プラスチックごみ処理の 難しさ

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description

プラスチックごみ処理の 難しさ. 角 一典(北海道教育大学). 問題の所在. われわれの生活の中にプラスチックは溢れ返っているだけでなく、日々の生活になくてはならない存在になっている   ⇔プラスチックが廃棄の段階に入った時に    さまざまな困難が生じている     → なぜ 困難が生じるのか? どのような 困難が生じているのか?      われわれに何が要求されているか  について理解をする必要がある. プラスチックとは何か?. 「高分子化合物からなる物質の中で、主に石油(ナフサ)を原料として、成型品や薄膜にして使用することを目的として人為的に製造されたもの」 - PowerPoint PPT Presentation

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プラスチックごみ処理のプラスチックごみ処理の難しさ難しさ

角 一典(北海道教育大学)角 一典(北海道教育大学)

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問題の所在問題の所在われわれの生活の中にプラスチックは溢れ返われわれの生活の中にプラスチックは溢れ返

っているだけでなく、日々の生活になくてっているだけでなく、日々の生活になくてはならない存在になっているはならない存在になっている

  ⇔プラスチックが廃棄の段階に入った時  ⇔プラスチックが廃棄の段階に入った時にに

   さまざまな困難が生じている   さまざまな困難が生じている    →    →なぜなぜ困難が生じるのか?困難が生じるのか?          どのようなどのような困難が生じているのか?困難が生じているのか?     われわれに何が要求されているか     われわれに何が要求されているか について理解をする必要がある について理解をする必要がある

Page 3: プラスチックごみ処理の 難しさ

プラスチックとは何か?プラスチックとは何か?「高分子化合物からなる物質の中「高分子化合物からなる物質の中

で、主に石油(ナフサ)を原で、主に石油(ナフサ)を原料として、成型品や薄膜にし料として、成型品や薄膜にして使用することを目的としてて使用することを目的として人為的に製造されたもの」人為的に製造されたもの」

「基本物質(モノマーと呼「基本物質(モノマーと呼ぶ)が多数つながった重ぶ)が多数つながった重合体(ポリマー)合体(ポリマー) 」 」

     cf.cf. 天然樹脂:天然ゴム天然樹脂:天然ゴム   鉱物質:アスファルト   鉱物質:アスファルト18351835 年に発見(塩化ビニ年に発見(塩化ビニ

ル)、ル)、 18691869 年にセルロ年にセルロイドが商業生産開始、近イドが商業生産開始、近年では工業用部品にも用年では工業用部品にも用途拡大途拡大

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プラスチック普及の理由プラスチック普及の理由

 ・物理的・化学的に安定した素材 ・物理的・化学的に安定した素材  →耐水性・耐酸化・耐腐食  →耐水性・耐酸化・耐腐食 etc.etc. 優れた性質優れた性質

「軽くて丈夫」「軽くて丈夫」   →木材や金属にはない優れた性質を持つ   →木材や金属にはない優れた性質を持つ ・安価な製造コスト ・安価な製造コスト  ⇔原油価格高騰により安価な材料ではなくなる?  ⇔原油価格高騰により安価な材料ではなくなる? ・成型・加工の容易さ ・成型・加工の容易さ ・性質の多様さ ・性質の多様さ  →配合剤等によってその性質は多様性を発揮  →配合剤等によってその性質は多様性を発揮               ex.ex. ポリスチレン:牛乳パックのコーティングポリスチレン:牛乳パックのコーティング

・・                 発泡スチロール・発泡トレ                 発泡スチロール・発泡トレ

ー・ー・                                   PSPPSP (ポリスチレンペー(ポリスチレンペー

パー)パー)

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メリットの対極に メリットの対極に ―プラスチック廃棄の―プラスチック廃棄の難点―難点―

・難分解性・難分解性  →環境中に放出されれば半永久的に残存→環境中に放出されれば半永久的に残存  →埋め立てには不適であり、土地利用にも制約  →埋め立てには不適であり、土地利用にも制約  →熱分解(油化・ガス化)にも多大なエネルギー  →熱分解(油化・ガス化)にも多大なエネルギー   が必要   が必要    ⇒サーマルリサイクル(焼却)への偏向    ⇒サーマルリサイクル(焼却)への偏向・分別がきわめて困難・分別がきわめて困難 →多様な種類のプラスチックを分別するのは不可能 →多様な種類のプラスチックを分別するのは不可能  →同じ用途で使用されているものでも、材質が異  →同じ用途で使用されているものでも、材質が異    なることが珍しくない    なることが珍しくない

     ex.ex. ラップ:ポリエチレンとポリ塩化ビニリデンラップ:ポリエチレンとポリ塩化ビニリデン    ボトルキャップ:ポリエチレン・ポリプロピレン    ボトルキャップ:ポリエチレン・ポリプロピレン    ボトル本体:    ボトル本体: PETPET ・ポリ塩化ビニル・ポリ塩化ビニル

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プラスチック廃棄の難点②プラスチック廃棄の難点②

・配合剤の問題・配合剤の問題    →プラスチックの製品化では配合剤が不可欠→プラスチックの製品化では配合剤が不可欠   ⇔配合剤に使用されている化学物質の種類、   ⇔配合剤に使用されている化学物質の種類、    添加されている配合剤の種類と量等のデー    添加されている配合剤の種類と量等のデー

