2019 - OSAKI · About OSAKI Group Global Energy Solution Leade r è¦`o{ 04",*¬ç Ów ïù C4`o H...

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Group Guide Precision Reliability Technology 2019

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〒141-8646 東京都品川区東五反田2-10-2 東五反田スクエアTEL: 03-3443-7171(代) FAX: 03-3443-9514URL: https://www.osaki.co.jp/

https://www.osaki.co.jp/en/(グローバルサイト)

大崎電気グループ

G r o u p G u i d e

P r e c i s i o n

R e l i a b i l i t y

T e c h n o l o g y

2 0 1 9

-754163_大崎電気 会社案内【和文版 改訂増刷】cc2017.indd 2 2019/01/15 17:17

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Introduct ion

SINCE 1916 FOR FUTURE

エネルギーの有効活用が求められる昨今、世界各国では、いわゆるスマートシティ構想の

実現に向けた動きが進展しており、電力インフラのあり方は大きな転換期を迎えていま

す。国内においては電力システム改革の一環として、消費者が電力を選べる電力自由化

が実施されるなど、政府主導の家庭用スマートメーターの導入が推進されています。

このような状況下、私たちOSAKIグループは、電力会社向けメーター分野での強固な事

業基盤を活かしつつ、独立系の専業メーカーであることにより様々なパートナーと組みや

すいという立ち位置も活かし、IoTを含む「技術領域の拡大」によるソリューション・サービ

スの拡大に取り組んでいます。また、グローバル市場においては、各国・地域でスマート

メーター導入の時期や仕様・通信方式などが異なるなか、「地域最適対応」により地域密

着型のサプライチェーン体制を構築しています。

OSAKIは、今後もグループ一丸となって価値あるエネルギーソリューションを提供し、

世界各地の豊かで快適な社会の実現に貢献する“Global Energy Solution Leader”

を目指してまいります。

私たちOSAKIグループは1916年の創業以来、100

年にわたって「精密性・信頼性・技術力」の向上に努め

ながら、高度で幅広い電力計測・制御関連の製品・サー

ビスを提供し続けてきました。特に現在の主力製品で

ある電力量計においては、電力会社とのパートナー

シップのもと、時代が求める高性能な製品を開発し、業

界でトップクラスのポジションを確立してきました。ま

た、国内のみならずグローバル市場において、スマート

メーターやその性能を最大限に高めるソフトウェア、シ

ステムや関連サービスまでを提供する“電力計測制御

のトータルソリューションプロバイダー”として、多様な

形でエネルギーの有効活用に貢献する企業グループと

して存在感を発揮しています。

「計る」技術を進化させ、未来の社会から求められるエネルギーソリューションを提供してまいります。

OSAKIのアプローチ

Vision

「計る」技術を原点に、100年にわたって多様で高度な電力計測制御ソリューションを追求し続けてきました。

Top Message & Phi losophy

シンボルマークの意味

大崎電気工業株式会社 代表取締役社長

大崎電気工業株式会社 代表取締役会長

技術領域の拡大 地域最適対応

P r e c i s i o n

さらなる「精密性」を追求して--

「信頼性」の高い製品・サービスを--

R e l i a b i l i t y

T e c h n o l o g y

高度で多様な「技術力」で創造します。

精密性信頼性技術力

Electric/Energyの「E」OSAKIの「O」

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 21

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Introduct ion

SINCE 1916 FOR FUTURE

エネルギーの有効活用が求められる昨今、世界各国では、いわゆるスマートシティ構想の

実現に向けた動きが進展しており、電力インフラのあり方は大きな転換期を迎えていま

す。国内においては電力システム改革の一環として、消費者が電力を選べる電力自由化

が実施されるなど、政府主導の家庭用スマートメーターの導入が推進されています。

このような状況下、私たちOSAKIグループは、電力会社向けメーター分野での強固な事

業基盤を活かしつつ、独立系の専業メーカーであることにより様々なパートナーと組みや

すいという立ち位置も活かし、IoTを含む「技術領域の拡大」によるソリューション・サービ

スの拡大に取り組んでいます。また、グローバル市場においては、各国・地域でスマート

メーター導入の時期や仕様・通信方式などが異なるなか、「地域最適対応」により地域密

着型のサプライチェーン体制を構築しています。

OSAKIは、今後もグループ一丸となって価値あるエネルギーソリューションを提供し、

世界各地の豊かで快適な社会の実現に貢献する“Global Energy Solution Leader”

を目指してまいります。

私たちOSAKIグループは1916年の創業以来、100

年にわたって「精密性・信頼性・技術力」の向上に努め

ながら、高度で幅広い電力計測・制御関連の製品・サー

ビスを提供し続けてきました。特に現在の主力製品で

ある電力量計においては、電力会社とのパートナー

シップのもと、時代が求める高性能な製品を開発し、業

界でトップクラスのポジションを確立してきました。ま

た、国内のみならずグローバル市場において、スマート

メーターやその性能を最大限に高めるソフトウェア、シ

ステムや関連サービスまでを提供する“電力計測制御

のトータルソリューションプロバイダー”として、多様な

形でエネルギーの有効活用に貢献する企業グループと

して存在感を発揮しています。

「計る」技術を進化させ、未来の社会から求められるエネルギーソリューションを提供してまいります。

OSAKIのアプローチ

Vision

「計る」技術を原点に、100年にわたって多様で高度な電力計測制御ソリューションを追求し続けてきました。

Top Message & Phi losophy

シンボルマークの意味

大崎電気工業株式会社 代表取締役社長

大崎電気工業株式会社 代表取締役会長

技術領域の拡大 地域最適対応

P r e c i s i o n

さらなる「精密性」を追求して--

「信頼性」の高い製品・サービスを--

R e l i a b i l i t y

T e c h n o l o g y

高度で多様な「技術力」で創造します。

精密性信頼性技術力

Electric/Energyの「E」OSAKIの「O」

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 21

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About OSAKI Group

Global Energy Solution Leaderを目指して。

OSAKIグループの総合力を発揮して、世界各地へ向けてエネルギーソリューションを提案していきます。スマートシティ構想に見られるように、ITの進展はエネルギー産業を大きく変えつつあります。この

ようなトレンドに対応するため、OSAKIグループはエネルギーマネジメントの未来に向けて長年培っ

てきたハード開発力に加え、情報通信分野などのソフト開発力を強化し、技術領域の拡大に取り組

んでいます。また、世界各地のスマートメータリング化を見据えてグローバルに事業会社および拠点

を展開し、最新かつ多様な市場情報を収集・活用した新たなソリューション提供により地域最適対応

を目指しています。OSAKIグループはこれら2つのアプローチで世界のエネルギーに関する多種多

様なニーズに対応しています。

787億円 55億円 約900万台 2,960人24% 100ヶ国以上

連結売上高 連結営業利益 海外売上比率 グループ従業員事業展開国年間メーター生産能力

100年超

社歴

1916

39社

グループ会社

数字で見るOSAKIグループ

技術領域の拡大へ。エネルギーマネジメントの未来に向けて

OSAKIのアプローチ Ⅰ

地域最適対応へ。世界各地のスマートメータリング化を見据えて

OSAKIのアプローチ Ⅱ

P.11P.5

(2018年3月末現在)

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 43

-754163_大崎電気 会社案内【和文版 改訂増刷】cc2017.indd 3 2019/01/15 17:17

About OSAKI Group

Global Energy Solution Leaderを目指して。

OSAKIグループの総合力を発揮して、世界各地へ向けてエネルギーソリューションを提案していきます。スマートシティ構想に見られるように、ITの進展はエネルギー産業を大きく変えつつあります。この

ようなトレンドに対応するため、OSAKIグループはエネルギーマネジメントの未来に向けて長年培っ

てきたハード開発力に加え、情報通信分野などのソフト開発力を強化し、技術領域の拡大に取り組

んでいます。また、世界各地のスマートメータリング化を見据えてグローバルに事業会社および拠点

を展開し、最新かつ多様な市場情報を収集・活用した新たなソリューション提供により地域最適対応

を目指しています。OSAKIグループはこれら2つのアプローチで世界のエネルギーに関する多種多

様なニーズに対応しています。

787億円 55億円 約900万台 2,960人24% 100ヶ国以上

連結売上高 連結営業利益 海外売上比率 グループ従業員事業展開国年間メーター生産能力

100年超

社歴

1916

39社

グループ会社

数字で見るOSAKIグループ

技術領域の拡大へ。エネルギーマネジメントの未来に向けて

OSAKIのアプローチ Ⅰ

地域最適対応へ。世界各地のスマートメータリング化を見据えて

OSAKIのアプローチ Ⅱ

P.11P.5

(2018年3月末現在)

