!日 Ejsuikyo.jp/pdfdata/program-13.pdf水星交響楽団第13固定期演奏会...

7
巨. ! l Ej

Transcript of !日 Ejsuikyo.jp/pdfdata/program-13.pdf水星交響楽団第13固定期演奏会...

  • 巨.

    !日lEj

  • 水星交響楽団第13固定期演奏会

    フランシス・フ。ーランク

    組曲r牝鹿」Francis Poulenc

    "Les Biches" Suite d' Orchestre 1. Rondea1l 2. Adagietto 3. Rag.Mazurka 4. A目dantino5. Final

    カーブリエノレ・フォーレ

    組曲「ペレアスとメリザ、ンド」 作品80Gabriel Faure

    "Pelleas et Melisande" op. 80 Suite de concent en quatre mouvements

    1. Prelude 2. Fileuse 3. Sicilienne 4. Mort de Melisande

    〈休憩〉

    ヒ。ョートノレ・イリーチ・チャイコアスキー

    交響曲第六番「悲槍」ロ短調作品74Peter Ilych Tchaikovsky

    Symphony No.6 "Pathetique" b minor op.74 1. Adagio.Alleg1'O non trotto-Andant&-Modemto mosso-Andant&-Modemto assai-

    Allegro vivo-Andante comeρrima-Andante mosso 2. A llegro con gl-azia 3. A lleg1'O molto vivace 4. Finale. Adagio lamentoso-A刀dante

    1991年 9月22日(日) 杉並公会堂

    指揮・斉藤栄一

    • 1・

  • ( ご挨拶 I

    本日はお忙しい中、私ども水星交響楽団の演奏会に御来場いただき、誠にありがとうございます。

    当楽団は1984年に一橋大学管弦楽団の若手OBを中心に結成され、年に 2回の定期演奏会をメイ

    ンに活動して参りました。当団の名称は一橋大学の校章にある商業の神マーキュリーと宮沢賢治の

    童話 「セロ 弾きのゴーシユ」にでてくる金星合奏団に由来しますが、音楽好きが嵩じて集まった 「酔

    狂」な者達のオーケストラという意味もあるようです。

    きて、今回のプログラムは、前半にフランスの作品、後半にロシアの作品となっております。軽

    妙でいて透明感を要求されるフランスものに対し、大地の力強さを表現しなければならないロシア

    ものと非常に対照的な組み合せてーはありますが、果して「酔狂」な人々がどこまで色彩感豊かに演

    奏できますかどうか、夏合宿をはさんだ 4か月間の練習の成果をお聴き下さい。

    最後になりましたが、未熟な私達を熱心に指導して下さる常任指揮者の斉藤栄一先生、および、

    様々な而でお世話になっている 一橋大学管弦楽団の皆様に深〈御礼申しあげ、ます。

    | 指揮者紹介 I

    斉藤栄一氏プロフィール

    1954年、京都府に生れる。京都大学文学部、

    国際基督教大学大学院を卒業。

    現在、明治学院大学助教授。(西洋美術史)

