大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動)...

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大  学  院

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平成 24年度 日本工業大学大学院 学年暦

春季入学生用平成24年 4月3日(火)  春季入学式

4月3日(火) 春季オリエンテーション4月5日(木) 春学期授業開始6月29日(金) 学園創立記念日9月21日(金) 秋学期授業開始

平成25年 1月7日(月) 授業開始3月20日(水) 学位記授与式

秋季入学生用平成24年 9月20日(木) 秋季入学式 

9月21日(金) 秋学期授業開始平成25年 1月7日(月) 授業開始

4月3日(水) 春季オリエンテーション4月5日(金) 春学期授業開始6月29日(土) 学園創立記念日9月20日(金) 学位記授与式

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大学院博士前期課程

機 械 工 学 専 攻 (387)

電 気 工 学 専 攻 (400)

建 築 学 専 攻 (412)

システム工学専攻 (425)

情 報 工 学 専 攻 (438)

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-387-

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械要素設計特論 (Advanced Design Course in Machine Elements) 有賀幸則機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】精密加工のできる工作機械や高精度の機械装置を設計するためには、基本的な機械要素の一つ一つの精度が問題になってくる。また、それぞれの機械要素の精度の測定方法や精度の検定方法を設計の段階で決めておかなくてはならない。そこで、実際の高精度な工作機械の設計製作の過程を参考に、高精度な機械及びそれを構成している機械要素について考えてみたい。

レポートにより評価日本機械学会編『超精密システムの設計技

術』コロナ社

学部の「機械要素」「機械設計・演習」の復習

【授業計画】1 精密機械システムの設計原理(機構学的仮説)2 精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動)3 精密機械システムの設計原理(アッベの原理)4 精密機械システムの設計原理(ロストモーション)5 精密機械システムの設計原理(材料の選択)6 精密回転要素および機構の設計原理(理想)7 精密回転要素および機構の設計原理(機能)8 精密回転要素および機構の設計原理(軸の設計)9 精密直動要素および機構の設計原理(概要)

10 精密直動要素および機構の設計原理(ボールねじ)11 精密直動要素および機構の設計原理(直動案内)12 精密直動要素および機構の設計原理(カップリング)13 精密運動の制御の原理(運動制御の基礎)14 精密運動の制御の原理(位置決め制御)15 精密運動の制御の原理(位置合せ制御技術)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

精密機械要素設計特論 (Advanced Design Course in Precision Machine Elements) 有賀幸則機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】精密加工のできる工作機械や高精度の機械装置を設計するためには、基本的な機械要素の一つ一つの精度が問題になってくる。また、それぞれの機械要素の精度の測定方法や精度の検定方法を設計の段階で決めておかなくてはならない。そこで、実際の高精度な工作機械の設計製作の過程を参考に、高精度な機械及びそれを構成している機械要素について考えてみたい。

レポートにより評価日本機械学会編『超精密システムの設計技

術』コロナ社

学部の「機械要素」「機械設計・演習」の復習

【授業計画】1 超精密機械システムの設計原理2 精密機械システムの設計事例解析3 超精密加工機(超精密加工の意義)4 超精密加工機(空気静圧スピンドル)5 超精密加工機(空気静圧案内)6 真円度測定器(機構設計)7 真円度測定器(回転精度の検定方法)8 ルーリングエンジン(システム設計)9 ルーリングエンジン(数値制御)

10 高密度磁気ディスク装置(ヘッド位置決め系)11 高密度磁気ディスク装置(浮動ヘッドスライダ)12 高密度磁気ディスク装置(トライボロジー)13 光ディスク装置(種類と原理)14 光ディスク装置(光ディスク円板の作製)15 光ディスク装置(記録再生装置)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

材料力学特論 (Advanced Mechanics of Materials) 梅崎栄作機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】材料力学の分野を始め、いろいろな分野に利用されている有限要素法の原理について学ぶ。さらに、演習により、静解析、落下解析、熱伝導解析、固有値解析、形状最適化解析を実施してそれらを理解し、それらが具体的に応用できるようにする。演習においては、有限要素解析ソフトであるCOSMOSWorks(CADソフトであるSolidWorksの中に組み込まれている)を用いる。

課題レポートにより評価

配布資料

微分法と積分法の基礎について復習しておくこと。

【授業計画】1 有限要素法の概要2 有限要素法の原理3 境界条件と要素の種類4 静解析(1)(シェル要素の利用)5 静解析(2)(四面体要素の利用)6 静解析(3)(混在要素の利用)7 熱伝導解析8 落下解析(1)(丸棒の落下)9 落下解析(2)(梱包されたハードディスクの落下)

10 固有値解析11 形状最適化12 総合演習(1)13 総合演習(2)14 総合演習(3)15 総合演習(4)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機 械 工 学 専 攻

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械工学専攻

応力 ・ひずみ解析特論 (Advanced Stress and Strain Analysis) 梅崎栄作機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】機械や構造物の設計や使用の段階における強度評価において、それらの各部に生じる応力やひずみ(変形)を知ることは重要である。強度評価にはC A E(Computer Aided Engineering)や実験が利用されるが、本講義では、実験により応力やひずみを測定する方法として、電気抵抗ひずみ計や光学的全視野計測法(光弾性法、モアレ法、デジタル画像相関法など)について、実験を行いながら学び、理解する。

課題レポートにより評価

配布資料

高橋賞監修『フォトメカニクス』山海堂 (1997)

参考図書を熟読しておくこと。

【授業計画】1 実験応力・ひずみ解析の基礎2 破壊力学の概要3 電気抵抗ひずみ計4 光弾性法(1)(2次元光弾性法)5 光弾性法(2)(せん断応力差積分法)6 光弾性法(3)(応力凍結法)7 光弾性法(4)(光弾性皮膜法)8 モアレ法9 コースティックス法10 レーザスペックル干渉法11 熱弾性法12 デジタル画像相関法(1)(基礎)13 デジタル画像相関法(2)(2次元変形測定への応用)14 デジタル画像相関法(3)(3次元変形測定への応用)15 デジタル画像相関法(4)(微小領域変形測定への応用)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

材料工学特論 (Advanced Materials Engineering) 佐藤茂夫機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】結晶性の組織構造をもつ材料およびアモルファス構造の材料の特性について原子配列からみた取り扱いを解説し、さらに結晶材料の構造解析方法を学習する。また、解析装置を用いて実際の材料の構造解析も行う。

指定課題に対するレポート(100%)

配布資料

カリティ著『X線回折要論』アグネ

材料関連の科目を履修していることが望ましい。

【授業計画】1 結晶構造からみた材料の特性2 結晶欠陥の特性3 結晶の変形とエネルギー4 X線回折法(1)構造因子の計算5 X線回折法(2)回折強度の計算6 X線回折法による結晶構造解析の実例7 蛍光X線分析法(1)基礎原理8 蛍光X線分析法(2)定性分析の実例9 蛍光X線分析法(3)定量分析の実例10 未知の試料の物質同定(1)蛍光X線定性分析11 未知の試料の物質同定(2)X線回折試験12 未知の試料の物質同定(3)X線回折試験結果解析13 未知の試料の物質同定(4)総合的判定14 報告書作成指導15 報告書発表と講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

環境適合製品設計特論 (Advanced Design for Environment) 佐藤茂夫機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】持続可能な社会の構築に向けて、ものづくりの側からの取組みが期待されている。環境負荷の小さい製品を造るには、原料や素材の入手段階、製品の製造段階、使用段階、廃棄段階までをすべてを通じて考える必要がある。本講義では、それぞれの段階において設計に必要な情報やツールを紹介し、21世紀のものづくりにおける製品設計技術を解説する。具体的な製品事例を用いて、SolidWorksに付属のLCAソフトにより3-D図面化とLCAの適用を行う。

指定課題についてのレポート(100%)

配布資料市川芳明編著『環境適合設計の実際』オー

ム社(平成13年)

環境関連および材料関連の科目を履修していることが望ましい。

【授業計画】1 環境問題と材料2 廃棄物処理およびリサイクルの現状と課題(1)3 廃棄物処理およびリサイクルの現状と課題(2)4 インバースマニュファクチャリング(1)5 インバースマニュファクチャリング(2)6 エコマテリアル(1)無機物系7 エコマテリアル(2)有機物系8 環境関連のISO規格9 環境適合製品設計の概要10 ライフサイクルアセスメントの概要11 ライフサイクルアセスメントの市販ソフトの概要12 市販ソフトによる演習(1)13 市販ソフトによる演習(2)14 市販ソフトによる演習(3)15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械工学専攻

CAD/CAM工学特論 (Advanced Lecture: CAD/CAM) 長坂保美機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】企業の生産活動においてCAD/CAM/CAEシステムは重要な技術となっている。そこで、本授業はCAD/CAMシステムを有効に活用するための技術としてソフト・ハードの構成、データ構造の仕組み、さらにはシステムの現状と課題などを学ぶことにより、業種によって異なる生産現場の有効なシステム構成とは何かを理解することができる。

レポート(50点)にプレゼンテーション(50点)を加算、合計60点以上を合格。

プリントを配布

「機械CAD」あるいは「機械設計Ⅲ」の内容を復習し、CAD/CAMシステム構成を理解しておくこと。

【授業計画】1 CAD/CAMシステムの歴史的背景2 ハード・ソフトの歴史的背景3 2次元CAD/CAMシステムの構成と機能4 3次元CAD/CAMシステムの構成と機能5 CADシステム(IGES、STEP)のデータ構造6 CADシステム(STEP)のデータ検証7 CADシステム(ソリッドモデル)の表現方法8 CAMシステム(CL、NC)のデータ構造9 CAD/CAMシステムの現状

10 CAD/CAMシステムの課題(実用化の課題)11 CAD/CAMシステムの課題(データ変換技術)12 CAD/CAMシステムの課題と方策13 市販CAD/CAMシステムの事例14 市販CAD/CAMシステムの調査 →レポート15 CAD/CAMシステムに関するプレゼンテーション

CAD/CAMシステム操作習得者を対象とする。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

CAD/CAM生産体系特論 (Advanced Lecture: CAD/CAM and Production System) 長坂保美機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】企業の生産活動は高品質・低コスト等を実現するため、CAD/CAM/CAEシステムを中心に生産体系が大きく変化してきている。そこで、本授業はCAD/CAMシステムを有効に活用した生産体系(試作体系と量産体系)の現状と課題などを学ぶことにより、各現場での生産体系の特長を理解し、CAD/CAMシステムを活用した生産現場の課題に対応する能力を身につけることができる。

レポート(50点)にプレゼンテーション(50点)を加算、合計60点以上を合格。

プリントを配布

「機械CAD」あるいは「機械設計Ⅲ」の内容を復習し、CAD/CAMシステム構成を理解しておくこと。

【授業計画】1 CAD/CAMシステムの有効利用2 CAD/CAMシステムの有効利用の事例3 CAD/CAMシステムのデータ変換4 CAD/CAMシステムのデータ変換演習(構造)5 CAD/CAMシステムのデータ変換演習(STEP)6 CAD/CAMシステムのデータ変換演習(NC)7 CAD/CAMシステムとPDM8 CAD/CAMシステムによる切削加工法9 CAD/CAMシステムによる板金・プレス加工法

10 CAD/CAMシステムによる積層造形法11 CATとの連携活用12 CAD/CAMシステムによる試作体系13 CAD/CAMシステムによる量産体系14 CAD/CAMを用いた生産体系の調査 →レポート15 生産体系に関するプレゼンテーション

CAD/CAMシステム操作習得者を対象とする。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

制御工学特論 (Advanced Control Engineering) 張暁友機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】制御理論発展の過程を過去、現在、未来の視点から概観し、制御システムの最適調整を中心に制御対象固有の特性を学習する。簡単な1次遅れ系の応答、機械系と電気系モデルとの対応で2次遅れ系の応答の制御例を取り上げる。また、多変数制御系の基本的な習得をおこなうために、状態方程式による表現の取扱いを理解をする。

レポート提出

プリントを配布する。

プリントを熟読しておくこと。

【授業計画】1 ジ―グラー・二コルズの最適調整2 制御技術/理論の歴史3 アドバンスド制御技術の現状4 アドバンスド制御技術適用目的と指針5 アドバンスド制御技術の応用6 フィードフォワード制御7 制御システムの高度化8 機械糸と電気回路系との対応9 線形代数学の基礎

10 システムの状態方程式による表現11 状態方程式の例12 状態方程式の図式化13 状態方程式の解法14 定係数システムの可制御性15 定係数システムの可観測性

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械工学専攻

機械力学特論 (Advanced Dynamics of Machine) 張暁友機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】機械力学の応用分野として機械設備の診断技術がある。機械工学にたずさわる者にとっては適用範囲も広く、利用価値も高いこの設備診断技術についての理解を深める。

レポートにより評価豊田利夫著『回転機械診断の進め方』日本

プラントメンテナンス協会発行

学部の「機械力学Ⅰ、Ⅱ」の復習をしておくこと。

【授業計画】1 設備診断技術とは2 設備診断システムの基本構成3 回転機械によく現れる振動波形の性質4 精密機械システムの設計原理5 振動の測定法6 信号の前処理法7 周波数領域における解析技術8 回転機械の診断に便利な解析技術9 FFTの性質と特徴10 FFTの使い方11 回転機械の診断法12 精密診断の方法13 高速回転機械の診断方法14 転がり軸受の診断技術15 歯車装置の診断技術

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

サーボ設計特論 (Servo Control Design) 三宅徳久機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】フィードバック制御の一般的知識をベースとして、サーボ制御、機構系制御の基礎について、パソコンによるシミュレーション演習を中心とした講義により習得する。特に、制御対象の特性を考慮した制御手法の必要性に関して、サーボ剛性と機構剛性との関係、負荷外乱の影響、多軸協調制御、などの問題を取り上げ、これらの問題に対応するための実際的な制御設計方法を習得する。

レポート100%

プリント配布

岡田他『サーボ設計論』コロナ社

「ロボット工学」「制御工学」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 サーボ設計の基本的考え方2 フィードバック制御とサーボ機構3 制御対象と制御系のモデリング4 サーボ・シミュレーションの基礎(演習)5 サーボ制御系の解析(演習)6 サーボ制御系の設計手順(演習)7 制御対象の特性と制御系のマッチング(演習)8 基本的な補償法(演習)9 複数軸の協調における軸間のマッチング(演習)10 経路精度のフィードフォワード補償(演習)11 サーボ系における外乱とその補償(演習)12 ロバスト制御の基礎(演習)13 多変数制御の概念14 状態変数による制御系の記述15 サーボ設計総括

ロボット等のシステムを題材に、実際面での理解を重視し、シミュレーション演習を中心に進める。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

メカトロニクス特論 (Advanced Mechatronics) 中里裕一機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】メカトロニクスの概念を発展させ、現代制御理論を踏まえた機械制御方法の検討、およびコンピュータ工学や情報工学と関連させた電気回路技術を体系的に学習する。さらに、メカトロニクス技術の集大成であるロボット工学に学習を進め、具体的な応用例を含めて講義する。

レポート

加藤隆『システム制御工学』日本理工出版会

大学学部時に行ったメカトロニクス関連科目の復習をしておくこと。

【授業計画】1 状態変数と状態方程式および出力方程式2 伝達関数とブロック線図からの状態変数表示3 状態方程式の解とシステムの応用4 状態方程式と伝達関数5 線形変換6 対角標準型7 可制御性8 可観測性9 実現問題と最小実現10 MATLAB/SimuLinkによる制御計算(基本操作)11 MATLAB/SimuLinkによる制御計算(基本問題)12 MATLAB/SimuLinkによる制御計算(応用問題)13 ロボットの機構と運動14 ロボットの運動学15 まとめと講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械工学専攻

製品デザイン特論 (Advanced Lecture:Product Design) 大島康彰機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】製品をデザインするプロセスは通常、抽象的なイメージとコンセプトワークから始まり、想定するユーザーの利便性に貢献する具体的な機能と形態を創造することで完成する。インプットとして同じ設計要件を設定した場合でも、アウトプットとして産み出される製品のデザインは異なり、そこには作り手であるデザイナーの知性や個性が強く反映される。本授業では造形に結びつく手法の違いに拠って形状が変化し、印象も異なって感じられることを体験的に比較分析し、表現技術の未来を考察する。

レポート(50点)にプレゼンテーション(50点)を加算、合計60点以上を合格。

プリントを配布『アイディア&プロセスの法則』毎日コ

ミュニケーションズ

講義受講前までにデザイン関連の展覧会や展示会などを複数見学しておくこと。

【授業計画】1 製品デザインの創造プロセス概説2 デザインプロセス変遷の歴史3 アナログ手法メソッド4 デジタル手法メソッド5 統合プロセスメソッド6 CGとCADの連携7 グラフィックツールの役割8 レンダリング/シュミレーション9 造形面のリバースエンジニアリング

10 プレゼンテーション1-ドキュメント11 プレゼンテーション2-静止画12 プレゼンテーション3-動画13 プレゼンテーション4-web14 プレゼンテーション5-オーラル/総合15 プレゼンテーション技術演習

製品デザインの基礎プログラム習得者を対象とする。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

エネルギー環境工学特論 (Advanced Energy Conversion and Environmental Conservation) 丹澤祥晃機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】現代生活の基盤となるエネルギー資源の需給の状況とその効率的な変換利用に関する現在の技術、将来的に可能なシステム開発の現状を紹介する。エネルギーと環境問題を通して、自然や社会に適合しうる技術のあり方について考える。

レポート

プリント

配布プリントには予め目を通しておくこと。

【授業計画】1 エネルギー消費の状況2 エネルギー資源の状況3 エネルギー変換4 エネルギー変換機器5 新エネルギーシステム1(種類と概要)6 新エネルギーシステム2(現状と将来性)7 エネルギーと環境問題1(地球温暖化、CO2)8 エネルギーと環境問題2(フロン)9 エネルギーと環境問題3(リサイクル)

10 エネルギーの有効利用11 自然エネルギーの利用技術1(太陽光発電など)12 自然エネルギーの利用技術2(風力発電など)13 水素エネルギー社会14 レポート課題への取り組みと解説15 レポート課題の報告

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

伝熱工学特論 (Advanced Heat Transfer) 丹澤祥晃機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】伝熱工学の基本的事項(対流、熱伝導、熱放射)を技術的展開の基本となるように捉え、実際の応用例の中で理解する。また省エネルギーや効率的な熱利用を検討する力を身につける。

レポート

プリント集

配布プリントには予め目を通しておくこと。

【授業計画】1 伝熱工学とは2 ダクトの空気温度計測3 熱伝導方程式4 平板の熱伝導5 フィンの伝熱6 対流熱伝達7 管内熱伝達8 熱通過9 熱交換器の設計1(種類、構造、対数平均温度差)

10 熱交換器の設計2(汚れ係数、伝熱面積など)11 保温材付銅管の設計12 放射熱伝達13 太陽熱温水器の設計1(種類、構造)14 太陽熱温水器の設計2(熱バランス、選択吸収膜)15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械工学専攻

制御の技術史 (History of control engineering) 丹澤祥晃機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】制御の理論的・技術的な変遷過程の中で、重要なテーマをいくつか取り上げて、具体例を挙げながら制御工学を学習する。

レポート

指定図書 木村英紀著『制御工学の考え方』講談社

配布プリントには予め目を通しておくこと。

【授業計画】1 制御とは何か1(講義の前に)2 ワットの調速器3 J.C.Maxwelと調速器4 サーボ機構5 最適制御6 フィードバック制御とフィードフォワード制御7 フィードバック制御のしくみ8 モデル化9 ダイナミックスとスタティックス10 いろいろなダイナミックス11 現代生活と制御12 広がる制御13 制御とは何か2(講義を踏まえて)14 レポート課題への取り組みと解説15 レポート課題の報告

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

熱動力系の力学特論 (Dynamics on Thermal Power System) 橋詰匠機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】熱動力系全般のシステムを対象に、その力学的諸課題を論ずる。熱力学の基本法則、サイクル論を踏まえて、蒸気タービンシステム、ガスタービンシステム、スターリングエンジン、燃料電池、各種コージェネレーションシステムなどの具体的な熱動力システムのしくみを理解し、それぞれの応用事例について技術的知見を習得する。

レポート

配布プリント

予め配布する資料を熟読しておくこと。

【授業計画】1 熱力学の基本法則2 基本サイクル概説3 熱エネルギーの有効利用と熱動力系4 蒸気タービンシステム5 ガスタービンシステム6 低沸点媒体タービンシステム7 コンバインドサイクル8 高効率火力発電9 スターリングエンジン10 地熱発電とバイナリーサイクル11 海洋温度差発電とLNG冷熱発電12 コージェネレーションシステム13 カリーナサイクルとその応用14 ハイブリッド発電・冷凍システム15 燃料電池

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

調速論 (Governing Theory) 橋詰匠機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】調速理論、調速技術の歴史、制御と調速について、主として制御理論ならびに回路論の視点から論ずる。また、スチームタービンやディーゼルエンジン、排熱回収発電等における調速技術課題を取り上げ、さまざまなアプリケーションのもとに論ずる。これによって、調速に対する理解を深め、動力分野及び制御分野への応用力を養うことを目標とする。

レポート

配布プリント

予め提示する課題について予習しておくこと。

【授業計画】1 調速技術の歴史2 制御の歴史と調速技術3 ワットの蒸気機関と調速4 制御と計測5 調速理論の基礎6 調速方法の分類7 機械式調速機から電子式調速機へ8 調速機の特性9 スチームタービンの調速10 ディーゼルエンジンの調速11 排熱回収発電における調速12 水力発電における調速13 風力発電における調速14 回路論から見た調速技術15 調速技術事例の紹介

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械工学専攻

エンジンシステム特論 (Engine System) 小倉勝機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】輸送機器としてのエンジンは、燃費低減、排ガス低減など、社会的には厳しい要求がある。エンジンは高性能化してはいるものの、さらなる、燃費低減の可能性を秘めている。本講義では最新技術を紹介するとともに、それを可能にするハードウエアを構築し、実験も交えて実施する。

レポート

プリント配布『エンジン』産業図書、『Microsoft

Visual C# 2010 Express,QuartusⅡ』

Visual C#プログラミング、VHDLプログラミング

【授業計画】1 エンジンシステムのエレクトロニクス2 コモンレールシステム3 コモンレールサプライポンプの構造4 コモンレール燃料噴射による噴霧生成5 コモンレールの燃料噴射制御回路構築6 コモンレールの燃料噴射制御回路演習7 点火時期制御システムとその電子回路構築8 点火時期制御回路演習9 NAのバルブタイミングとエンジン性能

10 HCCIのバルブタイミングとエンジン性能11 エンジン性能向上のためのバルブタイミング制御12 電磁駆動バルブの種類と作動原理13 各種電磁駆動バルブの構造14 電磁駆動バルブの制御回路構築15 電磁駆動バルブの制御演習

USB-CPLDオリジナル機材【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

マシンインターフェース特論 (Machine Inter f ace) 小倉勝機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】本講義では専門領域の壁を取り払い、広範囲な知識を身につけることによって、インテリジエントなマシン構築技術を習得させる。具体的には、パーソナルコンピュータ言語、通信デバイス構築、大容量のシーケンスを構築できるVHDL言語によるCPLDやFPGAデバイス構築、パワーマシンを駆動させるパワーエレクトロニクス技術、そして、これらを総合的に結びつけるプログラミング技法によって、有能な頭脳を持ったマシン構築技術を習得させる。

レポート『Microsoft Visual C# 2010 Express(無

償版)』、『QuartusⅡ(Altera無償版)』萩原、宮崎『作って覚えるVISUAl C#

2008』秀和システム

Visual C#プログラミング、VHDL言語プログラミング

【授業計画】1 PC-USB通信プログラミング開発法2 PC-USBプログラム構築技術3 PC-USB通信回路制御演習4 VHDL言語によるCPLD、FOGAプログラミング開発法5 VHDL言語によるCPLDプログラミング6 VHDL言語によるFPGAプログラミング7 パワーエレクトロニクスデバイス回路開発法8 パワーエレクトロニクスの制御回路構築法9 パワーエレクトロニクスの制御回路設計

10 パワーエレクトロニクスの制御回路演習11 PC-パワーデバイス間通信による制御技術12 PC-パワーデバイス間通信による制御回路設計13 PC-パワーデバイス間通信による制御演習 14 PC-USB-CPLD通信によるモータ制御回路設計15 PC-USB-CPLD通信によるモータ制御演習

USB-CPLDオリジナル機材【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

流体工学特論 (Advanced Lecture:Fluid Engineering) 高木茂男機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】大学における流体力学関連の講義では、多くの場合純粋な流体の流れが取り扱われるが、流体を固体の輸送に使う設備も少なくない。本講では、空気輸送、スラリー輸送、水力輸送を取り上げ、流体を固体輸送に使う実例について説明する。

課題に対するレポートによる。

文献、資料等を配布する。

文献、資料等を配布する。一次元的な水力学の基礎式(連続の式、オ

イラー型運動方程式など)について導出過程と内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 空気輸送とは2 粉体の特性3 浮遊輸送とプラグ輸送4 浮遊輸送における流動現象(Ⅰ)5 浮遊輸送における流動現象(Ⅱ)6 プラグ輸送における流動現象7 所要動力の評価8 閉塞現象9 供給装置と分離装置

10 スラリーとは11 レオロジーとスラリー12 スラリー輸送システム13 水力輸送とは14 管路による水力輸送15 開水路による水力輸送

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械工学専攻

熱・物質移動特論 (Advanced Lecture:Heat and Mass Transfer) 高木茂男機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】流動現象、伝熟現象、拡散現象は、現象としては異種のものであるが、互いに類似性と関連性が深い。移動論として統一的に扱い、理解を深める事を目的とする。

課題に対するレポートによる。

文献、資料等を配布する。

文献、資料等を配布する。

対流熱伝達について原理、分類、無次元数を用いた実験式の表示などを復習し充分理解しておくこと。

【授業計画】1 運動量、熱および物質の移動現象(基礎式)2 運動量、熱および物質の移動現象(相似則)3 流体の粘性と運動量の輸送4 ニュートン流体の層流(基礎式)5 ニュートン流体の層流(円管内の流れ)6 非ニュートン流体の層流7 乱流と乱流モデル(現象のモデリング)8 乱流と乱流モデル(実用例)9 乱流の速度分布と流体摩擦10 伝熱の3種の様式11 層流熟伝達12 乱流熟伝達(平板上など)13 乱流熱伝達(円管内など)14 層流における物質移動15 乱流における物質移動

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

燃焼工学特論 (Combustion System) 中野道王機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】エンジンの効率やエミッションを理解するためには、工業熱力学で学んだ内容に加えて化学反応的知見が重要である。そこで本講では、内燃機関を例として熱力学的および化学反応的立場から理論的限界や実用上の課題を学び、燃料・燃焼・排気に関わる現象を理解することを目標とする。

レポートにより評価する。

プリント

プリントを熟読しておくこと。

【授業計画】1 燃料と燃焼の基礎2 排気組成の基礎3 燃焼と化学反応(1) 化学平衡4 燃焼と化学反応(2) 非平衡反応5 エミッションと化学反応(1) 化学平衡6 エミッションと化学反応(2) 非平衡反応7 熱効率向上と燃焼改善8 熱力学と化学反応から見た理想的燃焼9 自着火燃焼(1) 熱効率の改善10 自着火燃焼(2) エミッションの改善11 ノッキングと熱効率12 ノッキングのメカニズム(1) 自着火の発生13 ノッキングのメカニズム(2) 衝撃波の発生14 排気後処理技術(1) ガス成分15 排気後処理技術(2) 粒子状物質

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

弾・塑性力学特論 (Advanced Theory of Elasticity & Plasticity) 神雅彦機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】機械の設計や構造解析、あるいは金属やプラスチックなどの材料加工においては、材料の強度に関する知識が必要である。この講義では、材料力学に続く学問分野として、固体力学の観点から材料の強度に関して学習することを目的とする。金属の弾性力学と塑性力学、および高分子材料の粘弾性力学の基礎に関して学ぶ。機械設計や材料加工の現場においては、材料の強度や変形の解析に有限要素法が常用されるようになってきた。それを正しく理解し活用できる程度の固体力学の基礎を習得するすることを目標とする。

期末試験で60点以上を合格とする。

有光隆著『はじめての固体力学』講談社(2010)日本塑性加工学会編『例題で学ぶ初めての

塑性力学』森北出版(2008)

材料力学Ⅰ-J、材料力学Ⅱ-Jを復習しておくこと。

【授業計画】1 力学の基礎(力とモーメント、応力とひずみ)2 数学の基礎(マトリックス演算、ベクトル)3 応力の解析(応力ベクトル、応力テンソル)4 応力の平衡方程式、コーシーの式5 ひずみの解析(変位勾配、ひずみ、回転)6 主ひずみ、ひずみの主軸、ひずみの不変量7 応力とひずみの関係(構成方程式、2次元問題)8 前半のまとめ9 弾性力学の基本構造10 円柱座標系の問題11 2次元弾性問題の解析12 塑性力学(塑性の概念、偏差応力、偏差ひずみ)13 降伏条件、加工硬化14 粘弾性力学(マックスウエル要素、フォークト要素)15 クリープと応力緩和

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械工学専攻

機械加工学特論 (Advanced Lecture on Machine Tools and Machining) 神雅彦機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】切削や研削加工などの機械加工は生産加工の要をなす技術であり、その素養は生産技術者にとって必須である。この講義では、工作機械の技術、工具技術あるいは切削理論等に関して、基本的かつ重要な項目を選び、奥深く講義する。単に座学により知識を得るのみではなく、実習および演習をも取り入れて、その原理を体得することを目指す。講義では、精密機械加工を主な対象とするが、会得した基本原理は他の機械加工を考える上でも十分に役立つであろう。