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 43

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00000

見える化

解析・分析 効率運用

ビッグデータへ

街全体の電力消費を予測・制御

デジタル・ネットワーク化の進展に対応した多様なエネルギーソリューションを開発・提供します。

エネルギーマネジメントの未来に向けてOSAKIのアプローチ Ⅰ 

技術領域の拡大へ。

電力インフラのデジタル・ネットワーク化を背景に需要が高まるスマートメーター。OSAKIグループは、電力量計における強みを活かしてその開発にいち早く取り組むとともに、IoT分野を中心に技術領域を拡大してきました。電力を“はかる”スマートメーターはもちろん、その情報を“つなげる”システム構築、情報を自在に“活用する”エネルギーマネジメントサービス、さらには業種・業界を超えた新しい価値の協創に取りくむなど、OSAKIグループは次世代エネルギーインフラの構築に貢献します。

リアルタイムで電力を“はかる”キーデバイスとしてのスマートメーターへ

機械式から電子式へと長年培ってきた電力量計技術を起点に

双方向の通信で“つなげる”スマートメータリングシステム構築へ

スマートメータリングシステムを最大限“活用”した付加価値サービスへ

エネルギーマネジメントの未来へ

活用するエネルギーマネジメントサービス

スマートメータリングシステム

つなげる 協創するエネルギーインフラソリューション

スマートメーターはかる

IoT・AIを駆使した次世代のエコシステムを協同で創造する

エネルギーソリューション

4

エネルギーソリューション

3

エネルギーソリューション

2

エネルギーソリューション

1

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 65

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00000

見える化

解析・分析 効率運用

ビッグデータへ

街全体の電力消費を予測・制御

デジタル・ネットワーク化の進展に対応した多様なエネルギーソリューションを開発・提供します。

エネルギーマネジメントの未来に向けてOSAKIのアプローチ Ⅰ 

技術領域の拡大へ。

電力インフラのデジタル・ネットワーク化を背景に需要が高まるスマートメーター。OSAKIグループは、電力量計における強みを活かしてその開発にいち早く取り組むとともに、IoT分野を中心に技術領域を拡大してきました。電力を“はかる”スマートメーターはもちろん、その情報を“つなげる”システム構築、情報を自在に“活用する”エネルギーマネジメントサービス、さらには業種・業界を超えた新しい価値の協創に取りくむなど、OSAKIグループは次世代エネルギーインフラの構築に貢献します。

リアルタイムで電力を“はかる”キーデバイスとしてのスマートメーターへ

機械式から電子式へと長年培ってきた電力量計技術を起点に

双方向の通信で“つなげる”スマートメータリングシステム構築へ

スマートメータリングシステムを最大限“活用”した付加価値サービスへ

エネルギーマネジメントの未来へ

活用するエネルギーマネジメントサービス

スマートメータリングシステム

つなげる 協創するエネルギーインフラソリューション

スマートメーターはかる

IoT・AIを駆使した次世代のエコシステムを協同で創造する

エネルギーソリューション

4

エネルギーソリューション

3

エネルギーソリューション

2

エネルギーソリューション

1

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 65

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リアルタイム管理

スマートメーターおよび各種システムにより

電力供給者が消費者の電気使用状況をリ

アルタイムで把握することが可能となり、何

か異常が起きた際にはアラームなどで通

知、迅速な対応が可能となります。

エネルギー管理システムを通して、専用モ

ニターまたはパソコン、携帯電話やタブレッ

トなどで電力の使用状況を確認できます。

ライフスタイルに合った最適な電力料金プ

ランを選ぶことで、個人・家庭単位で省エネ

を推進することができます。

電力会社側でリアルタイムに消費電力量を

把握することで、消費が大きい時間帯に節

電を促す「デマンドレスポンス」。この実現に

よって、電力会社は発電設備投資を抑えて

電力コストを下げながら安定供給や社会全

体での省エネルギー化に貢献できます。

電気の見える化 デマンドレスポンス

クラウド環境でソフトウェアを活用クラウド上でシステムを提供することにより、各種アプ

リケーションとの統合を容易にし、エンドユーザー向け

サービスをより充実させることが可能になります。

携帯電話網

PLC

RF(無線)

Products & Service

Key Device

Key Service

多様な通信方式に対応携帯網から無線、PLCまで通信オプションを取り揃

えており、お客様のインフラ状況や要望に合わせて

最適な通信方法を提供します。

Products

Key Device

家庭用から発電所用まで幅広くラインアップOSAKIグループは、家庭用はもちろん、産業用、商業用、さらには発電所・変電所向けまで、幅広いスマートメーターを

ラインアップ。グローバルな生産・供給体制を構築し、世界各地の多様なスマートメーターニーズにお応えしています。

電力会社 メーターデータマネジメントシステム

ヘッドエンドシステム

各種アプリケーション

1

2

3

携帯電話網 PLC RF(無線)

リアルタイムでの電力計測と情報通信の実現により、社会全体の電力利用効率化に大きく貢献します。

エネルギーマネジメントの未来に向けてOSAKIのアプローチ Ⅰ 

スマートメーター

Value1

Value2

Value3

スマートメーターの機能をフルに活用できる運用システムをトータルに構築します。

通信モジュール クラウドサービス

幅広いニーズに応える通信ハード&ソフトを開発・提供しています。

電力量計

強みの電力量計技術を基軸に、多様なスマートメーターを開発。

スマートメータリングシステム

世界各国・地域でスマートグリッド――次世代送電網の構築や検証に向けた動きが活発となっています。スマートメーターはその中核を成す機器で、リアルタイムでの電力計測と情報通信機能により、エンドユーザー側の電力コストの低減や供給者側の業務効率化といったさまざまな価値をもたらします。OSAKIグループは、一般家庭用をはじめ多様なスマートメーターを開発・提供することで、社会全体の電力利用の効率化に貢献しています。

OSAKIが提供する価値

スマートメーターによって収集したさまざまなデータを活用し、電力事業者やエンドユーザーがエネルギーマネジメントを行うための運用システムを整えます。メーターから通信、システムまでトータルに提供することで、一括管理しやすい環境を構築します。

1エネルギーソリューション

はかる2エネルギーソリューション

つなげる

OSAKIが提供する価値

自動検針

通信機能によって自動検針が可能となり、

従来のような検針員による毎月の電力量計

見回りが不要となります。海外では見込み

使用量で請求される場合が多いですが、自

動検針によって毎月正確な電気使用量が請

求できるようになります。

スマートメーターは時間帯別に電気使用量

を詳細に計測することが可能です。これに

より、電気に余裕がある深夜に格安で使え

るプランなど、時間帯によって電気料金が

変わるプランを利用することが可能になり

ます。

スマートメーターに搭載された開閉器によ

り、契約変更などによる配線の接続や切断

が不要になります。また災害時などに懸念さ

れる電気火災防止およびスムーズな復電を

可能にするほか、料金未納の場合の電力供

給遮断を容易に行うことができます。

時間帯別計測 遠隔接続・切断

電力会社 電力利用者スマートメーター

Value1

Value2

Value3

13 2

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 87

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リアルタイム管理

スマートメーターおよび各種システムにより

電力供給者が消費者の電気使用状況をリ

アルタイムで把握することが可能となり、何

か異常が起きた際にはアラームなどで通

知、迅速な対応が可能となります。

エネルギー管理システムを通して、専用モ

ニターまたはパソコン、携帯電話やタブレッ

トなどで電力の使用状況を確認できます。

ライフスタイルに合った最適な電力料金プ

ランを選ぶことで、個人・家庭単位で省エネ

を推進することができます。

電力会社側でリアルタイムに消費電力量を

把握することで、消費が大きい時間帯に節

電を促す「デマンドレスポンス」。この実現に

よって、電力会社は発電設備投資を抑えて

電力コストを下げながら安定供給や社会全

体での省エネルギー化に貢献できます。

電気の見える化 デマンドレスポンス

クラウド環境でソフトウェアを活用クラウド上でシステムを提供することにより、各種アプ

リケーションとの統合を容易にし、エンドユーザー向け

サービスをより充実させることが可能になります。

携帯電話網

PLC

RF(無線)

Products & Service

Key Device

Key Service

多様な通信方式に対応携帯網から無線、PLCまで通信オプションを取り揃

えており、お客様のインフラ状況や要望に合わせて

最適な通信方法を提供します。

Products

Key Device

家庭用から発電所用まで幅広くラインアップOSAKIグループは、家庭用はもちろん、産業用、商業用、さらには発電所・変電所向けまで、幅広いスマートメーターを

ラインアップ。グローバルな生産・供給体制を構築し、世界各地の多様なスマートメーターニーズにお応えしています。

電力会社 メーターデータマネジメントシステム

ヘッドエンドシステム

各種アプリケーション

1

2

3

携帯電話網 PLC RF(無線)

