1.インターネットの代表的サービス · 通ネ第12回180706...

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111Ⓒ増田 2018流通経済大学通ネ第12回180706 インターネットのサービス

1.インターネットの代表的サービス

(80)

(25)

(110)

(-)

(119)

(20:data,21:control)

(23)

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2.クライアントとサーバ(アプリケーション層)

❒インターネット上の多くのアプリケーションは、クライアント/サーバ型の構成をとる。

❒クライアントとサーバは、トランスポート層以下のプロトコルを使用して通信

クライアント サーバ

サービス要求

サービス提供

コンピュータ コンピュータ例:・Webクライアント・メールクライアント

例:・Webサーバ・メールサーバ

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3.WWWとは World Wide Web

❒インターネットに接続されたサーバ(Webサーバ)上のコンテンツ

(HTML文書)が相互にリンクされた状態。

❒インターネットに接続されたクライアントパソコン(Webブラウザ)に

より、コンテンツを参照できる。

❒この仕組みは、1989年、CERN(欧州合同原子核研究機関)の

研究員(T.B.Lee氏)により発明された。

Webサーバ上のHTML文書

リンクされた文書全体は「ハイパーテキスト」と言われる

ハイパーリンクWebクライアント

Webサーバ

(Webブラウザ)

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4.HTML文書の基本構造Hyper Text Markup Language

タグ

本体の中で、次のようにして、他のページへリンクをはれる。

ハイパーテキストと言われる所以。

<A HREF=“http://www.jitec.jipdec.or.jp”>こちら</A>

■タグを使用。<>で示される。

■テキストの形、体裁、画像の挿入、リンクなどを記述。文字、罫線、表、・・

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5.WWWの接続構成

Webサーバ

Webサーバ

Webサーバ

Webクライアント(ブラウザ)

ハイパーリンク ハイパーリンク

インターネット

HTTP(TCP接続)

HTTP(TCP接続)

HTTP(TCP接続)

HTML文書

❒要求先のWebサーバとTCPプロトコルにて接続。ポート番号は80。

❒ハイパーリンク先のWebサーバとも同様

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6.Webサーバ上のコンテンツの閲覧

❒IEなどのブラウザを利用

❒ブラウザとWebサーバ間の通信プロトコルは、HTTPが使われる

ブラウザ WebサーバA WebサーバB

①HTMLファイルを要求

②HTMLファイル

③リンク先のHTMLファイルを要求

④リンク先のHTMLファイル

・ブラウザ起動・サーバAのHTMLファイルを指定

・HTMLソースを解析し、表示・リンク先がクリックされると、リンク先のHTMLファイルを要求

・指定されたHTMLファイルを取り出して返信

・指定されたHTMLファイルを取り出して返信

・受信したHTMLのソースを解析し、新たな画面に切替え、表示する HTTPプロトコル(アプリケーション層)

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7.DNS(Domain Name System)とは

■ドメイン名(あるいはホスト名。例.www.rku.ac.jp)とそのIPアドレスとの対応を管理するシステム。

■ドメイン名は、階層構造をなしている。

・・・・・トップレベル・ドメイン

・・・・・2ndレベル・ドメイン

・・・・・3rdレベル・ドメインrku

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8.ドメイン名からIPアドレスを得る方法

①クライアントが“juppiter.sentan-college.ac.jp”に

アクセスしたい時、ローカルDNSは、まず「ルートの

DNS」(注:このIPアドレスは分かっている)に問い合わ

せる。

→)ルートDNSは、“.jp”というトップレベルドメイ

ンを管理しているDNSのIPアドレスを返す。

②次に“.jp”を管理しているDNSに問合せる。

→)そのDNSは、“ac.jp”を管理しているDNSのIP

アドレスを返す。

③次に、“ac.jp”を管理しているDNSに問合せをする。

→)そのDNSは、“sentan-college.ac.jp”を管理し

ているDNSのIPアドレスを返す。

④次に、“sentan-college.ac.jp”を管理しているDNS

に問い合わせをする。

→)そのDNSは、“juppiter.sentan-college.ac.jp”

のIPアドレスをローカルDNSへ返す。

⑤ローカルDNSはそれをクライアントへ返す。

クライアント

この処理を行うソフトウェア== >DNSリゾルバ(またはDNSクライアント)

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999Ⓒ増田 2018流通経済大学通ネ第12回180706 インターネットのサービス

参考 Webブラウザのシェア(~2017年5月)

http://www.netmarketshare.com/browser-market-share.aspx?qprid=1&qpcustomb=0(2016.6.26)

❒デスクトップパソコン

http://www.netmarketshare.com/browser-market-share.aspx?qprid=1&qpcustomb=0(2017.6.24)

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101010Ⓒ増田 2018流通経済大学通ネ第12回180706 インターネットのサービス

参考 Webブラウザのシェア(~2017年5月)

http://www.netmarketshare.com/browser-market-share.aspx?qprid=1&qpcustomb=0(2016.6.26)

