西区勉強会 PCのバックアップ・リストアについて
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PCのバックアップ・リストアについて
Twitter: @tailhome
おことわり
プログラムコードは一切出てきません
System Rescue CDという ディストリビューション?の使い方の 紹介のようなものです
流行のようなもの
仮想化大人気 kvm, lxc イメージの保存・復元が超簡単
構成管理(設定の自動化)も大人気 pappet, chef (,Docker)
Immutable Infrastructure というもの (システムの)バックアップとか原始人のやることだよね
それでなぜ物理マシン相手か
当面は物理マシンで開発作業するであろうと
設定手順の自動化など考えずに鰻屋のタレほどじゃないけど長い時間かけて熟成された設定のサーバだってあるんですよ!
年末なので大掃除のついでにバックアップ
ユースケースあるいはシナリオ
HDDの故障に備えて(←重要)
大容量のHDDに乗り換えるために
動く環境をそのままヨソに保存しておく 何かあったらHDD調達して復元する
今回はシステムドライブ(C:とか)がターゲット (データのバックアップは適宜お願いします)
今どき作業環境作るのは大変だ
OSインストールして必要に応じてドライバ入れてアプリケーションインストールしてアクティベートしてWindows Updateかけると まる1日以上かかる
この時間を二度と繰り返したくない
再インストールに慣れておいたほうがいいよね という考えの人もいますので人それぞれです
バックアップとレストア
バックアップとは
レストアとは
パーティション構成の記録
パーティション内容の保存
パーティション構成の復元
パーティション内容の復元
ブートローダ(他)設定
ディスクのパーティション構成 MS-DOS GPT
MBR
基本パーティション(/dev/sda1~ sda4)
拡張パーティション
パーティション1(/dev/sda1)
パーティション2(/dev/sda2)
論理パーティション(/dev/sda5~ )
論理パーティション
ブートローダパーティション1パーティション2パーティション3パーティション4
MBR (互換のため)
GPTヘッダ (1)
エントリ1エントリ2
:
Windows編
Windows標準のバックアップが使える場合がある(エディションによる)
ディスクまるごとddでコピーする手も
System Rescue CDでの方法について
パーティション構成(MS-DOS)
基本パーティション/dev/sda1 (NTFS)
パーティション構成(GPT)
System Rescue CDを使って
パーティション構成は fdisk(MS-DOS), gdisk/ parted/ gparted(両方)で作成
パーティションの保存・復元はpartimage
MS-DOS: MBRのブートローダ復元 install-mbr /dev/sda
GPT: EFIのブートエントリ登録 efibootmgr
Boot0002 Windows Boot Manager HD(1,28,..)File(¥EFI¥Microsoft¥Boot¥bootmgfw.efi)..
復元したが起動しない(1)
WindowsのインストールDVDで修復…
復元したが起動しない(2)
アクティブパーティションの設定を忘れた
ディスクIDが合わない (ディスク交換) → fdiskの拡張メニューから設定
ntfsの諸元がおかしい (パーティション移動) → partclone.ntfsfixbootで修正
Linux編
System Rescue CDの本領?発揮
VPS等でも起動・操作する手段があれば まるごとバックアップ・レストア可
設定やインストールが込み入りすぎて 二度と同じものが作れない気がする場合
パーティション構成(1)
例えばCentOS6のデフォルト構成
マウント先 中身とか
/boot カーネル、initrd、
ブートローダ設定
swap スワップ領域
/ /boot以外の全部
パーティション構成(2)
実際の割り当ては
マウント先 基本パーティション LVM使用
/boot /dev/sda1 /dev/sda1
swap /dev/sda2 (/dev/sda2)
/dev/dm-1
/dev/dm-0 / /dev/sda3
パーティション構成(3)
マウントしてる対象 (fstabを見る) - デバイス名 (/dev/sdaN) - ディスクラベル (label=????) - UUID
パーティションはfdisk/(g)partedで作成
LVMをコマンドラインで設定すると面倒 (pvcreate, vgcreate, lvcreate)
UUIDは tune2fs –U で付与
パーティション内容を保存・復元
ファイルシステムにより道具が変わる
ファイルシステム 保存・復元コマンド
ext2/ext3/ext4 dump, restore
xfs xfs_dump,
xfs_restore
raiserfs tar (本当?)
ブートローダの復元
LiveCD or System Rescue CDで起動して、復元対象のOSが立ち上がった状態で ブートローダを(再)インストール ex. # grub-install /dev/sda
おわりに
(開発環境の手入れを行う)道具としてSystem Rescue CDの紹介をしました
日頃の練習大事
常用してると少しトラブル慣れします