【分科会1】「自治体広報とICT」(2015-6-24 オープンデータ自治体サミット)

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2015.6.24 千葉市 「ICTを活用した自治体の広報・プロモーション戦略」 自治体広報とICT 「オープンデータ自治体サミット」 ~オープンデータを活用したオープンイノベーション!~ 【分科会-1】

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2015.6.24

千葉市

「ICTを活用した自治体の広報・プロモーション戦略」

自治体広報とICT

「オープンデータ自治体サミット」 ~オープンデータを活用したオープンイノベーション!~

【分科会-1】

行政をとりまく環境の変化

◆ 行政と市民のつながりに変化が生じている!

従前の行政と市民のチャンネルが低下している

若い世代を中心にICTの利用率が大幅に高まっている

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インターネット・SNS スマートフォン etc

自治会の加入率 新聞購読率 etc

市の主な広報媒体と市民の利用状況

区分 頻度 主たる市政情報取得手段と考える割合

全体 30歳代 60歳代

広報紙 2回/月×36万部 74.1% 57.7% 84.9%

市民便利帳 1回/2年×50万部 22.1% 13.1% 27.0%

市ホームページ 随時 16.1% 34.6% 7.3%

市公式twitter 随時 1.8% 4.6% 0.4%

市公式facebook 随時 0.3% 0.8% 0.0%

テレビ広報 15分/回×2回/月 8.0% 0.8% 11.2%

CATV広報 10分/回×16回/月 3.0% 0.8% 4.6%

FMラジオ広報 60分/回×4回/月 3.4% 6.9% 1.5%

その他印刷物 随時 22.9% 12.3% 32.0%

合計 151.7% 131.6% 168.9%

3 「千葉市の広報媒体に関するアンケート調査(H25)」より

広報紙(市政だより)を読む頻度

4

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体

20~29

30~39

40~49

50~59

60~69

70以上

毎号読む (月2回) ほとんど毎号読む(月1~2回程度) たまに読む (2ヶ月に1~2回程度)

ほとんど読まない (年に1~5回) 読まない

手元にない

「毎号読む」人は、50代以下で5割を切っている 「ほとんど毎号読む」人を加えても、30代以下で5割を切っている

⇒ プッシュ型の役割が果たせていない!

これからの自治体広報

従来の広報 これからの広報

目的と形態 市がまちづくりを進めるための

市民への情報伝達 市民主体でまちづくりを進めるための

市民との情報共有

対象エリア 市域(閉ざされたエリア) グローバル(エリアの不存在)

情報の流れ

画一・一方的な情報発信

対象に応じた情報発信 双方向の情報共有

(施策等へのフィードバック)

情報内容 市政情報

(条例/制度/周知すべき事項等) 市政情報(同左)

市民からの提案(施策・市の魅力等)

発信ツール 広報紙誌・TV/ラジオ

HP

広報紙誌・TV/ラジオ HP(市民発の情報発信/市民による編集)

SNS・SMS

市民 市民

市民 市民

市民

市民

市民

市民

〈グローバル〉

市民

市民 市民 市民

市民

市民 市民

市民

〈市域〉

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市HPのリニューアル①(H27.2.19)

コンセプト=市民の皆さんと一緒に創るホームページ

★Topページに市民発の情報を表示★

地域情報サイトと 連携

ちばレポの 投稿を表示

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市HPのリニューアル②

★コンテンツの編集提案機能★

8

市HPのリニューアル③

★パーソナライズ機能★

年代や関心事を 入力すると 下記に表示

特定イベントでの取組み①

レッドブル・エアレース 千葉 2015 5.16-5.17

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Jason HalaykoRed Bull Content Pool

Samo Vidic / Red Bull Content Pool Samo Vidic / Red Bull Content Pool

特定イベントでの取組み②

☆特設ページの設置☆

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千葉市の魅力を日本語・英語で紹介

日本一の 人工海浜

武家が 拓いた街

民間航空 発祥の地

特定イベントでの取組み③

☆外国人の引き込み(1)☆

11 2015/5/1 2015/4/1 2015/3/1 2015/2/1 2015/1/1

- アクセス数の推移 –

特定イベントでの取組み③

☆外国人の引き込み(2)☆

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- 特設ページ(英語版)へのアクセス状況 -

3月のアクセス数

「大」

Google AdWordsからのアクセスが大半

※中国からのアクセスは 少ない

Googleでリスティング広告を行う(3.1 - 3.31)

特定イベントでの取組み④

☆外部サービスの活用 (1) (Instagram) ☆

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2月23日~3月23日 投稿数:263件

「魅力再発見」

動画・写真投稿キャンペーン

特定イベントでの取組み④

☆外部サービスの活用 (2) (facebook + モニプラ) ☆

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5月1日~5月22日 投稿数:214件

「美を大発見」 写真投稿 キャンペーン

双方向ツイッターアカウント①

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運用開始日 平成27年5月15日

目的 Twitterを利用し、市民や千葉市政に関心の

ある方へ市に関する情報を提供すると同時にコミュニケーションを行うことで、より市への親近感及び市政への参加感・納得感を得ていただき、もってさらなる市民主体のまちづくりを推進する。

利用者にとってのメリット • 市政情報の取得

• 意見、提案、質問等に対する情報、回答等の取得

• 市政への参加感・納得感の取得・醸成

ツイッターアカウント「ちば市役所ノヒト」

双方向ツイッターアカウント②

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例1:問い合わせに対応 例2:質問投げかけ

出典:twitter.comより転載し一部加工

SMSの活用(パーソナライズ)

入所可能な保育の情報等を、 SMS(ショートメッセジサービス) を利用して保護者等に配信 し、市民への発信手段としての有効性を検証するための実証実験

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【配信内容と対象者】 (1) 保育所等の入所審査結果お知らせ 【対象者:入所申込み世帯月(約 150 世帯)】 (2) 保育所等の空き情報お知らせ 【対象者:入所待ち児童のいる世帯(約 200 世帯)】 (3) 児童の発熱・急病等緊急連絡(電話連絡ができなかった場合のみ) 【対象者:公立保育所(市内8か所を選定)に入所している児童の世帯】 (4) 保育料納期限のお知らせ 【対象者: 公立保育所、公立認定こども園に入所している児童の世帯】

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参考:オープンデータの推進に関する指針

目的 市政の透明性及び信頼性の向上、市民生活の利便性の向上、市民協働の推進、新産業の創出並びに経済活性化⇒行政の高度化及び効率化

基本原則 • 市保有情報は、法令、条例等の制約を除き、積極的にOD化 • 費用対効果等について十分考慮し、可能なデータから速やかにOD化 • できる限り機械判読可能な形式で公開 • 営利目的又は非営利目的であるかを問わず活用を促進

公開対象 • 市HPで公開しているデータは、原則としてOD化 • 市HPで公開していないデータは、市民ニーズを考慮の上、可能なものから順次OD化

公開内容 • オープンデータは迅速に公開するとともに、内容に変更等があった場合は、適時最新のデータを追加する

• 公開は、利用者視点に立ちながら、明瞭性、利便性等に十分配慮する

• 人が見ること又は読むことに適したデータ構造及び形式ではなく、より二次利用しやすいデータ構造及び形式で公開する

その他 • 原則CC-BYライセンス、共通語彙DB等に準拠、第三者の著作物も可能な限りオープンデータとして公開できるよう努める

施行 平成26年12月19日