リアルタイムでの電力計測と情報通信の実現により、社会全体の電力利用効率化に大きく貢献します。

エネルギーマネジメントの未来に向けてOSAKIのアプローチ Ⅰ 

スマートメーター

Value1

Value2

Value3

スマートメーターの機能をフルに活用できる運用システムをトータルに構築します。

通信モジュール クラウドサービス

幅広いニーズに応える通信ハード&ソフトを開発・提供しています。

電力量計

強みの電力量計技術を基軸に、多様なスマートメーターを開発。

スマートメータリングシステム

世界各国・地域でスマートグリッド――次世代送電網の構築や検証に向けた動きが活発となっています。スマートメーターはその中核を成す機器で、リアルタイムでの電力計測と情報通信機能により、エンドユーザー側の電力コストの低減や供給者側の業務効率化といったさまざまな価値をもたらします。OSAKIグループは、一般家庭用をはじめ多様なスマートメーターを開発・提供することで、社会全体の電力利用の効率化に貢献しています。

OSAKIが提供する価値

スマートメーターによって収集したさまざまなデータを活用し、電力事業者やエンドユーザーがエネルギーマネジメントを行うための運用システムを整えます。メーターから通信、システムまでトータルに提供することで、一括管理しやすい環境を構築します。

1エネルギーソリューション

はかる2エネルギーソリューション

つなげる

OSAKIが提供する価値

自動検針

通信機能によって自動検針が可能となり、

従来のような検針員による毎月の電力量計

見回りが不要となります。海外では見込み

使用量で請求される場合が多いですが、自

動検針によって毎月正確な電気使用量が請

求できるようになります。

スマートメーターは時間帯別に電気使用量

を詳細に計測することが可能です。これに

より、電気に余裕がある深夜に格安で使え

るプランなど、時間帯によって電気料金が

変わるプランを利用することが可能になり

ます。

スマートメーターに搭載された開閉器によ

り、契約変更などによる配線の接続や切断

が不要になります。また災害時などに懸念さ

れる電気火災防止およびスムーズな復電を

可能にするほか、料金未納の場合の電力供

給遮断を容易に行うことができます。

時間帯別計測 遠隔接続・切断

電力会社 電力利用者スマートメーター

Value1

Value2

Value3

13 2

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 87

-754163_大崎電気 会社案内【和文版 改訂増刷】cc2017.indd 8 2019/01/15 17:17

Page 6: 2019 - OSAKI · About OSAKI Group Global Energy Solution Leade r è¦`o{ 04",*¬ç Ów ïù C4`o H ¤ ²z Zo ¤Éçª ¹æá ³ãï `oMV b{µÚ ij Ï

Collaboration

Key Device

価値協創の拠点としてNEXT 100teX Labは、次の100年の社会を築く礎となる事業が生まれる場として、「みらいの社

会をより良くするために業界や会社の垣根をこえて、新しい価値を共に作り上げることを目指す」

ことを目標に掲げ、パートナー企業、大学、自治体と連携し、社会課題解決に向けて挑戦します。

30分毎の平均電力量の最大値が月の最大デマンド

Products

Key Device

ネットワーク対応のエキスパートデバイス便利なタッチパネルディスプレイを採用し、高い視認性、操作性を確保した高機能のデマンドコントロール装置で

す。LAN接続したパソコンからも本体同様のユーザーインターフェースで利用可能で、装置にはWebサーバ機能

やメモリが内蔵されています。

過去1年間の最大デマンド値でその月の契約電力が決まる今月

7:00 7:30 8:00 8:30 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00

最大デマンド

見える化サービス改善点を明確にする

監視・制御サービスピークカットを自動化する

運用改善サービス設備や契約体系を最適化する

電力ピークカットを実現するには、ピークの

時間帯を把握する必要があります。デマン

ドコントロール装置を活用した電力の「見え

る化」サービスを通じて改善ポイントを明確

にします。

契約電力、もしくは目標値とした電力を超過

しないよう、常時電力使用量をモニタリン

グ。そのうえで各種機器・装置を高効率に自

動制御することでピークカットを実現します。

一層の省エネを実現する機器・設備などの

入れ替え提案をはじめ、省エネシステム全

体のリニューアル、さらには電力契約の改

善・更新代行まで、さまざまな運用改善サー

ビスを提供します。

契約電力

ラボのエントランス

大手企業

アカデミア

公共機関

フリーランスパラレルキャリア

企業家

中小・ベンチャー

エネルギーマネジメントの未来に向けて

オープンイノベーションラボ

幅広いパートナー・サプライヤーとの協同開発を推進します。

OSAKIのアプローチ Ⅰ 

エネルギーインフラソリューション

Watch seriesを始め、IoT・AIを駆使した次世代のエネルギーインフラソリューションを、大学・自治体・ベンチャーと協創します。OSAKIグループでは、電力量計等の計測制御機器の開発・提供を通して「見える化」したデータをもとに、watch seriesとして、スマートホーム、農家、店舗など様々なシーンで最先端のIoTデバイスを専用アプリケーションと組み合わせたトータルソリューションとして提供しています。更に2018年11月に、大学・自治体・ベンチャーとの協創の場として、当社創立の地である五反田(東京都品川区)に、オープンイノベーションラボ『NEXT 100teX Lab(ネクスト・ヒャクテックス・ラボ)』を開設しました。このラボでは、OSAKIグループの電力計測・制御機器の開発技術をベースに、大学研究室や自治体、ベンチャー、およびアドバイザーとして有識者の方々と連携し、IoT技術やAIの高度化を推進、新たなビジネスモデルの検討・構築、IoT機器の開発、ビッグデータ活用、AI分析による新たなソリューション創出を目指します。

4エネルギーソリューション

協創する

デマンドコントロール装置

デマンドコントロール装置を活用してピークカットを実現します。

OSAKIが提供する価値

エネルギーマネジメントサービス

「電力ピークカットノウハウ」を強みにしてビル・商業施設の電力利用の効率化を実現します。

日本における電力ピークカットの重要性と課題

30分毎の電力消費状況の把握

電力管理体制の効率化

ピーク時電力抑制の仕組み作り

Value1

Value2

Value3

OSAKIグループは、エンドユーザーの電力使用状況を常時モニタリングし、設定された値を超えないための通知機能や、機器の自動制御を行うデマンドコントロール技術開発に早くから取り組んできました。とりわけ契約電力がピーク値で決まる日本のビル・商業施設では、ピーク値を低減する需要が高いことから、デマンドコントロール装置の機能をインターネットサービスで提供するといった多彩な「ピークカットサービス」を、体系化されたノウハウとして提供しています。また、海外においてはビルのエネルギー効率利用、制御を目的としたビルディングマネジメントシステムを展開し、国際社会のエネルギー利用の効率化に貢献しています。

3エネルギーソリューション

活用する

課題

1 課題

2

課題

3

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 109

-754163_大崎電気 会社案内【和文版 改訂増刷】cc2017.indd 9 2019/01/15 17:17

Collaboration

Key Device

価値協創の拠点としてNEXT 100teX Labは、次の100年の社会を築く礎となる事業が生まれる場として、「みらいの社

会をより良くするために業界や会社の垣根をこえて、新しい価値を共に作り上げることを目指す」

ことを目標に掲げ、パートナー企業、大学、自治体と連携し、社会課題解決に向けて挑戦します。

30分毎の平均電力量の最大値が月の最大デマンド

Products

Key Device

ネットワーク対応のエキスパートデバイス便利なタッチパネルディスプレイを採用し、高い視認性、操作性を確保した高機能のデマンドコントロール装置で

す。LAN接続したパソコンからも本体同様のユーザーインターフェースで利用可能で、装置にはWebサーバ機能

やメモリが内蔵されています。

過去1年間の最大デマンド値でその月の契約電力が決まる今月

7:00 7:30 8:00 8:30 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00

最大デマンド

見える化サービス改善点を明確にする

監視・制御サービスピークカットを自動化する

運用改善サービス設備や契約体系を最適化する

電力ピークカットを実現するには、ピークの

時間帯を把握する必要があります。デマン

ドコントロール装置を活用した電力の「見え

る化」サービスを通じて改善ポイントを明確

にします。

契約電力、もしくは目標値とした電力を超過

しないよう、常時電力使用量をモニタリン

グ。そのうえで各種機器・装置を高効率に自

動制御することでピークカットを実現します。

一層の省エネを実現する機器・設備などの

入れ替え提案をはじめ、省エネシステム全

体のリニューアル、さらには電力契約の改

善・更新代行まで、さまざまな運用改善サー

ビスを提供します。

契約電力

ラボのエントランス

大手企業

アカデミア

公共機関

フリーランスパラレルキャリア

企業家

中小・ベンチャー

エネルギーマネジメントの未来に向けて

オープンイノベーションラボ

幅広いパートナー・サプライヤーとの協同開発を推進します。

OSAKIのアプローチ Ⅰ 

エネルギーインフラソリューション

Watch seriesを始め、IoT・AIを駆使した次世代のエネルギーインフラソリューションを、大学・自治体・ベンチャーと協創します。OSAKIグループでは、電力量計等の計測制御機器の開発・提供を通して「見える化」したデータをもとに、watch seriesとして、スマートホーム、農家、店舗など様々なシーンで最先端のIoTデバイスを専用アプリケーションと組み合わせたトータルソリューションとして提供しています。更に2018年11月に、大学・自治体・ベンチャーとの協創の場として、当社創立の地である五反田(東京都品川区)に、オープンイノベーションラボ『NEXT 100teX Lab(ネクスト・ヒャクテックス・ラボ)』を開設しました。このラボでは、OSAKIグループの電力計測・制御機器の開発技術をベースに、大学研究室や自治体、ベンチャー、およびアドバイザーとして有識者の方々と連携し、IoT技術やAIの高度化を推進、新たなビジネスモデルの検討・構築、IoT機器の開発、ビッグデータ活用、AI分析による新たなソリューション創出を目指します。

