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20 発行日 平成26年5月25日 泉区福祉ガイドブック作成委員会 天江 事務局 〒981-3108 仙台市泉区松陵3-8-4 Tel/Fax 022-375-9362 E-mail [email protected] - 1 - 「泉区福祉ガイドブック」 ホームページでの情報提供へ移行します!! 平成11年5月の発足以来、2年毎に泉区を中心とした 「泉区福祉ガイドブック」 を作成して参りまし たが、刻々と移り変わる情報に対応していく為に「WEB版」での情報提供に移行していくことになりまし た。 ・パチリ!泉区ほっと情報 「泉区福祉ガイドブック」 HP ・・・・・・ 1 ・泉中央地域包括支援センターだより / 勝ちゃんのつぶやき ・・・・・・ ・福祉四方山話 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・ ・fmいずみ番組内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4〜7 ・よりそいホットライン宮城報告会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 ・東日本大震災 父子家庭+父親支援プロジェクト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 ・会員募集・賛助会員紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 当団体の活動の紹介 ・泉区を中心とした保健・福祉や市民活動に関する情報を包括的に集約し、WEB版 「泉区福祉ガイド ブックを作成する。 ・行政、施設、事業者、市民活動団体などの福祉に携わる方々、また関心のある方々のネットワーク 作りを図るため 「泉区 福祉のつどい」 を年2回開催する。 ・委員会の活動紹介と福祉情報の提供の為、会報誌 「万華鏡」 を年2回発行する。 ・その他、必要に応じてセミナー、学習会などを実施する。 izumiku-fukushiguide.com がんばっぺ 東北!! んだっちゃ 仙台!! Izumi-ku Welfare Guidebook Publishing Volunteer Group 仙台市泉区を中心に高齢者・障害児(者)・児童の福祉情報をまとめた「こまったときの福祉便利帳」

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第 20 号

発行日 平成26年5月25日

泉区福祉ガイドブック作成委員会

代 表 天江 真事務局

〒981-3108

仙台市泉区松陵3-8-4

Tel/Fax 022-375-9362

E-mail [email protected]

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「泉区福祉ガイドブック」 ホームページでの情報提供へ移行します!!平成11年5月の発足以来、2年毎に泉区を中心とした 「泉区福祉ガイドブック」 を作成して参りまし

たが、刻々と移り変わる情報に対応していく為に「WEB版」での情報提供に移行していくことになりまし

た。

も く じ・パチリ!泉区ほっと情報 「泉区福祉ガイドブック」 HP ・・・・・・ 1

・泉中央地域包括支援センターだより / 勝ちゃんのつぶやき ・・・・・・ 2

・福祉四方山話 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・ 3

・fmいずみ番組内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4〜7

・よりそいホットライン宮城報告会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

・東日本大震災 父子家庭+父親支援プロジェクト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

・会員募集・賛助会員紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

当団体の活動の紹介

・泉区を中心とした保健・福祉や市民活動に関する情報を包括的に集約し、WEB版 「泉区福祉ガイド

ブックを作成する。

・行政、施設、事業者、市民活動団体などの福祉に携わる方々、また関心のある方々のネットワーク

作りを図るため 「泉区 福祉のつどい」 を年2回開催する。

・委員会の活動紹介と福祉情報の提供の為、会報誌 「万華鏡」 を年2回発行する。

・その他、必要に応じてセミナー、学習会などを実施する。

izumiku-fukushiguide.comがんばっぺ 東北!! んだっちゃ 仙台!!

