取扱説明書 - takagi-reiki.com · 各部の名称【外観】 cts-fa37 -b/cts-fa55 -b cts-fa75...
Transcript of 取扱説明書 - takagi-reiki.com · 各部の名称【外観】 cts-fa37 -b/cts-fa55 -b cts-fa75...
冷媒:R407C
【型式】
CTS-FA37C-B(工業用)/CTS-FA37S-B(食品用)/CTS-FA37T-B(海水用)-3.7kWCTS-FA55C-B(工業用)/CTS-FA55S-B(食品用)/CTS-FA55T-B(海水用)-5.5kWCTS-FA75C-B(工業用)/CTS-FA75S-B(食品用)/CTS-FA75T-B(海水用)-7.5kW
●このたびは、タカギ製品をお買い求めいただきまして、 まことにありがとうございます。
●この製品を安全にご使用いただくために、取扱説明書を よくお読みになり十分に理解してください。
●お読みになった後はいつも手元に置いてご使用ください。
2018.04.05.17-13
空冷一体形チリングユニット「屋外型」
取扱説明書
■ 安全表示ラベルについて
※ 特に重要と考えられる事項について、安全に取り扱うための表示ラベルを貼りつけています。
表示内容を確認し安全にご使用ください。
■ フロン排出抑制法による冷媒種類、冷媒充填量、GWP値(地球温暖化係数)の表示
※ この製品はフロン排出抑制法の第一種特定製品です。
下図の「表示ラベル」が貼り付けてあります。
フロン類をみだりに大気中に放出することは禁じられています。
この製品を廃棄・整備する場合には、フロン類の回収が必要です。
ラベルに冷媒番号、数量(冷媒充填量)、冷媒のGWP値(地球温暖化係数)および冷媒を
充填した事業者名が記載してあります。
この製品にはGWP値(地球温暖化係数)1,774のフロン類が封入されています。
廃棄・整備するときは、都道府県に登録された第一種フロン類充填回収業者にフロン類の回収を
依頼してください。このときフロン類の回収処理費用を機器廃棄者に負担いただくことになっています。
※ 機器の修理・運転・調整などにより、冷媒を回収・再充填を行い表示内容に
変更が生じたときは、冷媒量等を再記載してください。
■ フロン排出抑制法に基づく点検について
冷媒フロン類を適切に管理していただくために、全ての機器においてお客様ご自身による
簡易点検が義務づけられています。さらに管理する機器の圧縮機定格出力によっては
有資格者による定期点検(有償)も義務づけられています。
本製品の据付後、「点検記録簿(冷媒漏えい点検・整備記録簿)」を作成し、お客様に必ずお渡しください。
本製品を設置したときから廃棄するまでの点検等の履歴を「点検記録簿(冷媒漏えい点検・整備記録簿)」
に記載する必要がある旨を説明したうえで、お客様にお渡しください。
1年に1回以上定期点検 圧縮機定格出力7.5kW以上
(2)
有資格者
お客様(=所有者様)
点検者点検内容
・直接法
・間接法
・目視確認
・目視確認
(1)
簡易点検 すべての機器
対象機器
3ヶ月に1回以上
点検頻度
< ラベル >
< ラベル >
(4)
(3)
(2)
(1)
R407C 1,774
ペ-ジ■安全表示ラベルについて
■フロン排出抑制法について
■安全表示ラベル及びフロン排出抑制法ラベル貼付位置 ・・・・・・・・・・巻頭
■安全上のご注意
■各部の名称
■仕様表
■安全使用のお願い
■据付に関して
■配管工事に関して
■電気配線に関して
■電気配線図
■外形図
■温度調節器
■試運転
■運転-停止
■ファンコントロ-ラ
■高低圧圧力スイッチ
■異常表示と解除方法について
■保証に関してのご注意
目 次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15~17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18~19
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8~10
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1~3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・巻頭
