子ども居場所フォーラム2013-11-24

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課題から考える「子どもの居場所」について

2013年 11月 24日子ども居場所フォーラム

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◆ エコツアー

◆ 環境保全活動

◆ 子ども事業

◆ 地域づくり~地域の課題解決~

震災直後より全国から集まるボランティアの受け入れを行い、 2012年 4月に「三陸ひとつなぎ自然学校」を立ち上げ。釜石内外のファンをつくり、釜石を支える基盤を構築するとともに、地域連携を通して地域課題の解決、地元主体の復興・地域づくりを目指します。

復興ツーリズム(被災地視察)

さんつなくらぶ

ボランティア活動

放課後子ども教室

根浜海岸の松林いきもの保全活動

漁師さんのお手伝い 仮設商店街の賑わいづくり

◆ ボランティアインターン受け入れ

三陸ひとつなぎ自然学校

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放課後子ども教室  2012.3〜

• 成果– やりたいことをできる場として機能

– 保護者の方の時間をつくることができた

– 仮設以外の子どもたちも楽しみに

(地域のニーズを感じた)

– 全国各地からのボランティアとの交流

• 実施しての新たな課題– 安全にのびのび遊べる場が限られる

(車の往来、川、クマ、うるさい…)

– 気持ち的に不安定な大人のもとでの生活

– 普段の集会所には子どもは居づらい

– 地域の子どもたちは弱者になっている!?

– 実施体制(人員・資金不足など)が不安定

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子ども居場所フォーラム 4

子どもたちの様子 

• 「とにかく走りたい!」

• 「こおりおにしようよ~」

• 汗だくになってあそぶ子どもたち。

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課題から考えたこと

• そもそも実施場所を変える?– 地域の集会所:使用料がかかる・・・

– 近くの広場:地域の方の土地・・・

• 地域の方々に協力していただけないか。

• 当団体だけでは解決できない問題なのでは?

• 「子どもは地域の宝」だといいながらも、地域は子どものことを考える余裕がない。

• しかし、子どもにとって、一日一日が大切。

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課題からの事業展開遊びの大切さと安全安心から考える子どもの居場所づくり

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事業目的と取り組み

• 事業目的

子どもたちが安全安心に過ごすことができる環境を、地域住民と子どもたち自身と共に作り出すことができる体制づくり

• 取り組み内容1. 子ども安全安心検討員会

2. 子ども安全安心マップづくり

3. 研修会

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子ども安全安心検討委員会

①子どもの居場所について地域の方と共に考え、

子どもを見守ることのできる関係を築いていく。

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車座でざっくばらんに意見交換多様な参加者:自治会、保護者、行政関係者、子ども支援団体

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②地域住民(多世代:子ども〜大人)が

現在住んでいる地域への理解を深める。

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子ども安全安心マップづくり

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鵜住居の様子  8月 28日

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完成したマップ(鵜住居)

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鵜住居地区での子どもの変化

1. 仮設住宅団地付近

– 落ち着きがない。緊張。

2. 仮設を離れ、探検へ

– 遊びたい!気持ちへ変化→口数、行動が増える。

3. 仮設へもどる

– 自分の遊びアイテムを持ってきた→遊びの発展

– 自分のフィールドへ戻ってきた

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栗林の様子  8月 29日

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完成したマップ(栗林)