Izumi-ku Welfare Guidebook Publishing Volunteer Group

仙台市泉区を中心に高齢者・障害児(者)・児童の福祉情報をまとめた「こまったときの福祉便利帳」

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以前お手伝いしていたサロンのお茶会のご案内の中から。

二月は「如月」・・・立春の早朝、禅寺では厄除けのために「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣がありま

す。この文字は、縦書きすると左右対称になり一年間災難にあわないというおまじないです。このころ、

温かい地方では梅の花が咲き始めます。

三月は「弥生」・・・桃の節句、啓蟄、春一番といよいよ春の到来です。三月は、草木がいよいよ茂るこ

と(いやおい=弥生)、草木が勢いよく成長しはじめる月という意味から「弥生」と呼ぶようになったそう

です。お天気のいい日に、春ならではのお楽しみの一つ、摘み草に出かけてみてはいかがでしょう。ツ

クシ、タンポポ、ヨメナ、セリ、ふきのとう、ヨモギ等・・・ヨモギの新芽は、香り高い草餅に変身!!!

五月は「皐月」・・・春、真っ只中、お祭りも賑わいを見せています。祭りを盛り上げるのは、何といって

も威勢の良い掛け声ですね。伝統的な「ワッショイ」から「ソイナー」「セイヤ・ソイヤ」「ヤッサ・ヤッサ」

「オリャッ」「ドーカイ・ドーカイ」「ボシタ・ボシタ」等。さて皆さんの毎日の定番の掛け声は?

六月は「水無月」・・・水無月(みなづき)・涼暮月(すずくれづき)・風待月(かぜまちづき)・蝉羽月(せみ

のはづき)、すべて6月の風流な和名です。

九月は「長月」・・・猛暑も終わってホッと一息というところでしょうか。9月8日は白露、この日から暦の

上では「仲秋」です。でも実際には残暑があって日傘が手放せないですね。

十一月は「霜月」・・・7日は立冬、22日は小雪、気がつくとそろそろ冬支度を始める気分になって来る

頃ですね。

十二月は「師走」・・・いよいよ年の暮れ、22日頃の冬至は1年のうちで昼間が一番短い日です。この日

を境に、日が延びることもあり、昔からお祝いをしました。柚子湯に入り、かぼちゃ・小豆粥などを食べ

る風習は今も健在。

暦から見える季節豊かな生活に、「日本ていいな~」と思わずつぶやいている風薫る5月のある日の

午後のことでした。 (あらい無料介護相談所 荒井 勝子氏 記)