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4~5
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・巻頭
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12~13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
■各部の名称【外観】●CTS-FA37□-B/CTS-FA55□-B
●CTS-FA75□-B
№ №① ⑪② ⑫③ ⑬④ ⑭⑤ ⑮⑥ ⑯⑦ ⑰⑧ ⑱⑨ ⑲⑩ ⑳
温度式自動膨張弁高低圧圧力スイッチ
排水口可溶栓制御盤
名称サイトグラス液電磁弁液出口操作弁
温度調節器
備考名称圧縮機冷却器受液器
備考
4
ファンコントロ-ラドライヤ-冷水入口冷水出口高圧圧力計
凝縮器ファン&モ-タ低圧圧力計
■各部の名称【スイッチボックス】【CTS-FA37□-B/CTS-FA55□-B/CTS-FA75□-B】
№①②③④⑤⑥
備考表示灯(シロ) 電源
5
ポンプ以外の異常を個別表示表示灯(ミドリ) 運転スイッチ 運転/停止
名称
端子台 制御盤接続用
表示灯(ダイダイ) ポンプ異常表示灯(ダイダイ)
①②
③
④
⑤
■仕様表【工業用】- CTS-FA37C-B CTS-FA55C-B CTS-FA75C-B-
kW 3.7 5.5 7.5℃-℃
型 式 - ZR61KCE-TF5 ZR84KCE-TF5 ZR125KCE-TF5冷 凍 機 油 種 類 -冷凍機油封入量 L 1.95 2.51 3.25法 定 ト ン - 1.47/1.77 2.02/2.43 2.97/3.58クランクケ-スヒ-タ W 70 90 90冷 却 方 式 -冷 却 能 力 ※ 1 kW 10.0/13.0 13.8/16.7 21.4/25.7消 費 電 力 ※ 2 kW 4.0/4.9 5.5/6.4 7.9/9.8運 転 電 流 ※ 2 A 16/19 22.4/25.6 31.1/36.8型 式 -基 準 冷 水 流 量 L/min 170 260 290水 頭 損 失 kPa 49 89 133
- TEZ2-2.5F/TEZ2-3.2F TEZ2-3.2F/TEZ2-4.9F TEZ5-5.0SL/TEZ5-7.5SL
高低圧圧力スイッチ -吐 出 管 サ ー モ -圧縮機サーマルリレ- A 24(設定値) 35(設定値) 48(設定値)凍 結防 止サ ーモ -モータプロテクタ -可 溶 栓 ℃フ ァ ン 径 φmm 426×3台 426×3台 426×6台モ - タ 出 力 W 63.2/81.6(KFC6-81D3P)×3台63.2/81.6(KFC6-81D3P)×3台 63.2/81.6(KFC6-81D3P)×6台
フ ァ ン 制 御 -L 12.2 12.2 14.1-- DML-164(1/2"F) DML-165(5/8"F) DML-165(5/8"F)- SGI-12S(1/2"S) SGI-16S(5/8"S) SGI-16S(5/8"S)- SEV-1004DXP(1/2"S) SEV-1205DXP(5/8"S) SEV-1205DXP(5/8"S)
- NRV12S NRV22S NRV22S圧縮機用電磁開閉器 - SW-N1/3Q-A SW-N2/3Q-A SW-N2S/3Q-Aサ-キットプロテクタ -補 助 リ レ - -反 相 リ レ - -ヒ ュ - ズ A 5(ガラス管) 5(ガラス管) 10(ガラス管)タ イ マ -
-蒸 発 温 度 ℃低 圧 圧 力 MPa高 圧 圧 力 MPa吸 入 管 温 度 ℃吐 出 管 温 度 ℃クランクケ-ス下部温度 ℃
kg 8 10 13Rc 1-1/2 (40A) 1-1/2 (40A) 2 (50A)Rc 1/2(15A) 1/2(15A) 1/2(15A)kg 415 480 585
注1)※1冷却能力は、周囲温度32℃・冷水出口温度が 5℃の場合です。注2)※2消費電力・運転電流は、周囲温度32℃・冷水出口温度が15℃の場合です。
DNS-D606(切:2.94MPa-入:2.44MPa)UT-435K(開:135℃±5K/閉:115℃±15K)
