2011サハマ・イリマニ(ボリビア) 埼玉・茨城合同登山隊計...
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日本山岳会(茨城支部) 第24回講演会
「全てがスムーズに行かなかったボビリア紀行-ボリビアの山と中米の旅の楽しみ方」2012.1.28 川久保忠通(土浦駅前ウララビル「茨城県県南生涯学習センター」にて)
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全てがスムーズに行かなかったボリビア登山と旅行
期間:2011年7月24日~8月18日
日本山岳会茨城支部第24回講演会
2012(H24)年1月28日
川久保忠通
2011サハマ・イリマニ(ボリビア)埼玉・茨城合同登山隊計画書
(Expedicion a Los Andes BolivianosDe laFederacion Alpinsta De Saitamay Ibaraki 2011)
南米・ボリビアアンデスに帝王を意味するレアル山群がある。その盟主であるボリビア最高峰Mtサハマと名峰イリマニ南峰に登る。
上記の計画を茨城県山岳連盟の椎名正明氏(2010年11月28日に当例会で「エクアドル登山と中米の旅」という題名で講演)から伺う
目指す山
Mt.Sajamaサハマ
(6542m)
Mt.Illimaniイリマニアイマラ語で「黄金のコンドル」(6439m)
ラパスから南南西方向で286km車で6時間ほど ラパスの南東30kmに位置し、
ラパスからいつも見える
計画概要
• 主催:埼玉・茨城 ボリビアアンデス登山隊
• 後援:茨城県山岳連盟埼玉県山岳連盟海外登山委員会
• 目的: ボリビアアンデスの最高峰Mt.サハマ&第2高峰のMt.イリマニ登頂
• 期間: 2011年6月24日~7月18日(25日間)
登山隊員 (平均年齢約62歳)
隊長 Yさん 副隊長 Sさん 登攀隊長 Mさん 食料 Tさん
通信 川久保 医療 Nさん 会計 Aさん 記録 Oさん
埼玉 埼玉
埼玉
茨城 茨城
茨城 茨城東京
富士山頂滞在
2011年6月3日&4日の2泊を山頂で宿泊
日本での高度順応訓練
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日本山岳会(茨城支部) 第24回講演会
「全てがスムーズに行かなかったボビリア紀行-ボリビアの山と中米の旅の楽しみ方」2012.1.28 川久保忠通(土浦駅前ウララビル「茨城県県南生涯学習センター」にて)
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有名な富士山オジサンに会う
登山日程月 日 曜日
1 6 24 金 成田発 18:10 ダラス15:50/17:45
マイアミ 21:35/22:352 25 土 ラパス着 05:10 ラパス3,650m ◆一番ホテル
空港から宿泊のホテルへ3 26 日 ティヒナとチチカカ湖観光 ◆一番ホテル
ボリビアダンスと音楽鑑賞4 27 月 Colibri(ガイド会社)と登山スケジュール打合せ ◆一番ホテル
市場、サンフランシスコ寺院5 28 火 チャカルタヤ5,395m高所順応 ◆一番ホテル6 29 水 ラパス→サハマ村(5h) ◆サハマ村ロッジ7 30 木 サハマ村→B.C(4,800m) △テント泊8 7 1 金 B.C→Campo Alto △テント泊9 2 土 頂上アタック・・・・・・Campo A ltoに戻る △テント泊
10 3 日 下山→サハマ村 ◆サハマ村ロッジ11 4 月 サハマ村→ラパスに戻る ◆一番ホテル12 5 火 休養 ◆一番ホテル13 6 水 ラパス→Pinaya(3,750m)・・・・・→ △テント泊
歩いてB.C(4,400m)へ14 7 木 B.C→中間キャンプ(5,000m)へ △テント泊15 8 金 中間キャンプ→ニドデコンドル(5,500m) △テント泊
(Campo Alto)16 9 土 南西稜→イリマニ南峰→Campo Alto △テント泊
撤収して中間キャンプまで下る17 10 日 歩いてPinaya 車でラパスへ ◆一番ホテル
18 11 月 S氏退院、夕方バスセンターへ ◆ホテルエスパニョール19 12 火 市内観光、19時ウユニ行きバス発 ●バス
20 13 水 ウユニ湖観光 ◆トゥヌパのホテル21 14 木 ●バス22 15 金 ◆一番ホテル23 16 土 ラパス 6:15 マイアミ 15:55/19:0524 17 日25 18 月 成田(18日) 13:05
ダラス 21:00/10:10
行動概要 宿泊場所
移動&観光
予備登山
サハマ登山
イリマニ登山
ウユニ観光
移動
お断り (その1)
