脳いきいき班会 インストラクター養成講座

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脳いきいき班会 インストラクター養成講座. 作成:鳥取大学大学院医学系研究科    竹田 伸也 講師:脳いきいきマスター. インストラクター養成講座スケジュール. ・加齢による知的変化 ・認知症とは. 脳いきいき班会とは. 班会の基礎. 20 分. 4 0 分. 【1 回目 】  評価  紙芝居  体操とゲームの体験. 【 2~7回目 】  ① 5 か条のふりかえり  ②リラックス体操  ③読み物の音読  ④脳いきいきゲーム  ⑤次回の話し合い. 班会の実際. 20 分. 4 0 分. ・ 【 班会2回目 】 のデモンストレーション - PowerPoint PPT Presentation

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・加齢による知的変化・認知症とは

脳いきいき班会とは

【 1 回目】 評価 紙芝居 体操とゲームの体験

【2~7回目】 ① 5 か条のふりかえり ②リラックス体操 ③読み物の音読 ④脳いきいきゲーム ⑤次回の話し合い

20 分 4 0 分

20 分 4 0 分

班会の基礎

班会の実際

班会の実習

・【班会2回目】のデモンストレーション・質疑応答

インストラクター    認定証交付

インストラクター

養成講座スケジュー

ル1 時間

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歳をとると、脳の働きは衰える一方である。

歳をとると誰でも増える『もの忘れ』が、認知症である。

もし、これらが正しいと、高齢者はみんな認知症!?

みなさんに質問です

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1.加齢による知的変化-年をとると脳の働きはどうなる

の?-

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人の頭の働きには、「流動性知能」と「結晶性知能」の2つがあります。

流動性知能は、「初めてのものになじむ力」をいい、若いころがピークです。

結晶性知能は、「人生経験による知恵」をいい、年とともに成長 します。

「年の功」や「知恵袋」のように、年を重ねることで到達する「知の豊かさ」があります。

テキストP10∼11

年をとると知能は衰える一方というのは間違い

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高齢者の知恵は「加齢による賜物」

• 高齢者の知恵のひとつとして、「逆転の発想」があります。

• 逆転の発想を示す話に、「姥捨て山」の物語があります。(テキスト参照)

• 豊かな知恵は、年とともに様々な経験を重ねることにより育まれます。

テキストP11∼12

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2.認知症とは-認知症って、どんな病気な

の?-

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年とともに誰でも増えるもの忘れを、「認知症」というのではありません。

認知症は、なんらかの原因で脳に不具合が起こり、生活に支障をきたす病気です。

認知症の原因として、脳全体が縮んでいく「アルツハイマー病 」と脳卒中による「脳血管性認知症」が 8 割近くを占めます。

認知症は「脳の不具合」の病気です

テキストP19∼20

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認知症の症状は大きくわけると2つ

1.中核症状(必ず表れる症状)① もの忘れが増える 同じことを何度も言う。物の置き忘れが目立つ。

② 見当がつかなくなる 今がいつか、ここがどこか、相手がだれかわから

ない。

③ 判断する力がなくなる  今まで普通にできていたことができなくなってしまう。

2.行動・心理の症状  妄想や徘徊など、中核症状と周囲の環境の影響を

受けて表れる症状です。テキストP21∼22

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認知症は年をとるほどかかりやすくなる

  65 歳以上で、約 10%

 

  85 歳以上で、約 30 %

  

テキストP45∼46

年とともに誰でもなりやすいから予防が大事!

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年とともに認知症が増えるカラクリ

40代頃からたまり始める人が現れる。年とともにたまり始める人が増える。

20年程

度かけてゆっくりと発症に

至るテキストP45∼46

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3.脳いきいき班会とは-みんなで元気になる予防プログラ

ム-

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認知症は、年とともに誰でもなりやすい病気であり、予防が大切です。

認知症のリスクを下げる生活習 慣を身につけると、予防につながります。

脳いきいき班会は、認知症予防と地域のつながりを深めるために開発されました。「たくさんのお金をかけなくても、専門家がいなくても、みんなで協力して、みんなで元気になる」が特長です。

テキストP45∼48

脳いきいき班会の誕生

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脳いきいき班会の 3つの特徴-1.集団活動と個人活動からな

る-• 月に 1 回の班会と毎日自分で取り組む脳

いきいき 5 か条を、 7か月間行います。• 月に 1 回だけでは予防はできないので、予防のための毎日の取り組みが大切です。

• 7か月間取り組むことで、認知症予防のための習 慣を身につけることができます。

テキストP48∼50

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脳いきいき班会プログラム1.集団活動(脳いきいき班会)・ 7回の集団活動を月 1 回実 施する。・インストラクターが進行する。

両方ができて効果が表れる!