電子式デジタル表示(TC5520)「出荷時:5℃設定」
溶融温度75
電子式デジタル表示(TC5520)「出荷時:2℃設定」
電子式ファン制御
動力回路直切方式
冷水出入口配管口径
製 品 重 量
冷 媒 封 入 量
冷 水 ド レ ン 配 管 口 径
温 度 調 節 器
使用範囲
ド ラ イ ヤサ イ ト グ ラ ス液 電 磁 弁逆 止 弁
100以下40~70
ST7P-2スイッチボックス付 属 品
主要電装部品
HH54PLQE20NL
CP32D
型 式電 源呼 称 出 力冷 水 出 口 温 度 範 囲
6a
(-10~10)0.24~0.59
3相 200V-50/60Hz
5~15(清水)R407C(封入済)
0~40
POE(RL32-3MAF)
シェル&チュ-ブ(接液部:鉄・銅・樹脂)
0.6~2.620以下
自然通風
使 用 冷 媒周 囲 温 度
受 液 器 内 容 積
性能
圧縮機
冷 媒 制 御 膨 張 弁
凝縮器
冷却器
保護装置
■仕様表【食品用】- CTS-FA37S-B CTS-FA55S-B CTS-FA75S-B-
kW 3.7 5.5 7.5℃-℃
型 式 - ZR61KCE-TF5 ZR84KCE-TF5 ZR125KCE-TF5冷 凍 機 油 種 類 -冷凍機油封入量 L 1.95 2.51 3.25法 定 ト ン - 1.47/1.77 2.02/2.43 2.97/3.58クランクケ-スヒ-タ W 70 90 90冷 却 方 式 -冷 却 能 力 ※ 1 kW 10.0/13.0 13.8/16.7 21.4/25.7消 費 電 力 ※ 2 kW 4.0/4.9 5.5/6.4 7.9/9.8運 転 電 流 ※ 2 A 16/19 22.4/25.6 31.1/36.8型 式 -基 準 冷 水 流 量 L/min 170 260 290水 頭 損 失 kPa 49 89 133
- TEZ2-2.5F/TEZ2-3.2F TEZ2-3.2F/TEZ2-4.9F TEZ5-5.0SL/TEZ5-7.5SL
高低圧圧力スイッチ -吐 出 管 サ ー モ -圧縮機サーマルリレ- A 24(設定値) 35(設定値) 48(設定値)凍 結防 止サ ーモ -モ ー タ プ ロ テ ク タ -可 溶 栓 ℃フ ァ ン 径 φmm 426×3台 426×3台 426×6台モ - タ 出 力 W 63.2/81.6(KFC6-81D3P)×3台63.2/81.6(KFC6-81D3P)×3台 63.2/81.6(KFC6-81D3P)×6台
フ ァ ン 制 御 -L 12.2 12.2 14.1-- DML-164(1/2"F) DML-165(5/8"F) DML-165(5/8"F)- SGI-12S(1/2"S) SGI-16S(5/8"S) SGI-16S(5/8"S)- SEV-1004DXP(1/2"S) SEV-1205DXP(5/8"S) SEV-1205DXP(5/8"S)
- NRV12S NRV22S NRV22S圧縮機用電磁開閉器 - SW-N1/3Q-A SW-N2/3Q-A SW-N2S/3Q-Aサ-キットプロテクタ -補 助 リ レ - -反 相 リ レ - -ヒ ュ - ズ A 5(ガラス管) 5(ガラス管) 10(ガラス管)タ イ マ -
-蒸 発 温 度 ℃低 圧 圧 力 MPa高 圧 圧 力 MPa吸 入 管 温 度 ℃吐 出 管 温 度 ℃クランクケ-ス下部温度 ℃
kg 8 10 13Rc 1-1/2 (40A) 1-1/2 (40A) 2 (50A)Rc 1/2(15A) 1/2(15A) 1/2(15A)kg 415 480 585
注1)※1冷却能力は、周囲温度32℃・冷水出口温度が 5℃の場合です。注2)※2消費電力・運転電流は、周囲温度32℃・冷水出口温度が15℃の場合です。
6b
3相 200V-50/60Hz
5~15(清水)R407C(封入済)
0~40使 用 冷 媒周 囲 温 度
受 液 器 内 容 積
性能
冷水出入口配管口径冷 媒 封 入 量
冷 水 ド レ ン 配 管 口 径製 品 重 量
動力回路直切方式
電子式デジタル表示(TC5520)「出荷時:5℃設定」
電子式ファン制御
型 式電 源呼 称 出 力冷 水 出 口 温 度 範 囲
自然通風
圧縮機
付 属 品
CP32D
逆 止 弁