これからのお話はラパス近郊の観光や脱線話が1/3、登山の話が1/3、ウユニ観光の話が1/3程度になっていま
すので登山の話だけを期待されて来られた方には期待はずれで申し訳ありません
スムーズに行かなかった点
(1)この登山隊の人間関係の要となる隊員の奥さんが出発直前大腿骨骨折した為不参加となった
(2) 以下、個別に順次ご説明。
(3)
(4)
(5)
(6)
隊員の結びつき
登攀隊長
装備係
会計係
医療係
隊長
副隊長&
現地交渉
通信係
記録係
食料係
不参加
日本からボリビア(ラパス)まで
• 成田18:10→ダラス15:50
(日本と-15時間の時差) 12時間40分
• ダラス17:45→マイアミ21:35
(日本と-14時間の時差) 2時間50分
• マイアミ22:35→ラパス5:10
(日本と-13時間の時差) 5時間35分
成田からラパスまで:24時間丁度
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成田
マイアミ
ダラス
ラパス
スムーズに行かなかった点
(1)この登山隊の人間関係の要となる隊員の奥さんが出発直前大腿骨骨折した為不参加となった
(2)行きの飛行機の私の座席には普通のビデオディスプレーが無かった
(3)
(4)
(5)
(6)
ビデオディスプレーが無い! お断り (その2)
今後の説明では以下の文献を参考にしました
• ダイヤモンド社
「地球の歩き方ペルー・ボリビア・エクアドル・コロンビア」
• 検索サイトのウィキペディア
ボリビアとは?• 首都:スクレだが事実上の首都はラパス
• 面積:日本の約3倍(アンデス山脈とアマゾン熱帯地域)
• 人口:約1.000万人
• 人種・民族:インディヘナ(先住民族)55%、メスティソ(先住民族とヨーロッパの混血)32%、ヨ-ロッパ系12%
• 言語:スペイン語
• 宗教:国民の95%がローマ・カトリック
• 通貨:ボリビアーノ (1Bs. = 0.14USD = 15円)
ラパスとは?
• 実質上の首都
• 人口:約110万人、大半がインディヘナ(先住民族)
• すり鉢状の底(標高3650m)が目抜き通り、官公庁がある
• すり鉢状の縁にエル・アルトと呼ばれる人口40万人の町(標高約4200m)があり低所得地帯
• すり鉢の底との標高差は最大700m。エル・アルト国際空港は標高4082m
• 世界中の大使館で最も危険手当のつく都市
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エル・アルト
目抜き通り
一番ホテル
700m
標高3650m
国際飛行場
ラパスの形状
一番ホテル• 幼い時にボリビアに移住して
来た日本人の男性とボリビア人の夫婦が経営
• 毎朝日本食が食べられるが一年中全く同じおかず
山行前の観光
• 市内観光
• ティワナク遺跡
• チチカカ湖
• ボリビア音楽とダンス
ラパス市内
ラパス市内
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ラパス市内ラパス市内
ラパス市内(目抜き通り)
国会議事堂
大統領官邸
ラパス市内(雑貨屋)
サン・フランシスコ寺院屋上からの
景色
日本料理店
店名
・わがまま・けんちゃん・ふるさと
値段:800円~1,000円
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ティワナク遺跡• ラパスから72kmの距離
• ティワナク文化はB.C.200年~A.C.1200年(最盛期はA.C.600年~1.000年)
• チチカカ湖一帯に影響
• 現在30%程度発掘済み
• 誰が何の目的でこの壮大な都市を建設したかは謎?
• 巨大な石の遺跡、石は40km以上離れた所から運ばれてきているとの事
アカパナのピラミッド跡
ティワナク遺跡
半地下神殿
カラササーヤ ポンセの石像
チチカカ湖
• 標高3890m
• 最大長190km、幅64km、最大水深281m
• 面積は琵琶湖の約12倍
• 紀元前6,000年頃から人々が生活していたと言われ、インカ帝国もここから始まったと言われる。
ボリビアの音楽とダンス鑑賞
• ボリビアはフォルクローレ(アンデス地方の先住民族の伝統音楽とスペイン系の音楽的伝統の融合で1950年代に完成した音楽)の本拠地とみなされている
• 日本ではラパス在住の秋元広行氏がリーダーを務めるフォルクローレグループ「アナタボリビア(ANATA BOLIVIA)」が有名
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ラパス市内の車渋滞
• タクシーはほとんどメーターが無く、乗る前に交渉
• 短い距離が5Bs.、ちょっと遠いと8~10Bs.