タタ    についてはほとんど公表されていない。    についてはほとんど公表されていない。     →処理段階における不確実性の増大     →処理段階における不確実性の増大

⇒⇒ 出口の確保が不十分なままの大量生産出口の確保が不十分なままの大量生産

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主要なプラスチック主要なプラスチック

 ポリエチレンテレフタレー

ペットボトル・卵パック・磁気テープ・作業着・哺乳

ビン

ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)樹脂

自動車部品・パソコン外枠・旅行用トランク・家具

フェノール樹脂

プリント配線基盤・ソケット・電話機・鍋の取っ手

  高密度ポリエチレン

バケツ・洗面器・コンテナ・玩具・ポリタンク

PMMA(アクリル)樹脂

陳列棚の仕切り板・眼鏡レンズ・コンタクトレンズ・

水槽

ユリア樹脂

機械部品・ボタン・玩具・化粧品容器・合板接着

  ポリ塩化ビニール

上下水道管・壁紙・農業用フィルム・コード被覆・

波板

PC(ポリカーボネート)樹脂

自動車のライト・ディスク・携帯電話・ノートパソコ

メラミン樹脂

食器・お盆・化粧合板・自動車用

塗料

  低密度ポリエチレン

ポリ袋・高圧電線被覆・ストレッチフィルム・ラップ

PA(ポリアミド)樹脂(ナイロン)

衣類・自動車部品・釣り糸・レトルト食品の袋

不飽和ポリエステル

浴槽・小型船舶・ユニットバス・浄

化槽

  ポリプロピレン

コンテナ・パレット・ハンガー・家

PP電製品外枠・バンド

AS(アクリロニトリルスチレン)樹脂

調味料容器・使い捨てライター・扇風機の羽

ポリウレタン

充填材・緩衝材・マットレス・断熱材・繊維(ジャージなど)

  ポリスチレン

発泡スチロール・トレー・シュリンクラベル・食器・文

ポリテトラフルオロエチレン(テフロン)

調理器具表面塗装・チューブ・ホース・粘着テー

エポキシ樹脂

接着剤・塗料・電IC子回路基盤・

パッケージ封入材

 

熱可塑性樹脂 熱硬化性樹脂

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主要プラスチックに使用されている配主要プラスチックに使用されている配合剤合剤

 

滑剤・離型剤

可塑剤

安定剤

酸化防止剤

紫外線吸収剤

発泡剤

帯電防止剤

難燃剤

着色剤

架橋剤・硬化剤

充填剤

熱硬化性樹脂

フェノール樹脂 ◎             ○ ○ ◎ ◎

ユリア樹脂 ○             ○ ◎ ◎ ◎

メラミン樹脂 ◎               ◎ ◎ ◎

ウレタンフォーム ◎   ○   ○     ○ ○ ◎ ○

熱可塑性樹脂

ポリエチレン       ◎ ◎ ○ ○ ○ ◎ ○ ○

ポリスチレン ◎     ○ ◎ ○ ○ ○ ◎    

ポリプロピレン ○     ◎ ◎ ○ ○ ○ ◎   ○

塩化ビニル ◎ ◎ ◎   ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ◎

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プラスチックの生産量と排出量の推移プラスチックの生産量と排出量の推移

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プラスチック生産量の推移プラスチック生産量の推移主要プラスチック別主要プラスチック別

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プラスチック製品・廃棄物・再資源化フプラスチック製品・廃棄物・再資源化フローロー

(( 20072007 年)年)

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廃プラスチック利用の実態廃プラスチック利用の実態

利用の主流は利用の主流はサーマルリサイクルサーマルリサイクル ⇒熱源として利用=ごみ発電・ボイラー ⇒熱源として利用=ごみ発電・ボイラー etc.etc.  ⇔化石燃料由来ゆえに無条件には容認できない?  ⇔化石燃料由来ゆえに無条件には容認できない?   ⇔持続可能なリサイクルとはいえない   ⇔持続可能なリサイクルとはいえない

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プラスチック廃棄の特徴プラスチック廃棄の特徴

・約半数(・約半数( 500500万トン弱)が「容器包装」万トン弱)が「容器包装」  ⇒家庭系では  ⇒家庭系では 77割が容器包装割が容器包装・特定の種類に偏る・特定の種類に偏る  ⇒ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリスチレ  ⇒ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリスチレ

ン・ン・   ポリ塩化ビニルで   ポリ塩化ビニルで 88割を占める割を占める  ⇔生産量と廃棄量は種類によって差がある  ⇔生産量と廃棄量は種類によって差がある    →ポリエチレン・ポリスチレンはほぼ同量    →ポリエチレン・ポリスチレンはほぼ同量     =容器包装としての利用が多いため     =容器包装としての利用が多いため

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プラスチックリサイクルの実態①プラスチックリサイクルの実態①

・サーマルリサイクル中心・サーマルリサイクル中心  ⇒  ⇒可燃物として焼却可燃物として焼却されている分も存在されている分も存在・国外輸出の割合が高いマテリアルリサイクル・国外輸出の割合が高いマテリアルリサイクル  →経済成長著しい中国への輸出  →経済成長著しい中国への輸出   →国内で処理するよりも経済的に優位   →国内で処理するよりも経済的に優位   ⇔廃棄物といえども、資源である以上安易に輸   ⇔廃棄物といえども、資源である以上安易に輸

