表紙 - osaka- · PDF file平成29年4月1日~平成29年9月30日 ごあいさつ...

6
平成29年4月1日~平成29年9月30日 ごあいさつ 日頃から大阪信用金庫をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。 みなさまのご支援に心より感謝申し上げます。 地域のみなさまに引き続き安心してお取引いただくために、当金 庫の経営内容をはじめ地域貢献活動などについてわかりやすく説 明した「だいしん半 期ディスクロージャー」( 平 成29年4月~9月) を作成いたしましたのでどうぞご覧ください。 平 成29年 度 上 期は、外 国 人 観 光 客 の 増 加によるインバウンド 需要に加え、世界経済が堅調に推移していることもあり、景気は緩 やかな回復が続いております。また、長らく低迷が続いていた個人 消費についても、明るい兆しが見えています。 このような経済環境のなか、当金庫は地元中小企業のみなさま にタイムリーな資 金 提 供を行うなど地 域 金 融に徹することで、業 績は概ね順調に推移いたしました。 これもひとえに地域のみなさまの長年にわたるご支援の賜物と 深く感謝いたします。 平 成29年10月には、経 営 陣の世 代 交 代を進め、樋 野 征 治が 会長に、髙井 嘉津義が理事長に就任いたしました。新体制におき ましても堅 実 経 営に努めますとともに、「この街のホームドクター」 として、お客さまと地 域 社 会の発 展 繁 栄に全力を尽くしてまいりま すので、変わらぬご支援ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。 平成29年11月

Transcript of 表紙 - osaka- · PDF file平成29年4月1日~平成29年9月30日 ごあいさつ...

Page 1: 表紙 - osaka- · PDF file平成29年4月1日~平成29年9月30日 ごあいさつ 日頃から大阪信用金庫をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

平成29年4月1日~平成29年9月30日

ごあいさつ 日頃から大阪信用金庫をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。みなさまのご支援に心より感謝申し上げます。 地域のみなさまに引き続き安心してお取引いただくために、当金庫の経営内容をはじめ地域貢献活動などについてわかりやすく説明した「だいしん半期ディスクロージャー」(平成29年4月~9月)を作成いたしましたのでどうぞご覧ください。 平成29年度上期は、外国人観光客の増加によるインバウンド需要に加え、世界経済が堅調に推移していることもあり、景気は緩やかな回復が続いております。また、長らく低迷が続いていた個人消費についても、明るい兆しが見えています。 このような経済環境のなか、当金庫は地元中小企業のみなさまにタイムリーな資金提供を行うなど地域金融に徹することで、業

績は概ね順調に推移いたしました。 これもひとえに地域のみなさまの長年にわたるご支援の賜物と深く感謝いたします。 平成29年10月には、経営陣の世代交代を進め、樋野 征治が会長に、髙井 嘉津義が理事長に就任いたしました。新体制におきましても堅実経営に努めますとともに、「この街のホームドクター」として、お客さまと地域社会の発展繁栄に全力を尽くしてまいりますので、変わらぬご支援ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

平成29年11月

Page 2: 表紙 - osaka- · PDF file平成29年4月1日~平成29年9月30日 ごあいさつ 日頃から大阪信用金庫をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

 今年7月に来店不要型店舗「だいしん未来支店」を開店し、また、「だいしんベターライフ」定期預金など、金利上乗せの定期預金を発売しお客さまから大変好評を得ました。平成29年9月末の預金残高は、前年度末より2,210億円(8.81%)増加し、2兆7,276億円となりました。

預金について

■預金残高推移

0

21,000

23,000

22,000

28,000

26,000

25,000

27,000

24,000

(億円) (億円)

平成29年9月末

2兆7,276億円

平成28年9月末 平成29年3月末

2兆5,066億円

■貸出金残高推移

平成29年9月末0

12,500

14,000

13,000

13,5001兆3,519億円

1兆2,788億円

平成28年9月末 平成29年3月末

1兆3,199億円

預金2兆7,000億円達成!