2.個人活動(脳いきいき 5 か条)・毎日 5個の予防活動を自分で行う。

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脳いきいき班会の 3つの特徴-2.自分たちで運営する-

• 脳いきいき班会は、参加者同士で協力しながら創り上げていきます。

• 各自が班会に積極的に参加し、考え、話し、楽しむことが、認知症予防には大切です。

• 6~8人程度で行うことで、みんなで協力しながら自主的な班会を進められます。

テキストP50∼51

参加者の自主性を育むことで認知症予防への力を高めます

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脳いきいき班会の 3つの特徴-3.脳いきいき班会の効果-

テキストP51∼54

脳いきいき班会により、次のような効果が各地の取り組みから報告されています。脳が元気になる(脳の活性化が促される)気持ちが穏やかになる(情緒が安定する)やる気がでる(意欲が高まる)

効果を出すには、脳いきいき 5 か条を毎日続けることが大事です!

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脳いきいき 5 か条は、認知症の発症リスクを下げる活動をまとめたものです。

5つの領域からそれぞれ1つずつ選び、すべての領域に毎日5つ取り組みます。

5 か条の活動と根拠はテキストに詳しく書いています。

5 か条とその根拠を、テキストを一緒に読んで理解しましょう。

脳いきいき5か条とは

テキストP54∼60

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5 か条を生活習 慣にするコツ- 5 か条カレンダーを利用しよ

う!-• 予防の取り組みは続けることで効果が表れ

ますが、「三日坊主」に終わることもあります。

• 三日坊主にさせないために、財布の中にある「お店のポイントカード」を応用しましょう。

• 5 か条カレンダーに毎日チェックして、半月間がんばれたら自分にご褒美をあげます。

• やりがいのあるご褒美を考えましょう!

テキストP60∼63

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インストラクターの役割① 脳いきいき班会の進行を行う• 毎回の脳いきいき班会の進行を行ってください。• 1 回目の進行マニュアル を使って進めてもかま

いません。

② 次回の脳いきいき班会の準備を行う• 初回の班会で行う音読の読み物やゲームを準備

しておきましょう。• その他の準備は、他の参加者と一緒に進めてい

きましょう。

テキストP63∼65

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無理なくインストラクターを続けるために

① ひとりで何でもしようとしない• 一人で何でもしてしまうと、負担が多いうえに、メンバーに良い効果が表れません。

②良い結果を出そうと気負いすぎない• 5か条を続けるかどうかは、本人次第でインス

トラクターの責任ではありません。

③ インストラクター同窓会を企画する• 医療生協に段取りをお願いし、定期的にインス

トラクター同士で集まり近況報告しましょう。• 困ったことはインストラクター同士で相談し

あって解決できます。テキストP65∼67

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4.脳いきいき班会の実際-プログラムの内容を具体的に紹介

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脳いきいき班会プログラムの実際1 回目

2~ 7回目

評価紙芝居

①5 か条のふりかえり② リラックス体操③ 読み物の音読④ 脳いきいきゲーム⑤ 次回のゲームの話し合い

1

時間

体操とゲームの体験

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進行マニュアルがあります !

第 1 回目の班会は、「第 1 回目進行マニュアル」をみなが

ら簡単にできます。

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評価• 脳いきいき班会の効果をみるために、第 1

回目回と第7回目の 2回、評価をします。• 評価は、脳いきいき度と心いきいき度をみ

る簡単なテストを実 施します。• 医療生協職員が行えない場合は、マスター

やインストラクターが実 施します。• ただし、結果を出して管理するのは、必ず医療生協(組織部)で行ってください。

• 別紙(第 1 回目進行マニュアル・脳いきいき教室の評価と結果の伝え方)を参照しながら、これからテストの進め方を練 習しましょう。

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紙芝居• 認知症予防と脳いきいき班会について解説した

紙芝居を、インストラクターが読みます。• 事前に目を通しておき、方言などを交えながら

気楽に読んであげてください。• 脳いきいき 5 か条と 5 か条カレンダーを人数分

忘れずに準備しておきましょう。• 脳いきいき班会は、自分たちで作る班会であり、それが認知症予防によいと強調してください。

• これから、紙芝居を実際に読んで みましょう!

テキスト P72∼74

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体操とゲームの実 践• 脳いきいき班会で行うリラックス体操と脳

いきいきゲームの体験をしてもらいます。• 体験によって、「次回から脳いきいき班会

に参加しよう!」という意欲がわきます。• リラックス体操は、あとで一緒に練 習して

みましょう!• ゲームは、後出しジャンケン をします。• 「第 1 回目進行マニュアル 」に詳しく述べ

ているので、みてください。• 後出しジャンケンをやってみまし ょう!