出出    で処理すべきではないという意見もある    で処理すべきではないという意見もある・特に高い回収コスト・特に高い回収コスト  →重量ベースの比較では他の資源物に比べて突出  →重量ベースの比較では他の資源物に比べて突出   してコスト高   してコスト高

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プラスチックリサイクルの実態②プラスチックリサイクルの実態②・生産加工ロスの割合が高いマテリアルリサイクル・生産加工ロスの割合が高いマテリアルリサイクル →単一種類のプラスチックであるためリサイクルが →単一種類のプラスチックであるためリサイクルが  相対的に容易  相対的に容易   ⇔使用済みプラスチックの場合は混ざる可能性が   ⇔使用済みプラスチックの場合は混ざる可能性が    高いためにマテリアル・ケミカルリサイクルは困難    高いためにマテリアル・ケミカルリサイクルは困難   ⇔製品として出荷されたプラスチックには   ⇔製品として出荷されたプラスチックには複合材複合材がが    多い    多い    ex.ex. ラミネート製品(菓子袋)・紙との複合材(紙パック)ラミネート製品(菓子袋)・紙との複合材(紙パック)   ⇔流通段階での   ⇔流通段階での異物異物の付着の付着           ex.ex.シール・油脂・食品残渣シール・油脂・食品残渣

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プラスチックリサイクルの実態③プラスチックリサイクルの実態③・・ PETPET の割合が相対的に高いの割合が相対的に高い  ⇒  ⇒容器包装リサイクル法容器包装リサイクル法(以下容リ法)の影響(以下容リ法)の影響   →   → PETPET ボトルは他のプラスチックとは別に回収ボトルは他のプラスチックとは別に回収    することが義務付けられているため    することが義務付けられているため   →   → PETPET ボトルはボトルは分別しやすい分別しやすい   ⇔   ⇔ PETPET ボトルの再生利用については問題もありボトルの再生利用については問題もあり               ex.ex. 不十分な容器洗浄・別素材の混入不十分な容器洗浄・別素材の混入

・相対的に進展が遅れている「その他プラ容器」・相対的に進展が遅れている「その他プラ容器」  →ダイオキシン対策によって高度化した焼却施設  →ダイオキシン対策によって高度化した焼却施設   →プラスチックを焼却することが前提?   →プラスチックを焼却することが前提?

Page 23: プラスチックごみ処理の 難しさ

容器包装リサイクル法容器包装リサイクル法1995.6.161995.6.16   容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(容リ法)制定

    → 2003.6.18 までに 6度の改正1997 年 容リ法一部施行(びん・缶・ PET ボトルな

ど)2000 年 完全施行(紙製容器包装・プラ製容器包装)2006 年 6月 改正容器包装リサイクル法成立     12月 改正容器包装リサイクル法一部施行        (罰則強化、基本方針改正など)2007 年 4月 改正容器包装リサイクル法施行   (容器包装廃棄物の排出抑制(リデュース)な

ど)2008 年 4月 改正容器包装リサイクル法完全施行   (事業者から市町村に資金を拠出する仕組など)

Page 24: プラスチックごみ処理の 難しさ

容リ法制定の背景容リ法制定の背景

一般廃棄物の一般廃棄物の 66割(容積比)が容器包装割(容積比)が容器包装  ⇒プラスチックは  ⇒プラスチックは 44割を占めている割を占めている  →廃棄物の減量(減容)には容器包装対策が  →廃棄物の減量(減容)には容器包装対策が   効果的   効果的

容積比( 2006 年度)

Page 25: プラスチックごみ処理の 難しさ

容器包装リサイクル法のしくみ容器包装リサイクル法のしくみ

ドイツのデュアルシステムをモデルにしているドイツのデュアルシステムをモデルにしている ⇔事業者の負担が軽いとの批判 ⇔事業者の負担が軽いとの批判  ⇒最もコストのかかる回収は主に市町村(税)負担  ⇒最もコストのかかる回収は主に市町村(税)負担

Page 26: プラスチックごみ処理の 難しさ

指定法人と契約した市町村数

0

500

1000

1500

2000

PETボトル(契約) 1503 1084 1084 1138 1212

PETボトル(実績) 1352 1082 1082 1137

プラスチック(契約) 1084 958 989 1019 1034

プラスチック(実績) 980 957 988 1017

2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度

20062006 年年 33月末:月末: 18211821自治体,自治体, 20092009 年年 33月末:月末: 18001800自治体自治体  ⇒契約自治体数の減少=別ルートでの処理増加  ⇒契約自治体数の減少=別ルートでの処理増加   →システムの維持の点では大きな問題   →システムの維持の点では大きな問題    ⇒特に、    ⇒特に、処理能力の「過剰」処理能力の「過剰」問題問題

Page 27: プラスチックごみ処理の 難しさ

容器包装リサイクルの実績容器包装リサイクルの実績(( PETPET ・プラ容器)・プラ容器)

2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度分別収集計画量 229000 243000 285000 300000 303000再商品化可能量 311000 315000 396000 400000 370000再商品化義務総量 229000 243000 285000 300000 303000協会の引取契約量 191314 176843 144078 141048 161982協会の引取実績量 191726 169917 140416 140013 153732再商品化製品販売量 147698 143032 106445 111847 121500