総合演習課題で60点を合格とする。古閑伸裕ほか『生産加工入門(2009)』コ

ロナ社、およびプリント。小野浩二ほか『理論切削工学、現代出版

社』、中沢弘『やさしい精密工学』工業調査会

機械加工のテキストを復習しておいて下さい。

【授業計画】1 機械加工技術の概要1:歴史2 機械加工技術の概要2:現状3 工作機械技術1:概要4 工作機械技術2:設計理論5 工具技術1:概要6 工具技術2:設計理論7 切削理論1:切りくず生成理論8 切削理論2:切りくず生成理論9 切削理論3:精密加工理論

10 切削理論4:精密加工理論11 新しい加工技術創案概論1:超精密切削12 新しい加工技術創案概論2:超音波援用切削13 新しい加工技術創案概論3:超音波援用切削14 総合演習課題1:課題の提示と演習15 総合演習課題2:演習結果の評価

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

塑性加工学特論 (Advanced Lecture on Metal Forming) 古閑伸裕機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】代表的な板材の塑性加工法である、せん断加工と深絞り加工について、これら加工法の原理と適正加工条件などについて理解する。つぎに、製品精度や成形限界の向上、難加工材の成形のために開発され、実用化されている成形法や成形技術についての理解を深める。そして、塑性加工に不可欠な、潤滑や工具への表面処理技術など、周辺技術についても理解を広める。

講義終了後に課す課題レポートにより評価する。『プレス打抜き加工』、『プレス絞り加

工』日刊工業新聞社

学部で選択科目として開講されている塑性加工または生産加工学の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 せん断加工の加工原理2 せん断加工における適正加工条件3 精密せん断(かえり無しせん断)4 精密せん断(ファインブランキング)5 難加工材のせん断6 深絞り加工の加工原理7 深絞り加工における適正加工条件8 再絞り加工、張出し加工、しごき加工9 対向液圧成形、インクリメンタルフォーミング

10 難加工材(チタン、マグネシウム)の成形技術11 板材成形における潤滑12 金型工具への表面処理技術13 プレス機械と金型14 環境改善を目的とした塑性加工技術15 自動車軽量化のための塑性加工技術

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

成形加工学特論 (Polymer Processing) 村田泰彦機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】プラスチック成形加工において、成形加工現象を理解することは、プラスチック製品の設計・開発技術者を目指す者にとって重要である。本講義では、射出成形における加熱シリンダ内および金型内で起こる様々な成形現象や成形不良現象に関して、成形現象を可視化できるシリンダと金型により得られた画像等を用いて解説し、受講者各自が、成形現象を可視化することの意味と、成形プロセスや成形不良の発生原因について理解し、これらを説明できることを学習の到達目標としている。

レポートの点数で評価し、60点以上の場合に限り単位を認める。

古閑、神、竹内、野口、松野、宮澤、村田共著『生産加工入門』コロナ社 (2009)

学部で選択科目として開講されているプラスチック成形加工または生産加工学の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 成形材料の特性2 射出成形の原理3 射出成形金型の構造4 成形現象の可視化・計測方法5 射出成形機加熱シリンダ内現象6 金型内成形現象(1)-ランナ内樹脂充填現象7 金型内成形現象(2)-ゲート部樹脂充填現象8 金型内成形現象(3)-キャビティ内樹脂充填現象9 金型内成形現象(4)-樹脂温度分布

10 金型内成形現象(5)-樹脂圧力分布11 成形不良現象(1)-ウェルドライン生成現象12 成形不良現象(2)-フローマーク生成現象13 成形不良現象(3)-シルバーストリーク成形現象14 成形不良現象(4)-焼け、その他不良現象15 成形不良現象の抑止対策

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械工学専攻

先端材料加工学特論 (Processing of Advanced Materials) 竹内貞雄機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】近年の工業製品の性能向上は、用途に応じた特性を付与した先端材料の開発によるところが大きい。このような先端材料の諸特性は元素の周期表を理解しておくことである程度の推測が可能である。本講では、メンデレーフの周期表を読み解き、元素の電子配列から結合様式やイオン化傾向を理解する。その上で各種先端材利用の製造方法ならびに加工方法について習得する。

レポートによる

プリントを配付する。新日本製鐵(株)編著 『鉄の未来が見える

本』日本実業出版社

新材料に関する情報の収集を心がけておくこと。

【授業計画】1 元素発見の歴史2 周期表の概要3 電子配列(電子軌道と配列順位の基本)4 電子配列(遷移金属における電子の充足)5 結合方式(共有結合とイオン結合)6 結合方式(金属結合と自由電子の振る舞い)7 イオン化傾向8 アルカリ金属・遷移金属9 セラミックス材料10 CVD法・PVD法11 炭素系高機能材料(ダイヤモンド、DLC)12 炭素系高機能材料(ナノチューブ、カーボンファイバー)13 高融点材料14 高強度材料15 新材料開発の現状

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

マイクロ加工学特論 (Advanced Micro Machining) 野口裕之機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】マイクロ加工を行う上で、基礎知識として電子、イオン、レーザービーム等による微細加工技術に関して、知識を習得するとともに、機械加工での微細加工の限界や光を使用した加工の限界を知った上で、さらなる電子やイオンによるナノ領域の微細加工技術の内容を理解することを主目的とし、得られた知識を実践的に実証するため、DVDを使用した実験によるナノ加工の体験をし、マイクロ・ナノ加工の周辺技術の理解を深めることを目標とする。

指定課題のレポートにより評価する。

講義ごとに資料を配付する。川井知二監修『ナノテクノロジーのすべ

て』工業調査会発行

参考図書などで、マイクロ・ナノ加工に関する文献を事前に熟読しておくこと。

【授業計画】1 電磁波とは何かを探る2 光の波長とマイクロ加工3 光エネルギーを伝送する光ファイバー4 レーザービーム加工5 電子ビームとイオンビーム加工6 各種イオンビームによる加工7 イオンビームによるマイクロ加工8 マイクロ・ナノプロセッシング9 ナノインプリンティング10 ナノ計測法11 結晶の面方位12 エッチング加工法13 光ディスクの解析14 ナノテクノロジーの動向調査15 集束イオンビームによるナノ加工

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

生産工学特論 (Advanced Production Engineering) 二ノ宮進一機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】生産システムに関する基礎的理論について知見を得る。ものづくりの基盤である最新生産技術を理解すると共に、その効果について把握する。既存の生産システムと比較して、近年の最新生産システムの特徴と工程設計の概念を理解する。生産活動のロバスト設計的アプローチについて学ぶ。

レポートにより評価する。

資料配布、必要に応じて参考文献を紹介する。

部品製造等に関連する技術について興味を持ち、既存の生産システムについて調査・把握しておくこと。

【授業計画】1 生産の歴史と現状2 生産ラインと工作機械3 CAD/CAM/CAE/CATシステム4 リバースエンジニアリング5 NC工作機械(精密機械加工)6 NC工作機械(精密特殊加工)7 マルチタスキングマシン8 環境調和型加工技術9 環境調和型生産システム技術10 システム選択と損失関数11 許容差設計とパラメータ設計12 エネルギ入出力による機能性評価13 品質工学と技術開発14 製品生産条件における最適化法15 次世代生産システム

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械工学専攻

特別演習実験 (Special Practice and Experiment) 博士前期課程担当教員機械工学専攻

通年 4 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】学生の修士論文のテーマに関連した学識の基礎について体系的(設計工学、エネルギー工学、材料加工学)に教授するとともに、演習・実験を行なって応用能力を養う。特に、設計工学では機械要素、ロボット工学、CAD/CAMデータ処理、精密制御など。エネルギー工学では燃焼工学、エネルギー変換など。そして、材料加工学では機械加工、塑性加工、燃焼工学、プラスチック成形などの応用能力を身につけることを目的とする。

プレゼンテーションにより評価する。

プリント

プリントを熟読しておくこと。

【授業計画】演習実験テーマの概要説明演習実験テーマのスケジューリング演習実験テーマの調査演習実験テーマの立案演習実験テーマの遂行(一般的手法)演習実験テーマの遂行(具体的手法)演習実験テーマの遂行(まとめ)中間発表会演習実験テーマ結果の分析演習実験テーマ結果の考察演習実験テーマ結果を基にした報告書(枠組)作成演習実験テーマ結果を基にした報告書(詳細)作成演習実験テーマ結果を基にした発表と討論演習実験テーマ結果を基にした発表と討論(まとめ)総括

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学特論1 (Advanced Applied Mathematics 1) 石崎克也機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】フラクタル図形を平面にコンピュータを使って描くことを考える。領域に複素数平面を指定し、ひとつの複素変数函数の反復合成による描写は効率的である。一方で、多項式のような初等的な函数が織りなす複素力学系の世界は、純粋に理論的な視点から考察する対象としても興味深い。本講義においては、工学専攻の院生が必要とされる数学的基礎知識の取得とフラクタル・グラフィックスへの応用を学習することを目的とする。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 複素函数論からの準備2 特異点の分類3 整函数・有理型函数4 函数の反復合成5 周期点6 周期点の指数7 正規族8 フラクタル図形9 ファトウ集合・ジュリア集合

10 マンデルブロー集合11 シュレーダー方程式12 ベッチェル方程式13 超越函数の力学系14 コンピュータグラフィックス15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学特論2 (Advanced Applied Mathematics 2) 石崎克也機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】大学院を修了するまでに、院生が必ず出会う数学の問題として、微分方程式・関数方程式の問題がある。これらの解は、必ずしも容易には求まらない。ここでは、連続的関数方程式と離散的関数方程式の解法の比較をテーマに置く。また、Mathematicaなどの数式処理ソフトの利用による可視化も考える。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 微分方程式・関数方程式の解2 求積法・ラプラス変換3 線形微分方程式4 離散変数関数方程式5 漸化式6 差分公式7 和分公式8 線形差分方程式9 非線形微分方程式

10 非線形差分方程式11 複素変数関数方程式12 q-差分方程式13 合成を含む関数方程式14 コンピュータグラフィックスへの応用15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械工学専攻

応用数学特論3 (Advanced Applied Mathematics 3) 安田正實機械工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】大学院において必要とされる統計学の基礎および応用を学習する。特に、実験的学習から問題を見いだし、抽象的な統計概念と実際問題との関連を理解することを達成目標とする。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 データの表現2 中心的傾向の測度(離散変量)3 中心的傾向の測度(連続変量)4 散布度(四分位範囲・平均)5 散布度(分散・標準偏差)6 確率(加法定理)7 確率(乗法定理)8 順列・組み合わせ9 離散型確率分布10 二項分布11 ポアソン分布12 正規分布(標準化)13 正規分布での近似14 結合分布15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学特論4 (Advanced Applied Mathematics 4) 安田正實機械工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】応用数学特論3に引き続いて、大学院において必要とされる統計学の基礎および応用を学習する。特に、自然科学および社会科学から生じた問題を通し、抽象的な統計概念と実際問題との関連を理解することを達成目標とする。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 理論分布2 標本抽出(離散分布)3 標本抽出(連続分布)4 標本分布5 中心極限定理6 信頼限界7 有意性検定8 符号検定9 χ2乗検定10 適合度の検定11 相関12 線形回帰13 s2乗の標本分布14 分散分析15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

特別研究 (Advanced Research on Mechanical Engineering) 博士前期課程担当教員機械工学専攻

通年 8 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】機械工学に関する研究領域においてテーマを選び、各教員の指導を受けながら学術研究を行なう。未知の学問の探求と問題解決に必要な専門知識、情報収集・処理能力、実験の計画・遂行能力、さらに独自の発想と見解を説明するプレゼンテーション能力を身につけることを目標とし、それらをもって修士論文を作成する。

論文とプレゼンテーションにより評価する。

プリント

研究テーマに関連する文献などを調査し、研究の背景や課題に整理しておくこと。

【授業計画】以下の要領で実施する。(1)各教員の指導の下で、それぞれの専門分野に   関係した研究を行なう。(2)研究の意義、研究の進め方についてディスカッ   ションした後、独自に研究を進める。(3)研究の進展状況や問題点を随時指導教員に   報告し、実施計画の見直しや問題解決策につい   て協議する。(4)1年終了時に途中経過をまとめ、中間発表会を   開催する。(5)研究成果を関連学・協会にて発表する。(6)研究成果を修士論文にまとめる。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械工学専攻

応用設計特論 (Advanced Application of Mechanical Design) 梅崎、有賀、佐藤、長坂、中里、大島、張、細田機械工学専攻

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】機械や構造物さらにはロボットのような製品を設計・製作する場合に望まれている、最新の機械要素技術・メカトロニクス技術の適用と共に、環境への影響をも配慮した材料選択や製品評価について学び、同時にCAD/CAM/CAEを利用した最適設計・製造法についても学ぶ。

レポート又は試験により評価する。

資料配布

資料を熟読しておくこと。

【授業計画】1 機械工学分野におけるものづくり技術の展開・展望2 最近の身近な機械要素技術 1(有賀教授)3 最近の身近な機械要素技術 2(有賀教授)4 磁気応用メカトロニクス技術 1(張准教授)5 磁気応用メカトロニクス技術 2(張准教授)6 ロボット工学:社会的意義と問題点(中里教授)7 ロボット工学:歩行ロボット概論(中里教授)8 ロボット工学:歩行ロボット演習1(中里教授)9 CAD/CAM設計手法1(長坂教授)

10 CAD/CAM設計手法2(長坂教授)11 CAD/CAM設計手法3(長坂教授)12 コンピュータによる設計支援1(梅崎教授)13 コンピュータによる設計支援2(梅崎教授)14 環境調和型製品設計1(佐藤茂教授)15 環境調和型製品設計2(佐藤茂教授)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用熱流体特論 (Advanced Application of Heat and Fluid) 丹澤、高木、中野機械工学専攻

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】エネルギー利用には、様々な分野の技術を総合する必要がある。たとえば熱力学、燃焼工学、伝熱工学、流体工学など、さまざまな学問・技術分野が関わる。本講義では、1)熱および物質の流動による輸送、2)内燃機関による動力発生、3)自然界のエネルギーを機械的仕事へ変換するシステム等、実例を挙げて多岐にわたる現象を解説し、エネルギー問題や環境問題に取り組む際の素養を養う事を目標とする。

レポートにより評価する。

プリント

プリントを熟読しておくこと。

【授業計画】1 熱伝達:流れが支配する熱の動き(1)2 熱伝達:流れが支配する熱の動き(2)3 自然対流:熱の移動が作り出す流れ4 空気輸送と水力輸送:粒子を運ぶ流れ5 粒子流動のモデル化:複雑な現象への取り組み6 内燃機関を支える熱力学と燃焼理論7 燃焼と機関効率8 燃焼と排気制御9 自着火燃焼

10 熱機関に関する技術動向11 これまでのエネルギー変換と新エネルギー(1)12 これまでのエネルギー変換と新エネルギー(2)13 地球環境とこれからのエネルギー(1)14 地球環境とこれからのエネルギー(2)15 自然エネルギー利用の実際

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用加工学特論 (Advanced Lecture on Applied Machining) 村川、古閑、竹内、村田、神、野口、二ノ宮機械工学専攻

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】日本の産業を支える製造業の現場では、素材や製品の種類によって、様々な加工技術が採用されている。本科目の目標は、素材創製や加工に関する最新技術について学ぶと共に、近未来に向けて開発されつつある新しい技術について知見を得ることにある。

レポートにより評価する。

プリント

プリントを熟読しておくこと。

【授業計画】【古閑教授】最近注目を浴びている精密プレス加工 技術や、各種機能材料の塑性加工技術について学ぶ。また、最先端プレス加工機についても述べる。【竹内教授】新材料合成に用いられる気相合成法の原理を概観し、注目されているダイヤモンドに代表される炭素系高機能材料について述べる。【村田教授】プラスチックの性質や種類、各種プラスチック成形加工の原理と特徴、金型、さらに、射出成形現象について述べる。【神教授】機械加工法の基礎および応用に関して述べる。特に、精密切削法に重点を置く。【野口准教授】超高硬度材料のマイクロナノ加工を実現するためのイオンビーム加工について述べる。【ニノ宮准教授】高精度・高能率除去加工に関して最新切削・研削加工や特殊加工について述べる。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

電気機器学特論 (Advanced Study for Electric Machine) 電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】我国で発電される電力1億キロワットの内、7割は電動力応用に使用される。電動力応用の代表として1) 鉄鋼圧延機・抄紙機用の高応答速度制御の世界2) 電気鉄道用に重用される直巻電動機の世界3) トルク制御による巻取り電動機の張力一定制御4) ファン・ポンプモータのVVVF速度制御を取上げ、電動力応用の世界をより深く理解することによって、実用上重要な電動機の特性を習得することを目標とする。

レポート(70%)、出席(30%)

配布資料による

電気学会『電気機器工学Ⅰ』

学部授業「電気磁気学」および「電機エネルギー変換」を事前に復習しておくこと。

【授業計画】1 直流電動機の伝達関数2 直流電動機のフィードバック速度制御3 同上比例・積分ゲインの 適設定の理論4 同上デジタル制御によるRAS機能向上5 IEC61800-1における直流機ドライブ装置6 分巻直流電動機と直巻直流電動機との特性比較7 鉄道車両における加速・登坂性能と直巻特性8 鉄道車両における車輪径アンバランスと直巻特性9 鉄道車両における架線電圧変動と直巻特性10 直流分巻電動機のトルク制御11 各種ロール巻取用直流電動機での張力制御12 交流電動機における回転磁界の生成13 誘導電動機のVVVF制御による可変速運転の原理14 ファン・ポンプモータの省エネルギーVVVF制御15 プレゼンテーションと講評(レポート提出)

平成24年度休講【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

制御機器学特論 (Electric Machines for Control Applications) 電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】速度制御およびトルク制御を行う電動力応用の世界は、鉄鋼圧延プラント、製紙プラント、電気鉄道自動運転等のフィールドで、1990年のIT元年以降、高度にコンピュータ化・情報化、階層化・モジュール化されている。また国内で1億キロワット以上を発電する発電所においても、主機・補機を含めた全ての電気機器は、高度にコンピュータ化・情報化されている。本科目は、以上の高度にコンピュータ化された電動力応用・発電制御オートメーションの世界の実像を習得することを目的としている。

レポート(70%)、出席(30%)

配布資料による安部可治編著『パワーエレクトロニクスと

システム制御』オーム社

学部での制御関連科目を事前に復習しておくこと。

【授業計画】1 電動機ドライブ装置(自動制御と各種制限制御)2 電動機ドライブ装置(保護およびシーケンス)3 電動機ドライブ装置(パワーエレクトロニクス)4 プログラマブルコントローラのハードウェア5 プログラマブルコントローラのソフトウェア6 プログラマブルコントローラとIEC-61131規格7 制御用計算機の構成と特徴8 制御LANの構成と特徴9 産業オートメーションにおける3階層制御モデル10 オートメーションの要求定義11 オートメーションのシステム構成図の作成12 システム構成図から運転方案への展開13 3段階の非常停止によるフェールセーフの実現14 HMI(人間・機械インターフェイス)の設計15 プレゼンテーションと講評(レポート提出)

平成24年度休講【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

電気エネルギー工学特論 (Advanced Study on Electrical Energy Engineering) 上野貴博電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】現代の電力発生(水力・火力・原子力発電など)の現状および電力事業におけるエネルギー需給の現状と近のトピックスについて解説する。また発電機・送変電機器などの電力機器の現状とエネルギー変換、蓄積技術の新技術について習得する。さらに、新エネルギーの今後の展望についても解説する。

レポートとプレゼンテーション(70%)出席も考慮する(30%)

配布プリント

前田、新谷著『電気機器工学』コロナ社

学部で学習した電気磁気学、電機エネルギー変換の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 エネルギー需給の現状2 電力発生技術の現状3 火力、水力発電技術4 原子力発電の現状と課題5 新エネルギー発電技術6 電力系統技術・電力流通設備7 変電機器・送電機器の技術8 新エネルギーの展望9 電力貯蔵システム10 省エネルギー技術11 パワーエレクトロニクス技術12 環境とエネルギーの将来13 電力会社の課題14 電気エネルギーの今後の発展15 講評・レポート提出

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

電 気 工 学 専 攻

Page 18: 大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動) 3精密機械システムの設計原理(アッベの原理) 4精密機械システムの設計原理(ロストモーション)

-401-

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

電気工学専攻

知的計測制御特論 (Intelligent Instrument and Control Systems) 吉澤信幸電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】様々な信号処理手法を駆使した 近の知的計測・制御手法について紹介する。まず、具体的な適用例として人型ロボット研究の現状を紹介し、その背景にある基礎知識として状態方程式のマトラブによる演算や、電子回路シミュレーションについて実習する。知的手法としてはニューラルネットやファイジーシステムについて見識を深める。さらに具体的な端末装置とのインターフェースとしてPICやサーボモータの利用について学び、具体的な制御回路を設計できる能力の育成を目標とする。

出席を重視する。課題発表およびレポート提出も評価する。

プリントを配布する。

古典制御法について復習しておくこと。

【授業計画】1 人型ロボット研究の現状2 ロボットと計測3 ロボットと制御4 シミュレーターの利用法5 伝達関数と状態方程式6 マトラブによる状態方程式の利用7 状態フィードバック8 PICの利用9 ニューラルネットワークによる制御

10 遺伝子アルゴリズムによる制御11 ファジー制御12 3次元世界の理解13 生体アシスト技術14 知的計測制御の課題15 課題発表

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

バイオメカニズム特論 (Biomechanism) 吉澤信幸電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】動物は神経系という低速な制御系を用いて、極めて俊敏な運動制御が可能である。動物がフィードバック制御系を用いないでコンタクトタスク問題を解決できるメカニズムとして、 近になって2関節筋による協調制御モデルが明らかになった。本講義ではヒューマノイド制御のキーテクノロジと考えられる2関節筋モデルについて学習する。さらに、種々のバイオメカニズムについて解説する。

出席を重視する。課題についての発表とレポートも評価する。

熊本水頼『ヒューマノイド工学』東京電機大学出版局

赤澤堅造『生体情報工学』東京電機大学出版局

参考図書について、自習しておくこと。

【授業計画】1 2関節筋とは2 運動制御の生物進化3 人体の筋配列4 協調制御モデル5 コンタクトタスクの解消6 2足歩行の安定化7 跳躍の安定化8 歩行解析9 筋の収縮と張力制御の神経機構

10 運動の機構と神経制御11 触圧覚12 視覚系の情報処理13 聴覚系の情報処理と音声14 生体電位の測定と応用15 課題演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

電気制御工学特論 (Modern Topics in Electro-Control Engineering) 電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】制御理論を実際に適用する能力を身に着ける。各分野の文献を輪講する過程で多くの実例を学ぶ。特に、数理工学・数値解析法をもとに、離散系制御の全般を習得してモデル化と同定・制御系の設計・問題点の認識・評価能力を身に着ける。

受講時の理解度を評価する。

当方で資料を配布する。

古典制御と現代制御の基礎を習得していること。

【授業計画】1 プロセスの理解ー連続系2 プロセスの理解ー離散系3 制御系開発の必要性4 制御系開発の期待効果5 制御方式の分類6 プロセスの静的モデル化7 プロセスの動的モデル化8 モデルの同定9 制御系の設計

10 制御系の 適設計11 実機への装着方法12 実機化の評価13 実機化での問題点の把握と改善策14 今後の電気制御工学の展開のしかた15 レポートに関する講評

平成24年度休講【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

電気工学専攻

電気制御工学応用特論 (Advanced Application of Electro-Control Engineering) 電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】

先端の制御理論が実際に適用されている例を学ぶ。ここでは、知識としての工学から実機適用能力の確保へ脱皮を図る。特に、制御工学の実機適用のためにマスターしておかなければならない数理工学を中心として学ぶ。

講義中の理解度により評価する。

古典制御と現代制御の基礎を習得していること。

【授業計画】1 ラプラス変換のまとめ2 線形代数のまとめ3 連続時間系状態方程式4 連続時間系 適制御5 離散時間系状態方程式6 離散時間系 適制御7 オブザーバ8 線形連立方程式解法9 非線形連立方程式解法10 小自乗法11 漸化型 小自乗法12 非線形計画法(制約条件なし)13 非線形計画法(制約条件あり)14 産業への応用(モデリング)15 産業への応用(制御)

平成24年度休講【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

放電工学特論 (Advanced Studies on Electric Discharge) 西村誠介電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】放電現象は電気電子工学のあらゆる分野で重要な役割を果たしており、電磁気学の発展科目の一つとして位置づけられる。特に、電気絶縁・高電圧工学、気体エレクトロニクス・材料物性工学等との関連が深い。このため、その応用分野は、放電加工をはじめエネルギー・環境問題、新素材開発、バイオ・宇宙等の先端技術の分野にも及んでいる。本講義では、放電現象の本性を探りつつ、関連する基礎的事項を考究し、その上で主要な応用分野での知見を習得する。

期末テスト70%、中間課題レポート30%

適宜プリントを配布。 関口忠、他『電離気体論』電気学会、大

木正路『高電圧工学』槇書店、など。

学部で学習した電磁気学に関する内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 序論2 電離気体の基礎過程1(速度分布、衝突)3 電離気体の基礎過程2(励起、電離、再結合)4 電離気体の基礎過程3(移動現象、拡散、電子付着)5 気体放電開始1(タウンゼント理論、パッシェン法則)6 気体放電開始2(ストリーマ理論、リーダモデル)7 部分放電8 沿面放電9 定常気体放電1(グロー放電、応用)10 定常気体放電2(アーク放電、応用)11 定常気体放電3(その他の放電、応用)12 雷放電現象13 プラズマの基礎特性14 プラズマの応用15 放電現象の各方面への応用

超高電圧(UHV)研究センターで放電現象のデモンストレ-ション実験を予定。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

絶縁システム設計特論 (Insulation Design in Electric Power System and Apparatus) 西村誠介電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】合理性と高信頼性を兼備した電気絶縁を確保するための知見を体系的に論述し、その技術の基礎となる事項を追求する。各種誘電体の絶縁破壊現象の理解を踏まえ、絶縁システムの耐電圧・絶縁破壊特性と電気的ストレスの性質を把握して、電力系統をはじめ、電気・電子機器等の絶縁設計の基本概念を習得する。また、新素材の適用や先端技術と関連して注目されつつある極低温、宇宙空間等での電気絶縁についても論及する。

期末試験70%、中間課題レポート30%

適宜プリントを配布する。 大木正路『高電圧工学』槇書店、河野照

哉『系統絶縁論』コロナ社、など

「放電工学特論」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 序論2 絶縁の種類と各種誘電体の特徴3 各種絶縁システムの構成4 絶縁破壊現象とその機構5 電力系統における過電圧6 電力系統における絶縁協調7 決定論的絶縁設計8 確率論的絶縁設計9 代表的な電力機器の絶縁設計例10 各種誘電体の絶縁劣化1(劣化要因と劣化機構)11 各種誘電体の絶縁劣化2(劣化試験)12 絶縁性能の試験法1(絶縁耐力試験)13 絶縁特性の試験法2(絶縁診断)14 絶縁技術に関する各種標準規格15 絶縁技術に関する 近のトピックス

超高電圧(UHV)研究センターで絶縁破壊等のデモンストレーション実験を予定。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

電気工学専攻

照明工学特論 (Advanced Illuminating Engineering) 高橋明遠電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】照明は現代の生活環境を構成する重要な要素である。本講では、電気エネルギーから光エネルギーへの変換および光エネルギーの空間への供給手法を習得するとともに、人間の知覚と視対象である物体や空間を含めた視環境に関する知識を習得し、関連する技術内容を理解して、応用への思考を養成する。

レポート(70%)、演習(30%)

配布プリント大山松次郎原著・小原清成編『新しい照明

ノート』オーム社

光学に関する基礎的事項を復習しておくこと。

【授業計画】1 光と照明2 測光量3 視覚系4 照明と色彩5 光源(1):温度放射6 光源(2):ルミネッセンス7 照明方式8 照明の計算(1)9 照明の計算(2)

10 演習11 照明の計算(3)12 視環境とその評価13 照明計画と設計システム14 照明の実際15 照明空間の諸量の測定

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

照明空間特論 (Advanced Illuminating Space) 高橋明遠電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】室内照明は明視論を基礎に設計され、照明は視覚を介して人間と深く結びついている。本講では、照明空間における光の分布状況が物の見え方などに与える影響について、物理量に基づいた評価方法を理解するとともに関連する知識を習得する。

レポート(70%)、演習(30%)

配布プリントハンス-ユルゲン ヘンシェル著、森礼於

訳『光と照明』日本理工出版会

光の性質、および微分積分の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 光の性質2 光と視覚3 光と放射の測定4 光源システム5 照明制御システム(1)6 照明制御システム(2)7 演習8 照明空間と視空間9 照明の場と光束ベクトル

10 平均球面照度と照明ベクトル11 照明設計(1)12 照明設計(2)13 モデリング効果14 モデリングインデックス15 グレアインデックス

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

半導体材料特論 (Semiconductor Physics) 石川豊電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】半導体は、その電気的性質上、導体と絶縁体の中間に位置し、あるいは両者の性質を併せ持つため、電子デバイスには欠くことのできない材料である。本講義では、半導体結晶の製造方法を講義した後に、半導体材料が広く電子デバイスに使われる理由である様々な特長について、電気的性質を中心に理解することを、中心的な目標とする。

出席状況(30%)、レポート(70%)による

小長井 誠著『半導体物性』培風館

下村 武 著『電子物性の基礎とその応用』コロナ社

学部で学習した、電気磁気学及び物性の内容について復習しておくこと。

【授業計画】1 半導体材料の概観2 半導体材料の結晶構造3 半導体材料の純化4 単結晶の製作5 半導体結晶内の不完全性6 電気伝導の基礎7 固体のバンド理論の定性的説明8 量子論の基礎9 状態密度