■収益状況の推移

業務純益

0

6,000

4,000

2,000

10,000

8,000

平成29年9月末

7,2936,205

平成27年9月末

平成28年9月末

6,460

(百万円) 当期純利益

0

6,000

4,000

2,000

10,000

8,000

平成29年9月末

5,084 5,471

平成27年9月末

平成28年9月末

6,294

(百万円)経常利益

0

6,000

4,000

2,000

10,000

8,000

平成29年9月末

7,020

平成27年9月末

平成28年9月末

(百万円)

積極的な融資の推進や堅実な資金運用により、安定した収益を確保することができました。

 インバウンド需要に加え、世界経済が堅調に推移していることもあり、景気全体は緩やかな回復が続くなか、地域の資金需要に積極的にお応えしました結果、平成29年9月末の貸出金残高は、前年度末より319億円(2.41%)増加し、1兆3,519億円となりました。

7,2128,349

貸出金について

2兆4,335億円

預金および貸出金の状況

収益の状況

Page 3: 表紙 - osaka- · PDF file平成29年4月1日~平成29年9月30日 ごあいさつ 日頃から大阪信用金庫をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

❹その他有価証券で時価のあるもの

(注)1.貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいています。  2.上記の「その他」は、外国証券及び投資信託等です。   3.時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券は本表には含めていません。

単位:百万円

種 類 貸借対照表計上額 取得原価 差 額

平成29年3月末

株 式債 券 国 債 地方債 社 債その他小 計株 式債 券 国 債 地方債 社 債その他小 計

4,974208,78260,99823,342124,44268,391282,1485,15923,1824,896299

17,987107,660136,002418,151

4,254201,10058,70922,427119,96465,807271,1625,61323,5795,058300

18,220111,024140,217411,380

7197,6812,2899144,4772,58310,985△454△396△161△0

△233△3,364△4,2146,770

貸借対照表計上額 取得原価 差 額

平成29年9月末

7,251205,88455,13323,228127,52184,489297,6253,06324,2444,978299

18,967134,787162,094459,720

6,184199,08453,21922,427123,43682,273287,5423,31624,4555,056300

19,098138,855166,626454,169

1,0676,7991,9138004,0842,21610,083△253△210△78△0

△131△4,068△4,5325,551

貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの

貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

合 計

(注)1.時価は期末日における市場価格等に基づいています。 2.上記の「その他」は、外国証券です。 3.時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券は本表には含めていません。

❷満期保有目的の債券で時価のあるもの 単位:百万円

種 類 貸借対照表計上額 時 価 差 額

平成29年3月末貸借対照表計上額 時 価 差 額

平成29年9月末

国 債地方債社 債その他小 計国 債地方債社 債その他小 計

109,2291,4265,94913,891130,498

ー3,0171,0008,80212,819143,318

113,2881,5906,29714,536135,713

ー3,0129838,35412,350148,063

4,0581633476445,215ー△5△16△447△4694,745

104,8554,3624,93912,895127,053

ー4,1911,00010,30115,493142,546

108,2904,5345,27013,557131,652

ー4,1349969,86514,996146,649

3,4351713306614,599ー

△57△3

△436△4974,102

時価が貸借対照表計上額を超えるもの

時価が貸借対照表計上額を超えないもの

合 計

❶売買目的有価証券 該当するものはございません。

❸子会社・関連会社株式で時価のあるもの 該当するものはございません。

残 高 構成比8.3%0.0%0.0%0.0%8.2%0.0%0.1%1.7%7.0%3.7%29.5%

(20.4%)

業 種平成29年9月末現在

 当金庫は地域金融機関として、地元のお客さまからお預かりした資金を特定の業種に偏ることなく、地元のみなさまに幅広くご利用いただいています。

有価証券の時価情報

貸出金の業種別内訳

製造業農業、林業漁業鉱業、採石業、砂利採取業建設業電気、ガス、熱供給、水道業情報通信業運輸業、郵便業卸売業、小売業金融業、保険業不動産業 (内 不動産賃貸業)

113,0682345456

111,4713191,71123,40495,45551,206399,089

(276,836)

残 高 構成比0.2%0.3%0.5%0.9%1.3%0.0%1.7%4.0%9.7%22.0%

100%

単位:百万円

業 種物品賃貸業学術研究、専門・技術サービス業宿泊業飲食業生活関連サービス業、娯楽業教育、学習支援業医療、福祉その他のサービス業地方公共団体個人

2,8614,1347,48013,36918,6261,26724,13454,302131,853297,655

1,351,938合 計

Page 4: 表紙 - osaka- · PDF file平成29年4月1日~平成29年9月30日 ごあいさつ 日頃から大阪信用金庫をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

平成29年9月末現在

■破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産、会社更生、民事再生などの法的に経営破綻に陥っている債務者と、法的な経営破綻に陥っていないものの深刻な経営難の状態にあり、実質的に経営破綻に陥っている債務者に対する債権