4エネルギーソリューション

協創する

デマンドコントロール装置

デマンドコントロール装置を活用してピークカットを実現します。

OSAKIが提供する価値

エネルギーマネジメントサービス

「電力ピークカットノウハウ」を強みにしてビル・商業施設の電力利用の効率化を実現します。

日本における電力ピークカットの重要性と課題

30分毎の電力消費状況の把握

電力管理体制の効率化

ピーク時電力抑制の仕組み作り

Value1

Value2

Value3

OSAKIグループは、エンドユーザーの電力使用状況を常時モニタリングし、設定された値を超えないための通知機能や、機器の自動制御を行うデマンドコントロール技術開発に早くから取り組んできました。とりわけ契約電力がピーク値で決まる日本のビル・商業施設では、ピーク値を低減する需要が高いことから、デマンドコントロール装置の機能をインターネットサービスで提供するといった多彩な「ピークカットサービス」を、体系化されたノウハウとして提供しています。また、海外においてはビルのエネルギー効率利用、制御を目的としたビルディングマネジメントシステムを展開し、国際社会のエネルギー利用の効率化に貢献しています。

3エネルギーソリューション

活用する

課題

1 課題

2

課題

3

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 109

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Page 7: 2019 - OSAKI · About OSAKI Group Global Energy Solution Leade r è¦`o{ 04",*¬ç Ów ïù C4`o H ¤ ²z Zo ¤Éçª ¹æá ³ãï `oMV b{µÚ ij Ï

国・地域で異なるスマートメーターニーズに対応するために世界各地に拠点を構え、より地域に密着した事業を展開しています。

世界各地のスマートメータリング化を見据えてOSAKIのアプローチ Ⅱ

地域最適対応へ。

現在、世界各国でスマートメータリング化に向けた動きが加速しています。しかし、そこに使用される機器類の仕様や通信規格、実現までのスケジュールなどは国や地域ごとに異なっています。そこでOSAKIグループは、2012年に世界的なスマートメーターメーカーであるEDMI社をグループに迎え入れ、日本、アジア、オセアニア、欧州地域をはじめアフリカなど新興国に拠点を設けることで、グローバル展開を加速。地域密着体制でスマートメーターニーズに応えています。

OSAKIグループは、国内向けスマートメーター生産工場に加え、マレーシアや中国など世界5か所に生産拠点を置き、グローバルな生産体制を築いています。

グローバル生産体制

埼玉工場外観

年間メーター生産能力

約900万台

OSAKIグループは、日本含むアジア、オセアニア、欧州、アフリカなど世界中に営業拠点を設け、国や地域で異なるお客様のニーズに応える地域密着型のマーケティング活動を行っています。

地域密着マーケティング体制事業展開国

100ヶ国以上欧州でMarket & Strategy 4

Market & Strategy 2

Market & Strategy 3

Market & Strategy 1

オセアニアで

日本でIn Japan

In Oceania

アジアでIn Asia

In Middle East/Africa

In Central America

In EuropeP.13P.16

P.14

P.15

生産拠点

R&D拠点

営業拠点

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 1211

-754163_大崎電気 会社案内【和文版 改訂増刷】cc2017.indd 11 2019/01/15 17:17

国・地域で異なるスマートメーターニーズに対応するために世界各地に拠点を構え、より地域に密着した事業を展開しています。

世界各地のスマートメータリング化を見据えてOSAKIのアプローチ Ⅱ

地域最適対応へ。

現在、世界各国でスマートメータリング化に向けた動きが加速しています。しかし、そこに使用される機器類の仕様や通信規格、実現までのスケジュールなどは国や地域ごとに異なっています。そこでOSAKIグループは、2012年に世界的なスマートメーターメーカーであるEDMI社をグループに迎え入れ、日本、アジア、オセアニア、欧州地域をはじめアフリカなど新興国に拠点を設けることで、グローバル展開を加速。地域密着体制でスマートメーターニーズに応えています。

OSAKIグループは、国内向けスマートメーター生産工場に加え、マレーシアや中国など世界5か所に生産拠点を置き、グローバルな生産体制を築いています。

グローバル生産体制年間メーター生産能力

約900万台

OSAKIグループは、日本含むアジア、オセアニア、欧州、アフリカなど世界中に営業拠点を設け、国や地域で異なるお客様のニーズに応える地域密着型のマーケティング活動を行っています。

地域密着マーケティング体制事業展開国

100ヶ国以上

埼玉工場外観

欧州でMarket & Strategy 4

Market & Strategy 2

Market & Strategy 3

Market & Strategy 1

オセアニアで

日本でIn Japan

In Oceania

アジアでIn Asia

In Middle East/Africa

In Central America

In EuropeP.13P.16

P.14

P.15

生産拠点

R&D拠点

営業拠点

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 1211

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Page 8: 2019 - OSAKI · About OSAKI Group Global Energy Solution Leade r è¦`o{ 04",*¬ç Ów ïù C4`o H ¤ ²z Zo ¤Éçª ¹æá ³ãï `oMV b{µÚ ij Ï

スマートグリッドの構築に寄与する製品・サービスを幅広く開発・提供します。電力量計のリーディングカンパニーとして、高まるスマートメーターニーズに幅広く対応

「コスト削減・省エネ」と「快適な社会」の両立を実現する技術を育成

Market & Strategy 1

日本で

In Japan

2011年の東日本大震災以降、電力エネルギーの有限性と安定供給の重要性が再認識されました。社会全体の省エネ機運の高まりを受けて、2016年には「電力の自由化」が実施されるなど、政府主導によるスマートグリッド化が進んでいます。

Market & Strategy 2

アジアで

In Asia

人口が増加し、経済成長著しいアジアでは、企業活動の活発化に伴う電力需要が急増しており、電力の安定供給が課題となっています。こうしたなか、電力エネルギーの効率使用、正確な電気使用料金の徴収などに役立つスマートメーターに対する需要が高まっています。

日本では、政府主導で工場など高圧部門のスマートメーター化が大きく進展し、家庭などの低圧部門は2024年度までに全数がスマートメーター化される計画です。このような状況下、OSAKIグループ中核企業の大崎電気工業は電力量計の国内リーディングカンパニーとして、家庭用や産業用など多種多様なスマートメーターの生産・供給体制を整備。約8,000万台といわれるスマートメーターの設置ニーズに応え、日本のスマートグリッドの構築に貢献しています。

エネルギーコストの削減や社会全体の省エネ化と、人々にとって快適な社会の実現――OSAKIグループは、この2つのテーマを両立する技術開発に注力しています。たとえば、店舗などの事業所に対しては、省エネに関する最新技術と業務ノウハウを融合して店舗運営に必要なエネルギー管理・改善業務をトータルにサポートする「エネルギー包括支援サービス」を提供しています。OSAKIグループは、こうした新たな技術開発、ソリューションの拡大により、未来のエネルギー社会のニーズに応えています。

世界各地のスマートメータリング化を見据えてOSAKIのアプローチ Ⅱ

大崎電気工業の100%子会社、EDMIは、アジアの貿易、交通および金融の中心地の一つであるシンガポールに本社を構え、世界全地域への製品供給拠点となるグローバルハブの機能を果たしています。アジアではスマートメーター導入に対する取り組みが国によって大きく異なりますが、導入が先行している地域で培った経験および事例を活用し、各国のニーズに対応したソリューションを提案しています。

EDMIは、マレーシア(セナイ)と中国(深圳)に主力工場を置き、グローバル市場向け製品を生産しています。スマートメーターを中心に生産しているマレーシア工場では、大崎電気の生産技術ノウハウを取り入れた自動化製造ラインや独自のシステムを導入し、欧州指令や計測機器製造システムに関わる各種認証を取得するなど、高品質製品の製造体制を徹底しています。また、中国工場では、新興国市場向けスマートメーターの生産に加え、日本の厳しい品質基準を満たした製造ラインを設置し、日本市場向け生産も行っています。