PETボトル(単位:トン)

2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度分別収集計画量 629000 757000 724000 807000 804000再商品化可能量 655000 776000 742000 762000 1271000再商品化義務総量 578680 704010 687800 739140 771840協会の引取契約量 469150 576333 593682 630466 669102協会の引取実績量 446912 528528 548839 581340 604486再商品化製品販売量 309537 365924 380434 381163 374590

プラスチック製容器包装(単位:トン)

Page 28: プラスチックごみ処理の 難しさ

日本の廃棄物行政における根本問題日本の廃棄物行政における根本問題

・・リサイクル中心リサイクル中心のシステム設計のシステム設計 ⇔ ⇔発生抑制発生抑制の観点が弱いの観点が弱い →サーマルリサイクル中心の廃プラリサイクル →サーマルリサイクル中心の廃プラリサイクル・規制の緩い法制度・規制の緩い法制度 →発生抑制の意識が働かない制度形成 →発生抑制の意識が働かない制度形成  →企業の負担が軽い?システム  →企業の負担が軽い?システム →国内におけるサイクルを保障していない →国内におけるサイクルを保障していない  →コスト重視の観点からは制度への参加インセ  →コスト重視の観点からは制度への参加インセ

ンン   ティヴが働きにくい   ティヴが働きにくい

Page 29: プラスチックごみ処理の 難しさ

日本におけるリサイクルの問題点日本におけるリサイクルの問題点

・真面目にやるだけコストがかかる・真面目にやるだけコストがかかるex.2002ex.2002 年度の旭川市における年度の旭川市における 11 トンあたりのごみ処理費用を比較すると、トンあたりのごみ処理費用を比較すると、直接埋立直接埋立 73327332円、単純焼却円、単純焼却 1640016400円、ビン・カン等のリサイクル円、ビン・カン等のリサイクル 3215232152

円、ペットボトル円、ペットボトル 104789104789円円   ⇔最終処分場の延命という利点もあるが・・・  ⇔最終処分場の延命という利点もあるが・・・・高度な能力を持った焼却施設の多さ・高度な能力を持った焼却施設の多さ  →リサイクルに努力するよりも焼却した方がコス  →リサイクルに努力するよりも焼却した方がコス

トト   がかからない   がかからない  ⇒ダイオキシン対策の結果、  ⇒ダイオキシン対策の結果、 2424 時間操業が常態化時間操業が常態化   →大量の焼却ごみを必要とする処理システム   →大量の焼却ごみを必要とする処理システム

Page 30: プラスチックごみ処理の 難しさ

「リスク社会」の到来「リスク社会」の到来リスク社会:リスク社会:「「近代が発展するにつれ富の社会的生産と平行して危険が社会的に生近代が発展するにつれ富の社会的生産と平行して危険が社会的に生

産されるようになる産されるようになる。貧困社会においては富の分配問題とそれをめ。貧困社会においては富の分配問題とそれをめぐる争いが存在した。危険社会ではこれに加えて次のような問題とぐる争いが存在した。危険社会ではこれに加えて次のような問題とそれをめぐる争いが発生する。つまりそれをめぐる争いが発生する。つまり科学技術が危険を造り出して科学技術が危険を造り出してしまうというしまうという危険の生産の問題危険の生産の問題、そのような危険に該当するのは何、そのような危険に該当するのは何かというかという危険の定義の問題危険の定義の問題、そしてこの危険がどのように分配され、そしてこの危険がどのように分配されているかというているかという危険の分配の問題危険の分配の問題である」 (である」 ( BeckBeck ) 。 ) 。

⇒⇒意思決定に意思決定に必然的に必然的にともなうリスクをどのようともなうリスクをどのようにして管理していくか?にして管理していくか?

  →人はリスクを背負わずに行為できない  →人はリスクを背負わずに行為できない  ⇔現代は、リスクが理解しにくくかつ「決定  ⇔現代は、リスクが理解しにくくかつ「決定

的」に的」に   なりえる社会   なりえる社会「工業社会の途上でこれまで産出されてきた脅威が限界に到達してし「工業社会の途上でこれまで産出されてきた脅威が限界に到達してし

まった」(まった」( BeckBeck );); ex.ex. 原発・遺伝子組み換え技術原発・遺伝子組み換え技術

Page 31: プラスチックごみ処理の 難しさ

リスクコミュニケーションリスクコミュニケーション

リスク社会における問題リスク社会における問題  リスクの増殖・知覚不能性・不確実性・不可避性・  リスクの増殖・知覚不能性・不確実性・不可避性・  循環性・リスク定義の科学依存性・知る権利の喪失  循環性・リスク定義の科学依存性・知る権利の喪失「過剰な」リスク認識の問題?「過剰な」リスク認識の問題?         ex.ex.ダイオキシン騒動・環境ホルモンなどダイオキシン騒動・環境ホルモンなど ⇒ ⇒「健全な」リスクコミュニケーションの必要性「健全な」リスクコミュニケーションの必要性::   =リスクとどう付き合うか?   =リスクとどう付き合うか?   ⇔リスクの閾値を決定するのは科学ではない   ⇔リスクの閾値を決定するのは科学ではない     ⇒     ⇒「社会」がリスクの許容範囲を決定する「社会」がリスクの許容範囲を決定する     ⇒リスク(定義・分配     ⇒リスク(定義・分配 etc.etc. )をめぐる政治の)をめぐる政治の展開展開

