九州ソフトウェアテスト勉強会 Vol19

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これからのソフトウェア品質〜 「つながる世界のソフトウェア品質ガイド」から考える 〜

九州ソフトウェアテスト勉強会木下 真哉

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「品質が大事」って、よく言いませんか

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でも

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品質のこと、ちゃんと考えたことありますか

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僕はありません・・・。

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(; ゚ Д ゚ )( ゚ Д ゚ ;( ゚ Д ゚ ;) ナ、ナンダッテー !!

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だから

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今日は

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品質のこと、考え直したいと思います

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お品書き

• ソフトウェア品質を考える

• ソフトウェア品質を決める

• ソフトウェア品質を説明する

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お品書き - その1

ソフトウェア品質を考える

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まず、品質の意味を考えましょう

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品質とは

「工場で生産された製品や、サービス業が提供するサービ

スの有する特性、もしくは属性」

(Wikipedia より抜粋 )

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製品やサービスを利用する時を思い浮かべてください

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どちらを利用しますか

( 例 ) 山歩きをする場合

1. おしゃれな革靴

2. 歩き疲れない運動靴

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私たちは

製品やサービスが持っている特性や属性、

つまり、

品質を基準にして製品やサービスを

利用します。

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ソフトウェアも同じ

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ソフトウェアが持っている特性や属性、

つまり、

品質を基準にして利用されます。

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利用されるソフトウェアを開発するには

どうしたら良いでしょう

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ソフトウェアの利用者が

ソフトウェアに対して期待していること

をソフトウェアで実現する

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では

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ソフトウェアの利用者が

期待していることは何でしょう

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ソフトウェアの利用者が期待していること ( 過去 )

ちゃんと動くもの

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ソフトウェアの利用者が期待していること ( 現在 )

ちゃんと動くだけでなく、満足できるもの

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「満足できる」とは

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「満足できる」とは

• 利用目的や利用場面に応じた安全性・セキュリティを

持っていること

• 利用目的や利用場面に応じた快適さ・楽しさを持ってい

ること

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ちょっと待って

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私たちがいる開発現場では

品質をどう考えているのでしょうか

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開発現場における品質の考え方

利用者が期待していることは機能そのものが正しく動作す

ること ( 機能重視な品質の考え方 )

→ ソフトウェアに求められる一番の品質だと考えている

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利用者が期待している「満足できる」ことを

品質として保証できていないのではないか

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だから

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「ちゃんと動く」ことだけではなく

「満足ができる」ことも含めて

品質を考えましょう

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お品書き - その2

ソフトウェア品質を決める

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2. ソフトウェア品質を決める

「ソフトウェア品質を決める」までに

どういったことをすればよいかを考えましょう

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「ソフトウェア品質を決める」までの流れ

1. 状況分析

3. 品質要件定義

2. 品質要求分析

ソフトウェアに関わる人や組織、利用する目的、なぜ必要なのかを分析します。

「 1. 状況分析」の内容をもとに、ソフトウェアにどういった特性や属性、つまり、品質が求められるのかを分析します。

「 2. 品質要求分析」の内容を、ソフトウェアの品質を決めます。

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「 1. 状況分析」

1. ステークホルダを分析する

3. ソフトウェアを利用する目的と

その理由を分析する

2. ステークホルダの期待を分析する

ソフトウェアに関わる人や組織を分析します。

ソフトウェアに関わる人や組織がソフトウェアに対して期待していることを分析します。

ソフトウェアを利用する人や組織がどういう目的で利用するのか、そして、その理由を分析します。

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「 2. 品質要求分析」

ステークホルダの期待や

ソフトウェアの利用目的を

実現するためには、

どのような品質が求められるか、

つまり、

品質要求を分析する必要がある

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「 2. 品質要求分析」

しかし

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「 2. 品質要求分析」

品質要求を分析するためにどういった

手法を使えばよいかがわからない

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「 2. 品質要求分析」

そこで

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「 2. 品質要求分析」

「つながる世界のソフトウェア品質ガイド」では

国際規格として整理された

「 SQuaRE」が紹介されています

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「 2. 品質要求分析」

SQuaRE

(Systems and software Quality Requirements and Evaluation)

システムとソフトウェアに関する品質定義と品質評価視点の枠組みを

定める国際規格 ISO/IEC 25000 シリーズの呼称

URL: http://iso25000.com/index.php/en/

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「 3. 品質要件定義」

全ての品質要求を網羅することはできない

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「 3. 品質要件定義」

開発と同じように、分析した品質要求

から実現可能な品質要求を決める必要がある

→ 品質要件を定義する

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お品書き - その3

ソフトウェア品質を説明する

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3. ソフトウェア品質を説明する

ソフトウェアの不具合が利用者の不利益や社会的な

混乱及び損失をもたらす事例が増えている中で、

ソフトウェアの品質に対する説明責任への

関心が高まっています

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3. ソフトウェア品質を説明する

品質に関する取り組みの正当性や十分性を

ステークホルダに対して説明する努力が

求められています

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3. ソフトウェア品質を説明する

品質に関する説明は、出荷後や運用中に

不具合が発生した場合だけでなく、

購入前や利用前に安心して使ってもらうための

情報提供として行っておくことも重視されている

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まとめ

• ソフトウェアの品質は、そのソフトウェアに関係する利害関係者の

期待やソフトウェアの目的及びその理由から決める必要があります

• ソフトウェアの品質を説明できることは、ステークホルダへの安心

感を与えるだけでなく、利用者に対して、製品の適切な選択、製品

の正しい安全な利用をもたらします

• ソフトウェアは必要不可欠なものです。ソフトウェアの利用者の期

待に応えられるよう、品質を常に意識しましょう

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最後に

「つながる世界のソフトウェア品質ガイド」が

考える注目すべき品質の視点を

ご紹介します

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注目すべき品質の視点

• ユーザビリティと利用時の品質

•セキュリティとセーフティ

•データ品質