EDMI社がシンガポールをグローバルハブとして国・地域ニーズに適したソリューションを提供します。世界各国での事例案を集約・活用し、先進のR&Dを実施

日本国内工場の生産技術を活用し、一層の高品質化を推進

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 1413

-754163_大崎電気 会社案内【和文版 改訂増刷】cc2017.indd 13 2019/01/15 17:17

スマートグリッドの構築に寄与する製品・サービスを幅広く開発・提供します。電力量計のリーディングカンパニーとして、高まるスマートメーターニーズに幅広く対応

「コスト削減・省エネ」と「快適な社会」の両立を実現する技術を育成

Market & Strategy 1

日本で

In Japan

2011年の東日本大震災以降、電力エネルギーの有限性と安定供給の重要性が再認識されました。社会全体の省エネ機運の高まりを受けて、2016年には「電力の自由化」が実施されるなど、政府主導によるスマートグリッド化が進んでいます。

Market & Strategy 2

アジアで

In Asia

人口が増加し、経済成長著しいアジアでは、企業活動の活発化に伴う電力需要が急増しており、電力の安定供給が課題となっています。こうしたなか、電力エネルギーの効率使用、正確な電気使用料金の徴収などに役立つスマートメーターに対する需要が高まっています。

日本では、政府主導で工場など高圧部門のスマートメーター化が大きく進展し、家庭などの低圧部門は2024年度までに全数がスマートメーター化される計画です。このような状況下、OSAKIグループ中核企業の大崎電気工業は電力量計の国内リーディングカンパニーとして、家庭用や産業用など多種多様なスマートメーターの生産・供給体制を整備。約8,000万台といわれるスマートメーターの設置ニーズに応え、日本のスマートグリッドの構築に貢献しています。

エネルギーコストの削減や社会全体の省エネ化と、人々にとって快適な社会の実現――OSAKIグループは、この2つのテーマを両立する技術開発に注力しています。たとえば、店舗などの事業所に対しては、省エネに関する最新技術と業務ノウハウを融合して店舗運営に必要なエネルギー管理・改善業務をトータルにサポートする「エネルギー包括支援サービス」を提供しています。OSAKIグループは、こうした新たな技術開発、ソリューションの拡大により、未来のエネルギー社会のニーズに応えています。

世界各地のスマートメータリング化を見据えてOSAKIのアプローチ Ⅱ

大崎電気工業の100%子会社、EDMIは、アジアの貿易、交通および金融の中心地の一つであるシンガポールに本社を構え、世界全地域への製品供給拠点となるグローバルハブの機能を果たしています。アジアではスマートメーター導入に対する取り組みが国によって大きく異なりますが、導入が先行している地域で培った経験および事例を活用し、各国のニーズに対応したソリューションを提案しています。

EDMIは、マレーシア(セナイ)と中国(深圳)に主力工場を置き、グローバル市場向け製品を生産しています。スマートメーターを中心に生産しているマレーシア工場では、大崎電気の生産技術ノウハウを取り入れた自動化製造ラインや独自のシステムを導入し、欧州指令や計測機器製造システムに関わる各種認証を取得するなど、高品質製品の製造体制を徹底しています。また、中国工場では、新興国市場向けスマートメーターの生産に加え、日本の厳しい品質基準を満たした製造ラインを設置し、日本市場向け生産も行っています。

EDMI社がシンガポールをグローバルハブとして国・地域ニーズに適したソリューションを提供します。世界各国での事例案を集約・活用し、先進のR&Dを実施

日本国内工場の生産技術を活用し、一層の高品質化を推進

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 1413

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Page 9: 2019 - OSAKI · About OSAKI Group Global Energy Solution Leade r è¦`o{ 04",*¬ç Ów ïù C4`o H ¤ ²z Zo ¤Éçª ¹æá ³ãï `oMV b{µÚ ij Ï

Market & Strategy 3

オセアニアで

In Oceania

オセアニアでは、安定的な電力供給を行うための設備投資による電力価格の上昇が社会問題となっており、エネルギーの効率利用とコスト管理を徹底するためのスマートメーター導入が進められています。

Market & Strategy 4

欧州で

In Europe

欧州では、低炭素型社会の実現に向けて、再生可能エネルギーを積極的に導入するためのスマートグリッド化が進められており、スマートメーターはエネルギー消費効率と再生可能エネルギー供給アップを図るキーデバイスとして一般家庭や企業への設置が加速しています。

EDMIは、創業地であるオーストラリアにおいて、マーケットリーダーとしての地位を確立しています。同国では、2012年に政府主導の電力市場および電力価格の規制緩和策である“Power of Choice”改革が公表され、消費者に有益なサービスを提供することが求められています。そこでEDMIは、スマートメーターとクラウドソフトウェアを組み合わせたトータルなエネルギーソリューションの導入を電気事業者に提案。本ソリューションによって事業者はさまざまな消費者向けサービスを提供することが可能となります。

EDMIは2012年、英国に子会社を設立して以来、積極的な市場開拓を推進しています。高機能・高品質なスマートメーターは多くのユーザーから高い評価を得ており、商業用・産業用ともに圧倒的なシェアを獲得しています。その実績に基づいて近年は一般家庭向けスマートメーター市場への参入を本格化。2014年には英国内に新たにR&Dセンターを構え、英国の独自仕様に対応した製品開発を進めるなど、市場に根ざした事業体制を強化しています。

英国では現在、政府主導で一般家庭向けの大規模なスマートメーター導入プロジェクトが進められています。プロジェクトでは通信ハブおよびスマートメーター(電気・ガス)によるエネルギーマネジメントソリューションが採用されており、EDMIは通信ハブと電気・ガス双方のスマートメーターを提供する事業者として同国での存在感を高めています。EDMIは、このプロジェクトで築いた実績をもとに、トータルエネルギーソリューションプロバイダーとして、欧州地域における市場拡大を図っていく方針です。

先進的なエネルギーソリューションの提供を通じてマーケットリーダーの地位を確立しています。クラウドソフトウェアを含むソリューション提供により、電気事業者の消費者向けサービス向上に貢献

ニュージーランドでは、送配電の運用・管理を向上させるための技術として早くからスマートメーター導入プロジェクトが進められてきました。EDMIは、ニュージーランド市場シェア約75%にあたる100万台ものスマートメーターを供給しており、ニュージーランドにおいてもマーケットリーダーとしての地位を築いています。スマートメーターの導入にあたっては、産業用、一般家庭用ともに携帯網を使用した通信システムを採用しており、ヘッドエンドシステムへの通信成功率は99%以上を誇っています。こうした実績を踏まえ、EDMIでは、スマートメーターから通信、ヘッドエンドシステムまで含めたトータルなソリューションを他地域にも積極的に展開しています。

スマートメーターの通信成功率99%のノウハウを他地域にも展開

英国で築いた実績をもとに、欧州における市場拡大を推進。

英国の商業用・産業用スマートメーターの実績を踏まえて現地仕様に対応した製品開発を推進

一般家庭向けスマートメーター導入プロジェクトを足掛かりに欧州市場へ展開

世界各地のスマートメータリング化を見据えてOSAKIのアプローチ Ⅱ

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 1615

-754163_大崎電気 会社案内【和文版 改訂増刷】cc2017.indd 15 2019/01/15 17:17

Market & Strategy 3

オセアニアで

In Oceania

オセアニアでは、安定的な電力供給を行うための設備投資による電力価格の上昇が社会問題となっており、エネルギーの効率利用とコスト管理を徹底するためのスマートメーター導入が進められています。

Market & Strategy 4

欧州で

In Europe

欧州では、低炭素型社会の実現に向けて、再生可能エネルギーを積極的に導入するためのスマートグリッド化が進められており、スマートメーターはエネルギー消費効率と再生可能エネルギー供給アップを図るキーデバイスとして一般家庭や企業への設置が加速しています。

EDMIは、創業地であるオーストラリアにおいて、マーケットリーダーとしての地位を確立しています。同国では、2012年に政府主導の電力市場および電力価格の規制緩和策である“Power of Choice”改革が公表され、消費者に有益なサービスを提供することが求められています。そこでEDMIは、スマートメーターとクラウドソフトウェアを組み合わせたトータルなエネルギーソリューションの導入を電気事業者に提案。本ソリューションによって事業者はさまざまな消費者向けサービスを提供することが可能となります。

EDMIは2012年、英国に子会社を設立して以来、積極的な市場開拓を推進しています。高機能・高品質なスマートメーターは多くのユーザーから高い評価を得ており、商業用・産業用ともに圧倒的なシェアを獲得しています。その実績に基づいて近年は一般家庭向けスマートメーター市場への参入を本格化。2014年には英国内に新たにR&Dセンターを構え、英国の独自仕様に対応した製品開発を進めるなど、市場に根ざした事業体制を強化しています。