10 クローニッヒ・ペニーモデル11 分布則12 真性半導体のキャリア濃度13 不純物半導体のキャリア濃度14 半導体の導電率と移動度15 演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

Page 21: 大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動) 3精密機械システムの設計原理(アッベの原理) 4精密機械システムの設計原理(ロストモーション)

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

電気工学専攻

電子デバイスプロセス特論 (Topics on Electronic Device Process) 石川豊電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】近年、急速に発展してきた集積回路の製造技術は、集積回路に限らず、他の電子デバイス技術の革新にも貢献している。本講義では、 も集積度の高いULSIにおける 新の技術を念頭に置き、さらに広い意味での電子デバイス製造技術について知識を深めることを目標としている。さらに、将来のプロセス技術、新しい材料についても述べる予定である。

出席状況(30%)、レポート(70%)による

西永 著『電子デバイスプロセス』コロナ社

学部で学習した、物性及び電子デバイス関係の内容について復習しておくこと。

【授業計画】1 電子デバイスプロセスの概観2 結晶成長3 ウェハー洗浄4 薄膜堆積5 酸化6 酸化のメカニズム7 不純物の拡散(ドーピング)8 拡散のメカニズム9 イオン注入10 エピタキシー11 エッチング12 リソグラフィー13 プロセス技術の 近の話題14 新しい材料15 演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

電子物性特論 (Special Course on Electron Physics) 青柳稔電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】電気電子工学分野の研究を行うにあたって基礎となる、電子の性質について、その発見の歴史を振り返りつつ、重要な性質については計算や簡単な実験を通して理解を深める。それにより、電子の基本的な性質のうち、電子の電荷、質量を求めるにあたって先人が苦労した技術的な内容について理解し、かつ、電子の電界および磁界中における動きについて理解する事を目標とする。

レポート50%、プレゼンテーション50%スティーブン・ワインバーグ著(本間三郎

訳)『電子と原子核の発見』ちくま学芸文庫青木昌治『電子物性工学 (電子通信大学講

座6)』コロナ社

学部の時に履修した「電気磁気学」の内容を復習をしておく事

【授業計画】1 電子物質の世界2 電子物理の歴史、電気の性質、真空放電と陰極線3 ニュートンの運動法則・第2法則に関する補足4 電気力による陰極線の偏向現象とその計算5 磁気力による陰極線の偏向現象とその計算6 トムソンの実験とエネルギー7 素粒子としての電子8 電荷を測定する:先人の苦労と知恵9 原子の重さを測定する:先人の苦労と知恵10 電気分解11 電子の電荷の測定装置を考える12 ラザフォードと原子核13 放射能の発見とその解明14 原子核の発見15 原子番号と放射系列、そして、量子論

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

電子現象特論 (Advanced Electron Phenomena) 青柳稔電気工学専攻

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】電気電子工学分野の研究を行うにあたって基礎となる電子現象について、具体的に計算を通して定量的に理解を深める。「電子物性特論」では電子現象の発見歴史を振り返りつつ、電子の振る舞いの概要を学習したが、この授業では、電場や磁場における電子の振る舞いの定量的な理解からはじまり、前期量子論までをその範囲として、電子現象を定量的に理解することを目標とする。

レポート70%、プレゼンテーション30%スティーブン・ワインバーグ著(本間三郎

訳)『電子と原子核の発見』ちくま学芸文庫青木昌治『電子物性工学 (電子通信大学講

座6)』コロナ社

「電子物性特論」、「電気磁気学」、「微分積分」の内容を復習をしておく事

【授業計画】1 電子の性質:比電荷、電子の電荷の計算2 電子の質量の計算とローレンツ収縮3 原子の構造:ラザフォード模型と水素原子4 ボーアの理論と水素原子5 光電効果、コンプトン効果6 長円軌道と量子数7 量子数、パウリの排他律、周期律表8 ドブロイ波9 波動方程式10 波動方程式と自由電子の運動11 波動方程式と井戸型ポテンシャル12 波動方程式と箱形ポテンシャル13 波動方程式とトンネル効果14 波動方程式とエネルギー帯理論15 総合復習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

Page 22: 大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動) 3精密機械システムの設計原理(アッベの原理) 4精密機械システムの設計原理(ロストモーション)

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

電気工学専攻

量子オプトエレクトロニクス特論 (Quantum Optoelectronics) 飯塚完司電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】近年の電子材料技術は、ナノサイズにまで微細化されている。本講義では、ナノサイズ領域で発生する量子効果を用いた光学デバイスや電子デバイスの概要と特徴について解説する。また、量子細線や量子ドットといった近未来の超高性能半導体ナノ構造についても知見を得る。さらに、量子コンピュータや量子通信システムなどの原理についても学ぶ。

出席30%、レポート70%榊 裕之、横山直樹共著『ナノエレクトロ

ニクス』オーム社

学部で学習した「電気電子材料」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 ナノテクノロジーとエレクトロニクス2 ナノ構造トランジスタ3 MOSFETにおける量子効果4 単電子素子5 単一磁束量子素子6 高電子移動度トランジスタ7 量子井戸8 量子細線と量子ドット9 ナノフォトニック素子

10 量子カスケードレーザ11 近接場光12 巨大磁気抵抗効果13 トンネル磁気抵抗14 量子コンピュータ15 量子通信システム

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機能回路システム特論 (Advanced Functional Circuit Systems) 電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】機能回路の進歩は急速であるため、常に 新の電子工学、電子素子などの情報を把握しておく必要がある。 本講では学部時代の電子回路の知識を深め、更に 新の回路技術を学習することによって、特定の機能を持つ電子回路の構成技術を習得するのが目標である。

レポート(70%)、出席回数など(30%)によって評価する。

関係資料を配布する。

五島正裕『ディジタル回路』数理工学社

学部程度のアナログ、デジタルなどの電子回路の知識を復習しておくこと。

【授業計画】1 電子回路と個別半導体素子による回路2 OPアンプによる線形回路3 OPアンプによる非線形回路4 差動増幅回路、インスツルメンテーションアンプ5 アナログスイッチ、サンプルホールド、フィルタ6 発振回路、電源回路7 変調回路、復調回路8 F/V、V/F変換回路9 A/D、D/A変換回路

10 アクティブ・フィルタ11 ビデオ関係の回路12 各種センサとアナログ回路の実装技術13 諸特性測定のための各種機器14 大規模な機能回路の設計法15 具体的な電子装置の回路設計例

平成24年度休講【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

超音波工学特論 (Advanced Ultrasonic Engineering) 電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】超音波の技術は産業界のみにとどまらず、一般家庭にまで広く普及しはじめている。本講では、超音波の性質、発生方法、通信計測的な応用、動力的な応用などについて、その初歩的な技術から現代の 新技術まで、各種文献などを参考に研究・考察する。

レポート(70%)、出席回数など(30%)によって評価する。

プリント、川端昭、一ノ瀬昇、高橋貞行著『やさしい超音波工学』工業調査会 

実吉、菊池、能本 共著『超音波技術便覧』日刊工業新聞社

音響や電子素子に関するある程度の知識を学習しておくことが望ましい。

【授業計画】1 超音波の定義、歴史、現状2 超音波の発生法と各種振動子3 超音波の理論的な取扱いと諸性質4 通信的応用例5 計測的応用例6 医学的応用例7 エネルギー的応用例8 電子回路に用いる機能素子9 超音波オプトエレクトロニクス

10 超音波スペクトロスコピー11 超音波の発生と検出12 超音波装置に用いられる各種電子回路13 超音波装置に関する実装技術14 超音波装置の具体的な設計例15 超音波工学の発展動向

平成24年度休講【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

Page 23: 大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動) 3精密機械システムの設計原理(アッベの原理) 4精密機械システムの設計原理(ロストモーション)

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

電気工学専攻

伝送工学特論 (Advanced Study for Transmission Engineering) 内海要三電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】IT、ユビキタス時代の通信、BSデジタル、地上デジタル時代の放送など、21世紀初頭のマルチメディア時代に役立つ 新の伝送技術を習得させる。

レポート(70%)、出席点(30%)による評価

電子授業(パワーポイント)と配布資料

虫明、佐藤、清水著『通信工学基礎論』丸善           講義後半のデジタル伝送の部分は、この講

義のための書き下ろしであり、適当な参考文献はないので、注意し予復習をすること。

【授業計画】1 信号源の解析(フーリエ級数1)2 信号源の解析(フーリエ級数2)3 信号源の解析(フーリエ変換1)4 信号源の解析(フーリエ変換2)5 アナログ変調6 符号化技術7 デジタル信号帯域圧縮技術8 デジタル信号多重化技術9 デジタル変調110 デジタル変調211 デジタル変調312 BSデジタル放送113 BSデジタル放送214 地上デジタル放送115 地上デジタル放送2

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

電磁理論特論 (Advanced Electromagnetic Theory) 山口義昭電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】本科目では、電磁現象に関係する諸法則の本質を理解して、電磁理論の全体像を把握することを目標に、一般的かつ体系的な電磁理論を解説する。授業では、まず電磁現象の定式化に不可欠なベクトル解析から始めて、電磁界の基本概念、真空中の電磁界方程式とその解法、物質中の電磁界方程式、電磁波の放射、電磁波の反射と屈折、導波管、光ファイバなどについて学習する。

課題レポート(70%)、演習(30%)

安達三郎著『電磁気学』昭晃堂、及び配布資料

小澤保知著『電磁気学』朝倉書店

常にノートの整理を行い、復習に努めること。

【授業計画】1 ベクトル解析の基礎2 ベクトルの各種演算公式、直交曲線座標3 電磁界の基本概念4 真空中の電磁界5 真空中のマクスウェルの方程式6 静電ポテンシャル、ポアソンの式7 静電界の計算法、電界のエネルギー8 ベクトルポテンシャルと静磁界、静磁界の計算法9 定常電流分布による静磁界、電磁力10 電磁誘導、インダクタンス、磁界のエネルギー11 真空中の波動方程式と平面電磁波12 物質中のマクスウェルの方程式13 誘電体と電磁界、導体と電磁界、磁性体と電磁界14 電磁波の放射、電磁波の反射と屈折15 導波管、共振器、光ファイバ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

通信工学特論 (Advanced Communication Engineering) 宇佐美興一電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】情報通信システムとしての通信工学は社会生活上重要な技術となっている。現代の通信は急速にアナログ通信からデジタル通信に移行している。本科目はデジタル通信技術を理解するためにアナログ変調を含めた信号処理とデジタル符号化技術を習得する。また、デジタル通信では雑音などによる誤りを検出。訂正する技術がアナログ通信に比べてより重要な位置を占める。これらを含めて新しい通信技術も習得する。

レポート提出70%、演習30%

プリントを配布する。

電気信号の表現法(時間信号と周波数スペクトラム)、フーリエ変換、情報理論の基礎

【授業計画】1 電気信号の伝送 (アナログ伝送とデジタル伝送)2 アナログ通信方式3 アナログ通信からデジタル通信へ4 デジタル通信方式5 変調と復調の理論6 情報とその符号化7 符号の発生と検出8 誤りの検出と訂正用符号9 無線多重通信10 通信における雑音の影響11 擬似雑音の発生12 周波数拡散通信13 移動体通信とネットワーク14 通信工学トピックス15 期末演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

Page 24: 大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動) 3精密機械システムの設計原理(アッベの原理) 4精密機械システムの設計原理(ロストモーション)

-407-

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

電気工学専攻

計算機ハードウェア特論 (Advanced Topics on Computer Hardware) 電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】SIMPLEという仮想的16ビットコンピュータのハードウェア設計を行う。付随的にこの計算機のアセンブラプログラムの例題演習も行う。以上を通してコンピュータの内部構造理解を深める。

演習課題100%富田眞治・中島浩著『コンピュータハード

ウェア』昭晃堂

予習復習の徹底

【授業計画】1 計算機の基本構造2 メモリアクセス方式3 命令の基本とアセンブラ記述4 基本命令仕様5 アセンブラ演習(ロード・ストア命令)6 アセンブラ演習(分岐命令)7 アセンブラ演習(複合命令)8 論理設計復習(組合せ回路)9 論理設計復習(順序回路)

10 CPUブロック図の作成11 レジスタトランスファーロジック部の設計12 汎用レジスタ部の設計13 メモリアクセスロジックの設計14 全体制御ロジックの設計a15 全体制御ロジックの設計b

平成24年度休講【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

計算機システム特論 (Advanced Topics on Computer System) 電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】春学期に学んだ「計算機ハードウェア特論」に肉付けする内容の講義を行う。即ちこの基本構造に対し、現代のコンピュータで採用されている種々の高速化機構や、コンピュータの周りを取り巻くデータベース等のミドルウェアについて解説を行う。

演習課題50%、レポート50%浦昭二・市川照久編『情報処理システム入

門』サイエンス社

予習復習の徹底

【授業計画】1 計算機とその周辺環境2 各種入出力機器と入出力インタフェース3 入出力制御の実際4 アドレス変換機構5 TLBによる高速アドレス変換6 キャッシュメモリの基本7 LRUロジックの実装手法8 キャッシュメモリ制御の複雑さについて9 メモリハイアラーキー

10 パイプライン制御の基本11 パイプライン制御の複雑さについて12 ファイル管理の基本と磁気ディスクシステム13 データベースの基本事項14 CODASYL型データベース15 リレーショナルデータベース

平成24年度休講【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

非線形工学特論 (Advanced Nonlinear Engineering) 神野健哉電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】工学の分野においてダイナミカルシステムの動作を解析することは非常に重要である。多くの場合、システムの解析では線形時不変性を仮定したシステムを対象としているが、実存するシステムの殆どは非線形性を有しており、その動作を解析することは非常に重要である。本特論では線形システム・非線形システム双方を対象として特性の解析方法について講義を行う。それらの解析方法を基にして行われている非線形システムの 先端の応用例についても講義を行う。

レポート提出70%、演習課題30%平井一正『ダイナミカルシステム解析の基

礎』森北出版足立修一『システム同定の基礎』東京電機

大学出版、遠藤哲郎『非線形回路』コロナ社

微分方程式、ラプラス変換、フーリエ変換の基礎知識を有していることが望ましい。

【授業計画】1 システムのモデリング2 フーリエ変換とラプラス変換3 伝達関数4 状態空間モデル5 力学系の相空間6 自律系線形微分方程式7 定常解の安定性、リヤプノフ関数8 不動点の安定多様体と不安定多様体9 周期解・ポアンカレ写像

10 非自律系線形方程式の族11 摂動法12 強制振動と共鳴13 不動点の分岐14 ローレンツ系15 非線形システムの応用例

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

電気工学専攻

複雑ネットワーク特論 (Advanced Complex Networks) 神野健哉電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】世の中に存在する様々なネットワークが呈する複雑な現象にはその裏側に普遍的な性質があることが近年明らかになっている。このような性質は複雑ネットワークと呼ばれ、近年急速に研究が進んでいる。本講義ではこのような複雑ネットワークとはどの様な性質のものであるかを概説し、その解析法方法について講義する。そしてそれら解析結果がネットワーク構築等に対して、どのように使用されているかについて理解するのが目標である。

レポート提出70%、演習課題30%

今野紀雄、井出勇介『複雑ネットワーク入門』講談社

増田直紀『複雑ネットワークの科学』産業図書

確率統計の基礎的な知識を有していることが望ましい。

【授業計画】1 複雑ネットワークの概説2 グラフとは3 グラフの性質 -次数、次数分布4 グラフの性質 -平均頂点間距離、クラスター係数5 ランダムグラフ6 ランダムグラフの性質7 ゴルドン・ワトソン木8 Small Worldグラフ -WSモデル9 Small Worldグラフ -NWモデル10 スケールフリー -BAモデル11 しきい値モデル -次数分布、クラスター係数12 しきい値モデル -階層構造、平均頂点間距離13 複雑ネットワークの応用 その114 複雑ネットワークの応用 その215 複雑ネットワークについての総括

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

マルチメディア通信特論 (Multimedia communications technology) 平栗健史電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】現代の通信は電話やFaxだけでなく、インターネット、IP電話、テレビ電話から動画像を中心とする双方向映像通信時代へと発展し、様々な情報伝達、処理を行うことができる。本科目ではこれらのマルチメディア通信技術に関して、通信品質の評価方法や通信方式を習得する。

レポート提出(70%)、出席点(30%)による評価

資料配布『通信工学概論』森北出版、『アンテナの

特性と解法の基礎技術』日刊工業新聞社

参考図書を熟読しておくこと。

【授業計画】1 通信の歴史・現状・将来2 通信方式の種類3 通信ネットワーク・システム4 伝送路(有線・無線)(1)5 伝送路(有線・無線)(2)6 変調方式7 多重方式8 電波とアンテナの基礎9 電波とアンテナの応用10 音声の通信品質評価11 映像の通信品質評価12 誤り検出と訂正符号13 地上・BSデジタル放送14 次世代携帯電話の各種技術の基礎15 次世代携帯電話の各種技術の応用

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

アナログ集積回路特論 (Analog Integrated Circuits Design) 宇賀神守電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】LSIはCMOS微細化に伴い急激な高性能化・高機能化が進んでいる。これによりアナログ集積回路においてもCMOSアナログ回路の重要性が高まっている。本講義では、電子システムを集積化する場合にキーとなる各種のCMOS機能回路技術を習得するのが目標である。

レポート(70%)、出席回数など(30%)によって評価する。

谷口研二『LSI設計のためのCMOSアナログ回路入門』CQ出版社

学部での回路関連科目を復習しておくこと。

【授業計画】1 MOSFETの動作2 MOS増幅回路の構成3 MOS増幅回路の周波数特性4 アナログ回路のノイズ5 バンドギャップ・リファレンス回路6 コンパレータ回路7 素子ばらつきとレイアウト8 フィードバック回路9 演算増幅回路の構成10 演算増幅回路の特性11 フィルタの伝達関数12 連続時間フィルタ回路13 スイッチト・キャパシタ回路14 Δ-Σ変調器15 ADコンバータ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

電気工学専攻

アナログ集積回路応用特論 (Advanced Analog Integrated Circuit Systems) 宇賀神守電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】アナログ電子システムを集積化する場合、各種機能回路ブロックを組み合わせて全体機能を実現する。本講義では、ワイヤレス通信トランシーバーを例にして、アナログシステムをLSI化する場合の機能分割と各機能ブロックに要求される性能および、回路構成法について理解するのが目標である。

レポート(70%)、出席回数など(30%)によって評価する。

束原恒夫『CMOS RF回路設計』丸善

「アナログ集積回路特論」を履修していることが望ましい。

【授業計画】1 周波数変換の役割2 ミキサ回路の動作3 デジタル変復調技術4 イメージ信号抑圧回路5 サンプリングによる周波数変換6 無線トランシーバーICのアーキテクチャ7 熱雑音とシステム構成8 高周波回路の注意点9 シリコン基板と高周波信号

10 ノイズ指数と相互変調11 受信用低ノイズ増幅回路12 送信用パワーアンプ回路13 電圧制御発振器(VCO)回路14 複素バンドパスフィルタを用いた受信機15 RF-LSIの回路設計事例

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

電子制御工学特論 (Special Course on Electronic Control Systems) 於保茂電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】電子制御システムの具体例として自動車を取り上げる。まずエネルギー資源の有効活用、大気汚染の防止や炭酸ガス排出の抑制等の社会ニーズを理解する。更に実際の電子制御として、内燃機関や電気駆動系、またこれらを構成するセンサ、アクチュエータ、コントローラ、制御アルゴリズムについて学ぶ。電子制御技術がどのように活用されているか理解することを目標とする。

レポート50%、プレゼンテーション50%

資料配布

原田宏編『自動車の制御技術』朝倉書店

学部の時に履修した電子回路、制御工学の内容を復習をしておく事

【授業計画】1 自動車産業とその課題2 エンジンの電子制御(1): 内燃機関3 エンジンの電子制御(2): 噴射と点火4 エンジンの電子制御(3): 吸気と排気5 エンジンの電子制御(4): センサ6 エンジンの電子制御(5): アクチュエータ7 エンジンの電子制御(6): コントローラ8 エンジンの電子制御(7): 制御アルゴリズム9 モデルベース開発技術

10 電子制御スロットル11 自動車のエネルギー問題12 代替燃料自動車13 電気自動車14 ハイブリッド自動車15 将来に向けた課題

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報制御システム特論 (Special Course on Information & Control Systems) 於保茂電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】現代の工業製品の多くは情報・通信・制御技術が複雑に関わっている。この具体例として自動車の情報制御システムを取り上げる。まず交通安全や運転者支援、利便性等の社会ニーズを理解する。更に自動車の安全制御やナビゲーションシステムについて学ぶ。情報・通信・制御の融合技術がどのように活用されているか理解することを目標とする。

レポート50%、プレゼンテーション50%

資料配布

原田宏編『自動車の制御技術』朝倉書店

学部の時に履修した情報工学、通信工学、制御工学の内容を復習をしておく事

【授業計画】1 自動車交通の課題2 自動車の安全技術(1):エアバッグシステム3 自動車の安全技術(2):ブレーキ制御システム4 自動車の安全技術(3):ステアリング制御システム5 自動車の通信技術(1):ボディ電装制御用通信6 自動車の通信技術(2):分散制御用通信7 自動車の通信技術(3):無線通信8 自動車通信の情報セキュリティ9 カーナビゲーション技術(1):誕生と進化

10 カーナビゲーション技術(2):GPSの原理と構成11 カーナビゲーション技術(3):慣性航法とセンサ12 インテリジェントビークル(1):誕生と発展13 インテリジェントビークル(2):自動走行技術14 インテリジェントビークル(3):画像処理とレーダ15 将来に向けた課題

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

電気工学専攻

応用数学特論1 (Advanced Applied Mathematics 1) 石崎克也電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】フラクタル図形を平面にコンピュータを使って描くことを考える。領域に複素数平面を指定し、ひとつの複素変数函数の反復合成による描写は効率的である。一方で、多項式のような初等的な函数が織りなす複素力学系の世界は、純粋に理論的な視点から考察する対象としても興味深い。本講義においては、工学専攻の院生が必要とされる数学的基礎知識の取得とフラクタル・グラフィックスへの応用を学習することを目的とする。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 複素函数論からの準備2 特異点の分類3 整函数・有理型函数4 函数の反復合成5 周期点6 周期点の指数7 正規族8 フラクタル図形9 ファトウ集合・ジュリア集合10 マンデルブロー集合11 シュレーダー方程式12 ベッチェル方程式13 超越函数の力学系14 コンピュータグラフィックス15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学特論2 (Advanced Applied Mathematics 2) 石崎克也電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】大学院を修了するまでに、院生が必ず出会う数学の問題として、微分方程式・関数方程式の問題がある。これらの解は、必ずしも容易には求まらない。ここでは、連続的関数方程式と離散的関数方程式の解法の比較をテーマに置く。また、Mathematicaなどの数式処理ソフトの利用による可視化も考える。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 微分方程式・関数方程式の解2 求積法・ラプラス変換3 線形微分方程式4 離散変数関数方程式5 漸化式6 差分公式7 和分公式8 線形差分方程式9 非線形微分方程式10 非線形差分方程式11 複素変数関数方程式12 q-差分方程式13 合成を含む関数方程式14 コンピュータグラフィックスへの応用15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学特論3 (Advanced Applied Mathematics 3) 安田正實電気工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】大学院において必要とされる統計学の基礎および応用を学習する。特に、実験的学習から問題を見いだし、抽象的な統計概念と実際問題との関連を理解することを達成目標とする。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 データの表現2 中心的傾向の測度(離散変量)3 中心的傾向の測度(連続変量)4 散布度(四分位範囲・平均)5 散布度(分散・標準偏差)6 確率(加法定理)7 確率(乗法定理)8 順列・組み合わせ9 離散型確率分布10 二項分布11 ポアソン分布12 正規分布(標準化)13 正規分布での近似14 結合分布15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

電気工学専攻

応用数学特論4 (Advanced Applied Mathematics 4) 安田正實電気工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】応用数学特論3に引き続いて、大学院において必要とされる統計学の基礎および応用を学習する。特に、自然科学および社会科学から生じた問題を通し、抽象的な統計概念と実際問題との関連を理解することを達成目標とする。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 理論分布2 標本抽出(離散分布)3 標本抽出(連続分布)4 標本分布5 中心極限定理6 信頼限界7 有意性検定8 符号検定9 χ2乗検定

10 適合度の検定11 相関12 線形回帰13 s2乗の標本分布14 分散分析15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

特別演習実験 (Advanced Practice & Experiment on Electrical Engineering) 博士前期課程担当教員電気工学専攻

通年 4 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】演習および実験(もしくはシミュレーション)を行うことにより、修士論文の研究テーマに関連した技術・知識の基礎について体系的に学び、またそれら技術・知識の応用力を身につけることを目標とする。

指導教員による通年の遂行状況の評価による。修士論文研究テーマに関連する演習・実験

の指導書。専門書(各指導教員による)

学部で習得した知識について、当該研究分野の内容を中心に復習しておくこと。

【授業計画】電気工学専攻特別演習実験の概要説明演習テーマの調査演習テーマの立案演習の遂行演習結果の分析演習結果の考察中間的まとめ実験(シミュレーション)テーマの調査実験(シミュレーション)テーマの立案実験(シミュレーション)の試行実験(シミュレーション)の遂行実験(シミュレーション)結果の分析実験(シミュレーション)結果の考察まとめ総括

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

特別研究 (Advanced Study on Electrical Engineering) 博士前期課程担当教員電気工学専攻

通年 8 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】電気工学に関する研究領域において特定のテーマについて研究し、その成果を修士論文にまとめることによって、実践的な研究能力を身につけることを目標とする。また、この研究を遂行する過程での関連専門知識の習得および当該研究テーマ以外も含む広い範囲の専門知識を習得することも目標とする。

修士論文の書面審査と公聴会での発表審査による。研究テーマに関連する学術図書または学術

論文(各指導教員による)

学部で習得した知識について、当該研究分野の内容を中心に復習しておくこと。

【授業計画】研究計画策定関連技術の調査(過去の研究の理解)関連技術の調査(研究分野の位置付けの理解)問題解決の理論スタディー仮説の策定仮説の検証中間発表(1年次の年度末)追加解析追加検証学外発表語学力試験(英文概要の審査に替えることができる)修士論文概要作成修士論文作成公聴会での口頭発表(プレゼンテーション)修士論文の完成

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

弾塑性学特論 (Advanced Elastic-Plastic Theory) 桑原文夫建築学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】建築物を構成する主要部材の挙動を知ることを目的に、弾性および塑性理論を学習する。まず材料力学に比べて、応力・ひずみに関して厳密な定義を行う。弾性学においては各種の問題の応力関数を学び、応力、ひずみの分布を知る。塑性学においては各種材料の降伏関数を学ぶ。

期末試験70%、演習課題30%Timoshenko and Goodier『Theory of

Elasticity』McGraw-Hill

構造力学、材料力学など建築構造の基礎的科目および微分・積分学、代数などの数学の基礎知識を習得していることが望ましい。

【授業計画】1 応力成分2 ひずみ成分3 破壊規準1(最大せん断応力)4 破壊規準2(ひずみエネルギー)5 円板6 圧肉円筒7 接触応力8 平板の曲げ19 平板の曲げ210 殻11 座屈112 座屈213 ねじり114 ねじり215 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築基礎構造設計学 (Design of Building Foundations) 桑原文夫建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】建築基礎の設計・施工に必要な諸問題について学習する。建築学会の「基礎構造設計指針」や実際の地盤調査資料を教材に使い、授業計画に挙げた事項について具体的に学習する。

期末試験70%、演習課題30%

プリントを配布する。

建築学会『建築基礎構造設計指針』

微分・積分学および物理学などの基礎科目を履修していることが望ましい。

【授業計画】1 設計の要求性能1(基本設計)2 設計の要求性能2(基本設計)3 杭の支持力1(先端支持力)4 杭の支持力2(周面抵抗力)5 杭・地盤の相互作用1(荷重伝達)6 杭・地盤の相互作用2(負の摩擦力)7 沈下解析1(弾性論)8 沈下解析2(荷重伝達法)9 群杭10 水平抵抗1(単杭の水平抵抗)11 水平抵抗2(地盤の移動、群杭)12 杭の施工1(杭打ち)13 杭の施工2(杭の載荷試験)14 基礎構造の総合設計15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築構造設計学 (Structural Design Methods for Building) 白石一郎建築学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】建築物の構造設計における要求性能や設計法について、実務設計に必要な知識を習得する。インターンシップをより効果的にするために、耐震設計法だけでなく、免震構造、制震構造、耐震診断、耐震補強に関する説明も行う。

演習課題

資料を配布する。

配布資料を熟読すること。

【授業計画】1 構造設計における要求性能2 技術倫理とマネジメント3 耐震設計法概要4 設計用地震荷重5 応力解析方法(1)6 応力解析方法(2)7 部材の強度評価法(1)8 部材の強度評価法(2)9 断面算定方法(1)10 断面算定方法(2)11 耐風設計12 免震構造、制震構造13 耐震診断、耐震補強14 施工15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建 築 学 専 攻

Page 30: 大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動) 3精密機械システムの設計原理(アッベの原理) 4精密機械システムの設計原理(ロストモーション)

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

建築学専攻

鉄筋コンクリート構造特論 (Advanced Reinforced Concrete Structures) 白石一郎建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】鉄筋コンクリート部材および構造物の終局強度を評価する際に必要な解析理論を理解するとともに、鉄筋コンクリート構造の耐震設計法について学習する。

