研究部会 研究分科会

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研究部会 研究分科会. 後藤 滋樹 ISS: 研究リーダ 早稲田大学 理工学術院. 【ISS スクエア組織図 】. * 最高決定機関  ( 活動方針、予算方針、教育・研究活動計画他の重要事項の決定 ). 運営委員会. 幹事会. * コア運営機関 ( 運営委員会への議案作成、通常案件の決定および実行推進 ). 事務連絡会. * 事務連絡機関  (経理・総務、広報・渉外、成果). * 教育に関わる活動の詳細方針決定および実行機関 ( 教育プログラムの具体的計画および実行、教育コンテンツ作成、詳細教育予算の決定). - PowerPoint PPT Presentation

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Page 1: 研究部会 研究分科会

研究部会研究分科会

後藤 滋樹ISS: 研究リーダ

早稲田大学 理工学術院

1ISS スクエアシンポジウム

Page 2: 研究部会 研究分科会

2

事務連絡会

教育部会 研究部会

幹事会

* 教育に関わる活動の詳細方針決定および実行機関( 教育プログラムの具体的計画および実行、教育コンテンツ作成、詳細教育予算の決定)

* 研究に関わる活動の詳細 方針決定および実行機関(研究に関わる活動の具体的計画と実行、研究予算 (RA 、旅費 ) および水平 WS 実行に関わる詳細の決定)

* 事務連絡機関 (経理・総務、広報・渉外、成果)

* 最高決定機関 ( 活動方針、予算方針、教育・研究活動計画他の重要事項の決定 ) 運営委員会

研究分科会水平ワークショップ 分野別の研究会計画と開催実行( 6 分野 )

* コア運営機関( 運営委員会への議案作成、通常案件の決定および実行推進 )

研究部会で企画立案された水平テーマのプログラム作成と実行を行う。

【 ISS スクエア組織図】

ISS スクエアシンポジウム

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[ 研究部会組織図 ]

研究部会

水平ワークショップ 研究分科会

( Member) 研究部会長 研究リーダー 連携企業代表 情セ大連携教授 事務担当

(Member) ISS2 連携企業代表、情セ大連携教授 他

(Member) 研究リーダー 6 名

今井(暗号・認証 ) 、後藤 ( ネットワーク)坂井 ( システム)、柴山( ソフトウェア)、佐々木 ( マネジ

メント ) 、林 ( 法制・倫理)

ISS スクエアシンポジウム

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研究分科会分科会名 研究リーダー暗号・認証 今井 秀樹 中央大学 教授ネットワー

ク 後藤 滋樹 早稲田大学 教授

システム 坂井 修一 東京大学 教授ソフト

ウェア 柴山 悦哉 東京工業大学 教授

マネジメント 佐々木 良一 東京電機大学 教授

法制・倫理 林 紘一郎 情報セキュリティ大学院大学 教授

ISS スクエアシンポジウム

Page 5: 研究部会 研究分科会

暗号・認証分科会( 1/2 )• 安全・安心な情報化社会を実現するためには,情

報システムに関わる人々が暗号・認証の安全性を適切に理解することが非常に重要.

• 本分科会は,最先端にわたる暗号・認証技術を整理・体系化する.それに基づいて,一般の人々が暗号・認証の安全性の本質を理解できるような説明手法を構築.

• さらに CRYPTREC (総務省・経済産業省暗号技術検討会)のガイドライン等に反映させる.

• 暗号・認証技術の適切な利用の推進に繋げる.

