渡辺誠 - TUAT
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環境植物学 渡辺 誠 第14回 環境植物学に関する 最新の研究動向
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環境植物学
渡辺 誠
第14回 環境植物学に関する最新の研究動向
試験について
日時: 7月24日(水)10:30～
場所: 第2講義棟21号教室
その他: ノートや参考書などの持ち込みは禁止試験当日は学生証を持参すること試験で60点未満の場合は単位を出しません
1. 光化学オキシダントと植物(1): 農作物に対するオゾンの影響 (4月10日, 伊豆田担当)
2. 光化学オキシダントと植物(2): イネに対するオゾンの影響 (4月17日, 伊豆田担当)
3. 光化学オキシダントと植物(3): 樹木に対するオゾンの影響 (4月24日, 渡辺担当)
4. 酸性降下物と植物(1): 樹木に対する酸性雨の影響 (5月8日, 伊豆田担当)
5. 酸性降下物と植物(2): 樹木に対する酸性降下物による土壌酸性化の影響 (1) (5月15日, 伊豆田担当)
6. 酸性降下物と植物(3): 樹木に対する酸性降下物による土壌酸性化の影響 (2) (5月22日, 伊豆田担当)
7. 森林生態系における窒素飽和(1): 森林生態系における窒素飽和現象とその樹木影響 (5月29日, 伊豆田担当)
8. 森林生態系における窒素飽和(2): 樹木に対する土壌への窒素負荷の影響 (6月5日, 伊豆田担当)
9. エアロゾルと植物(1): 樹木に対するブラックカーボン粒子の影響 (6月12日, 伊豆田担当)
10. エアロゾルと植物(2): 樹木に対する硫酸アンモニウム粒子の影響 (6月19日, 伊豆田担当)
11. エアロゾルと植物(3): 「PM2.5と植物」に関する最近の研究 (6月26日, 伊豆田担当)
12. 気候変動と植物: (7月3日, 渡辺担当)
13. 高濃度CO2と植物: (7月10日, 渡辺担当)
14. 環境植物学に関する最新の研究動向 (7月17日, 渡辺担当)
15. 講義のまとめ (7月24日)
Key words: 植物, 光化学オキシダント(O3), 酸性降下物, 窒素飽和, 地球温暖化, エアロゾル関連講義: 環境⽣物相関論(3・4年次後期), 樹⽊⽣態⽣理学(3年次前期, 集中講義)
2019年度 環境植物学 (伊豆田 猛 • 渡辺 誠)
1. 気候変動と大気汚染に対する森林の応答に関する図書の紹介
2. 国際会議におけるおもな研究議題・Plant and Ozone・IUFRO RG.7.01・Asian Air Pollution Workshop
3. 今後の研究課題
4. 授業アンケート
環境植物学 第14回環境植物学に関する最新の研究動向
気候変動と大気汚染に対する森林の応答に関する最新図書
Provides a detailed description of the effects of air pollutants on Asian crops and treesDiscusses the latest findings with regard to the effects of air pollutants on Chinese crops and trees, which is of global interestIntroduces not only experimental studies on the effects of air pollutants on Asian crops and trees, but also field surveys of the impact of air pollution on forests in JapanOffers an up-to-date overview of the effects of air pollutants including PM2.5 on Asian crops and trees
Air Pollution Impacts on Plants in East Asia(Editors Takeshi Izuta)
Part I Air Pollution in East Asia1 Gaseous Species. Shiro Hatakeyama2 Aerosols. Shiro Hatakeyama3 Acid Deposition. Hiroyuki Sase
Part II Effects of Gaseous Air Pollutants on Plants in Japan4 Effects of Ozone on Japanese Agricultural Crops. TetsushiYonekura and Takeshi Izuta5 Effects of Ozone on Japanese Trees. Makoto Watanabe, Yasutomo Hoshika, Takayoshi Koike, and Takeshi Izuta6 Combined Effects of Ozone and Other Environmental Factors on Japanese Trees. Makoto Watanabe, Yasutomo Hoshika, Takayoshi Koike, and Takeshi Izuta7 Environmental Monitoring with Indicator Plants for Air Pollutants in Asia. Hiroyuki Sase