泉中央地域包括支援センター

TEL 372-8079

福祉の相談専門職の活用

福祉相談専門職が身につけておきたい

バイステック7原則①対象者を個人として捉える

②対象者の感情表現を大切にする

③援助者は自分の感情を自覚して吟味する

④受け止める

⑤対象者を一方的に非難しない

⑥対象者の自己決定を促して尊重する

⑦秘密を保持して信頼感を醸成する

左にバイステック7原則と言われる福祉の相談を受け

る上で備えておく基本姿勢が書かれていますが、⑦は

いわゆる「秘密保持」と呼ばれるもので、相談員は、

聞いた情報を外部にもらさない。また必要のない情報

は聞かないことが基本となります。相談者のAさんに

対し、「そういえばこの間Bさんもあ~でこ~で…」

と話したら、Aさんは「この人はBさんみたいに私のこ

とも話すんだろうな」と感じ、本心を打ち明けてくれ

なくなり、信頼関係とは程遠いものになります。関係

者にAさんの必要な情報を伝えるためにはAさんの同意

を得ることが基本になります。

秘密を守ることは、相談を受ける上での基本中の基本

病気やケガ、対人関係などで日常生活に支障が出てくるような場合、福祉のサービスを活用することが

あります。そんな時にまず初めに福祉の専門の相談員に今の困りごとを打ち明ける場合が多々としてあ

ります。高齢者介護の分野だとケアマネジャー、その他の分野では、社会福祉士、保健師といった専門

職が対応することが多いです。

今回は、話を聞いてくれる相談員が日頃から備えておくことで相談者が相談しやすい状況になる基本的

な7つの原則のうち「秘密を守る」という大切さを振り返りたいと思います。

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『手話と聴導犬』

ことばというものが人間関係における生活、労働のなか、生まれてきたように、手話もろう者同

志の接触や生活、労働を通した人間関係のなかで生まれ、そこに組織的な教育が入って系統

的手話が成立してきた。そして歴史の流れに伴い手話もいろいろ変化して来ている。手話は地

域、個人によって表現方法は様々である。

手話とは何ですか?ろう者は主に手話でコミュニケーション(視覚言語、手で語る、目で聞く)を

図っているのに対し、健聴者はことばでコミュニケーション(音声言語、口で語る、耳で聞く)をし

ている。

手話はろう者が自分自身を主張でき、健聴者と対等の関係を保てるコミュニケーションの手段

であり、ろう者の生活向上のために大切なものであるということである。

聴覚障害者とのコミュニケーションの方法は、①手話、②口話、③指文字、④空文字、⑤筆

談、⑥触手話(盲ろう者使用)。

聴覚障害者の分類は、①先天性(うまれつき)、②後天性、③難聴、④中途失聴、⑤老人性。

手話使用できるのは、ろう学校出身(先天性、後天性)、後天性→入学前、病気で失聴した方。

難聴者の一部は将来、確実に聞こえなくなることで、前もって手話を習得して使えることが増え

ている。仙台市で手話言語者は約300名位。

手話はいつからできたか?1760年(今から254年前)ド・レペ神父が世界初のろうあ学校である

パリろうあ学校を設立した。手話で聴覚障害者との意思の疎通を可能にしたのである。日本で

最初のろう学校は古川太四郎が明治11年(1878年)136年前に設立した京都盲唖院である。こ

こに31名のろうあ生徒が入学し、日本の手話が誕生した。

手話サークル泉は昭和52年(1977年)2月に当時、宮城県手話講座を修了した3~4人によっ

て結成され、今年37年を経過した。振りかえってみると手話による情報提供の不毛地帯の時代

の中で、聴覚障害者の社会参加を求めていくと共に、手話サークル泉会員仲間が勉強、活動を

始めた時から輪を広げて力を合わせて前進してきた。聴覚障害者と共生するコミュニケーション

のあり方を、手話サークルの仲間との友情を深めながら築き上げていかなければならない時だ

と思っている。現在、会員数は62名。

平成25年10月に聴導犬のデモンストレーションが仙台市福祉プラザで行われ参加した。いい

参考になった。手話コミュニケーションの必要性だけでは足りない。聴導犬は耳の聞こえない方

に日常生活で必要な音(目覚まし時計、玄関チャイム、赤ちゃんの泣き声等)や火災報知機の

音を知らせ、安心と安全を運ぶ。障害が外見に現れにくいため災害などに巻き込まれたり、逃

げ遅れの可能性の高いのが聴覚障害者である。オレンジ色のコートを着た聴導犬を同伴するこ

とで周りの人々に聴覚障害に気づかせ、その時の状況などの情報を伝える必要性を周囲に気

づかせるための仲介役である。聴覚障害者にとって聴導犬はとても心強い存在だ。しかし、宮

城県には聴導犬の利用者は一人もいない現状だ。全国で50頭しかいない。聴導犬になれるの

は600頭に1頭位。聴覚障害者の人数に対して聴導犬の数が少ないので育成の必要があると思

う。聴導犬の訓練場所は長野県上伊那郡宮田村日本聴導犬協会である。

(手話サークル泉 会長 岩本浄氏 記)