英国では現在、政府主導で一般家庭向けの大規模なスマートメーター導入プロジェクトが進められています。プロジェクトでは通信ハブおよびスマートメーター(電気・ガス)によるエネルギーマネジメントソリューションが採用されており、EDMIは通信ハブと電気・ガス双方のスマートメーターを提供する事業者として同国での存在感を高めています。EDMIは、このプロジェクトで築いた実績をもとに、トータルエネルギーソリューションプロバイダーとして、欧州地域における市場拡大を図っていく方針です。

先進的なエネルギーソリューションの提供を通じてマーケットリーダーの地位を確立しています。クラウドソフトウェアを含むソリューション提供により、電気事業者の消費者向けサービス向上に貢献

ニュージーランドでは、送配電の運用・管理を向上させるための技術として早くからスマートメーター導入プロジェクトが進められてきました。EDMIは、ニュージーランド市場シェア約75%にあたる100万台ものスマートメーターを供給しており、ニュージーランドにおいてもマーケットリーダーとしての地位を築いています。スマートメーターの導入にあたっては、産業用、一般家庭用ともに携帯網を使用した通信システムを採用しており、ヘッドエンドシステムへの通信成功率は99%以上を誇っています。こうした実績を踏まえ、EDMIでは、スマートメーターから通信、ヘッドエンドシステムまで含めたトータルなソリューションを他地域にも積極的に展開しています。

スマートメーターの通信成功率99%のノウハウを他地域にも展開

英国で築いた実績をもとに、欧州における市場拡大を推進。

英国の商業用・産業用スマートメーターの実績を踏まえて現地仕様に対応した製品開発を推進

一般家庭向けスマートメーター導入プロジェクトを足掛かりに欧州市場へ展開

世界各地のスマートメータリング化を見据えてOSAKIのアプローチ Ⅱ

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 1615

-754163_大崎電気 会社案内【和文版 改訂増刷】cc2017.indd 16 2019/01/15 17:17

Page 10: 2019 - OSAKI · About OSAKI Group Global Energy Solution Leade r è¦`o{ 04",*¬ç Ów ïù C4`o H ¤ ²z Zo ¤Éçª ¹æá ³ãï `oMV b{µÚ ij Ï