■要管理債権 3ヵ月以上延滞債権および貸出条件緩和債権

■危険債権 経営破綻に陥っていないものの深刻な経営難の状態にあり、経営改善の進捗状況が芳しくなく、今後経営破綻に陥る可能性の大きい債務者に対する債権

■正常債権 自己査定で債務者区分を行った債権のうち上記以外の債権

単位:百万円

区 分

46,888

8,162

36,520

2,206

44,037

7,495

34,625

1,917

2,851

667

1,895

289

89.63%

100.00%

89.55%

65.49%

34.46%

100.00%

30.79%

19.91%

開示残高(A) 保全額(B) 担保・保証等による回収見込額(C) 貸倒引当金(D) 保全率 引当率

金融再生法上の不良債権

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

危険債権

要管理債権

正常債権

合 計

(注)保全率=(B)/(A) 引当率=(D)/[(A)-(C)]

用語のご説明

52,308

8,162

40,778

3,368

1,349,706

1,402,014

◆自己資本額は、前年度末より5,636百万円 増加して108,427百万円となりました。 自己資本比率は、積極的に貸出金を推進し たこと等によりリスク・アセットが増加した結 果、前年度より0.21ポイント低下しました。

自己資本額 自己資本比率

(億円) (%)

0

900

950

1,100

1,000

1,050

0

2

4

6

8

10

平成28年9月末 平成29年3月末 平成29年9月末

国内基準4%

■自己資本比率と自己資本額の推移

■金融再生法に基づく開示債権の保全状況(単体) ■不良債権比率の推移

■自己資本の構成に関する開示事項

■自己資本の充実度に関する事項

 自己資本比率は、金融機関の健全性・安全性を表す重要な指標のひとつです。国内のみで営業する金融機関は、4%以上を維持することが義務付けられています。 当金庫の自己資本比率は4%を大きく上回り、経営の健全性・安全性を確保しています。

8.67%

項 目

コア資本に係る基礎項目の額(イ)

コア資本に係る調整項目の額(ロ)

自己資本の額((イ)-(ロ))(A)

リスク・アセット等の合計額(B)

単体自己資本比率(A)/(B)

平成29年9月末平成28年9月末

98,462

164

98,297

1,133,074

8.67%

平成29年3月末

102,923

131

102,791

1,177,323

8.73%

108,634

207

108,427

1,272,272

8.52%

単位:百万円

項 目平成29年9月末平成28年9月末

リスク・アセット 所要自己資本額 リスク・アセット 所要自己資本額 リスク・アセット 所要自己資本額

1,081,132

51,941

1,133,074

1,218,926

53,345

1,272,272

43,245

2,077

45,322

1,123,977

53,345

1,177,323

平成29年3月末

44,959

2,133

47,092

48,757

2,133

50,890

単位:百万円(注)1.所要自己資本の額=リスク・アセット×4%  2.当金庫は、基礎的手法によりオペレーショナル・リスク相当   額を算定しています。

(%)

0

2

1

3

4

7

6

5

信用リスク・アセットの額の合計額(イ)

オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額(ロ)

合計(イ)+(ロ)

(注)自己資本比率の算出方法を定めた「信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第21号)」に基づき算出しています。なお、当金庫は国内基準を採用しています。

982億円

1,027億円

1,084億円8.73% 8.52%

 金融再生法に基づく不良債権は523億円となり、前年度末より71億円減少しました。 また、不良債権比率は3.73%となり、前年度に比べ0.61ポイント改善しました。

平成28年9月末

平成29年3月末

平成29年9月末

5.06%4.34%

3.73%

自己資本の状況

不良債権の状況

〈オペレーショナル・リスク相当額(基礎的手法)の算定方法〉粗利益(直近3年間のうち正の値の合計額)×15%直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数

Page 5: 表紙 - osaka- · PDF file平成29年4月1日~平成29年9月30日 ごあいさつ 日頃から大阪信用金庫をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

 今年6月、一般社団法人全国信用金庫協会主催、第20回信用金庫社会貢献賞において「Face to Face賞」を受賞しました。 受賞対象となった「大阪芸術大学との産学連携プロジェクト」は、地域貢献活動の一環として、地元芸術大学の学生に対する育成支援を目的としており、将来デザイナーを目指す大学生に実践的な作品発表の場を提供しています。 この受賞を励みに、今後も「この街のホームドクター」として、地域創生に取り組んでまいります。

トピックス・文化活動

第20回信用金庫社会貢献賞「Face to Face賞」受賞

 7月7日、当金庫74番目の支店として、来店不要型店舗「だいしん未来支店」を開店しました。 また、お客さまの利便性を向上させるため、テレホンバンキングによる定期預金の受け入れなどのお取引を可能にしました。

