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「地域共同リポジトリの立場から ―鹿児島県学術共同リポジトリ―」 大学図書館問題研究会福岡支部例会(2012/11/10)での発表資料。 Cf. http://d.hatena.ne.jp/dtk_fukuoka/20121030/1351572823

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※つい最近のもののみ紹介。

文科省:共同リポジトリ等を活用し、今後機関リポジトリがより一層整備・普及することに期待を示している。

地域共同リポジトリ:主に県域単位で複数機関が集まりリポジトリを構築JAIRO Cloud:個別の機関リポジトリ構築が困難な大学等を対象に、NIIが共用リポ

ジトリシステムを提供することにより機関リポジトリの構築をサポート。平成27(2015)年度までに200機関の新規構築を目指しており この数字は国内の博27(2015)年度までに200機関の新規構築を目指しており、この数字は国内の博

士後期課程を持つ大学のすべてにリポジトリが構築されることを想定している。2012年4月より正式サービスを開始し、2012年11月09日現在で37の機関リポジトリが運用中( https://community.repo.nii.ac.jp/link/ )。

→未構築機関への支援体制が充実し、選択肢が増えている。

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平成23年度CSI委託事業報告交流会(コンテンツ系) 平成24年6月12~13日国立情報学研究所学術基盤推進部長 安達淳先生 「学術機関リポジトリ構築連携支援事業の7年を振りかえる」 発表資料から引用

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私立大学、公立大学、短期大学では共同/共用リポジトリによる構築が多い。ポジ共同/共用リポジトリは量的貢献を果たしている。

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地域共同リポジトリならではのメリット

地域貢献:鹿児島県の学術情報を集積し、鹿児島県の地域社会発展のための知的データベースとなることを目指す。IR業務だけでなく図書館・大学全体における地域コミュニティの活性化に。

地域コミュニティならではのフレキシビリティも

研修会:随時テーマを決めて開催 システム登録からリポジトリ全般まで何でも研修会 随時テ マを決めて開催 システム登録からリポジトリ全般まで何でも

サポート体制:メーリングリスト、電話、メール対応のほか、すぐ直接訪問できる地理的な近さによる安心感(もあるかもしれない)システムの機能面についてもみんなで意見を出し合って自分たち仕様に改善していける

デメリットホスト機関への負担の集中ホスト機関への負担の集中

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12機関内訳:国立大 2、高専 1、公立短大 1、私立大(4年制) 4、私立短大 4※放送大学も合わせると13

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地域共同リポジトリを立ち上げる話が正式に出たのは2009年5月。この時点でIR

を既に構築していたのは、鹿児島大学と鹿屋体育大学の2機関(いずれも国立大学)。

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2012年11月現在では、リポジトリを持つ機関の数は8機関に増加。

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8機関のうち、7機関が鹿児島県学術共同リポジトリ参加機関。

試験公開日:2011/07/13、正式公開日:2012/03/22

# 鹿児島で地域共同リポジトリを立ち上げる話が出たのと(正式には2009年5月)# NIIから共用リポジトリ(JAIRO Cloud)構想が出たのとが時期が近く、タイミングが難しかった。# 共用リポジトリは予算化されるのかどうかや、方針等もなかなか不確定だった。# 県大図協での協議を経て、2010年12月大学地域コンソーシアム鹿児島事業として認められる。

県内の未参加機関の動向:県内の未参加機関の動向:・既構築機関で未参加の機関鹿屋体育大学・未構築機関JAIRO Cloud による構築を予定している機関あり

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共同リポジトリ:ほかに独立システム型も存在。※詳細は「共同リポジトリプロジェクト報告書 ‐国内の地域共同リポジトリの分析‐」(2010年3月、共同リポジトリプロジェクト : ShaRe)を参照。

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ページトップのコミュニティを各大学に割り当て。各機関にID/PW付与。

Dspace Ver.1.6.2

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カスタマイズ:CSS(スタイルシート)を個別に用意し、ページの配色を機関ごとに設定。