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リスクをめぐる政治リスクをめぐる政治リスクをめぐる政治は新しくて旧いテーマリスクをめぐる政治は新しくて旧いテーマ  →言説のみの主張は権力(や大衆)に軽んじられる→言説のみの主張は権力(や大衆)に軽んじられる  ⇒  ⇒「もっともらしさ(=より多くの人を納得させ「もっともらしさ(=より多くの人を納得させ

るる   合理的主張)」をいかにして構築するか?   合理的主張)」をいかにして構築するか?  ⇒「市民調査」による独自のデータの蓄積が重要  ⇒「市民調査」による独自のデータの蓄積が重要             ex.ex.沼津三島コンビナート阻止運動の例沼津三島コンビナート阻止運動の例「市民調査は、職業的研究者による研究の簡易版ではなく、独自の特徴と「市民調査は、職業的研究者による研究の簡易版ではなく、独自の特徴と意義をもったものである。職業的研究者の調査研究が、厳密な方法論の意義をもったものである。職業的研究者の調査研究が、厳密な方法論の上に立って行われ、学会やディシプリンへの貢献を目指すのに対し、上に立って行われ、学会やディシプリンへの貢献を目指すのに対し、市市民による調査は、さまざまな手法を、市民の視線で組み直すことによっ民による調査は、さまざまな手法を、市民の視線で組み直すことによって、て、具体的な問題発見と解決、そして、より広い実践的な説得力、を目具体的な問題発見と解決、そして、より広い実践的な説得力、を目指す指す」 (宮内,」 (宮内, 20032003 ) 。) 。

⇒⇒ 「「調べた人しか詳しくならない。調べた人しか詳しくならない。聞いただけでは忘聞いただけでは忘れてしまうしれてしまうし地域の問題解決の当事者になりえな地域の問題解決の当事者になりえないい」」(吉本)(吉本)

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(例)発ガンリスクの試算(例)発ガンリスクの試算米 日本 米 日本 米 日本

砒素 68 14 1.2ジクロロエタン - 70 エチレンオキシド 6 -カドミウム 10 7 二臭化エチレン 68 - ヘキサクロロブタジエン 9 -ニッケル - 7 ジクロロメタン 5 83 ヒドラジン 6 -六価クロム 147-225 21 テトラクロロエチレン 6 - 不完全燃焼生成物 438-1120 -アスベスト 88 - 塩化ビニル 25 - コークス炉排出物 7 -ベンゼン 181 133塩化ビニリデン 10 9ガソリン蒸発物 124 -四塩化炭素 41 42 p-ジクロロベンゼン - 16 放射性核種 3 -クロロホルム 115 1未満 ダイオキシン 2-125 3 ラドン 2 -ホルムアルデヒド 124 53 ベンゾビレン - - その他 15 -トリクロロエチレン 7 1未満 アクリロニトリル 13 - ディーゼル車排ガス - 402-2302

ジクロロエチレン 45 - 1.3ブタジエン 256 -

有害大気汚染物質に起因する年間ガン発生推定数

1995 140出典:中西( : )

日本の環境は、人体への影響という観点からは、高日本の環境は、人体への影響という観点からは、高度経済成長期よりも改善されているし、アメリカ度経済成長期よりも改善されているし、アメリカとの比較においても良好との比較においても良好

  ⇔特定の物質に対するリスク意識が過剰に強い  ⇔特定の物質に対するリスク意識が過剰に強い

Page 34: プラスチックごみ処理の 難しさ
Page 35: プラスチックごみ処理の 難しさ

母乳中ダイオキシンの年次推移母乳中ダイオキシンの年次推移

Page 36: プラスチックごみ処理の 難しさ

環境ホルモンをめぐる議論環境ホルモンをめぐる議論

環境ホルモン=内分泌系撹乱物質環境ホルモン=内分泌系撹乱物質 ⇒化学物質がホルモンと同様の働きをすることに ⇒化学物質がホルモンと同様の働きをすることによって、生体および環境に影響を及ぼす恐れよって、生体および環境に影響を及ぼす恐れ  →特に、性ホルモンと類似の構造を持つ化学物  →特に、性ホルモンと類似の構造を持つ化学物   質(ビスフェノール   質(ビスフェノール AAなど)が取り上げられなど)が取り上げられるる  ⇔ビスフェノール  ⇔ビスフェノール AAは天然の女性ホルモンに比は天然の女性ホルモンに比べべ       22万分の万分の 11のホルモン活性しかないのホルモン活性しかない         cfcf.大豆イソフラボンの方がホルモン活性が高い.大豆イソフラボンの方がホルモン活性が高い

⇒⇒科学的根拠が薄弱なままに科学的根拠が薄弱なままにマスメディアマスメディアによる報による報道が過熱し、一般大衆をパニックに陥れた側面は道が過熱し、一般大衆をパニックに陥れた側面は否めない否めない

