1.次世代産業の集積促進- 1 -...
Transcript of 1.次世代産業の集積促進- 1 -...
- 1 -
1.次世代産業の集積促進
(1)航空宇宙産業
① グローバル展開支援、海外ネットワーク事業
海外の航空機産業の現状を現地現物で学び、今後の連携や協業に繋がるネットワークを構築するため、アジア
または北米の産業集積地へ「航空機産業ミッション」を派遣します。また、ILA ベルリン・エアショー(5 月)やエア
ロマートトゥールーズ(12月)等、海外の展示会・商談会に参加し、業界の最新動向を把握するとともに、海外クラ
スター等との連携強化を図ります。
② 航空機エンジン部品参入支援プログラム
航空機エンジン分野への新規参入・ビジネス拡大を支援するため、サプライヤーが抱える課題(品質保証、図面解釈、難削材加工等)をテーマに、ワークショップや視察会などを盛り込んだ実践的な講座を全5回程度開催します。また、航空機エンジン等に特化した国際商談会「エンジンフォーラム神戸(10月)」への出展支援に取り組みます。
③ 航空機MROビジネスの振興
運航する機体の増加とともに需要が拡大する MRO(Maintenance,Repair&Overhaul)分野への参入支援のた
め、MROビジネスの現場視察会(MRO Japan沖縄事業所等)を実施します。。
④ エアロマート名古屋 2022 開催に向けたネットワーク構築 ●他地域航空機産業クラスターとの交流プログラム:他地域(関西・関東等)の航空機産業クラスターを
訪問し、同地域の航空機関連企業との意見交換会(各社のプレゼンテーション、共通テーマを設定して意
見交換等)を実施する。また、現地のTier1企業等の工場視察等を併せて実施します。
(2)医療機器産業
① 第6回メディカルメッセ in 第30回日本臨床工学会
モノづくり企業と医療関係者及び医療機器メーカー等が一堂に会し、技術シーズと医療現場のニーズのマッ
チングにより、新たな医療機器等の開発・改良・改善を目指す展示商談会。今回は、医療機器のスペシャリ
ストであり、現場ニーズに精通する臨床工学技士が全国から集まる「日本臨床工学会」と同時開催します。
② 基金を活用した医療機器の新規開発支援
筒井宣政基金を活用し、新たな医療機器の開発・改良を目指す企業の案件を
募り、採択案件は、医療機器産業の法制度や業界構造を熟知したコーディネ
ータによる伴走支援で、製品化・事業化をサポートします。
③ 医療現場や医療機器メーカーの視察会及び医療現場ニーズ発表会
「中部先端医療開発円環コンソーシアム」や「中部医療機器工業協会」、「愛知県臨床工学技士会」、愛知医科大
学、小牧市民病院等「地域の企業病院」との緊密な連携の下、現場を学び、現場のニーズを会員企業と結
びつけます。
④ 国内の医療機器関連展示会への団体出展
各種学会、国内医療機器関連展示会へ出展し、会員に情報発信、ビジネス拡大の機会を提供します。
⑤ メディカル・デバイス産業振興協議会を通じた情報提供とネットワーキング支援
上記事業のほか、中部先端医療開発円環コンソーシアム等と連携した医療現場ニーズのマッチング、医工連携コーディネータによるサポートデスク、新規参入や法規制の基礎から学ぶ医工連携セミナー等を実施します。
Ⅰ.次世代産業発展、スタートアップ・新事業の創出
目 標 実績見込(R1) エ ン ジ ン フォーラム出展 5社 (新規)
エンジン部品講座 100名回 200名
目 標 実績見込(R1) 開発・改良、 試 作 案 件 5社 5社
- 2 -
2.中小企業の新ビジネス展開支援
(1)① 第15回「メッセナゴヤ2020」 [日本最大級の異業種交流展示会]
日本最大級の異業種交流展示会メッセナゴヤを11月4日~7日の 4日
間、ポートメッセなごやで開催。新分野として「スポーツビジネス」に着目
したマッチング事業を併催する。
(2)様々なビジネスマッチング機会の創出
① アライアンス・パートナー発掘市(年2回)
事前調整型の商談会。県内21会議所との共催のほか、浜松商工会議所
等他地域の団体と連携して開催します。
② 売り込み!商談マーケット(年1回)
「買い手」の小売バイヤーがブースを構え、「売り手」側がブースを訪問し、
売り込みをする「逆見本市」の商談会。主に近隣の百貨店やスーパーなど
の小売業バイヤーへの販路開拓を目的に、第7回目を開催します。
③ 月例バイヤーズ商談会(年12回)
地域中小企業の全国小売バイヤーへの販路開拓を目的に実施する事
前調整型の個別商談会。全国の有力バイヤーを毎月1回のペースで招
聘します。
④ 農商工連携の推進(●展示商談会の開催 ●視察会・セミナーの開催)
メッセナゴヤ2019において開催した農工分野展示会「アグリクロス」をスピンアウトさせ、「なごのキ
ャンパス」を会場に展示商談会を開催。モノづくり企業による新たな発想・技術が創り出す未来の農業
を提案する。また、視察会・セミナーを開催し農業現場の課題や現状を把握する。
(3)交流会
① 若鯱会、女性会の活動のほか、支店長交流懇談会など様々な交流懇談会
●若鯱会(会員数約500名)
若手経営者・後継者を組織化した若鯱会にて、経営者の資質向上、企業の持続的発展及び地域の活性化
を目的に、セミナーや研修会等を開催します。
●女性会(会員数約50名)
女性経営者が自らの知識や経営能力をより一層高めるとともに、会員相互のネットワークを広げ、当地
域を発展させることを目的にセミナーや親睦事業を開催します。
●異業種交流セミナー(年3回)
会員企業の経営者並びに担当者の横のつながり形成を目的に時宜に
応じたテーマでセミナーと交流会を開催します。
