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デンマークから学ぶこと デンマーク「第4世代グリーンエネルギー技術」に学ぶ 20141020環境・エネルギー部 相川高信 [email protected] 視察報告
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「stateofgreen.jp」開設記念イベント:デンマーク「第4世代グリーンエネルギー技術」に学ぶhttp://www.isep.or.jp/event/8468開催概要日時:10月20日(火)14:00-16:30会場:TKPガーデンシティ永田町主催:認定NPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP)、ステート・オブ・グリーン協力:デンマーク王国大使館

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デンマークから学ぶこと

デンマーク「第4世代グリーンエネルギー技術」に学ぶ

2014年10月20日

環境・エネルギー部 相川高信

[email protected]

視察報告

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目次

I. 視察報告:行ってみて分かること

II. デンマークから何を学ぶか

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Ⅰ.視察報告

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デンマークとは?

n  原発のない、すっきりした国 l  1970年代に国民的議論の上、原発を選択せず

n  2050年までに化石燃料ゼロを目指している国

l  熱部門は2035年までに100%再生可能エネルギーへ

n  風力発電とコジェネ、地域熱供給の国

l  2014年の年間発電量の内、40%弱がすでに風力

l  コジェネレーションによる発電割合は世界一で、余った熱は地域熱供給網へ:「統合」先進国

n  森林の少ない国、平坦な国

l  森林面積は国土の14%程度

l  木質バイオマスは稀少→廃棄物を含む、地域の多様なバイオマスの活用

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地域熱供給プラントはテーラーメードである

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ポイントは蓄熱タンクにある

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配管工事は段取りがポイントではないか

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チップ供給はかなり効率的である

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Ⅱ.デンマークから何を学ぶか

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デンマークから発信される知識

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n  International Conference on Smart Energy Systems and 4th Generation District Heating l  2015年8/25-26@Aalborg大学コペンハーゲンキャンバス

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移転する「技術」とは何か?

知 識

テクノロジー

エンジニアリング

スキル

技術

事業化へ

日本のバイオマス業界では、 エンジニアリングが弱い

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「熱需要がない」のではなく、「熱密度を高めることができない」

熱需要密度

低 高

n  比較的規模の大きなボイラー(数MW~)

n  湿ったバイオマス、多様なバイオマス

n  CHP可能(ORC、蒸気タービン)

n  潜熱回収(熱利用効率100%~)

地域熱供給 個別熱供給

n  比較的規模の小さなボイラー(数10kW~数100kW)

n  乾いたバイオマス、主に良質の木質チップ

n  熱供給のみ(cf.ガス化)

n  潜熱回収なし(熱利用効率90%)

デンマークでは

熱供給法でゾーニング

技術の問題ではなく、社会の問題 (制度が未整備な)日本では地域づくり/合意形成の問題

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デンマークから発信される知識

Source)Aalborg University

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内村鑑三のメッセージ

富は有利化されたるエネルギー(力)であります。しかしてエネ

ルギーは太陽の光線にもあります。海の波濤(なみ)にもあり

ます。吹く風にもあります。噴火する火山にもあります。もしこ

れを利用するを得ますればこれらはみなことごとく富源であり

ます。・・・外(そと)に拡(ひろ)がらんとするよりは内(うち)を開

発すべきであります。

「デンマルク国の話」内村鑑三(1894)より

素直な目線で地域の資源を見直してみませんか? そして、オープン・マインドで、デンマークから学びましょう!