スマートロック「OPELO」

TOPICS

大学・自治体・ベンチャー協創の場「NEXT 100teX Lab」を開設

Topic

2グローバル市場においては、スマートシティ構想の実現に向けた動きが加速化し、エネル

ギー産業は変革期を迎えています。複雑化した社会課題を解決するためには、企業、大

学、自治体が業態・業界を超え、それぞれの持つ幅広い知見・技術を活用した協働とイノ

ベーションが必要です。

大崎電気は、様々なテクノロジーを掛け合わせ、新たな事業を産み出す拠点として、2018

年11月に、大学・自治体・ベンチャーとの協創の場として、オープンイノベーションラボ

『NEXT 100teX Lab(ネクスト・ヒャクテックス・ラボ)』を開設しました。本ラボでは、東京

工業大学の関連ベンチャーなどを支援するみらい創造機構の協力のもと、AIによる電力量

最適化、自治体連携による実証実験など、まずは5つのプロジェクトを発足し、新たな価値

創造に向けた活動を行っています。

Topic

1EDMI設立40周年、スマートメーター供給1,000万台を突破

Topic

32018年12月7日、EDMIは設立40周年を迎えました。1978年にオーストラリアでEDMQ

(Electronic Design and Manufacturing Queensland)として設立してから、大型電

子スコアボード、エネルギーモニター装置などの電子製品の開発を経て、1980年代に電力

量計事業を開始しました。その当時からスマート機能を持つ高機能・高品質な高圧計器を電

力会社に提供しており、オセアニア、アジア、および英国を中心に、商業用・産業用スマート

メーターの高いシェアを獲得してきました。2000年代後半から各国で家庭用スマートメー

ターの需要が高まり始めてからは、商業用・産業用スマートメーターの実績・経験を活かし市

場を広げ、設立40周年を前にスマートメーター供給台数累計1,000万台を突破しました。

メーター単体だけでなく、各地域のニーズに合わせたメーター運用システムや関連サービス

も併せて提供しています。

英国スマートメータープロジェクトへ向けた本格展開

Topic

4英国政府は、スマートメータープロジェクトに着手しており、今後数年間にわたりスマート

メーター(電気・ガス)及び通信ハブを一般家庭および小規模企業へ設置していく予定です。

このプロジェクトにおいて、英国政府は、英国北部地域における通信サービスプロバイダー

として、通信事業者のArqiva社を選定しています。EDMIは、2013年11月にArqiva社と

スマートメーター用通信ハブ約1,000万台(マーケットシェア33%)の供給契約を締結し、

通信ハブの設計、供給から技術サポートまでを担っており、2016年末より出荷を開始して

います。

EDMIでは現在、これを足がかりに英国市場におけるスマートメーターのシェア拡大を目指

しています。2018年10月までに英国大手エネルギー供給会社5社と、電気・ガスメーター

合計約300万台の受注契約を締結しており、今後電気・ガスメーターを合わせて5,300万

台の市場に対し、20%以上のシェア確保を目指しています。

「見えないものを見える化」するwatch seriesを核に、IoTソリューションサービスを拡大

大崎電気は、電気の計測・制御技術の開発、提供を通して、「見える化」したデータをもと

に、最先端のIoT対応機器を専用アプリケーションと組み合わせて、包括的なソリューション

として提供しています。

2018年2月には、IoTとビッグデータ解析をもとに、店舗を支援する「ストアウォッチⓇ」の

サービスを開始しました。来店客の情報(人数・年齢や性別などの属性・客単価など)や動線

(店舗内でどのように動き、退店したか)などの情報を自動的に収集、有効な指標で分析し、

高度なマーケティング分析を容易に実現します。 

同年8月には、IoTを活用した農業支援サービス「ファームウォッチⓇ」の提供を開始しまし

た。既存のビニールハウス内にセンサーを設置し、温度や湿度、照度、土中の水分を分析・

記録するなどの作業日報データの管理のほか、ポンプや開閉装置、循環扇風機、暖房機な

どの操作が遠隔で可能になります。

さらには同年11月、スマートホーム向けIoTサービス「ホームウォッチⓇ」と連携したスマー

トロック「OPELO」が、(株)ジェイエーアメニティハウスの賃貸物件へ導入されるなど、当

社の提供するソリューション事業が拡がっています。

スマートメーター

通信ハブ

ガスメーター

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 1817

-754163_大崎電気 会社案内【和文版 改訂増刷】cc2017.indd 17 2019/01/15 17:18

スマートロック「OPELO」

TOPICS

大学・自治体・ベンチャー協創の場「NEXT 100teX Lab」を開設

Topic

2グローバル市場においては、スマートシティ構想の実現に向けた動きが加速化し、エネル

ギー産業は変革期を迎えています。複雑化した社会課題を解決するためには、企業、大

学、自治体が業態・業界を超え、それぞれの持つ幅広い知見・技術を活用した協働とイノ

ベーションが必要です。

大崎電気は、様々なテクノロジーを掛け合わせ、新たな事業を産み出す拠点として、2018

年11月に、大学・自治体・ベンチャーとの協創の場として、オープンイノベーションラボ

『NEXT 100teX Lab(ネクスト・ヒャクテックス・ラボ)』を開設しました。本ラボでは、東京

工業大学の関連ベンチャーなどを支援するみらい創造機構の協力のもと、AIによる電力量

最適化、自治体連携による実証実験など、まずは5つのプロジェクトを発足し、新たな価値

創造に向けた活動を行っています。

Topic

1EDMI設立40周年、スマートメーター供給1,000万台を突破

Topic

32018年12月7日、EDMIは設立40周年を迎えました。1978年にオーストラリアでEDMQ

(Electronic Design and Manufacturing Queensland)として設立してから、大型電

子スコアボード、エネルギーモニター装置などの電子製品の開発を経て、1980年代に電力

量計事業を開始しました。その当時からスマート機能を持つ高機能・高品質な高圧計器を電

力会社に提供しており、オセアニア、アジア、および英国を中心に、商業用・産業用スマート

メーターの高いシェアを獲得してきました。2000年代後半から各国で家庭用スマートメー

ターの需要が高まり始めてからは、商業用・産業用スマートメーターの実績・経験を活かし市

場を広げ、設立40周年を前にスマートメーター供給台数累計1,000万台を突破しました。

メーター単体だけでなく、各地域のニーズに合わせたメーター運用システムや関連サービス

も併せて提供しています。

英国スマートメータープロジェクトへ向けた本格展開

Topic

4英国政府は、スマートメータープロジェクトに着手しており、今後数年間にわたりスマート

メーター(電気・ガス)及び通信ハブを一般家庭および小規模企業へ設置していく予定です。

このプロジェクトにおいて、英国政府は、英国北部地域における通信サービスプロバイダー

として、通信事業者のArqiva社を選定しています。EDMIは、2013年11月にArqiva社と

スマートメーター用通信ハブ約1,000万台(マーケットシェア33%)の供給契約を締結し、

通信ハブの設計、供給から技術サポートまでを担っており、2016年末より出荷を開始して

います。

EDMIでは現在、これを足がかりに英国市場におけるスマートメーターのシェア拡大を目指

しています。2018年10月までに英国大手エネルギー供給会社5社と、電気・ガスメーター

合計約300万台の受注契約を締結しており、今後電気・ガスメーターを合わせて5,300万

台の市場に対し、20%以上のシェア確保を目指しています。

「見えないものを見える化」するwatch seriesを核に、IoTソリューションサービスを拡大

大崎電気は、電気の計測・制御技術の開発、提供を通して、「見える化」したデータをもと

に、最先端のIoT対応機器を専用アプリケーションと組み合わせて、包括的なソリューション

として提供しています。

2018年2月には、IoTとビッグデータ解析をもとに、店舗を支援する「ストアウォッチⓇ」の

サービスを開始しました。来店客の情報(人数・年齢や性別などの属性・客単価など)や動線

(店舗内でどのように動き、退店したか)などの情報を自動的に収集、有効な指標で分析し、

高度なマーケティング分析を容易に実現します。 

同年8月には、IoTを活用した農業支援サービス「ファームウォッチⓇ」の提供を開始しまし

た。既存のビニールハウス内にセンサーを設置し、温度や湿度、照度、土中の水分を分析・

記録するなどの作業日報データの管理のほか、ポンプや開閉装置、循環扇風機、暖房機な

どの操作が遠隔で可能になります。

さらには同年11月、スマートホーム向けIoTサービス「ホームウォッチⓇ」と連携したスマー

トロック「OPELO」が、(株)ジェイエーアメニティハウスの賃貸物件へ導入されるなど、当

社の提供するソリューション事業が拡がっています。

スマートメーター

通信ハブ

ガスメーター

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 1817

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Page 11: 2019 - OSAKI · About OSAKI Group Global Energy Solution Leade r è¦`o{ 04",*¬ç Ów ïù C4`o H ¤ ²z Zo ¤Éçª ¹æá ³ãï `oMV b{µÚ ij Ï

CSR Corporate Informat ion

OSAKIグループは、エネルギー計測の専門メーカーとしての強みを活かした環境保全活動に力を入れています。生産工場では、自社の電力量計や制御機器を用いた使用データ分析やデマンド制御を行い、使用電力量の削減だけではなく最大使用電力の制御や従業員の快適な労働環境を実現させる「スマート・エコ」を実践。そこから生み出されるスマートメーターやデマンド・マネジメント・サービスⓇなどを通じて、お客様に新たな価値を提供し、低炭素社会、循環型社会の実現に貢献しています。

環境活動

エネルギー計測の専門メーカーが生み出す製品・サービスで低炭素社会、循環型社会の実現に貢献しています。

グループ概要

OSAKIグループは、海外における社会貢献活動の一環として、赤十字社を通した食糧支援、障がい者支援、災害時支援などを行っています。例えばシンガポールでは、クリスマスや旧正月などの休暇シーズン時期に合わせて従業員に寄付金を募り、食料および日用品を購入してギフトバッグとして梱包し恵まれない家庭へ贈るなどの活動を行っています。また、その他の地域においても、各種チャリティプログラムに積極的に参加するなど、グループ全体で社会貢献活動を推進しています。

社会貢献活動赤十字社を通じて、恵まれない家庭へのギフト配布活動などを継続的に実施しています。

大崎電気工業は50年以上にわたりハンドボール競技の発展に貢献してきました。現在は、会長の渡辺がアジアハンドボール連盟第一副会長および国際ハンドボールリーグ連盟理事を務めるとともに、企業としてハンドボールチーム「OSAKI OSOL(オーソル)」を所有するなど、スポーツ振興に取り組んでいます。OSAKI OSOLは、1960年に日本初の実業団チームとして創部され、国内主要大会で10連覇を二度達成するなど、つねに日本ハンドボール界をリードし続けています。2018年3月には、国内最高峰の日本ハンドボールリーグで3連覇を達成しました。

ハンドボールチームを通じてスポーツ振興に取り組んでいます。 連結売上高

海外事業子会社の持株会社電力量計・キュービクル等の製造・販売・工事

電力量計および関連機器の開発・製造・販売配電盤・分電盤の製造・販売

検針システムの開発・販売

各種製造装置の製造・販売

■東北計器工業株式会社(東北電力株式会社の子会社)■中部精機株式会社(中部電力株式会社の子会社)

■九電テクノシステムズ株式会社(九州電力株式会社の子会社)■株式会社エイビット(通信関連のソリューションプロバイダー)

会社概要

ビジョン 企業理念

グループ業績

2014/3 2015/3 2016/3

75,59677,366

65,663

連結営業利益

2014/3 2015/3 2016/3

3,7383,270

1,766

親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) (百万円)

2014/3 2015/3 2016/3

1,493

2017/3

86,159

2017/3

7,692

2017/3

3,803

2018/3

78,780

2018/3

5,544

2018/3

2,6662,754

783

主要な出資先

大崎電気工業株式会社 海外

OSAKIグループ会社 39社(連結対象)

OSAKI United International Pte. Ltd./シンガポール

EDMI Limited/シンガポール

EDMI Pty/オーストラリア

EDMI NZ/ニュージーランド

EDMI Europe/イギリス大崎エンジニアリング株式会社

大崎電気システムズ株式会社

大崎データテック株式会社

日本

株式会社エネゲート

エネルギー・ソリューション分野を中心とし、アクティブに新技術に挑戦することで、新しい価値創造を人間社会に発信し続け、貢献する。

大崎電気環境保全エコロジーマーク

ISO14001認証取得

ISO14001E01-244

(百万円)

■商号:大崎電気工業株式会社 OSAKI ELECTRIC CO., LTD.■本社所在地:東京都品川区東五反田2-10-2 東五反田スクエア■設立:1937(昭和12)年1月■資本金:79億6575万円■従業員数:2,960名(連結)

電力量計、計器用変成器、配電自動化機器、タイムスイッチ、デマンドコントロール装置、エネルギーマネジメントシステム、自動検針システム、スマートホーム関連機器、光通信関連機器、配・分電盤、電力量計の取替工事、その他電気機械器具の製造販売および工事等

■事業内容:計測制御機器事業

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 2019

-754163_大崎電気 会社案内【和文版 改訂増刷】cc2017.indd 19 2019/01/15 17:18

CSR Corporate Informat ion

OSAKIグループは、エネルギー計測の専門メーカーとしての強みを活かした環境保全活動に力を入れています。生産工場では、自社の電力量計や制御機器を用いた使用データ分析やデマンド制御を行い、使用電力量の削減だけではなく最大使用電力の制御や従業員の快適な労働環境を実現させる「スマート・エコ」を実践。そこから生み出されるスマートメーターやデマンド・マネジメント・サービスⓇなどを通じて、お客様に新たな価値を提供し、低炭素社会、循環型社会の実現に貢献しています。

環境活動

エネルギー計測の専門メーカーが生み出す製品・サービスで低炭素社会、循環型社会の実現に貢献しています。

グループ概要

OSAKIグループは、海外における社会貢献活動の一環として、赤十字社を通した食糧支援、障がい者支援、災害時支援などを行っています。例えばシンガポールでは、クリスマスや旧正月などの休暇シーズン時期に合わせて従業員に寄付金を募り、食料および日用品を購入してギフトバッグとして梱包し恵まれない家庭へ贈るなどの活動を行っています。また、その他の地域においても、各種チャリティプログラムに積極的に参加するなど、グループ全体で社会貢献活動を推進しています。

社会貢献活動赤十字社を通じて、恵まれない家庭へのギフト配布活動などを継続的に実施しています。

大崎電気工業は50年以上にわたりハンドボール競技の発展に貢献してきました。現在は、会長の渡辺がアジアハンドボール連盟第一副会長および国際ハンドボールリーグ連盟理事を務めるとともに、企業としてハンドボールチーム「OSAKI OSOL(オーソル)」を所有するなど、スポーツ振興に取り組んでいます。OSAKI OSOLは、1960年に日本初の実業団チームとして創部され、国内主要大会で10連覇を二度達成するなど、つねに日本ハンドボール界をリードし続けています。2018年3月には、国内最高峰の日本ハンドボールリーグで3連覇を達成しました。

ハンドボールチームを通じてスポーツ振興に取り組んでいます。 連結売上高

海外事業子会社の持株会社電力量計・キュービクル等の製造・販売・工事

電力量計および関連機器の開発・製造・販売配電盤・分電盤の製造・販売

検針システムの開発・販売

各種製造装置の製造・販売

■東北計器工業株式会社(東北電力株式会社の子会社)■中部精機株式会社(中部電力株式会社の子会社)