●支店長交流懇談会(年2回)
名古屋に本社を持たない支店・支社・営業所の会員を対象に開催。
ゲスト講師を招いた講演会と、地元企業も出席する交流会を行い、
参加者相互の交流促進を図ります。
目 標 実績(R1)
出展者数 1,400社・団体以上 1,442社・団体
来場者数 65,000人 62,422人
目 標 実績見込(R1)
商談件数 150件/12回 150件
目 標 実績見込(R1)
参加企業 180社/3回 230社/3回
参 加 者 200名/3回 250名/3回
目 標 実績見込(R1)
参加企業 320社/2回 310社/2回
参 加 者 400名/2回 420名/2回
目 標 実績見込(R1)
参加企業 1,000社/2回 1,000社/2回
商談件数 1,500件/2回 1,500件/2回
目 標 実績見込(R1)
商談件数 740件 750件
- 3 -
3.スタートアップの環境整備、デジタル革命への対応
①「なごのキャンパス」の運営、名商サテライトオフィスでの経営支援
2019年 10月に設置されたスタートアップ支援拠点「なごのキャンパス」の運営に引き続き参画するとと
もに、キャンパス内のサテライトオフィスを活用し、経営計画の策定や資金調達、知財相談等入居企業等
のニーズに応じたソフト面のサポートをする。
② ベンチャー・スタートアップへのサポートプログラムの実施(2回)
なごのキャンパスに入居する企業のニーズや事情に応じたピッチイベント、
マッチング事業を実施する。
③ 大企業×スタートアップ×ベンチャーキャピタルのマッチングの促進
本所が事務局を務める「中部ニュービジネス協議会」を主体とし、MaaS をテーマにした「大企業×ベンチャー企
業×ベンチャーキャピタル」のマッチングイベント「Connect! In Nagoya」、中部圏のスタートアップ等を表彰する
「CNBベンチャー大賞」事業などを継続実施する。
④ オープンイノベーションの促進
新規事業構想のためのマインド醸成及び方法論を学ぶ事業として
●デザイン思考セミナー ●オープンイノベーションセミナーを実施します。
⑤ シリーズ DX 講演会
社会的に対応が迫られている DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に向けた生産性向上や働き
方改革に資するセミナー、事例紹介等を実します。
⑥ IoT ワールド、デジタルフェア 等の開催 中小企業の情報化支援のため、「IoT」「AI」「RPA」等の最新デジタルツールを
紹介する展示会(●第 4 回 IoT ワールド)やセミナー(●デジタルフェア)を
開催します。また、人手不足等の経営課題に直面する中小製造業の高度化支
援のため、ロボット活用事例を紹介するほか、ロボット活用現場等の視察会を実
施します。そのほか、関連イベントへの出展支援を通じ、IT を活用した地域産
業の振興を図ります。
⑦「次世代モビリティ先端都市」を目指す取組み支援 大変革を迎えている自動車産業にフォーカスし、時流に合ったテーマにてセミ
ナーを実施するほか、燃料電池自動車、パーソナルモビリティ、次世代公共交通
システム SRTの開発・導入を市等に協力して推進します。
⑧ 積層造形に特化したビジネスイベントの開催
積層造形(3Dプリンタ)による、新たなモノづくりの可能性を啓発すべく、最新技術や国内外の動向について紹介するセミナー
や展示、事例紹介等によるビジネスイベントを開催します。
4.環境活動、知財活用
① 環境ビジネス・企業の環境活動の展開支援
●温暖化対策のグローバル化(RE100、CDP)への対応
世界的に脱炭素に向けた動きに対応するため、国内外の情勢や RE100・CDP に取組む企業及びそのサ
プライヤーの具体的な事例や計画の紹介や視察等を実施します。
●SDGsの普及・啓発
SDGs(国連が定める2030年までに達成すべき持続可能な開発目標)の認知度向上に向けたセミナー
(行政施策や身近な企業の取り組みを紹介)を開催します。
●省・創・新エネの促進 ●環境マネジメントシステム普及支援
●海外環境ビジネス展開支援 ●名商 ecoクラブ 等
目 標 実績見込(R1)
デザイン思考セミナー 2回/60名 2回/58名
O I セミ ナー 3回/100名 3回/80名
目 標 実績見込(R1)
ピッチ開催 2回 1回
ピッチ参加者数 80名 40名
目 標 実績見込(R1)
I o T ワールド 400名 568名
デジタルフェア 150名 (新規)
ロボット視察会 1回 (新規)
各種セミナー 300名 (新規)
目 標 実績見込(R1) セ ミ ナ ー 「自動車産業大変革」 4回/500名 4回/500名
- 4 -
② 知財活用の支援
●講習会・セミナーの開催
初心者編、実務者編など、参加者のレベルに応じた知的財産権に関する講習会を開催します。また、企
業見学会を開催し、企業における知財管理の実態について理解を促します。
●ベンチャー・スタートアップ向けの知財活用支援事業の展開
「なごのキャンパス」を会場にベンチャー・スタートアップを対象に最低限の知的財産制度や、オープン
イノベーションを進める上での必要な契約、コーポレートブランド戦略の立て方等を学ぶシリーズセミナ
ーを開催し、知的財産の重要性の気づきのきっかけを提供します。
③ 産学官交流の促進
●産学連携技術展
大学アカデミアの研究シーズと企業をマッチングする展示商談会。
脱炭素社会を目指す環境技術をテーマに開催します。また、併催事業
として研究成果発表や関連セミナーを実施します。
●大学(研究施設)とのマッチングと個別支援(オープンイノベーションセミナー)