Part III Case Studies in Japanese Forests8 Flux-Based O3 Risk Assessment for Japanese Temperate Forests. Mitsutoshi Kitao, Yukio Yasuda, Masabumi Komatsu, Satoshi Kitaoka, Kenichi Yazaki, Hiroyuki Tobita, KenichYoshimura, Takafumi Miyama, Yuji Kominami, Yasuko Mizoguchi, Katsumi Yamanoi, Takayoshi Koike, and Takeshi Izuta9 Tree Decline at the Somma of Lake Mashu in Northern Japan. Takashi Yamaguchi, Makoto Watanabe, Izumi Noguchi, and Takayoshi Koike10 Decline of Fagus crenata in the Tanzawa Mountains, Japan . Yoshihisa Kohno11 Reactions Between Ozone and Terpenoids Within a Forest on Mt. Fuji. Akira Tani
Part IV Effects of Gaseous Air Pollutants on Plants in China12 Effects of Ozone on Crops in China . Zhaozhong Feng, Haoye Tang, and Kazuhiko Kobayashi13 Effects of Ozone on Chinese Trees. Zhaozhong Feng and Pin Li
Part V Effects of Acid Deposition on Asian Plants14 Effects of Simulated Acid Rain on Asian Crops and Garden Plants . Yoshihisa Kohno15 Effects of Simulated Acid Rain on Asian Trees. Hideyuki Matsumura and Takeshi Izuta16 Combined Effects of Simulated Acid Rain and Other Environmental Factors on Asian Trees . Hideyuki Matsumura and Takeshi Izuta17 Effects of Soil Acidification on Asian Trees. Takeshi Izuta18 Effects of Nitrogen Load on Asian Trees . Tatsuro Nakajiand Takeshi Izuta
Part VI Effects of Aerosol on Plants19 Effects of Aerosol Particles on Plants. Masahiro Yamaguchi and Takeshi Izuta20 Effects of Black Carbon and Ammonium Sulfate Particles on Plants. Masahiro Yamaguchi and Takeshi Izuta21 Dry Deposition of Aerosols onto Forest . Kazuhide Matsuda
目次
多くの農工大関係者が執筆しています詳細はPDFで確認して下さい
気候変動と大気汚染に対する森林の応答に関する図書の編集会議
Koike, T., Watanabe, M., Hoshika, Y., Kitao, M., Matsumura, H., Funada, R. and Izuta, T. Effects of ozone on forest ecosystems in East and Southeast Asia.
編集会議の様子
国際会議での発言
とにかく早めに発言すること！・議論が進むと、それまでの話の展開から外れる
質問をしにくくなる。
・英語の議論の場合、途中からついて行けなくなる。
(ヨーロッパ人の英語も結構速い)・あまり皆の興味を引かない発言でも、後の議論が
続かないだけで、全体に対して迷惑はかからない。
・ノルマを達成すると、気持ちに余裕が出てくる。
一番ダメなのは、発言しないこと！(日本語でも同じ)・何のために、その会議に出席している？
・なので最後は「Japan?」と発言を求められます。
みんないい人です！胸を借りるつもりで臨みましょう
1. 気候変動と大気汚染に対する森林の応答に関する図書の紹介
2. 国際会議におけるおもな研究議題・Ozone and Plant・IUFRO RG.7.01・Asian Air Pollution Workshop
3. 今後の研究課題
4. 授業アンケート
環境植物学 第14回環境植物学に関する最新の研究動向
第一回 2014年5月(中国、北京）
第二回 2018年5月（フィレンツェ、イタリア）
Ozone and Plant 国際会議
Plant and Ozoneのセッション
Session Host 招待講演