Page 37: プラスチックごみ処理の 難しさ

中西のリスク論中西のリスク論

『安全領域がない危険性とわれわれはどう付き『安全領域がない危険性とわれわれはどう付き合うか』合うか』

「私のリスク論は環境保護派の市民運動側から猛反発を食らうと心配して「私のリスク論は環境保護派の市民運動側から猛反発を食らうと心配してくれている友人たちがいる。市民運動をしばしば絶対安全を要求してきくれている友人たちがいる。市民運動をしばしば絶対安全を要求してきたからである。・・・もちろん、少し時間はかかるかもしれなたからである。・・・もちろん、少し時間はかかるかもしれない。・・・誰かに治めてもらうのではなく、自分たちで管理するというい。・・・誰かに治めてもらうのではなく、自分たちで管理するという考え方になれば、考え方になれば、リスクをゼロにするという考え方では対処できず、リリスクをゼロにするという考え方では対処できず、リスクとどう付き合うかという考え方に移行せざるを得ないスクとどう付き合うかという考え方に移行せざるを得ないからであからである。」(中西,る。」(中西, 1995:61995:6))

  ⇒政策効果の高い方策を優先すべき  ⇒政策効果の高い方策を優先すべき   →政策効果を計る基準を、経済原則から   →政策効果を計る基準を、経済原則から『どう『どうしし    ても避けたい環境影響』    ても避けたい環境影響』へと転換する必要性へと転換する必要性⇔⇔マクロな視点としてマクロな視点としては正当性を持ちえるが・・・は正当性を持ちえるが・・・

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杉並病問題①杉並病問題①

不燃物を圧縮して積み替えるための施設(中継所)を都不燃物を圧縮して積み替えるための施設(中継所)を都内各地に建設:杉並は内各地に建設:杉並は 19961996 年年 44月から本格稼動月から本格稼動

  ⇔周辺地域において健康被害の訴えが続出  ⇔周辺地域において健康被害の訴えが続出   ⇒「   ⇒「化学物質過敏症化学物質過敏症」の疑い」の疑い  →因果関係の特定ができず解決に至らず  →因果関係の特定ができず解決に至らず   →   → 19971997 年年 55月、住民月、住民 1818 人が公調委に調停申請人が公調委に調停申請   ⇒   ⇒ 20022002 年年 66月、公調委が、月、公調委が、 1414 人について原因不人について原因不    明のまま因果関係を認める裁定    明のまま因果関係を認める裁定   →   → 20032003 年年 33月、杉並区が月、杉並区が 1010 年間で中継所廃止の年間で中継所廃止の    意向表明    意向表明

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杉並病問題②杉並病問題②杉並病問題の推定される原因杉並病問題の推定される原因  →容器が圧縮によって破損し中身が漏出  →容器が圧縮によって破損し中身が漏出         ex.ex.殺虫剤スプレー・家庭向け農薬殺虫剤スプレー・家庭向け農薬  →廃棄物同士のこすれによるモノマー等の発  →廃棄物同士のこすれによるモノマー等の発

生生         ex.ex. 塩ビモノマー・スチレンモノマー塩ビモノマー・スチレンモノマー  →圧縮によって発生する熱による化学反応  →圧縮によって発生する熱による化学反応19971997 年年 11月月 1717 日に、東京都清掃局が行った調日に、東京都清掃局が行った調査で、揮発性有機化合物査で、揮発性有機化合物 130130 種・半揮発性有種・半揮発性有機化合物機化合物 4444 種・金属種・金属 1717 種が検出種が検出

  ⇒日によって異なる化学物質が発生  ⇒日によって異なる化学物質が発生    ⇒ごみの内容によっている    ⇒ごみの内容によっている    ⇒    ⇒焼却を行っているわけではない焼却を行っているわけではない施設施設

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圧縮以上に危険をともなう焼却圧縮以上に危険をともなう焼却 →すべてのプラスチックが危険とはいえないかも →すべてのプラスチックが危険とはいえないかも

しれないが、安易に焼却処理するのはかなりの危しれないが、安易に焼却処理するのはかなりの危険をともなう険をともなう

  ⇒焼却炉内でどのような化学反応が起こるかは、  ⇒焼却炉内でどのような化学反応が起こるかは、   完全には予測不可能   完全には予測不可能

塩化ビニル 塩化水素・一酸化炭素・ホルムアルデヒド・ダイオキシンポリ塩化ビニリデン塩化水素・一酸化炭素・ホルムアルデヒド・ダイオキシンポリメタクリレート 一酸化炭素・ホルムアルデヒドフェノール樹脂 フェノール・ホルムアルデヒドユリア樹脂 アンモニア・一酸化炭素・ホルムアルデヒド・シアン化水素ポリスチレン 一酸化炭素・ホルムアルデヒド・ベンゼン・スチレンポリウレタン 窒素酸化物メラミン樹脂 アンモニア・一酸化炭素・ホルムアルデヒド・シアン化水素

プラスチックごみ焼却によって発生する恐れのある有毒ガス

1998 207出典:宮島/神谷( : )

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杉並病問題が問いかけるもの杉並病問題が問いかけるもの

・原因の特定が困難な環境問題・原因の特定が困難な環境問題  →操業停止以外、対処の仕様がないともいえる状況  →操業停止以外、対処の仕様がないともいえる状況  ⇒技術にも限界は存在する  ⇒技術にも限界は存在する・基準値は一つの目安に過ぎない・基準値は一つの目安に過ぎない  →基準値が守られていても被害が出る可能性  →基準値が守られていても被害が出る可能性   ⇒マクロの視座からこぼれ落ちてしまう被害   ⇒マクロの視座からこぼれ落ちてしまう被害・依然として被害補償に偏る救済・依然として被害補償に偏る救済  ⇒補償=「状況には変化なし」:根本解決ではない  ⇒補償=「状況には変化なし」:根本解決ではない   →住民が求めた差し止めはできず   →住民が求めた差し止めはできず

