジエン 18.5万t/y ナフサクラッカーによるC4留分回収精製 (用役や付帯設備等含む)

MTBE 55万t/y MTBEはイソブチレンとメタノール、INAはイソブテンの誘導品

イソノナノール(INA) 25万t/y BASF技術、EPCM~米フルアーが2017/8受注、DINP原料

ベンゼン 17.5万t/y 分解ガソリン66万tから分離・抽出

■ペンゲラン・ペトロケミカル・カンパニー

LLDPE 35万t/y イネオスの気相流動床法「イノビーンG」~サムスン・エンジ:受注額3.05億$HDPE 40万t/y ライオンデルバセル「Hostalen」法~テクニモント/中国寰球工程:3.28億$

PP 90万t/yライオンデルバセル技術「Spheripol PP」法と「Spherizone」法の各45万t系列、EPCC~伊Maire Tecnimont/中国寰球工程:受注額4.82億$

MEG 80.8万t/y シェル技術「OMEGA」法、EPCC~サムスン・エンジ:受注額5.77億$

NBRラテックス 20万t/y LG化学/ペトロナスグループが2023年に合弁事業化

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単位:トン

アジア諸国の日本との石油化学製品輸出入推移

《対象アジア22カ国・地域》

(1)韓 国 (12)ニュージーランド

(2)台 湾 (13)インド

(3)中 国 (14)パキスタン

(4)香 港 (15)サウジアラビア

(5)シンガポール (16)バーレーン

(6)タ イ (17)カタール

(7)マレーシア (18)クウェート

(8)インドネシア (19)イラン

(9)フィリピン (20)トルコ

(10)ベトナム (21)イスラエル

(11)オーストラリア (22)アラブ首長国連邦

(1)韓国日本からの輸入分 類 製 品 名 2016年 2017年 2018年 2019年

基礎原料 エチレン 102,534 67,032 55,147 77,268

プロピレン 272,181 186,965 112,321 134,215

ブテン(ブチレン) - 1,353 - -

ブタジエン 28,210 27,015 9,480 24,027

ベンゼン 29,851 18,000 41,602 32,253

トルエン 498,381 613,893 668,480 512,304

オルソキシレン 27,586 22,029 5,991 3,031

メタキシレン 43,952 88,200 83,853 69,301

パラキシレン 34,983 25,013 14,521 40,002

メタノール 11,310 9 2,000 9

合繊原料 ジメチルテレフタレート(DMT) 132 - 20 -

エチレングリコール(EG) 28,462 18,606 18,196 12,298

アクリロニトリル(AN) 4,841 7,725 3,892 4,760

化成品 シクロヘキサン 22,059 31,150 82,266 43,002

エチルベンゼン(EB) - - 0 -

スチレンモノマー(SM) 359,477 394,005 87,616 124,403

塩化ビニルモノマー(VMC) 14,285 34,511 19,511 30,029

トリクロロエチレン 4,236 4,101 4,493 2,491

パークロロエチレン 346 364 216 178

ペンタエリスリトール 3 1 1 2

酢酸 25,014 12,510 1,007 4,917

酢酸エチル - 0 0 -

モノクロル酢酸 987 787 312 63

513

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単位:t/y 単位:t/y

アジア諸国の国別・製品別石油化学製品輸出入状況

(1)韓国輸出

分類 石油化学製品 2016年 2017年 2018年 2019年基礎原料 エチレン 753,021 815,639 823,834 1,091,131

プロピレン 1,690,408 1,714,961 1,674,320 1,656,522ブタジエン 168,753 211,474 206,977 156,466ベンゼン 2,044,770 2,631,920 2,569,532 2,627,360パラキシレン(PX)  6,434,612 7,315,353 7,383,515 7,032,497

中間原料 スチレン(SM) 1,292,329 1,261,869 841,001 669,699二塩化エチレン(EDC) 199,221 184,369 263,442 281,004塩化ビニルモノマー(VCM) 113,073 57,062 56,309 212,717メタノール 3,614 3,604 802 20,276エチレングリコール(EG) 480,809 454,532 504,276 569,929アセトン 236,153 287,407 328,381 219,727酢酸 178,867 162,860 147,764 182,214高純度テレフタル酸(PTA) 1,776,438 1,939,592 1,745,184 2,030,611アクリロ二トリル(AN) 240,909 270,592 231,476 248,913カプロラクタム(CPL) 37,265 51,781 38,256 43,735

合成樹脂 低密度ポリエチレン(LDPE) 954,959 907,223 895,507 801,195高密度ポリエチレン(HDPE) 1,112,108 1,127,362 1,187,721 1,288,449ポリプロピレン(PP) 1,408,291 1,639,692 1,741,083 1,755,998PPコポリマー 1,139,415 1,146,124 1,147,981 1,195,835発泡ポリスチレン(EPS) 79,460 81,400 98,917 87,195ポリスチレン(PS) 144,200 110,237 137,668 147,984AS樹脂 132,525 132,397 157,492 183,018ABS樹脂 1,351,794 1,389,972 1,381,870 1,359,591塩化ビニル樹脂(PVC) 535,525 514,127 584,381 466,899PVCコポリマー 2,722 3,983 4,378 5,281