各参加機関が自由にサブコミュニティ・コレクションの作成を行う(粒度等について、全体の調整は行わない。学部ごと、資料種別ごと、刊行物タイトルごと、等自由に設定)。コンテンツ削除等も機関ごとに管理。機関ごとにBaseURLを設定。junii2ハーベスト用のBaseURLを基準にアクセスログを分離。(例:志學館大学のハーベストBaseURL: http://karn.lib.kagoshima‐u.ac.jp/shigakukan/request )u.ac.jp/shigakukan/request )

コンテンツの登録個別アイテムは各機関がID/PWでログインし登録。一括登録は各機関からメタデータ及び本文のファイルを預かり鹿児島大学が代行登録(運用上の理由から)。

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共同リポジトリの dc.fullTextURL = 各IRの dc.fullTextURL

NIIのIRDBハーベストは、独自のIRからのみ。共同リポジトリからは行わない。

※鹿児島国際大学リポジトリは、大学と短期大学部の2機関を含む

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地域共同リポジトリ事業部会:意思決定を担う。大学地域コンソーシアム鹿児島(※)の部会の1つ。メンバーは各機関の図書館長がほとんど。年数回(ほとんどはメール審議)。※鹿児島県内の13高等教育機関の相互連携・協力のための組織。現在、「教

育連携」「高大連携」「ICT活用」「FD・SD活動」「教員免許状更新講習」「産学官連携」「地域共同リポジトリ」の7事業部会があり。 13機関=12機関+放送大学

「鹿児島県内13の高等教育機関が相互に連携 協力し 高等教育の質的向「鹿児島県内13の高等教育機関が相互に連携・協力し、高等教育の質的向上を推進することにより、地域の教育および学術堅守の充実・発展を図るとともに、魅力ある高等教育づくりと活力ある地域づくりに貢献することを目的として、平成21年1月6日に設立」

実務担当者研修:メンバーは実務担当者ら。KARN参加機関以外の県内の他機関にも参加呼び掛けしている。準備期間中から年数回開催。

収集 著作権 登録実習 共 ポジ平成23年度は3回開催(概論、コンテンツ収集、著作権 / 登録実習 /NII共用リポジトリ説明会報告、進捗状況確認)。平成24年度は1回目を8月末に開催(意見交換:コンテンツの効率的な収集・登録方法 、広報活動 、前年度活動総括)。

講演会:平成23年11月29日開催。KARN参加機関だけでなく、県内外から参加

受付。先行事例について講演頂いた(広島県大学共同リポジトリ、福井県地域共同リポジトリ)。資料(配布資料、動画)公開中。共同リポジトリ)。資料(配布資料、動画)公開中。

メーリングリスト(2011年9月~稼働):メンバーは実務担当者ら。 情報交換、質問

等の場に。2012年10月末現在でポスト数約120。 ※リポジトリ事業部会用のメーリングリストも別途有。

※活動履歴については詳細をwikiで公開。 19

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サーバ:鹿児島大学学長裁量経費で導入システムの業者メンテナンス費用:教員数による按分 ※平成24年度から負担発生※リプレイス用積み立てはしていない(広島との違い)

※参考 大学地域コンソーシアム鹿児島事業部会設置要項(業務)第2 部会は、配分される予算及び事業に参加する高等教育機関(以下「事業参加機関」という。)から徴収する負担金を使用して、事業の実施・運営に当たる。

第一工業大学:運用規程作成

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活動予定:広報によるリポジトリの認知度向上(学内外)

参加機関拡大の働きかけ(将来的には、自治体や民間の学術団体等の参加も視野に) →機関ごとの経費負担軽減にもコンテンツの増加機能面の向上(ex. カバーページ, Handleシステム)メタデータのみ登録することについての希望もあり

担当者の思い:研究成果を活用してもらいたい鹿児島でまとまることのメリットを活かしていきたい

第一工業大の例:桜島の灰の拡散状況や、水質汚濁等についての論文のアクセスが多かった(H23)

:実用性の高い情報へのニーズは高い

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おまけ:かーんちゃんの後ろ姿。

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