大学の研究施設見学会・シーズ発表会を開催します。また、大学の
パートナーとなる企業を募集し、大学との共同研究・開発に意欲ある
企業を個別支援します。
●公設試験研究機関とのマッチング
会員企業との共同研究・開発を促すことを目的に、公設試験研究機関
において、現場見学会・研究成果発表会を開催します。
④ 次世代モノづくり人材の育成
●「モノ+ガタリ」プロジェクト(子ども達への「匠の技」伝承)
地元企業・団体から技能五輪メダリストやモノづくり、サービス現場で活
躍する技能者・技術者等を県内小・中学校に派遣し、講話・実演・モノづ
くり体験を盛り込んだ出前授業を実施するほか、企業合同イベントとして
商業施設でオープン教室を実施します。
●少年少女発明クラブ支援(愛知県発明協会の活動)
少年少女発明クラブ同士の交流会を開催し、クラブ間の情報共有の場を設けます。また、クラブ員等が
〝発明″した作品を広く紹介する「あいち少年少女創意くふう展2020」(10-11月)を開催します。
目 標 実績見込(R1)
派遣校数 30校 30校
受講者数 1,800名 1,700名 オープン教室 受講者数 110名 150名
目 標 実績見込(R1)
産学連携技術展 450名 415名
目 標 実績見込(R1)
セ ミ ナ ー 100名/1回 (新規)
- 5 -
1.まちづくりと賑わい増進
(1)名古屋駅のスーパーターミナル化と周辺地域整備
リニア開業を見据え、名古屋駅(地域)について、「圏域の拠点・顔」「国際レベルの使いやすいター
ミナル駅」「人が主役の歩いて楽しい空間」等を目指して、「わかりやすい乗換空間」「駅前広場周辺の
再整備」「名鉄名駅再開発計画」「高速道路とのアクセス性の向上」「名駅通の歩行者空間の拡充」等の
プロジェクトを、市を中心に官民で推進中。名商としては「ナゴヤ研」報告書の考え方を踏まえ、
必要な意見、提言を行うとともに、プロジェクト推進に協力します。
(2)都心部(名古屋駅・伏見・栄)を一体で「歩いて楽しい街」に
都心部 3 地区がそれぞれの個性を伸ばしながら一体で発展すれば、全国にも例のない規模と魅力を持っ
た「歩いて楽しい街」となる。そのため、名古屋市が策定し推進する「都心部まちづくりビジョン」に協
力するとともに、名商が立地する伏見地区を中心に、都心部の魅力向上に取り組みます。
(3)「魅力的で面白い街」に向けたプロジェクト推進
①「ナゴヤまちづくりプラットフォーム」の運営
街の魅力向上に向けて、都心部のエリアマネジメント団体の課題や成功事例を共有する場「ナゴヤまちづく
りプラットフォーム」を運営するとともに、プラットフォーム内での連携事業の推進に取り組みます。
② 伏見のまちづくり推進
伏見地区で実施されるイベント等との連携を図りながら、名商が核となり、地区内をはじめ、周辺地域へ
の賑わい創出に繋がる事業や名商ビルの活用によるイベントの実施に取り組みます。
③『名古屋三川(堀川、中川運河、新堀川)』の魅力向上事業
新堀川の活用策のビジョン策定に向けた意見交換を活発化させるとともに、「新堀川体験乗船」などの啓
蒙・機運盛り上げの事業を実施する。堀川・中川運河については、行政等が進める進行中の取り組みへ
の協力に努め、名古屋三川の魅力向上と対外アピールに取り組みます。
④『ヒストリート・フューチャービジョン~歴史が導くナゴヤのみち』の策定
「通り」のヒストリー(歴史遺産や老舗商店・企業の立地の歴史)に立脚したビジョンを策定すべく、
地域住民・企業との意見交換を行うとともに、気運醸成を図ります。
(4)商業・サービス業の振興
①「な・ご・や商業フェスタ 2020」(第 65 回)
市内の百貨店、商店街、チェーンストア等により実行委員会を組織し、参加店による共同懸賞セール・
各種イベントを一体となって実施します。
② プレミアム商品券の発行
市内の百貨店、商店街、商工会等により実行委員会を組織し、名古屋の消費拡大、さらには地域経済の活性化
に資することを目的に、市内の小売・サービス業店舗で利用できるプレミアム商品券を発行します。
③ 空き店舗利活用促進と伴走支援
名古屋市の空き店舗対策「商店街モデル事業」と連携し、出店した事業所への経営相談等のフォローアッ
プや、これから出店を希望する事業者に対する創業支援等に取り組みます。
Ⅱ.まちづくり、インフラ整備
- 6 -
(5)東京オリンピック等の一体的盛り上げに向けた活動
東京オリンピック・パラリンピックを地域一体で盛り上げるとともに、モノづくり等の当地の特色を活かした
波及効果とレガシーの形成・拡大を目的に、以下の5つのプロジェクト(「モノ+プロジェクト」)を展開。
また、2026年の第20回アジア競技大会への機運醸成を図るため、大会情報等を積極的に発信します。
「モノ+プロジェクト」
「モノ+フェス」プロジェクト
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を契機に、幅広い世代と地域へ、愛知の産業力を発信する展示会「あいち発!くらしの進化展 モノ+フェス」を3月20日~5月17日(59日)の間、トヨタ産業技術記念館を会場に開催し、多くの方に愛知の「産業のちから」の源流と進化を体感頂く。
「モノ+シリ」プロジェクト プレミアム感のある産業観光ツアーを実施(2回)
「モノ+スゴ」プロジェクト 次世代モビリティ等の先端技術を体験するイベントを開催(2回)
「モノ+ガタリ」プロジェクト 「匠(たくみ)」を愛知県内の小・中学校に派遣し、「講話・実演」及び子ども達の「体験」を組み合わせた出前授業を実施 ※P4参照