高地での運動
• ジョッギング
• 自転車レース
• サッカー
登山活動
*(高所順応プレ登山)チャカルタヤ
*サハマ山
*イリマニ山
外国の山の天気予報 (メテオテック)
●ご利用料金
• 1週間までの毎日の配信:¥105,000(消費税¥5,000含む)
• 2週間まで毎日の配信: ¥157,500(消費税¥7,500含む)
• 1ヶ月まで毎日の配信: ¥210,000(消費税¥10,000含む)
●ご利用条件
• 対象地域:目的とする山岳の山頂周辺(原則としてひとつの山のみ対象)
• 予報地点:山頂、BCの2箇所(ご希望により変更できます)
• 発表回数:1日1回で期間中毎日
●海外登山予報実績
• 2011年
・NHK BS 「グレートサミッツ」エベレスト、ロブチェ・イースト
・アドベンチャーガイズ エベレスト隊
・TBS エベレスト空撮
・栗城史多シシャパンマ南西壁隊
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チャカルタヤ(頂上は5395m)
ラパスから真北15kmに位置する。車で1.5時間、標高5,300mの世界で一番高いスキーゲレンデのあった所。今は雪不足で廃止
サハマ峰 サハマ峰
サハマ村 (4230m)
サハマ峰
サハマ村の宿舎
サハマ峰
登山1日目
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サハマ峰1泊目のキャンプ(4803m)
登山2日目
2日目の高所キャンプ
(5681m)
アタック日(2011年7月2日)の記録• 午前2時出発で午前10時頂上に着かぬ時は引き返す予定であった
• 午前2時の時点でかなり強い風、登山は翌日に延期となる
• 4時には風も収まり、7時には晴れて無風、翌日は天気が悪くなるとの事で急遽10時に出発という事になる
• 川久保は前夜下痢(水便)で嘔吐有り。体調悪く5800mまで行って引き返す。12時半にテントに帰る
• 最高到達者(2人)は約6,300mまで行き、16時10分にテントに戻って来た
• ロシア人は4時に出発して登頂、台湾出身の若い女性が登って来て明日登ろうと待機(結局登らないまま下山)
登山3日目(アタック日) 登山4日目(下山日)
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高山病患者の搬出 登山5日目(ラパスに帰る)
スムーズに行かなかった点(1)この登山隊の人間関係の要となる隊員の奥さんが出発直前大腿骨骨折した為不参加となった
(2)行きの飛行機の私の座席には普通のビデオディスプレーが無かった
(3)最初に目指した山(サハマ峰)では登頂日に非常に珍しい異常気象(乾期なのにウユニ塩湖で40cmの雪が積もる程)で天気が悪かった
(4)川久保ともう一人の隊員が高山病になり、二番目の山(イリマニ峰)のBCにすら行く事が出来なかった
(5)
(6)
イリマニ山出発サハマ山から帰って
2日目
ガイド頭のエドワルドと私
車に荷物の積み込み
イリマニ山5,500m(川久保不参加)
(山際氏の写真使用)
スムーズに行かなかった点(1)この登山隊の人間関係の要となる隊員の奥さんが出発直前大腿骨骨折した為不参加となった。
(2)行きの飛行機の私の座席には普通のビデオディスプレーが無かった。
(3)最初に目指した山(サハマ峰)では登頂日に非常に珍しい異常気象(乾期なのにウユニ塩湖で40cmの雪が積もる程)で天気が悪かった。
(4)川久保ともう一人の隊員が高山病になり、二番目の山(イリマニ峰)のBCにすら行く事が出来なかった。
(5)天気が悪く、誰もどの山にも登頂出来なかった。
(6)
高山病
*(川久保の状況)ホテルへ内科医に往診してもらい、ホテルのベッドに寝て酸素吸入と薬を飲む
*(S氏の状況)ラパスに帰った日に入院(警察病院だったため費用は安かった)
*SPO2のデータ紹介
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高山病(川久保の場合)
パルスオキシメーターの使用法
SPO2(血中酸素飽和度)の測定
ベッドでの酸素吸入
川久保の情けない姿
数々の薬
後でサルモネラ菌除去用の薬が出ている事を知り、愕然
高山病(S氏の場合)
*トイレ付きの個室
*食事も日本の病院食程度か?