Page 6: 研究部会 研究分科会

例題: 公開鍵暗号の選択基準を一般の暗号ユーザが理解して,利用できるようにする

• 攻撃者に許す攻撃環境CPA, CCA, Bounded CCA, …,

• 達成される安全性の概念のレベル一方向性 , 強秘匿性 , 頑強(非展)性

• 必要となる数学的仮定の強さCDH, HDH, GDH, DDH, DBDH,…

• 離散対数問題に基づくものだけでも上記のように多数存在

• ランダムオラクルモデル or 標準モデル?• 帰着コスト• 費用対(安全性)効果

これらの項目のすべてにおいて最良となる方式は知られていない

どの項目を優先するかによって選択すべき方式が異なる

Page 7: 研究部会 研究分科会

ネットワーク( 1/2 )• インターネットの原型 ARPAnet

セキュリティへの配慮なし• 現在および将来のネットワークではセキュリ

ティが重要   インターネットの歴史と変遷• 測定技術、不正侵入検知

重要なネットワーク技術とセキュリティの関連無線通信、 P2P

• さらに現在のインターネットを前提としない新世代ネットワーク (未来ネットワーク)の話題

ISS スクエアシンポジウム 7

Page 8: 研究部会 研究分科会

ネットワーク( 2/2 )

• TCP プロトコルマシン

の数学的な整備– Only one packet

– Empty ( ε-move )

• 2台のマシンの間

の通信

–直積

CLOSED

LISTEN

SYN_RCVD_0_1

SYN_RCVD SYN_RCVD_0_2 SYN_SENT

ESTABLISHED_0

ESTABLISHED

FIN_WAIT_1

CLOSE_WAIT_0

CLOSE_WAIT

CLOSED_2

FIN_WAIT_2

CLOSING

TIME_WAIT

TIME_WAIT_0

CLOSING_0

RESETTING

LAST_ACK

εH1_snd_SYN

ε

ε

H2_snd_SYN

H1_snd_SYN_ACK

H1_snd_SYN

H2_snd_SYNH1_snd_ACK_of_SYN

H2_snd_SYN_ACK

H1_snd_ACK_of_SYN

H2_snd_ACK_of_SYN

H1_snd_FIN

H1_snd_FIN H2_snd_FIN

H2_snd_FIN

H2_snd_ACK_of_FIN H1_snd_ACK_of_FIN

H1_snd_FIN

H2_snd_ACK_of_FINH1_snd_RST

H1_snd_ACK_of_FIN

H2_snd_ACK_of_FINH2_snd_FIN

H1_snd_ACK_of_FIN

ε

Page 9: 研究部会 研究分科会

システム分科会 (1/2)セキュアシステム、ディペンダブルシステムの個別的・横断的

研究

情報システム

攻撃

内部故障

外部故障

障害

脆弱性

信頼性の阻害

安全性の阻害

誤り

セキュア&ディペンダブルシステムのモデル

セキュアシステムセキュアシステム

プログラムプログラムプログラム以外プログラム以外

物理的な外乱物理的な外乱

タンパ耐性プログラム監

エラー耐性

セキュア&ディペンダブルシステムの動作

 研究分野

キーワード

検証 ハードウェア形式検証

侵入検知 IDSハードウェアTCP フィルタ・ソフト

ウェア

回路 暗号回路耐故障回路

アタック防止回路

プロセッサ

セキュアプロセッサディペンダブルプロセッ

ソフトウェア

ディペンダブル OSミドルウェア

アプリケーション運用

Page 10: 研究部会 研究分科会

システム分科会 (2/2)

セキュア&ディペンダブルプロセッサ

侵入検知ハードウェア

等価性管理

記号シミュレータ

ボトムアップ検証

差異抽出

各処理によって等価性情報を更新

等価性指定

検証エンジン

検証結果出力

ある2つの変数は等価? YES/NO/

UNKNOWN

ある2つの変数は等価?