「モノ+ゴコロ」プロジェクト 障がい者スポーツ競技大会の観戦呼びかけや障がい者スポーツ体験会など、障がい者スポーツ支援を通じた心のバリアフリー推進
(6)市内5支部による地域連携事業
市内5支部において、地域と一体となって魅力づくりや情報発信を行います。
中 央 支 部
名古屋駅太閤通口まちづくり協議会「名駅西TSUBAKIフェスタ」「まちづくり塾」への参画
中村区役所と連携した「中村めし」開発プロジェクトの推進
大曽根 支 部
名城大学と連携した「大曽根ビジネス倶楽部」の運営
「きた・きたフェスタ(北区区民まつり)」への参画
星ヶ丘 支 部
「ビジネスネット@星ヶ丘」による地域事業者ネットワークの構築
覚王山商店街と連携した覚王山「春祭」「夏祭」「秋祭」への参画
新 瑞 支 部
「あらたまグランパスタウン」のPR
金山南 支 部
金山商店街振興組合との金山駅南口の賑わいづくりへの活動
中川区役所との「野崎白菜」を活用した商品開発・販売支援
「あった会(熱田区内企業の異業種交流団体)」の運営支援
- 7 -
2.交通インフラの整備
① 中部国際空港(セントレア)の利用促進と二本目滑走路の早期整備
<利用促進活動>
「中部国際空港利用促進協議会」を通じ、セントレアの優先利用を呼び掛ける、“フライ・セントレア”、
“フライ・セントレア・カーゴ”活動を推進。航空ネットワークの拡大・維持のため、インバウンド及び
アウトバウンド拡大の諸活動を実施します。
<二本目滑走路早期整備への要望活動>
リニア開業のインパクトを活かし、セントレアが社会・経済活動のグローバルな交流を支えていくために
は、二本目滑走路(完全24時間化)をはじめとする機能強化の実現が不可欠。「中部国際空港二本目滑走
路建設促進期成同盟会」(会長:大村愛知県知事)の活動をはじめ、地元関係機関が一丸となり、二本目滑
走路の早期整備に向けて、政府・与党への要望活動を実施します。
② 広域幹線道路の整備促進
名古屋港や中部国際空港といった物流拠点が、その機能を十分に発揮するためには、背後の産業集積地と
直結する広域幹線道路ネットワークの整備が大変重要。当地のモノづくり産業の振興、国際競争力強化の
観点から、名古屋環状2号線西南部・南部区間、西知多道路等の整備促進に向けて要望活動に取組みます。
③ 名古屋港の機能強化と利用促進
●港湾機能の拡充・強化
飛島ふ頭のコンテナ取扱機能強化、金城ふ頭の完成自動車取扱機能強化のための岸壁整備推進に向けた
要望活動を実施します。
●海外ポートセールス等の利用促進活動
名古屋港のPRと現地港湾関係者や進出日系企業との情報交換・関係強化を目的に「名古屋港利用促進使節
団(海外ポートセールス)」を派遣。また、国内の船社や物流事業者、港湾関係者等との関係強化を図る利
用者懇談会、当地企業の新入社員の方に名古屋港への理解を深めていただく見学会(6回)等を開催します。
●外航クルーズ船誘致の促進
「名古屋港外航クルーズ誘致促進会議」活動を通じて取組みを推進。愛知・名古屋の観光PRや国内外の船
社・旅行代理店への誘致セールスを実施するほか、クルーズの普及・啓発のための体験乗船会や船内見学
会を開催します。また、クルーズ船寄港時のおもてなし事業の一環として会員企業による物販を行います
(年3回)。
④ その他(リニア、県営名古屋空港 等)
●県営名古屋空港の利用促進
「県営名古屋空港協議会」(本所が事務局)において、コミューター航空やビジネス航空等、小型機の拠点空
港としての利活用を促進するための各種事業を実施。コミューター航空では、就航先への愛知誘客キャラ
バン隊の派遣のほか、PRリーフレット「名古屋航路」等を作成します。また、ビジネス航空では、CIQ(税関・
出入国管理・検疫)の充実に向けた国への要望活動を実施します。
●リニア中央新幹線の早期整備
沿線9都府県の経済団体で構成される「リニア中央新幹線建設促進経済団体連合会」(本所が事務局)におい
て、リニア早期全線整備(東京~名古屋~大阪)に向けた機運醸成の活動を実施します。
⑤「愛知県商工会議所連合会(事務局:名商)」の活動を通じた県内インフラ整備・拡充の要望
県内22の商工会議所で構成する「愛知県商工会議所連合会」の会頭会議を通じ、愛知県知事及び幹部に対
して、県内各地区の課題や問題意識を伝えるとともに、インフラ整備・拡充などを盛り込んだ「要望書」
を手交します。
- 8 -
1.「ナゴヤらしさ」を掘り起こして、磨き、内外にアピールする取組み
(1)ナゴヤ土産・グルメの新・定番づくり
①「なごやめし」を核としたワンハンドフード開発プロジェクト 名古屋の食文化を代表する「なごやめし」を核に、様々な地元グルメを片手で持って楽しめるワンハンドフー
ド(食べ歩き品)を開発するとともに、「食べながら街歩きをする」新たな名古屋の観光スタイルを提案・創造
していくプロジェクト。円頓寺商店街内の飲食店の参画の元、新たなワンハンドフードの開発を行うとともに、
同商店街において「食べ歩き体験イベント」を実施し、観光誘客と地域における消費拡大への効果測定を行う。
②MICEで訪れた方への「食」土産の提案 モノづくり技術を生かした「名古屋匠土産」に続く土産物開発プロジェクトとして、MICE で名古屋を訪れた
方々を対象とした、名古屋の既存の土産物を詰め合わせた「食」土産の実現に向けた調査・研究を行い、商品
化を目指します。
2.産業観光(モノづくり観光)の強化
(1)①「ナゴヤ・工場視察ワンストップオフィス」の運営
視察受入企業のすそ野の拡大を図るとともに、全国の商工会議所や業界団体等を主な対象に、工場・企業
見学の相談、申込みから受入調整まで一貫で対応する相談オフィスを運営します。また、域内産業観光施