POE(RL32-3MAF)
冷却器
シェル&チュ-ブ(接液部:ステンレス・樹脂)
冷 媒 制 御 膨 張 弁
溶融温度75凝縮器
保護装置
電子式デジタル表示(TC5520)「出荷時:2℃設定」
DNS-D606(切:2.94MPa-入:2.44MPa)UT-435K(開:135℃±5K/閉:115℃±15K)
使用範囲
温 度 調 節 器ド ラ イ ヤサ イ ト グ ラ ス
0.24~0.590.6~2.6
QE20NLHH54PL
ST7P-2
20以下
40~70100以下
(-10~10)スイッチボックス
主要電装部品
液 電 磁 弁
■仕様表【海水用】- CTS-FA37T-B CTS-FA55T-B CTS-FA75T-B-
kW 3.7 5.5 7.5℃-℃
型 式 - ZR61KCE-TF5 ZR84KCE-TF5 ZR125KCE-TF5冷 凍 機 油 種 類 -冷凍機油封入量 L 1.95 2.51 3.25法 定 ト ン - 1.47/1.77 2.02/2.43 2.97/3.58クランクケ-スヒ-タ W 70 90 90冷 却 方 式 -冷 却 能 力 ※ 1 kW 10.0/13.0 13.8/16.7 21.4/25.7消 費 電 力 ※ 2 kW 4.0/4.9 5.5/6.4 7.9/9.8運 転 電 流 ※ 2 A 16/19 22.4/25.6 31.1/36.8型 式 -基 準 冷 水 流 量 L/min 170 260 290水 頭 損 失 kPa 49 89 133
- TEZ2-2.5F/TEZ2-3.2F TEZ2-3.2F/TEZ2-4.9F TEZ5-5.0SL/TEZ5-7.5SL
高低圧圧力スイッチ -吐 出 管 サ ー モ -圧縮機サーマルリレ- A 24(設定値) 35(設定値) 48(設定値)凍 結防 止サ ーモ -モ ー タ プ ロ テ ク タ -可 溶 栓 ℃フ ァ ン 径 φmm 426×3台 426×3台 426×6台モ - タ 出 力 W 63.2/81.6(KFC6-81D3P)×3台63.2/81.6(KFC6-81D3P)×3台 63.2/81.6(KFC6-81D3P)×6台
フ ァ ン 制 御 -L 12.2 12.2 14.1-- DML-164(1/2"F) DML-165(5/8"F) DML-165(5/8"F)- SGI-12S(1/2"S) SGI-16S(5/8"S) SGI-16S(5/8"S)- SEV-1004DXP(1/2"S) SEV-1205DXP(5/8"S) SEV-1205DXP(5/8"S)
- NRV12S NRV22S NRV22S圧縮機用電磁開閉器 - SW-N1/3Q-A SW-N2/3Q-A SW-N2S/3Q-Aサ-キットプロテクタ -補 助 リ レ - -反 相 リ レ - -ヒ ュ - ズ A 5(ガラス管) 5(ガラス管) 10(ガラス管)タ イ マ -
-蒸 発 温 度 ℃低 圧 圧 力 MPa高 圧 圧 力 MPa吸 入 管 温 度 ℃吐 出 管 温 度 ℃クランクケ-ス下部温度 ℃
kg 8 10 13- 1-1/2 (40A塩ビ管) 1-1/2 (40A塩ビ管) 2 (50A塩ビ管)- 1/2(13A塩ビ管) 1/2(13A塩ビ管) 1/2(13A塩ビ管)kg 415 480 585
注1)※1冷却能力は、周囲温度32℃・冷水出口温度が 5℃の場合です。注2)※2消費電力・運転電流は、周囲温度32℃・冷水出口温度が15℃の場合です。
40~70100以下
使用範囲
温 度 調 節 器ド ラ イ ヤサ イ ト グ ラ ス
付 属 品
CP32D
逆 止 弁
0.24~0.59(-10~10)
主要電装部品
QE20NL
液 電 磁 弁
スイッチボックス
動力回路直切方式
電子式デジタル表示(TC5520)「出荷時:5℃設定」
電子式ファン制御
溶融温度75
ST7P-2
自然通風
冷 媒 制 御 膨 張 弁
HH54PL
型 式電 源呼 称 出 力冷 水 出 口 温 度 範 囲
3相 200V-50/60Hz
3~15(海水)R407C(封入済)
0~40使 用 冷 媒周 囲 温 度
保護装置
受 液 器 内 容 積
6c
POE(RL32-3MAF)
冷却器
シェル&チュ-ブ(接液部:チタン・樹脂)
電子式デジタル表示(TC5520)「出荷時:2℃設定」