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10/1・・・名取市で支援活動をしている団体

10/8・・・亘理町で支援活動をしている団体

10/15・・・山元町で支援活動をしている団体

10/22・・・「東北ろっけんパーク」と若林区復興支援ショップ「りるまぁと」

10/29・・・「NPO法人アスイク」からのレポート

NPO法人アスイク東日本大震災直後、学校再建の見通しが立たない中で、避難所での学習サポートを開始。活動を

続ける中で、以前からあったが、震災によってより鮮明になってきた「子どもの貧困」問題に気づき、

子どもの貧困が連鎖しない社会づくりを目指す活動を展開しています。日本では、約6人に1人の子ど

もが一般的な所得の半分以下の相対的貧困の中で生活しており、学習意欲や学力の低下に影響を

与えています。被災した子どもや経済的に困窮する子ども達が将来への希望を失わないよう、学習

支援を中心としたサポートをしています。

仮設住宅6ヶ所では、子どもたちとの関係づくりを大切に、学生を中心とした学習サポーターが対面

で宿題や復習をフォロー。NPOへのモデル・ノウハウ移転事業では、インターネット教材「eラーニング」

を使用した学習支援モデルのノウハウをアスイクが提供。「eラーニング」で主体的に学ぶ子どもたち

を、コミュニケーションを通して目標を一緒に考えたり、できたことを認めてあげることで支えます。学

生、市民、NPOや企業など多様な組織との連携を取りながら活動を進めて行っています。

℡ 781-5576

平成25年10月から平成26年3月までの放送内容と取材先のレポートをご紹介します。

13時から16時の生放送番組 「Daily Cafe 」

の中で委員会のメンバーが電話で生出演。取材先からの

レポートも交え、福祉や市民活動の身近でホットな情報を

お届けします。ぜひ、お聞きください!