    尾高忠明、田中一嘉、円光寺雅彦の各氏に指

    揮法を師事。

    水星交響楽団委員長植松隆治

    ただ立っているだけでも汗の吹き出る真夏の昼下り 。今にも壊れそうな古ぼけた部屋は、窓なん

    か聞く筈もなく、まるで蒸し風呂のような様相を呈している。パテ切ったオケメンと精彩のない音

    の中心にただ一人、 この暑さをものとも せず、年中さわやかな笑顔、をふりまく 青年・・・・・・の域は既に

    脱した男がいた。彼は一家あげて毎練習に参加しているのだ。ビオラの席で微笑む彼の愛妻、外て。

    無邪気に遊ぶ二人の愛娘を思うと彼の頬がゆるむのも当然であろう 。

    彼は大学て、、北方ノレオ、サンス美術の講義を受けもっているが、北方ノレオ、サンスとは生活に密着した

    芸術、彼が家族全員で練習に臨むのも正に生活に密着した芸術である。さすがに研究熱心な彼な ら

    では。デューラー も涙を流して喜んでいるに違いない。

    前回の演奏会を以て常任指揮者に任ぜられたというのに、彼には選曲会議における権限すらロク

    に持たせてもらえな L、。 しかし彼は文句も J忠痴も 言わず、ただ飲み屋てやオケメンに自分の好みの曲

    ぞ吹きこみ、 i先月尚するにとどまっている 。 そんな控!え目なf皮は、パ、ーンスタインを敬愛し、自らを

    斉藤レニ一栄ーと称するが、今IJiIの演奏会てやカ 3のパーンスタイン ・「悲恰」のような音楽を披露する

    つもりなのであろうか。 団員 一 問、 4楽章がのびすぎないことを祈るばかりである。

    • 2・

  • -・E軍ヨE董霊・。プーランク組曲「牝鹿」

    コンサー トの幕開けは、プーランクの 「ヰヒ鹿」をお送り致します。フランシス ・プーランク (1899-

    1963)はドビュッシ一、ラウ、、エノレ以後のフランス音楽界を主導していた、いわゆる, 6人組」の l

    人ですが、中て、、も簡潔な古典形式を基盤にフランス風のエスプリを漂わせた独特の作風て二ユニー

    クな存在としてその名を残しています。

    さて、本日の 「ヰヒ鹿」は、ス トラヴィンスキーの有名なパ‘レエ音楽(,春の祭典J 'ぺトノレーシュ

    カ」等々)や、ラヴPエノレのあの 「ボ、レロ」のインスピレーションとなったディアギレフのロシア ・

    バレエ団の委属により作曲された佳曲て¥初演の際には、マリ ー・ ローランサンの衣装と舞台美術

    が生かされるという、今にして思えば夢の様な コンビオ、ーションにより、まさに一世を風!発する名

    曲として後世に名を残す事になりました。

    1J11は5つの部品からなり、プーランク独ヰ寺の コケティッシュなメロディと軽やかなリズムを交錯

    させた ロンドに女台まり、アタ守ジェット、ラグ ・マズ、ノレカ、アンタ守ンティ ー ノ、 フィナーレに到るま

    で息をもつかせね色彩感が支配した、今世紀前半のフランス、パリの雰囲気を感じさせる、まさに

    本円のオ ープニングを飾るにふさわしい名曲といえましょう 。

    < 1. M. >

    。フォーレ組曲「ペレアスとメリザ、ンド」

    「青い鳥」てや知られるメ ーテノレリンクは、「ペレアスとメリザンド」 という戯曲を書いた。あらす

    じは、「アノレモンド王国の王子ゴロ ーは森で迷ううちに泉のほとりてい泣いているメリザンドに出会う 。

    ゴローはメリザ、ンドを城に連れ帰り妻とするが、ゴロ ーの異母弟ペレアスもまたメリザ、ンドに悲か

    れ、ペレアスとメリザ、ンドは進瀬を重ねるようになる。怒ったゴロ ーはペレアスを刺殺してしまう。

    一方メリザンドは悲嘆のうちに女児を産むがカなく息絶える・・・・・ー・…・。」というもので、比類のない

    静誰さと夢幻性によって不思議な感銘を受ける作品である。

    1898年、フォ ーレは この戯曲のロンドン上演のために全 5幕19山からなる付随音楽を作曲した。

    しかし、 このときは作曲の期限が短かったためかフォ ーレはピアノで作曲 し、オ ーケストレーショ

    ンは弟子のシヤノレノレ ・ケックランに任せた。その後、フォ ーレは19仙の中から第 1、10、17番の各

    曲を選んでい自身で書き直し、さらに第 5番の 「シシリ エンヌ」を付け加えて組曲の形に整えた。

    I. 前奏曲一一一クアジ ・アダージョ

    森のなかでのゴロ ー とメリザ、ンドの11',会い。はかなげなメリザ、ンドの主題に続き悲劇的な第 2

    主題が提示される 。やがてゴローの角笛(ホルン)が速くから聞 こえてくる。

    II. 糸を紡〈吠一一アンダンティ ー ノ ・クアジ ・アレグレツト

    城の一室で糸を紡くやメリザンドの姿。弦楽器の糸車の語i}Jきにのってオ ーボエが歌う 。

    1II. シシリ エンヌ一一一アレクずレット ・モノレ 卜・モデラ ー 卜

    ペレアスとメリザ、ンドの語ら L、。 フノレート とハープがつかの間の安らぎをもたらす。

    IV. メリザ、ンドの死一一一モノレ 卜・ アダージョ

    産室てや死を迎 えるメリザ、ンド。葬送の主題の悲痛な高まりのあと、静説が訪れる 。

    くや〉

    • 3・

  • l -由一目解説 I

    。チャイコフスキー交響曲第六番「悲槍」