冷水出入口配管口径冷 媒 封 入 量
圧縮機
凝縮器
冷 水 ド レ ン 配 管 口 径製 品 重 量
0.6~2.620以下
性能
DNS-D606(切:2.94MPa-入:2.44MPa)UT-435K(開:135℃±5K/閉:115℃±15K)
■安全使用のお願い*本機の使用は、高圧ガス保安法・電気事業法(電気設備に関する技術基準等)・消防法等の 法律に従わなくてはなりません。
【感電防止】
電気工事業者によるD種設置工事を実施すること。(アースが不完全な場合は、感電の原因になります。)
漏電遮断器を取付けること。(漏電遮断器が取付けられていないと感電の原因になります。)
①本機に取付けてあるア-ス用接続ねじにアース線を正しく接続してください。 又、漏電遮断器は電気設備技術基準41条で取付が義務付けられています。
②電線類は、高温部(圧縮機・吐出配管・熱交換器)及び、傷つきやすい部分に接触しないよう にしてください。
③配線施工の後に必ず電路と大地間、及び電線相互間について絶縁抵抗を測定し、1MΩ以上 あることを確認してください。
【火災防止】①本機の近くに可燃物を置かないで下さい。
②電線類は、過熱防止のため配管など断熱材の中を通さないで下さい。
③電線類を踏んだり、はさんだりしないように注意してください。
【酸素欠乏について】①換気の悪いところ(地下室・通路など)で冷媒がもれると酸素欠乏になりますので、本機の周囲 の空気は常に換気してください。
(換気量は、法定能力1トン当たり2.5m3/min以上を基準にしてください。)
【使用冷媒】①本機の場合、R407C専用となっています。 (指定冷媒以外は絶対に使用しないで下さい。指定冷媒以外を使用した場合、故障の原因に なります。
【使用範囲内で】①仕様書に記載されている範囲内で使用してください。 (範囲内を逸脱して使用すると故障の原因になります)
【高圧ガス保安法について】①本機は、合算して20冷凍トン以上になる冷凍装置、又は、付属冷凍としての使用は出来ません のでご注意ください。
警告
注意
7
■据付に関して【据付前のお願い】
(1)上面が開放の場合 ①背面のみに障害物がある場合 ②背面・両側面に障害物がある場合
※①②共、障害物の高さは、本機の 高さ以下にしてください。
(2)上面にも障害物がある場合
背面に障害物がある場合
注意
注意
可燃性ガスの漏れる恐れのある場所へ据付けないこと。(万一ガスが漏れて本機の周囲に溜ると発火の原因になります。)
換気の悪い場所へ据付けないこと。(万一冷媒が漏れると酸素欠乏の原因になります。)
8
■据付に関して(つづき)
(1)上面が開放の場合 ①正面のみに障害物がある場合 ②正面・両側面に障害物がある場合
(2)上面にも障害物がある場合
※上・両側面は開放にしてください。 正面・背面のどちらかの障害物を 本機の高さ以下にしてください。
正面に障害物がある場合
正面・背面に障害物がある場合
9
■据付に関して(つづき)【本機の据付】
①異常音が発生しないよう基礎の強度、水平度を十分に確認して据付てください。
②下図の取付図にしたがってアンカボルトで確実に固定してください。 (M12ボルト・ナット4個)
据付けは、製品重量に十分耐えるところに確実に設置すること。(強度不足や取付が不完全な場合は、本機の転倒・落下の原因になります。)
10
警告台風・地震を考慮して所定の据付工事をすること。(据付工事に不備があると転倒など事故の原因になります。)
CTS-FA55□-Bの場合
CTS-FA75□-Bの場合
CTS-FA37□-Bの場合
警告
■配管工事に関して*本機は、冷媒配管工事の必要はありませんが、冷水配管工事が必要です。
【冷水配管】①本機の冷水回路は、水槽循環冷却回路方式です。 排水冷却(垂れ流し)では、使用できませんのでご注意ください。
②循環ポンプは、本機に内蔵されていませんので別途手配が必要です。 ※循環ポンプの流量選定については、P6の「仕様表」を参照してください。
(配管工事例) CTS-FA型チリングユニット以外の部品は、現地手配になります。
【配管接続先】◆冷水入口⇒ポンプ出口へ接続してください。◆冷水出口⇒水槽(戻り)へ接続してください。◆ドレン⇒排水溝へ流れるように接続してください。
【配管サイズ】
Rc1-1/2(40A)
Rc1-1/2(40A)
Rc2(50A)
現地工事範囲