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選択の可能性選択の可能性

①①現状のリスクを許容現状のリスクを許容②②可能な限りリスク縮減(リスクゼロを目指可能な限りリスク縮減(リスクゼロを目指

す)す)③③優先度等を鑑みつつリスクと『付き合う』優先度等を鑑みつつリスクと『付き合う』  →③が今日のトレンドとなりつつある?  →③が今日のトレンドとなりつつある?  ⇒リスクがどの程度のものかを「測定」する必  ⇒リスクがどの程度のものかを「測定」する必

要要   →リスクのレベルに関する認識も重要   →リスクのレベルに関する認識も重要      人体への影響?環境・生態系への影響?      人体への影響?環境・生態系への影響?

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市民と科学者のリスク認識の相違市民と科学者のリスク認識の相違

科学者のリスク認識の根拠=定量的科学者のリスク認識の根拠=定量的 ⇒データに基づいたリスク認識 ⇒データに基づいたリスク認識   事故・死亡・発ガン等の≒   事故・死亡・発ガン等の≒ 確率確率       ex.ex. 原発<飛行機<自動車、食品添加物・農薬<喫煙原発<飛行機<自動車、食品添加物・農薬<喫煙 ⇔必ずしも市民の納得を獲得できるものではない ⇔必ずしも市民の納得を獲得できるものではない  ⇒科学も不確実性をゼロにすることはできない  ⇒科学も不確実性をゼロにすることはできない       ex.ex. 原発がメルトダウンした際の被害原発がメルトダウンした際の被害     遺伝子組み換え作物の環境に対する影響     遺伝子組み換え作物の環境に対する影響定量的にリスクを認識するのは一つの方法にしか過定量的にリスクを認識するのは一つの方法にしか過ぎないぎない

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定量化の限界定量化の限界

「私が強調したいことは、私がこの後ずっと使うであろうリスクの「私が強調したいことは、私がこの後ずっと使うであろうリスクの数値の数値の不確かさ不確かさである。やや自虐的に言えば、である。やや自虐的に言えば、いい加減さいい加減さであである。このいい加減さを知らずに、リスク論をふり回してはいける。このいい加減さを知らずに、リスク論をふり回してはいけない。」(中西,ない。」(中西, 1995:941995:94))

 ⇒確率論を用いれば、ある程度の予測は可能 ⇒確率論を用いれば、ある程度の予測は可能  ⇔解析に使うデータの信頼性の問題  ⇔解析に使うデータの信頼性の問題  ⇔解析方法の問題:予測モデルは多数存在  ⇔解析方法の問題:予測モデルは多数存在   →使用するモデルによってリスクは   →使用するモデルによってリスクは 10001000倍異な倍異な    る場合もある    る場合もある

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まとめ①まとめ①

・単純な方法・技術の方がリスク小・単純な方法・技術の方がリスク小  →技術開発による問題解決は新たなリスクを  →技術開発による問題解決は新たなリスクを   生む可能性   生む可能性  ⇒技術に頼れば、市民との距離が拡大  ⇒技術に頼れば、市民との距離が拡大・安易に焼却に頼るべきではない・安易に焼却に頼るべきではない  →焼却は、廃棄物の衛生的処理および減量・減  →焼却は、廃棄物の衛生的処理および減量・減

容容   の観点からは優れた方法   の観点からは優れた方法   ⇔   ⇔予測不能な化学反応炉予測不能な化学反応炉と化している焼却施と化している焼却施設設

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まとめ②まとめ②

・プラスチックでなくてもよいものは多数存・プラスチックでなくてもよいものは多数存在在

     ex.ex.カップめん容器(紙)・飲料容器(ビン)カップめん容器(紙)・飲料容器(ビン)

   ⇔エネルギー効率の観点からはリターナブル   ⇔エネルギー効率の観点からはリターナブル容器容器    よりもワンウェイ容器の方が優れている可    よりもワンウェイ容器の方が優れている可能性能性

・そもそも・そもそもごみになるものを作らないごみになるものを作らないことがことが重要重要  ⇒  ⇒廃棄物問題のすべての原点廃棄物問題のすべての原点はここにあるはここにある

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参考文献参考文献・・ Beck,U., 1986, Beck,U., 1986, Risikogesellschaft Auf dem Weg in eine andere ModerneRisikogesellschaft Auf dem Weg in eine andere Moderne, Shurkamp., Shurkamp.(=東廉/伊藤美登里訳,(=東廉/伊藤美登里訳, 19981998,『危険社会 新しい近代への道』法政大学出版局),『危険社会 新しい近代への道』法政大学出版局)

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・プラスチックごみ最適処理技術研究会編,・プラスチックごみ最適処理技術研究会編, 1996a1996a,『改訂版 プラスチックごみの減量,『改訂版 プラスチックごみの減量化とリサイクル』日報.化とリサイクル』日報.