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進行マニュアルがあります !

第2回目からの班会は、「第2回目進行マニュアル」をみながら簡単にできます。

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各自が1か月間で、特にがんばったことを1つ発表します。

お互いに取り組みを発表し、褒め合うことで、 5か条を日常生活に定着させます。

1 か月の取り組みをふり返って、短くまとめて報告することで、脳が活性化します。

一人ひとりが発表することで、脳いきいき班会への自主的な参加を促します。

①5か条のふりかえり

テキストP75∼76

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5か条のふりかえりの進め方• 1か月間で、特にがんばったことを1つ発

表するようにしてください。• 短くまとめる作業が脳を元気にすると伝え、

1分程度で手短に発表するようにします。• まずインストラクターから発表して、見本

を示します。• 発表が終わるたびに、拍手して褒めてあげ

てください。• 取り組んでなかったとしても、「ダメです

よ」と注意しないようにします。

テキストP76∼78

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肩の緊張を和らげる体操のことで、心身をいきいきさせる効果があり、 5 か条に含まれます。

肩を上げる肩上げ体操と、肩を後ろに動かす肩開き体操をします。

5 か条では一人で行いますが、班会ではそれに加えて 2人組でも行います。

リラックス体操を始めに行うことで、脳いきいき班会にリラックスして参加できます。

② リラックス体操

テキストP78∼79

ペアで行うと、お互いに信頼感や親密感が生まれ、人間関係が豊かになります。

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リラックス体操の進め方• 始めに、一人で肩上げ体操と肩開き体操を

します。• その後、近くの人とペアになって肩上げ

体操と肩開き体操をします。• うしろで手伝う人は相手の肩を引っ張らず、

相手の動きについていくだけです。• うしろで手伝う人は「よく上がってる」等と相手を褒めてあげてください。

• これからリラックス体操を体験しましょう!

テキストP79∼85

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リラックス体操(一人で肩上げ体操)

肩をゆっくりと上げて、ゆっくりと下ろすという簡単な体操です。

・イス(床の上でも可)に座り、 腕を真横におろす。・背筋をまっすぐ伸ばし、 可能であれば軽く目を閉じる。・肩をゆっくりと上がるところまで上げる。・肩以外に力を入れないように。  腕や肘が突っ張ったら、力を抜く。  首に力が入ったら、あごを引く。  

③・肩をゆっくりとおろす。・肩をおろすとき、気持ちよさを味わう。・肩、腕、手の力の抜けた感じを味わう。

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リラックス体操(一人で肩開き体操)

肩を後ろにゆっくりと動かし、前にゆっくりと戻すという簡単な体操です。・イス(床の上でも可)に座り、 腕を真横におろす。・背筋をまっすぐ伸ばし、 可能であれば軽く目を閉じる。・肩を少しだけ上げる。・そこから、ゆっくりと後ろに動かす。・肩以外に力を入れないように。  腕や肘が突っ張ったら、力を抜く。  腰をそったらおへそをひっこめる。

③・肩をゆっくりと前に戻し、肩をおろす。・肩を戻すとき、気持ちよさを味わう。

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リラックス体操(二人で肩上げ体操)

肩をゆっくりと上げて、下ろすという簡単な体操です。体操する人、後ろで手伝う人を決めて、2回ずつ行ったら、役割を交代しましょう。

・体操する人はイス(床の上でも可)に座り、腕を真横におろす。・手伝う人は、手を広げて、相手の両肩を優しく包み込むようにのせる。

・体操する人は、肩をゆっくりと上げる(上がりきるまで)。・手伝う人は、「そうそう」「よく上がってますよ」などとほめる。(手は相手の動きについていくだけで OK!)

・体操する人は、肩が上がりきったあと、ゆっくりと肩をおろす。おろした後、肩や腕に気持ちを向けて、力が抜けた心地よい感じを味わう。・手伝う人は、おろし終えた後、「どんな感じがしますか?」と相手に尋ねる。

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リラックス体操(二人で肩開き体操)

肩を後ろにゆっくりと動かし、前にゆっくりと戻すという簡単な体操です。体操する人、後ろで手伝う人を決めて、2回ずつ行ったら、役割を交代しましょう。

・体操する人はイス(床の上でも可)に座り、 腕を真横におろす。・手伝う人もイスに座り、手で相手の腕(付け根)を優しく持ってあげる。

・体操する人は、肩を少しだけ上げる。・手伝う人は、「肩を少し上げましょう」と声かけ。

・体操する人は、ゆっくりと肩を前に戻し、気持ちよさを味わう。・手伝う人は、「フワーっと戻しましょう」「気持ちいいですね」と声かけ。

・体操する人は、肩を後ろにゆっくりと動かす。・手伝う人は、「そうそう」「いいですよ」とほめる。(決して、相手の肩を引っ張らない!)