Rc1/2(15A)
CTS-FA55C-B/FA55S-B
CTS-FA75C-B/FA75S-B
冷水入口
Rc1-1/2(40A)
Rc1-1/2(40A)
CTS-FA55T-B 1-1/2(40A)塩ビ管 1-1/2(40A)塩ビ管1/2(13A)塩ビ管
CTS-FA型チリングユニット
CTS-FA37T-B 1-1/2(40A)塩ビ管 1-1/2(40A)塩ビ管1/2(13A)塩ビ管
ドレン
Rc1/2(15A)
Rc1/2(15A)
Rc2(50A)
冷水出口CTS-FA37C-B/FA37S-B
11
CTS-FA75T-B 2(50A)塩ビ管 2(50A)塩ビ管 1/2(13A)塩ビ管
■電気配線に関して
【電源容量】①圧縮機モータ-は汎用モータ-より高出力設計になっていますので、呼称出力での電源容量検討には 充分注意してください。(循環ポンプ・負荷への送媒ポンプの容量も考慮してください)
配線太さ/遮断器容量呼称出力(kW)3.75.57.5
【電気配線の安全面でのお願い】①漏電遮断器(定格感度電流:30mA・定格動作時間:10msec)を必ず使用してください。
②D種接地工事は必ず専用端子に接続してください。
③配線接続部には、必ず丸型圧着端子を専用の圧着工具で圧着するか、半田づけしたもので配線して ください。
④導電部が露出しないように制御盤の蓋は、必ず閉めてください。又、その他のパネルやカバ-も必ず 取付けてください。
⑤屋外の配線部品は防滴・防水仕様のものを使用してください。
⑥配線は高温部や傷つきやすい部分に接触しないようにしてください。
12
5030mまで
14CTS-FA55□-BCTS-FA75□-B
75100
148
(A)CTS-FA37□-B
型式
警告
警告
電気工事は「電気設備に関する技術基準」・「内線規定」及び、取扱説明書に従って施工し必ず専用回路とすること。(電源回路容量不足や施工不備があると感電・火災の原因になります。)
(法律によるD種設置工事が必要です。アースが不完全な場合は感電の原因になります。アース線はガス管・水道管・電話のア-ス線に接続しないで下さい。)
配線太さ(mm2) 漏電遮断器容量
(施工不備があると火災などの原因になります。)
配線は所定の電線を使用して確実に接続し、端子接続部に電線の外力が伝わらないように確実に固定すること。
警告ア-スは必ず取付けること。
■電気配線に関して(つづき)【配線接続位置】 ※スイッチボックスは、付属品です。
【端子台への配線】①本機の制御盤に、電源線を(図-1)の端子台「R・S・T」へ接続してください。(φ3・AC200V-50/60Hz) ※電線太さは、「電源容量」を参照してください。
②(図-1)制御盤の端子台と(図-2)スイッチボックスの端子台の同一№(記号)を接続してください。
※配線本数は電気配線図を参照してください。(電線太さは、1.25mm2を推奨)
【注意事項】①(図-3)は、反相リレ-です。 圧縮機の逆転防止用として組込んでいます。電源投入後LED(赤)の点灯の有無を確認してください 点灯していれば正相「正常」です。点灯していなければ(図-1)で接続した電源線3本のうち2本を 入れ替えてください。
②スイッチボックスは、屋内設置型です。屋外には設置しないでください。
13
■外形図【CTS-FA37□-B/FA55□-B】
※冷水入口・冷水出口及びドレンの接続口径は、P11「配管サイズ」を参照してください。※ドレン寸法の187は、CTS-FA37T-B/FA55T-Bの場合191になります。
15
■温度調節器【各部の名称】「表側」
「裏側」端子接続部
注1)矢印は、温度が上昇した時接点の動作方向を表しています。注2)センサは、冷水温度制御用・凍結防止温度制御用どちらもサーミスタセンサです。 ※センサ抵抗値:1850Ω±30Ω(at:25℃)
設定キ-を押して点灯した時、凍結温度の設定が出来ます。設定キ-を押して点滅した時、ディファレンシャルの設定が出来ます。
各種設定の時、設定値の数値を大きくする時に押します。各種設定の時、設定値の数値を小さくする時に押します。
デジタル表示部に各種設定値を表示させる時に使用します。押す毎に表示が切り替わります。(【設定のしかた】を参照)
⑦アップキ-⑧ダウンキ-
設定キ-を押して点滅した時、ディファレンシャルの設定が出来ます。
