【 Zabbix 2.2 】zabbix update 2.0 to 2.2
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1 04/12/2023
【 Zabbix 2.2 】Zabbix 2.0 から Zabbix 2.2 への
yum update2013 .11 @qryuu
04/12/20232
HN :九龍真乙 所属 :自宅ラック勉強会 TwitterID : @qryuu
自己紹介
04/12/20233
Zabbix 2.2 へのyum update
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待望の Zabbix 2.2 がついにリリースされました。
Zabbix 2.2 ではVM ware 監視機能や Zabbix-Proxy の内部監視などの新機能、DBのさらなる効率化などが計られています。
Zabbix 2.2 へのアップデート
MySQLの update operation が劇的に下がっ
ています。
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今回の手順では、Zabbixの公式リポジトリを使ってインストールされた Zabbix 2.0 をZabbix 2.2 にアップデートを行い、差分テンプレートをインポートしていきます。
ターゲット
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まず、リポジトリを 2.0 用から 2.2 用に更新します。
Zabbix のバイナリをアップデートします。
このコマンドで、 Zabbix-server/Proxy/Agent/Java-gateway/ がアップデートされます。
この状態で、 Zabbix-Server をリスタートすれば自動的にDBがコンバートされ、Zabbix 2.2 として動作します。
ただし、 2.2 で追加された Config は有効ではありませんので、先に zabbix_server.conf を編集しましょう。
パッケージのアップデート
#rpm -Uvh http://repo.zabbix.com/zabbix/2.2/rhel/6/x86_64/zabbix-release-2.2-1.el6.noarch.rpm
#yum update zabbix
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Zabbix 2.2 で追加された conf は次の通りです。 必要に応じて、 Zabbix_server.conf に追記しま
す。 Copy and Paste が必要な場合
は、 zabbix_server.conf.rpmnew に書かれていますので、ここからもって来ます。
config 編集
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2.0 までは 1 つだけだったタイマープロセスを複数起動できるようになりました。
タイマープロセスをフォークする事によりnodata トリガーなどの定期的に実行されるトリガーが多い場合、判定待ちが発生してしまう事を軽減することができます。
タイマープロセス数
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### Option: StartTimers# Number of pre-forked instances of timers.# Timers process time-based trigger functions and maintenance periods.# Only the first timer process handles the maintenance periods.## Mandatory: no# Range: 1-1000# Default:# StartTimers=1
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VM監視プロセス
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### Option: StartVMwareCollectors# Number of pre-forked vmware collector instances.## Mandatory: no# Range: 0-250# Default:# StartVMwareCollectors=0
### Option: VMwareFrequency# How often Zabbix will connect to VMware service to obtain a new data.## Mandatory: no# Range: 10-86400# Default:# VMwareFrequency=60
### Option: VMwareCacheSize# Size of VMware cache, in bytes.# Shared memory size for storing VMware data.# Only used if VMware collectors are started.## Mandatory: no# Range: 256K-2G# Default:# VMwareCacheSize=8M
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Zabbix 2.2 の目玉機能である VMware 監視を有効にするためには、 VMwareCollector を起動する必要があります。
2.0 からのアップデートの場合、忘れずにパラメータを conf ファイルに追加してください。
VM監視プロセス
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history value cache が設定できるようになりました。
適切にキャッシュを設定することにより、 Zabbix のさらなるパフォーマンス向上が望めます。
内部監視でキャッシュ使用量が測定できるので、それほど悩まず、設定後監視データを見ながら随時変更する方が良いでしょう。
history value cache
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### Option: ValueCacheSize# Size of history value cache, in bytes.# Shared memory size for caching item history data requests# Setting to 0 disables value cache.## Mandatory: no# Range: 0,128K-64G# Default:# ValueCacheSize=8M
04/12/2023
Agent では以前から実装されていた Aloow Root機能が、 Server にも実装されました。
外部チェックなどで root ユーザ権限が必要な場合は有効化すると良いでしょう。
AllowRoot
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### Option: AllowRoot# Allow the server to run as 'root'. If disabled and the server is started by 'root', the server# will try to switch to user 'zabbix' instead. Has no effect if started under a regular user.# 0 - do not allow# 1 - allow## Mandatory: no# Default:# AllowRoot=0
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ローダブルモジュールを使用した機能拡張を行う場合は、 conf ファイルへのパラメータ追加が必要です。
ローダブルモジュール
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####### LOADABLE MODULES #######
### Option: LoadModulePath# Full path to location of server modules.# Default depends on compilation options.## Mandatory: no# Default:# LoadModulePath=${libdir}/modules
### Option: LoadModule# Module to load at server startup. Modules are used to extend functionality of the server.# Format: LoadModule=# The modules must be located in directory specified by LoadModulePath.# It is allowed to include multiple LoadModule parameters.## Mandatory: no# Default:# LoadModule=
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DisableHousekeeper 設定は、 conf ファイルから WEB-GUI による設定項目に変化したため、廃止されました。
conf ファイルで disable にしている場合、項目を削除もしくはコメントアウトしてください。
DisableHousekeeper