・体操する人は、肩をおろして、肩の心地よさに注目する。・手伝う人は、おろし終えた後、「どんな感じがしますか?」と相手に尋ねる。

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参加者が持ち寄った読み物を、みんなで一斉に音読します。

音読は、脳いきいき 5 か条にもあります。

みんなで音読することで、脳の活性化が促され、参加者同士の連帯感が育まれます。

みんなで読み物を持ち寄り音読することで、班会への自主的な参加が促されます。

③ 読み物の音読

テキストP85∼86

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読み物の音読の進め方• 初回だけ、インストラクターが用意した

読み物を、みんなで一斉に音読します。• 読み物は、 5 分程度で読める短いものな

ら何でもかまいません。• 音読終了後、次回読み物を持参してくれ

る人を 2人決めておきます。• 2人決めるのは、一方が忘れた時に備え

るためです。• コンビニなどで人数分コピーしてきても

らうと、外出や人と話す機会になります。テキスト P87∼88

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自分たちで決めたゲームを、みんなで一緒に楽しみます。

ゲームの内容は、あとの「話し合い」でみんなで考えて決めます。

ただし、 1 回目はインストラクターがゲームを準備します。

テキストに紹介している文字当てゲームが簡単にできて、盛り上がります。

④ 脳いきいきゲーム

文字当てゲームは、あとの実習 で紹介します。

テキストP88∼92

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次回のゲームを、話し合いで決めます。

各自がゲームを考えることで、脳の活性化が促されます。

各自が考え、アイデアを出し合うことで、班会への自主的な参加が促されます。

各自が考えて意見を出し合うことが班会の効果を高めるので、インストラクターが孤軍奮闘してゲームを作らないようにしましょう。

⑤ 次回のゲームの話し合い

テキストP92∼93

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次回のゲームの話し合いの進め方• 自分で考えみんなで話し合って決めることが、

脳を元気にし認知症を予防するのだと伝えます。• 各自に考えてもらい、思いついたアイデアを自由に出し合ってもらいます。

• ゲームが決まると、それをみんなで楽しめるよう、進め方について話し合いましょう。

• ゲームの発案者に、次回のゲームを仕切ってもらってもよいでしょう。

• 次回までに、テレビや本を観たり、他人から聴いたりしてアイデアを考えてくるように言います。

テキスト P93∼95

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Q. 脳いきいき班会には、最低何回参加しないといけないの?参加できない人がいるときはどうすればよい?

A.病気などやむを得ない事情であれば仕方がないが何度も休むと効果は得られない。最初と最終回を欠席すると評価ができないことを伝える。

Q. 脳いきいき班会が終了した後は何をすればよい?

A. 7か月間班会を実 践すると、「自分たちで考えて決める」という態度が養われる。認知症 予防には、自主的に考えて実行することがよいのでみんなでどんなことをしたいか話し合って、オリジナルの活動を行う。ただし、5か条は毎日続けること。

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Q. 脳いきいき班会で、決められたプログラム以外のことをしてみてもよい?

A. 7か月間はダメ。なぜなら、5つの活動を7か月間実 践してみて、効果が表れることが検証されているから。7か月終了した後なら、何をしても自由であり、むしろ新たなものにチャレンジしてほしい。

Q. 体操はオリジナルのものを加えてもよい?

A. 7か月間終わるまでは、基 本のリラックス体操だけにする。7か月間終わって、みんなで新たな体操や運動をしたいという話になれば、そのときに取り組む。7か月の間は、基 本プログラムに則って進めること。

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Q. ひとりでインストラクターをするのが自信がない場合は?

A. 一人で行うのが負担な場合は、インストラクター2人で実 施してもよい。ただし、参加者の自主性を尊重し、インストラクターが活動内容を決めないようにする。

Q. 評価を嫌がる人がいればどうすればよい?

A. 評価の目的は、あくまでも脳いきいき班会の結果を本人が知るためである。強制ではないので、どうしても嫌な人は受けなくてもよい。ただし、その場合7か月間の実 践による結果をお返しできないことをしっかりと伝える。

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講 義は以上で終わりです。これから、脳いきいき班会2回目のデモンストレーションを行います。班会の参加者役の人を 8 人募集します!