*種々の医師や看護師らしき人が入れ替わり立ち替わり来ていたとの事
*「一番ホテル」に往診に来た女医さんがこの病院でも毎日来て診療したとの事
肺水腫に肺炎を併発していた(10日間の入院)
富士山登山中のSPO2 ボリビア滞在中のSPO2
ボリビア滞在中のSPO2 (高度依存性) ラパス(3700m)に於けるSPO2の時間変化
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標高約4,300mに於けるSPO2の時間変化 標高約5,500mに於けるSPO2の時間変化
ボリビアでのSPO2測定の結論
• 各隊員のSpO2の高度依存性は明瞭であり、ラパス市内、山のベースキャンプやハイキャンプの3つの典型的な高度で測定した値の最小自乗法による線形近似によれば同じ高度での滞在時間につれてSpO2は増加する、即ち高所順応が起きている事が分かる
• 心拍数やAMSスコアも高度依存性は見受けられるがSpO2程明瞭でないので意義のある解析が出来なかった
• 今回第1回目の登山活動(サハマ峰)で高山病になり第2回目の登山活動(イリマニ峰)に参加出来なかった椎名と川久保のラパス市内で測定したSpO2を他の隊員と比較すると(図5参照)比較的低いが明瞭な区別は無い
痩せたい人は高所へ!
(川久保の高所での持病)
• 食欲不振
• 下痢と嘔吐
体重4kg減
(高所では自分の肉を食って生きるようなもの)
2峰とも登山が失敗した原因
• ボリビアの乾期は絶対天気が良いと盲信していた事
• スケジュールを貴方任せにしていた事
• 加齢による体力や高所での耐性低下を考慮せずに2峰を目指し、さらに観光も含めてまさに「2兎(3兎?)追う者は1兎も得ず」であった事
ウユニ塩湖
• 位置:標高3,700m
• 広さ:南北約100km、東西約250km、面積は四国の約2/3
• 乾期(5月~9月)には塩が露出するが雨期(12月~2月)には水が張り、「天空の鏡」と言われるような反射率の高い大きな鏡のようになる
• 塩湖の下には大量の(世界の埋蔵量の半分とも言われている)リチウムが存在
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スムーズに行かなかった点(1)この登山隊の人間関係の要となる隊員の奥さんが出発直前大腿骨骨折した為不参加となった
(2)行きの飛行機の私の座席には普通のビデオディスプレーが無かった
(3)最初に目指した山(サハマ峰)では登頂日に非常に珍しい異常気象(乾期なのにウユニ塩湖で40cmの雪が積もる程)で天気が悪かった
(4)川久保ともう一人の隊員が高山病になり、二番目の山(イリマニ峰)のBCにすら行く事が出来なかった。
(5)天気が悪く、誰もどの山にも登頂出来なかった(6)ウユニ塩湖に行く日に高地地方(“エル・アルト”)でストライキが有り、交通妨害があった為、出発が翌日となり、予定の観光旅行を短縮した。
ラパスとウユニの位置関係直交バス所用時間:約10時間
ウユニの町と塩湖の位置関係
バスターミナル
バス車中
やっとウユニに着いた!
ウユニの町(3669m)
汽車の墓場
製塩工場ウユニ塩湖での天日干し
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ウユニの町と塩湖の位置関係
塩のホテル
ウユニ塩湖横断
魚の島
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ウユニのガイド事務所
ウユニの不思議写真
写真提供:Yさん
この旅で唯一ついていた事
• 丁度サハマ登山の時期の悪天候の時、ウユニ塩湖では40cmの雪が降った (異常気象)
• 乾期は湖の表面は乾いた塩だらけ、雨期は水が溜まり通行不能になる可能性がある
• ところが我々がウユニ塩湖に行った時は雪が溶けて湖の大半が水深15cmほどの水が溜まり、車でどこでも行けるけれど「天空の鏡」を味あう事が出来た
• 湖の中を動き回る車がまるでモーターボートみたいであった
ダラスのホテルにて
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旅行費用1.ラパス、ウユニ観光:345ドル
2.*観光ガイドに支払う手数料&利益:300ドル
*ウユニバス往復代:142ドル
*観光ガイドのホテル代&食事代:180ドル
トータルを8で割って1人:78ドル
3.登山関係:1554ドル
4.ラパス、一番ホテル送迎:18ドル
5.一番ホテル宿泊代:175ドル
※総合計=2170ドル
従って共同の会費は1人、予備を含めて2350ドル(約20万円)
成田・ラパス間往復航空券:193,000円
従って、個人負担は約40万円
自分は何に興味があるか?• 土地の動植物?
• 美術館や博物館?
• 音楽?
• 風景?
• グルメ?
• お土産? 色々な人に会う事(忘れ得ぬ人)
• 登山ガイドのエドワルド
• 観光ガイドのDさん
• 隊長のYさん等々
外国に出て日本の良さを知る
• おもてなしの心
• 日本女性のしとやかさ
• 四季を伴う自然の美しさ
• 日本中至る所にある温泉
• 整ったインフラ
• 素晴らしい交通運転マナー
長い間のご静聴
有り難うございました