・毎週火曜日 13時40分より15分程度

・内容 ◎その時々で必要とされる・注目される情報提供

◎取材先からのインタビューによる情報・話題提供

◎各団体の行事や会員募集に関してのお知らせ

10月

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11/5・・・子どもの貧困の社会問題

11/12・・・「子どもの貧困対策法」と「TEDIC」の支援活動

11/19・・・「長町遊楽庵びすた~り」からのレポート

11/26・・・「一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン」

12/3・・・「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク

12/10・・・「Teach For Japan」

12/17・・・「子ども福祉研究所」

12/24・・・「WAC東北ネットワークセンター」からのレポート

長町遊楽庵びすた~り障害のある方の就労を支援する事業所です。「びすた~り」とはネパール語で「ゆっくり」という意味。

急ぐことは得意ではないけれど、彼らの持つ「ゆっくりのエネルギー」を信じ、応援していきたい。そん

な思いが込められています。材木屋さんだった約120年前の古民家を、漆喰をスタッフで塗り直したり

して復活させたレストラン。黒光りする堂々とした梁や漆喰の壁が落ち着いた雰囲気を醸し出してお

り、2階の床を外して吹き抜けのように天井を高くし、音響設備も整っていて、「コンサートができるレス

トラン」となっています。生演奏のフリーライブや特別料金の音楽企画、貸し切りパーティーも可能。随

時、絵画展などのギャラリーにもなり、食事を楽しみながらアートに親しむことができる、ゆったりとし

た時間が流れていく空間です。

仕事の内容は、ホールでの接待、調理、事務・経理。レストランは人と接する仕事なので、ストレスも

溜まりがち。スポーツなどの行事やじっくり話しを聞く面談を設けたり、自然の中での畑の作業などを

通してストレスを和らげる配慮をしながら、働く力をつけていきます。

℡ 352-7651

WAC東北ネットワークセンターWACとは「Wonderful Aging Club」の頭文字を取ったもの。日本語の名称は「公益社団法人 長寿社会

文化協会」です。平成元年に東京の本部が設立。全国に広がりました。「ともに働き、社会に役立ち、元

気に学び、もっと楽しもう」をテーマに、最後までいきいきと暮らせる長寿社会を創り出すことを目的に

活動しています。これまでの仕事やこだわりの趣味を生かした働き方をし、賃金よりも地域のボランティ

アとして役立つこと。心と身体のケアをしながらいきいきと暮らす為に、生涯趣味・スポーツ・芸術・仲間

作りなどを通して、学び合い、楽しみながら新しい長寿文化を創造することです。

「WAC東北ネットワークセンター」では、東日本大震災後、一時期活動が中断されましたが、現在少し

ずつ再開してきています。「健康マージャン」を毎週火曜日に「麻雀 万里」で実施。3無い(飲まない・吸

わない・賭けない)で、会話を楽しみ、手先を動かして、介護予防や脳トレ効果にもなっています。「コ

ミュニティ・カフェ」の開店予定もあり、世代間交流や地域活性化まで見据えた活動を展開しようとして

います。℡090-2845-8901

11月

12月

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1/7・・・辰巳渚さんの「人生の節目の片づけ」

1/14・・・50代の「見直すべきもの」「捨てるなら」「残すなら」

1/21・・・60代の「見直すべきもの」「捨てるなら」「残すなら」

1/28・・・「南光だi雲母倶楽部」からのレポート

2/4・・・70代の「見直すべきもの」「捨てるなら」「残すなら」

2/18・・・「捨てるものに、もう一度活躍の場を」/「捨てる」辰巳式ルール

2/25・・・「向陽台デイサービスセンター」からのレポート

南光だi雲母倶楽部運営主体は「特定非営利活動法人 雲母倶楽部」。「障害者サービス事業」「介護保険事業」「地域

生活に関する事業」を展開しています。「障害者サービス事業」は主に高次脳機能障害者を対象にし

ており、4ヶ所の通所施設があり、その一つが「南光だi雲母倶楽部」。施設名に使われていつる「i」は

「independence」の「i」で、自立を意味しており、尚かつ「愛」にも通じています。

「高次脳機能障害」とは、交通事故・転倒や脳梗塞などにより、脳の一部が損傷を受けて起こる、記

憶・意志・感情などの障害。記憶することが苦手、物事を計画的に進めることができないなど外見か

らは分かりにくく、自覚症状も薄いため、人間関係がうまくいかないことがあります。障害の回復度合

いにより、段階を踏んでリハビリテーションを受けながら自立を図っていける通所施設が4ヶ所用意さ

れており、「南光だi雲母倶楽部」は一番回復度が高い、就労を目指す施設。職業意識、感情のコント

ロールなどを学びながら、併設されている介護保険制度のデイサービスのスタッフとなるなど、リハビ

リテーションの場が就労の場ともなっています。

℡234-1711

向陽台デイサービスセンター平成25年1月に開設したばかりの介護保険制度のデイサービス事業所で、高齢者の方が9時30分

から17時までの日中の時間を過ごす施設。運営主体は介護保険制度の全般に亘り、高齢者向け

サービス事業を展開している「コスモスケア株式会社」です。

「地域の皆さまと共に歩むデイサービス」として地域密着型福祉施設を目指し、地域との交流を大切

にした様々な取り組みを行っています。夏祭り・芋煮会・文化祭などの地域の皆さんが参加できるイベ

ントの開催や利用者の家族と地域の方が情報交換・交流する「地域・家族交流会」の開催など、施設

の中に入って直接見ていただく機会を沢山設けています。また、防災訓練・公園花壇整備・道路清掃

など地域行事にも積極的に参加をして、地域の一員としての役割も果たしています。利用者の方の興

味に合わせて色々なジャンルのクラブ活動を実施。手話・そろばん・園芸・書道・美容・ファッション・俳

句など、沢山の中から利用者の方が選び、楽しく負担なく参加しています。多くのボランティアの方が

クラブ活動やイベントを支えており、地域に開かれた施設となっています。

℡346-7830

1月

2月

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3/4・・・「捨てるものに、もう一度活躍の場を」/衣類

3/11・・・「一般社団法人WATALIS」(着物地リメイク商品の製作・販売)