❒モバイル+タブレット

http://www.netmarketshare.com/browser-market-share.aspx?qprid=1&qpcustomb=0(2017.6.24)

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9.電子メールの概要

❒インターネットを経由してやり取りされるメール。

❒接続構成

・メールクライアント(ユーザ)-送信メールサーバ(ISP)

-[インターネット]-受信メールサーバ(ISP)-メールクライアント

❒使用されるプロトコル

・端末~送信メールサーバ間、メールサーバ~メールサーバ間==>SMTP

・受信メールサーバ~端末間==>POP3、IMAP4

POP3:サーバ上の受信メールを一括受信

IMAP4:メールをサーバ上のメールボックスで管理。メールのヘッダ情報

(タイトルや発信者)を見て必要なものだけを受信。

モバイル環境で便利。(注)

SMTP: Simple Mail Transfer Protocol

POP3: Post Office Protocol v3

IMAP4:Interactive Mail Access Protocol v4

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10.電子メールで使用されるプロトコル

プロトコル名 フルネームポート番号

内容

SMTPSimple Mail Transfer Protocol 25

クライアントが送信メールサーバへ電子メールを送信する際、メールサーバ相互間で電子メールを転送する際に使用される。

POP3Post Office Protocol version 3 110

クライアントが受信メールサーバから電子メールを受信する際に使用される。

IMAP4Internet Messaging Access Protocol version 4

585

クラインアントが受信メールサーバから電子メールを受信する際に使用される。クライアントは電子メールのヘッダ情報を見て、受信するか否かを判断できる。モバイル端末でよく利用される。

MIMEMultipurpose Internet Mail Extension

- 電子メールで画像や音声などのデータを扱うときに使用される。

S/MIME Secure MIME -MIMEにセキュリティ機能を付加したもの。電子メールを暗号化して送受信する場合に利用される。

❒以下のようなプロトコルが利用されている。

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11.電子メールの仕組み(1/2)

③rku.ac.jpのメールサーバ

は ***.plala.or.jpから届い

た電子メールを保存

②Aさんから届いたメールを

rku.ac.jpのメールサーバ

へ転送

要求受取

SMTPSMTP POP3

転送

Aさん Bさん送信メールサーバ***.plala.or.jp

受信メールサーバrku.ac.jp

送信元:Aさん@***.plala.or.jp

宛先:Bさん@rku.ac.jp

①メーラを用い

て送信

④Bさんはメーラを用いて

受信メールサーバから

電子メールを取り出す

❒端末-メールサーバ間、メールサーバ相互間で、電子メールを送受信

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12.電子メールの仕組み(2/2)

[email protected]

[email protected]

[email protected]

[email protected]

送信者:

あて先:

Cc :

Bcc :

件名 :

本文

TCPコネクション確立

TCPコネクション解放

SMTPセッション開始

SMTPセッション終了

差出人の指定

あて先の指定

本文送信の通知

本文の送信

HELO クライアント名

MAIL FROM: ([email protected]

RCPT TO: ([email protected]

RCPT TO: ([email protected]

RCPT TO: ([email protected]

DATA

メールヘッダ+本文

QUIT

OK

OK

OK

OK

OK

OK

OK

OK

メール・クライアント メール・サーバ

送信

メールヘッダ

送信ボタンをクリック

メールクライアント画面

❒SMTPによるメール送信シーケンス

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13.電子メールアドレスの構成

[email protected]

❒ユーザID:インターネット上で個々のユーザを識別する情報。

契約しているプロバイダや企業のネットワーク管理者などから

割り当てられる。

❒ドメイン名:インターネット上に接続されたコンピュータにつけら

れる識別情報。ホスト名や組織名、組織の属性、地域名(国名)

で構成される。

❒区切り文字:ユーザ名とドメイン名とを分ける文字。@(アット

マーク)を使用する。

メールアドレス

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14.電子メール送信時のエラーメッセージ

❒Returned mail:User unknown

指定した宛先メールアドレスの「ユーザID」が誤り

❒Returned mail:Host unknown

指定した宛先メールアドレスの「ドメイン名」が誤り

Your message was not delivered because the destination computer wasnot found. Carefully check that it was spelled correctly and trysending it again if there were any mistakes.

Host rrku.ac.jp not found.

The following recipients did not receive this message:

<[email protected]>

I'm afraid I wasn't able to deliver your message to the following addresses.

This is a permanent error; I've given up. Sorry it didn't work out.

<[email protected]>:

Sorry, no mailbox here by that name.

誤り

誤り

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http://qqweb.jp/QQW/statics/it/internet/17.html

15.Webメール

❒利用者はブラウザ(≠メールソフト)を使って、メールを送受信❒HTTP(≠SMTP、POP3など)プロトコルが利用される

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http://pc.nikkeibp.co.jp/article/basic/20120312/1043605/?rt=nocnt

Webメールの場合には、HTTPを用い、Webブラウザーでメールを参照

16.Webメール