設と組み合わせたツアーメニューの開発・普及に取り組みます。
② 産業観光への取組み
●産業観光推進懇談会(AMIC)
加盟館同士の情報交換と連携促進のため、年に4回の懇談会及び研修会を実施します。また、加盟館に働
きかけ、ニーズの高い体験型コンテンツの充実を図るとともに、「ナゴヤ産業観光Navi(AMIC加盟館の施
設・イベントの紹介サイト)」通じた情報発信を行います。
●産業観光フォーラム
(公社)日本観光振興協会中部支部との共催にて、産業観光の振興に関わるタイムリーなテーマを設定し
「産業観光フォーラム」を開催します。
●ものづくり文化再発見!ウォーキング
ウォーキングを通じて、産業・歴史・街道観光の啓蒙普及を図ります。
(2)ナゴヤ企業の「ホンモノ」の魅力発信
① 名古屋匠土産(たくみやげ)プロジェクト
当地のモノづくりを支える「匠の技」を生かした新たな土産品の開発・販路拡大支援。既存の3品につい
て、展示会出展や百貨店催事での販売等により、具体的な販路開拓を支援するとともに、参画企業とア
イテムの拡大並びにブランドの確立に向けて「名古屋匠土産」の認定制度の確立を図ります。
② ジモト企業再発見!大人の社会見学ツアー
「学び志向の女性・若者」をターゲットに、世界のモノづくりを支える町工場など、普段見られない地元
企業の魅力を発見・体験していただく現地集合・現地解散のツアーを開発・実施します。
Ⅲ.観光・誘客・交流の推進
- 9 -
3.インバウンド拡大の戦略的推進
① ブレジャー(BLEISURE)推進プロジェクト ・・・p8
国内外から名古屋地域に訪れるビジネス客を主な対象に、買物や食事、宿泊、土産品購入等の観光面での
消費拡大を図るため、関係機関と連携し、ビジネスでの訪問機会をレジャーに結びつける「ブレジャー
(BLEISURE)(※)」推進に向けた戦略的・効果的な取り組みを推進します。
※ブレジャー(BLEISURE):ビジネス(Business)と余暇(Leisure)を組み合わせた造語で、
世界で活発化している、新たな出張のスタイル
② インバウンド・ソリューションフェアNAGOYA
インバウンド消費の拡大を目的に「訪日外国人客」対応に資する商品・サービスを提供する事業者と、
「飲食・小売・宿泊・サービス等の事業者」とのマッチング事業を実施します。
③ 中部国際空港利用促進協議会でのインバウンド誘致促進
中部運輸局や地元自治体、航空会社の協力を得て、セントレアの就航先から旅行会社やメディアを招請
し、地域の魅力に触れてもらうことで旅行商品の造成に繋げます。また、FIT(海外個人旅行)向け情報発
信事業や、海外旅行博への出展等を通じた中部PR事業を実施します。
4.ナイトタイムエコノミー拡大への取組み
① 夜の賑わい創出事業への取組み
名古屋のナイトタイムエコノミー拡大に向け、欧州ではF1と並ぶ人気モータースポーツ「世界ラリー選手権」が
当地で開催されることから、国内外から当地に訪れる観戦客をはじめ、ビジネスマン等が、夜の街を安心して
楽しんでいただけるイベント(エンジョイ・ナゴヤ・ナイト)を実施します。
5.世界交流の拡充と深化
(1)海外ミッション派遣
① 会頭ミッション(経済交流使節団)
スペイン・フランスの先進的なスマートシティや国際展示会などのMICE運営、観光誘致施策や成功してい
る地域の賑わい創出策などの視察・経済交流を実施します。
② 航空機産業ミッション(再掲)
成長著しいアジア地域の航空機産業もしくは、ボンバルディアを中心に航空機産業が集積する北米へ「航空
機産業ミッション」を派遣し、今後の連携・協業の可能性を模索します。
③ 中小企業投資環境調査ミッション
投資先としての関心が高まっているベトナム・ハノイ/ダナンの投資環境・人材の特徴などを調査します。
(2)業務提携関係にある海外の団体との連携強化
提携する団体及びそのメンバーを対象に、「ナゴヤ・工場視察ワンストップオフィス」の活用を促し
て来名を推進するほか、名古屋へのインバウンドを目的とするテレビ番組制作支援や、ゴルフツ
ーリズム(ブレジャー)の相談を受け付けます。
- 10 -
(3)在日外国公館との交流等
① 外国公館支援協議会の活動
外国公館支援協議会の活動として産業・文化視察会、交流会等の
事業を実施するほか、新規公館の誘致のため、名古屋に公館を持た
ない各国大使館・総領事館に対し、名古屋地域の情報発信と理解促
進に取り組みます。
② 外国人留学生を対象とした地域理解促進プログラムの実施
県内大学の外国人留学生を対象に、当地域への理解を深めてもらい、将来の国際交流・ビジネス交流に繋げてい
くことを目的に、産業視察会を開催するほか、外国人材と会員企業とのマッチングに向けた調査研究を行います。
(4)貿易証明業務の円滑な推進
貿易関係証明書(非特恵)・特定原産地証明書(特恵)の発給業務を
円滑に実施します。特に20年以降の非特恵電子化導入に向けた体
制構築に取り組みます。
(5)海外展開の支援
① 海外ビジネス展開サポート
●海外ビジネスセミナー
●海外ビジネスアドバイザー紹介サービス
海外での企業の事業展開に関する情報提供のため、海外ビジネス展開
セミナーを開催します。また、海外事業展開に関する相談に対して、アド
バイザーとして登録をした海外展開支援の実績を持つ会員企業等を紹介
し、初回面談(無料)の設定まで実施します。
② 貿易実務サポート
右記事業の実施・運営により、貿易実務に必要な知識の習得を
支援するとともに、最新情報を提供します。
R2年度見込 実績見込(R1)
貿易関係証明書 59,000件 61,000件
特定原産地証明書 34,000件 34,000件