Session 1 Atmospheric chemistry and exchanges with the biosphere (大気化学および(大気と)生物圏とのやりとり)
Session 2 Plant and ecosystem responses to ozone exposure (植物および生態系のオゾン暴露に対する応答)
Session 3 Monitoring, modelling and assessing ozone risk to terrestrial ecosystems (陸域生態系に対するオゾンのリスクに関するモニタリング、モデリングおよび評価)
・夜の活動も含めて学会
初日 二日目 三日目8:30 開会 セッション セッション9:00 セッション9:30
10:00 コーヒーブレイク コーヒーブレイク10:30 コーヒーブレイク セッション セッション11:00 セッション 発表×211:3012:00 昼食 昼食12:30 昼食13:0013:30 セッション14:00 セッション 現地検討会14:3015:00 コーヒーブレイク15:30 オープン セッション16:00 ディスカッション16:3017:00 ポスター紹介17:30 （5分発表）発表 閉会18:0018:3019:00 ドイツ・イタリア・ カンファレンス イギリスの研究者と19:30 中国の研究者と ディナー 夕食会20:00 夕食会20:3021:00 日本の研究者と21:30 二次会22:00 日本の研究者と22:30 二次会23:00
第一回学会期間中のタイムスケジュール
・今回は学会後(４日目、５日目)にも現地検討会
・夕食会で研究方向性が決まる事もしばしば
現地検討会（万里の長城）
外来種ニセアカシアの侵入
都市部でも街路樹に可視障害大気汚染？ 水ストレス？
目立つ樹木の枯損
都市部と郊外の違い
17
天安門広場
天安門広場（2009年12月）
晴れてはいるけど、、、
19
高濃度のオゾンが観測されている 郊外
都市中心部
準都市部
20
21
開放系オゾン暴露施設（第二回会議現地検討会）
1. 気候変動と大気汚染に対する森林の応答に関する図書の紹介
2. 国際会議におけるおもな研究議題・Plant and Ozone・IUFRO RG.7.01・Asian Air Pollution Workshop
3. 今後の研究課題
4. 授業アンケート
環境植物学 第14回環境植物学に関する最新の研究動向
IUFROInternational Union of Forest Research Organizations国際森林研究機関連合
Unit 7.01 Impacts of air pollution and climate change on forest ecosystems大気汚染と気候変動が森林生態系に与える影響
主な対象
ガス状物質（オゾン、高濃度CO2）
酸性沈着（特に窒素）
気候変動（気温・降水の変化、極端気象、火災）
8つのWorking partyにより構成される
27th IUFRO 2015 (Nice, France)
初日 二日目 三日目 四日目8:30 開会 セッション セッション9:00 COST セッション9:30 Action FP1204
10:00 "GreenInUrbs" コーヒーブレイク コーヒーブレイク10:30 コーヒーブレイク コーヒーブレイク セッション セッション11:00 セッション11:3012:00 昼食 昼食12:30 昼食 昼食13:0013:30 セッション セッション14:00 COST セッション14:30 Action FP120415:00 "GreenInUrbs"15:30 コーヒーブレイク16:00 コーヒーブレイク16:30 コーヒーブレイク17:00 "Green path" 閉会17:30 見学会18:00 ポスターセッション18:3019:00 ギリシャの研究者と ポスターセッション ビジネスミーティング カンファレンス19:30 夕食会 IUFRO 2017 Tokyo ディナー20:00 の決定20:3021:00 夕食21:30 イタリア・中国の22:00 研究者と夕食会22:3023:00
タイムスケジュール
COSTミーティングの様子
COST FP1204 GreenInUrbs都市緑地の保全に関する全ヨーロッパのプロジェクトCOST: European COoperation in Scinence and Technology
ニースの緑地
Green Path 見学会 ・全然緑がない・日本の緑の多さを実感
Green Path 見学会 ・全然緑がない・日本の緑の多さを実感
Green Path 見学会 ・全然緑がない・日本の緑の多さを実感
IUFRO2015のセッション
S1 Environmental status and health of Mediterranean forestecosystems (地中海の森林の話題)
S2 Impacts of air pollution and climate change on forests in the wildland-urban interface (自然-都市境界面の森林に対する大気汚染と気候変動の影響）
S3 Physiological and genetic mechanisms underlying stressresponses of forest trees and forest ecosystems(樹木・森林生態系のストレス応答における生理・遺伝メカニズム)