18
名称①デジタル表示部②冷却LED表示ランプ③凍結LED表示ランプ④冷却設定LED表示ランプ⑤凍結設定LED表示ランプ
⑥設定キ-
内容冷水温度・設定値・異常時のエラ-を表示します。冷水温度制御出力が「ON」(冷却中)の時点灯します。凍結設定温度に達すると制御出力が「ON」(凍結)の時点灯します。設定キ-を押して点灯した時、冷水温度の設定が出来ます。
■温度調節器(つづき)【設定のしかた】
注1)⑥設定キー・⑦アップキー・⑧ダウンキ-を操作中、約5秒操作なしの状態が続くと冷水温度 (現在温度)表示に戻ります。注2)⑦アップキー・⑧ダウンキ-特殊操作として同時に押している間は、凍結温度センサ挿入部 の現在温度を表示します。注3)各種設定値は、停電があっても記憶しています。但し、変更操作中に停電があった時は 記憶しない場合があります。なお設定中は、前の設定値で制御します。
【異常表示】エラ-表示
Er
注1)上表のエラ-表示が出た時は、循環ポンプ以外はすべて停止になります。注2)エラ-表示の解除は、異常原因が解消したときになります。注3)CPUエラ-の発生時は、製品の故障と考えられますので修理が必要です。 電源投入時に異常を検出します。
L-1
L-2
冷水温度制御用
凍結防止温度用
各制御出力の状態
H-1
H-2
- CPU異常
異常原因
センサ断線又は、測定温度 < -55℃
冷水温度制御用
凍結防止温度用
センサ種別
センサ短絡又は、測定温度 > 65℃
19
冷水温度制御・凍結防止制御すべて「OFF」
※本機は、停止します。
■試運転【運転する前に】
【液出口操作弁の操作方法】(図-1)・・・弁棒バックシ-ト位置 →通常この位置で使用します。 ※工場出荷時の状態です。(図-2)・・・弁棒中間シ-ト位置 →すべての方向が開状態になります。(図-3)・・・弁棒フロントシ-ト位置→サービスポ-ト・ドライヤ側が開状態になります。
●弁棒の開閉は、ストッパに当たるまで操作してください。それ以上に力を加える必要はありません。
(液出口操作弁の開閉状態)
↓
制御盤内の切換スイッチを「手元」にすると液電磁弁が開になり圧縮機が運転開始します。 ※①の手順後、3分以内は無効です。
↓
そのまま連続運転して冷水温度が仮設定値まで到達して圧縮機が自動的に停止することを確認してください。停止後は、循環ポンプのみ運転させ冷水温度が上昇したら圧縮機が自動的に運転することを確認してください。※但し、停止後3分以内は冷水温度が上昇しても運転しません。
運転スイッチを「ON」する前に次の手順で循環ポンプが正常に運転し、なお且つ水が循環し水漏れが無いことを確認してください。又、操作弁の弁棒位置を再確認してから試運転を行ってください。
制御盤内の#R2-#14間を短絡して漏電遮断器とサーキットプロテクタを「ON」すると、循環ポンプのみ運転できます。※冬季-凍結防止サーモを取付けている場合は、設定値が冷水温度以下であれば運転できます。
↓
温度調節器をP19「設定のしかた」を参照して設定してください。仮設定にして正規設定値より少し高めにしてください。
①循環ポンプのみ運転する⇒
②温度調節器を設定する ⇒
⑤試運転終了/最終確認 ⇒
↓
制御盤内の切換スイッチを「切」にすると圧縮機が停止しますので「遠隔」に切換えてください。サーキットプロテクタを「OFF」にし①の#R2-#14間の短絡線を外してください。又、温度調節器の設定値を正規に入力してください。最後にスイッチボックス操作で運転/停止動作を確認してください。
20
③圧縮機を運転する ⇒
④自動運転「可」を確認する⇒
■運転・停止【日常の運転/停止】
「運転」※水槽内に水が入っていること及び水配管にバルブを取付けた場合は、バルブが開になっていることを 確認してください。
「停止」
運転スイッチ「OFF」にすると全停止します。
【異常停止】本機に異常が発生すると下記のような停止になります。(表示灯が点灯します。)①圧縮機に異常が発生した場合・・・・・・・⇒圧縮機停止。(循環ポンプは停止しません。)②循環ポンプに 異常が発生した場合・・・⇒全停止。③凍結異常が発生した場合 ・・・・・・・・・⇒圧縮機停止。(循環ポンプは停止しません。)
漏電遮断器(ブレ-カ)での運転/停止操作はしないで下さい。
温度調節器デジタル表示部が点滅し、3秒後に「現在温度」が表示される。※点滅しない場合は、電源線が逆相です。(P13参照)