目 標 実績(R1)
受講者数 880名 600名
アドバイザー 紹介件数
8件 6件
目 標 実績見込(R1)
産業・文化視察会 3回 2回
交 流 会 4回 1回
大使館・領事館訪問 18か国 19か国 在名外国公館代表 着 任 歓 迎 会 2 1
目 標 実績見込(R1)
輸出入実務セミナー 170名 168名
貿易実務セミナー 120名 110名
証明はじめて相談デスク 50件 50件
E P A 個 別 相 談 50件 40件
貿易・海外投資相談室 3件 1件
- 11 -
1.創業・成長・承継の一貫した支援
■① 経営指導員による巡回・窓口相談指導と「なごのキャンパス」サテライトオフィスの運営
約 70 名の経営指導員が、巡回・窓口相談で把握した小規模事業者の様々な経営課
題に対して、きめ細かな「伴走型支援」。企業のライフサイクル(創業期⇒成長・成熟
期⇒事業承継期)や事業者の個別事情に応じて、資金調達、事業計画策定、販路開
拓などを具体的に指導。また、新設した「なごのキャンパス」内のサテライトオフィスで
も同様に起業家・スタートアップを中心に相談対応します。
(1)② 事業承継支援
経営指導員の指導や事例紹介セミナー・個別相談会を実施し、事業承継へ
の早期の取組みを促します。また、名商付設の愛知県事業引継ぎ支援セン
ター(国委託事業)の事業を一層充実し、M&A による事業承継を中心に支援
するほか、親族承継や従業員への承継などの相談にも積極的に応じます。
(2)③ 働き方改革への取り組み支援
2019年 4月より施行された「働き方改革関連法」に係る各種規制に中小企業が対応し、「労働生産性の向上」と
「多様な人材の活躍」を実現できるよう、専門相談・専門家派遣、中小企業の働き方改革事例を紹介する「シリ
ーズ講演会(全12回)」、「働き方改革関連助成金制度セミナー」等を通じて支援します。
(3)④ IT 化(利活用)の推進
ITによる業務効率化や売上拡大を支援。特にクラウド会計や決済サービスツール等、小規模事業者が安価
に導入できるツールの導入支援事業を展開。
●「名古屋中小企業IT化推進コンソーシアム」
本コンソーシアムに参画する IT 企業が相互に連携してお互いの商材を組み合わせ、関連する国の補助事業も活用しながら、中小企業が抱える経営課題の解決に直結する ITソリューションを提供する。
● クラウド会計・決済サービスツール導入支援事業
● ホームページ作成サービス(無料で簡単なホームページを作成可能。現在500社利用)
●「IoTワールド」、「デジタルフェア」の開催【再掲】
● IT化経営専門相談 ●IT活用相談室
● IT化経営支援セミナー・個別相談会(各支部にて開催)
(4)創業、経営革新、事業再生など、企業ステージに応じた支援
① 創業支援
創業手続きや事業を軌道に乗せるための事業計画作成等について、
創業 相談を実施。また、「名商創業塾」(約70名への5日間の集中
講座)、創業セミナー(本・支部で全6回)などの学びの機会を提供
し、新規開業を促します。
② 経営改善・経営革新支援
●小規模事業者経営改善資金(マル経融資)による金融支援
経営指導員の指導により経営改善を図る小規模事業者が利用できる
マル経融資(小規模事業者経営改善資金貸付)について、一日公庫
(相談会)の開催、巡回等を通じて活用を促進します。
●経営イノベーションセミナー、マッチング
中小・小規模事業主の経営革新・経営力向上に資するマッチング事業、セミナー(個別相談会)を実施します。
目 標 実績見込(R1)
開 業 件 数 130件 90件
セミナー開催 6回 6回
目 標 実績見込(R1)
推薦件数 250件 200件
一日公庫開催 10回 10回
Ⅳ.中小企業の経営支援等
〔件数(延べ)〕
目 標 実績見込(R1)
巡 回 指 導 15,100件 15,000件
窓 口 相 談 5,180件 6,500件
目 標 実績見込(R1)
相談件数 166件 174件
M & A 成約件数 50件 50件
事業承継診断件数 250件 240件
- 12 -
●事業計画策定・補助金申請支援
自社の強みや弱みを把握した上で、事業見直しや新規事業に取組ん
でいただくため、事業計画策定に関するセミナー・個別相談会を実施。
また、事業計画の策定や見直しのきっかけとして、各種補助金の申請
支援を行います。
③ 専門相談・専門家派遣
専門家(弁護士、税理士、社会保険労務士等)による定例の相談
窓口や、専門家(中小企業診断士、税理士、技術士、IT化支援等
【再掲】)派遣により、専門的・実践的な指導アドバイスを実施。
④ 事業再生支援
●愛知県中小企業再生支援協議会(国委託事業、本所付設)
経営状態が悪化し財務上の問題を抱えていても、事業の将来性が明確
な中小企業の再生計画策定を支援します。
●愛知県経営改善支援センター(国委託事業、本所付設)
条件変更や新規融資などの金融支援に必要な経営改善計画の策定等を支援します。
●経営安定特別相談事業
⑤ 企業 PR サポート
会員ボードやメールマガジン「びゅー☆」、ザ・ビジネスモールなど、会員企業のPRを支援します。
●会員ボード(会報誌への会員企業のビジネストピックスや広告などの掲載)
●メールマガジン「びゅー☆」(会員企業の情報をタイムリーに発信するメールマガジン、年24回配信)
●ザ・ビジネスモール(全国の企業と商談ができるWebサービス)
●名古屋ビジネスドクターウェブ(会員の専門士業者を登録・検索できるWebサービス)
2.人材の確保・育成、多様な人材の活躍促進
(1)採用力強化、人材の確保・育成
① 中小企業の採用力強化・採用活動支援