■九電テクノシステムズ株式会社(九州電力株式会社の子会社)■株式会社エイビット(通信関連のソリューションプロバイダー)

会社概要

ビジョン 企業理念

グループ業績

2014/3 2015/3 2016/3

75,59677,366

65,663

連結営業利益

2014/3 2015/3 2016/3

3,7383,270

1,766

親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) (百万円)

2014/3 2015/3 2016/3

1,493

2017/3

86,159

2017/3

7,692

2017/3

3,803

2018/3

78,780

2018/3

5,544

2018/3

2,6662,754

783

主要な出資先

大崎電気工業株式会社 海外

OSAKIグループ会社 39社(連結対象)

OSAKI United International Pte. Ltd./シンガポール

EDMI Limited/シンガポール

EDMI Pty/オーストラリア

EDMI NZ/ニュージーランド

EDMI Europe/イギリス大崎エンジニアリング株式会社

大崎電気システムズ株式会社

大崎データテック株式会社

日本

株式会社エネゲート

エネルギー・ソリューション分野を中心とし、アクティブに新技術に挑戦することで、新しい価値創造を人間社会に発信し続け、貢献する。

大崎電気環境保全エコロジーマーク

ISO14001認証取得

ISO14001E01-244

(百万円)

■商号:大崎電気工業株式会社 OSAKI ELECTRIC CO., LTD.■本社所在地:東京都品川区東五反田2-10-2 東五反田スクエア■設立:1937(昭和12)年1月■資本金:79億6575万円■従業員数:2,960名(連結)

電力量計、計器用変成器、配電自動化機器、タイムスイッチ、デマンドコントロール装置、エネルギーマネジメントシステム、自動検針システム、スマートホーム関連機器、光通信関連機器、配・分電盤、電力量計の取替工事、その他電気機械器具の製造販売および工事等

■事業内容:計測制御機器事業

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 2019

-754163_大崎電気 会社案内【和文版 改訂増刷】cc2017.indd 20 2019/01/15 17:18

Page 12: 2019 - OSAKI · About OSAKI Group Global Energy Solution Leade r è¦`o{ 04",*¬ç Ów ïù C4`o H ¤ ²z Zo ¤Éçª ¹æá ³ãï `oMV b{µÚ ij Ï

東京証券取引所市場第二部

上場

1962(昭和37)年1月

2008(平成20)年

スマートメーター導入(共同開発・設置プロジェクトに参画)

日本初

分電盤内組込用電力量計を開発

業界初2001(平成13)年1970(昭和45)年

1980(昭和55)年10月

東京証券取引所市場第一部

上場

配電自動化システムによるRC運転開始

熱動過電流しゃ断器を生産、特許取得

1932(昭和7)年

1916 1940 1960 1970 1980 1990 2000 20101950

1937(昭和12)年1月株式会社に組織変更

1960(昭和35)年~1968(昭和43)年電力会社との共同出資により、メーター製造会社を設立 1960年 九州電機製造(株)(現商号:九電テクノシステムズ(株)) 1961年 中部精機(株) 1968年 東北計器工業(株)

1990(平成2)年4月ベンチャー投資事業として大崎エンジニアリング(株)を設立

1941(昭和16)年4月大崎工業(株)を吸収合併し、商号を大崎電気工業(株)と改称、計器用変成器をラインアップ化

1949(昭和24)年当社第1号の電力量計開発

1982(昭和57)年市販向けとして初めての電子式電力量計を開発

1956(昭和31)年電磁式電流制限器を販売開始

1961(昭和36)年電力会社向け誘導形電力量計でシェアトップに

1987(昭和62)年高圧電子式電力量計を開発 2003(平成15)年

デマンド・マネジメント・サービスⓇ提供開始

2017(平成29)年Watch SeriesⓇ

提供開始

1978(昭和53)年デマンドコントロール装置を商品化、販売開始

2002(平成14)年11月エネルギー検針システムに強いアイトロンデータ・テック(株)を子会社とする(現商号:大崎データテック(株))

1916

弘業製作所として

大正5年8月

創業

2016

創業

平成28年8月

100周年

2007

(株)エネゲートを子会社化関西圏の事業基盤強化

平成19年2月

2012平成24年2月

電流制限器

配電自動化システム

デマンドコントロール装置

管理用半電子式電力量計

高圧電子式電力量計

誘導形電力量計 コンパクト電子式電力量計

スマートメーター

History

創業以来100年にわたって、時代が求める電力計測・制御技術を追求し、進化・拡大し続けてきました。

積極的な投資によるグル-プ拡大史

電力計測・制御に関連する高い技術力をもつOSAKIグループ。これからも、時代のニーズをふまえた積極的なM&Aや業務提携を含め、事業を拡大し続けていきます。

継続的技術革新によるソリューション進化史

OSAKIグループの100年にわたる歴史は、数々の「日本初・業界初」の積み重ねでもあります。電力計測・制御に関連する技術を高め、広げ続けることで、これからもソリューションを進化させていきます。

日本初日本初

M&A(国内)

 EDMI Limitedを子会社化海外売上比率:3%→約30%に急伸

M&A(海外)(指定替え)

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 2221

-754163_大崎電気 会社案内【和文版 改訂増刷】cc2017.indd 21 2019/01/15 17:18

東京証券取引所市場第二部

上場

1962(昭和37)年1月

2008(平成20)年

スマートメーター導入(共同開発・設置プロジェクトに参画)

日本初

分電盤内組込用電力量計を開発

業界初2001(平成13)年1970(昭和45)年

1980(昭和55)年10月

東京証券取引所市場第一部

上場

配電自動化システムによるRC運転開始

熱動過電流しゃ断器を生産、特許取得

1932(昭和7)年

1916 1940 1960 1970 1980 1990 2000 20101950

1937(昭和12)年1月株式会社に組織変更

1960(昭和35)年~1968(昭和43)年電力会社との共同出資により、メーター製造会社を設立 1960年 九州電機製造(株)(現商号:九電テクノシステムズ(株)) 1961年 中部精機(株) 1968年 東北計器工業(株)

1990(平成2)年4月ベンチャー投資事業として大崎エンジニアリング(株)を設立

1941(昭和16)年4月大崎工業(株)を吸収合併し、商号を大崎電気工業(株)と改称、計器用変成器をラインアップ化

1949(昭和24)年当社第1号の電力量計開発

1982(昭和57)年市販向けとして初めての電子式電力量計を開発

1956(昭和31)年電磁式電流制限器を販売開始

1961(昭和36)年電力会社向け誘導形電力量計でシェアトップに

1987(昭和62)年高圧電子式電力量計を開発 2003(平成15)年

デマンド・マネジメント・サービスⓇ提供開始

2017(平成29)年Watch SeriesⓇ

提供開始

1978(昭和53)年デマンドコントロール装置を商品化、販売開始

2002(平成14)年11月エネルギー検針システムに強いアイトロンデータ・テック(株)を子会社とする(現商号:大崎データテック(株))

1916

弘業製作所として

大正5年8月

創業

2016

創業

平成28年8月

100周年

2007

(株)エネゲートを子会社化関西圏の事業基盤強化

平成19年2月

2012平成24年2月

電流制限器

配電自動化システム

デマンドコントロール装置

管理用半電子式電力量計

高圧電子式電力量計

誘導形電力量計 コンパクト電子式電力量計

スマートメーター

History

創業以来100年にわたって、時代が求める電力計測・制御技術を追求し、進化・拡大し続けてきました。

積極的な投資によるグル-プ拡大史

電力計測・制御に関連する高い技術力をもつOSAKIグループ。これからも、時代のニーズをふまえた積極的なM&Aや業務提携を含め、事業を拡大し続けていきます。

継続的技術革新によるソリューション進化史

OSAKIグループの100年にわたる歴史は、数々の「日本初・業界初」の積み重ねでもあります。電力計測・制御に関連する技術を高め、広げ続けることで、これからもソリューションを進化させていきます。

日本初日本初

M&A(国内)

 EDMI Limitedを子会社化海外売上比率:3%→約30%に急伸

M&A(海外)(指定替え)

OSAKI Group Guide OSAKI Group Guide 2221

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Page 13: 2019 - OSAKI · About OSAKI Group Global Energy Solution Leade r è¦`o{ 04",*¬ç Ów ïù C4`o H ¤ ²z Zo ¤Éçª ¹æá ³ãï `oMV b{µÚ ij Ï

〒141-8646 東京都品川区東五反田2-10-2 東五反田スクエアTEL: 03-3443-7171(代) FAX: 03-3443-9514URL: https://www.osaki.co.jp/

https://www.osaki.co.jp/en/(グローバルサイト)

大崎電気グループ

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P r e c i s i o n

R e l i a b i l i t y

T e c h n o l o g y

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