3/18・・・「捨てるものに、もう一度活躍の場を」/ネクタイ

3/25・・・「特定非営利活動法人ゆうあんどあい」からのレポート

特定非営利活動法人ゆうあんどあい1992年、「困った時はお互いさま」をモットーに地域で安心して暮らせる生活を目指し、登録制市民

互助型「助け合い」の活動からスタート。その後、「介護保険事業」「障害福祉サービス事業」「委託事

業」「自主事業」など幅広く事業展開をしています。「ゆうあんどあい」にはあなた(YOU)とわたし(I)で

助け合いの輪をつくるという意味が込められています。

自主事業のひとつ、「ふれあいサロン榴岡」は、仙台市高齢者向け優良賃貸住宅「リラ榴岡」ができ

た時、1階のフロアで2006年3月から開始。「会う人がいる」「話す人がいる」「やる事がある」を大切に、

デイホーム、サロン、子育て支援の場となっています。デイホームは仙台市助成金事業で、昼食もい

ただきながら日替わりの定期教室を楽しみます。パソコン(月)、健康麻雀(火・水・金)、絵画・囲碁

(木)と指先や頭を使うことによって、楽しみながらの無理ない介護予防。原則月1回設けられる「こど

もの日」には、地域の子育て中の親子を対象に、年配のボランティアによる絵本の読み聞かせや手遊

びなどが行われ、世代間交流の場ともなっています。

℡292-7551

3月

第22回

日 時 : 平成26年5月24日(土) 午後5時30分から午後8時

場 所 : 仙台市泉社会福祉センター 大会議室 1・2

内 容 : 参加者の自己紹介

ブレイクタイム

翼tasku利府町出身のアーティスト&南光台デイサービスセンター生活相談員。

地元利府町を中心に様々なイベントのゲスト出演や「石窯パン工房ばーすでい」の

CMソングに起用されるなど地元に特化した活動に力を入れています。万引き防止

キャンペーンのために「マンボウ~万引き防止応援ソング~」を提供。復興支援活動

も積極的に行い、石巻市雄勝町のマザーミサンガ販売に協力しました。人間味溢れ

る音楽をお楽しみください。

名刺交換・情報交換など

申込先 : 谷田部 E-mail [email protected]

または FAX 022-375-9362

締切日 5月21日(水)

※ 泉区以外の方や当日参加も大歓迎!

福祉に関心がある方ならどなたでも大歓迎です!知り合うことから始めませんか?

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主催:一般社団法人社会的包括サポートセンター

内容:○事業報告 平成24年度よりそいホットライン事業報告

○シンポジウム 被災地の子どもによりそう~彼らが困難を抱えたとき、私たちになにができるか~

シンポジスト 本間博彰氏(宮城県子ども総合センター所長)

橘ジュン氏(特定非営利活動法人bond project代表)