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栗林地区での子どもの変化

1. 学校

– 学校での顔

2. 学校の外へ探検

– 解放された顔。子どもらしい自由な発想と行動。

3. 学校へ戻る

– 学校の雰囲気に無意識に包まれる。

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両地域の比較

• 鵜住居

– 被災し、仮設住宅で暮らす。

– 子どもたちに落ち着きがない。走りたい。

– 大人の目を気にし、我慢している。

– 大人も疲れている。

• 栗林

– 被災していない。

– のびのびとしていて、子どもらしい。

– 意外と仮設の周りには遊ぶところがない。

• 空き地があっても家が建ったり、鉄塔が立ったり。

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全体を通して

• 危険個所に対する子どもの認識

– 大人とのルールを守ろうとしている。

– 刷り込まれているだけ。体験的にはわかっていない。

• 大人の目を気にしている

– やりたい気持ちより、大人を気にする気持ちの方が強い。

– 地域の大人の子どもとの関わり方を変える必要がある。

• 子どもたちを取り巻く環境の変化

– 被災の影響、地域の人を知らない…

• 地域の大人が時として知らない子だから邪険に扱う

– 子どもが大人を知るきっかけをしれたらいいな。

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子どもの安全安心PJ研修会の報告

今後の子どもの居場所づくりに

何を活かすか?

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研修会の実施

• 背景子どもたちが安心してのびのびと遊べる環境や場をつくり出すための、スキル、情報を地域住民と共に共有する。

I. ネイチャーゲームから考える安全安心について

II. 森林インストラクターの方による自然の中での遊びの提案

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研修会Ⅰ遊び、楽しみながら、安全管理について学ぶ

講師:上部明広氏(岩手県シェアリングネイチャー協会)

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研修会Ⅱ遊びの可能性を探る

講師:川村晃寛氏(森林インストラクター)

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大人が本気で遊ぶ姿・・・

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成果と課題

• 大人自身が楽しむことの重要性を実感

– 大人が楽しみ、それが子どもの伝わる

– 大人が分からなければ、子どもの遊びも広がらない

• 工夫すれば遊びは作り出せる

– 気持ちいい居場所「土手」に子ども達を引き付ける仕掛け

• 人が入れば自然の雰囲気も変わっていく

• 安全の線引き 子どもとルールを決めて

– 入って良い場所、ダメな場所。大人と一緒などなど

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検討委員会の内容(抜粋)

• 三世代で交流できる機会がなかなか無い。

• 仮設の方と顔の見える機会、関わる機会が必要

• 子どもと地元の方と一緒に作業できる機会があるとよい

• 顔が分かってくると、子ども達を地域で育てていくことに

• 市内全域が、子どもを受入れてもらえるとうれしい。しかし、どこにお願いしたら良いのか見えない。

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地域かまっこ祭

• 検討委員会の意見を受けて試行的に実施

– 子どもと地域の大人が出会う場

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「地域かまっこ祭」の開催

• 子どもが主体となり、実施する地域祭り。

• ねらい:

– 「地域かまっこ祭」という共有体験を通して、地域の子どもと大人が出会う場

– 子どもと地域のつながりに少しでも変化を生み出す(地域の大人に地域の子どもの顔を知ってもらう。)

• 準備段階からのプロセスも重視。

– 子どもの主体性を育む。

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準備の過程で感じたこと

• 子どもの気持ちを動かす工夫

– いかにおもしろい、楽しいと思ってもらうか。

– 大人が楽しそうにやっていると子どももやりたい。

– 子どものアイディアを大事にする。

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成果と課題

– お客さんとだけでなく、共通体験を通して、お手伝いのしてくださった大人との連帯感が生まれた。

– 子どもが主体となることで、取っ払える壁

• 子どもがやるなら行こうかな。

– 自分が考えたことができた!

• 楽しさ、責任感、満足感を味わえる。

– 地域で子どもを育てるきっかけになる。

• 地域に育てられた子どもは地域に愛着を持つ子に育つ。

– 資金面が課題。

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子どもが地域をつなぐきっかけに…

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団体情報

一般社団法人 三陸ひとつなぎ自然学校

代表理事 伊藤 聡

設立   2012年 4月 1日(法人登記 2013年 5月 28日)

026-0411 岩手県釜石市橋野町第 34地割 46- 1

TEL/FAX [email protected]

http://fukkotodai.com/santsuna/

Facebook ページ「三陸ひとつなぎ自然学校」

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