演習課題

資料を配布する。

配布資料を熟読すること。

【授業計画】1 鉄筋コンクリート構造の原理、特徴2 鉄筋とコンクリートの材料特性3 RC部材の曲げ理論4 複合力下のRC要素の弾塑性挙動(圧縮場理論-1)5 複合力下のRC要素の弾塑性挙動(圧縮場理論-2)6 複合力下のRC要素の弾塑性挙動(その他の理論)7 RC部材のせん断終局強度(極限解析理論-1)8 RC部材のせん断終局強度(極限解析理論-2)9 RC部材のせん断終局強度(割裂試験)

10 RC部材のせん断終局強度(継ぎ目)11 RC部材のせん断終局強度(RC梁)12 RC構造の耐震設計法(許容応力度計算)13 RC構造の耐震設計法(保有耐力計算)14 RC構造の耐震設計法(その他の計算法)15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

鋼構造特論 (Advanced Steel Strucures) 那須秀行建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】鋼構造は超高層ビルから低層の住宅や事務所建築などに幅広く活用されている。ここでは高品質な工業化住宅を中心に先端的な技術例を学ぶと共に、自ら架構や接合部のアイデアを出し実現性の検証を行うことを通して、鋼構造設計を実践的に学ぶ。

課題提出60%、演習40%、期末試験は行わない。

嶋津孝之編『鋼構造 第2版』森北出版 (2008)

構造力学系の基礎知識を習得していること。工業化住宅を中心とした鉄骨構造の構法実例を各自調査しておくこと。

【授業計画】1 鋼構造の構成、鋼材の性質2 新しい構造用鋼材3 鋼製品、ボルト類4 引張力を受ける鋼部材、演習5 圧縮力を受ける鋼部材、演習6 曲げ応力と座屈、演習7 接合要素と接合形式8 ボルト接合、溶接接合9 鋼構造の構造計画、荷重と外力

10 応力・変形の計算、解析モデル化11 耐震設計、保有耐力設計、限界耐力設計12 梁部材算定、演習13 柱部材算定、演習14 接合部の設計、演習15 総括(実地研修または学期中更に掘り下げたい部分)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

木質構造特論 (Advanced Timber Structures) 那須秀行建築学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】近年、木質構造は環境負荷の少ない構造として用途拡大が期待されている。その先端技術の例を学び、また自ら架構や接合部のアイデアを出し実現性の検証を行うことを通して、木質構造技術を実践的に学ぶ。

課題提出60%、演習40%、期末試験は行わない。杉山英男編『建築の基礎1 木質構造 第

4版』共立出版 (2008)菊池重昭編『建築構造学シリーズ 建築木

質構造 第1版』オーム社 (2010)木質構造の可能性を広げる新しいアイデア

創出すべく、国内外における木質構造の先端的な接合技術や実例を各自調査しておくこと。

【授業計画】1 木質構造の実例1(国内)2 木質構造の実例2(欧州を中心とした海外)3 木質構造架構の設計演習(1)4 木質構造架構の設計演習(2)5 木材利用の意義、木材の強度特性6 木材の加工、木質建材7 引張、圧縮を受ける材の断面設計8 木質構造の種類と特徴、接合の形式9 木質構造の構造計画と耐久設計

10 木質構造の部材設計、耐力壁の設計11 床、小屋組の設計(鉛直過重、水平過重)12 接合部の設計、接合具・接合金物13 木質構造接合部の設計演習(1)14 木質構造接合部の設計演習(2)15 総括(実地研修または学期中更に掘り下げたい部分)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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-414-

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

建築学専攻

建築材料と人間工学 (Performance of Building Materials and Ergonomics) 川村清志建築学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築を取り巻く環境を考えると、人間工学的な考え方から種々の寸法や形態が決定されていることに気づく。例えば椅子やカウンターの高さや周囲のゆとり寸法など。そこで本講義は既往の研究報告を例題にしながら、建築にまつわる人間工学に関する知識を修得するとともに、その研究手法や研究成果の一般性について、主に建築材料の立場から考究する。

演習課題・レポート

配付資料

配布する関連資料および既往研究論文を熟読しておくこと。

【授業計画】1 人間工学とは2 人間工学に関する基本知識(1)-全般的事項3 人間工学に関する基本知識(2)-建築に関わる事項4 椅子の高さに関する問題5 空間に関する問題(1)-床に関する問題6 空間に関する問題(2)-壁・天井に関する問題7 階段に関する問題(1)-階段寸法8 階段に関する問題(2)-安全性・快適性9 床、手すりに関する問題(1)-各種仕様・寸法10 床、手すりに関する問題(2)-安全性・快適性11 安全性・快適性に関する問題(1)-既往研究調査12 安全性・快適性に関する問題(2)-問題点の抽出13 安全性・快適性に関する問題(3)-討論14 総合演習15 総括

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築設計と材料性能 (Architectural Design and Performance of Building Materials) 川村清志建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築物を設計するにあたっては、建築各部位に要求される種々の性能を満足させなければならない。本講義では、建物の存続と安全に関わる耐用性能、建物に作用する種々の因子を制御するための機能的性能、人間の心理・生理に関わる感覚的性能について、それぞれ主要な性能項目を取り上げる。講義を通じて、建築物の設計・計画に必要な基本的な建築性能を具体的に把握する。

演習課題・レポート

配付資料

配布する既往研究論文資料を熟読しておくこと。

【授業計画】1 建築における部位、部材、材料2 建築材料の耐用性能(1)-コンクリート3 建築材料の耐用性能(2)-鋼材4 建築材料の耐用性能(3)-木質材料5 外力に対する機能的性能(1)-機械的外力6 外力に対する機能的性能(2)-耐候性能7 外力に対する機能的性能(3)-人間8 建築材料の感覚的性能(1)-歩行時・運動時の感覚9 建築材料の感覚的性能(2)-遮音性能10 建築材料の感覚的性能(3)-触覚的性能11 建築材料の感覚的性能(4)-視覚的性能12 例題演習(1)-耐用性13 例題演習(2)-耐候性14 例題演習(3)-感覚性能15 総括

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築環境設計論 (Environmental Design for Green Building) 成田健一建築学専攻

1年 春学期 2単位(週1時限) 選択科目【授業の目標】環境に配慮した建築を設計するために必要な建築計画的手法と設備的手法について講義する。具体的には、建物の外皮や開口部の設計により建物への空調負荷がどのように変化するか、またダブルスキンや緑化などの設計手法の効果についても、最新の事例を紹介しながら理解を深める。さらに環境性能の評価指標として普及しつつあるCASBEEについてもその考え方と内容について修得する。また、地球環境への配慮として、建物の長寿命化や低炭素社会における建築のあり方についても学ぶ。

レポート100%

『①新版 環境共生住宅A-Z』BIO City (2009)

講義で紹介した内容について、具体的な事例を各自調べること。

【授業計画】1 サステナブル建築とは2 建築の外皮設計と省エネルギー3 断熱手法の選択(外断熱と内断熱)4 開口部の設計と省エネルギー5 緑化建築の設計手法6 自然換気と通風の設計手法7 自然エネルギー利用8 ヒートポンプを利用した省エネ手法9 蓄熱式空調システム10 燃料電池コジェネレーション11 環境性能評価指標(CASBEE)12 建物の長寿命化のための設計手法13 建築のライフサイクルCO2の削減14 建築のカーボン・ニュートラル化15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

建築学専攻

都市環境設計論 (Urban Environmental Design) 成田健一建築学専攻

1年 秋学期 2単位(週1時限) 選択科目【授業の目標】主として風環境・熱環境・エネルギーなどの視点から都市域の環境設計のあり方を解説する。特に、屋上緑化や壁面緑化、機能性舗装、風の道、地中熱利用など、ヒートアイランド対策として導入されている各種の技術について解説し、期待される効果と限界について考察する。あわせて、近年導入された「建築物総合環境性能評価システム(CASBEE)」についても解説する。また、ビル風害を中心とした環境アセスメントの実例についても紹介し、効果と問題点について理解を深める。

レポート100%

『①ヒートアイランド対策』オーム社(2009)、『②実例に学ぶCASBEE』日経BP(2005)

講義で紹介した内容について、具体的な事例を各自調べること。

【授業計画】1 ヒートアイランド現象のメカニズム2 街路空間の風環境・熱環境3 屋上緑化の機能と効果4 壁面緑化の機能と効果5 機能性舗装の種類と効果6 都市内河川の熱的効果と風の道7 都市内緑地の熱的効果と冷気流出8 都市のエネルギー消費と人工排熱9 都市気候のモデル化と数値シミュレーション

10 建築物総合環境性能評価システム(1)11 建築物総合環境性能評価システム(2)12 わが国の環境アセスメント制度13 環境アセスメントの限界と問題点14 レポート提出と講評15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

集合住宅計画論 (Planning and Design of Housing) 佐々木誠建築学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】人間は気候風土や生業などに密接に関わりながら互いに支え合い、あるいは共同化しながら、集落に集まって暮らしてきた。現代では文明の進化に伴いライフスタイルや技術の発展、規制・制度など、様々な要素が絡み合い複雑だが、それらを紐解くことは新たな未来へのアイデアにつながり得る。本授業は、住宅地や集合住宅の事例スタディをベースに、様々な潮流を共有・参照しつつ議論を行い、住宅地及び集合住宅の設計・計画に関わる様々な専門家に求められる基礎的素養を身につけることをめざす。

発表50%+レポート50%『事例で読む現代集合住宅のデザイン』彰

国社、『現代集合住宅のリ・デザイン』彰国社日本建築学会編『コンパクト設計資料集成

[住居][インテリア]』(2006)、(2011)

建築の専門誌で集合住宅の事例をなるべく多く見ること。

【授業計画】1 はじめに:テーマの視点と拡がり2 集合住宅の系譜とアクセス形式3 住戸平面4 低層集合住宅5 路地・セットバック6 積層7 階段室8 光庭・吹き抜け・隙間・中庭9 街区型・複合

10 立体街路・ブリッジ11 片廊下・中廊下12 超高層13 コーポラティブハウス14 寮・シェアハウス・コレクティブハウス15 まとめ:再・テーマの視点と拡がり

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

地域環境計画論 (Planning and Design of Regional Environment) 佐々木誠建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】人間の活動範囲は都市から郊外、そして農山漁村など様々な地域にそれぞれ固有な姿で拡がる。これらの地域の環境は人間活動との関連のなかで、計画・デザインの対象と捉えられる。本授業では、風土・文化との共生、住空間、人間の諸活動、社会問題など多角的な視点から様々な事象・事例を参照しつつ、基礎知識から実践手法までを体系化するための知識を共有し、議論を行う。それらを通して、地域の環境整備に関わる様々な専門家に求められる基礎的素養と問題意識を身につけることをめざす。

発表50%+レポート50%

『地域共生の都市計画』学芸出版社、『地域環境デザインと継承』彰国社

地域環境に関するニュース、新聞記事等に日頃から気をつけ、気になるものをファイルする。

【授業計画】1 はじめに:テーマの視点と拡がり2 風土と住まい3 生業と住まい4 住まいの地域性・多様性5 現代の地域と住まい6 人口減少社会における課題7 郊外を考える8 地域の防犯9 地域の共同性

10 エリアマネジメントとコモン11 交通弱者とユニバーサルデザイン12 コンパクトシティ・ニューアーバニズム13 エコロジカルデザインとその実践14 都市の内外をつなぐ/地域を活かす15 まとめ:再・テーマの視点と拡がり

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

建築学専攻

建築空間の構成システム (Spatial Composition of Architecture) 足立真建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築の構成は、物理的な要素や空間どうしの関係による実体としての建築の形式に関わるシステムであり、それを考察することは、実際に設計するときの方法論を思考することでもある。またその空間構成は、機能や用途、構造等の技術、社会的・文化的文脈など、様々な分野・領域との関係において成立する建築の意味の形成にも関わるものでもある。この科目では、建築空間の構成システムについて、これまでの作品事例や言説を振り返りつつ、新たな可能性を考え提案することを目的とする。

課題発表50%、最終プレゼンテーション50%

関連資料を適宜配布する。

近年の建築家の作品を見るとともに、作品解説等の言説を多く読んでおくこと。

【授業計画】1 空間構成論について2 作品事例にみる建築の空間構成13 作品事例にみる建築の空間構成24 作品事例にみる建築の空間構成35 発表および講評6 創作論にみる建築の空間構成17 創作論にみる建築の空間構成28 創作論にみる建築の空間構成39 創作論にみる建築の空間構成410 発表および講評11 空間構成の設計とプレゼンテーション12 空間構成の設計とプレゼンテーション13 空間構成の設計とプレゼンテーション14 空間構成の設計とプレゼンテーション15 最終発表および講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築と外部空間の設計 (The Design of Architecture and Landscape) 武田光史建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】建築の設計にかかわる数多くの職種の関係と役割を理解した上で、建築と外部空間(ランドスケープ)の関係を学び、設計の思想と実践的技術の意味を習得する。

レポートによる。

適宜プリントを配布する。

都市の公園、公共空間の外構、神社仏閣の境内やお庭、郊外の風景と建物や土木構築物の関係などを興味を持って観察すること。

【授業計画】1 オリエンテーションと講義概要の説明2 クライアントとアーキテクトとエンジニア3 アーキテクトとエンジニアの役割と責任4 アーキテクトとゼネラルコンストラクターの関係5 建築と景観6 建築と外部空間7 設計条件の因子と整理8 三風(風土、風景、風味)9 地域の風土と周辺環境10 建築とランドスケープデザイン11 敷地と建築の地と図12 基本設計の役割13 仕様書の意味14 コストコントロールと品質管理15 レポート発表とディスカッッション

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

都市建築の設計 (Design of Urban Buildings) 小川次郎建築学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】

近年、建築設計・意匠の分野では、建物を単に使用上の要求による敷地の上物(うわもの)としてではなく、隣接する他の建築や構築物との関係により環境を構成する「都市要素」として捉える視点が求められている。この授業では、鉄道高架、ペデストリアン・デッキ、緑道、都市空間を物的に形成する建築以外の要素を抽出し、それらと関係をもちつつ都市空間を活性化することの可能な構築物を設計する。あわせて、建築設計における職業倫理や、施工と工事監理の実際について学ぶ。

設計作品の内容による。設計プロセス30%、最終成果物50%、プレゼンテーション20%

関連資料を適宜配布する。

都市空間における建築以外の環境要素について考察しておくことが望ましい。

【授業計画】1 課題説明及び事例の紹介2 都市環境要素の調査・報告13 都市環境要素の調査・報告24 建築設計における職業倫理5 設計対象物の検討16 設計対象物の検討27 プログラム及び空間の構想18 プログラム及び空間の構想29 平面・断面のエスキス及びスタディ模型による検討110 平面・断面のエスキス及びスタディ模型による検討211 施工と工事監理の実際12 プレゼンテーション図面の作成113 プレゼンテーション図面の作成214 講評会15 総括

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

建築学専攻

建築史特論 (Design Method of Traditional Architecture) 渡辺勝彦建築学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築史学の体系をより専門的な立場から理解し、その方法論を修得することを目的とする。建築史学が学問として成立、発展してきた過程を踏まえて、歴史的な建築に関する様式・空間・技術などに関する新しい問題までを取り上げ、必要に応じて設計に取り組みたい。建築の設計、建設にあたって、どの時代の建築家も、実在の建築に籠められた設計方法を探り、学問として建築の体系を理解しようと取り組んできた。その学習態度は、少なくとも理解したい。

プレゼンテーション40%、レポート60%

毎回予め示す文献を予習し、プレゼンテーションを用意すること。

【授業計画】1 意匠と構造の総合 建築様式・設計技術・建築書2 ヨーロッパの建築設計技術;建築十書3 ヨーロッパの建築設計技術;ルネッサンスの建築書4 ヒンドゥーの建築設計技術;マーナ・サーラ5 ヒンドゥーの建築設計技術;ネパール建築の寸法体系6 ヒンドゥーの建築設計技術;意匠の展開7 中国の建築設計技術8 日本の建築設計技術;木砕之注文9 日本の建築設計技術;孫七覚書

10 日本の建築設計技術;三代巻11 日本の建築設計技術;木砕と建築構法12 日本の建築設計技術;木割と空間意匠13 日本の建築設計技術;匠明14 日本の建築設計技術;愚子見記の学問体系15 レポート提出と講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

文化財保存と国際関係 (International Conservation of Architectural Assets) 渡辺勝彦建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築・都市の文化環境は、人々のアイデンティティーを育む基本的な要素である。同時に、人類共通の財産でもある。しかし、平和でなければ文化財保存は進まない。いっぽうで、保存の概念そのものも、文化的な背景のもとで一様ではない。世界の文化環境をとり囲む国際関係と維持・保存の取り組み、技術について学ぶことを目標とする。

プレゼンテーション40%、レポート60%。

提示された資料を予め読み、参考資料を収集する。

【授業計画】1 人類共通の遺産 文化遺産と自然遺産2 アジアの文化財保存と環境1 インド3 アジアの文化財保存と環境2 ネパールの都市4 アジアの文化財保存と環境3 ネパールの建築5 アジアの文化財保存と環境4 東南アジア6 ヨーロッパの文化財保存と町づくり7 アメリカの文化財保存と町づくり8 海外文化財保存の国際協力1 文化の現状と戦略9 海外文化財保存の国際協力2 研究成果の還元と保存

10 保存の総合技術1 保存・再生のシステム11 保存の総合技術2 建築生産のシステム12 保存の総合技術3 木・石・れんがの工法13 近代建築の保存と環境14 日本の保存・開発のコンセプトとその国際的評価15 レポートの提出と講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

近世の都市と村 (Urban Cities and Local Villages in The Pre Modern Age(17th To 19th C.) 波多野純建築学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】現代日本の都市の大半は近世城下町に由来する。近世城下町の成立とその特質を農村との関係を踏まえて明らかにする。さらに、都市構造とその設計概念などを、文献史学・美術史学・考古学などの成果と建築史学の到達点を示しながら、分析する。特に絵画史料の分析に、重点をおく。講義においては、論文や研究書を読み、その問題点を指摘することを要求する。また、自ら調査・研究しその成果を発表する。

提出物50%、プレゼンテーション50%

各地の郷土博物館を見学し、視覚的な情報を如何に読み解くかを学んでおくこと。

【授業計画】1 中世末における都市の形成 寺内町と信長・秀吉2 江戸幕府の支配機構 農村支配と都市支配3 農村の支配機構と地方城下町4 近世の上水道と城下町の立地5 近世城下町と都市施設6 江戸の都市設計7 江戸の町政 町奉行・町年寄・町名主・五人組8 江戸の都市施設 木戸・番屋、時の鐘、火の見櫓9 江戸の盛り場と庶民の暮らし

10 宿場町の都市景観 『五街道分間延絵図』の分析11 長崎出島の復原と景観12 都市調査の方法と基礎資料13 文献史料の読み方と文書の知識14 絵画史料の活用と分析15 論文発表会

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

建築学専攻

歴史的建造物の復原設計 (Restoration Design of Historical Architecture) 波多野純建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】歴史的な建築や景観の保存・再生は、持続的な社会を営むための、重要な要素である。そのためには、伝統技術の正確な理解や尊敬、柔軟な発想が欠かせない。生き生きとした保存・活用の方法を、足利学校・長崎出島・佐賀城本丸御殿・福岡城下の橋大手門などの実例を通して学ぶ。また、江戸東京博物館や文化財保存修復工事の現場を見学する。

提出物50%、プレゼンテーション50%

プリント配布

国立歴史民俗博物館・江戸東京博物館などを見学するとともに、発掘報告会などにも積極的に参加する。

【授業計画】1 歴史的建築保存の思想2 博物館と復原模型の思想 差別意識を乗り越える3 絵画史料の分析 絵は真実を伝えているか4 木材の知識 5 歴史的建築の保存技法と大工技術6 歴史的建築の保存技法 瓦、左官、建具7 実測調査と作図 基準尺の探求8 復原設計の実務 伝統技術と現代技術、遺構保存9 復原設計の資料 文献・絵画、発掘、模型、類例10 事例研究 足利学校11 事例研究 佐賀城本丸御殿12 事例研究 両国橋西詰広小路復原模型13 事例研究 福岡城下の橋大手門14 事例研究 長崎出島と海外の資料15 調査論文発表会

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築設計と構法 (Architectural Design and Building Construction) 黒津高行建築学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】建築は風土や歴史・文化を背景に、多様な構法によって造られてきた。「人々はどのように建築を造ってきたのか」伝統建築から現代建築までの実例をとおして、建築の計画と構造システム・設計手法との関わりについて学ぶ。必要に応じて、設計者へのインタビューや建築調査を実施し、素材の特性、架構形態、ディテール、建設工法などについて理解を深める。

演習課題・レポート

配付資料

事前に配布した資料を熟読のこと。

【授業計画】1 建築の計画と構法2 架構の仕組み3 日本建築の素材と形4 日本建築の架構と設計手法5 アジア建築の素材と形6 アジア建築の架構と設計手法7 見学会8 作品事例にみる現代建築の造られ方19 作品事例にみる現代建築の造られ方210 作品事例にみる現代建築の造られ方311 事例研究の発表12 住空間デザインと構法計画113 住空間デザインと構法計画214 住空間デザインと構法計画315 プレゼンテーションと講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築表現の手法 (Architectural Representation and Design Techniques) 黒津高行建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】アジアの建築には幻想的な魅力がある。一本の柱の意匠にもその時代の意識や歴史が刻まれている。建築に込められた人々の意志は、どのように具体的に表現されてきたのか。機能や空間、その概念、技術など建築表現の手法を、歴史建築や保存修復の実例を通して学ぶ。本年度は、主に論文講読を中心に、主に南アジアの仏教建築とヒンドゥー教建築の各時代の建築表現についての理解を深める。

プレゼンテーション50%(中間)および提出作品50%(最終)

適宜プリントを配布する。

事前に配布した資料を熟読のこと。

【授業計画】1 仏塔の原型と象徴2 石窟寺院の内部空間3 岩山の掘削と彫刻4 事例研究1 南アジアの仏教建築5 柱の意匠と建築空間6 神々と民の建築空間7 神の乗物とその形態8 事例研究2 南アジアのヒンドゥー教建築9 寺院建築の空間意匠10 王宮建築の空間意匠11 都市住宅と農村住宅12 都市施設の機能と空間13 事例研究3 東南アジアの建築14 最終発表と講評15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

建築学専攻

福祉生活環境論 (Welfare living environment theory) 瀬戸眞弓建築学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】バリアフリーをはじめ、高齢者や障がい者(児)にとって生活する環境の良し悪しは、その生活の内容を大きく左右する。また福祉機器等の利便価値は、それが使用される生活空間の質によっても左右される。「福祉生活環境論」では、高齢者と障がい者(児)、あるいはその他の特別な配慮を必要とする人たちの行動特性を理解し、生活環境の形成を習得する。またバリアフリーをとり入れた実際の建築物等の調査を通して、福祉的な生活環境の質の検討を行う。

課題による

資料を配布する。栃原裕『生活環境の快適性』アイ・ケー

コーポレーション 2005

参考図書を一度読み通しておくこと。

【授業計画】1 講義・高齢期と生活環境(1)2 ワークショップ・高齢期と生活環境(1)3 講義・高齢期と生活環境(2)4 ワークショップ・高齢期と生活環境(2)5 講義・高齢者のケアと生活環境6 ワークショップ・高齢者のケアと生活環境7 調査・高齢者をとりまく生活環境8 講義・障がいと生活環境9 ワークショップ・障がいと生活環境

10 講義・障がい者(児)のケアと生活環境11 ワークショップ・障がい者(児)のケアと生活環境12 調査・障がい者(児)をとりまく生活環境のまとめ13 講義・その他の福祉的な生活環境14 ワークショップ・その他の福祉的な生活環境15 レポート提出・発表と講評

自分の身の回りにある福祉的な環境についての所感をもっておくことを勧める。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ユニバーサルデザイン設計論 (Universal-design design theory) 瀬戸眞弓建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】多くの人が利用する建物や生活空間を地域の中にみつけることができる。ユニバーサルデザイン設計論では、利用しようとする人がみな利用しやすいことを目標に、利用する人々の特性や利用環境を時間の変化とともに捉え、建築における設計コンセプトへと発展させることを習得する。また地域における調査等を通して、実際の人々の行動と生活の場を理解し、生活空間の創造へと結びつけていく。

課題による

資料を配布する。大阪市立大学編『エイジング・イン・プレイ

ス』学芸出版社 2009

参考図書等を読んでおくことを薦める。

【授業計画】1 講義・参加型社会とユニバーサルデザイン2 調査・参加型社会とユニバーサルデザイン3 ワークショップ・参加型社会とユニバーサルデザイン4 講義・バリアフリーとユニバーサルデザイン5 調査・バリアフリーとユニバーサルデザイン6 バリアフリーとユニバーサルデザインのワーク7 講義・公共交通とユニバーサルデザイン8 調査・公共交通とユニバーサルデザイン9 ワークショップ・公共交通とユニバーサルデザイン

10 講義・まちづくりとユニバーサルデザイン11 調査・まちづくりとユニバーサルデザイン12 ワークショップ・まちづくりとユニバーサルデザイン13 講義・ユニバーサルデザインの評価方法14 ワークショップ・ユニバーサルデザインの評価方法15 レポート提出・発表と講評

高齢者対策基本法、及び国連の障がい者の権利宣言等を読み、その理念を理解しておくことを勧める。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

生活環境形成論 (Formation of Space and Place for Living) 勝木祐仁建築学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】日常的な生活環境の形成要因や構成要素について分析的に理解し、洞察を深めるための知識・技術の習得を目標とする。前半の授業では、地理的条件・社会的条件・歴史的条件による生活環境の形成について具体的な事例から学ぶ。後半の授業では、生活環境の読解に向けた、資料の調査・分析方法とフィールドワークの手法を学ぶ。その上で、実際の調査・分析に基づく発表と議論を行う。

提出課題(50%)、プレゼンテーション(50%)

授業中に資料を配付する。エイモス・ラポポート著、大野隆造・横山

ゆりか訳『文化・建築・環境デザイン』彰国社

参考図書をよく読み、その内容について議論できるようにしておくこと。

【授業計画】1 生活環境を読む視点2 地形と生活環境3 産業・交通と生活環境4 近代社会の成立と生活環境5 土地の経歴と生活環境6 空間の商品化と生活環境7 大規模開発と生活環境8 資料の調査・分析方法(1)9 資料の調査・分析方法(2)

10 資料の調査・分析方法(3)11 フィールドワークの手法(1)12 フィールドワークの手法(2)13 プレゼンテーションとディスカッション(1)14 プレゼンテーションとディスカッション(2)15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

建築学専攻

福祉空間論 (Welfare and Space) 勝木祐仁建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】福祉という概念の成立過程を学び、その歴史的・文化的な普遍性と特殊性について理解する。その上で、福祉という概念と生活空間の関わりについて、居住空間・公共空間・福祉施設などの事例を通じて議論する。福祉先進国と呼ばれる各国において、いかに質の高い生活環境が確保されているか、日本における福祉の向上に、建築・空間の計画がいかに寄与し得るかなど、福祉の実現に対する建築分野の可能性と限界について、各自が洞察を深めることを目的とする。

提出課題(50%)、プレゼンテーション(50%)

授業中に資料を配付する。

授業内で随時紹介する。後半の授業における議論は、履修学生によ

る事例の調査・報告に基づき展開する。報告を担当する回の授業までに、発表資料を用意しておくこと。

【授業計画】1 福祉という概念2 明治期の生活困窮者と生活空間3 大正・昭和初期の社会事業施設4 戦後の福祉と福祉施設5 居住空間と福祉 (1)6 居住空間と福祉 (2)7 居住空間と福祉 (3)8 公共空間と福祉 (1)9 公共空間と福祉 (2)10 公共空間と福祉 (3)11 福祉施設の空間 (1)12 福祉施設の空間 (2)13 福祉施設の空間 (3)14 福祉と空間の近未来像(1)15 福祉と空間の近未来像(2)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

特別演習実験(設計資料調査と建築技術) (Special Practice and Experiment) 渡辺勝彦、桑原文夫、黒津高行建築学専攻

1年 春学期 4 単位 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】計画系・構造系・環境系の各分野の教員が共同して担当する演習実験で、インターンシップ履修の準備段階として位置づけられる。本科目では、設計資料の調査方法や最新の建築技術に関して、実務設計に役立つ演習を実施するもので、必要に応じて実務現場の見学を行う。実際の建築やモノに触れ、少人数による討議やプレゼンテーションを通して、各分野の研究に対する方法論などを認識し、実務設計における問題解決能力を養う。春学期では、本科目あるいは「人間の環境と保護」のいずれか1科目を選択する。        

レポート提出と講評

関連資料を熟読しておく。

【授業計画】1 設計資料調査と建築技術2 建築史研究と史料調査3 ワークショップ14 建築技術開発の最前線5 ワークショップ26 建築技術研究と建築デザイン7 ワークショップ38 調査対象の検討と調査実施計画9 現地調査10 構想111 プレゼンテーション112 構想213 構想314 プレゼンテーション215 まとめ

特別演習実験は、春学期と秋学期からそれぞれ1科目ずつ修得することにより4単位が与えられる。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

特別演習実験(建築の計画 ・設計 ・構造) (Special Practice and Experiment) 白石一郎、武田光史、足立真、那須秀行建築学専攻

1年 秋学期 4 単位 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】計画系・構造系・環境系の各分野の教員が共同して担当する演習実験で、インターンシップ履修の準備段階として位置づける。本科目では、建築の計画、設計、および構造といった一連の連続する設計過程について、実務に即した調査・設計に取り組む。実際の建築やモノに触れ、少人数による討議やプレゼンテーションを通して、各分野の設計・研究に対する方法論などを認識し、新たな問題を解決する能力を養う。秋学期では、本科目あるいは「住宅地の設計と住環境整備」のいずれか1科目を選択する。    