日常の運転/停止は、スイッチボックスの運転スイッチで行ってください。「遠隔運転」
漏電遮断器 「OFF」 ※ 長 期 間 停 止 の 場 合 の み
21
運転スイッチ「ON」
↓
漏電遮断器・サーキットプロテクタ「ON」
温度調節器の設定値を再確認してください。循環ポンプすぐに運転しますので水の流れを確認してください。圧縮機は、設定値が「現在温度」より約2℃以上低ければ運転を開始します .※圧縮機は、一旦停止すると条件に拘らず約3分間は運転しません。
※1)冷水温度が設定値まで下がると圧縮機は、自動停止しますが循環ポンプは停止しません。
※2)循環ポンプを運転してから30秒間は、液電磁弁は開きませんので圧縮機は運転しません。
↓
↓
運転スイッチ「OFF」
冷 却 開 始
■高低圧圧力スイッチ※設定値を確認してください。
<名称及び調整範囲>
高低圧圧力スイッチ (型式:DNS-D606) CTS型 全機種に装備
名称及び調整範囲No 表示① 入切差調整ネジ DIFF MPa 0.25 MPa② 低圧“入”値調整ネジ RANGE MPa 0.3 MPa③ 高圧“切”値調整ネジ RANGE MPa 2.8 MPa
出荷時の設定値
注1) 高圧側のRANGE(OFF)値は、法規上出荷値より高く設定することはできません。注2) 低圧側はRANGE及びDIFF共設定値の変更はできますが、DIFF値がRANGE値
より大きくならないようにして下さい。(DIFF値が大きいと真空状態になる) 低圧『入』値 → RANGE値 低圧『切』値 → RANGE値-DIFF値 高圧『切』値 → RANGE値
名 称
23
調整範囲 出荷時の目盛位置 0.06~0.4 -0.06~0.6 0.8~3.0
低圧側
高圧側
O N
OFF
O N
OFF 2.8±0.05 Mpa
2.3±0.15 Mpa
0.05±0.02 MPa
0.3±0.02 MPa
■異常表示と解除方法について
【異常表示灯の内容とその解除方法】
※解除方法は、いずれの場合も異常内容が解消された時にリセットされます。
【異常値】
解除方法
・運転スイッチによるリセット(図-3)
・圧縮機→停止・ポンプ→運転継続
・運転スイッチによるリセット(図-3)
24
・運転スイッチによるリセット(図-3)
(図-2)点灯
・異常(凍結)(冷水温度が凍結設定以下になってい
・圧縮機→停止・ポンプ→運転継続
本機は、付属品のスイッチボックスを使用した場合に、異常発生時に盤面の表示灯が点灯します。異常内容・解除について説明します。
開:135/閉:115
24 35 48
開:2.94/閉:2.26
異常(過電流) サーマル設定値(A)
異常(高圧)圧力設定値(MPa)
異常(吐出ガス)吐出管サーモ(℃)
・運転スイッチによるリセット(図-3)
異常表示灯の状態
CTS-FA37□-B CTS-FA55□-B CTS-FA75□-B
・運転スイッチによるリセット(図-3)
「スイッチボックス」
・異常(高圧)・圧縮機→停止・ポンプ→運転継続
・異常(過電流)・圧縮機→停止・ポンプ→運転継続
(図-1)点灯
・異常(吐出温度)
・ポンプ異常(過電流)
・圧縮機・ポンプ→全停止
その時の異常内容 その時の本機の状態
(図-1)
(図-2)
(図-3)
■保証に関するご注意【無償保証期間】
【保証できない範囲】①指定冷媒・指定冷凍機油以外のものを封入して使用した場合。
②本製品の取扱説明書の仕様書に記載の使用範囲を逸脱して使用した場合。
③本製品を改造して使用した場合。
④本製品に組み込まれている保護機器を取り外したり、設定値を変更して使用した場合。
⑤本製品の据付・施工・試運転調整・保守管理等、ご使用上の誤りよって不具合が起きた場合。
⑥日本国外で使用した場合。
⑦冷却システムの設計上の問題によって不具合が起きた場合。
⑧市中電源以外の特殊な電源装置を使用した場合。
⑨天災・火災等により不具合が起きた場合。
⑪車両・船舶等移動式として使用した場合。
⑫被冷水の用途を誤って使用した場合。
お引渡し後1年間といたします。但し、下記事項【保証できない範囲】により故障した場合は、保証期間中であっても有償となります。
⑩空気中に塩分・硫化ガス、その他の腐食性ガスが含まれている場所に取り付けたことによって不具合が起きた場合。
25