S4 Health and growth of forests: bridging monitoring and modeling(森林の健全性と成長：モニタリングとモデリングの橋渡し)
S5 Biogeochemistry and multiple stressors(生物地球化学と複合ストレス)
S6 Forest ecosystems, atmospheric deposition and the water cycle(森林生態系、大気沈着、水循環)
IUFRO2017の開催告知
ということで2017年10月に開催しました
1. 気候変動と大気汚染に対する森林の応答に関する図書の紹介
2. 国際会議におけるおもな研究議題・Plant and Ozone・IUFRO RG.7.01・Asian Air Pollution Workshop
3. 今後の研究課題
4. 授業アンケート
環境植物学 第14回環境植物学に関する最新の研究動向
IUFROと同時期にこちらも開催しました
Dr. Z. Feng
プログラムSaturday, October 228:30-9:30 Registration9:30-12:00 Plenary session
Opening remark: K. KobayashiKeynote speech 1: D. FowlerKeynote speech 2: A.H. ChappelkaKeynote speech 3: H.Q.Tian
12:00-13:00 Lunch break13:00-14:30 Poster session15:00-17:30 Group discussion
Group A: Effects of air pollution on plant metabolismGroup D: Interactions between air pollutants
and plants /ecosystem
プログラムSunday, October 239:00-9:30 Keynote speech 4: T. Zhu9:35-12:00 Group discussion
Group B: Multi-factor effects on the function of ecosystem Group C: Monitoring, modeling and assessment
12:00-13:00 Lunch break13:00-14:30 Discussion
Group E: Policies to mitigate air pollutants and theirs effects
15:00-17:00 Reports of the group discussionsPlenary discussionAnnouncement of AAPW-3 Concluding speech Z. Feng
17:40 Convivial dinner
Discussionの様子
スーパーサイトとは
サイト(site): 「研究サイト」あるいは「調査サイト」例) 松田先生の研究サイトはFM多摩丘陵どちらかというと野外系の用語
国立環境研究所のホームページより日本における観測のスーパーサイト（様々な項目の観測が行えることと，１つの研究機関だけでなく，国内外の複数の研究機関・大学などが共同して観測に参加できる施設）
従来は一つもしくは少数のlab.が、そのサイトで研究をしていたが、・多くの研究者が集まった方が、大きな成果を挙げられる・サイトの管理（雑用も多い）の省力化・異分野の人が集まる事も多いので、新たな研究の創出
という観点からスーパーサイト発展してきた
注意点. 異分野交流をするときはお互いに相手の研究内容を理解することが大切
1. 気候変動と大気汚染に対する森林の応答に関する図書の紹介
2. 国際会議におけるおもな研究議題・Plant and Ozone・IUFRO RG.7.01・Asian Air Pollution Workshop
3. 今後の研究課題
4. 授業アンケート
環境植物学 第14回環境植物学に関する最新の研究動向
今後の研究課題
2）分子生物・個葉レベルの代謝や生理的な応答と個体・群落レベルの応答の相互関係の解明（異なるスケール間の結合、ラボとフィールド等）
1）気候変動、オゾン、高濃度CO2および窒素沈着などの環境変動要因の複合影響メカニズムの解明
4）異分野の研究者の連携による大気環境と気候変動の影響研究の推進
3）スーパーサイトの増設と、それらの国際的ネットワークの整備
1. 気候変動と大気汚染に対する森林の応答に関する図書の紹介
2. 国際会議におけるおもな研究議題・Plant and Ozone・IUFRO RG.7.01・Asian Air Pollution Workshop
3. 今後の研究課題
4. 授業アンケート
環境植物学 第14回環境植物学に関する最新の研究動向
その前に、試験について再アナウンス
日時: 7月24日(水)10:30～
場所: 第2講義棟21号教室
その他: ノートや参考書などの持ち込みは禁止試験当日は学生証を持参すること試験で60点未満の場合は単位を出しません
授業アンケート
①大学としてのアンケート
②渡辺の講義に対するアンケート（任意）a. 講義内容に関する意見・感想
3. 光化学オキシダントと植物(3): 樹木に対するオゾンの影響
13. 気候変動と植物14. 高濃度CO2と植物15. 環境植物学に関する最新の研究動向
b. 講義自体に関する意見・感想・情報量、話すスピード、話し方、スライドの見やすさ 等々