作品提出と講評

関連する専門科目の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 建築の計画・設計・構造2 鉄筋コンクリート構造の解析理論と構造設計3 ワークショップ14 ワークショップ25 建築計画と空間設計6 ワークショップ17 ワークショップ28 調査対象の検討と設計・構造設計9 現地調査10 構想111 プレゼンテーション112 構想213 構想314 プレゼンテーション215 まとめ

特別演習実験は、春学期と秋学期からそれぞれ1科目ずつ修得することにより4単位が与えられる。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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-421-

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

建築学専攻

特別演習実験(人間の環境と保護) (Special Practice and Experiment) 成田健一、瀬戸眞弓、佐々木誠建築学専攻

1年 春学期 4 単位 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】計画系・環境系の各分野の教員が共同して担当する演習実験で、インターンシップ履修の準備段階として位置づけられる。本科目では、建築における環境問題や環境保護に関して、実際の建築やモノに触れ、少人数による討議やプレゼンテーションを行う。各分野の設計・研究に対する方法論などを認識し、実務設計における問題解決能力を養う。春学期では、本科目あるいは「設計資料調査と建築技術」のいずれか1科目を選択する。

作品提出と講評100%

地球温暖化、雨水会議、エコリズム、バリアフリーなど、人間と環境と保護に関して、情報を収集・分析し、問題の所在と解決の道筋を考察しておく。

【授業計画】1 人間の環境と保護2 環境と居住に関する研究と調査手法3 ワークショップ14 サステナブル建築の設計手法5 ワークショップ26 人に優しい空間づくりの設計手法7 ワークショップ38 調査対象の検討と建築計画9 現地調査

10 構想111 プレゼンテーション112 構想213 構想314 プレゼンテーション215 まとめ

特別演習実験は、春学期と秋学期からそれぞれ1科目ずつ修得することにより4単位が与えられる。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

特別演習実験(住宅地の設計と住環境整備) (Special Practice and Experiment) 波多野純、川村清志、小川次郎、勝木祐仁建築学専攻

1年 秋学期 4 単位 選択必修科目【授業の目標】計画系・構造系・環境系の各分野の教員が共同して担当する演習実験で、インターンシップ履修の準備段階として位置づけられる。本科目では、住宅設計を対象として、敷地、建物、さらに住環境に関して、実務に即した調査・設計に取り組み、必要に応じて実務現場の見学を行う。実際の建築やモノに触れ、少人数による討議やプレゼンテーションを通して、各分野の研究に対する方法論などを認識し、実務設計における問題解決能力を養う。秋学期では、本科目あるいは「建築の計画・設計・構造」のいずれか1科目を選択する。

レポート提出と講評

あらかじめ設計対象住宅地を想定し、現地を見学しておくことが望ましい。

【授業計画】1 住宅地の設計と住環境の整備2 歴史的景観と住空間デザイン3 ワークショップ14 建築材料の性能研究と住空間5 ワークショップ26 都市空間の住宅地計画7 ワークショップ38 調査対象の検討と設計計画9 現地調査

10 構想111 プレゼンテーション112 構想213 構想314 プレゼンターション215 まとめ

特別演習実験は、春学期と秋学期からそれぞれ1科目ずつ修得することにより4単位が与えられる。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

特別研究 (Special Study on Architectural Design and Engineering) 博士前期課程担当教員建築学専攻

通年 8 単位 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築学に関する個別の特別研究課題について、入学時から指導教員のもとで研究を進める。研究課題の選択・研究の方法・研究の計画・調査・実験・成果のとりまとめ・プレゼンテーションなどの指導を受ける(研究室におけるゼミナールと個人指導による)。課題設定・解決・立案実行能力を備えることが目標であり、最終的には修士論文を作成する。(1年、2年の2年間を通して実施する。)

修士論文および最終試験による。

設定したテーマに関連した既往研究・資料等を調査し、研究方法・研究計画を深く検討すること。

【授業計画】研究課題の選択研究方法の検討・文献調査研究計画の立案予備実験・予備調査開始実験・調査の検証実験・調査データ整理と解析中間報告発表会(研究計画)実験・調査の継続実験・調査の継続/データ整理と解析データ整理と解析中間報告発表会論文構成・論文執筆成果のとりまとめ修士論文発表

本科目もしくは特別研究(修士設計)のいずれかを選択する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

建築学専攻

特別研究(修士設計) (Master's Design) 博士前期課程担当教員建築学専攻

通年 8 単位 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】都市や建築や環境に対する調査・研究と考察を下敷きとして、より高度な建築空間の構成と言説を獲得することを目標とする。各自が社会的に意義をもちうる設計テーマを設定し、関連する様々な事象や文献を調査研究し、計画の方向性を定め報告する。さらに設計のテーマと具体的な環境や設計条件との整合性を計りつつ、設計図書及びその概要書を作成し、その成果を発表する。(1年、2年の2年間を通して実施する。)   

修士設計としての成果および最終試験による

各自のテーマに関連する専門的内容を復習・理解しておくこと。

【授業計画】特別研究の理解テーマの仮説設定とブレーンストーミング設計計画の立案計画対象地のリストアップと考察設計条件・問題点の整理検討文献調査・実地調査計画概要の発案中間報告発表会(研究計画)設計主旨・基本構想の整理基本設計案の確定詳細設計・技術的検討中間報告発表会設計図書・概要書作成成果のとりまとめ修士設計発表

本科目もしくは特別研究のいずれかを選択する。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築設計インターンシップ (Architectural Design Internship) 博士前期課程指導教員建築学専攻

1年 通年 4 単位 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築士法23条に示される建築士事務所の業務内容に基づき、建築設計実務を遂行する上で必要となる能力を習得することを目標とする。国内の一級建築士事務所に出向き、学内の建築設計演習等では経験し得ない、設計図書作成等の実践的設計業務の補助を行う。夏期・冬期・春期に計4週間のインターンシップ及び事前ガイダンス・報告会を行う。具体的な習得内容は、授業計画に示す項目の中から、指導教員が受け入れ先事務所と相談の上、複数選択し決定するものとする。

研修時間(計140時間、ガイダンス・報告会40時間)、研修報告書、研修先事務所発行の評価報告書による。

受け入れ先の設計事務所と指導教員が相談の上、適宜決定する。

研修を希望する事務所が過去に設計した物件を調査しておくこと。

【授業計画】確認申請業務の理解及び図面作成能力の習得基本設計の理解及び図面作成能力の習得実施設計の理解及び図面作成能力の習得施主対応及びそのための設計図書・模型制作能力の習得見積書の作成及びその理解能力の習得建築設計現場における工事監理能力の習得

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築設計スタジオⅠ (Architectural Design Studio I) 各教員建築学専攻

1年 春学期 2 単位(週 3時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】一級建築士の受験資格に係る大学院での実務経験に該当する、学内インターンシップ科目。一級建築士である教員の下で、具体的な建築物の設計やプロジェクト等を課題として、実践的な設計および工事監理に関する能力を培うことを目的とする。意匠設計・構造設計・設備設計の3分野から各自の専門に応じて選択し、担当教員の実施している現実のプロジェクトについて、建築設計・工事監理の補助を行う。なお、授業スケジュールはプロジェクトの進行に応じて設定し、計画書を作成する。

実務経験時間(実時間70時間、ガイダンス、報告会20時間)、実務報告書による。

インターンシップ(実務)に関連する専門科目の内容を復習しておくこと。

【授業計画】プロジェクトの理解意匠・構造・設備の設計とその関連の理解基本構想計画の実務基本設計の実務実施設計の実務確認申請業務の理解と書類作成プロジェクトのプレゼンテーション積算および工費調整業務の補助現場における工事監理業務の補助

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

建築学専攻

建築設計スタジオⅡ (Architectural Design Studio Ⅱ) 各教員建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 3時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】「建築設計スタジオⅠ」の成果を踏まえ、より高度な内容を取得することを目指す学内インターンシップ科目。一級建築士である教員の下で、実践的な設計および工事監理に関する能力を培うことを目的とする。意匠設計・構造設計・設備設計の3分野から各自の専門に応じて選択し、担当教員の実施している現実のプロジェクトについて、建築設計・工事監理の補助を行う。なお、授業スケジュールはプロジェクトの進行に応じて設定し、計画書を作成する。

実務経験時間(実働時間70時間、ガイダンス、報告会20時間)実務報告書による。

インターンシップ(実務)に関連する専門科目の内容を復習しておくこと。

【授業計画】プロジェクトの理解意匠・構造・設備の設計とその関連の理解基本構想計画の実務基本設計の実務実施設計の実務確認申請業務の理解と書類作成プロジェクトのプレゼンテーション積算および工費調整業務の補助現場における工事監理業務の補助

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学特論1 (Advanced Applied Mathematics 1) 石崎克也建築学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】フラクタル図形を平面にコンピュータを使って描くことを考える。領域に複素数平面を指定し、ひとつの複素変数函数の反復合成による描写は効率的である。一方で、多項式のような初等的な函数が織りなす複素力学系の世界は、純粋に理論的な視点から考察する対象としても興味深い。本講義においては、工学専攻の院生が必要とされる数学的基礎知識の取得とフラクタル・グラフィックスへの応用を学習することを目的とする。

演習課題・レポートなどによる。

使用しない。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 複素函数論からの準備2 特異点の分類3 整函数・有理型函数4 函数の反復合成5 周期点6 周期点の指数7 正規族8 フラクタル図形9 ファトウ集合・ジュリア集合

10 マンデルブロー集合11 シュレーダー方程式12 ベッチェル方程式13 超越函数の力学系14 コンピュータグラフィックス15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学特論2 (Advanced Applied Mathematics 2) 石崎克也建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】大学院を修了するまでに、院生が必ず出会う数学の問題として、微分方程式・関数方程式の問題がある。これらの解は、必ずしも容易には求まらない。ここでは、連続的関数方程式と離散的関数方程式の解法の比較をテーマに置く。また、Mathematicaなどの数式処理ソフトの利用による可視化も考える。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 微分方程式・関数方程式の解2 求積法・ラプラス変換3 線形微分方程式4 離散変数関数方程式5 漸化式6 差分公式7 和分公式8 線形差分方程式9 非線形微分方程式

10 非線形差分方程式11 複素変数関数方程式12 q-差分方程式13 合成を含む関数方程式14 コンピュータグラフィックスへの応用15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

建築学専攻

応用数学特論3 (Advanced Applied Mathematics 3) 安田正實建築学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】大学院において必要とされる統計学の基礎および応用を学習する。特に、実験的学習から問題を見いだし、抽象的な統計概念と実際問題との関連を理解することを達成目標とする。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 データの表現2 中心的傾向の測度(離散変量)3 中心的傾向の測度(連続変量)4 散布度(四分位範囲・平均)5 散布度(分散・標準偏差)6 確率(加法定理)7 確率(乗法定理)8 順列・組み合わせ9 離散型確率分布10 二項分布11 ポアソン分布12 正規分布(標準化)13 正規分布での近似14 結合分布15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学特論4 (Advanced Applied Mathematics 4) 安田正實建築学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】応用数学特論3に引き続いて、大学院において必要とされる統計学の基礎および応用を学習する。特に、自然科学および社会科学から生じた問題を通し、抽象的な統計概念と実際問題との関連を理解することを達成目標とする。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 理論分布2 標本抽出(離散分布)3 標本抽出(連続分布)4 標本分布5 中心極限定理6 信頼限界7 有意性検定8 符号検定9 χ2乗検定10 適合度の検定11 相関12 線形回帰13 s2乗の標本分布14 分散分析15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム理論特論 (Advanced Lecture on Systems Engineering) 八木田浩史システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】システム工学の基礎となっているシステム思考法と数理的技法の理論を理解する。システム思考を具体化するための数理的技法の例を学ぶことにより、システム工学における問題解決の考え方を習得することを目標とする。

レポート(70%)、演習課題(30%)

早川豊彦『工業管理技術』実教出版株式会社(2004年)

参考図書を熟読しておくこと。

【授業計画】1 システムとは2 システム工学におけるプロセス3 システムの価値、システムの経済性評価4 システムの総合評価、AHP(階層分析法)5 オペレーションズリサーチ(OR)の手法6 PERT、CPM、GERT7 マインドマップ8 創造工学の手法9 ブレインストーミング、KJ法、デルファイ法

10 在庫管理11 システム工学の環境評価への適応12 LCA13 エネルギーモデル14 DfE15 システム思考

適宜、理解を深めるためのレポート課題、演習を行う。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

表面工学特論 (Surface engineering) 三宅正二郎システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】マイクロ・ナノテクノロジーなど最先端技術で重要になっている表面を取り上げ、表面の創製法、表面評価法、表面のマイクロ・ナノテクノロジーへの応用など最先端の研究開発における表面に関する研究開発内容、研究手法を習得する。

レポート(30%)、出席と発表(70%)

配布資料榎本祐嗣、三宅正二郎『薄膜トライボロ

ジー』東京大学出版会

「マイクロナノメカニクス」、「マイクロナノマシンン」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 表面工学概論2 表面の性質3 表面の創製4 物理蒸着(PVD)と化学蒸着(CVD)5 表面評価法6 ナノインデンテーション硬さ、ひっかき試験7 摩擦摩耗試験、摩擦表面の評価8 走査型プローブ顕微鏡による表面評価9 表面工学の応用

10 マイクロテクノロジー11 ナノ摩耗・ナノ加工12 マイクロ・ナノマシン13 超高密度メモリー14 ナノテクノロジー15 表面工学特論まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

トライボロジー特論 (Tribology) 三宅正二郎システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】機械システムの信頼性を確保するために重要であるトライボロジーを取り上げ、摩擦・摩耗・潤滑など相対運動する2面間の相互作用に関する技術と科学を習得する。さらにトライボロジーの応用分野として磁気ディスク装置、自動車用エンジン、宇宙・真空用駆動機構など最先端の研究開発におけるトライボロジーに関する動向、研究内容、研究手法を理解させる。

レポート(30%)、出席と発表(70%)

配布資料榎本祐嗣、三宅正二郎『薄膜トライボロ

ジー』東京大学出版会

表面工学特論を復習しておくのが望ましい。

【授業計画】1 トライボロジー概論2 摩擦面での相互作用 3 摩擦と潤滑4 摩耗5 固体潤滑薄膜6 耐摩耗性薄膜7 潤滑性薄膜8 表面改質9 ダイヤモンドライクカーボン膜

10 トライボロジーの応用11 磁気ディスク装置12 自動車の低燃費化13 宇宙用部品、通信衛星14 ナノトライボロジー15 トライボロジー特論まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

システム工学専攻

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム工学専攻

先端加工特論 (Advanced Material Processing) 鈴木清システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】ニューセラミックスや半導体材料、特殊金属材料などの新素材は、いわゆる超難加工材であり、既存加工技術では対応出来ない場合も多い。これらの新素材の加工に於いては極めて高い精度が要求されるとともに、微細加工技術が適用されることも多い。本特論では、従来単独で扱われてきた各種除去加工技術を制御、計測、評価法まで含めて一貫して学習する。

レポート:50%、課題の発表および討論:50%

専門書・文献等のプリント

各種加工技術の知識に精通していること。

【授業計画】1 先端加工の定義およびその必要性2 各種先端加工技術概要3 既存先端加工技術の課題と方策4 先端加工技術各論:(1)加工方法概論5 先端加工技術各論:(2)先端加工機械(切削技術)6 先端加工技術各論:(3)先端加工技術(研削技術)7 先端加工技術各論:(4)先端加工技術(放電加工技術)8 先端加工技術各論:(5)先端加工技術(レーザ技術)9 先端加工技術各論:(6)マイクロ加工技術10 先端加工技術各論:(7)ナノ加工技術11 先端計測システム12 先端制御システム13 環境対応先端加工システム(1)14 環境対応先端加工システム(2)15 環境対応先端加工システム(3)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

超精密加工特論 (Ultra Precision Processing) 鈴木清システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】半導体基板、ファインセラミックス、光学ガラス、などを素材とする超高精度部品を加工、評価するための技術や超精密加工装置などについて、実例を交えて学習する。

レポート:50%、課題の発表および討論:50%

専門書・文献等のプリント

各種加工技術の知識に精通していること。

【授業計画】1 超精密加工の概要(1)2 超精密加工の概要(2)3 超精密加工の社会への役割4 超精密加工技術:(1)加工方法概論5 超精密加工技術:(2)超精密切削加工6 超精密加工技術:(3)ダイヤ切削によるマイクロ加工7 超精密加工技術:(4)延性および脆性モード加工8 超精密加工技術:(5)超精密研削加工9 超精密加工技術:(6)超精密研磨加工10 超精密加工技術:(7)マイクロレーザ加工11 超精密加工技術:(8)イオンビーム加工12 超精密加工装置13 超精密加工における計測システム(1)14 超精密加工における計測システム(2)15 超精密加工における計測システム(3)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械材料学特論 (Advanced Lecture: Engineering Materials) 渡部修一システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】技術者が種々の材料の特性を理解して、広く活用するための素養として必要な事項について学ぶこと、特にその機械的特性の理解をを中心に学習する。そのために、本講義ではこれら材料学の基本となる原子論から始まる微細構造の理解と、実際に利用する時に必要となる材料中の欠陥等の理解と、材料技術者が必要とする評価技術についても併せ学習するとともに、最新の機能性材料の情報も得られるような講義としている。

レポート提出と講義時の討論で総合的に評価する。

適宜資料の配布

日本金属学会編『材料の構造と物性』

学部において受講した材料系科目の復習をしておくこと。

【授業計画】1 材料の性質2 物質の微細構造3 材料の分類4 材料の欠陥5 硬質材料1(立方晶窒化ホウ素)6 硬質材料2(ダイヤモンド)7 硬質材料3(B-C-N系材料)8 硬質材料4(セラミックス)9 工具材料10 耐熱材料11 ガラス・プラスチック12 材料評価1(構造解析)13 材料評価2(組成解析)14 材料評価3(強度、変形および破壊)15 討論とまとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム工学専攻

新素材プロセス特論 (Advanced Lecture: New-materials Processing) 渡部修一システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】新素材開発は一つのキーテクノロジーである。特に、近年のナノテクノロジー材料開発においては、各種プロセスを駆使した材料開発が活発に行われている。これら機能性を有する材料の特性は、それを製造するプロセスに依存する場合が多い。本講義ではこれらのプロセスを網羅する授業計画中に記したプロセスの概要と基礎となる事項を習得し、さらにはその詳細ならびにそれらを活用する応用技術を理解することを目的とする。

レポート提出と講義時の討論で総合的に評価する。

適宜資料の配布

日本学術振興会編『薄膜ハンドブック』受講希望者には春学期に「プラズマ技術の

基礎」に関する資料を配布しますので、この内容を理解しておくこと。

【授業計画】1 真空プロセス基礎2 プラズマプロセス基礎3 イオンプレーティング4 イオンビームを用いたプロセス5 スパッタリング6 プラズマCVD7 MOCVD8 ECR-CVD9 光アシストを利用したプロセス

10 溶射プロセス(プラズマ溶射)11 溶射プロセス(フレーム溶射)12 等方加圧プロセス(HIP, CIP)13 高温・高圧プロセス14 プラズマ焼結プロセス15 高純度化プロセス

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

プラズマ・光化学特論 (Plasma and Photo Chemistries) 伴雅人システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】プラズマおよび光(レーザ)化学における基礎的事項から電子励起・緩和過程までを習得するとともに、これらの化学反応を利用した各種プロセスおよび応用技術について学ぶ。

取組み意欲とレポート

配布資料菅井秀郎編『プラズマエレクトロニクス』

オーム社、井上晴夫ら『光化学I』丸善

化学の基礎(原子構造、周期律表、化学結合など)を復習しておくこと。

【授業計画】1 プラズマ・光化学概論2 基礎(1)原子の構造と性質3 基礎(2)化学結合4 基礎(3)結晶構造5 基礎(4)有機材料化学6 基礎(5)電子励起と緩和過程17 基礎(6)電子励起と緩和過程28 基礎(7)プラズマ化学反応9 基礎(8)光化学反応

10 プロセス(1)化学気相蒸着11 プロセス(2)重合12 プロセス(3)表面改質13 プロセス(4)加工14 応用(1)光触媒15 応用(2)マイクロ化学チップ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ナノ・バイオ材料特論 (Nano and Bio Materials) 伴雅人システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】ナノ材料およびバイオ材料の種類、構造、作製方法、物性および特性について学び、21世紀に益々発展するであろう、工学とバイオとの融合領域について理解を深める。特に、自然や生物を利用した材料創製およびデザインについて、ナノ材料およびバイオ材料の観点からさまざまな分野の事例をもとに詳しく学ぶ。

取組み意欲とレポート

配布資料川上浩良『工学のための高分子材料化学』

サイエンス社

「プラズマ・光化学特論」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 ナノ・バイオ材料概論2 ナノマテリアル[種類・構造・作製方法]3 ナノマテリアル[物性・特性]4 ナノカーボン[種類・構造・作製方法]5 ナノカーボン[物性・特性]6 合成高分子材料[種類・構造・作製方法]7 合成高分子材料[物性・特性]8 生体高分子材料[種類・構造]9 生体高分子材料[物性・特性]

10 生体適合性材料[種類・構造・作製方法]11 生体適合性材料[物性・特性]12 バイオミミクリーの概念13 バイオミミクリーの応用14 レポート作成のための調査15 レポート内容の発表

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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-428-

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム工学専攻

画像処理特論 (Advanced Topics on Image Processing) 星野坦之システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】画像情報は、情報システムで扱う情報の中で、ますます重要性が増大している。本講では、まず画像処理の基本である画像のデジタル化条件を学ぶ。次に、画像システムで重要なデジタル画像処理技術について習得する。

課題レポート

『イメージング工学の基礎』日新出版

三角関数、フーリエ級数、周波数の考え方を理解していることが望ましい。

【授業計画】1 画像処理特論ガイダンス2 画像のデジタル的取り扱い3 画像情報のフーリエ変換 I (1次元信号)4 画像情報のフーリエ変換 II (2次元信号)5 画像情報の離散フーリエ変換6 DCT変換7 基本的画像処理 I (階調変換処理)8 基本的画像処理 II (輪郭処理)9 カラー処理 I (カラー視覚)10 カラー処理 II (カラーの工学的扱い)11 ハーフトーニング処理 I (基本的処理技術)12 ハーフトーニング処理 II (カラー画像処理技術)13 輪郭強調処理14 画像システムへの応用15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

メディア処理特論 (Advanced Topics on Media Processing) 星野坦之システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】コンピュータ、通信技術の発達に伴い、情報システム、サービスの発展も著しい。メディア処理技術は、情報システム、サービスを支える重要な処理技術である。本講では、各種メディアのデジタル処理に関する最近のトピックについての理解を深めると同時に、動向を把握することを目標とする。

輪講での発表

適宜配布

画像処理の基礎知識を有することが望ましい。

【授業計画】1 メディアの分類、ガイダンス2 メディア処理の基礎 I (視覚情報)3 メディア処理の基礎 II (聴覚情報)4 トピック I (H264、MPEG)5 トピック II (携帯、スマートフォン)6 トピック III (IP ver6)7 トピック IV (IC タグ、RFタグ)8 トピック V (HTML XML)9 トピック VI (画像ナビゲータ)10 トピック VII (クラウドコンピュータ)11 システム化 I (システム化ハード要素技術)12 システム化 II (システム化ソフト要素技術)13 システム例14 見学15 まとめ

トピックを扱った文献、話題のテーマに関して輪講形式での発表、討論を行う。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

半導体物性特論 (Physics of Semiconductors) 鈴木敏正システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】最近の物性に関する研究の発展には目を見張るものがある。例えばLSIの高集積化であり、例えば青色半導体レーザの実現およびその発展である。そして、これらの科学技術の発展の原動力あるいは基礎となっているのが50年位前から進歩してきた物性理論および実験である。    本講義では、半導体物性を全般的に習得し、半導体材料およびそのデバイスの諸現象や動作特性を理解する。

出席(70%)およびレポート(30%)

志村史夫著『したしむ電子物性』朝倉書店

「材料物性の基礎」および「半導体ナノテクノロジー」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 電子材料2 電気と電子3 電子と結合4 結晶と電子のエネルギー(1)結晶5 結晶と電子のエネルギー(2)電子のエネルギー6 電気伝導7 超伝導8 誘電特性と絶縁特性9 半導体の電気伝導(1)両極性伝導10 半導体の電気伝導(2)半導体中の電流11 真性半導体と外因性半導体12 半導体素子の基礎(1)pn接合13 半導体素子の基礎(2)トランジスタ14 電子放出・発光15 まとめと講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム工学専攻

機能材料特論 (Materials and Devices for Future Industries) 鈴木敏正システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】「電子立国」日本を支える半導体などを用いた新機能素子の実現が求められている。本科目では、新しい夢の半導体として注目されているワイドギャップ半導体を例に、その物性、作製技術、デバイス技術などを講義する。

出席(70%)およびレポート(30%)

トピックスに関する資料

「半導体物性特論」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 ワイドギャップ半導体の必要性2 ワイドギャップ半導体の応用3 結晶構造とバンド構造4 光学的・力学的・熱的特性5 電気的特性6 バルク結晶成長7 エピタキシャル成長(1):HVPE法8 エピタキシャル成長(2):MOCVD法9 エピタキシャル成長(3):MBE法

10 光デバイス(1):可視~赤外光LED11 光デバイス(2):紫外光デバイス12 光デバイス(3):白色発光デバイス13 光デバイス(4):半導体レーザ(LD)14 電子デバイス(1):高周波パワーデバイス15 電子デバイス(2):大電流密度パワーデバイス

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

数理情報学特論 (Advanced Mathematical Information) 正道寺勉システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】数理情報学は、工学分野における様々な情報を取り扱う基礎となる学問分野である。本科目においては、特にエンジニアとして備えておくべき実学としての品質管理、すなわち品質工学の考え方を中心に講術する。講述した内容を受講者と議論することによって、受講者の理解をさらに深め、商品品質及び技術品質を同時に改善する技術の習得を達成目標とする。

課題演習(70%)、レポート(30%)

必要に応じて参考文献を紹介し、資料を配布する。

田口玄一『品質工学の数理』日本規格協会(1999)

「確率・統計」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 確率論の基礎(1):確率変数と分布2 確率論の基礎(2):確率測度と確率空間 3 確率論の基礎(3):大数の法則・中心極限定理4 統計的推定・不偏推定量5 点推定・区間推定・仮説検定6 数理統計学の品質管理への応用7 品質工学の数理(1):2乗和の分解8 品質工学の数理(2):直交展開9 品質工学の数理(3):SN比の数理とその意味

10 品質工学の数理(4):マハラノビス空間11 品質工学の数理(5):機能性と診断のための総合計測12 品質工学の数理(6):確率による予測13 品質工学の数理(7):技術モデルとロバスト設計14 品質工学の数理(8):経済性と数理15 まとめ及び今後の展望

他専攻の学生の参加も歓迎する。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

数理工学特論 (Advanced Mathematical Engineering) 正道寺勉システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】各種数理計画問題を最適化手法を用いて解くには、問題を適切に定式化することが重要である。本科目では、モデリングの重要性について解説した上で、様々なタイプの数理計画問題を解くための理論及び各種アルゴリズムについて講述する。講述した内容を受講者と議論することによって、受講者の理解をさらに深め、アルゴリズムの設計理論の習得を達成目標とする。

課題演習(70%)、レポート(30%)

必要に応じて参考文献を紹介し、資料を配布する。柳浦、茨木『組合せ最適化 -メタ戦略を

中心として-』朝倉書店(2001)

線形代数学の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 数理工学の概要2 モデリングの実際(1):線形モデリング3 モデリングの実際(2):非線形モデリング4 線形計画問題と凸計画問題(1)5 線形計画問題と凸計画問題(2)6 非線形計画問題とその解法(1)7 非線形計画問題とその解法(2)8 整数計画問題とその解法(1):深さ優先/幅優先探索9 整数計画問題とその解法(2):分枝限定法

10 メタヒューリスティックス(1):遺伝的アルゴリズム11 メタヒューリスティックス(2):蟻コロニー最適化12 メタヒューリスティックス(3):粒子群最適化13 メタヒューリスティックス(4):免疫アルゴリズム14 数理計画法のソフトウェア15 まとめ及び今後の展望

他専攻の学生の参加も歓迎する。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム工学専攻

グラフ理論特論 (Advanced Graph Theory) 北久保茂システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】近年のコンピュータの発展によりその重要性が再認識された離散数学は、数学や情報処理の分野のみならず、ほとんどすべての科学技術に適用可能である。本科目では、離散構造をもつ多くの問題への応用を視野に入れて、グラフ理論における問題解決手法を中心に習得する。

レポート発表40%、演習課題60%

配布プリント

GRAPH THEORY WITH APPLICATIONS

学部開講科目「デジタル信号処理」の内容を理解しておくこと。

【授業計画】1 オリエンテーション2 グラフ理論概論(1)グラフの定義3 グラフ理論概論(2)隣接と次数4 グラフ理論概論(3)連結性と平面性5 グラフと単純グラフ6 グラフの同型7 接続行列と隣接行列8 部分グラフ9 頂点の次数10 道11 連結性12 回路13 演習(1)グラフの定義~部分グラフ14 演習(2)頂点の次数~回路15 レポート提出と講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

画像データ解析特論 (Advanced Image Data Analysis) 北久保茂システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】コンピュータの進歩により、大量のデータを処理することが可能になった。デジタルファイルで大きなデータ量を占める代表例としては、静止画や動画などの画像データが挙げられる。本科目では、さまざまな画像のデータを読み出し、解析することによって画像の特徴を推測する。また、画像関連論文を読んで発表する。