2011年10月、宮城・岩手・福島の被災3県を対象に1回線から始まった「よりそいホットライン」。翌年に

は、23年度3月から国の補助事業として全国に対象を広げ、24年度1年間で約1,000万件のアクセスが

あった。25年度からは、被災地専用ダイヤルが開設された。どちらも相談内容をプッシュボタンで選べる

仕組みになっており、5番の自殺防止ラインへのアクセスは全国で約10%、被災地ではその2倍と相談内

容も過酷なものとなっている。

シンポジウムでは、本間博彰氏が、「子どもが能力を発揮できるのは、①安全安心が確保されている環

境②自分の不安や怒りなどの感情をコントロールできる時③相手をしてもらえる大人は、話しに耳を傾

け、考えや感情を尊重してくれ、精神的に不安定でない人。トラウマとはつながり(記憶・行動と感情・

人々)を失うことであり、心のケアの基本はつながりをつけること」と被災地の子どもたちへの支援を語っ

た。

橘ジュン氏からは、「自分の存在が透明」と表現する生きづらさを抱えている女の子たちが声を出せる場

があること、時間をかけて関係を紡ぐことが求められていると熱いメッセージが投げかけられた。

“傾聴”と“よりそい”、“つながること”の大切さが心に染みた報告会であった。

「よりそいホットライン宮城報告会 ~被災地でのよりそいホットラインのこれから~」

平成26年1月30日(日) 13:00~16:00

0120-279-226 岩手・宮城・福島専用 ※3県以外の都道府県からは 0120-279-338

どんなひとの、どんな悩みにもよりそって、一緒に解決する方法を探します。

24時間 通話料無料

0120-279-226に電話をする。→音声ガイダンスが流れる。相談したいことを選ぶ。→

①暮らしの中で困っていること、気持ちや悩みを聞いてほしい方②外国語による相談(英語、中国語、

韓国・朝鮮語、タガログ語、タイ語、スペイン語、ポルトガル語)③性暴力、ドメスティックバイオレンスなど

女性の相談④性別や同性愛などに関する相談⑤死にたいほどのつらい気持ちを聞いてほしい方

■一般社団法人社会的包括サポートセンター

2011年10月、被災経験のある自治体の首長らで立ち上げる。社会的に排除されがちな人(生活困窮

者、外国人、セクシュアルマイノリティ、DV・性暴力被害者、障がい者、ホームレス、多重債務者、ひとり親

世帯など)への多角的な支援事業を通して、誰もが「居場所」や「出番」を実感できる社会の実現を目指し

ている。

■特定非営利活動法人bond project

10代20代の生きづらさを抱えている女の子のための女性による支援。「聴く」(夜の声がけ、メール相

談、サロン等で子どもたちの声を聴くことで、自分を表現できる居場所をつくる。)「伝える」(「VOICES

MAGAZINE」発行、講演、イベント)「繋げる」(必要な場合は弁護士と連携して,専門機関へ繋げる。)

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「東日本大震災 父子家庭+父親支援プロジェクト~宮城のお父さんフォーラム~」平成26年2月1日(土)13:30~16:30 主催:一般社団法人マザー・ウイング