輸入分類 石油化学製品 2016年 2017年 2018年 2019年

基礎原料 エチレン 146,513 109,421 133,348 108,900プロピレン 265,496 197,871 112,786 132,058ブタジエン 409,920 424,269 419,975 406,249ベンゼン 31,278 18,003 41,602 23,453パラキシレン(PX)  43,590 24,764 24,512 20,002

中間原料 スチレン(SM) 806,173 794,030 305,442 489,456二塩化エチレン(EDC) 200,366 228,287 181,851 159,769塩化ビニルモノマー(VCM) 17,255 40,511 18,793 36,033メタノール 1,570,488 1,692,018 1,893,152 1,775,386エチレングリコール(EG) 276,239 252,795 237,118 334,345アセトン 8,933 15,945 17,885 20,761酢酸 58,774 63,905 47,188 69,407高純度テレフタル酸(PTA) 4,110 2,656 2,807 2,582アクリロ二トリル(AN) 134,577 150,867 169,132 165,629カプロラクタム(CPL) 35,904 26,417 16,638 22,218

合成樹脂 低密度ポリエチレン(LDPE) 111,407 149,734 164,151 209,839高密度ポリエチレン(HDPE) 54,952 74,157 72,825 143,315ポリプロピレン(PP) 14,296 18,168 18,147 19,183PPコポリマー 14,343 18,668 17,729 16,497発泡ポリスチレン(EPS) 12,812 42,967 46,695 35,150ポリスチレン(PS) 19,337 20,479 18,817 13,858AS樹脂 5,571 7,038 6,094 5,551ABS樹脂 10,357 11,515 9,205 11,075塩化ビニル樹脂(PVC) 124,099 126,457 123,571 98,873PVCコポリマー 2,801 2,314 1,611 1,773

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単位:t/y

2019年輸出分類 石油化学製品 韓国 台湾 中国 香港 シンガポール

基礎原料 エチレン 1,091,131 122,896 12,202 807 517,323プロピレン 1,656,522 623,975 11,676 - 62,848ブタジエン 156,466 130,725 14,749 - 135,700ベンゼン 2,627,360 20,000 35,762 - 140,699PX 7,032,497 981,193 59 - 1,342,325

中間原料 SM 669,699 409,283 54,401 433 645,285EDC 281,004 122,905 108 - 2VCM 212,717 376,715 88,130 0 6メタノール 20,276 3,274 170,968 8 38,401EG 569,929 1,448,528 11,718 265 945,131アセトン 219,727 241,714 2,143 9 153,344酢酸 182,214 247,308 651,876 66 -PTA 2,030,611 1,240,241 691,839 5 0AN 248,913 213,574 42,793 0 1CPL 43,735 225 189 - 5

合成樹脂 LDPE 801,195 137,929 84,964 170,450 1,548,499HDPE 1,288,449 368,042 164,782 184,708 1,282,753PP 1,755,998 356,676 343,551 360,654 1,040,104PPコポリマー 1,195,835 595,799 61,956 41,875 1,217,379EPS 87,195 235,292 261,976 10,641 607PS 147,984 524,222 39,457 261,841 228,433AS樹脂 183,018 141,758 11,711 29,088 688ABS樹脂 1,359,591 1,103,568 37,887 523,534 45,223PVC 466,899 1,340,983 548,744 16,208 1,408PVCコポリマー 5,281 5,678 5,048 334 109

2019年輸入分類 石油化学製品 韓国 台湾 中国 香港 シンガポール

基礎原料 エチレン 108,900 356,938 2,509,755 711 37,596プロピレン 132,058 236,019 3,127,191 36 82,707ブタジエン 406,249 171,303 290,354 - 10,625ベンゼン 23,453 917,742 1,939,182 - 252,599PX 20,002 1,791,218 14,978,254 - 0

中間原料 SM 489,456 297,774 3,243,046 241,969 421EDC 159,769 286,247 192,979 - 0VCM 36,033 71,933 986,094 - 6メタノール 1,775,386 1,273,113 10,895,880 6,896 607,907EG 334,345 63,193 9,947,016 153 79,481アセトン 20,761 371 779,212 618 9,994酢酸 69,407 29,491 7,817 328 -PTA 2,582 - 1,037,213 6 640AN 165,629 95,273 309,099 - 51CPL 22,218 166,739 202,093 5 21

合成樹脂 LDPE 209,839 291,109 3,430,644 144,369 1,103,055HDPE 143,315 87,469 7,997,942 150,952 805,825PP 19,183 113,344 3,490,918 336,575 355,892PPコポリマー 16,497 36,561 1,731,818 42,694 57,653EPS 35,150 2,287 64,176 8,743 2,678PS 13,858 6,731 1,245,535 92,338 3,748AS樹脂 5,551 2,023 285,859 26,487 2,382ABS樹脂 11,075 9,012 2,043,404 501,381 42,104PVC 98,873 10,469 751,453 21,218 30,041PVCコポリマー 1,773 1,764 5,499 206 107

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