レポート発表60%、演習課題40%

配布プリント

学部開講科目「画像システム」の内容を理解していることが望ましい。

【授業計画】1 オリエンテーション2 アナログとデジタル3 デジタル画像概論4 デジタル画像処理の基礎と演習5 文献検索演習6 BMPファイルの解析7 BMPファイルの解析演習8 GIFファイルの解析9 GIFファイルの解析演習10 JPGファイルの解析11 JPGファイルの解析演習12 文献発表演習(1)画像処理13 文献発表演習(2)画像解析14 文献発表演習(3)画像応用15 レポート提出と講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機能ロボティクス特論 (Advanced Study on Functional Robotics) 櫛橋康博システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】ロボットの研究開発には、要素技術を複合していくボトムアップな視点のみならず、様々な現場でロボットの役割を考え、そこからロボットの仕様を決定するトップダウンな視点が必要である。本科目においては、ロボットの機能を高度化するための要素技術についてより深く理解していくとともに、様々な現場での応用事例から現場を考慮した設計の手法を学び、さらにロボットのニーズの捉え方について演習を行いながら習得していくことで、ロボットの機能について深く広く理解することを目標とする。

課題レポート(100%)

必要に応じて資料を配付する。

ロボットの構成やメカトロニクスについて基本的なところは理解しておくこと。

【授業計画】1 ロボットの機能・役割・存在意義2 ロボットのメカニズム3 ロボットのエレクトロニクス4 ロボットの制御技術(ポジショニング)5 ロボットの制御技術(ビジョン)6 医療分野への応用7 福祉分野への応用8 農林水産業分野への応用9 森林作業森林・林業における諸問題10 森林作業支援ロボット(メカニズム)11 森林作業支援ロボット(制御・オペレーション)12 ネットワークによる機能の拡張13 演習1(ロボットのニーズ調査)14 演習2(役に立つロボットのシナリオ)15 演習3(ロボット設計)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム工学専攻

IRT システム特論 (Advanced Study for IRT System) 滝田謙介システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】電子工学・情報工学・ロボット工学をベースに、組込みシステムおよびロボットシステムの実例を解析し、そのシステム構成について理解する。また、組込みシステム・ロボットシステムで使われている様々なネットワーク技術について、実機を用いて学習する。さらに、マイコン・モータなどを搭載したメカトロキットやシミュレータを利用して、様々な制御手法について実習し、実用的なシステム構築方法について学習する。

出席を重視する。課題についての発表とレポートも評価する。

適宜プリント・PDF等配布『インターフェース』、『トランジスタ技

術』CQ出版社等実際のシステムの仕組みについて理解を容

易にするため、C言語・JAVA・HDLなどを使った開発および電子工作を経験しておくこと。

【授業計画】1 IRTシステム概論2 組込みシステムの基本技術3 ネットワーク技術(有線ネットワーク)4 ネットワーク技術(無線ネットワーク)5 組込みマイコンの基礎6 組込みマイコンプログラミング基礎実習7 組込みマイコンプログラミング応用実習8 リアルタイムOSの基礎実習9 リアルタイムOSの応用実習

10 組込みシステムとしての家電製品11 組込みシステムとしての携帯電話12 組込みシステムとしての自動車13 組込みシステムとしてのロボット概論14 組込みシステムとしてのロボット構築15 期末演習

実習に使用するパソコンを持参のこと。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ロボット機構学特論 (Advanced Study for Robot Kinematics) 樋口勝システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】ロボットの運動機構と制御系だけでなく、それに組み込まれるアクチュエータ・ブレーキ等の機能要素、減速機・軸受等の機械要素を含むロボット全体としての設計方法を習得することを目的とする。具体的に歩行ロボットと精密位置決め機構としてのパラレルマニピュレータを取り上げ、位置決め精度・歩行安定性・運動伝達性等のロボットの評価指標と設計パラメータとの関係に基づくロボット機構の設計方法と、その具体的な機能要素・機械要素・制御系の設計方法について習得する。

レポート

適宜プリントあるいは電子ファイルにて配布小川潔『機構学』朝倉書店、牧野洋『自動

機械機構学』日刊工業新聞社

「機構学」「マニピュレーション技術」「ロボット工学」等の授業の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 ロボット機構設計概論2 自由度と数の総合3 関節(軸受・案内)の種類と設計法4 カム曲線と最小容量法に基づくアクチュエータの選定5 ロボットの運動学解析6 可操作性・運動伝達性・特異点7 位置決め精度8 感度解析とロバスト設計9 機構キャリブレーション

10 パラレルマニピュレータの設計11 歩容と移動仕事率12 歩行安定性とZMP13 ロボットの動力学解析14 歩行ロボットの設計15 期末演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

エネルギー・環境システム特論 (Advanced Lecture on Energy and the Environment) 八木田浩史システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】エネルギー利用に伴う資源枯渇と環境劣化の問題に対処するための技術論を学ぶ。技術、環境、及び社会の相互関連から成る問題構造を実データに基づいて検討して、問題解決の方法を考察する。

レポート(70%)、演習課題(30%)小島紀徳、鈴木達治郎、行本正雄『エネル

ギー・環境100の大誤解』コロナ社吉田邦夫『クリーンエネルギー社会のおは

なし』財団法人 日本規格協会エネルギー・環境問題に関係した新聞記事

を読んだり、テレビ番組を見たりして、エネルギー・環境に関する基礎知識を身に付けておくこと。

【授業計画】1 エネルギーと環境問題の概要2 人間社会とエネルギー3 地球環境問題4 エネルギーシステムの基本構造5 地域環境問題6 人口と経済7 資源と環境8 化石燃料資源の供給9 素材資源の供給とリサイクル

10 エネルギー需給の将来推移11 再生可能型エネルギーの位置づけ12 バイオマスエネルギーと食糧需給13 地球温暖化対策(省エネ)14 地球温暖化対策(社会制度)15 エネルギーと環境の関係

適宜、理解を深めるためのレポート課題、演習を行う。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム工学専攻

環境学特論 (Advanced Lecture on the Environment) 八木田浩史システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】環境問題について現状とその捉え方について学習する。各種の環境問題を取り上げ、個別に過去から現在に至る状況の変化および対策を論ずる。環境科学の視点から環境問題を扱う手法論について、その考え方を習得する。

レポート(70%)、演習課題(30%)藤倉良、藤倉まなみ『文系のための環境科

学入門』株式会社有斐閣(2008年)

地球環境問題に関する基礎的な知識

【授業計画】1 環境問題と環境科学2 大気汚染3 上水道と生活排水処理4 水質汚濁と土壌汚染5 悪臭と騒音6 廃棄物とリサイクル7 有害物質の基準8 オゾン層9 地球温暖化のメカニズム10 地球温暖化の未来11 地球温暖化対策12 越境する大気汚染13 世界の淡水資源14 中国の資源と環境15 環境の評価

適宜、理解を深めるためのレポート課題、演習を行う。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ライフサイクル工学特論 (Advanced Lecture on Life Cycle Engineering) 八木田浩史システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】産業活動、特に製造業における環境評価法の一つである、LCA (Life Cycle Assessment)を学ぶ。環境問題の解決の方法論としてのライフサイクル工学を理解し、将来の産業のあり方を考察する。

レポート(70%)、演習課題(30%)

稲葉敦、青木良輔『LCA概論』 産業環境管理協会(2007年)

テレビ番組などを見ることにより、最近の企業の環境取り組みの概要を知っておくこと。

【授業計画】1 ライフサイクル工学の概要(LCAの考え方、歴史)2 LCAの一般的手順、特徴、ISO(JIS)3 目的と調査範囲の設定の考え方4 製品システムとシステム境界5 機能と機能単位6 インベントリ分析の概要7 ライフサイクル影響評価の概要8 環境ラベルとカーボンフットプリント9 LCAの企業での活用と今後の発展10 最近のLCAに関する論文の検索11 最近のLCAに関する論文の分類12 最近のLCAに関する論文の整理13 LCAの企業での活用事例の収集14 LCAの企業での活用事例の整理15 ライフサイクル思考による問題解決法

適宜、理解を深めるためのレポート課題、演習を行う。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

循環型環境システム特論 (Advanced the Recycling-Based Society System) 小野雄策システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】循環型社会を構築するための手段として、3Rやインバース・マニュファクチャリングのあり方を考える。これらを学ぶためには、風下から見た日本の廃棄物の発生、収集・運搬、中間処理、リサイクル及び最終処分の流れを理解し、静脈物流から見た社会構造や今後の社会システムのあり方から日本のプロダクトの方向性について学習する。

課題レポート(100%)木村文彦他『インバース・マニファクチャ

リングハンドブック』丸善株式会社(H16)

田中信寿編著『廃棄物工学の基礎知識』技法堂出版

環境省のwebサイト上にある廃棄物処理技術情報等により統計資料を事前に勉強しておくとよい。

【授業計画】1 環境問題について2 リサイクルの現状3 製造業の現状4 インバース・マニュファクチャリングとは5 ポスト大量生産パラダイム6 リサイクルのための製品循環7 3Rシステムについて8 循環型社会におけるライフサイクル設計とは9 循環型社会における動脈産業と静脈産業10 廃棄物の処理とリサイクル11 消耗資材のリサイクル12 耐久資材のリサイクル13 3Rシステムの高度化14 これからのインバース・マニュファクチャリング15 循環型社会の構築

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム工学専攻

土壌浄化技術特論 (Advanced Environmental Remediation Engineering) 小野雄策システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) オープン履修:可【授業の目標】人は古代より自然から資源を採取し、利用できなくなった物を土の中に投棄したり、あるいは埋め立ててきた。廃棄物量が多くなった現在、不法投棄や不適正な埋立技術によって、環境汚染などが引き起こされている。そこで、環境汚染を防止するためには、どのように環境を測定したらよいのか、またどのような方法で環境を修復したらよいかを習得する。

課題レポート(100%)

田中信寿著『環境安全な廃棄物埋立処分場の建設と管理』技法堂出版

簡単な化学、生物学、物理学などを駆使して総合的に把握していくので、基礎的な知識を十分に身につけておくこと。

【授業計画】1 日本における廃棄物の処理処分2 日本における埋立技術3 環境汚染の測定手法(sufferの使い方)4 環境汚染の測定手法(大気捕集装置)5 環境汚染の測定手法(大気前処理)6 環境汚染の測定手法(大気測定及び解析)7 環境汚染の測定手法(土壌サンプリング手法)8 環境汚染の測定手法(土壌前処理)9 環境汚染の測定手法(土壌測定)

10 環境汚染の測定手法(土壌汚染地図作成)11 環境汚染の測定手法(水質サンプリング手法)12 環境汚染の測定手法(前処理)13 環境汚染の測定手法(水質測定技術)14 環境汚染の測定手法(水質データ解析)15 浸透性反応壁(PRB)の基礎理論

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

生物機械システム特論 (Advanced Lecture on bio-inspiredred mechanical system) 石田武志システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】生物は物理的な自己組織化・自己複製現象を利用して細胞などの微小器官を生み出し、驚異的に複雑で精巧なシステムを構築している。この生物で利用されている分子メカニズムを、工学的に利用する手法を考察していくことを目的とする。生物の創造原理、発生原理、形態形成原理を機械に応用することで、従来とは根本的に相違する人工的微小機械システムを生み出す潜在的可能性があると考えられる。

レポート(70%)、演習課題(30%)村田智、黒河治久『自己組織機械システム

の設計論』オーム社(2009)

生物学に関する基礎的な知識

【授業計画】1 自己組織的設計とは2 自律分散システムと自己組織化3 生物システムにおける自己組織化4 生物の形態形成メカニズム(チューリングモデル)5 生物の形態(昆虫など)6 生物の形態(魚類、哺乳類)7 自己組織化機械の系譜8 自己組織機械の数理9 セルオートマトンによる細胞モデル

10 セルオートマトンによる形態形成モデル11 自己組立と自己修復モデル12 自己組織化ロボットの可能性13 自己組織化分子機械の可能性14 総合演習15 総合演習(講評)

適宜、理解を深めるためのレポート課題、演習を行う。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

環境数理特論 (Advanced Lecture on Environment Simulation) 石田武志システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】地球システムや生物・生態システムに見られるホメオスタシス(恒常性維持機能)の原理や仕組みを学ぶとともに、これらシステムをシミュレ-ションして、人間活動が追加・増大された場合においても地球や生態系のホメオスタシスを持続するための方策を考察するものである。ガイア仮説(地球は自己調節能力を持ったひとつの生命体(有機体)であるとみなす説)を定量化したデイジーワールドモデルの簡単なシミュレーションをエクセルで作成します。

レポート(70%)、演習課題(30%)

適宜、プリント等を配布

J・ラブロック『ガイアの時代』工作社(1989)

地球環境問題に関する基礎的な知識

【授業計画】1 ホメオスタシスとカタストロフィー2 ホメオスタシスと物質・資源循環3 生物・生態系におけるホメオスタシス4 地球におけるホメオスタシスとガイア理論5 ホメオスタシスの数理6 デイジーワールドモデルの数理7 エクセルによるシミュレーション基礎(関数)8 エクセルによるシミュレーション基礎(マクロ機能)9 デイジーワールドモデルの構築(計算基盤作成)

10 デイジーワールドモデルの構築(モデル構築)11 デイジーワールドモデルの構築(パラメータ調整)12 シミュレーション結果のまとめ13 シミュレーション結果の分析14 シミュレーションの可能性と限界の考察15 総合演習

適宜、理解を深めるためのレポート課題、演習を行う。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム工学専攻

交通現象解析特論 (Statistical Analysis of Traffi c Flow) 鈴木宏典システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】交通現象は、その挙動を確率事象として扱い、これを統計的に記述することで解析が行われる。本科目では、交通現象を解析するために必要となる統計数理の基礎的手法を習得する。一般的な確率・統計の講義とは異なり、交通現象を含む様々なエンジニアリング現場での例題を豊富に揃え、これら例題を解くことにより、確率・統計の知識を実践的に身につけることを目標とする。

レポート提出50%、出席50%

配布資料伊藤、亀田、阿部、能島訳『改訂 土木・

建築のための確率・統計の基礎』丸善出版

陸海空、様々な交通の現場へ出てその交通現象を観察すること。

【授業計画】1 交通現象解析のアプローチ2 交通現象の不確実性と意思決定3 交通現象と確率(1)集合と条件付き確率4 交通現象と確率(2)ベイズ理論5 交通現象を表す確率密度関数(1)平均と分散6 交通現象を表す確率密度関数(2)Z変換と能率母関数7 正規分布、対数正規分布と交通現象8 二項分布と交通現象9 ポアソン分布と自動車の到着10 一様分布と自動車の発生11 交通現象のパラメータ推定(1)点推定と区間推定12 交通現象のパラメータ推定(2)信頼区間13 仮説検定(1)平均値の検定(t検定)14 仮説検定(2)分散の検定(F検定)15 交通現象のパラメータ推定(3)最小二乗法と回帰分析

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

交通工学特論 (Traffi c Flow Theory) 鈴木宏典システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】自動車交通を制御するためには、まず、その現象を数式で記述する必要がある。本科目では、自動車交通流の理論を習得すると同時に、実際にモデリングを行うことで、自動車交通流を再現する手法を修得する。まず、交通現象を統計的に扱う方法を習得し、次に、自動車一台の追従挙動、自動車複数台を流体として扱う挙動の理論とモデリング手法を修得する。最後に、待ち行列の理論と交差点遅れ時間の解析から信号制御の理論を習得する。

レポート提出50%、出席50%

配布資料

A.D.May『Traffi c Flow Fundamentals』Prentice Hall

陸海空、様々な交通の現場へ出てその交通現象を観察すること。

【授業計画】1 交通工学の理論2 交通流を記述する変数-交通量・密度・速度3 交通流の統計的分布(1)到着台数4 交通流の統計的分布(2)車間時間5 カイ二乗検定6 追従モデル(1)理論7 追従モデル(2)動的特性8 追従モデル(3)安定性9 交通流モデル(1)理論10 交通流モデル(2)パラメータ推定11 追従モデルと交通流モデルの関係性12 マクロ交通流モデル(1)理論13 マクロ交通流モデル(2)モデリング14 自動車の待ち行列15 交差点遅れ時間と信号制御

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ナノ・バイオシステム特論 (Nano Biosystems) 佐野健一システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】人類は、古くから生物の持つ機能を上手く利用し、パンやチーズ、アルコールなどを作り、暮らしに役立ててきた。近年、遺伝子工学の発達とシステム生物学の勃興により、生物の持つネットワークを人工的に改変し、合理的に再設計することで、より効率良く目的の物質を生産する技術、すなわちナノバイオシステム工学が注目を集めている。本講義では、生命システムの本質的な理解を通して、最先端の研究開発動向、内容を習得することを目標とする。

課題レポート 100%

適宜プリントを配布する。

Uri Alon『システム生物学入門』共立出版

特に前回の講義の内容をよく復習しておくこと。専門用語の整理をきちんとすること。

【授業計画】1 生物工学概論2 発酵・代謝3 抗生物質4 バイオポリマー (1) 繊維5 バイオポリマー (2) バイオプラスチック6 転写制御システム概論7 システムバイオロジー (1) 概念の理解8 システムバイオロジー (2) フィードフォーワード9 システムバイオロジー (3) フィードバック10 システムバイオロジー (4) ロバストネス11 システムバイオロジー (5) 生物システムの単純性12 生物生産における最適化問題13 バイオミネラリゼーション14 遺伝子情報の拡張15 これからのナノバイオシステム

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム工学専攻

タンパク質工学特論 (Protein Engineering) 佐野健一システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】通常の工業的プロセスで必要とされる高温あるいは極端なpH条件・有機溶媒、すなわち大量のエネルギーと環境負荷の大きい溶媒を必要とせず、常温・常圧・中性水溶液中で穏やかに進行するタンパク質によるバイオプロセスは、近年、環境への取り組みの高まりもあり重要性が増している。本講義では、タンパク質の構造と機能の理解を通して、タンパク質工学における代表的な技術応用を学修する。

課題レポート 100%

適宜プリントを配布する。

T. E. Creighton『PROTEINS』Freeman & Company

特に前回の講義の内容をよく復習しておくこと。専門用語の整理をきちんとすること。

【授業計画】1 タンパク質工学概論2 アミノ酸3 タンパク質の構造 (1) 一次構造4 タンパク質の構造 (2) 二次構造5 タンパク質の構造 (3) 立体構造6 タンパク質の性質 (1) 酵素活性7 タンパク質の性質 (2) 分子認識8 タンパク質の性質 (3) 反応速度論9 タンパク質の利用 (1) 分解酵素

10 タンパク質の利用 (2) 重合酵素11 タンパク質の利用 (3) 抗体12 タンパク質の利用 (4) キメラタンパク質13 タンパク質の利用 (5) 人工タンパク質14 ペプチド工学15 これからのタンパク質工学

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学特論1 (Advanced Applied Mathematics 1) 石崎克也システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】フラクタル図形を平面にコンピュータを使って描くことを考える。 領域に複素数平面を指定し、ひとつの複素変数函数の反復合成による描写は効率的である。一方で、多項式のような初等的な函数が織りなす複素力学系の世界は、純粋に理論的な視点から考察する対象としても興味深い。本講義においては、工学専攻の院生が必要とされる数学的基礎知識の取得とフラクタル・グラフィックスへの応用を学習することを目的とする。

演習課題・レポートなどによる。

使用しない。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 複素函数論からの準備2 特異点の分類3 整函数・有理型函数4 函数の反復合成5 周期点6 周期点の指数7 正規族8 フラクタル図形9 ファトウ集合・ジュリア集合

10 マンデルブロー集合11 シュレーダー方程式12 ベッチェル方程式13 超越函数の力学系14 コンピュータグラフィックス15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学特論2 (Advanced Applied Mathematics 2) 石崎克也システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】大学院を修了するまでに、院生が必ず出会う数学の問題として、微分方程式・関数方程式の問題がある。これらの解は、必ずしも容易には求まらない。ここでは、連続的関数方程式と離散的関数方程式の解法の比較をテーマに置く。また、Mathematicaなどの数式処理ソフトの利用による可視化も考える。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 微分方程式・関数方程式の解2 求積法・ラプラス変換3 線形微分方程式4 離散変数関数方程式5 漸化式6 差分公式7 和分公式8 線形差分方程式9 非線形微分方程式

10 非線形差分方程式11 複素変数関数方程式12 q-差分方程式13 合成を含む関数方程式14 コンピュータグラフィックスへの応用15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム工学専攻

応用数学特論3 (Advanced Applied Mathematics 3) 安田正實システム工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】大学院において必要とされる統計学の基礎および応用を学習する。特に、実験的学習から問題を見いだし、抽象的な統計概念と実際問題との関連を理解することを達成目標とする。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 データの表現2 中心的傾向の測度(離散変量)3 中心的傾向の測度(連続変量)4 散布度(四分位範囲・平均)5 散布度(分散・標準偏差)6 確率(加法定理)7 確率(乗法定理)8 順列・組み合わせ9 離散型確率分布10 二項分布11 ポアソン分布12 正規分布(標準化)13 正規分布での近似14 結合分布15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学特論4 (Advanced Applied Mathematics 4) 安田正實システム工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】応用数学特論3に引き続いて、大学院において必要とされる統計学の基礎および応用を学習する。特に、自然科学および社会科学から生じた問題を通し、抽象的な統計概念と実際問題との関連を理解することを達成目標とする。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 理論分布2 標本抽出(離散分布)3 標本抽出(連続分布)4 標本分布5 中心極限定理6 信頼限界7 有意性検定8 符号検定9 χ2乗検定10 適合度の検定11 相関12 線形回帰13 s2乗の標本分布14 分散分析15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

特別演習実験 (Special Practice and Experiment on Systems Engineering) 博士前期課程担当教員システム工学専攻

通年 4 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】各研究室の研究手法を演習や実験を通して学び、修士論文に関連する技術・知識の基礎について体系的に学び、各自の修士研究に生かせるようにする。

演習と実験の遂行状況及び1年次終了時の修士論文中間発表会等から総合的に評価する。

担当教員が指示する修士研究に関連した専門書や文献など。

研究指導教員の指示に従うこと。

【授業計画】演習・実験テーマの調査・立案1(研究計画の立案)演習・実験テーマの調査・立案2(総説の検索)演習・実験テーマの調査・立案3(論文の検索)演習・実験の遂行1(演習・実験の背景整理)演習・実験の遂行2(演習・実験の目的設定)演習・実験の遂行3(演習・実験の方法設定)中間発表会演習・実験の遂行4(演習・実験のデータ整理)演習・実験の遂行5(演習・実験の結果の考察)演習・実験の遂行6(演習・実験の結論の作成)演習・実験結果を基にした報告書の作成1(目次案)演習・実験結果を基にした報告書の作成2(粗原稿)演習・実験結果を基にした発表と討論1(目次修正)演習・実験結果を基にした発表と討論2(最終稿)演習・実験結果を基にした発表と討論3(プレゼン)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム工学専攻

特別研究 (Special Study on Systems Engineering) 博士前期課程担当教員システム工学専攻

通年 8 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】システム工学の現代的研究テーマについて討議・考究するとともに、各自の研究テーマに即した研究や文献講読を行い、その成果を論文としてまとめ発表するための資質や能力を養い、修士論文を作成する。

修士論文の達成度、中間発表会/論文発表会及び学会発表の状況等を総合的に評価する。

研究テーマに関連する専門書および文献

研究指導教員の指示に従うこと。

【授業計画】指導教員の決定学位授与プロセスの指導指導教員との研究分野の確定修士研究の実施1(研究背景の整理)修士研究の実施2(研究目的の検討)修士研究の実施3(研究方法の検討)修士研究の実施4(研究結果の整理)修士研究の実施5(研究結果の考察)修士論文中間発表学会等での発表の指導学会誌等への論文投稿の指導1(投稿規程の確認)学会誌等への論文投稿の指導2(論文の構成検討)修士論文予備審査1修士論文予備審査2修士論文審査

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

リハビリテーション工学特論 (Advanced Topics on Rehabilitation Engineering) 片山茂友情報工学専攻

1年 秋学期 2単位(週1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】機能回復訓練機器やコミュニケーションエイドなど、福祉機器には非常に多くのマイクロコンピュータやパーソナルコンピュータが使用されている。本講座では、福祉機器におけるコンピュータと障害者とのインタフェース設計の理論と具体例について解説し、新しい福祉機器の発想や設計のヒントを与える。

レポート(100%)

毎回プリントを配布山口・竹田・村上共著『人間科学と福祉工

学』コロナ社

配布したプリントをあらかじめ良く読んでおくこと。

【授業計画】1 リハビリテーション工学における情報技術の役割2 リハビリテーション医学の基礎と実際3 運動療法とITによる支援技術4 機能回復維持訓練機器とエンターテイメントの融合5 肢体不自由者の移動支援技術6 肢体不自由者の生活環境支援技術7 重度身体障害者と電動車椅子の制御8 筋ジス患者と電動車椅子の制御9 四肢麻痺頚損者と電動車椅子の制御10 視覚障害者とヒューマンインタフェース技術11 聴覚障害者とヒューマンインタフェース技術12 重度身体障害とヒューマンインタフェース技術13 ICTによる在宅ケア支援システム14 ICTによる高齢者支援技術15 福祉情報機器と組み込みシステム技術

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

教育システム工学特論 (Advanced Topics on System Engineering in Education) 片山茂友情報工学専攻

1年 春学期 2単位(週1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】コンピュータを使用した教育システムについてその構築の理論と具体例について教授する。まず、テキストを利用して教育システムに関する基本的な内容について教授する。次に、コンピュータ支援自己学習システムについて、コースウェアの作成方法、ヒューマンインタフェース技術、サイエンスツールキットなどの面から教授する。次に、パソコンを利用した一斉教育システムの設計方法について教授する。さらに、これからの新しい教育システムについて教授する。

レポート(100%)

毎回プリントを配布教育システム情報学会編『教育システム情

報ハンドブック』実教出版

配布したプリントをあらかじめ良く読んでおくこと。

【授業計画】1 教育システム工学とは2 認知と理解3 分散認知とエージェント4 構成主義と協調学習5 協調(協同)学習の理論と実践6 CSCLとグループ学習支援環境7 教育学習訓練システム(CAIとITS)8 教育学習訓練システム(ILE)9 教育学習訓練システム(オーサリングシステム)10 パソコン利用一斉教育システムの構築理論11 パソコン利用一斉教育システムの学習反応応答装置12 モバイル技術の教育への利用の理論13 教育メディアとしてのロボット利用理論14 タンジブルインタフェース教材の理論15 アンビエント技術の教育への利用の理論

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

アーキテクチャ特論 (Advanced Course on Computer Architecture) 坂本康治情報工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】計算のメカニズムを理解し、それをもとにして基本演算回路を設計する。基本演算回路と順序回路(レジスタ)を組み合わせることによって乗算/除算などのより高度な計算機能を実現する。CPU(=演算回路+レジスタの組合せ)と、順序回路をさらに発展させたメモリの組合せによりコンピュータを構成する。最終的にはパイプラインコンピュータを設計する。

期末テストによる

坂本『コンピュータの論理設計』日本理工出版会

コンピュータアーキテクチャと論理回路の基礎的な知識を習得していることが望ましい。

【授業計画】1 計算モデル2 組合せ回路と順序回路3 演算回路の設計4 レジスタの設計5 プログラムカウンタの設計6 CPUの設計7 制御装置の設計8 ROMの設計9 RAMの設計10 マイクロプログラミング11 コンピュータの設計12 パイプライン処理:ステージスケジューリング13 パイプライン処理:データハザードの回避法14 パイプライン処理:コントロールハザードの回避法15 パイプラインコンピュータの設計

設計とデバッグには、論理設計回路支援ソフトMaxplus2を使用する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情 報 工 学 専 攻

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

情報工学専攻

セマンティックス特論 (Advanced Course on Semantics) 坂本康治情報工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】知識を体系化するときに必要な手法について学習する。前半では知識表現の要素となる文とその意味について、後半では意味を表現するための論理的手法についてそれぞれ学習する。

期末テストによる

プリントを配布する。

「論理学」の基礎を習得していることが望ましい。

【授業計画】1 文の意味2 多義性3 同義性4 前提5 語の意味6 談話領域7 命題論理と文8 様相論理の基礎9 様相論理の応用

10 内包論理の基礎11 内包論理と意味12 述語論理と文13 λ表現による名詞、動詞の表現14 モンタギュー意味論15 意味論と語用論

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報メディア特論 (Advanced Theory for Information Media) 情報工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報メディアには多様な意味があるが、情報を記憶、伝達、処理、検索、及び管理するための手段の総称であると見なすことができる。現代の複雑化した社会における情報メディアとそれに関連した技術の基礎と応用に関して、コンピュータを使用しながら習得する。

レポート100%

資料を配布する。

コンピュータとプログラミングに関する基礎知識を有することが望ましい。

【授業計画】1 情報メディアの概要2 ディジタル画像処理(1)3 ディジタル画像処理(2)4 ディジタル画像処理(3)5 ディジタル画像処理(4)6 情報システム解析方法(1)7 情報システム解析方法(2)8 情報システム解析方法(3)9 情報メディアのソフトウェア

10 情報マネジメント11 情報メディアの技術動向12 情報メディア技術の問題練習13 コンピュータ実習(1)14 コンピュータ実習(2)15 まとめ

平成24年度は休講【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情報通信処理特論 (Advanced Theory for Information and communications) 情報工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報処理はコンピュータによって大量の情報を高速に処理することであり、情報通信は大量の情報を高速に伝送することである。この授業では、情報処理と情報通信の高度な有効利用のための基礎と応用技術について、コンピュータを利用しながら習得する。