    チャイコアスキーはメロディーメーカーである。いや、メロディーしかないと 言っ てもよい。ベ

    ートーヴェンを代表とする、動機の積み重ねて。音楽を造り上げてゆくドイツ音楽や、洗練されたエ

    スプリと計算された轍密な構成力を持つフランス音楽に対して、チャイコフスキーの作品は、その

    吋3Eみ。において劣ると 言われる 。確かに、一見対位法を駆使しているかに見えて実はメロデイー

    が次々と覆いかぶさる様に重なるだけだったり、「第五番」のように、全曲を一貫するテーマが設定

    してあっても、その展開が稚拙で、むしろそれ以外のメロディーの方が魅力的だったりすることは、

    {皮には往々にしてあることである。メロディーの美しさを?と ってしまっては彼の「売り」はなくな

    ってしまうし、彼の名が音楽史上に輝いているのもそのおかげであろう 。 そんな彼の作品の中ても

    特にメロディーの美しきて。際立っているのがこの「悲恰」である。

    この作品には、余りに多くの印象的な美しいメロディーが次々と登場し、様々な場而が盛り込ま

    れている 。情熱、苦悩、休息、戦闘、 一時の勝利、敗北、死とい った、正に人生そのものとも 言え

    る局面が展開してゆく 。彼の他の代表的交響曲である第四、五番と比較して、この「悲恰」が作品

    としてのまとまりに欠けると 言われるのはその為ではないだろうか。

    ともあれ、最もチャイコフスキーらしいチャイコフスキーを、こうした情念の塊の様な曲を得意

    とする水響が、 Eんな演奏をお聞かせ出来るか? お楽しみに。

    一橋大学管弦楽団第39圃定期演奏会1991年12月23日(祝)武蔵野市民文化会館

    曲目:チャイコフスキー

    ワーグナー

    ワーグナー

    指揮 :本多優之

    交響曲第四番

    「トリスタンとイソツレデ」前奏曲とイソツレデの愛の死

    「ニユノレンベソレクのマイスタージ.ンガー」第一幕への前奏山

    水星交響楽団第14回定期演奏会1992年春~初夏頃詳細未定

    ご希望の方にはご案内をさしあげますので、アンケー トに

    連絡先を御記入の上、受付にお出し下さい。

    • 4・

  • eMEMBERS ・敬

    Horn

    出浦

    榎原

    柿沼

    金井

    東森

    山形

    真紀子

    裕恵

    かよ子

    洋二

    由希夫

    Harp

    栗原

    Flute

    川崎

    西村

    本田

    矢矧

    .コンサートマスター ・西

    Trumpet

    奥村

    七沢

    福島

    皆川

    Oboe

    小出

    種池

    塚越F晶、

    ー邑

    野口

    ↑専

    峰E皇

    幸子

    卓也

    智之

    健一郎

    Viola

    井上

    尾崎

    金田

    川俣

    小松

    斉藤

    新保

    西国

    西本

    長谷川

    藤田

    O吉田

    Violoncello

    岩永正

    大関光

    O大場小俣

    後藤

    鈴木

    秀哉

    由樹子

    靖子

    3工

    n

    t荒

    西

    h

    o

    イ申

    ,ロ

    Trombone

    模井智

    佐々木英

    佐藤幸

    高橋康

    寺島良

    福沢

    Percussion

    梶;甫未

    高橋

    山本

    Tuba

    植松

    吉田

    圭介

    さっき

    Clarinet

    今村

    岡坂

    芹還

    西村

    横地

    Bassoon

    :&

    麻衣香

    品子

    皇太郎

    温子

    佐知子

    雅人

    直美

    Contrabass

    新井奈

    稲田宏

    今林大

    大西

    小 111

    落合

    ~t 111

    O松下宮田

    n

    V

    d

    h

    o

    5・

  • HEHBERS

    1ST VIOUN

    松林俊

    戸村将文

    2ND VIOUN

    今井規子

    PERCUSSION

    岡田 直子

    -c. 公 -c. ~

    追加

    百ミ

    コンサートのご案内

    -c. -c.

    くにたち市民第九自由団第五回公演

    ベートーヴェン 「エグモントJ序曲

    交響出1第九番

    sop. 大倉由*~支

    ten.田中誠

    指揮斉藤栄一

    a I t.渡部

    bas.岸本

    せっ子

    水星交響喋団

    1991年12月 1日(日) 2時防寅

    共催 (財)くにたち文化・スポーツ振興財団

    img141img142img143img144img145img146img147