YES/NO/UNKNOWN

必要に応じて追加可能

ランダムシミュレータ

設計 1C 系言語

設計 2C 系言語

各種検証手法

ハードウェア形式検証 アプリケーション

セキュア&ディペンダブルミドルウェア

TCP ストリームフィルタ

既存 OS 既存 OS 既存 OS

セキュア&ディペンダブルミドルウェアTCP ストリームフィルタ

研究例

Page 11: 研究部会 研究分科会

ソフトウェア分科会( 1/2 )ソフトウェアライフサイクル

• ソフトウェア開発には複数のフェーズが存在– 要求分析,設計,コーディング,テスト,運用– フェーズによって手法が異なる– バグへの対応は,上流で行った方がコストを削減

しやすい

Page 12: 研究部会 研究分科会

ソフトウェア分科会( 2/2 )ソフトウェアと開発者

• ソフトウェアに求められるセキュリティのレベルはさまざま

• 開発者の能力もさまざま

OS ,暗号 サーバ Web アプリ

開発者スキル 高 中 低件数 少 中 多

コストと安全性 安全性重視 中間 コスト重視

主な対策 形式検証 言語 ガイドライン[ 産総研 RCIS での考え方 ]

Page 13: 研究部会 研究分科会

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マネジメント( 1/3 )代表的IT リスク

<発生原因>

故意の不正

故障・エラーなど

<評価指標>

広い指標

狭義のセキュリティの指標

個人情報漏洩

2000年問題

大規模情報システムのバグによるシステムダウン

暗号の危殆化

サイバーテロ

△不正侵入△ウイルス被害

デジタルフォレンジック

◎◎

トータルとしての IT リスク学

個別の提案

従来の研究領域

Page 14: 研究部会 研究分科会

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マネジメント( 2/3 ) リスクvs . リスクの時代

セキュリティ

プライバシー

コスト

技術による解決

<例>

公開鍵証明書の利用

属性証明書の利用など

技術

○○

関与者の選好

関与者の選好

多くの関与者が異なる選好を持つ(リスクコミュニケーションが重要に)

エネルギー問題解決のためのバイオエタノールの利用=>食

糧問題に

Page 15: 研究部会 研究分科会

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 マネジメント( 3/3 ) ITリスク学の構成

情報工学・ソフトウェ

ア工学

情報セキュリティ

信頼性・安全性工学

心理学社会学経済学

リスク学

ITリスク心理学

ITリスク学

基礎

応用

理論的 実務的

ITリスク社会学

ITリスクリテラシイ

危機管理

安全学

ITリスク関連法・ガイド

ITリスク対策技術(証拠性保全等)

ITリスクマネジメント

ITリスクアセスメント

ITリスクコミュニケーション

多重リスクコミュニケータ

Page 16: 研究部会 研究分科会

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法制・倫理( 1/3 )法は情報に冷淡である

民法 85条  本法において物とは有体物をいう

刑法 36章  窃盗および強盗の罪     245条  この章の罪については、電気は財物とみなす。                情報窃盗は罪にはならない。

刑法 175条  わいせつな文書、図画、その他の物を・・・          公然と陳列した者は、・・・                 サーバーという「物」がわい

せつ

一般法において「情報」のみならず無形のものは

原則として現行法の対象ではない

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法制・倫理( 2/3 )倫理は幅広く、法との接点は乏し

い(a) の領域

法の適用はなく、専ら倫理観に依存している分野

(b) の領域

善悪の判断が合法・違法の判断に対応するものとして、法的に規制されている分野

(c) の領域

社会秩序を維持するためのルールとして法に規定があるが、その善悪については倫理的な価値観とは無縁である、という分野

(d) の領域

倫理にも法にも関係のない分野

倫  理

   ( b )( c )

( a ) ( d )法

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法制・倫理( 3/3 )責任の希釈化と厳罰化

希釈化 厳罰化

・法的責任を問われる 取締役・監査役は稀

・法的責任を問われる 監査法人・公認会計士も稀

・法的責任を問われる公務員も稀 また刑も軽い

・個人情報漏洩で損害賠償訴訟に いたるのは稀、賠償額も少額

・情報漏洩に対する マスコミのパッシング

・企業不祥事に対する 一般の過剰な反応

・漏洩を起した個人や 下請けに対する厳しい懲戒

・中には損害賠償額を 予定した契約も