レポート100%

資料を配布する。

コンピュータとプログラミングに関する基礎知識を有することが望ましい。

【授業計画】1 概論2 情報通信の基礎理論(1)3 情報通信の基礎理論(2)4 情報通信の基礎理論(3)5 基本ソフトウェア(1)6 基本ソフトウェア(2)7 応用ソフトウェア8 移動通信と応用9 インターネットと応用

10 情報通信の数理解析11 情報通信と情報処理の技術動向12 情報通信処理の問題演習13 コンピュータ実習(1)14 コンピュータ実習(2)15 まとめ

平成24年度は休講【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

情報工学専攻

情報セキュリティ特論 (Advanced Theory for Information Security) 情報工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報セキュリティは、情報システムや情報ネットワークの安全保護のための技術である。この授業では、情報セキュリティの基礎と応用の最新技術を習得することを目標としている。コンピュータを利用した演習も行う。

レポート100%

資料を配布する。

コンピュータとプログラミングに関する基礎知識を有することが望ましい。

【授業計画】1 情報セキュリティの概要2 基礎理論(1)3 基礎理論(2)4 暗号と認証(1)5 暗号と認証(2)6 暗号と認証(3)7 鍵管理、ネットワークセキュリティ8 セキュリティのためのソフトウェアと装置9 電子透かし、電子商取引10 個人識別、バイオメトリクス(生体認証)11 情報セキュリティの技術動向12 情報セキュリティの問題練習13 情報セキュリティのプログラミング(1)14 情報セキュリティのプログラミング(2)15 まとめ

平成24年度は休講【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

視覚情報工学特論 (Advanced Topics on Human Information Engineering) 情報工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】情報システムにおいては、最終的な情報の受容系である人間の資格特性を十分に検討し、整合の取れた情報システムを設計することが重要である。本講義では、視覚と画像、人間情報科学を中心に視覚情報工学の基礎と応用を学ぶことを目標とする。

レポート課題100%

適宜資料を配布する。

大山 正著『視覚心理学への招待』サイエンス社

参考図書を熟読しておくこと。

【授業計画】1 視覚情報工学とは2 人間の視覚特性(1)3 人間の視覚特性(2)4 人間の視覚特性(3)5 視覚機能の加齢効果6 視環境と人間工学7 情報バリアフリー技術8 色彩理論9 生体機能の拡大と感覚代行10 ディジタル画像圧縮と視覚特性11 人間の視覚心理反応測定12 視覚情報ディスプレイの画質評価13 視覚と情報ディスプレイ14 視覚特性とテレビジョンへの応用15 視覚情報工学の動向

平成24年度は休講【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

3次元画像工学特論 (Advanced Topics on 3D Image Engineering) 情報工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】次世代情報メディアとして3次元画像システムが注目されている。本講義では、立体視の仕組み、各種3次元画像表示技術、高臨場感映像システム、音響再生システム、立体画像の制作等、3次元画像技術の基礎から応用まで幅広く学び、理解することを目標とする。

課題レポート100%

適宜資料を配布する。

泉 武博監修『3次元映像の基礎』オーム社 

参考図書を熟読しておくこと。

【授業計画】1 3次元画像工学概論2 3次元映像の歴史3 奥行き感と立体情報4 3次元画像表示技術5 立体画像の情報処理6 ホログラフィ7 バーチャルリアリティ8 立体番組制作と立体映像ソフト9 高臨場感映像システムの設計10 3次元画像が人体に及ぼす影響11 高臨場感ディスプレイ技術12 3次元音響再生13 3次元画像と感性情報14 次世代3次元画像・音響システム15 3次元映像の最新動向

平成24年度は休講【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

情報工学専攻

ソーシャルメディア特論 (Advanced Study on Social Media) 石川孝情報工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】SNSやTwitterなどのソーシャルメディアの現状と課題について、下記の参考資料等を使ってゼミ形式で授業を行う。ゼミの学習結果を参加者が「ソーシャルメディアは何の役に立つか?」というテーマのレポートにまとめ、全員で討論する。

課題の評価と期末試験、出席などで総合的に評価する。

諏訪博彦、太田敏澄『ソーシャルメディアによる組織・コミュニティの変革』人工知能学会誌

参考図書およびその参考文献を予習しておくこと。

【授業計画】1 オリエンテーション2 ソーシャルメディアとは3 ソーシャルメディアの関連研究4 企業とSNS5 地域とSNS6 SNS研究における現実とモデル7 Twitterの現状8 Twitterの課題9 社会情報学アプローチ

10 ソーシャルコンピューティング11 バーチャルコミュニティ12 複雑ネットワークアプローチ13 ネットワーク構造解析14 リンク予測15 ソーシャルメディアの将来

「機械学習特論」(H24年度開講)と交代に隔年開講(H24年度は開講せず)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械学習特論 (Machine Learning) 石川孝情報工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】経験に基づいて自動的にプログラムを構築する機械学習手法について、下記のテキストを使ってゼミ形式で授業を行う。受講者が読みたい章を選択し、その抄訳を作成して、テキストの内容をゼミで説明して、全体で討論を行う。

課題の評価と期末試験、出席などで総合的に評価する。

Tom Mitchell『 Machine Learning』 McGRAW-HILL(1997)

古川 康一監訳『エージェントアプローチ 人工知能』共立出版

章末の練習問題を予習しておくこと。

【授業計画】1 オリエンテーション2 概念学習と一般性の順序3 決定木学習4 ニューラルネットワーク5 仮設の評価6 ベ イズ 学習7 計算論的学習理論8 例に基づ く学習9 遺伝的アルゴ リズ ム

10 ルール集合の学習11 解析的学習12 帰納と解析の結合13 強化学習14 総合演習15 機械学習の展開

「ソーシャルメディア特論」(H25年度)と交代に隔年開講(H24年度開講)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

多目的最適化特論 (Multiobjective Optimization) 椋田實情報工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】システムの最適化は線形システムを基本として、線形計画問題から整数計画問題、単目的な最適化から多目的な最適化へ発展している。この授業では、多目的な非線形システムの信頼性最適設計問題を対象とする。多目的な非線形システムの設計問題の解を求める手法として、多目的な遺伝的アルゴリズム(GA)について学ぶ。目標は、①モデルの理解、②多目的遺伝的アルゴリズムの理解、③問題のモデル化とGAによる多目的な解探索を理解する。

課題レポート(50%)と質疑応答(50%)で評価する。

授業で使用するテキストは配布する。

C言語によるプログラミングを復習しておくこと。

【授業計画】1 最適問題とモデリング2 割当問題と評価モデル3 順列組合せと最適化4 最適化モデルの数式表現5 信頼性最適設計モデル6 遺伝的アルゴリズムの仕組み7 遺伝的アルゴリズムによる探索8 遺伝的アルゴリズムによる単目的最適化9 最適解の分析と評価

10 2目的最適設計モデル11 多目的最適化とパレート解12 パレート解の評価方法(被覆率等)13 多目的GAの技法(シェアリング)14 多目的GAの技法(ISPS法)15 多目的GAのまとめ

Cコンパイラがインストール済みのPCを持参する。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

情報工学専攻

ソフトウェア分析設計特論 (Advanced Theory on Software Analysis and Design) 大木幹雄情報工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】近年、先端IT技術との融合化を図るために既存の情報システムの再構築をいかに有効に行うかが課題となっている。このような課題の克服には、ユーザに指導ができる「理論に裏打ちされたソフトウェア分析設計に関する深い知識」が必要となる。特に上級ソフトウェア技術者やコンサルタント、情報技術の教育者を目指す者には不可欠な知識となる。授業では優れたソフトウェア分析設計の背後に潜む判断ルールがもつ本質を明らかにし、人間の思考形式にまでさかのぼりながら、その重要性を理解することを目標とする。

課題レポートの提出と講評

適宜、文献および解説資料を配布する。マーチンファウラー『アナリシスパター

ン』、E.Gamma他『デザインパターン』

ソフトウェア工学、データベースの履修者が望ましい。

【授業計画】1 ソフトウェア分析設計の本質を理解するための思想2 ソフトウェア分析設計を構成する要素とは3 熟練分析設計者が蓄積している経験ルールとは4 ERモデリングで用いる判断ルールを考える5 ERモデリング判断ルールの数学的形式表現6 クラス構造モデリングの判断ルールを考える7 代表的な構造に関するデザインパターンの再考8 メタパターンアプローチによるデザインパターン導出9 ERモデリングとクラスモデリングの類似点10 ソフトウェア分析における不確実性の扱い11 構成演算による不確実性を扱う判断ルールの定式化12 構成演算によるデザインパターンの導出例13 進化論的視点によるクラスライブラリの統計的な性質14 ソフトウェア開発プロセスの状態表現を考える15 分析設計方法論の有効性比較の定量的な方法

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ソフトウェア・アーキテクチャ特論 (Software Architecture) 大木幹雄情報工学専攻

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】システムを構築する上で、その基本的な構造を提供するアーキテクトの存在は、益々重要性を増している。授業では、システムアーキテクトにとって必要不可欠なソフトウェアアーキテクチャに関連する知識を解説し、その歴史的な背景と役割、及び意義について紹介する。さらにその背景にある人間の思考原理にまで立ち入り、深く理解することを目標とする。加えて、将来、必要となるであろうソフトウェアアーキテクチャを展望し、その実現基盤となるアーキテクチャの考え方、実装の方法等についても紹介する。

課題レポートの提出と講評

適宜、文献および解説資料を配布する。

F.ブッシュマン『ソフトウェアアーキテクチャ』

ソフトウェア分析設計特論を受講していることが望ましい。

【授業計画】1 ソフトウェア・アーキテクチャの目的と思想2 人間の思考過程とアーキテクチャパターンとの関係3 Layers,Pipes,Filtersパターンの特徴と実現機構4 Blackboard,Brokerパターンの特徴と実現機構5 Microkernel,Refl ectionパターンの特徴と実現機構6 Self-manageパターンの特徴と実現機構、将来性7 MVCパターンの特徴とオブジェクト指向機構の関連8 リエントラントとしてのクラス・インスタンスの実装9 スタック機構としての継承と集約の実装10 将来のソフトウェア・アーキテクチャがもつ要件11 イベント駆動アーキテクチャの利点と課題12 アスペクト指向アーキテクチャ概念と目的13 アスペクト指向アーキテクチャの応用分野と課題14 自己適応型アーキテクチャ実現に必要な要件15 自己保守アーキテクチャ実現に必要な要件

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ファジィシステム特論 (Advanced Fuzzy Systems) 辻村泰寛情報工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】家電、自動車、地下鉄などの制御や医療、建築にいたるまで、現在ではファジィ理論は様々な場面で用いられるようになった。本講義は、先ずファジィ理論の基礎を修得し、特にファジィ理論のオペレーションズ・リサーチの分野を中心に応用技術を習得することを目標とする。

輪講での発表(2・3回)70%、演習課題30%

テーマ毎に資料を配布する。

Zimmermann『Fuzzy Set Theory』Kluwer

代数学と集合論の基礎知識を必要とする。

【授業計画】1 ファジィとソフトコンピューティング2 ファジィ集合と拡張原理3 ファジィ関係4 ファジィ数の概念と演算5 ファジィ数理計画法(1):線形計画法6 ファジィ数理計画法(2):多目的計画法7 ファジィ組合せ最適化(1):スケジューリング8 ファジィ組合せ最適化(2):ネットワークモデル9 ファジィ意志決定法10 ファジィ待ち行列11 ファジィ情報処理12 ファジィデータベース13 ファジィ応用技術14 ラフ集合の概要15 ラフ集合と感性

論文を読んで内容を理解し、要約してレポートにまとめる能力を身に付けておくこと。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

情報工学専攻

ソフトコンピューティング特論 (Advanced Soft Computing) 辻村泰寛情報工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】一般に計算はその精度と完全性を目指すが、計算条件に大きな制約がある問題や悪構造な問題に対しては適用が難しく、解くことが困難な場合が多いため、実用性に欠ける部分がある。一方、ソフトコンピューティングは、計算の精度は実用上問題のない程度で妥協するが、どのような問題にも柔軟に適用でき、短時間の間に最適ではないが、それに近い結果が得られるものである。本講義は、ソフトコンピューティングの意義とその構成要素技術について学び、応用方法を身につけることを目標とする。

輪講での発表(2・3回)70%、演習課題30%

テーマ毎に資料を配布する。Fog e l , R o b i n s o n『Co m p u t a t i o n a l

Intelligence』Wiley

学部3年次秋学期の「ソフトコンピューティング」の内容を復習すること。

【授業計画】1 ソフトコンピューティングの概念と構成要素技術2 ファジィシステムの概要3 ファジィシステムの応用事例4 メタヒューリスティックス(1):進化的計算5 メタヒューリスティックス(2):焼き鈍し方6 メタヒューリスティックス(3):タブーサーチ7 メタヒューリスティックス(4):EDA8 メタヒューリスティックスの応用事例9 ニューラルネットワークの概要

10 ニューラルネットワークの応用事例11 カオス・フラクタルの概要12 カオス・フラクタルの応用事例13 群知能の概要14 群知能の応用事例15 その他のソフトコンピューティング要素技術

平成24年度は開講せず。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

コンピュータグラフィックス特論 (Advanced Theory for Computer Graphics) 新藤義昭情報工学専攻

1年 春学期 2単位(週1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】最新の映像制作技法と3次元コンピュータグラフィックス(CG)の先端技法について論ずる。CGの世界規格であるOpenGLの仕様に基づいて、CG技法の習得を目指す。また、人体モデルを用いたアニメーションの制作技法を習得する。さらに、これらの技法を融合させた人間型ソフトウェアロボットの構築技法や、ハイパーテキストを用いてアニメーションの脚本(シナリオ)を記述することによってCGアニメーション映像を自動生成する最先端技術も学ぶ。最後に、映像制作の課題制作を行う

課題レポート提出による評価(100%)

ネットワークで電子テキストを配布。OpenGL協議会『OpenGL プログラミングガ

イド』星雲社幾何学、三角関数、行列演算、ベクトル演

算の知識が必要。学部講座『画像情報工学』と『コンピュータグラフィックス』を復習しておくと良い。

【授業計画】1 最新のComputer Graphics技術の動向2 OpenGL規格の機能と仕様3 描画技法1(アフィン変換、陰面消去)4 描画技法2(輝度計算、陰影処理、マッピング)5 OpenGLプログラミング1(多角形の描画)6 OpenGLプログラミング2(ディスプレイリスト)7 OpenGLプログラミング2(曲面体の描画)8 形状簡略化と描画速度制御9 3次元オブジェクトのピック技法

10 衝突検出と障害物探知のアルゴリズム11 CGアニメーション技法(運動学と逆運動学)12 CGアニメーション技法(モーションキャプチャ)13 CGアニメーション制作演習14 課題制作演習1(映像制作プログラミング)15 課題制作演習2(レポート作成)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

計算論特論 (Advanced Topics on the Theory of Computation) 神林靖情報工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】計算機科学の基礎である計算理論を学ぶ。主たる目標は次のとおり。1) 計算機科学の原理に親しむ、2) 情報工学専攻を修めるにあたり有用な知識と技法に親しむ。3) 形式的かつ厳密な数学的議論の能力を涵養する。学部で計算理論を十分に履修してこなかった学生にも対応するため、基礎から高度な内容まで広く計算理論一般を網羅する。授業はゼミ形式で行なう予定である。

演習課題30%、授業への参加70%Lewis & Papadimitriou『Elements of

the Theory of Computation』 Prentice-Hall

学部において、「情報基礎数理」「計算の理論」「論理数学」「計算可能性理論」を履修していることが望ましい。

【授業計画】1 計算理論入門2 集合・関係・言語3 有限オートマトン4 正規表現と正規文法5 文脈自由言語6 文脈自由文法の簡約7 プッシュダウンオートマトン8 チューリングマシン9 形式言語とオートマトンの階層性

10 チューリングマシンの計算可能性11 様々な計算モデル12 計算の複雑性13 クラスPとクラスNP14 NP完全性15 NP完全問題にどのように取り組むか(量子計算紹介)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

情報工学専攻

シミュレーションシステム特論 (Advanced Topics on Simulation System) 山地秀美情報工学専攻

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】コンピュータによるシミュレーションの中でも力学モデルを扱うシミュレーションシステムは広範囲で用いられている。力学シミュレーションのためにオープンソースで開発されたODE(Open Dynamic Engine)と呼ばれるライブラリを利用することで、シミュレーションシステムを容易に開発することができるようになった。本講義ではODEを用いたシミュレーションシステムを作成するとともに、ODEのソースコードの解析を通して、その実装方法についても学ぶことを目的とする。

課題プログラムの作成70%、期末試験30%

出村公成 著『ロボットシミュレーション』森北出版

C++によるプログラミングの復習をしておくこと。

【授業計画】1 ODEの概要2 ODEのインストール3 基本的なシミュレーションシステムの構成4 動力学計算の生成と設定方法5 衝突判定空間の定義6 ODEの基本形状とジオメトリの生成7 ジョイントの概念とその利用法8 ジョイントと衝突検出を用いたシミュレーション作成9 車輪型ロボットによるシミュレーション作成(1)10 車輪型ロボットによるシミュレーション作成(2)11 3自由度ロボットアームの作成(1)12 3自由度ロボットアームの作成(2)13 運動額によるロボットアーム14 逆運動額によるロボットアーム15 まとめ

「コンピュータビジョン特論」(H25年度)と交代に隔年開講(H24年度開講)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

コンピュータビジョン特論 (Advanced Topics on Computer Vision) 山地秀美情報工学専攻

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】コンピュータビジョンは、視覚情報の入力から画像の解析、認識を経て、判断や意思決定までを含めた広範囲のテーマを含む。これまでの研究成果の概要を学ぶとともに、OpenCVと呼ばれるライブラリを用いたプログラミングを通じて、実用的なコンピュータビジョンの利用方法を学ぶ。

課題プログラムの作成70%、期末試験30%

OpenCV プログラミングブック第2版

C++によるプログラミングの復習をしておくこと。

【授業計画】1 コンピュータビジョンの概要2 OpenCVの概要とインストール3 画素の操作と画像の演算4 画素と画像の演算処理プログラムの作成5 画像の幾何変換6 画像の幾何変換処理プログラムの作成7 ヒストグラムとマッチング8 ヒストグラムとマッチング処理プログラムの作成9 輪郭の抽出10 輪郭抽出処理プログラムの作成11 画像の部分領域と分割処理12 画像の背景削除処理プログラムの作成13 画像のトラッキング14 トラッキング処理プログラムの作成15 機械学習への応用・まとめ

「シミュレーションシステム特論」(H24年度開講)と交代に隔年開講(H24年度は開講せず)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

音声処理特論 (Speech Communications) 樺澤康夫情報工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】音声は人と人のコミュニケーションの基盤であるが、コンピュータによる音声合成技術や音声認識技術の向上により、人と機械の間のコミュニケーションも実用化されるようになった。この講義では、音声生成の基本原理や音声学の初歩。音声言語としての性質や音声分析、音声合成、音声認識などの音声情報処理技術について取扱う。音声現象、基本的な音声情報処理技術の理解とその応用力を高めることを目標とする。

レポート

使用しない。 プリント資料L.R.Rabiner,R.W.Schafer『Digital

Processing ofSpeech Signals』Prentice-Hall,Inc

ディジタル信号処理およびディジタル信号処理特論の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 序論2 音声器官と音声生成3 音声学の初歩 音声の特徴、性質4 音声生成の物理5 音声生成モデル6 課題演習 声道の伝達特性7 聴覚器官と音の知覚8 音声のフーリエ分析9 課題演習 音声分析10 音声合成 シミュレーション11 音声合成 分析合成系12 音声信号の量子化13 ベクトル量子化14 音声伝送と符号化15 音声認識の原理

ディジタル信号処理特論を履修していることが望ましい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

情報工学専攻

ディジタル信号処理特論 (Advanced Topics on Digital Signal Processing) 樺澤康夫情報工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】ディジタル信号処理技術は、計測、音声情報処理、画像情報処理、パタン認識から放送、通信など、元もとアナログ信号であるものをディジタル処理する場で広く使われている。ここではまず、基礎理論を復習し、次いでその応用について学習する。特に音声の分野の応用については深く学ぶ。ディジタル信号処理の諸問題やその重要性について理解することや、与えられた問題に対する応用力を付けることを目標とする。

演習課題およびレポート

テキストは使用しない。プリント資料J . G . P r o a k i他『D i g i t a l S i g n a l

Processing』Prentice Hall

ディジタル信号処理の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 序論2 離散時間信号とシステム3 z変換と伝達関数4 離散時間フーリエ変換と周波数特性5 関数近似とフーリエ級数展開6 離散フーリエ変換と高速算法7 正規直交ベクトルによる最小2乗近似8 カルフーネン・レーブ展開(KL展開)9 ケプストラム分析と平滑化スペクトル

10 時間領域と周波数領域における信号エネルギー11 線形予測分析法12 音声分析への応用13 非定常線形予測分析法14 自己相関関数の性質15 信号の周期検出

音声処理特論の履修希望者に薦める。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

無線通信システム工学特論 (Wireless Communication System Engineering) 高瀬浩史情報工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】現在、無線通信を利用した様々なシステムが使われている。本講義は、代表的なシステム(通信、レーダ、GPSなど)の構成やシステムに用いられている信号、スペクトルなどを学び、既存システムや新しいシステムを理解する上での基礎知識を与える。

レポート100%

プリント資料

プリントを読んでおくこと。

【授業計画】1 電波とは2 アンテナとは3 信号表現4 Matlabによる信号表現5 Matlabによる信号解析6 センサー信号とスペクトル7 センサー信号:距離分解8 センサー信号:方位分解9 センサー信号:干渉波除去

10 センサー信号:画像化11 航法:従来航法とGPS12 GPS信号13 GPSによる測位14 通信信号15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ヒューマンインタフェース特論 (Advanced Human Interface) 前迫孝憲情報工学専攻

1年 春学期(集中講義) 2 単位 選択科目【授業の目標】視覚、聴覚、触覚等の人間の感覚に関する測定・分析やコンピュータ等の入力装置などヒューマンインタフェースの研究開発に必要な内容を国内外の文献等を用いて論考する。具体的には、脳波、筋電等基本的な生体情報、注視点、立体視、音像定位、接触圧などの測定装置の構成や測定値の分析、これらの結果に学習など人間の特性を加味して構成するヒューマンインタフェースの特性や開発・改善の過程などを実例に即して検討する。

講義中の発表やレポート提出

授業時に指示する。

配布されたプリントを熟読しておくこと。

【授業計画】1 メタファ2 情報処理モデル3 視覚特性とその測定4 聴覚特性とその測定5 触覚特性とその測定6 認知・学習7 記憶8 脳波・NIRS9 筋電・心拍呼吸性変動

10 コミュニケーション11 言語・エントロピー12 文脈・アフォーダンス13 エキスパート14 アクセシビリティ15 まとめ

夏季集中講義にて開講する。日時等の詳細は、掲示にて告知する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

情報工学専攻

ネットワーク特論 (Advance Course on Networks) 笹瀬巌情報工学専攻

1年 秋学期(集中講義) 2 単位 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】知的インフラとして進展しつつあるコンピュータネットワークについて、基本から応用まで学習する。基本では、通信やトラヒックの基本概念、ネットワークの原理、およびプロトコルについて学習する。応用では、TCP/IPを具体例とし、LAN間の相互接続やトラヒック制御について説明する。このほか、無線LANやブロードバンドワイヤレスネットワークの仕組み、その動向と展望についても説明する。

レポート、課題の議論等により評価する。宮原秀雄、尾家祐二『コンピュータネット

ワーク』森北出版、および、配布プリント

特になし

デジタル通信工学の基礎知識

【授業計画】1 コンピュータネットワークとは2 ネットワークアーキテクチャ3 ディジタル伝送の基礎4 物理層のプロトコル5 データリンク層のプロトコル6 ネットワーク層のプロトコル7 トランスポート層のプロトコル8 セション層とプレゼンテーション層9 ネットワークアプリケーション10 ローカルネットワーク(LAN)11 無線LANにおける物理層12 無線LANにおけるデータリンク層13 ブロードバンドワイヤレスネットワーク14 ワイヤレスネットワークの動向と展望15 ユビキタスネットワーク

冬季集中講義にて開講する。日時等の詳細は、掲示にて告知する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

パターン認識特論 (Advanced Topics on Pattern Recognition) 情報工学専攻

1年 秋学期(集中講義) 2 単位 選択科目【授業の目標】近年、音声・画像認識や生体認証など、人間の五感の代行や情報処理の効率化・省力化を図る技術が、様々な分野で実用化されつつある。こうした技術の基礎となるのが「パターン認識」であり、本講義では統計的パターン認識の基礎と、その応用としての音声認識技術について学ぶ。

課題レポート100%

なし(適宜講義資料を配付)石井健一郎他著『わかりやすいパターン認

識』オーム社、荒木雅弘著『音声認識システム』森北出版

線型代数(行列演算)と確率の基礎を復習しておくこと。

【授業計画】1 パターン認識の概要2 最近傍決定則3 線型識別関数とパーセプトロン4 サポート・ベクトル・マシン5 ニューラル・ネットワーク6 ベイズ決定則と確率モデル7 学習アルゴリズム8 隠れマルコフ・モデル9 特徴変換(KL展開と線型判別法)10 クラスタリングと動的計画法11 音声処理の基礎12 音声認識・音響モデル13 音声認識・言語モデル14 音声認識・探索アルゴリズム15 パターン認識のまとめ

平成24年度は休講【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ソフトウェア工学特論 (New Topics on Software Engineering) 妻木俊彦情報工学専攻

1年 春学期(集中講義) 2 単位 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】ソフトウェア開発で最も重要なのは、問題を正確に理解し、創造的な解を発見し、適切な設計をすることである。一連のソフトウェア開発を支える技術としてモデリング技術がある。オブジェクト指向モデルにより、自らの力で問題を解決し、適切なソフトウェアを設計する能力の習得を目標とする。

演習課題100%

授業時に配布妻木著『オブジェクト指向モデリング』日

刊工業新聞社

参考図書を予習しておくこと。

【授業計画】1 オブジェクト指向の基本概念2 静的モデルとUML(オブジェクト)3 静的モデルとUML(クラス図)4 動的モデルとUML(活動)5 動的モデルとUML(シーケンス図)6 動的モデルとUML(アクティビティ図)7 要求分析(要求と仕様)8 要求分析(ユースケースモデリング1)9 要求分析(ユースケースモデリング2)10 アーキテクチャ設計(アーキテクチャモデル)11 アーキテクチャ設計(アプリケーション構造設計)12 論理設計(属性設計1)13 論理設計(属性設計2)14 論理設計(操作設計1)15 論理設計(操作設計2)

講義資料は配布する。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

情報工学専攻

情報通信工学特論 (Advanced Info-Communication Engineering) 石原学情報工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報化社会の構成要素の1つであるマルチメディア通信を実現する高度な情報通信技術とその通信サービス品質(QoS)を学習する。本授業においては、受講者が現状の情報通信ネットワークが抱える課題を抽出し、解決策を検討する能力を向上させるとともに、通信品質評価法を習得することを達成目標とする。

演習課題100%

講師作成プリント桐山光弘著『待ち行列がわかる本』        

Paul Ferguson著『Internet QoS』「通信工学やネットワークの本」を読んで

おくこと。またすでに学習している数学「統計と確率」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 ネットワーク構造の変遷2 マルチメディア化の手法3 通信に対する要求4 通信サービス品質(QoS)の概念5 QoSパラメータ6 ディジタル専用線のサービス品質7 IPネットワークのサービス品質8 インターネットのサービス品質9 マルチメディア符号化技術

10 AVアプリケーションのサービス品質11 公平性の保証12 サービスの高度化13 品質評価の手法14 待ち行列理論15 トラフィック問題の解決法

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

高度化通信システム特論 (Advanced topics on communications system) 石原学情報工学専攻

2年 春学期(集中講義) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】情報通信技術の進歩・発展はきわめて著しい。特に従来の無線系アナログ通信はディジタル化され、ディジタル通信も高度化している。これらを中心に、将来を展望した学習を行う。本授業においては、受講者が現状の通信システムのシミュレーションを実施し、自身による将来展望を描けるようになることを達成目標とする。

課題評価100%

講師作成プリント

NS2によるネットワークシミュレーション入門

講義ではNetworkシミュレーションを利用して実施のネットワークについて解析をする。

【授業計画】1 概論2 ディジタル通信の概要3 移動体通信の現状4 移動体通信の現状将来5 IMT2000(将来の移動体通信方式)6 スペクトル拡散通信技術の原理7 スペクトル拡散通信技術の応用8 ディジタルTV、ディジタル放送9 Networkとの対応

10 Networkでの応用11 Networkの発展12 Network解析13 Wireless Network14 次世代ネットワーク(NGN)15 将来展望の検討

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

特別演習実験A(又はB) (Special Practice and Experiments A (or B)) A: 椋田實、 野文洋、石川孝、辻村泰寛、B: 各教員情報工学専攻

1年 通年 4 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】特別演習実験Aの目標は、履修者が、大学院担当教員の研究室を順に回って、各研究室の研究手法を演習や実験を通して学び、各自の研究に活かせるようにすることである。授業計画に、各研究室のテーマとその概要を示す。各研究室ごとに約5週(6時間/週)に相当する授業を集中的に行う。(特別演習実験Bは、学部で情報工学を学習しなかった学生のうち、希望する人だけを対象として、履修者の研究指導担当教員が授業を行う。)