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### Option: DisableHousekeeping# If set to 1, disables housekeeping.## Mandatory: no# Range: 0-1# Default:# DisableHousekeeping=0
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conf ファイルの確認、修正が完了したら、 Zabbix-server を restart してください。初回起動時に、 DB のコンバートが行われます。
Zabbix-server の再起動
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1818:20131118:203553.402 Zabbix Server stopped. Zabbix 2.0.9 (revision 39085).29820:20131118:203555.767 Starting Zabbix Server. Zabbix 2.2.0 (revision 40163).29820:20131118:203555.768 ****** Enabled features ******~~~~中略~~~29820:20131118:203555.769 ******************************29820:20131118:203555.769 using configuration file: /etc/zabbix/zabbix_server.conf29820:20131118:203555.985 current database version (mandatory/optional): 02010000/0201000029820:20131118:203555.985 required mandatory version: 0202000029820:20131118:203555.985 starting automatic database upgrade29820:20131118:203555.987 completed 0% of database upgrade29820:20131118:203555.989 completed 1% of database upgrade~~~~中略~~~29820:20131118:203609.626 completed 99% of database upgrade29820:20131118:203609.628 completed 100% of database upgrade29820:20131118:203609.628 database upgrade fully completed
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WEB-GUI を更新します。前もって、 update してもかまいませんが、 dbコンバート後でないと、画面を表示することができません。
すでに、 zabbix-web-japanese がインストールされている環境であれば、同時に更新されますので、このコマンドだけで問題ありません。
Zabbix-web の更新
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#yum update zabbix-web
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Zabbix-server バイナリによる DB コンバートはスキーマを変更するだけで新たなデータの追加などは行われません、そのため Zabbix 2.2 で新たに追加されたテンプレートはインポートされません。
必要な場合は別途 Zabbix2.2 をクリーンインストールした環境を用意し、移植するか、自宅ラック勉強会で公開している Export テンプレートなどを利用してインポートしてください。
テンプレートの更新
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VM 監視テンプレートに依存関係は無いため、そのままインポートすることが可能です。
VMware テンプレート
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テンプレート名 解説(推測)
Template Virt VMware vCenter Server/単体 vSpher Hyperviser 用テンプレート(手動適用)
Template Virt VMware Guest LLD を実施し見つかった VM に対して自動適用されるテンプレート
Template Virt VMware Hypervisor LLD を実施し見つかったvSphere Hypervisor に対して自動適用されるテンプレート
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これまで [Template App Agentless] として一つにまとめられていたポート監視系テンプレートはサービス毎別々のテンプレートとして再編されました。これもそのままインポート可能です
Agent-less テンプレート
19Zabbix2.0 Zabbix2.2
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自己監視用の Zabbix-server テンプレートは、2.2 で新たに増えたプロセスがアイテムとして追加されています。また、トリガー設定が、単純な閾値からヒステリシスなトリガーに変更されました。また期間設定が秒数から単位付き設定に変わっています。
インポートする場合は、トリガーが 2重になってしまうので既存のトリガーを削除してからインポートする方法をおすすめします。
トリガーのみの削除であれば既存のデータはそのままの残ります。
Template App Zabbix Server
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Template App Zabbix Server
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Zabbix2.0
Zabbix2.2
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2.0 までは存在しなかったテンプレートですので、そのままインポートが可能です。ただし、テンプレートスクリーンが設定されており、依存関係エラーが発生します。
これはスクリーン定義をインポートする際に必要なグラフ定義が存在しないために発生します。
次のように設定を変えて 2 回同じテンプレートをインポートすることにより、正常にインポートすることが可能です。
Template App Zabbix Proxy
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Template App Zabbix Proxy
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まず、 [ テンプレートスクリーン ] のチェックを外し、スクリーン以外をインポートします。続いて [ テンプレートスクリーン ] にチェックを付けて、同じテンプレートをインポートすることで、正常にインポートすることができます。
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Zabbix2.2 から Housekeeper の有効 / 無効や保存期間は WEB-GUI からの設定になりました。
設定メニューは [管理 ]-[一般設定 ]-[ データの保存期間 ] です。
Housekeeper の設定
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Zabbix 2.2 をクリーンインストールした場合 [ データの自動削除処理を有効 ] にチェックが入っており、
Housekeeper が有効になっています。
Housekeeper の設定
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Zabbix 2. 0 から 2.2 にアップデートインストールした場合 [ データの自動削除処理を有効 ] にチェックがされていません。、
Housekeeper が動作しないので、これまで無効化して運用していなかった現場では忘れずに、チェックして保存しましょう。
Housekeeper の設定
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Zabbix 2.0 から Zabbix 2.2 へのアップデートについては、公式のリリースアナウンス直後から公式リポジトリによる yum yudate が利用可能であり、簡単に、アップデートすることが可能です。
アップデート後、期待の新機能を使うためには、 confファイルへの追加パラメータの追記が必要です。
テンプレートは別途インポートする必要があります。 アップデートの場合 Housekeeper が無効になります。
必要であれば忘れずに有効化してください。 非公式ですが、自宅ラック友の会ポータルにてエクス
ポートしたテンプレートをご用意しておりますので、ぜひご利用ください。
まとめ
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自宅ラック友の会ポータル http://www.rack.sh/ Zabbix 2.0 から Zabbix 2.2 へのアップデート http://www.rack.sh/?p=48 【 Zabbix 2.2 】 Zabbix 2.0 から Zabbix 2.2
へのアップデート #Zabbix # 自宅ラック勉強会 http://
blog.livedoor.jp/qryuu/archives/52079261.html
自宅ラック友の会ポータル
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