来店不要型店舗「だいしん未来支店」開店

 今年10月、樋野会長、髙井理事長の就任にともない、「新会長・新理事長就任披露宴 オーナーズクラブ講演会と総会・懇親会」をホテルニューオータニ大阪にて開催し、668名のお客さまにご参加いただきました。 講演会では、元プロ野球選手の桑田真澄氏をお招きし、「夢をあきらめない」というテーマでご講演いただきました。

新会長・新理事長就任披露宴オーナーズクラブ講演会と総会・懇親会開催

 5月15日、「西淀支店」を近隣の新店舗へ移転し、営業を開始しました。 それに伴い移転当日、「新築移転オープンセレモニー」を開催しました。

「西淀支店」新築移転オープン

 若手経営者の会「だいしん THE NEXT」では、講演会や勉強会を積極的に実施し、会員企業の相互交流を深めています。 9月の定例会では、国際政治学者の三浦瑠麗氏をお招きし、「今後の国際情勢をどう読むか」というテーマでご講演いただきました。

だいしん THE NEXT定例会開催

 グルメ・講演や日帰りバスツアーなどを主体とした女性だけの楽しいサークル「カトレアフレンド」では、5月に劇団四季「CATS」観劇会と総会・懇親会を実施し、140名のお客さまにご参加いただきました。

カトレアフレンド「CATS」観劇会

 一流・老舗旅館、ホテルを使った楽しい旅のサークル、だいしん旅行友の会「万両」では、6月12日から7月12日にかけて、「信州ビーナスラインと安曇野を訪ねて上諏訪温泉1泊2日」を実施しました。この旅行には12班編成で1,534名のお客さまにご参加いただきました。

信州ビーナスラインと安曇野を訪ねて上諏訪温泉1泊2日

 一流劇場でお芝居を楽しんでいただくサークル、だいしん観劇友の会「千両」では、7月に新歌舞伎座において、「五木ひろし特別公演 坂本冬美特別出演」の貸切公演を行い、1,100名のお客さまにご来場いただきました。

「五木ひろし特別公演坂本冬美特別出演」の貸切公演

樋野会長

髙井理事長

Page 6: 表紙 - osaka- · PDF file平成29年4月1日~平成29年9月30日 ごあいさつ 日頃から大阪信用金庫をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

あなたの経営課題を解決します

お客さま、地域社会の発展に貢献いたします

 第6回「大阪府内信用金庫合同ビジネスマッチングフェア2017」を開催し、来場者は4,500人を超える盛大な商談会となりました。

ビジネスマッチングフェア 2017の開催 大阪が抱える社会課題を解決する事業者を支援する「おおさか社会課題解決ファンド」を、大阪府とフューチャーベンチャーキャピタルとの提携により創設しました。

「おおさか社会課題解決ファンド」を創設

 当金庫は、経済産業省より「地域プラットフォーム」の代表機関として認可を受けており、中小企業の皆さまを積極的に支援しています。

地域プラットフォームの代表機関として  定期的な景気動向調査やタイ

ムリーな特別調査を実施しています。調査結果は広く公表し、テレビ・新聞等多くのメディアで紹介されています。

調査・研究・情報提供活動

 岸和田市の竹林で、第7回「アドプトフォレスト」ボランティア森林保全活動を行いました。

アドプトフォレスト「大阪信用金庫の森」活動の実施 近畿大学経営学部からの依頼により、「学生

向け交流会・見学会」を開催し、100名を超える学生が参加しました。

近畿大学学生向け交流会・見学会開催 社会貢献活動の一環として、毎年「信用金庫の日」に店舗周辺の清掃や献血を行っています。

ボランティア活動への取り組み

 お取引先の「エコアクション21」導入をサポートするセミナーを開催しました。

「エコアクション21導入セミナー」の開催 プロバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」とオフィシャルプレミアムパートナー契約を締結しました。また、今年もバスケットボール大会「大阪エヴェッサジュニアカップ」に特別協賛しました。

「大阪エヴェッサ」とパートナー契約を締結

 地域の繁栄・安全を願う毎年恒例の「五條宮夏祭り」に、「だいしん神輿」として参加しました。

五條宮夏祭りに参加 東大阪市が設置する「ラグビーのまち東大阪基金」へ寄附を行いました。 

「ラグビーのまち東大阪基金」へ寄附 大阪芸術大学で、年2回全4講義の寄附講座を開催しています。 

大阪芸術大学で寄附講座を開催

お取引先への支援

環境活動・地域貢献活動