●「採用ブランディング」シリーズセミナー(全5回)
規模や知名度で不利な中小企業でも、安定的に人材を採用する手法
「採用ブランディング」を学ぶシリーズセミナー、ワークショップを実施。
●「モグジョブ」(36日間)
学生と企業との気軽な交流を促すマッチングイベントを実施します。
●「合同企業説明会」(年2回)の開催
2021年春卒業予定の大学生や既卒者、中途求職者を対象に開催します。
●就活サイト「名商就活ナビ」
Web上で会員企業による採用情報を提供するサービスを運営します。
●中途採用支援サービス
再就職支援会社と連携して、会員企業と同社が支援する大手・中堅企業出身で経験豊富なキャリアを持つ
中高年の求職者とのマッチングを実施。また、新たに会員企業と職業紹介事業所とのマッチング事業を実
施します。
●学校法人との就職情報交換会
新卒学生を求める会員中小企業と、学校法人のキャリアセンターとの関係構築を目的に実施。当日は就職
情報交換会と交流会の2部構成にて実施します。
目 標 実績見込(R1) 再 生 計 画 策 定 支 援 30件 20件
目 標 実績(R1)
ブランディングセミナー 180名/5回 151名/3回
モ グ ジ ョ ブ 36日/108組 (新規)
合同説明会出展企業 200社/2回 251社/3回
合同説明会来場者 250名/2回 342名/3回
就活ナビ掲載企業 140社 125社
就活ナビ学生登録 500名 308名 中途採用支援サービス
申 込 み 社 数 60社 50社
目 標 実績見込(R1)
専門相談件数 800件 900件
専門家派遣件数 260件 250件
目 標 実績見込(R1)
経営力向上計画 20件 900件
経営革新計画 30件 250件
補助金申請セミナー 40回 -
- 13 -
●大学生向け出張講義
会員中小企業の経営者を講師として大学に派遣し、学生に対し企業で働く魅力について説明を行います。
●人手不足解消セミナー
② 人材育成支援
●人材養成講習会・各種検定試験の実施
企業の発展に必要不可欠である優秀な人材の育成を目的に、年間を
通じて各種講習会を開催。新入社員をはじめ、管理者、営業担当者、
中堅社員等階層別・業務別に講座を提供します。 また、簿記、珠算、日商プログラミング検定(新設)など各種検定
試験・認定試験を実施します。
●名商パソコン教室
本所内から教室を移転し、夜間や休日の講座を開催。パソコンを使用
した集団型研修の実施など会員企業の利用促進に努めます。
(2)働き方改革、多様な人材の活躍推進
中小企業における働き方改革、多様な人材活用の成功事例を紹介するほか、法制度、助成金、関係機関による
支援の仕組等に関する情報を提供します。
①「働き方改革!シリーズ講演会」(全12回、再掲)
「女性活躍」「障がい者雇用」「外国人活用」などをテーマに「中小企業」
の働き方改革事例を紹介します。講師には中小企業経営者から現場で
働くリーダーまで多様な方を招聘し、毎回異なる視点から展開します。
② 働き方改革関連助成金制度セミナー(再掲)
働き方改革を推進する際に活用できる助成金の情報を提供します。
③ 女性の活躍推進に関する企業調査(名古屋市と共同)
名古屋市男女平等参画推進会議 策定「女性の活躍、ワーク・ライフ・バランスを推進する『名古屋モデル』」
(2016年)の効果検証を目的として、地域の企業における認識と取組み状況をWebアンケートで調査します。
(3)福利厚生支援
① 生命共済保険等各種共済制度の加入促進
加入者優待サービスの提供等の加入奨励策や職員による加入促進活動等を推進します。
●各種保険制度
ビジネス総合保険、PL 保険、海外 PL 保険、情報漏えい賠償責任保険、休業補償プラン、業務災害補償
プラン、日商輸出取引信用保険、がん保険・医療保険、売上債権保全制度、集団扱損害保険
●福利厚生サービス
会員事業所の福利厚生の充実を目的に CLUBCCI 等の提供のほか、会員事業所を対象に銀行系クレジットカ
ードと提携したオリジナルカード「チェンバーズカード」を発行します。
目 標 実績見込(R1)
講 座 数 50.講座 42講座
講座参加者 2,100名 1,650名
検定受験者数 31,000名 31,250名
目 標 実績見込(R1)
利 用 者 数 3,000名 3,100名
制 度 名 目 標(加入者数) 実績(R1見込加入者数)
生 命 共 済 12,400人 12,400人
特定退職金共済 21,300人 21,300人
制 度 名 目 標(加入者数) 実績(R1見込加入者数)
経営者年金共済 720人 810人
個 人 年 金 共 済 1,850人 2,100人
目 標 実績見込(R1)
参 加 者 数 400名 (新規)
- 14 -
3.強靭化、健康経営、会員サービスの向上等
① 強靭化への取り組み支援
●BCPワークショップ
小規模事業主を対象に、中小企業庁BCP策定運用指針における「入門コース」
レベルの簡易版BCP策定ワークショップを開催します(2~3回)。
●名商安否確認アプリケーションの提供
南海トラフ大地震などへの防災対策支援、事業継続計画(BCP)の策定
支援として、従業員安否確認支援ツール「名商安否確認アプリケーション」
を提供します。
●企業防災に関する啓発活動
地域防災力の向上と防災人材の育成を目的とした「防災・減災カレッジ」を、県・市・愛知県商工会議所
連合会・名古屋大学等との共催で開催。また、「あいち・なごや強靭化共創センター」との共催で、BCP
策定支援セミナーを実施します。
●事業継続力強化計画策定支援
② 健康経営の推進
●健康経営セミナーの開催