・プラスチックごみ最適処理技術研究会編,・プラスチックごみ最適処理技術研究会編, 1996b1996b,『増補改訂版 プラスチックゴミの,『増補改訂版 プラスチックゴミの処理処分』日報.処理処分』日報.

・北海道教育大学旭川校社会学研究室編,・北海道教育大学旭川校社会学研究室編, 20042004,『ごみ問題を考えるⅡ プラスチック,『ごみ問題を考えるⅡ プラスチック廃棄物処理の現状と課題』.廃棄物処理の現状と課題』.

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・森住明弘,・森住明弘, 20002000,『実学 民際学のすすめ』コモンズ.,『実学 民際学のすすめ』コモンズ.・宮内泰介,・宮内泰介, 20032003,「市民調査という可能性 調査の方法と主体を組み直す」『社会学,「市民調査という可能性 調査の方法と主体を組み直す」『社会学

評論』評論』 212:566-578212:566-578..・吉本哲郎,・吉本哲郎, 20062006,「町や村の元気をつくる『地元学』 地域と人の持っている力を引,「町や村の元気をつくる『地元学』 地域と人の持っている力を引き出す」『き出す」『 Civil Engineering ConsultantCivil Engineering Consultant』』 233:36-39233:36-39..

・吉本哲郎,・吉本哲郎, 20082008,『地元学をはじめよう』岩波ジュニア新書.,『地元学をはじめよう』岩波ジュニア新書.・中西準子,・中西準子, 19951995,『環境リスク論 技術論からみた政策提言』岩波書店. ,『環境リスク論 技術論からみた政策提言』岩波書店. ・宮島英紀/神谷一博,・宮島英紀/神谷一博, 19981998,『あなたの隣にある「杉並病」 化学物質過敏症があな,『あなたの隣にある「杉並病」 化学物質過敏症があなたを襲う』二期出版.たを襲う』二期出版.

・川名英之/伊藤茂孝,・川名英之/伊藤茂孝, 20022002,『杉並病公害』緑風出版.,『杉並病公害』緑風出版.・西川洋三,・西川洋三, 20032003,『環境ホルモン 人身を「撹乱」した物質』日本評論社.,『環境ホルモン 人身を「撹乱」した物質』日本評論社.・橋本直樹,・橋本直樹, 20062006,『日本人の食育 賢く安心して食べるために』技報堂出版.,『日本人の食育 賢く安心して食べるために』技報堂出版.・坂田裕輔,・坂田裕輔, 20052005,『ごみの環境経済学』晃洋書房.,『ごみの環境経済学』晃洋書房.

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参照参照 HPHP・日本容器包装リサイクル協会:・日本容器包装リサイクル協会: http://www.jcpra.or.jp/http://www.jcpra.or.jp/

・プラスチック処理促進協会:・プラスチック処理促進協会: http://www.pwmi.or.jp/home.htmhttp://www.pwmi.or.jp/home.htm

・「・「 3R3R 容器包装リサイクル法」(環境省 容器包装リサイクル法」(環境省 HPHP):): http://www.env.go.jp/recycle/yoki/indehttp://www.env.go.jp/recycle/yoki/index.htmlx.html

・塩ビ工業・環境協会・塩ビ工業・環境協会 HPHP:: http://www.vec.gr.jp/lib/lib2_4.htmlhttp://www.vec.gr.jp/lib/lib2_4.html

・プラスチック図書館・プラスチック図書館 HPHP:: http://www.pwmi.jp/tosyokan.htmlhttp://www.pwmi.jp/tosyokan.html

・都市環境サービス株式会社・都市環境サービス株式会社 HPHP:: http://www.eco-toshikan.com/http://www.eco-toshikan.com/

・環境ナビゲーター『第・環境ナビゲーター『第 44回 ダイオキシン』(環境回 ダイオキシン』(環境 googoo):):http://eco.goo.ne.jp/business/csr/navi/010718_02.htmlhttp://eco.goo.ne.jp/business/csr/navi/010718_02.html

・「ダイオキシン問題について」(塩ビ工業 環境協会/塩化ビニル環境対策協議会):・・「ダイオキシン問題について」(塩ビ工業 環境協会/塩化ビニル環境対策協議会):・http://www.ikovec.or.kr/download.asp?file=dioxin(VEC).pdfhttp://www.ikovec.or.kr/download.asp?file=dioxin(VEC).pdf

・株式会社環境総合研究所・株式会社環境総合研究所 HPHP:: http://eritokyo.jp/http://eritokyo.jp/

・「廃プラ焼却による周辺大気の汚染」(池田こみち:環境総合研究所・「廃プラ焼却による周辺大気の汚染」(池田こみち:環境総合研究所 HPHP))http://eritokyo.jp/haipura_taiki080923.pdfhttp://eritokyo.jp/haipura_taiki080923.pdf

・「プラスチック、ほんとうに燃やして大丈夫?!①②」 (池田こみち:環境総合研究所・「プラスチック、ほんとうに燃やして大丈夫?!①②」 (池田こみち:環境総合研究所HPHP))

http://eritokyo.jp/shouhisha080918-1.pdfhttp://eritokyo.jp/shouhisha080918-1.pdf ,, http://eritokyo.jp/shouhisha080918-2.pdfhttp://eritokyo.jp/shouhisha080918-2.pdf