各教員による成績評価を合算した総合評価で100%。

各教員が用意する。

 椋田:毎回の課題を復習しておく。粂野:教員の掲示を参照する。石川:毎週出される宿題をやっておく。辻村:最適化の概要を学習しておく。

【授業計画】概要:(椋田實、粂野文洋、石川孝、辻村泰寛)シミュレーション(1):椋田 實シミュレーション(2):椋田 實シミュレーション(3):椋田 實ソフトウェア開発(1):粂野文洋ソフトウェア開発(2):粂野文洋ソフトウェア開発(3):粂野文洋エージェントシステム(1):石川 孝エージェントシステム(2):石川 孝エージェントシステム(3):石川 孝計算知能化(1):辻村泰寛計算知能化(2):辻村泰寛計算知能化(3):辻村泰寛まとめ:(椋田 實、粂野文洋、石川 孝、辻村泰寛)レポート作成と提出(各教員に個別に提出)

特別演習実験Aと特別演習実験Bのいずれか一方を履修する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

情報工学専攻

応用数学特論1 (Advanced Applied Mathematics 1) 石崎克也情報工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】フラクタル図形を平面にコンピュータを使って描くことを考える。領域に複素数平面を指定し、ひとつの複素変数函数の反復合成による描写は効率的である。一方で、多項式のような初等的な函数が織りなす複素力学系の世界は、純粋に理論的な視点から考察する対象としても興味深い。本講義においては、工学専攻の院生が必要とされる数学的基礎知識の取得とフラクタル・グラフィックスへの応用を学習することを目的とする。

演習課題・レポートなどによる。

使用しない。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 複素函数論からの準備2 特異点の分類3 整函数・有理型函数4 函数の反復合成5 周期点6 周期点の指数7 正規族8 フラクタル図形9 ファトウ集合・ジュリア集合10 マンデルブロー集合11 シュレーダー方程式12 ベッチェル方程式13 超越函数の力学系14 コンピュータグラフィックス15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学特論2 (Advanced Applied Mathematics 2) 石崎克也情報工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】大学院を修了するまでに、院生が必ず出会う数学の問題として、微分方程式・関数方程式の問題がある。これらの解は、必ずしも容易には求まらない。ここでは、連続的関数方程式と離散的関数方程式の解法の比較をテーマに置く。また、Mathematicaなどの数式処理ソフトの利用による可視化も考える。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 微分方程式・関数方程式の解2 求積法・ラプラス変換3 線形微分方程式4 離散変数関数方程式5 漸化式6 差分公式7 和分公式8 線形差分方程式9 非線形微分方程式10 非線形差分方程式11 複素変数関数方程式12 q-差分方程式13 合成を含む関数方程式14 コンピュータグラフィックスへの応用15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学特論3 (Advanced Applied Mathematics 3) 安田正實情報工学専攻

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】大学院において必要とされる統計学の基礎および応用を学習する。特に、実験的学習から問題を見いだし、抽象的な統計概念と実際問題との関連を理解することを達成目標とする。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 データの表現2 中心的傾向の測度(離散変量)3 中心的傾向の測度(連続変量)4 散布度(四分位範囲・平均)5 散布度(分散・標準偏差)6 確率(加法定理)7 確率(乗法定理)8 順列・組み合わせ9 離散型確率分布10 二項分布11 ポアソン分布12 正規分布(標準化)13 正規分布での近似14 結合分布15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

Page 66: 大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動) 3精密機械システムの設計原理(アッベの原理) 4精密機械システムの設計原理(ロストモーション)

-449-

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

情報工学専攻

応用数学特論4 (Advanced Applied Mathematics 4) 安田正實情報工学専攻

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】応用数学特論3に引き続いて、大学院において必要とされる統計学の基礎および応用を学習する。特に、自然科学および社会科学から生じた問題を通し、抽象的な統計概念と実際問題との関連を理解することを達成目標とする。

演習課題・レポートなどによる。

前後の講義との接続性を重視する。特に、復習に力点をおく。講義ノートの整理・理解に勉め、演習問題にも取り組むこと。

【授業計画】1 理論分布2 標本抽出(離散分布)3 標本抽出(連続分布)4 標本分布5 中心極限定理6 信頼限界7 有意性検定8 符号検定9 χ2乗検定

10 適合度の検定11 相関12 線形回帰13 s2乗の標本分布14 分散分析15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

特別研究 (Advanced Study) 博士前期課程担当教員情報工学専攻

通年 8単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】特別研究を通じてテーマを具体化させた修士論文の作成に関する研究指導を行う。また研究テーマを実施する上での専門知識の習得と研究能力を涵養する。

修士論文作成の各段階での報告・発表および修士論文内容と修士論文公聴会の口頭発表で評価

研究テーマに関連する専門書および文献

担当指導教員の指示に従うこと。

【授業計画】通年で随時(平均週4時間)、修士論文作成に向けての研究指導を行う。1年次は修士論文のテーマ選定、研究テーマに関する文献資料等の収集、基礎的検討。修士論文の全体構成案の作成、研究テーマの遂行と中間発表。

2年次は研究テーマに関する開発・研究の遂行、学会での発表(1件以上)。修士論文概要報告、修士論文の提出、修士論文および口頭発表の審査。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

クラウドコンピューティング特論 (Cloud Computing) 野文洋情報工学専攻

1年 秋学期(集中講義) 2 単位 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】クラウドコンピューティングとは何かを学び、クラウドコンピューティングを実現する基盤技術と応用動向についての知識を習得する。さらに、クラウド上でのWebシステムと負荷分散機能の構築、Hadoopを使った分散プログラミング、MPIを使った並列プログラミングの演習を行い、クラウド上でアプリケーション構築やプログラミングができる能力を身につける。

課題レポート提出と講評

適宜資料を配布する。

JavaプログラミングとWebアプリケーションの基礎知識を有することが望ましい。

【授業計画】1 クラウドコンピューティングの概念2 クラウドを支える基盤技術3 クラウド利用演習4 Webシステムの基礎5 Webサービス6 負荷分散技術7 クラウド上でのWebシステム構築演習8 Webシステム負荷分散演習9 HadoopとMapReduce

10 Hadoopを用いたプログラミング演習11 MPIによる並列プログラミング12 MPIを用いたプログラミング演習13 クラウドアプリケーション事例研究14 発表会準備15 発表会と講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

Page 67: 大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動) 3精密機械システムの設計原理(アッベの原理) 4精密機械システムの設計原理(ロストモーション)

大学院博士後期課程

機 械 工 学 専 攻 (453)

電 気 工 学 専 攻 (455)

建 築 学 専 攻 (457)

システム工学専攻 (459)

情 報 工 学 専 攻 (461)

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-453-

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械工学特殊研究 (Special Research for Mechanical Engineering) 博士後期課程指導教員機械工学専攻

通年 10 単位 必修科目【授業の目標】博士学位論文を取りまとめる研究活動を通じ、グローバルな総合力をもつ高度専門技術者としての問題発見、解決能力を高めるとともに、その成果により、機械工学技術の進展に貢献する。 

提出論文、内外の評価を経て最終評価する。

研究テーマに関連する文献などを調査し、研究の背景や課題を整理しておくこと。

【授業計画】博士学位論文に直接関わる研究活動、すなわち、論文テーマの選定から、論文テーマに関する調査、実験口頭発表・討論、論文執筆、内外による評価の一連のプロセスを経て研究を完結させる。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

設計工学考究 (Advanced Research in Design Engineering) 梅崎、有賀、長坂、中里機械工学専攻

通年 2 単位 選択必修科目【授業の目標】製品設計を行なう場合には、機械要素部品等を組合わせて、意図する機能が発揮できるようにすることは勿論であるが、安全性、製品と人間の係わり、環境に与える影響、省資源等も考慮しなければならない。本講義では、それらの要望に合った製品設計を効率よく行なう工学的な方法について考究する。

レポートで評価する。

文献資料等

文献資料等を熟読しておくこと。

【授業計画】 下記の中から一つを選択する。(1) 安全性を考慮した設計(梅崎栄作教授)  実験的手法(主として光学的全視野計測法)  により製品の安全性を評価する方法を考究する。(2) 機械要素設計(有賀幸則教授)  機械を構成する各種機械要素の性能や現状技術  水準について考究する。(3) 生産性を考慮した設計(長坂保美教授)  生産性向上には品質・コスト・納期が不可欠で、  その設計法を量産・試作を通して考究する。(4)ロボット開発設計(中里裕一教授)  ロボットの社会的なニーズや重要性を考慮し、  その開発手法を設計・試作を通して考究する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

材料工学考究 (Advanced Research in Materials Engineering) 佐藤、竹内機械工学専攻

通年 2 単位 選択必修科目【授業の目標】工業製品における飛躍的な性能向上の鍵は新材料開発にある。要求される機能を満たすための材料設計や表面改質技術の開発、ならびに製造される製品の信頼性確保のための破壊特性評価技術の重要性が高まっている。さらに最近では、RoHs指令に代表される各種環境規制に適合した材料開発も不可欠である。本講義ではこれら材料工学に関する工学的手法について考究する。

レポートで評価する。

文献資料等

文献資料等を熟読しておくこと。

【授業計画】 下記の中から一つを選択する。(1) 環境適合材料設計(佐藤茂夫教授)  実際の製品において、リユース部品、リサイクル  素材、エコ素材などを取入れた製品設計手法  を考究する。(2) 炭素系高機能材料の開発(竹内貞雄教授)  ダイヤモンド系硬質材料のコーティング技術の  開発と表面改質による高機能化を考究する。

 

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機 械 工 学 専 攻

Page 69: 大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動) 3精密機械システムの設計原理(アッベの原理) 4精密機械システムの設計原理(ロストモーション)

-454-

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

機械工学専攻

生産加工学考究 (Advanced Research in Materials Processing) 村川、古閑、村田、神機械工学専攻

通年 2 単位 選択必修科目【授業の目標】新素材ならびに各種高機能材料の加工について、基礎から応用まで、広範囲にわたって研究する部門である。本考究の目標は、金属繊維の製造・成形加工、塑性加工、プラスチック成形加工といった生産加工技術をより高度化・高機能化するための手法について考究する。

報告書とプレゼンテーションにより評価

文献資料等

文献資料を熟読しておくこと。

【授業計画】本考究は、基本的に以下のステップにより実施する。 ・研究課題に関する文献調査 ・情報検索システムやインターネットなどを用いた  情報収集 ・収拾した情報の分類、整理 ・情報収集と研究課題との関連についての報告書  の作成 ・現状についてのプレゼンテーション ・実験計画の立案 ・実験の実施 ・実験結果の検証と討議 ・報告書の作成 ・報告書内容のチェック ・研究結果のプレゼンテーション

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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-455-

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

電気工学特殊研究 (Advanced Research on Electrical Engineering) 博士後期課程指導教員電気工学専攻

通年 10 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】特定のテーマについて研究し、新規性(オリジナリティー)および有用性を有する博士論文を作成する。また、同時に高度の専門知識の習得と自立できる研究能力を涵養することを目標とする。

論文審査委員による博士論文の書面審査と公聴会での発表審査による。

研究テーマに関連する学術図書または学術論文(各指導教員による)

博士前期課程で習得した知識について、当該研究分野の内容を中心に復習しておくこと。

【授業計画】研究開始時における専攻による研究計画審査関連技術の調査(過去の研究業績の理解と認識)周辺技術の調査(研究分野の位置付けの理解と認識)理論および実験の展開仮説の策定・検証中間発表(一年次、年度末)追加解析追加検証中間発表(二年次、年度末)著名な学協会への主論文の掲載もしくは掲載決定語学力試験(国際会議等発表で替えることが出来る)博士論文の作成と専攻内の予備審査論文審査委員による論文審査と学力試験公聴会での口頭発表(プレゼンテーション)まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

電気機器学考究 (Research & Analysis on Electric Machinery Technology) 西村誠介、高橋明遠、於保茂電気工学専攻

通年 2 単位 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本考究では、発電から送電・配電を経て電力応用に至る電気エネルギーの流れの中で、主役を演じる回転機・静止器の電気機器および関連設備を扱う。技術的には、電気機械エネルギー変換技術、電気機器の動作・特性を支える技術と絶縁システム・放電現象など機器および系統の信頼性を支える技術を主眼として、学際的領域に踏み込んで、研究テーマと関連の深い学術図書および学術論文を考究することにより、研究テーマの位置づけを確認できる技術レベルに到達することを目標とする。

指導教授による通年の考究活動評価による。

関連の学術図書または学術論文(各指導教員による)

博士前期課程で習得した知識について、関連分野の内容を復習しておくこと。

【授業計画】関連の学術図書の調査学術図書の創意の理解同上図書の有用性の理解同上図書の問題点の把握同上図書の調査結果のまとめ関連学術論文の調査収集した学術論文の分類・整理学術論文の新規性・創意の理解同上論文の有用性理解同上論文の問題点把握同上論文の関連知識の整理同上論文の関連知識の理解関連学術図書・学術論文の体系化主論文の相対的位置付けの確認まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

電子機器学考究 (Research & Analysis on Electronics System Technology) 石川豊、神野健哉電気工学専攻

通年 2 単位 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本考究では各種電子デバイスの可能性を追求し、またそれらを用いた電子回路を扱う。デバイス分野では新素材の開発、新しい思想に基づく機能の実現や、それらの周辺技術に著しい進歩が見られる。また、電子回路では、実装技術やシステムLSIとその設計支援技術が著しく発展している。これらについて学際的領域に踏み込んで、研究テーマと関連の深い学術図書および学術論文を考究することで、研究テーマの位置づけを確認するレベルに到達することを目標とする。

指導教授による通年の考究活動評価による。

関連の学術図書または学術論文(各指導教員による)

博士前期課程で習得した知識について、関連分野の内容を復習しておくこと。

【授業計画】関連の学術図書の調査学術図書の創意の理解同上図書の有用性の理解同上図書の問題点の把握同上図書の調査結果のまとめ関連学術論文の調査収集した学術論文の分類・整理学術論文の新規性・創意の理解同上論文の有用性理解同上論文の問題点把握同上論文の関連知識の整理同上論文の関連知識の理解関連学術図書・学術論文の体系化主論文の相対的位置付けの確認まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

電 気 工 学 専 攻

Page 71: 大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動) 3精密機械システムの設計原理(アッベの原理) 4精密機械システムの設計原理(ロストモーション)

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

電気工学専攻

通信情報学考究 (Research & Analysis on Communication & Information) 吉澤信幸、宇賀神守、青柳稔電気工学専攻

通年 2 単位 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本考究では、伝送路等の情報伝達手段および各種信号情報処理のハードウェアおよびソフトウェアを扱う。また通信・情報システムとしての視点を加え、流動的・不確定的なものを扱う新しい理論、システム化技術も取扱う。これらについて学際的領域的に踏み込んで、研究テーマと関連の深い学術図書および学術論文を考究することで、研究テーマの位置づけを確認できる技術レベルに到達することを目標とする。

指導教授による通年の考究活動評価による。

関連の学術図書または学術論文(各指導教員による)

博士前期課程で習得した知識について、関連分野の内容を復習しておくこと。

【授業計画】関連の学術図書の調査学術図書の創意の理解同上図書の有用性の理解同上図書の問題点の把握同上図書の調査結果のまとめ関連学術論文の調査収集した学術論文の分類・整理学術論文の新規性・創意の理解同上論文の有用性理解同上論文の問題点把握同上論文の関連知識の整理同上論文の関連知識の理解関連学術図書・学術論文の体系化主論文の相対的位置付けの確認まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

Page 72: 大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動) 3精密機械システムの設計原理(アッベの原理) 4精密機械システムの設計原理(ロストモーション)

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

建築学特殊研究 (Special Courses of Architectural Design and Engineering) 博士後期課程指導教員建築学専攻

通年 10 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築学に関する個別の特殊研究課題について、指導教員のもとで実証的に研究を進め、博士論文の完成を目指す。3年間を通してゼミナール形式で講義と研究指導を受け、総合的な研究・開発をじっくり行い、現代社会が求める高度な専門性と広い視野を備えた能力を養う。

博士論文および最終試験による。

研究課題に沿った各種参考図書ならびに参考文献を熟読すること。

【授業計画】研究課題の選択研究計画の立案と研究指導既往研究の調査実験・調査開始実験・調査と研究指導専攻内中間報告発表実験・調査継続論文構成学会等への口頭発表実験・調査のまとめ論文作成、論文投稿専攻内論文発表専攻内最終試験公聴会まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築構造学考究部門Ⅰ (Structural Engineering I) 白石一郎建築学専攻

通年 2 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】指導教員のもとで、建築構造に関する諸問題について考究し、調査、実験、解析等を通して特殊研究課題に対する方法論の習得を目標とする。               

プレゼンテーションおよび提出物による総合評価

各指導教員の指導による。

指導教員の指導による参考図書ならびに参考文献を熟読すること。

【授業計画】問題の所在の発見調査1          調査2     課題の検証       問題の所在の発見と展開 調査1調査2 中間報告実験と解析1実験と解析2実験と解析3レジュメ作成と発表討論とまとめ最終発表と講評         まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築構造学考究部門Ⅱ (Structural Engineering Ⅱ) 桑原文夫、川村清志建築学専攻

通年 2 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】指導教員のもとで、建築材料に関する諸問題について考究し、調査、実験、解析等を通して特殊研究課題に対する方法論の習得を目標とする。

プレゼンテーションおよび提出物による総合評価

各指導教員の指導による。

各指導教員の指導による。

各指導教員の指導による参考図書ならびに参考文献を熟読すること。

【授業計画】問題の所在の発見調査1(文献調査)調査2(現場調査)課題の検証問題の所在の発見と展開調査1(文献からの考察と展開)調査2(現場からの考察と展開)中間報告実験と解析1(解析手法の考察)実験と解析2(具体的解析手法・考察)実験と解析3(問題点の抽出)レジュメ作成レジュメ発表討論とまとめ最終発表と講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建 築 学 専 攻

Page 73: 大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動) 3精密機械システムの設計原理(アッベの原理) 4精密機械システムの設計原理(ロストモーション)

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

建築学専攻

建築計画学考究部門Ⅰ (Architecture and Planning Ⅰ) 成田健一、 武田光史、 小川次郎、 瀬戸眞弓、足立真建築学専攻

通年 2 単位 必修科目【授業の目標】指導教員のもとで、居住環境のあり方に関する諸問題について考究し、フィールドサーベイや実験・解析、設計等を通して特殊研究課題に対する方法論の習得を目標とする。               

プレゼンテーションおよび提出物による総合評価

各指導教員の指導による。

各指導教員の指導による参考図書ならびに参考文献を熟読すること。

【授業計画】問題の所在の発見調査1          調査2課題の検証問題の所在の発見と展開     調査1調査2 中間報告実験と解析(または設計)1実験と解析(または設計)2実験と解析(または設計)3レジュメ作成レジュメ発表討論とまとめ最終発表と講評  

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築計画学考究部門Ⅱ (Architecture and Planning Ⅱ) 渡辺勝彦、波多野純、黒津高行建築学専攻

通年 2 単位 必修科目【授業の目標】指導教員のもとで、建築文化環境に関する諸問題について考究し、国内外の現地調査や設計・計画を通して特殊研究課題に対する方法論の習得を目標とする。               

プレゼンテーションおよび提出物による総合評価

各指導教員の指導による。

各指導教員の指導による参考図書ならびに参考文献を熟読すること。

【授業計画】問題の所在の発見調査1          調査2課題の検証問題の所在の発見と展開     調査1調査2 中間報告設計・計画1設計・計画2設計・計画3レジュメ作成レジュメ発表討論とまとめ         最終発表と講評    

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム工学特殊研究 (Special Advanced Study for Systems Engineering) 博士後期課程指導教員システム工学専攻

通年 10 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】システム工学の現代的研究テーマについて討議・考究するとともに、各自の研究テーマに即した研究や文献講読を行い、その成果を論文としてまとめ発表するための資質や能力を養い、博士論文を作成する。

博士論文の達成度(論文投稿等を含む)、論文審査会、公聴会の状況を総合的に評価する。

研究テーマに関連する専門書および文献

研究指導教員の指示に従うこと。

【授業計画】指導教員の決定学位授与プロセスの指導指導教員との研究分野の確定博士研究の実施1(研究背景の整理)博士研究の実施2(研究目的の検討)博士研究の実施3(研究方法の検討)博士研究の実施4(研究結果の整理)博士研究の実施5(研究結果の考察)博士論文中間発表国際会議等での発表の指導学会誌等への論文投稿の指導1(投稿規程の確認)学会誌等への論文投稿の指導2(論文の構成検討)博士論文予備審査1博士論文予備審査2博士論文審査

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

生産システム工学考究 (Special Advanced Program for Manufacturing System Engineers) 鈴木清、三宅正二郎、渡部修一システム工学専攻

通年 2 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】工学の分野において創造性豊かで実践的な研究開発能力を持ち、自立して研究を行うことができる研究者または工業技術の進展に寄与し得る実践的開発能力を持った高度に専門的な創造的技術者を養成することを目的とする。生産システム論を基に要素技術である生産加工技術・ナノテクノロジー・トライボロジー・機能性材料開発などに重点を置いて考究する。

実施時における討論および報告書・プレゼンテーションなどで総合的に評価する。

各担当教員が指示する専門書、文献など

生産システムに関連した参考書および論文を読んで生産システムに関する基礎知識を習得しておくこと。

【授業計画】指導教員との文献調査分野の検討指導教員との文献調査分野の確定情報検索システムなどを利用した総説の検索情報検索システムなどを利用した論文の検索収集した総説の分類収集した総説の整理収集した論文の分類収集した論文の整理調査結果に基づく研究概要報告書の目次作成調査結果に基づく研究概要報告書の詳細目次作成調査結果に基づく研究概要報告書の本文執筆調査結果に基づく研究概要報告書の仕上げ報告書を基にしたプレゼン資料の作成報告書を基にしたプレゼンの実施報告書を基にしたプレゼンに対する討論

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

計測制御システム工学考究 (Special Advanced Program for Instrument and Control System Engineers) 鈴木敏正、星野坦之、正道寺勉システム工学専攻

通年 2 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】対象の的確な計測と結果処理を行うための計測システムや、個別計測を最新電子技術により統合化したシステムなどの高機能化について研究し、あわせてこれらを含めた全体システムの応答・挙動のダイナミクス、シミュレーションなどについて考究する。本科目は、計測制御システム工学分野の技術者・研究者として必要な知識と問題解決のプロセスの習得を達成目標とする。

実施時における討論および報告書・プレゼンテーションなどで総合的に評価する。

各担当教員が指示する専門書・文献など

各教員の担当科目の内容を復習しておくこと。

【授業計画】指導教員との文献調査分野の検討指導教員との文献調査分野の確定情報検索システムなどを利用した総説の検索情報検索システムなどを利用した論文の検索収集した総説の分類収集した総説の整理収集した論文の分類収集した論文の整理調査結果に基づく研究概要報告書の目次作成調査結果に基づく研究概要報告書の詳細目次作成調査結果に基づく研究概要報告書の本文執筆調査結果に基づく研究概要報告書の仕上げ報告書を基にしたプレゼン資料の作成報告書を基にしたプレゼンの実施と討論レポート提出と講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

システム工学専攻

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

システム工学専攻

資源循環システム工学考究 (Special Advanced Program for Resource Circulation Systems Engineers) 小野、八木田、石田システム工学専攻

通年 2 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】資源やエネルギーシステムの科学技術の新しい方法論を求めて、技術システムをエネルギー・素材・環境の3軸を視野に入れて基本的な見直しを行うとともに、資源の供給・変換・輸送・利用・廃棄の各段階における個別技術のあり方、更に社会システムとしてのエネルギー利用の効率化について考究する。

実施時における討論および報告書・プレゼンテーションなどで総合的に評価する。

担当教員が指示する専門書・文献など

資源やエネルギーシステムに関連した時事問題に関する新聞記事や論文を読んで、資源やエネルギー利用に関する基礎知識を習得しておくこと。

【授業計画】指導教員との文献調査分野の検討指導教員との文献調査分野の確定情報検索システムなどを利用した総説の検索情報検索システムなどを利用した論文の検索収集した総説の分類収集した総説の整理収集した論文の分類収集した論文の整理調査結果に基づく研究概要報告書の目次作成調査結果に基づく研究概要報告書の詳細目次作成調査結果に基づく研究概要報告書の本文執筆調査結果に基づく研究概要報告書の仕上げ報告書を基にしたプレゼン資料の作成報告書を基にしたプレゼンの実施報告書を基にしたプレゼンに対する討論

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

Page 76: 大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動) 3精密機械システムの設計原理(アッベの原理) 4精密機械システムの設計原理(ロストモーション)

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

情報工学特殊研究 (Advanced Research) 博士後期課程指導教員全員情報工学専攻

通年 10単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】博士学位論文の作成に関する研究指導。高度で先端的な研究を自立して行うことができる専門知識と研究能力を高める。

博士学位論文作成の各段階での報告・発表および学位請求論文内容と公聴会の口頭発表の審査

担当指導教員の指示に従うこと。

【授業計画】標準的な研究計画の概要を以下に示す。1年次は研究計画書の提出および研究概要の発表研究テーマの調査および基礎的検討

2年次は研究テーマの遂行および中間発表、国内外の学会、国際会議での研究発表、学術論文の投稿

3年次は研究テーマの遂行、国内外の学会、国際会議での研究発表、研究成果のとりまとめ。学位論文作成と概要発表による予備審査。学位請求論文の審査および公聴会の口頭発表における審査。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ソフトウェア工学考究 (Research on Information Basis) 椋田實、神林靖情報工学専攻

通年 2 単位 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】検証可能なソフトウェアを製作する技術について基礎理論から学ぶ。情報システムのモデリングに関する技法およびツールについて学び、実際にモデルを製作した上で、モデルチェッキングを行い、さらにどのように実装へと写像するかについて調査・研究する。情報システムや製造システムを最適なコストや労力で運用するため、最適な決定要素を求めることが要求される。これらの最適問題における進化的計算技法に関して調査・研究する。

論文の公表、内容に関する議論を通した理解度の評価情報科学と情報工学、そして最適化に関す

る専門書および文献

ソフトウェア工学、進化計算技法とその周辺領域

テキスト、参考図書を入手して読んでおくこと。

【授業計画】(神林) 情報システムのモデルとソフトウェア開発(神林) ソフトウェアの検証(神林) 情報システムのモデル化(神林) モデルチェッキング(基礎)(神林) モデルチェッキング(応用)(神林) モデルの実装への写像(神林) 発表討論および報告書作成(椋田) 最適問題の関する調査(椋田) 最大流量問題のモデル化(椋田) 単目的最適解の探索技法(椋田) 2目的最適化とパレート解(椋田) 多目的最適解の評価方法(椋田) 多目的最適化と進化技法(椋田) 発表討論および報告書作成(椋田・神林) 研究の総括 

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

計算機応用考究 (Research on Information Application) 新藤義昭、辻村泰寛情報工学専攻

通年 2 単位 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】主として情報工学の応用面からの研究を行う。コンピュータを利用するときのヒューマンインタフェース、コンピュータを利用した教育を効果的に行うためのCG映像の制作技法等のマルチメディア技術とシステム構築技法等について研究する。また計算知能化技術を用いた最適化、学習、認識に関する新しいアプローチの研究・開発を行う。さらにPCクラスタ環境による並列分散化を行うことで、それらのアプローチにおける処理の高度化と頑健性の向上に関する研究も行う。

論文の内容に関する議論を通した理解度およびレポート等により総合的に評価する。

各指導教員が指示する文献など。情報工学、計算機応用システムに関連する

専門書または文献など。

テキスト、参考図書を入手して読んでおくこと。

【授業計画】(新藤)マルチメディア技術と映像情報システム(新藤)画像情報処理技法(新藤)映像情報処理技法(新藤)コンピュータグラフィックス(CG)(新藤)ハイパーテキストによる映像制作技法(新藤)映像情報教育システム(新藤)発表討論および報告書提出(辻村)進化的計算の機能と構造の調査(辻村)種々の組合せ最適化問題の調査(辻村)進化的計算の適用方法の検討(辻村)進化的計算の適用方法の設計(辻村)進化的計算の実装(辻村)数値実験と評価(辻村)発表討論および報告書提出(新藤・辻村)総括討議

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

情 報 工 学 専 攻

Page 77: 大 学 院 · 2精密機械システムの設計原理(運動創成と駆動) 3精密機械システムの設計原理(アッベの原理) 4精密機械システムの設計原理(ロストモーション)

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工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

情報工学専攻

情報システム考究 (Reseach on Information Systems) 石川孝情報工学専攻

通年 2単位 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】高度情報化社会における人間の知的活動に対する支援を目的とした知的システムを評価・分析する方法論、システム化技法および人間と情報システムとのかかわりについて研究する。情報メディアの最終受容系である人間の視聴覚特性や情報受容特性を明らかにするため、人間と情報システムに関する基礎と応用の研究を行う。情報通信と情報処理の基礎理論と応用技術、ならびに情報セキュリティの基礎理論と応用技術などについて研究する。

発表・討論を通じての内容理解度およびレポート等により総合的に評価する。

各指導教員が指示する文献など。

情報システムに関連する専門書または文献など。

テキスト、参考図書を入手して読んでおくこと。

【授業計画】大規模データベースからのデータマイニング複雑ネットワークからの知的発見の機械学習Web情報システムによる研究活動支援ネットワークが創発する知能知識ネットワークの構造解析人にやさしい情報メディア技術情報ディスプレイと画質評価視覚情報システムとその応用3D映像情報システム高齢者工学(ジエロンテクノロジー)情報通信と情報処理の基礎理論情報通信と情報処理の応用技術情報セキュリティの基礎理論情報セキュリティの応用技術情報通信・情報セキュリティ等の研究の総括

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】