被災したお父さんの体験談から、フォーラムが開始。絞り出すように重い体験が語られ、それぞれのお

父さんの置かれている状況がずっしりと伝わってきた。

3人のお父さんから、それぞれの経験を語っていただいた。

宮城県石巻市で「仮設集会所を活用した子どもの居場所作り」をしているNさん。

家族全員無事高台に避難することができたが、当時1歳の息子がおり、仮設住宅では音が響いたり子

どもを自由に育てられない問題を突きつけられた。「アリエッティの会」を立ち上げ、仮設団地に子どもの

居場所を作り、遊びを通じた被災児の心のケアや子育て家庭の支援活動をしている。

陸前高田市のYさんは「被災後の父子の暮らしについて」語った。

震災で、妻、母親、次男を亡くし、6月から長男と仮設住宅で二人暮らし。消防団だったため、震災後約

2ヶ月で500人位の遺体をあげ、その間亡くなった三人を探したいこともあり、長男を放っておいて会って

いなかった。二人の間の会話もあまりなく、子育てしないで仕事ばかりしている自分はなんだろう、一方で

息子のことを気にしながら仕事に集中できない自分がいて、仕事を取るか息子を取るか、常に葛藤の中

にいる。全国からの支援をいただいたことで、前に向いていこうという気持ちになった。

福島県郡山市Sさんの体験談は「原発事故による母子避難、離れてくらすこと」。

妻が第3子の妊娠中に震災に遭遇。翌年7月妻と当時3歳2歳0歳の子ども3人がさいたま市に自主避難

した。自分だけ、福島に戻った。ほっとしたのと寂しい気持ちが同居している。放射線のことで夫婦で意見

が異なる場合もあり、子どもの分離不安もある。平日は郡山市で、週末はさいたま市で家族と過ごす。

ディスカッションでは、「震災復興から考える、求められる父親支援とネットワークづくり」をテーマに話し

合われた。「感情をストレートに出したり、弱音を吐いたりするのが苦手なので、お酒の場を設けたりする

のも良い。一回繋がると間をおいても信頼関係が続く。ソーシャルスキルやコミュニケーション能力が総じ

て弱い。」など、父親の現状と男性の特性を理解した向き合い方をすることが支援者に求められていると

締められた。

■東日本大震災 父子家庭+父親支援プロジェクト

東日本大震災により、困難を抱えることになった被災父子家庭、および復興ストレスを抱える被災県

の父親全体の支援に取り組んでいる。

日本ユニセフ協会からの委託を受け、NPO法人新座子育てネットワークが協会と連携して実施してお

り、2011年9月から宮城県仙台市と石巻市でスタート。2012年3月から岩手県沿岸部に、同年8月から福

島県に拡大して展開。被災地で子どもや家族に関わる専門家や支援者、ボランティアに、被災した父子

支援のための研修会を提供し「お父さん支援員」を養成するなどの活動を実施している。支援のための

各種ツールはWEBサイトで公開されており、ダウンロードできる。

宮城県では、主催した一般社団法人マザー・ウイングと連携して事業を行っている。http://ccn.niiza-ksdt.com/unicef/unicef_main.html

■NPO法人新座子育てネットワーク

子育て仲間と作ったサークルから、1999年に発足。地域子育て支援拠点や児童センターを運営するほ

か、日本の父親支援分野を先駆的に研究開発し牽引し、政府の第3次男女共同参画基本計画の策定に

携わるなど、専門家や研究者、自治体、企業、海外NGOとも連携し、子育てに関する現代的課題に取り

組んでいる。http://ccn.niiza-ksdt.com

Page 10: もくじ - izumi-fukushiguide.comizumi-fukushiguide.com/mangekyou 020.pdf · 手話コミュニケーションの必要性だけでは足りない ... npo法人アスイク ... 大切に、学生を中心とした学習サポーター

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賛助会員紹介

NPO法人グリーフケア研究会

「グリーフケア」とは、子ども、親、配偶者、友人など大切な人を亡くし、大きな悲嘆(グリーフ)を抱えてい

る方々に対するこころのサポートのこと。グリーフケア研究会では、大切な人を失った方々がお互いに語

り合う「わかちあいの会」を2006年から開催。震災後はこれまで2ヶ月に1回だった開催を、毎月1回とし、

仙台のほか、石巻、気仙沼、岩沼にも広げています。

2010年から実施してきた大切な人を亡くした遺児のグリーフをサポートする「ワンデイプログラム」は、

2013年5月から「NPO法人子どもグリーフサポートステーション」に主催を移行しました。わかちあいの会

の進行役となるファシリテーターの養成講座も開催して、基本的な心構えやスキルを学んでもらっていま

す。

住所:仙台市青葉区一番町4-1-3 仙台市市民活動サポートセンター内

TEL:070-5548-2186

URL:http://www.sendai-griefcare.org/

大震災を忘れないために、教訓を後世に伝えていくために、復興に向けてつながっていく

力となる記録誌をお届けします。

対 談 : 「阪神淡路大震災から東日本大震災へ そして未来へ」

記録編 : 「3.11 その時!!その後!!伝えたい事」

支援編 : 「支えあって つながって 一歩一歩」

泉 区 : 工房かやの実 ・ 地域生活支援オレンジねっと

青葉区 : ゆめの森 ・ カフェ「HAMAYU」 ・ こまくさ苑

宮城野区 : はぁとセラビ幸町 ・ みやぎNPOプラザ

取材をしたり、パソコンを打ったり、企画をしたり・・・あなたの得意の分野で活動に参加してみませんか。

自分の住んでいる地域の身近な福祉情報を提供していただけるインフォメーション会員も募集していま

す。また、ガイドブックで取り上げてほしい情報などがございましたらご連絡ください。

●正会員 月1回の定例会に参加し、直接活動に携わります。

年会費 2、400円

●賛助会員 活動の趣旨に賛同し、主に資金援助を目的とします。

個人 年会費 1口 500円

団体 年会費 1口 1、000円

法人 年会費 1口 3、000円

●インフォメーション会員 情報提供に協力していただく会員です。会費無料。