会員企業の従業員の活力向上や組織の活性化に寄与する
「健康経営」の普及を目的にセミナーを開催します。
●健康診断メニューの提供(9種類)
中小企業の経営者や従業員、その家族の「健康増進と福祉向上」を目的
に、人間ドックや脳ドック等9種類の健康管理サービス事業を実施。
③ 所内事務・会員サービスの ITによる向上。より効果的な事業PR
ITを活用して、所内事務の効率化を進め、会員サービスの更なる向上を図ります。また、より効果的な事
業PRで新規入会を増やすとともに、事業への参加率を高めます。
●新入会員ウェルカムセミナー(年2回)
新入会員を対象に、名古屋商工会議所設立の由来、使命、役割や本所
の様々な会員サービスの案内、及び新入会員相互の交流を目的に開催。
●聞いて得する!経営支援セミナー(年6回)
セミナー形式で会議所事業の説明を実施し、サービスの利用を促進す
るとともに新入会員の獲得や退会防止につなげます。
●会員訪問プログラム
会員企業と円滑にコミュニケーションを図ることを目的として、職員が会員訪問を実施。訪問を通じて、
本所の活動意義への理解浸透に努めるとともに、サービス利用を働きかけます。
●会報誌の発行・ホームページの運営
事業活動や経済・時事の話題等を提供する会報『那古野』を拡充し、編集・発行。また、ホームページは、
会議所のサービスの魅力や入会メリット等をわかりやすく、的確に訴求できるよう運営します。 ●会員増強運動の実施
商工会議所の活動を支える組織基盤の強化のため、会員増強運動を強力に
推進。本所役職員による積極的な勧誘活動はもとより、議員各位との連携
による増強運動や専任の「ネットワーク推進室」による活動を実施します。
●CRM活用による会員コミュニケーションの拡充・発展、メルマガシステム改善
システムの制度設計・構築を進めるとともにデータの蓄積に努めるとともに、メルマガシステムも改善し、
会員とのコミュニケーションを拡充・発展させます。
●「名古屋商工会議所NEWS」の発行(月3回)
本所活動やサービスの紹介、また最新の行政施策等の情報提供を行う媒体として発行します。
目 標 実績見込(R1)
健康管理サービス
利 用 者 1,650名 1,650名
目 標 実績見込(R1)
新規入会 1,000件 1,000件
目 標 実績見込(R1)
参 加 者 数 50名 50名
目 標 実績見込(R1)
参加者数 100名 (新規)
目 標 実績見込(R1)
アプリ利用企業 36社 33社
目 標 実績見込(R1)
参加者数 220名/2回 200名/2回
目 標 実績見込(R1)
実施回数 6回 (新規)
- 15 -
④ その他の取り組み
●新春経済講演会
(一社)中部経済連合会、中部経済同友会、愛知県経営者協会との共催により、著名ゲストを講師とし
た講演会を開催します。
●税制改正説明会
次年度税制改正のポイントや企業経営実務に与える影響や留意点について説明会を開催します。
●社会福祉事業の実施
守山・鳴海・有松の 3 商工会と共催で、市内の児童養護施設等の児童に対し、会員企業からの寄付金を
贈呈する「第66回施設児童に対するクリスマスプレゼント」を実施します。
●経済4団体新春賀詞交歓会、叙勲並びに国家褒章受章者祝賀会等の開催
⑤ 愛知県商工会議所連合会及び東海商工会議所連合会の活動充実
●愛知県商工会議所連合会(県内22会議所)
愛知県知事をはじめ県幹部を招き、会頭会議を開催。中小企業対策やインフラ整備など各地域の重要課
題について意見交換・要望を実施します。また、各会議所の中小企業支援分野の責任者会議や観光分野
の担当者会議などを開催し、一層の連携強化、活動の充実を図ります。
●東海商工会議所連合会の活動(東海3県49会議所)
三村会頭を来賓として招聘し、各地域の重要課題や取組み事例の紹介、意見交換を行う「会頭会議」を
4月に開催します。また、(一社)日本経済団体連合会との意見交換の場である「東海地域経済懇談会」
(2月)を開催します。
4.行政との意見交換、提言・要望活動
① 愛知県知事・名古屋市長との懇談会、行政との勉強会
●愛知県知事・名古屋市長との懇談会
愛知県知事及び県幹部、名古屋市長及び市幹部との懇談会を開催し、当地経済の現状や課題を踏まえて、
意見交換を実施します。
●行政との勉強会
本所提言・要望の実行性の向上とネットワーク形成を目的に愛知県・名古屋市の各部局との勉強会を開
催し、それぞれの考えや方針について説明し、相互の理解を深めます。
② 大臣等政府要人との懇談会、日銀総裁との懇談会 等
●大臣等政府要人、日銀総裁との懇談会
名古屋を訪れる機会を捉え、当地の経済状況や課題、中小企業・小規模事業者の実情を踏まえた、施策
実施を求める要望を行います。
③ インフラ整備・中小企業対策・税制等に関する提言・要望活動
●インフラ整備・中小企業対策・税制に関する要望
2027年のリニア中央新幹線先行開業を見据え、名古屋港や中部国際空港セントレア、広域幹線道路とい
った当地の経済活動を支える重要なインフラ整備の促進につき、国土交通省や財務省等関係先へ要望を
実施。また、2021年度の中小企業施策や税制改正に関する要望を実施します。
●愛知県ならびに名古屋市の施策に関する要望
愛知県ならびに名古屋市の2021年度の施策及び予算策定にあたっての要望書をとりまとめ、知事及び市
長に提出します。
④ 各種経済調査の実施
当地域の景況や課題等を把握し、各種意見・要望、ならびに本所事業に活かすため、各種経済調査を実
施。Webを活用した「定期景況調査」(四半期毎)のほか、「景況ヒアリング調査」(企業等へのヒアリン
グ結果のとりまとめ、四半期毎)等を実施します。